JP2007236436A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別遊技時に開状態となり得る入賞口が二個存在するパチンコ遊技機において、いずれの入賞口が開状態となった場合であっても無駄球を防止することができる手段の提供。
【解決手段】 特別遊技時に開状態となり得る二個の入賞口を共通の遮蔽部材で通常時は閉鎖すると共に、当該遮蔽部材が左右いずれかにスライドすることにより、いずれか一方の入賞口が開状態となり、かつ、近接して設置されたアウト口をスライドした当該遮蔽部材が閉塞するよう構成されたパチンコ遊技機。
【選択図】 図13

Description

本発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、通常遊技時は閉状態にあり、特別遊技時には開状態となる複数の大入賞口と、遊技領域内のいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を外部に排出するためのアウト口とを備えたパチンコ遊技機に関する。
現在主流のパチンコ遊技機は、始動入球口(チャッカー)への遊技球の入球に基づき抽選を行い、当該抽選で当選した場合には、通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行するタイプである。ここで、当該特別遊技の際には、通常遊技時には閉状態にある可変入賞口(アタッカー)が開状態となる。具体的には、可変入賞口は、遊技球が入球可能な入賞口と、通常遊技時は当該入賞口を遮蔽し、特別遊技時は前記遮蔽を解除するよう機能する遮蔽部材(例えば開閉板)とから構成される。
ここで、前記遮蔽部材は、開状態においては、例えば前記入賞口の前方に倒れてスロープ状になり、上方から落下してきた遊技球を前記入賞口に向けて誘導するので、遊技球は次々と前記入賞口に入球する。この際、前記入賞口が開状態であっても、上方から落下してきて、例えば前記遮蔽部材の左側や右側を通過してアウト口に至る遊技球も少なからずあり、この場合は、遊技者にとっては無駄球となる。加えて、そのような無駄球の増大は、可変入賞口に所定数(例えば10個)入賞させるという単位遊技の終了時間延長に繋がり、1回の大当たり遊技に要する時間が長くなる結果、パチンコ遊技機の稼働率の低下をもたらす。
そこで、特許文献1では、特別遊技に要する時間を短縮して稼働率を向上させるため、可変入賞口の開閉板を開放した際、前記開閉板がアウト口の上方を塞ぐと共に、アウト口へ向かわんとする遊技球のすべてを前記可変入賞口に誘導する手法を提案している。これにより、特別遊技中は、上方から開閉板上に落下してきた遊技球ばかりでなく、アウト口へ向かわんとする遊技球もが効率よく可変入賞口に誘導される。その結果、可変入賞口に入賞せずに無駄球となる遊技球を少なくすることが可能となる。
特開2003−299803
ところで、昨今、前記大入賞口(アタッカー)が複数(例えば二個)存在するパチンコ遊技機が提案されている。そして、これら大入賞口は、賞球数や単位遊技数等が相違する等、相互に利益状態を異ならしめるように構成されているものが多い。ここで、このような大入賞口が複数存在する場合、前記特許文献1の技術を適用しても、無駄球が防止できない場合がある。即ち、一方の大入賞口の開閉板がアウト口を塞ぐように構成した場合、当該大入賞口が開状態のときには無駄球は防止できるが、他方の大入賞口が開状態となっても、アウト口は塞がれないため、この状況下では無駄球は防止できない。
そこで、本発明は、特別遊技時に開状態となり得る大入賞口が二個存在するパチンコ遊技機において、いずれの大入賞口が開状態となった場合であっても無駄球を防止することができる手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、遊技球が流下可能な遊技領域(遊技領域120)内に、通常遊技時は閉状態であり、特別遊技時には開状態となる可変入賞口(可変入賞口2120)と、遊技領域(遊技領域120)内に備えられたいずれの入賞口にも入球しなかった遊技球が排出されるアウト口(アウト口142a及びアウト口142b)とを有するパチンコ遊技機において、
前記可変入賞口(可変入賞口2120)は、通常遊技時は共通の遮蔽部材(遮蔽部材2123)で閉塞された、開状態においては遊技球が入球可能な第一入賞口(第1大入賞口2121)及び第二入賞口(第2大入賞口2122)を有していると共に、前記第一入賞口(第1大入賞口2121)及び前記第二入賞口(第2大入賞口2122)に隣接した位置に第一アウト口(アウト口142a)及び第二アウト口(アウト口142b)が夫々備えられており、第一の開状態の際には、前記遮蔽部材(遮蔽部材2123)が前記第二入賞口(第2大入賞口2122)の遮蔽を維持しつつ第二アウト口(アウト口142b)側である第一方向に移動することにより、前記第一入賞口(第1大入賞口2121)が入球可能になる一方、前記遮蔽部材(遮蔽部材2123)が前記第二アウト口(アウト口142b)を閉塞する結果、前記第二アウト口(アウト口142b)への入球が妨げられ、他方、第二の開状態の際には、前記遮蔽部材(遮蔽部材2123)が前記第一入賞口(第1大入賞口2121)の遮蔽を維持しつつ第一アウト口(アウト口142a)側である第二方向に移動することにより、前記第二入賞口(第2大入賞口2122)が入球可能になる一方、前記遮蔽部材(遮蔽部材2123)が前記第一アウト口(アウト口142a)を閉塞する結果、前記第一アウト口(アウト口142a)への入球が妨げられる
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(2)は、遊技球が入球可能な始動口(特図始動口2110)と、
識別情報(特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な識別情報表示部(特図表示部2131)と、
前記始動口(特図始動口2110)への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段(特図抽選手段1121)と、
前記乱数に基づき、前記識別情報(特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段(特図内容決定手段1141)と、
前記識別情報(特別図柄)の変動開始条件を充足している場合、前記識別情報表示内容決定手段(特図内容決定手段1141)により決定された表示内容に従い、前記識別情報表示部(特図表示部2131)で前記識別情報(特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する識別情報表示制御手段(特図制御手段1151)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行する一条件である、前記識別情報(特別図柄)の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための特別遊技移行条件判定手段(条件判定手段1171)と、
前記第一入賞口(第1大入賞口2121)と前記第二入賞口(第2大入賞口2122)のいずれか一方を所定条件下で開状態とする特別遊技の実行に係る特別遊技実行手段(特別遊技制御手段1170)と
を更に有すると共に、
前記可変入賞口(可変入賞口2120)は、前記閉塞部材(閉塞部材2123)を前記第一方向又は前記第二方向に移動させるための駆動手段(駆動手段2126)を更に有する、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(3)は、前記第一の開状態の際には、所定の発射強度で遊技球を遊技領域(遊技領域120)に発射した場合、前記第一アウト口(アウト口142a)よりも前記第一入賞口(第1大入賞口2121)に入球し易く、他方、前記第二の開状態の際には、所定の発射強度で遊技球を遊技領域に発射した場合、前記第二アウト口(アウト口142b)よりも前記第二入賞口(第2大入賞口2122)に入球し易いよう構成されている、前記発明(1)又は(2)のパチンコ遊技機である。
本発明(4)は、前記第一入賞口(第1大入賞口2121)と前記第二入賞口(第2大入賞口2122)は、互いに異なる利益状態を付与するものである、前記発明(1)〜(3)のいずれか一つのパチンコ遊技機である。
