JP2000317064A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000317064A
JP2000317064A JP11132166A JP13216699A JP2000317064A JP 2000317064 A JP2000317064 A JP 2000317064A JP 11132166 A JP11132166 A JP 11132166A JP 13216699 A JP13216699 A JP 13216699A JP 2000317064 A JP2000317064 A JP 2000317064A
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Japan
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game ball
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JP11132166A
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English (en)
Inventor
Hikonori Tatematsu
彦則 立松
Norihiko Harada
紀彦 原田
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技の興趣を損なうことなく、遊技球が変動
入賞装置に過剰に入賞するのを防止できる遊技機を提供
する。 【解決手段】 変動入賞装置としての大入賞口4は、遊
技球通路12、複数のセンサ17及び入口状態切替え手
段を備える。遊技球通路12は共通領域14と、その下
流側で分岐する複数の分岐領域15とを含む。複数のセ
ンサ17は分岐領域15毎に設けられ、遊技球5の各分
岐領域通過を検出する。入口状態切替え手段は、パチン
コ遊技機での遊技進行状況に応じて行われる抽選結果に
基づき、遊技球通路12の入口13を入賞困難な状態か
ら入賞容易な状態に切替えるとともに、センサ17等の
検出結果に基づき入口13を入賞困難な状態に復帰させ
る。大入賞口4においては、分岐領域15の開口部15
aが入口13の近傍に配置され、各センサ17が各開口
部15aの近傍に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大入賞口等の変動
入賞装置が組込まれたパチンコ遊技機等の遊技機に関
し、さらに詳しくは、遊技進行状況に応じて行われる抽
選の結果に基づき遊技球通路の入口を入賞容易な状態に
し、同遊技球通路での遊技球の通過状況に基づき同入口
を入賞困難な状態に戻すようにした遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤に表示装置を配置するとと
もに、大入賞口等の変動入賞装置を組込んだパチンコ遊
技機が知られている。大入賞口の一部は遊技球通路、扉
(シャッタ)、センサ及び通過制限機構によって構成さ
れている。遊技球通路は、その入口部分を構成する入賞
領域と、入賞領域の奥に連続して設けられた共通領域
と、その共通領域の内底部において並んだ状態で開口す
る特別領域(Vゾーン)及び通常領域とを備えている。
シャッタは、遊技球通路の入口に設けられ、入賞領域を
開閉する。センサは、遊技球の通常領域通過を検出する
センサ(カウント用スイッチ)と、Vゾーン通過を検出
するセンサ(Vゾーン用スイッチ)とからなる。通過制
限機構は、Vゾーン用スイッチによる遊技球の検出に基
づき、遊技球のVゾーンへの所定数以上の通過を制限す
る。通過制限機構としては、例えば左右にスライドする
ことによりVゾーンの開口を塞いだり開いたりするも
の、Vゾーン及び通常領域間に位置し、Vゾーン側へ傾
くことにより遊技球をVゾーンへ誘導し、その反対側へ
傾くことにより遊技球を通常領域に誘導するようにした
もの等がある。
【0003】上記パチンコ遊技機では、例えば遊技球の
始動口への入賞を条件に、表示装置での図柄変動が開始
される。図柄変動が停止された後に表示装置で表示され
る図柄の組合せが大当りの組合せであると、大入賞口の
シャッタが開かれて、入賞領域への遊技球の入賞が可能
となる。このときには、通過制限機構による、遊技球に
対する通過制限は解除されている。入賞領域に入賞した
遊技球は共通領域を通り、Vゾーン及び通常領域のいず
れかに入り込む。Vゾーンに入り込んだ遊技球はVゾー
ン用スイッチによって検出され、通常領域に入り込んだ
遊技球はカウント用スイッチによって検出される。遊技
球のVゾーン通過が検出されると、それ以後のVゾーン
通過が通過制限機構により制限される。通過制限はシャ
ッタが開かれている期間中継続される。
【0004】そして、両スイッチによって所定数(例え
ば約10個)の遊技球が検出されるか、又はシャッタ開
放開始から所定時間(例えば約30秒)が経過すると、
シャッタが閉じられて遊技球の入賞が不能となる。さら
に、シャッタ開放期間中に遊技球のVゾーン通過が検出
されていると、所定ラウンド(例えば16ラウンド)を
限度に、シャッタの開放・閉鎖のサイクルが繰返され、
遊技者にとって有利な状況が継続する。
【0005】ところで、上記大入賞口では、シャッタの
開放にともない入賞領域に入賞した遊技球は、全てがす
ぐにVゾーン用スイッチ又はカウント用スイッチの近傍
を通過するわけではなく、中には入賞領域内や共通領域
内で転がったり跳ねたりした後に達するものもある。転
がる等して滞留している時間はさまざまであるため、結
果として、遊技球が入賞領域に入り込んでからスイッチ
によって検出されるまでの時間は、遊技球毎に異なるこ
とになる。この時間のばらつきは種々の要素によって異
なるが、ばらつきが大きくなるほど、シャッタが閉じら
れたときに、入賞領域内や共通領域内に残留する未検出
の遊技球が多くなる。従って、単に、所定数の遊技球が
検出された時点でシャッタを閉じるようにすると、所定
数よりも多くの遊技球が大入賞口内に入り込む可能性が
ある。このような現象が生ずると、遊技者は余分な賞球
を獲得し過剰な利益を享受することとなる。
【0006】そこで、上記の不具合を解消するために種
々の対策が講じられている。その1つとして、所定数の
遊技球が検出されるよりも前にシャッタを閉じるものが
ある。具体的には、シャッタ閉鎖後に入賞領域や共通領
域に残留するであろうと予測される遊技球の個数を所定
数から差引き、その差引いた数の遊技球がスイッチによ
って検出されたらシャッタを閉じる。この技術は、入賞
領域内等で遊技球が残留しても、最終的にスイッチによ
って検出される遊技球の数が所定数を越えるのを防ぎ、
遊技球の入賞数を所定数以下に抑えようとするものであ
る。
【0007】しかし、入賞領域等で遊技球が残留するこ
とを想定して早めにシャッタを閉じることから、予測し
た数の遊技球が入賞領域等に残留しないことも起り得
る。この場合、遊技者は、所定数の遊技球に対応する数
の賞球を獲得できず、本来享受できるはずの利益を受け
ることができないという別の不具合が生ずる。この受け
ることのできない利益は、遊技球の予測残留個数が多い
値に設定されて、シャッタが早く閉じられるほど増大す
る。
【0008】そのため、上述した両方の不具合を解消す
るために、さらに釘調整を行うことにより、遊技球を遊
技球通路に入賞しにくくしているのが実情である。この
対策は、遊技球通路に達する遊技球を少なくし、もって
シャッタ閉鎖後に入賞領域等に残留する遊技球を少なく
しようとするものである。この対策によれば、遊技球の
残留個数が少なくなるのであるから、シャッタが閉じら
れる際のスイッチによる検出個数を所定数に近づけるこ
とができる。例えば、遊技球の入賞数を略10個(10
個又は11個)にしなければならない場合には、前記検
出個数を9個に設定することができる。従って、仮に、
シャッタが閉じられたときに入賞領域等に遊技球が1個
も残留していなくても、遊技者が受け損なう利益は最小
限に止められる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術では、せっかく表示装置において大当りの組合せ
が成立してシャッタが開かれ、利益状態を享受すること
ができる状況となったとしても、遊技者は、遊技球が大
入賞口に達するように発射レバーを操作しているにもか
かわらず、多くの遊技球が、極度に調整された釘によっ
て遮られ、入賞領域に入ることなく落下し排出されてし
まう。遊技者は、大当り中であるのに、大入賞口への入
賞のために多くの遊技球を無駄に消費することとなり、
遊技の興趣が損なわれるおそれがある。
【0010】そこで、本発明の課題は、遊技の興趣を損
なうことなく、遊技球が変動入賞装置に過剰に入賞する
のを防止できる遊技機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、共通領域、及びその共通領域の下流側に位置し、か
つ共通領域において開口する複数の分岐領域を含む遊技
球通路と、前記分岐領域毎に設けられ、遊技球の各分岐
領域通過を検出する複数のセンサと、遊技進行状況に応
じて行われる抽選結果に基づき、前記遊技球通路の入口
を入賞困難な状態から入賞容易な状態に切替えるととも
に、少なくとも前記センサの検出結果に基づき前記入口
を入賞困難な状態に復帰させる入口状態切替え手段とを
有する変動入賞装置が設けられた遊技機において、前記