ここで、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「入球」とは、賞球が払い出させる入賞のみならず、遊技者に対して何らかの利益状態を生じ得るもの一切を包含する概念であり、いわゆる「スルーチャッカー」や入賞口を含む。「入賞」とは、賞球払出に関連する概念である。「識別情報」とは、視覚的に認識可能なものであれば特に限定されず、例えば、数字、文字、図柄等を挙げることができる(例えば、特別図柄)。「乱数」とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数(遊技内容決定乱数)であり、例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当たり図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、例えば、一つの乱数(例えば当選乱数)が、別の乱数(例えば図柄決定乱数や特定遊技移行決定用乱数)を兼ねていてもよい。「乱数に基づき」とは、識別情報の変動内容や停止識別情報を当該乱数から直接的に決定する場合のみならず、当該乱数から直接決定された事項から間接的に決定する場合も包含する(例えば、停止図柄を乱数から直接決定し、当該停止図柄から変動内容を決定する場合、特別図柄を乱数から直接決定し、当該特別図柄から装飾図柄を決定する場合)。「識別情報の変動開始条件」とは、当該識別情報が変動中でないとか特別遊技中でないことを指す。「所定条件」とは、例えば、所定の入球個数に達するまでとか、所定時間が経過するまで等の、開状態を継続する条件を指す。「互いに異なる利益状態を付与」とは、例えば、第一入賞口と第二入賞口への遊技球の入球に基づく賞球払出個数が異なる場合のみならず、当該入賞口が開状態となる条件が異なる場合(例えば、入球個数の上限値や開状態の時間、ラウンド数)や、特別遊技終了後の利益状態が異なる場合{例えば、一方の入賞口が開状態となる特別遊技が終了した後は通常遊技状態に移行し、他方の入賞口が開状態となる特別遊技が終了した後は特定遊技状態(例えば確率変動遊技、時間短縮遊技)に移行する場合}をも包含する。
本発明(1)によれば、第一入賞口が開状態の場合には第二アウト口が閉塞され、他方、第二入賞口が開状態の場合には第一アウト口が閉塞されるよう構成されているので、いずれの開口部が開状態である場合にも、閉塞状態となっているアウト口への入球が防止できる結果、無駄球を減少させることが可能になるという効果を奏する。更に、第一入賞口と第二入賞口は、通常時は共通の遮蔽部材で閉塞されていると共に、当該遮蔽部材を第一方向又は第二方向にシフトさせるだけで、第一の開状態及び第二の開状態が夫々形成されるので、従来の複数の可変入賞口(開口部+当該開口部を閉塞する電動役物+当該電動役物を駆動するソレノイドの組み合わせ)と比較し、部品点数を減少させることができるので、コスト削減を図ることが可能になるという効果も奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、現在最もホールで人気を博しており設置台数も多い従来の第一種遊技機に適用した場合、パチンコ業界全体及び遊技者全体の利益向上を効率的に達成できるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、前記効果に加え、いずれの開口部が開状態となっているかに応じ、遊技球の発射強度を変更するだけで、開状態となっている開口部に効率的に入球させることが可能になる結果、アウト口への無駄球が更に防止できるという効果を奏する。
本発明(4)によれば、前記効果に加え、第一入賞口と第二入賞口では付与される利益状態が相違するように構成されているので、当該機において複数の入賞口を設置する意義が増大することにより、遊技の興趣性を更に向上させることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の最良形態を説明する。尚、以下の最良形態は、従来の第1種パチンコ遊技機であるが、これに限定されず、例えば他の遊技機(例えば、従来の第1種の機能を二つ有する遊技機)に応用された場合も本発明の範囲内である。尚、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110、普図入賞口2210、可変入賞口2120、特別図柄表示装置2130、演出表示装置2140、普通図柄表示装置2220、センター飾り192及び二個のアウト口142a・142bが設置されている。更に、可変入賞口2120上部には、遊技領域左側から落下した遊技球を可変入賞口2120の左側に導く一方、遊技領域右側から落下した遊技球を可変入賞口2120の右側に導く、ハの字型誘導部材2500が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、特図始動口2110は、主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、特図始動口2110は、入球検出装置2111と、電動役物2112と、電動役物2112を開閉させるための電動役物ソレノイド132とを備える。ここで、入球検出装置2111は、特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す特図始動口入球情報を生成する。次に、電動役物2112は、特図始動口2110に遊技球が入賞し得る通常状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、普図入賞口2210は、入球検出装置2211を備える。ここで、入球検出装置2211は、普図入賞口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図始動口入球情報を生成する。尚、普図入賞口2210への遊技球の入球は、特図始動口2110の電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、可変入賞口2120は、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122をその内部に備えている。ここで、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122は、特別図柄が所定態様で停止した場合、「大当たり」としていずれかが開状態となる、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2121(第2大入賞口2122)は、遊技球の入球を検出するための第1入球検出装置2121a(第2入球検出装置2122a)を備えている。ここで、第1入球検出装置2121a(第2入球検出装置2122a)は、第1大入賞口2121(第2大入賞口2122)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。
ここで、図13及び図14を参照しながら、可変入賞口2120の各構成要素と駆動メカニズムを説明する。まず、図13は、可変入賞口2120の拡大図である。ここで、図13(a)に示すように、可変入賞口2120は、遊技領域120に対して略並行に配された側壁2125と、側壁2125下部の中央二箇所で開口した、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122と、側壁2125に沿って左右方向にスライド可能な遮蔽部材2123と、遊技領域上部から落下した遊技球を可変入賞口2120内に誘導するための誘導ステージ2124とから構成される。ここで、遮蔽部材2123は、断面がL字状をした二枚の板状体から構成されており、一方の板状体は側壁2125と略接触状態にあり、他方の板状体は誘導ステージ2124と略接触状態にある。更に、側壁2125の左右下部二箇所には、アウト口142a及び142bが開口している。そして、第1大入賞口2121が開状態の場合に、誘導ステージ2124上に載った遊技球が当該入賞口2121に入球するのをサポートするための窪み部2124a、第2大入賞口2122が開状態の場合に、誘導ステージ2124上に載った遊技球が当該入賞口2122に入球するのをサポートするための窪み部2124b、アウト口142aが開状態の場合に、誘導ステージ2124上に載った遊技球が当該アウト口に入球するのをサポートするための窪み部2124c、アウト口142bが開状態の場合に、誘導ステージ2124上に載った遊技球が当該アウト口に入球するのをサポートするための窪み部2124dが、誘導ステージ2124に形成されている。尚、閉状態の際には、これら窪み部は、前記遮蔽部材2123(誘導ステージ2124と略接触状態にある前記他方の板状体)で蓋がされた状態になるので、このような状態下では当該窪み部に遊技球が貯留されることは無い。
更に、図14は、遮蔽部材2123のスライド機構を示したものである。当該スライド機構は、正逆方向(図14のA・B方向)に回転可能な駆動手段(モータ)2126と、当該駆動手段2126の回転軸に接続された駆動ギア2126aと、連結具を介して遮蔽部材2123と接続しており、前記駆動ギア2126aと噛合した伝動ギア2126とから構成されている。そして、駆動手段2126の駆動により、駆動ギア2126aがA方向に回転した場合には、伝動ギア2126を介して遮蔽部材2123がA方向にスライドし、他方、駆動ギア2126aがB方向に回転した場合には、伝動ギア2126を介して遮蔽部材2123がB方向にスライドする。
次に、再び図13を参照しながら、通常遊技時、特別遊技時(第1大入賞口2121が開状態の場合)及び特別遊技時(第2大入賞口2122が開状態の場合)における、遮蔽部材2123の位置の変化と、当該変化による誘導ステージ2124d上に載った遊技球の挙動を説明する。
まず、図13(a)は、通常遊技時における遮蔽部材2123の位置を示したものである。遮蔽部材2123は、側壁2325の略中央に配置されている。これにより、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122の両方の遮蔽が担保される(閉状態)と共に、両端のアウト口142a及び142bはいずれも開状態となる。したがって、図13(a)に示すように、遊技領域左から誘導ステージ2124dに誘導された遊技球は、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれに入賞することなく、左側のアウト口142aに入球し、遊技領域右から誘導ステージ2124dに誘導された遊技球も、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれに入賞することなく、右側のアウト口142bに入球することになる。
次に、図13(b)は、特別遊技時(第1大入賞口2121が開状態の場合)における遮蔽部材2123の位置を示したものである。遮蔽部材2123は、当該時、側壁2325の右側に配置されている。これにより、第2大入賞口2122と右側のアウト口142bが遮蔽されている一方、第1大入賞口2121と左側のアウト口142aが開状態となる。したがって、第1大入賞口2121と左側のアウト口142aのみが入球可能となる。ここで、この状態下、発射強度を強めに設定して遊技球を遊技領域の右側に発射することにより、当該遊技球は、誘導ステージ2124dの右側から可変入賞口2120内に誘導される。この場合、図13(b)に示すように、可変入賞口2120内の遊技球は、誘導ステージ2124内を右側から遮蔽部材2123を伝って左側に移動し、第1大入賞口2121と左側のアウト口142aの内、最初に遭遇する第1大入賞口2121に大部分が入球する。このように、当該構成を採ることにより、第1大入賞口2121が開状態の場合には、発射強度を強めに設定することにより、アウト口142aへの無駄球を極力減少させることが可能になる。
次に、図13(c)は、特別遊技時(第2大入賞口2122が開状態の場合)における遮蔽部材2123の位置を示したものである。遮蔽部材2123は、当該時、側壁2325の左側に配置されている。これにより、第1大入賞口2121と右側のアウト口142aが遮蔽されている一方、第2大入賞口2122と左側のアウト口142bが開状態となる。したがって、第2大入賞口2122と左側のアウト口142bのみが入球可能となる。ここで、この状態下、発射強度を弱めに設定して遊技球を遊技領域の左側に発射することにより、当該遊技球は、誘導ステージ2124dの左側から可変入賞口2120内に誘導される。この場合、図13(b)に示すように、可変入賞口2120内の遊技球は、誘導ステージ2124内を左側から遮蔽部材2123を伝って右側に移動し、第2大入賞口2122と右側のアウト口142bの内、最初に遭遇する第2大入賞口2122に大部分が入球する。このように、当該構成を採ることにより、第2大入賞口2122が開状態の場合には、発射強度を弱めに設定することにより、アウト口142bへの無駄球を極力減少させることが可能になる。
次に、特別図柄表示装置2130は、主遊技に対応する特別図柄の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、特別図柄表示装置2130は、特図表示部2131と、特図保留表示部2132とを備える。ここで、特図保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、主遊技に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、特別図柄表示装置2130は、例えば7セグメントLEDで構成され、特別図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字及び「−」で表示される。
尚、特別図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、特別図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、特別図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、特別図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、特別図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、演出表示装置2140は、装図表示部2141と、装図保留表示部2142とを備える。ここで、装図表示部2141は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2140は、本最良形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2142は、4個のランプから構成され、当該ランプは、特別図柄の保留ランプと連動している。
次に、普通図柄表示装置2220は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2220は、普図表示部2221と、普図保留表示部2222とを備える。ここで、普図保留表示部2222は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄の変動数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域外に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2141上での各種演出に係る表示制御を行う演出表示制御手段2150と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置2140と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と情報伝達可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本最良形態では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技・補助遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(例えば、確率変動当たり、回数制限付き時間短縮当たり、通常当たり、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1200と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1300とを有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための抽選手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、特図始動口2110の電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、主遊技に関連した状態(通常遊技状態、特定遊技状態、特別遊技状態)、補助遊技に関連した状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する特図始動口入球判定手段1111と、普図入賞口2210に遊技球が流入したか否かを判定する普図始動口入球判定手段1112とを有している。