各分岐領域の開口部を前記遊技球通路の入口の近傍に配
置するとともに、前記各センサを前記開口部の近傍に配
置している。
【0012】上記発明によると、遊技機での遊技進行状
況に応じて抽選が行われる。その抽選の結果に基づき、
入口状態切替え手段により、遊技球通路の入口が入賞困
難な状態から入賞容易な状態に切替えられる。この入賞
容易状態下において、入口を通じて遊技球通路に入り込
んだ遊技球は、共通領域を通過した後、複数の分岐領域
のいずれか1つに入り込む。所定の分岐領域を通る遊技
球は、その分岐領域に設けられたセンサによって検出さ
れる。ここでは、各分岐領域の共通領域での開口部が遊
技球通路の入口の近傍に位置することから、遊技球が入
口を通過してから各開口部に達するまでに要する時間は
短い。加えて、各センサが開口部の近傍に位置すること
から、遊技球が開口部を通過してからセンサによって検
出されるまでの時間は短い。その結果、遊技球が入口を
通過してからセンサによって検出されるまでの時間は非
常に短くなる。そして、センサの検出結果に基づいて、
入口状態切替え手段により、遊技球通路の入口が入賞困
難な状態に戻される。
【0013】従って、仮にセンサによる所定数の遊技球
検出を条件に、入口を入賞困難状態に復帰させた場合に
は、遊技球通路においてその入口からセンサまでの空間
に残留する未検出の遊技球が少なくなる。このため、セ
ンサが、所定数よりもわずかに少ない遊技球を検出する
ことを条件に、入口を入賞困難状態に復帰させても、過
剰な数の遊技球が、遊技球通路内に入り込むことはなく
なる。過剰な数とは、所定数又はそれを基準とする許容
範囲(所定数よりも1個程度多い数)を越える数をい
う。その結果、過剰な数の遊技球の入り込みに基づく、
遊技者の過剰な利益享受がない。また、所定数に近い数
の遊技球が検出されてから入口が入賞困難状態に復帰す
ることから、仮に遊技球が残留しなかったとしても、そ
のことにより遊技者が受け損なう利益は最小限に止めら
れる。さらに、遊技球の残留個数が少ないことから、遊
技球を遊技球通路に入りにくくするための対策、例えば
極度な釘調整を行わなくてもすみ、同遊技球通路に入る
ことなく排出される無駄な遊技球の消費が抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1に示すように、遊技
機としてのパチンコ遊技機には遊技盤1が組込まれてい
る。遊技盤1には始動口2と、特別図柄表示装置(以下
単に「表示装置」という)3と、変動入賞装置としての
大入賞口4とがそれぞれ設けられている。始動口2は遊
技球5の通路(図示略)と、その通路の入口を狭めたり
拡げたりするための羽根2aとを備えている。
【0015】表示装置3は、液晶ディスプレイ(LC
D)等からなる表示部3aを備えている。表示部3aに
は多種類の態様の画像が表示されるが、その1つとして
複数の図柄列がある。これらの図柄列としては、例えば
左図柄列6、中図柄列7及び右図柄列8がある。表示装
置3では、各図柄列6乃至8の図柄変動が、遊技球5の
始動口入賞により開始される。図柄変動は一定の順序、
例えば左図柄列6、右図柄列8、中図柄列7の順に停止
される。全ての図柄列6乃至8の変動が停止されたと
き、表示されている図柄9の組合せが、予め定められた
大当りの組合せ(特定表示結果、以下、単に「大当りの
組合せ」という)、すなわち、同一種類の図柄が大当り
ラインに沿って並んでいるときの同図柄9の組合せ(例
えば、777)、となる場合がある。大当りの組合せが
成立すると、特別電動役物が作動し、遊技者にとって有
利な特別遊技状態としての大当り遊技状態の到来、すな
わち、より多くの賞球を獲得することが可能となる。な
お、上記のように表示装置3における図柄9の変動停止
態様を必須要件として「大当り遊技状態の発生」の有無
を決定することを、以下「抽選」という。
【0016】大入賞口4は横長の台板11を備え、その
台板11において、木ねじ等の締結部材によって遊技盤
1に固定されている。図2,3,4に示すように、大入
賞口4には遊技球通路12が設けられており、その入口
13が台板11の幅方向略中央部分で開口している。遊
技球通路12は、横長の共通領域14と、その共通領域
14の下流側に位置し、かつ共通領域14から分岐する
複数の分岐領域とを含んでいる。共通領域14は、遊技
球5をいずれか1つの分岐領域に振分けるための空間で
あり、その共通領域14の前部により入口13が構成さ
れている。遊技球通路12において共通領域14よりも
上流側には何ら領域が設けられていない。従来技術で説
明した入賞領域に相当する領域も設けられていない。複
数の分岐領域は、ここでは、左側に位置する第1分岐領
域(特別領域、Vゾーン)15と右側に位置する第2分
岐領域16との2つからなる。両分岐領域15,16
は、共通領域14の内底部の互いに接近した箇所で開口
している。
【0017】共通領域14の幅は、各分岐領域15,1
6の共通領域14での開口部15a,16aの幅を基準
として設定されている。遊技球5が共通領域14で転が
ったり跳ねたりする時間(共通領域14内にとどまって
いる時間)を短くするという観点からは、同共通領域1
4の幅を狭くすることが好ましい。ただし、あまり狭く
すると、例えば1個程度の遊技球5のみが通り得る幅と
すると、遊技球5が噛んだり、詰まったりする問題が生
ずる。ここでは、共通領域14の幅が、両開口部15
a,16aの幅W1と略同一の値に設定されている。ま
た、共通領域14の奥行は、各開口部15a,16aの
径よりもわずかに大きな値であり、後述する各センサ1
7,18の奥行と略同一の値に設定されている。
【0018】遊技球5の分岐領域通過を検出するための
センサが分岐領域毎に設けられている。2つの分岐領域
15,16を有する場合、複数のセンサは、遊技球5の
第1分岐領域通過を検出する第1センサ17と、第2分
岐領域通過を検出する第2センサ18とからなる。第1
センサ17はVゾーン用スイッチと呼ばれ、第2センサ
18はカウント用スイッチと呼ばれているものである。
第1センサ17は開口部15aの近傍に設けられ、第2
センサ18は開口部16aの近傍に設けられている。こ
こでは、近傍箇所として、第1センサ17が開口部15
aの周囲に配置され、第2センサ18が開口部16aの
周囲に配置されているが、これに限られない。センサ1
7,18の少なくとも一方は、開口部15a,16aか
ら多少下方へ離れた箇所に配置されてもよい。また、セ
ンサ17,18は必ずしも同一平面上に配置されなくて
もよい。そして、両センサ17,18は、それらの間に
位置する幅の狭い取付け部20に係合されている(図4
参照)。
【0019】大入賞口4は入口13を入賞困難な状態に
したり入賞容易な状態にしたりするための機構を備えて
いる。この機構について説明すると、図4,6,7に示
すように、台板11には、入口13を開閉するためのシ
ャッタ19が軸21により傾動可能に支持されている。
シャッタ19は入口閉鎖時に起立状態(略垂直状態、図
7参照)となり、入口開放時に前傾状態(図4,6参
照)となる。シャッタ19には、その傾きを規制するた
めの傾動規制部22が形成されている。傾動規制部22
はシャッタ19が前傾して所定の角度となったとき台板
11に当接して、それ以上前方へ傾くのを規制する。
【0020】シャッタ19には、その動力源としての第
1ソレノイド24が駆動連結されている。第1ソレノイ
ド24は、コイル(図示略)と、往復動(進退)可能に
設けられたプランジャ25と、復帰用ばね26とを有す
る。ここでは、第1ソレノイド24として、コイルの非
励磁時(消磁時)には復帰用ばね26によりプランジャ
25が前進し、コイルの励磁時には、復帰用ばね26に
抗してプランジャ25が後退するタイプが用いられてい
る。第1ソレノイド24とシャッタ19との間には第1
動力伝達機構27が介在されている。第1動力伝達機構
27は、プランジャ25の往復動をシャッタ19に伝達
して、同シャッタ19を開閉させるものであればどのよ
うなものでもよい。また、第1動力伝達機構27におい
ては、必要に応じて、伝達方向を変える(変換する)機
構を組込んでもよい。
【0021】ここでは、軸により傾動可能に支持され、
かつプランジャ25に係合された押えピン28と、シャ
ッタ19から右方へ突出する伝達ピン29とによって第
1動力伝達機構27が構成されている。この伝達機構2
7では、コイルの消磁時には、前進したプランジャ25
により押えピン28が略水平状態にされて伝達ピン29
が押し下げられ、その結果シャッタ19が起立状態とな
る。コイルの励磁時には、後退したプランジャ25によ
り押えピン28が、先端ほど高くなるように傾斜し、伝
達ピン29を押し下げようとする力がなくなる。前述し
た傾動規制部22に埋め込まれたおもり23の作用によ
り、シャッタ19が自然に前方へ倒れ、前傾状態とな
る。
【0022】図2,5に示すように、台板11におい
て、入口13の側方には、シャッタ19の開放時に遊技
球5を入口13に導くためのガイド部31が設けられて
いる。ここでは、ガイド部31は入口13の左右両側方
に設けられているが、左側方のみ又は右側方のみに設け
られてもよい。各ガイド部31は、入口13に近づくほ
ど低くなる傾斜部32を備えている。各傾斜部32の傾
斜角度は単一であってもよいし、複数であってもよい。
前者は傾斜部32の上面全体が1つの平面であることを
意味する。また、後者の場合には、入口13から離れる
ほど傾斜角度が急峻になるように設定することが好まし
い。ここでは、2つの傾斜角度を有する傾斜部32を採
用しており、入口13に近い部分を比較的緩やかな斜面
とし、入口13から離れた部分を急峻な斜面としてい
る。なお、傾斜角度が複数である傾斜部32の中には、
曲面となっているものも含まれる。両傾斜部32の上面
は、複数の遊技球5を同時に受止めることのできる受止
め面33となっている。各受止め面33の左右の幅W2
は、2個の遊技球5を左右に並べたときの幅、つまり、
遊技球5の直径の2倍よりも広くなるよう設定されてい
る。
【0023】図2,6に示すように、各ガイド部31は
前壁部34aをさらに備えている。各前壁部34aは傾
斜部32の前側に位置し、かつその傾斜部32及び台板
11とともに遊技球5の誘導領域30を形成している。
ここでは、入口13の前方であって、台板11から所定
距離隔てた箇所に配置された前板34の一部が前壁部3
4aをなしている。所定距離隔てた箇所とは、シャッタ
19が前傾状態となったときに、そのシャッタ19の上
端に触れない程度に接近した箇所である(図6参照)。
図5に示すように、台板11、左右両傾斜部32の上端
及び前板34によって囲まれた箇所は導入口40となっ
ている。導入口40は、前述した入口13よりも広い幅
(例えば2倍程度)を有している。導入口40は、可動
部材であるシャッタ19によって開閉される入口13と
は異なり、可動部分を持たず常時開放している。なお、
導入口40の幅方向における入口13の位置は特に限定
されないが、ここではその幅方向の中央部分に設定され
ている。
【0024】なお、本実施形態においては、以下の条件
のいずれか一方が満たされた場合に、シャッタ19が閉
鎖されるように設定されている。1つは、シャッタ19
の前傾により入口13が開放された後、所定数の遊技球
5が遊技球通路12を通過することであり、もう1つは
入口13の開放開始後、所定時間が経過することであ
る。以下の記載においては、前者を閉鎖条件(i)とい
い、後者を閉鎖条件(ii)というものとする。ここで
は、閉鎖条件(i)における所定数が「10」に設定さ
れ、閉鎖条件(ii)における所定時間が「29.5
秒」に設定されている。
【0025】また、本実施形態では、遊技球5が第1分
岐領域15を通過することは、入口13を再度開放する
ための条件とされている。従って、入口13の開放中に
入賞した遊技球5が第1分岐領域15を通過すれば、入
口13は閉鎖された後、再度開放される。つまり、入口
13が繰返し開閉される(開放が継続される)ことにな
る。このように、第1分岐領域15は、入口13の入賞
困難状態への復帰後に、同入口13を再び入賞容易状態
に切替えるための切替え継続条件の成否に用いられる領
域となっている。ただし、この繰返し回数には制限が設
けられており、予め定められた回数(例えば16回)だ
け繰返された後には、原則として入口13が開放され
ず、大当り遊技状態が終了する。ここでは、前記のよう
に繰返される複数回の開放状態をそれぞれ区別するため
に、入口13の開放から閉鎖までの期間を「ラウンド」
という。
【0026】大入賞口4は、シャッタ開放中での第1セ
ンサ17による遊技球検出に応じ、その後の遊技球5の
第1分岐領域通過を制限するための機構を備えている。
より詳しくは、前述したように、入口13を再度開放さ
せるためには、1個の遊技球5を第1分岐領域15に入
り込ませればよく、過剰な数の遊技球5が第1分岐領域
15に入るのは好ましくない。そのため、通常は、上記
シャッタ19の閉鎖条件(i)に用いられる所定数の
「1/3」を越える数の遊技球5が第1分岐領域15に
入らないよう制限している。例えば、所定数が「10」
の場合には、第1分岐領域15に入ることのできる遊技
球5は最大3個となる。
【0027】遊技球5の第1分岐領域通過を制限する手
法としては種々考えられるが、ここでは開口部15aを
塞ぐようにしている。より詳しくは、図6,7に示すよ
うに、共通領域14の内底部には、板状をなす通過制限
部材35が配置されている。通過制限部材35の大きさ
(特に左右の幅)は、同通過制限部材35が開口部15
aの上方に位置したときに遊技球5の落下を阻止できる
ものであればよい。従って、通過制限部材35の幅は、
必ずしも開口部15aの径よりも広くなくてもよい。通
過制限部材35は、遊技球5の第1分岐領域通過を制限
する箇所(制限箇所)と、制限を解除する箇所(制限解
除箇所)との間で往復動する。通過制限部材35は、制
限箇所へ移動したとき図6に示すように開口部15aの
上方に位置し、制限解除箇所へ移動したときには図7に
示すように開口部15aから左方へ離れた箇所に位置す
る。
【0028】通過制限部材35には、動力源としての第
2ソレノイド36が駆動連結されている。第2ソレノイ
ド36は前述した第1ソレノイド24と同様に、コイ
ル、プランジャ37及び復帰用ばね38を備えている。
ここでは、第2ソレノイド36として、コイルの非励磁
時(消磁時)には復帰用ばね38によりプランジャ37
が前進し、励磁時には復帰用ばね38に抗してプランジ
ャ37が後退するタイプが用いられている。
【0029】第2ソレノイド36と通過制限部材35と
の間には第2動力伝達機構39が介在されている。同伝
達機構39は、プランジャ37の往復動を通過制限部材
35に伝達して往復動させるものであればどのようなも
のでもよい。ここでは、左右方向への往復動可能に配置
された可動部材41が、第2動力伝達機構39の一構成
部品として用いられている。可動部材41の左側部には
プランジャ37の先端部が係合され、可動部材41の前
部には通過制限部材35が固定されている。なお、可動
部材41をスムーズに往復動させるために、可動部材4
1には左右に延びる長孔42があけられており、共通領
域14と第2ソレノイド36との間の仕切り壁43(図
6参照)に設けられたピン44が、この長孔42に係入
されている。この伝達機構39では、コイルの消磁時に
は、前進したプランジャ37により可動部材41が最も
左方に位置し、通過制限部材35が制限解除箇所に位置
する。コイルの励磁時には、後退したプランジャ37に
より可動部材41が最も右方に位置し、通過制限部材3
5が制限箇所に位置する。
【0030】図1に示すように、遊技者による発射レバ
ーの操作に応じて変化する遊技状況を検出するために、
前述した第1センサ17及び第2センサ18のほかに、
始動口用スイッチ45が用いられている。同スイッチ4
5は遊技球5の始動口2への入賞を検出するためのもの
である。各センサ17,18及び始動口用スイッチ45
の検出結果に基づき表示装置3、第1ソレノイド24、
第2ソレノイド36等をそれぞれ駆動制御するために制
御装置46が設けられている。制御装置46は読出し専
用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMは
所定の制御プログラムや初期データを予め記憶してお
り、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演
算処理を実行する。RAMはCPUによる演算結果を一
時的に記憶する。
【0031】次に、制御装置46によって制御される、
大入賞口4を含むパチンコ遊技機各部の動作について説
明する。図8,9のフローチャートは、制御装置46に
よって実行される各処理のうち、特別電動役物の作動を
制御するためのルーチンを示している。このルーチンの
処理は、カウンタ群及び通過判定フラグFtに基づいて
実行される。
【0032】カウンタ群には、ラウンドカウンタCr、
入賞カウンタCe、内部乱数カウンタ、左・中・右の各
図柄カウンタ等が含まれている。ラウンドカウンタCr
はラウンド数をカウントするためのものである。入賞カ
ウンタCeは、センサ17,18の両検出値に基づき、
遊技球通路12での遊技球5の通過数、すなわち第1分
岐領域15を通過した数と第2分岐領域16を通過した
数との合計、をカウントするためのものである。内部乱
数カウンタは大当り遊技状態の発生を決定するためのも
のであり、左・中・右の各図柄カウンタは、各図柄列6
乃至8での停止図柄等を決定するためのものである。通
過判定フラグFtは、遊技球5の第1分岐領域通過の有
無を判定するために用いられるものであり、第1センサ
17によって通過が検出されない場合に「0」に設定さ
れ、通過が検出されると「1」に設定される。なお、カ
ウンタCr、Ce及び通過判定フラグFtの初期値(パ
チンコ遊技機への電源投入時の値)はいずれも「0」で
ある。
【0033】パチンコ遊技機への電源投入時、大入賞口
4においては、ソレノイド24,36がともに消磁され
ている。第1ソレノイド24では、前進したプランジャ
25により押えピン28が略水平状態にされ、伝達ピン
29が押し下げられている。シャッタ19が起立状態と
なり、入口13が閉鎖され、遊技球5の同入口13への
入賞が困難(不能)となっている。このため、遊技盤1
に沿って落下(流下)する遊技球5の一部が導入口40
を通っても、入口13に入ることなく、起立状態のシャ
ッタ19の前方を通過するのみである。第2ソレノイド
36では、前進したプランジャ37により可動部材41
が最も左方に位置し、通過制限部材35が制限解除箇所
に位置し、開口部15aから左方へ離れている。遊技球
5の第1分岐領域通過が可能となっている。
【0034】前記電源投入にともない特別電動役物制御
ルーチンが開始されると、制御装置46はまず、図8の
ステップS10において、始動口用スイッチ45の検出