次に、抽選手段1120は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づき遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する特図抽選手段1121と、普通図柄当選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図抽選手段1122とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、取得した遊技内容決定乱数に基づく図柄変動が許可されていない場合に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aに記憶するための特図保留手段1131と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで保留するための普図保留手段1132とを有している。ここで、特図保留手段1131及び普図保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、特図保留情報一時記憶手段1131a及び普図保留情報一時記憶手段1132aを夫々有している。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数に基づき、特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する特図内容決定手段1141と、取得した普通図柄当選乱数に基づき普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1142とを有している。
ここで、特図内容決定手段1141は、特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される特図内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該特図内容決定用抽選テーブル1141aは、遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(通常遊技→特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、確率変動遊技→特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、時間短縮遊技→特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)。更に、普図内容決定手段1142は、普通図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル1142a−1、確率変動遊技及び時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2)。
また、図示しないが、上記における特図内容決定用抽選テーブル1141aの各抽選テーブル(特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2、特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3)は、変動態様を決定するに際し、夫々が複数の抽選テーブルを有しており、所定条件を充足した場合(例えば保留球が所定数以上)では、短い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択され、他方、所定条件を充足しない場合(例えば保留球が所定数未満)では、長い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択されるように構成されている。
次に、表示制御手段1150は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、所定時間特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う特図制御手段1151と、普通図柄表示装置2220の普図表示部2221上で、所定時間普通図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う普図制御手段1152とを有している。
ここで、特図制御手段1151は、前記特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、普図制御手段1152は、普通図柄表示装置2220の普図表示部2221上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1152aを有している。また、普図変動時間管理手段1152aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1152a−1を更に備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、特図始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する条件判定手段1171と、前記条件を充足している場合に、特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1172と、特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための特別遊技時間管理手段1173とを有している。
ここで、特別遊技実行手段1172は、特別遊技時に第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれを開状態とするか決定する特別遊技内容決定手段1172aを有している。そして、当該決定内容を受けて、特別遊技実行手段1172は、可変入賞口2120の駆動手段2126を正逆いずれかの方向(図14のA・B方向)に回転駆動するよう制御して遮蔽部材2123をスライドさせることにより、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれかを開状態とする。尚、本最良形態においては、特別図柄の停止態様に応じ、第一の所定態様(通常当たり図柄)である場合には第1大入賞口2121のみが開状態となる特別遊技を実行し、第二の所定態様(確率変動当たり図柄)である場合には第2大入賞口2122のみが開状態となる特別遊技を実行するよう構成されている。また、特別遊技時間管理手段1173は、時間を計測可能な特別遊技用タイマ1173aを更に有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1182を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1182は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1182aを更に有している。ここで、本最良形態においては、時短回数は100回であり、当該時短中には、非時短中と比較して、特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、特図始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1182は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していたり(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、主遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための主遊技状態一時記憶手段1191と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1192とを有している。