結果に基づき、遊技球5が始動口2に入賞したか否かを
判定する。この判定条件が満たされていないと特別電動
役物制御ルーチンを終了し、満たされているとステップ
S20において表示装置3を用いた抽選を行う。その概
要は、遊技球5の始動口入賞にともない表示装置3での
全図柄列6乃至8の変動表示を開始する。その一方で、
始動口入賞時における内部乱数カウンタ、各図柄カウン
タ等の各値に基づき抽選結果を決定するとともに、各図
柄列6乃至8での停止図柄を決定する。そして、予め定
めた順で、例えば左図柄列6、右図柄列8、中図柄列7
の順に、先に決定した停止図柄で図柄変動を停止する。
【0035】次に、ステップS30において、図柄列6
乃至8での停止図柄の組合せが大当りの組合せであるか
否かを判定する。このように、パチンコ遊技機での遊技
進行状況(遊技球5の始動口入賞)に応じて抽選が行わ
れる。この判定条件が満たされていないと特別電動役物
制御ルーチンを終了し、満たされているとステップS4
0においてラウンドカウンタCrをリセットする。ステ
ップS50において入賞カウンタCeをリセットすると
ともに、通過判定フラグFtを「0」に設定する。続い
て、ステップS60において第1ソレノイド24への通
電によりコイルを励磁させる。すると、復帰用ばね26
に抗してプランジャ25が後退し、押えピン28が傾斜
し、伝達ピン29を押し下げようとする力がなくなる。
おもり23の作用によりシャッタ19が前方へ傾動し、
傾動規制部22が台板11に当ったところで傾動が止
り、シャッタ19が前傾状態となる。入口13が開放さ
れ、遊技球5の入賞が容易(可能)となる。このよう
に、抽選結果に基づき入口13が入賞困難な状態から入
賞容易な状態に切替えられる。
【0036】シャッタ開放時には、遊技盤1に沿って落
下する遊技球5の一部が導入口40を通る場合がある。
遊技球5は導入口40の幅方向中央部分に落下すると、
前傾状態となったシャッタ19に当り、入口13に入
る。遊技球5は、入口13の斜め上方を通り、導入口4
0の端の部分に落下すると、傾斜部32に当って入口1
3側へ弾かれる。これは、傾斜部32が入口13に近づ
くほど低くなっているからである。そして、弾かれた遊
技球5の一部は、前傾状態のシャッタ19に当った後に
又は直接に入口13に入り込む。特に、傾斜部32に受
止め面33を有する本実施形態では、シャッタ開放時に
おいて、複数個の遊技球5が略同時に入口13の斜め上
方を落下した場合、それらの遊技球5は受止め面33に
よって受止められ、入口13側へ弾かれる。加えて、シ
ャッタ開放時において、傾斜部32に当った遊技球5の
前方への動きは前壁部34a(前板34)によって規制
される。
【0037】上記シャッタ開放にともない入口13に入
り込んだ遊技球5は、共通領域14内を通って奥へ移動
する。遊技球5は仕切り壁43に当った後に落下するか
又は当ることなく直接落下し、複数の分岐領域のいずれ
か1つに入り込む。別の表現をすると、遊技球5は共通
領域14を通る際に複数の分岐領域のいずれか1つに振
分けられる。第1分岐領域15及び第2分岐領域16を
複数の分岐領域とした本実施形態では、遊技球5は共通
領域14の内底部における開口部15a,16aのいず
れかに入り込む。遊技球5は、分岐領域15,16毎に
設けられたセンサ17,18によって検出される。遊技
球5の第1分岐領域通過が第1センサ17によって検出
されると、入賞カウンタCeの値が「1」加算されると
ともに、通過判定フラグFtが「1」に設定される。ま
た、遊技球5の第2分岐領域通過が第2センサ18によ
って検出される毎に、入賞カウンタCeの値が加算され
てゆく。
【0038】次に、制御装置46はステップS70にお
いてラウンドカウンタCrに「1」を加算する。図9の
ステップS80において、通過判定フラグFtが「1」
であるか、すなわち、遊技球5の第1分岐領域通過が検
出されているか否かを判定する。この判定条件が満たさ
れている(Ft=1)と、ステップS90において第2
ソレノイド36への通電によりコイルを励磁させ、ステ
ップS100へ移行する。励磁によりプランジャ37が
後退し、通過制限部材35が制限箇所(開口部15aの
直上)へ移動し、遊技球5が開口部15aに入り込めな
くなる。これに対し、前記判定条件が満たされていない
(Ft=0)と、すなわち、遊技球5がまだ第1分岐領
域15を通過していない場合には、前記ステップS90
の処理を行うことなく、直接ステップS100へ移行す
る。
【0039】このように、入賞容易状態下において、遊
技球5が第1分岐領域15を通過したことが第1センサ
17によって検出されると、それよりも後の遊技球5の
第1分岐領域通過が制限される。この制限により、遊技
球5は共通領域14から第1分岐領域15へ入り込めな
くなり、結局第2分岐領域16へ入り込むことになる。
このときには、第1分岐領域15への入り込みが絶たれ
る分、共通領域14における開口部の実質的な面積が半
減し、遊技球5は共通領域14から分岐領域へ移行しず
らくなる。制限のない場合に比べ、共通領域14で遊技
球5が転がったり跳ねたりする時間が長くなる、すなわ
ち、遊技球5が入口13を通過してからセンサ17,1
8によって検出されるまでの時間(以下「検出時間」と
いう)が実質的に長くなる可能性がある。しかし、仮に
検出時間が長くなったとしても、後述するように、シャ
ッタ19が閉じられて入口13が入賞困難な状態となる
前に通過制限が解除されることから、最終的に残留する
遊技球5の数に悪影響を及ぼすおそれはない。
【0040】ステップS100では、入賞カウンタCe
の値が判定値α以下であるか否かを判定する。この判定
値αは、所定値Cemaxから制限値を差引いた値に基
づき設定されている。所定値Cemaxは、前述したシ
ャッタ19の閉鎖条件(i)に用いられる所定数に相当
するものである。制限値とは、第1分岐領域15に入る
ことの許されている遊技球5の個数から「1」を差引い
た値である。つまり、ステップS80の判定条件が満た
されているとすると、既に1個の遊技球5が第1分岐領
域15を通過していることになるから、その1個分を差
引いた値を制限値としている。従って、例えば、所定値
Cemaxが「10」であり、第1分岐領域15に入る
ことの許されている遊技球5の数が「3」である場合に
は、制限値が「2」となり、所定値Cemaxから制限
値を差引いた値は「8」となる。そして、ここではばら
つきを考慮して、判定値αが「9」に設定されている。
【0041】ステップS100の判定条件が満たされて
いる(Ce≦α)とステップS120へ移行し、満たさ
れていない(Ce>α)とステップS110を経た後、
ステップS120へ移行する。ステップS110では、
第2ソレノイド36への通電停止によりコイルを消磁さ
せる。第2ソレノイド36では、復帰用ばね38により
プランジャ37が前進し、通過制限部材35が制限解除
箇所(開口部15aから左方へ離れた箇所)へ移動し、
遊技球5が開口部15aに入り込むことが可能となる。
なお、ステップS110を経た後に両開口部15a,1
6aに遊技球5が入り込んだとしても、最も多い場合で
も数個と考えられる。これに、最初に(シャッタ19が
前傾状態となった直後に)第1分岐領域15に入った遊
技球5の「1」を加えても、第1分岐領域15に入るこ
との許されている数(「3」)を越える可能性は非常に
低いと考えられる。
【0042】ステップS120では、閉鎖条件(i)が
満たされていないか否か、すなわち入賞カウンタCeの
値が所定値Cemax以下であるか否かを判定する。こ
の判定条件が満たされていると、ステップS130にお
いて、閉鎖条件(ii)が満たされていないか否か、す
なわち入口13の閉鎖予定時期がまだか否かを判定す
る。この判定条件が満たされていると、ステップS10
0へ戻る。その結果、入口13の開放開始後にCema
x個よりも多くの遊技球5が入賞するか、閉鎖予定時期
が到来するかしない限りは、入口13が開放され続け
る。これに対し、ステップS120,S130の判定条
件のいずれか一方が満たされなくなると、ステップS1
40において第1ソレノイド24への通電停止によりコ
イルを消磁させる。復帰用ばね26によりプランジャ2
5が前進し、押えピン28が押し下げられて略水平状態
にされ、伝達ピン29が押し下げられる。シャッタ19
が起立状態となり、入口13が閉鎖され、遊技球5の入
賞が困難(不能)となる。このように、入賞容易状態下
での全センサ17,18による遊技球5の検出個数に応
じて、入口13が入賞容易な状態から入賞困難な状態に
復帰させられる。
【0043】次に、ステップS150において、ラウン
ドカウンタCrの値が所定値Crmax以下であるか否
かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステ
ップS160において通過判定フラグFtが「1」であ
るか否かを判定し、満たされている(Ft=1)と、図
8のステップS50へ戻る。従って、一旦大当り遊技状
態が発生すると、遊技球5が第1分岐領域15に最大で
Crmax回入るまで、入口13が開閉のサイクルを繰
返す。ステップS150,S160の判定条件のいずれ
か一方が満たされなくなると、特別電動役物制御ルーチ
ンを終了する。
【0044】なお、本実施形態での処理手順は一例であ
り、適宜変更可能である。例えば、抽選が行われるまで
は通過制限部材35により開口部15aを塞いでおき、
抽選で大当り遊技状態となったときにその通過制限部材
35を移動させて開口部15aを開いてもよい。また、
ステップS110の処理後に、所定数(例えば「2」)
の遊技球5の通過がセンサ17,18によって検出され
た場合には、通過制限部材35により開口部15aを塞
ぐようにしてもよい。これは、ステップS110の処理
後に、万が一、予期せぬ数の遊技球5が共通領域14に
入り込んだとしても、許容数(ここでは3個)を越える
遊技球5が第1分岐領域15に入るのを防止するためで
ある。
【0045】本実施形態では、シャッタ19、第1ソレ
ノイド24、第1動力伝達機構27等と、制御装置46
による特別電動役物制御ルーチンにおけるステップS1
0,S20,S30,S60,S120,S140の各
処理とが入口状態切替え手段に相当する。入口状態切替
え手段中、ステップS120,S140の処理は復帰手
段に相当する。通過制限部材35、第2ソレノイド3
6、第2動力伝達機構39等と、特別電動役物制御ルー
チンにおけるステップS80,S90の処理とが通過制
限手段に相当する。特別電動役物制御ルーチンにおける
ステップS100,S110の処理が制限解除手段に相
当する。
【0046】このように本実施形態では、大入賞口4の
構造及び作動(制御内容)について種々の工夫をしてい
る。これらの工夫をまとめると、以下の(1)乃至
(4)のようになる。(1)乃至(3)は構造に関する
ものであり、(4)は作動(制御内容)に関するもので
ある。
【0047】(1)図6に示すように、共通領域14の
前部を入口13とし、遊技球通路12において共通領域
14よりも上流側に余分な領域(従来技術の入賞領域に
相当するもの)を設けないことにより、入口13から共
通領域14までの距離を短く(実質上ゼロ)にしてい
る。この工夫により、遊技球5が入口13を通過してか
ら共通領域14に到達するまでに要する時間が短く(実
質上ゼロに)なる。
【0048】(2)共通領域14をできる限り狭くして
いる。詳しくは、分岐領域の数を増やし、それらの開口
部を共通領域14の内底部において左右方向に並べて配
置した場合、それにともなって共通領域14の幅も広く
なる。しかし、共通領域14が幅広になるに従い、遊技
球5が共通領域14で転がったり跳ねたりする時間が長
くなりやすい。そして、この時間が長くなればなるほど
遊技球5の検出時間が長くなる。これに対し本実施形態
では、図3に示すように複数の分岐領域を、第1分岐領
域15及び第2分岐領域16という最小(2つ)の領域
によって構成している。
【0049】また、単に分岐領域の数が少ない(ただし
「1つ」を除く)というだけでは、それらの開口部が互
いに大きく離れていた場合、端の開口部から他方の端の
開口部までの距離(幅)が大きくなり、共通領域14の
幅を狭くしようにも限度がある。例えば、開口部が2つ
あり、どちらかの開口部へ遊技球を誘導するための誘導
部が両開口部の間に設けられている場合、上記のように
開口部が互いに大きく離れる。この場合、誘導部上の空
間は、遊技球5が滞留する空間となり得る。これに対
し、本実施形態では、2つの分岐領域15,16を共通
領域14の内底部の互いに接近した箇所で開口させてい
る。両開口部15a,16aの間には、センサ17,1
8を保持するための幅狭の取付け部20(図4参照)が
位置しているのみである。この際の両開口部15a,1
6aの幅は、採り得るものの中で略最小である。そし
て、共通領域14を両開口部15a,16aの幅W1と
略同一の幅に設定している。この共通領域14の幅は、
採り得るものの中で略最小である。さらに、共通領域1
4の奥行を各センサ17,18の奥行と略同一に設定し
ている(図4参照)。これらの工夫により、遊技球5が
滞留し得る空間が略最小となり、入口13から開口部1
5a,16aまでの実質的な距離(遊技球5が通る経路
の長さ)が短くなり、遊技球5が共通領域14に入り込
んでから出るまでに要する時間が短くなる。
【0050】(3)分岐領域15,16毎にセンサ1
7,18を設け、しかも各センサ17,18を各開口部
15a,16aの近傍(周囲)に配置することにより、
各開口部15a,16aからセンサ17,18までの距
離を短く(実質ゼロに)している。この工夫により、遊
技球5が開口部15a,16aに入り込んでからセンサ
17,18によって検出されるまでに要する時間が短く
(実質上ゼロに)なる。
【0051】(4)シャッタ19が閉じられて入口13
が入賞困難な状態に復帰するよりも若干前のタイミング
で、開口部15aを開放し、遊技球5が第2分岐領域1
6だけでなく第1分岐領域15にも入り込めるようにし
ている。詳しくは、入賞カウンタCeの値が判定値α以
下であるかどうかを判定し(ステップS100)、判定
値αを越えたら通過制限部材35を制限解除箇所へ待避
させている(ステップS110)。この工夫は、所定値
Cemaxの1/3までは、遊技球5の第1分岐領域通
過が許容されていることを利用し、シャッタ19が閉じ
られる直前に、開口部15a,16aの実質的な面積を
拡げて、遊技球5を分岐領域15,16に入りやすく
し、センサ17,18によって早く検出させようとする
ものである。この点において、本実施形態は、遊技球5
の通過制限が、入賞カウンタCeの値が少なくとも所定
値Cemaxを越えるまで続けられる従来のものと大き
く異なる。
【0052】これらの複数の工夫をすることにより、遊
技球5の検出時間を大幅に短縮することができる。すな
わち、(1)乃至(3)で説明したように、遊技球5が
入口13を通過してから共通領域14に入り込むまでに
要する時間(実質ゼロ)、共通領域14を通過するのに
要する時間、開口部15a,16aを通過した後にセン
サ17,18によって検出されるまでに要する時間がそ
れぞれ短いうえに、(4)で説明したように、シャッタ
19が閉じられる直前に開口部15aを開放することに
より、遊技球5が共通領域14で滞留する時間を短くし
ていることから、全体の時間(検出時間)は従来のもの
に比べて短くなる。もちろん、上記の複数の工夫は、単
独でも効果がある。従って、(1)乃至(4)のいずれ
か1つ、又は組合せたものを省略することも可能であ
る。
【0053】上記の検出時間短縮により、遊技球通路1
2においてその入口13からセンサ17,18までの空
間に残留する未検出の遊技球5が少なくなる。このた
め、センサ17,18が、所定値Cemaxよりもわず
かに少ない数(判定値α)の遊技球5を検出することを
条件に、シャッタ19を閉じて入口13を入賞困難状態
に復帰させても、所定値Cemax(=10)を越える
数の遊技球5が、遊技球通路12内に入り込むことはな
くなる。その結果、過剰な数の遊技球5の入り込みに基
づく、遊技者の過剰な利益享受(過剰な賞球獲得)を防
ぐことができる。また、所定値Cemaxに近い数の遊
技球5が検出されてから入口13が入賞困難状態に復帰
することから、仮に遊技球5が1個も残留しなかったと
しても、そのことにより遊技者が受け損なう利益は最小
限ですむ。
【0054】なお、上述した(3)の工夫は別の意味に
おいても、検出時間の短縮化を図るうえで有用である。
入口13の閉鎖条件(i)が、所定個数(Cemax)
の遊技球5を検出することであるが、単に入賞個数を検
出するというのであれば、第1分岐領域15及び第2分
岐領域16を合流させて、その合流部分に共通のセンサ
(ここでは仮に「共通センサ」という)を配置すること
も可能である。このようにしても、共通センサによる遊
技球5の検出個数が入賞カウンタCeの値と一致する。
しかし、この方法では、入口13から共通センサまでの
距離が長くなり、結果として、遊技球5の検出時間が長
くなってしまう。これに対し、本実施形態では、各開口
部15a,16aの周囲に配置されたセンサ17,18
の検出個数の合計を入賞カウンタCeの値としている。
このため、共通センサを用いた場合よりも検出時間を短
くできる。
【0055】また、遊技球5を遊技球通路12に入りに
くくするために従来行っていた対策、例えば極度な釘調
整を行わなくても、上記の効果が得られることから、同
遊技球通路12に入ることなく排出される無駄な遊技球
5の消費を抑えることができる。本実施形態では、遊技
球5の遊技球通路12への入賞数がある程度増えても、
前述した検出時間の短縮化による効果が損なわれないこ
とに着目し、さらに以下の(5)乃至(7)に示す工夫
をしている。
【0056】(5)シャッタ開放時に遊技球5を入口1
3に導くためのガイド部31を設けている。より詳しく
は、入口13の側方に、その入口13に近づくほど低く
なる傾斜部32を設け、これをガイド部31としてい
る。この傾斜部32により、入口13の斜め上方を落下
する遊技球5を入口13に集めている。別の表現をする
と、入口13の開口面積を、これらの傾斜部32を有す
るガイド部31によって実質的に拡げている。遊技球5
は入口13の側方であっても、左右の両ガイド部31間
を通過すれば、入口13に導かれることとなる。
【0057】(6)仮に、傾斜部32を狭く形成した場
合には、複数個の遊技球5が略同時に傾斜部32の近傍
に落下してきたとき、そのうちの1個しか入口13側へ
誘導できない。これに対し、本実施形態では傾斜部32
に幅広の受止め面33を設けている。このため、複数個
の遊技球5を略同時に受止め、入口13に効率よく集め
ることができる。
【0058】(7)ガイド部31の一部として、傾斜部
32の前側に前壁部34aを設け、それらの傾斜部3
2、前壁部34a及び台板11によって遊技球5の誘導
領域30を形成している。このため、傾斜部32上に落