ここで、主遊技状態一時記憶手段1191は、各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するためのフラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の特別図柄(変動開始条件が成立した特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための特図情報一時記憶手段1191bと、特別遊技に関する情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1192は、補助遊技に関する情報(例えば、普通図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1192bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、主遊技側の周辺機器である主遊技周辺機器2100と、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2200とを有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、主遊技周辺機器2100は、特別遊技移行の契機となる特図始動口2110と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には第1大入賞口2121と第2大入賞口2122のいずれかを開状態とし得る可変入賞口2120と、特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な特別図柄表示装置2130と、装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、演出に係る表示を行う演出表示装置2140と、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段2150とを有している。尚、前記「演出」は、特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2151と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2140での演出表示制御を行う表示制御手段2152とを有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの主遊技に関する図柄情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
また、表示制御手段2152は、演出表示装置2140の装図表示部2141上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2152aと、演出表示装置2140の装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2152bとを有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2152a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータ(各種オブジェクトデータ、動画像データ、音声データ等)を記憶するための装図変動態様記憶手段2152a−2とを更に有している。ここで、装図表示内容決定手段2152a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定用抽選テーブル2152a−1−1を更に有している。
また、装図保留情報表示制御手段2152bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2152b−1を更に有している。
尚、演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、演出表示制御手段2150が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、補助遊技周辺機器2200は、特図始動口2110の電動役物2112の開放の契機となる普図入賞口2210と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2220とを有している。
尚、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2220が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2140が、演出表示制御手段2150と情報伝達可能に接続されている。即ち、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2220は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2140は、演出表示制御手段2150により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、本最良形態に係る処理の流れを説明する。尚、図中の点線囲みに係る処理は、第二最良形態に係るものであるので、これらについては後述する。まず、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の普通図柄当選乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電チュー駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の特別遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の特別図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技実行処理を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1300)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ1100に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
まず、図5は、図4におけるステップ1100のサブルーチンに係る、普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、普図始動口入球判定手段1112は、普図入賞口2210に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、普図抽選手段1122は、普図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、普図抽選手段1122は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ1108で、普図保留手段1132は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1132aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(電チュー駆動判定処理1200)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(電チュー駆動判定処理1200)に移行する。