下した遊技球5を確実に入口13側へ誘導することがで
きる。
【0059】これらの複数の工夫をすることにより、入
口13の上方にガイド部31、前壁部34a等を設けな
い場合に比べ、より多くの遊技球5を集めて入口13に
導くことができる。もちろん、上記の工夫は単独でも効
果がある。従って、(5)乃至(7)のいずれか1つ、
又は組合せたものを省略することも可能である。
【0060】このため、表示装置3において大当りの組
合せが成立してシャッタ19が開かれ、利益状態を享受
することができる状況となった場合、遊技者は従来技術
とは異なり、遊技球5が大入賞口4に達するように発射
レバーを操作すれば、遊技球5を効率よく入口13に入
り込ませることができる。遊技者は、所定数の遊技球5
を比較的短い時間で遊技球通路12に入賞させることが
可能となる。1ラウンドに要する時間を短くして、次の
ラウンドに移ることができ、遊技に対する興趣が増す。
【0061】本実施形態は前述した事項以外にも次の特
徴を有する。ガイド部31を傾斜部32及び前壁部34
a(前板34)という少ない部品点数で成立させている
ことから、ガイド部31の製造が容易であり、またコス
トも低く抑えることができる。また、簡単な構成であり
ながら、上記(5)乃至(7)で説明したような大きな
効果を得ることができる。特別な機構等を付加する必要
はない。
【0062】さらに、本実施形態の特徴の1つに、シャ
ッタ19によって開閉される入口13とは別に、常に開
放する導入口40を設け、ここを、大入賞口4において
遊技球5を取込む箇所(以下「取込み口」という)とし
たことが挙げられる。この点は、前述した導入口40が
なく、シャッタによって開閉される入口(以下、入口1
3と区別するために「幅広入口」という)を取込み口と
した一般的なパチンコ遊技機と大きく異なっている。そ
して、導入口40を、幅広入口と略同じ幅に設定し、入
口13を導入口40よりも狭くした場合には、次のよう
な効果がある。
【0063】導入口40を取込み口としても、幅広入口
を取込み口としても、それらの幅が略同じであることか
ら、遊技球5の入りやすさは同程度である。導入口40
に入った遊技球5は前述したようにガイド部31等によ
って入口13に集められる。このため、入口13にも幅
広入口と同程度に遊技球が入り込む。入口13は幅広入
口よりも狭いが、入り込む遊技球の数が少なくなるとい
う不具合はない。一方、入口13を開閉するシャッタ1
9は、幅広入口を開閉するシャッタ(以下、シャッタ1
9と区別するために「幅広シャッタ」という)よりも狭
い。閉鎖直前のシャッタ19に乗り得る遊技球5の最大
数は、幅広シャッタに乗り得る遊技球の最大数よりも少
ない。このようにして乗った遊技球は、シャッタ19又
は幅広シャッタの閉鎖動作にともない入口13内又は幅
広入口内に入る。従って、本実施形態では、シャッタ1
9の閉鎖にともない遊技球通路12に取込まれる余分な
遊技球5の数を少なくする、すなわち、共通領域14等
に残留する遊技球5の数を少なくすることができるとい
う点で、導入口40を持たない場合に比べて有利であ
る。
【0064】なお、シャッタによって開閉される幅広入
口とは異なり、導入口40は常に開放している。このた
め、遊技球5は、シャッタ19の状態にかかわらず導入
口40に入り得る。しかし、シャッタ19が直立状態と
なっていれば、導入口40に入り込んだ遊技球5は、シ
ャッタ19と前板34との間を通って落下し、入口13
に入り込むことはない。導入口40が常に開放されてい
ることによる不具合発生のおそれはない。
【0065】加えて、シャッタ19の開放時に導入口4
0の幅方向中央部分を通った遊技球5は、ガイド部31
によることなく入口13に入る。幅方向の左右両側部分
を通った遊技球5は、ガイド部31の傾斜部32に当っ
て入口13に導かれる。このように、遊技球5を上方
や、左右の斜め上方からバランスよく入口13に取込む
ことができる。この効果は、入口13及びシャッタ19
の組合せを、導入口40の左側部分と右側部分の2箇所
に設けても得られるが、大入賞口4の部品点数が多くな
り、構造が複雑になるという不具合をともなう。入口1
3及びシャッタ19を導入口40の中央部分に設ける場
合には、それらが1組ですみ、前記のような問題は起ら
ない。そのほかにも、入口13、シャッタ19、ガイド
部31、前板34等が左右対称形状となるため、デザイ
ン的に優れたものとなる。
【0066】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。 (a)本発明は、遊技球5の第1分岐領域通過を制限し
ないようにした変動入賞装置にも適用可能である。
【0067】(b)通過制限部材として、前記実施形態
とは異なる動作をするタイプを用いてもよい。例えば、
開口部15a,16aを離間させ、それらの間に、板状
の通過制限部材をシーソーのように軸により傾動可能に
配置する。この実施形態では、通過制限部材を第2分岐
領域に近づくほど低くなるように傾斜させれば、遊技球
の第1分岐領域通過が制限される。これとは逆に、通過
制限部材を第1分岐領域に近づくほど低くなるように傾
斜させれば、前記の通過制限が解除される。入賞カウン
タCeの値が判定値αを越えた場合には、通過制限部材
を略水平にし、遊技球が第1分岐領域にも第2分岐領域
にも入り込めるようにする。ただし、このタイプの場合
には、入口13が入賞容易状態となったとき(シャッタ
19が開かれたとき)に、遊技球5が第1分岐領域15
や第2分岐領域16へは直接行かず、必ず通過制限部材
上を通るように工夫することが重要である。そのため、
例えば、入口13を通過制限部材と略同じ幅にし、その
通過制限部材の前方で開口させてもよい。
【0068】(c)第1分岐領域15に対してだけでな
く、第2分岐領域16に関しても遊技球5の通過を制限
する通過制限手段を設けてもよい。そして、入口13が
入賞容易状態に切替わってから遊技球5の第1分岐領域
通過が検出されるまでは、同手段によって遊技球5の第
2分岐領域通過を制限し、第1分岐領域通過の検出にと
もない制限を解除してもよい。このようにすれば、遊技
球5は必ず第1分岐領域15に入ることとなり、遊技球
5が1個も第1分岐領域15に入らないまま入口13が
入賞困難状態に復帰することがなくなる。なお、この通
過制限は、入口13が入賞容易状態となっている期間の
初期に行われるので、入賞困難状態の遊技球5の残留に
悪影響を及ぼすことはない。
【0069】(d)分岐領域の数を3つ以上に変更して
もよい。ただし、以下の理由により、数を増やすにも限
度がある。遊技球5の検出時間をできるだけ短くすると
いう観点からは、遊技球5が転がったり跳ねたりする空
間は狭い方がよい。一方、複数の分岐領域を共通領域1
4の内底部で開口させるには、多くの場合、それらの開
口部が左右に並べて配置される。この配置の場合、端か
ら端までの開口部の距離(全開口部の幅)は、開口部の
数に応じて拡大する。この拡大に応じて共通領域14の
幅も広くなり、遊技球5が転がったり跳ねたりする空間
が拡がるからである。
【0070】(e)導入口40は、少なくとも入口13
の入賞容易状態時に、その入口13よりも遊技球5の入
賞容易な状態を採るものであればよく、常に開放してい
なくてもよい。例えば、導入口40での遊技球5の入賞
しやすさを切替える手段を設け、入口13の入賞困難状
態時には導入口40に関しても入賞の困難な状態に切替
えるようにしてもよい。
【0071】以上、本発明の実施形態について説明した
が、各実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想
について、それらの効果とともに記載する。
【0072】(イ) 請求項1に記載の遊技機におい
て、前記入口状態切替え手段は、入賞容易状態下で遊技
球通路を通過する遊技球が所定条件(例えば個数)を満
たすことに基づき前記入口を入賞困難な状態に復帰させ
る復帰手段を含み、その復帰手段は、全センサの検出結
果(例えば総検出個数)を前記所定条件の成否判断に用
いるものであることを特徴とする遊技機。
【0073】上記(イ)では、復帰手段は、入賞容易状
態下において、遊技球通路を通過する遊技球が所定の条
件を満たすことに基づき、入口を入賞困難な状態に復帰
させている。ここで、遊技球を単に検出するというので
あれば、複数の分岐領域を合流させて、その合流部分に
共通のセンサを配置することも可能である。この場合に
は、共通のセンサの検出結果(例えば検出個数)が遊技
球通路での遊技球の通過状況(例えば通過個数)とな
る。しかし、この方法では、遊技球通路の入口からセン
サまでの距離が長くなり、結果として、遊技球の検出時
間が長くなってしまう。これに対し(イ)では、分岐領
域毎にセンサを設け、しかも各々のセンサを開口部の近
傍に配置している。そして、全センサの検出結果(例え
ば総検出個数)を前記所定条件の成否の判断材料として
いる。このため、請求項1の発明の効果に加え、遊技球
の検出時間を短くしつつ、遊技球通路での遊技球の通過
状況(例えば通過個数)を確実に把握することができ
る。
【0074】(ロ) 請求項1又は上記(イ)に記載の
遊技機において、前記複数の分岐領域は第1分岐領域及
び第2分岐領域を含み、前記複数のセンサは、前記第1
分岐領域の開口部近傍での遊技球通過を検出する第1セ
ンサと、前記第2分岐領域の開口部近傍での遊技球通過
を検出する第2センサとを含むものであり、さらに、前