次に、図6は、図4におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、電チュ−開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、普図内容決定手段1142は、普図保留情報一時記憶手段1132aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1210で、普図内容決定手段1142は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、現在の遊技状態が易開放状態中(時間短縮フラグオン)か否かを判定する。ステップ1210でYesの場合には、ステップ1212で、普図内容決定手段1142は、普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2をセットし、他方、ステップ1210でNoの場合には、ステップ1214で、普図内容決定手段1142は、普図通常用抽選テーブル1142a−1をセットする。そして、ステップ1216で、普図内容決定手段1142は、当該保留球に基づく普通図柄乱数に基づき停止図柄を決定する。次に、ステップ1218で、普図変動時間管理手段1152aは、セットしたテーブルに基づき、普図変動管理用タイマ1152a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、普図保留手段1132は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1132aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図制御手段1152は、普図変動管理用タイマ1152a−1をスタートした後、普図表示部2221上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、普図変動時間管理手段1152aは、普図変動管理用タイマ1152a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、普図制御手段1152は、普図表示部2221上で、前記ステップ1216で普図内容決定手段1142が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1228で、普図制御手段1152は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の普通図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当たり」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電チュー開閉制御手段1160は、セットしたテーブルに基づき、開放タイマ1162に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には0.5秒)セットする。次に、ステップ1234で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の電チュ−開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電チュー開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電チュー開閉制御手段1160は、特図始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1192a中の電チュ−開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の特別遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の特別遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
次に、図7は、図4におけるステップ1300のサブルーチンに係る、特別遊技内容決定乱数取得処理に係るフローチャートである。まず、ステップ1302で、特図始動口入球判定手段1111は、特図始動口2110の入球検出装置2111から特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、特図抽選手段1121は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、特図抽選手段1121は、遊技内容決定乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得し、特図保留手段1131が、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aにセットする。次に、ステップ1308で、情報送信手段1200は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合も、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ1400のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、特図内容決定手段1141は、変動開始条件(特別遊技中でないこと+特別図柄変動中でないこと)が成立しているか否かを判定する。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、特図内容決定手段1141は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、確率変動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1404でYesの場合、ステップ1406で、特図内容決定手段1141は、参照テーブルとして特図確率変動遊技状態用抽選テーブル1141a−2をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1404でNoの場合、ステップ1408で、特図内容決定手段1141は、フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特図内容決定手段1141は、参照テーブルとして特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−3をセットし、ステップ1414に移行する。
他方、ステップ1408でNoの場合、ステップ1412で、特図内容決定手段1141は、参照テーブルとして特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1をセットし、ステップ1414に移行する。
次に、ステップ1414で、特図内容決定手段1141は、特図保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。そして、ステップ1416で、特図内容決定手段1141は、セットした各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び特別図柄決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様を決定し、これらを特図情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。そして、ステップ1417で、遊技制御手段1100は、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、遊技制御手段1100は、フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。