記変動入賞装置は、前記入口状態切替え手段による入賞
容易状態下での前記第1センサによる遊技球検出に応
じ、遊技球の第1分岐領域通過を制限する通過制限手段
を備えることを特徴とする遊技機。
【0075】上記(ロ)によると、入口状態切替え手段
による入口の入賞容易状態下において、入口を通じて遊
技球通路に入り込んだ遊技球は、共通領域を通過した
後、第1分岐領域及び第2分岐領域を含む複数の分岐領
域のいずれか1つに入り込む。所定の分岐領域を通る遊
技球は、その分岐領域に設けられたセンサによって検出
される。特に、遊技球の第1分岐領域通過は第1センサ
によって検出され、第2分岐領域通過は第2センサによ
って検出される。第1分岐領域及び第2分岐領域の各開
口部が遊技球通路の入口の近傍に位置することから、遊
技球が入口を通過してから各開口部に達するまでに要す
る時間は短い。加えて、第1センサが第1分岐領域の開
口部近傍に位置し、第2センサが第2分岐領域の開口部
近傍に位置することから、遊技球が開口部を通過してか
らセンサによって検出されるまでの時間は短い。その結
果、遊技球の検出時間は非常に短くなる。
【0076】ところで、入賞容易状態下において、遊技
球が第1分岐領域を通過したことが第1センサによって
検出されると、それよりも後の遊技球の第1分岐領域通
過が通過制限手段によって制限される。この制限によ
り、遊技球は共通領域から第1分岐領域へ入りにくくな
り、結局第2分岐領域を含むほかの分岐領域へ入り込む
ことになる。このときには、第1分岐領域への入り込み
が絶たれる分、遊技球は共通領域から分岐領域へ移行し
ずらくなる。制限のない場合に比べ、共通領域で遊技球
が転がったり跳ねたりする時間が長くなる、すなわち、
遊技球が入口を通過してからいずれかのセンサによって
検出されるまでの時間(検出時間)が実質的に長くなる
可能性がある。しかし、仮に検出時間が長くなったとし
ても、前記の通過制限が、入口が入賞困難状態となる前
に解除されれば、最終的に残留する遊技球の数に悪影響
を及ぼすおそれはない。このように(ロ)によれば、遊
技球通路が入賞容易な状態となっているときに遊技球が
第1センサによって検出されることを条件に、遊技球の
第1分岐領域通過を制限するようにした遊技機において
も、請求項1又は上記(イ)と同様な効果を奏すること
ができる。
【0077】(ハ) 請求項1に記載の遊技機におい
て、前記共通領域は、前記遊技球をいずれか1つの分岐
領域に振分けるための空間であり、その共通領域前部に
より前記遊技球通路の入口を構成することを特徴とする
遊技機。
【0078】上記(ハ)によると、入口状態切替え手段
による入賞容易状態下において、遊技球が遊技球通路を
通過する際には、その遊技球は、まず遊技球通路の入口
を構成する共通領域の前部を通る。その後、遊技球は共
通領域内を通り、その際に複数の分岐領域のいずれか1
つに振分けられる。そして、振分けられた分岐領域を通
過する際、その通過がセンサによって検出される。この
ように、共通領域の前部が遊技球通路の入口となってい
るため、共通領域が遊技球通路の途中に設けられている
場合に比べ、すなわち、共通領域の上流に別の領域が設
けられている場合に比べ、入口からセンサまでの距離が
短くなり、遊技球が入口を通過してからいずれかのセン
サによって検出されるまでの時間(検出時間)が短くな
る。従って、請求項1の発明の効果をより一層確実なも
のとすることができる。
【0079】(二) 請求項1又は上記(ハ)に記載の
遊技機において、前記複数の分岐領域は、前記共通領域
の内底部の互いに隣り合った箇所で開口する第1分岐領
域及び第2分岐領域からなり、前記共通領域は前記両開
口部の幅と略同一の幅を有するものであることを特徴と
する遊技機。
【0080】ここで、分岐領域の数を増やし、それらの
開口部を共通領域の内底部において列をなすように配置
した場合、共通領域の幅が広くなり、遊技球が共通領域
で滞留する時間が長くなりやすく、遊技球が共通領域に
入り込んでからセンサによって検出されるまでの時間
(検出時間)が長くなる傾向にある。これに対し上記
(二)では、複数の分岐領域が第1分岐領域及び第2分
岐領域という、最小限(2つ)の領域によって構成され
ている。また、単に分岐領域の数が少ない(2つ)とい
うだけでは、それらの開口部が互いに大きく離れていた
場合、共通領域の幅を狭くしようにも限度がある。この
場合、両開口部の間の空間は、遊技球が滞留する空間と
なり得る。これに対し上記(二)では、2つの開口部が
共通領域の内底部の互いに接近した箇所で開口してい
る。この際の両開口部の幅は、採り得るものの中で略最
小である。さらに、共通領域は、両開口部の幅と略同一
の幅となるよう形成されている。この共通領域の幅は、
採り得るものの中で略最小である。従って、遊技球の滞
留し得る空間が略最小となり、たとえ遊技球が共通領域
内で転がったり跳ねたりしても、その時間は最小に抑え
られる。その結果、遊技球の検出時間をさらに短縮し、
請求項1又は上記(ハ)の効果を一層確実なものとする
ことができる。
【0081】(ホ) 請求項1、上記(イ)、(ロ)、
(ハ)、(二)のいずれか1つに記載の遊技機におい
て、前記入口状態切替え手段は、前記遊技球通路の入口
を開閉するシャッタを含むものであり、さらに、前記変
動入賞装置は、前記シャッタの開放時に遊技球を入口に
導くためのガイド部を備えることを特徴とする遊技機。
【0082】上記(ホ)において、シャッタが閉じられ
ると、入口が入賞困難な状態(入賞不能な状態を含む)
となり、シャッタが開かれると、入口が入賞容易な状態
(入賞可能な状態を含む)となる。このシャッタ開放時
には、ガイド部により遊技球が入口に導かれる。すなわ
ち、より多くの遊技球が入口を通じて遊技球通路に入り
込むこととなる。しかし、入り込む遊技球の数にもよる
が、ある程度の数までならば、この多くの遊技球の通過
による不具合はない。これは、請求項1の発明において
説明したように、遊技球の検出時間が短いため、仮に多
くの遊技球が通過したとしても即座に検出され、残留す
る未検出の遊技球が少ないからである。従って、請求項
1、上記(イ)、(ロ)、(ハ)、(二)のいずれか1
つの効果に加え、抽選で大当り遊技状態が発生してシャ
ッタが開かれ、利益状態を享受することができる状況と
なった場合、遊技者は、遊技球が入口に達するような遊
技操作をすれば、遊技球を効率よく変動入賞装置に入賞
させることができる。遊技者は、所定数の遊技球を比較
的短い時間で遊技球通路に入賞させてシャッタを閉じ、
次の遊技段階へ早く移行することができるので、遊技に
対する興趣が増す。
【0083】(ヘ) 上記(ホ)に記載の遊技機におい
て、前記シャッタは閉鎖時に起立状態となり、開放時に
前傾状態となるものであり、前記ガイド部は、前記入口
の側方に設けられ、かつ入口に近づくほど低くなる傾斜
部を備えることを特徴とする遊技機。
【0084】上記(ヘ)によると、入口の閉鎖時にはシ
ャッタが起立状態となり、遊技球の入賞が困難になる
(入賞不能な状態を含む)。入口の開放時にはシャッタ
が前傾状態となり、遊技球の入賞が容易になる(入賞可
能な状態を含む)。このシャッタ開放時において、入口
の斜め上方を落下する遊技球の一部がガイド部の傾斜部
に当ると、入口側へ弾かれる。これは、傾斜部が入口に
近づくほど低くなっているからである。そして、弾かれ
た遊技球の少なくとも一部は、前傾状態のシャッタに当
った後に又は当ることなく直接に入口に入り込む。この
ようにして、より多くの遊技球が遊技球通路に入り込む
こととなる。従って、少ない部品点数で、しかも簡単な
構成で(ホ)の効果を奏することができる。
【0085】(ト) 上記(ヘ)に記載の遊技機におい
て、前記傾斜部は、複数の遊技球を同時に受止めるため
の受止め面を有することを特徴とする遊技機。
【0086】上記(ト)によると、シャッタ開放時にお
いて、複数個の遊技球が略同時に入口の斜め上方を落下
した場合、それらの遊技球は傾斜部の受止め面によって
受止められる。そして、それらの遊技球のいずれもが受
止め面によって入口側へ弾かれる。このため、より多く
の遊技球が遊技球通路の入口に入り込むことが可能とな
る。従って、さらに簡単な構成で効率よく遊技球を入口
に集め、(ヘ)の効果を奏することができる。
【0087】(チ) 上記(ホ)、(ヘ)又は(ト)に
記載の遊技機において、前記ガイド部は、前記傾斜部の
前側に位置し、かつその傾斜部とともに遊技球の誘導領
域を形成する前壁部をさらに備えることを特徴とする遊
技機。
【0088】上記(チ)によると、シャッタ開放時にお
いて、入口の斜め上方を落下してガイド部に至った遊技
球は、傾斜部と前壁部とからなる誘導領域によって入口
に誘導される。この際、遊技球の前方への動きが前壁部
によって規制される。このため、より多くの遊技球が遊
技球通路の入口に入り込むこととなり、上記(ホ)、
(ヘ)又は(ト)の効果を一層確実に奏することができ
る。
【0089】(リ) 上記(ロ)に記載の遊技機におい
て、前記第1分岐領域は、前記入口の入賞困難状態への
復帰後に、同入口を再び入賞容易状態に切替えるための
切替え継続条件の成否に用いられる特別領域であること
を特徴とする遊技機。
【0090】上記(リ)によると、入口状態切替え手段
による入口の入賞容易状態下において、遊技球が共通領
域を経た後に第1分岐領域(特別領域)を通過した場
合、その通過が第1センサによって検出される。この検
出結果は、入口の入賞困難状態への復帰後に、入口を再
び入賞容易状態に切替えるための切替え継続条件の成否
に用いられる。そして、この遊技球の特別領域通過の検
出に応じ、それよりも後の遊技球の特別領域通過が通過
制限手段によって制限される。この制限により、遊技球
は共通領域から第1分岐領域へ入りにくくなる。従っ
て、(ロ)の効果に加え、過剰な数の遊技球が第1分岐
領域(特別領域)に入り込んで、入口の入賞容易状態の
継続に悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0091】(ヌ) 共通領域、及びその共通領域の下
流側に位置し、かつ共通領域から分岐する複数の分岐領
域を含み、その複数の分岐領域の1つが第1分岐領域と
された遊技球通路と、遊技球の通過を検出すべく分岐領
域毎に設けられ、そのうち第1分岐領域に対応するもの
を第1センサとする複数のセンサと、遊技進行状況に応
じて行われる抽選結果に基づき、前記遊技球通路の入口
を入賞困難な状態から入賞容易な状態に切替え、前記第
1センサを含む全センサの検出結果に基づき前記入口を
入賞困難な状態に復帰させる入口状態切替え手段と、前
記入口状態切替え手段による入賞容易状態下での前記第
1センサによる遊技球の検出に応じ、遊技球の前記第1
分岐領域通過を制限するための通過制限手段とを有する
変動入賞装置が設けられた遊技機において、前記第1セ
ンサを含む全センサの検出結果に基づき、前記入口状態
切替え手段による入口の入賞困難状態への復帰に先立
ち、前記通過制限手段による制限を解除する制限解除手
段をさらに備えることを特徴とする遊技機。ここで、入
口状態切替え手段による入賞困難状態への復帰の際に用
いられる全センサの検出結果、又は制限解除手段による
制限解除の際に用いられるセンサの検出結果としては、
例えば遊技球の検出個数が挙げられるが、これに限られ
るものではない。
【0092】上記(ヌ)によると、遊技機での遊技進行
状況に応じて抽選が行われる。その抽選の結果に基づ
き、遊技球の入賞困難な状態にあった遊技球通路の入口
は、入口状態切替え手段により入賞容易な状態に切替え
られる。この切替え時には、共通領域から分岐する第1
分岐領域に対しては、通過制限手段による遊技球の通過
制限が解除されている。このため、共通領域を通過した
遊技球は第1分岐領域にもほかの分岐領域にも入り込む
ことが可能である。遊技球が第1センサにより検出され
ると、その検出に応じて、その後の遊技球の第1分岐領
域通過が通過制限手段により制限される。そして、全セ
ンサの検出結果が所定条件を満たすと(例えば遊技球の
検出個数が所定値になると)、遊技球通路の入口は入口
状態切替え手段により入賞困難な状態に復帰させられ
る。
【0093】ところで、(ヌ)では前述した入口の入賞
困難状態への復帰に先立ち、全センサの検出結果に基づ
き、通過制限手段による制限が制限解除手段によって解
除される。入口が入賞困難な状態に復帰する前に、遊技
球は第1分岐領域に対してもほかの分岐領域と同様に入
り込むことが可能となる。このため、遊技球は通過が制
限される場合よりも、共通領域からいずれかの分岐領域
へ移行しやすくなり、遊技球が入口を通過してからセン
サによって検出されるまでの時間(検出時間)が短くな
る。従って、(ヌ)によっても請求項1の発明と同様の
効果が得られる。
【0094】(ル) 請求項1に記載の遊技機におい
て、前記入口状態切替え手段は、前記遊技球通路の入口
を開閉するシャッタを含み、前記変動入賞装置は、さら
に、前記入口の上方近傍において常時開放し、かつ同入
口よりも幅の広い導入口と、前記導入口及び入口間に設
けられ、前記シャッタの開放時に遊技球を入口に導くた
めのガイド部とを備えることを特徴とする遊技機。
【0095】上記(ル)によると、導入口は、変動入賞
装置において遊技球を取込む箇所(取込み口)として機
能する。すなわち、遊技球は変動入賞装置に入る場合、
まず最初に導入口を通る。そして、遊技球は、シャッタ
が開いていれば入口に入り、シャッタが閉じていれば入
口に入らない。ここで、導入口がなく、シャッタによっ
て開閉される入口(幅広入口)を取込み口とした一般的
な遊技機との関係において、導入口を幅広入口と略同じ
幅に設定した場合、次の作用及び効果がある。導入口も
幅広入口も互いに幅が略同じであることから、遊技球の
入りやすさは同程度である。導入口に入った遊技球は前
述したようにガイド部によって入口に集められる。一
方、入口を開閉するシャッタは、幅広入口を開閉するシ
ャッタ(幅広シャッタ)よりも幅が狭いので、閉鎖直前
のシャッタに乗り得る遊技球の最大数は、幅広シャッタ
に乗り得る最大数よりも少ない。このようにして乗った
遊技球は、シャッタ又は幅広シャッタの閉鎖動作にとも
ない入口内又は幅広入口内に入る。従って、請求項1の
効果に加え、幅狭の入口に幅広入口と同程度の遊技球を
入り込ませつつ、シャッタの閉鎖にともない遊技球通路
に取込まれる余分な遊技球の数を少なくし、共通領域等
に残留する遊技球を少なくすることができる。
【0096】(オ) 上記(ル)に記載の遊技機におい
て、前記ガイド部は、前記導入口の幅方向両側部分に設
けられ、前記入口及びシャッタは導入口の幅方向中央部
分に設けられていることを特徴とする遊技機。
【0097】上記(オ)によると、シャッタの開放時に
導入口の幅方向中央部分を通った遊技球は、ガイド部に
よらずに入口に入る。幅方向の両側部分を通った遊技球
は、ガイド部の作用により入口に導かれる。後者の場
合、入口にはその両側から遊技球が入り込む。このよう
に、少ない数の入口及びシャッタでありながら、遊技球
を上方や左右両側からバランスよく入口に取込むことが
できる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明の遊技機によれば、
遊技球の検出時間を短くすることにより、遊技球が残留
しなかった場合に遊技者が受け損なう利益を極力少なく
でき、また、遊技球を遊技球通路に入りにくくするため
の対策を不要にできる。このため、遊技の興趣を損なう
ことなく、入賞容易状態下における変動入賞装置への過
剰な遊技球入賞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態における遊技盤
の概略構成図である。
【図2】大入賞口の斜視図である。
【図3】図2のW−W線断面図である。
【図4】図2のX−X線部分断面図である。
【図5】図2のY−Y線断面図である。
【図6】図2のZ−Z線拡大断面図である。
【図7】大入賞口における第1及び第2動力伝達機構を
説明する斜視図である。
【図8】制御装置によって実行される特別電動役物制御
ルーチンを説明するフローチャートである。
【図9】同じく特別電動役物制御ルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
4 変動入賞装置としての大入賞口 5 遊技球 12 遊技球通路 13 入口 14 共通領域 15 第1分岐領域 16 第2分岐領域 15a,16a 開口部 17 第1センサ 18 第2センサ 19 入口状態切替え手段の一部を構成するシャッタ 24 入口状態切替え手段の一部を構成する第1ソレノ
イド 27 入口状態切替え手段の一部を構成する第1動力伝
達機構 46 入口状態切替え手段の一部として機能する制御装

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通領域、及びその共通領域の下流側に
    位置し、かつ共通領域において開口する複数の分岐領域
    を含む遊技球通路と、 前記分岐領域毎に設けられ、遊技球の各分岐領域通過を
    検出する複数のセンサと、 遊技進行状況に応じて行われる抽選結果に基づき、前記
    遊技球通路の入口を入賞困難な状態から入賞容易な状態
    に切替えるとともに、少なくとも前記センサの検出結果
    に基づき前記入口を入賞困難な状態に復帰させる入口状
    態切替え手段とを有する変動入賞装置が設けられた遊技
    機において、 前記各分岐領域の開口部を前記遊技球通路の入口の近傍
    に配置するとともに、前記各センサを前記開口部の近傍
    に配置することを特徴とする遊技機。
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JP (1) JP2000317064A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000325619A (ja) * 1999-03-12 2000-11-28 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技機の払出球検出装置
JP2002336525A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Heiwa Corp パチンコ機
JP2008029487A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011224113A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ遊技機
JP2012020070A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Sammy Corp 弾球遊技機

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