次に、ステップ1419で、情報送信手段1200は、ステップ1416で決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態を演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1420で、特図変動時間管理手段1151aが、所定時間(前記ステップ1416で決定した変動態様に係る変動時間)を特図変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1422で、特図制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、特図情報一時記憶手段1191bに記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、特図変動時間管理手段1151aが、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434でYesの場合、ステップ1436で、情報送信手段1200は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1438で、特図制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示を停止し、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、特図変動時間管理手段1151aは、特図変動管理用タイマ1151a−1をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、特図制御手段1151は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図9は、図8におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1182aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1182aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1182aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。
次に、図10は、図4におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に当たりフラグをオフにする。次に、ステップ1552及び1554で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1182aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、次の処理(ステップ1600の特別遊技実行処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図11は、図4でのステップ1600のサブルーチンに係る、本発明の特徴的処理である特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1606及びステップ1608で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1604で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技開始信号を送信する。次に、ステップ1640で、特別遊技内容決定手段1172aは、特図情報一時記憶手段1191bを参照し、当該当たりが確変当たりか否か、具体的には、停止図柄が確率変動当たり図柄であるか否かを判定する。ステップ1640でYesの場合、ステップ1642で、特別遊技内容決定手段1172aは、当該特別遊技の際の開放パターンとして第2大入賞口のみが開放するパターンを選択し、ステップ1646に移行する。他方、ステップ1640でNoの場合、ステップ1644で、特別遊技内容決定手段1172aは、当該特別遊技の際の開放パターンとして第1大入賞口のみが開放するパターンを選択し、ステップ1646に移行する。そして、ステップ1646で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に前記ステップ1642又は前記ステップ1644で決定した開放パターン情報を送信し、ステップ1612に移行する。
他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1172は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191aを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1623に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aをゼロクリアすると共に所定値(例えば、通常当たりに基づく特別遊技であれば30秒、突然確率変動当たりや突然時間短縮当たりに基づく特別遊技であれば0.8秒)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中の入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ1618で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1621で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に大入賞口開放信号を送信する。次に、ステップ1622で、特別遊技実行手段1172は、ステップ1642又はステップ1644で決定した開放パターンに従い、可変入賞口2120の駆動手段2126を正逆いずれかの方向(図14のA・B方向)に回転駆動するよう制御して遮蔽部材2123をスライドさせることにより、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれかを開状態とし、ステップ1623に移行する。
次に、ステップ1623で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ1624で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1624でYesの場合には、ステップ1628に移行する。他方、ステップ1624でNoの場合、ステップ1626で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aを参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合にも、ステップ1628に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1628で、特別遊技実行手段1172は、可変入賞口2120の駆動手段2126を正逆いずれかの方向(図14のA・B方向)に回転駆動するよう制御して遮蔽部材2123を元の位置に戻し、第1大入賞口2121及び第2大入賞口2122のいずれをも閉状態とする。次に、ステップ1629で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に大入賞口閉鎖信号を送信する。そして、ステップ1630で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技用タイマ1173aをリセットする。次に、ステップ1632で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、通常当たりに基づく特別遊技であれば15ラウンド、突然確率変動当たりや突然時間短縮当たりに基づく特別遊技であれば2ラウンド)か否かを判定する。ステップ1634でYesの場合、ステップ1636で、特別遊技実行手段1172は、フラグ一時記憶手段1191a中の特別遊技実行フラグをオフにする。そして、ステップ1638で、情報送信手段1200は、演出表示制御手段2150側に特別遊技終了信号を送信し、後述するステップ1650の特別遊技終了後の遊技状態決定処理に移行する。尚、ステップ1634でNoの場合には、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。
次に、図12は、図11におけるステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1656で、特定遊技制御手段1180は、確率変動当たりか否か、即ち、特図情報一時記憶手段1191bを参照して、特図表示部2131上で停止した特別図柄が確率変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1656でYesの場合、ステップ1658及びステップ1660で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の確率変動フラグと時間短縮フラグとを夫々オンにし、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。
他方、ステップ1656でNoの場合、ステップ1662で、特定遊技制御手段1180は、時間短縮変動当たりか否か、即ち、特図情報一時記憶手段1191bを参照して、特図表示部2131上で停止した特別図柄が時間短縮変動当たりであるか否かを判定する。ステップ1662でYesの場合、ステップ1664で、特定遊技制御手段1180は、フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオンする。次に、ステップ1666で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1182aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば100)をセットし、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1662でNoの場合にも、次の処理(ステップ1800の賞球払出処理)に移行する。
本最良形態によれば、第一入賞口が開状態の場合には第二アウト口が閉塞され、他方、第二入賞口が開状態の場合には第一アウト口が閉塞されるよう構成されているので、いずれの開口部が開状態である場合にも、閉塞状態となっているアウト口への入球が防止できる結果、無駄球を減少させることが可能になるという効果を奏する。更に、第一入賞口と第二入賞口は、通常時は共通の遮蔽部材で閉塞されていると共に、当該遮蔽部材を第一方向又は第二方向にシフトさせるだけで、第一の開状態及び第二の開状態が夫々形成されるので、従来の複数の可変入賞口(開口部+当該開口部を閉塞する電動役物+当該電動役物を駆動するソレノイドの組み合わせ)と比較し、部品点数を減少させることができるので、コスト削減を図ることが可能になるという効果も奏する。
更に、現在最もホールで人気を博しており設置台数も多い従来の第一種遊技機に適用した場合、パチンコ業界全体及び遊技者全体の利益向上を効率的に達成できるという効果を奏する。
更に、いずれの開口部が開状態となっているかに応じ、遊技球の発射強度を変更するだけで、開状態となっている開口部に効率的に入球させることが可能になる結果、アウト口への無駄球が更に防止できるという効果を奏する。
更に、第一入賞口と第二入賞口では付与される利益状態が相違するように構成されているので、当該機において複数の入賞口を設置する意義が増大することにより、遊技の興趣性を更に向上させることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図3は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図6は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図7は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理のフローチャートである。 図9は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図10は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図11は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技実行処理のフローチャートである。 図12は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図13は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、可変入賞口の拡大図である。 図14は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、可変入賞口(裏側)の拡大図である。
符号の説明
120 遊技領域
142a アウト口
142b アウト口
1121 特図抽選手段
1141 特図内容決定手段
1151 特図制御手段
1170 特別遊技制御手段
1171 条件判定手段
2110 特図始動口
2120 可変入賞口
2121 第1大入賞口
2122 第2大入賞口
2123 遮蔽部材
2126 駆動手段
2131 特図表示部

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域内に、通常遊技時は閉状態であり、特別遊技時には開状態となる可変入賞口と、遊技領域内に備えられたいずれの入賞口にも入球しなかった遊技球が排出されるアウト口とを有するパチンコ遊技機において、
    前記可変入賞口は、通常遊技時は共通の遮蔽部材で閉塞された、開状態においては遊技球が入球可能な第一入賞口及び第二入賞口を有していると共に、前記第一入賞口及び前記第二入賞口に隣接した位置に第一アウト口及び第二アウト口が夫々備えられており、第一の開状態の際には、前記遮蔽部材が前記第二入賞口の遮蔽を維持しつつ第二アウト口側である第一方向に移動することにより、前記第一入賞口が入球可能になる一方、前記遮蔽部材が前記第二アウト口を閉塞する結果、前記第二アウト口への入球が妨げられ、他方、第二の開状態の際には、前記遮蔽部材が前記第一入賞口の遮蔽を維持しつつ第一アウト口側である第二方向に移動することにより、前記第二入賞口が入球可能になる一方、前記遮蔽部材が前記第一アウト口を閉塞する結果、前記第一アウト口への入球が妨げられる
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技球が入球可能な始動口と、
    識別情報を変動表示及び停止表示可能な識別情報表示部と、
    前記始動口への遊技球の入球に基づき、遊技の内容を決定する乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数に基づき、前記識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段と、
    前記識別情報の変動開始条件を充足している場合、前記識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記識別情報表示部で前記識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する識別情報表示制御手段と、
    通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技に移行する一条件である、前記識別情報の前記停止識別情報が所定態様であるか否かを判定するための特別遊技移行条件判定手段と、
    前記第一入賞口と前記第二入賞口のいずれか一方を所定条件下で開状態とする特別遊技の実行に係る特別遊技実行手段と
    を更に有すると共に、
    前記可変入賞口は、前記閉塞部材を前記第一方向又は前記第二方向に移動させるための駆動手段を更に有する、請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記第一の開状態の際には、所定の発射強度で遊技球を遊技領域に発射した場合、前記第一アウト口よりも前記第一入賞口に入球し易く、他方、前記第二の開状態の際には、所定の発射強度で遊技球を遊技領域に発射した場合、前記第二アウト口よりも前記第二入賞口に入球し易いよう構成されている、請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記第一入賞口と前記第二入賞口は、互いに異なる利益状態を付与するものである、請求項1〜3のいずれか一項記載のパチンコ遊技機。
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