JP3064585B2 - ロール自動玉掛吊具 - Google Patents

ロール自動玉掛吊具

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JP3064585B2
JP3064585B2 JP3291933A JP29193391A JP3064585B2 JP 3064585 B2 JP3064585 B2 JP 3064585B2 JP 3291933 A JP3291933 A JP 3291933A JP 29193391 A JP29193391 A JP 29193391A JP 3064585 B2 JP3064585 B2 JP 3064585B2
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roll
wire rope
lifting
boom
wire
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隆 大塚
静人 西尾
潤 小林
達文 安野
由明 谷井
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JFE Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール自動玉掛吊具に係
り、ロールに対する玉掛けをクレーン運転者1人による
クレーン操作で、安全且つ的確に実施することのできる
玉掛吊具を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ロール吊具として従来一般的にロール置
台に載置されたロールを、クレーンフックなどにより吊
具フレームに4個のシヤックルを固定し、これらのシヤ
ックルに夫々フックを取付け、このようなフック2個に
よって1本のナイロンスリングを吊下げ、合計4個のフ
ックによってロール両端を吊上げる2本のナイロンスリ
ングを吊下げて目的のロール吊上げをなすことが行われ
ている。
【0003】又実開昭56−173584で公開された
実願昭55−69525号の出願当初明細書には図6に
示すようにロール置台20に収納されたロール1を図
7、図8に示すような吊具21により吊上げて移送する
ことが開示され、即ちクレーンフックなどにより吊上げ
られるフレーム23にロール吊上げ位置に対応する間隔
で、2個1組とする2組のシヤックル22を溶接固定
し、これらのシヤックル22に図8、図9に示すように
フック24が取付けられ、前記1組のシヤックル22に
取付けられたフック24にワイヤロープ25の端部がそ
れぞれ吊下げられ、この状態で図9に示すようにワイヤ
ロープ25をロール1のネック部の位置へクレーンによ
って移動させ係止させた後、反対側のワイヤロープを玉
掛作業員によってロールネック部に玉掛けし図7に示す
ように吊止することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した実開昭56−
173584で公開された先願技術による場合において
は、ワイヤロープをロールのネック部に移動させるため
のクレーン側作業者と、反対側のワイヤロープを玉掛者
によってロールネック部に玉掛けするワイヤロープ脱着
作業者とを必要とし、即ちクレーン運転者とワイヤロー
プ脱着に関する玉掛作業者が夫々1名宛必要となる。
【0005】なおこの場合においては、シヤックル22
がロール吊上げ位置に対応する間隔で溶接固定されたも
のであるからロールの吊上げ可能な長さ寸法が固定され
たものとなり、ロール長さにより複数のロール吊具を準
備しておき、これを変更して採用することが必要であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける課題を解消することについて検討を
重ね、ロール吊ワイヤロープを保持する昇降ブームをス
イングさせると共にクレーンの巻上げ、巻下げ操作の組
合せによってロール吊位置にロール吊ワイヤロープを誘
導しロールを安定状態において確実に玉掛けし有効な省
力化を図ったロール自動玉掛けを図ることに成功したも
のであって、以下の如くである。
【0007】ロールを吊る1組のワイヤロープを対設し
た吊具フレームと、該吊具フレームおよび前記ワイヤロ
ープの両端を連結する伸縮可能な1対の昇降ブームとを
有し、該吊具フレームには、前記昇降ブームを昇降させ
得るウインチと該ウインチによって駆動され前記昇降ブ
ームを昇降操作する操作ワイヤとを設け、前記ワイヤロ
ープの両端が連結される前記昇降ブームの両先端部間に
は、発条筒を配設するとともに、該発条筒内発条により
常時押開き力を受けた端部材を前記昇降ブームの両先端
部近傍に連結し、前記操作ワイヤに対しては、トルクリ
ミッターを配設したことを特徴とするロール自動玉掛吊
具。
【0008】
【作用】ロールを吊る1組のワイヤロープを対設した吊
具フレームと、該吊具フレームおよび前記ワイヤロープ
の両端を連結する伸縮可能な1対の昇降ブームとを有
し、該吊具フレームには、前記昇降ブームを昇降させ得
るウインチと該ウインチによって駆動され前記昇降ブー
ムを昇降操作する操作ワイヤとを設けたことにより、ワ
イヤロープをロール両端部に係止した状態でウインチを
駆動させ、昇降ブームを昇降させてワイヤロープで吊ら
れたロールを昇降操作せしめる。
【0009】前記ワイヤロープの両端が連結される前記
昇降ブームの両先端部間には、発条筒を配設するととも
に、該発条筒内発条により常時押開き力を受けた端部材
を前記昇降ブームの両先端部近傍に連結したことによっ
て上記ワイヤロープの中間部を押し広げ、ロールのネッ
ク部幅員より大きな間隔を採らしめ、しかもロープの中
間部が捩れるようなことを適切に防止して安定な操作を
行わしめる。
【0010】前記操作ワイヤに対しては、トルクリミッ
ターを配設したことによって上述したような昇降ブーム
に配設されたワイヤロープはロール吊上げ時において該
ロールの荷重で引張られたワイヤロープが引張られ、ト
ルクリミッターの設定トルクに抗してリミッターがスリ
ップし、ドラムから巻き解かれることとなり、昇降ブー
ムやロープが整然たる関係位置による操作が行われてク
レーン運転者のみの操作で確実な玉掛作業を行わしめ
る。
【0011】
【実施例】本発明によるものの具体的な実施態様を添附
図面に示すものについて説明すると、図1に示すように
吊具フレーム3上に図2に示すようにギヤードモータ1
1とトルクリミッター9およびワイヤドラム5から成る
電動ウインチ10が設けられ、前記図1に示すように該
電動ウインチ10のワイヤドラム5から引出された操作
ワイヤ4が吊具フレーム3の両端に設けられたワイヤシ
ーブ6を介して昇降ブーム7の先端に連結されている。
【0012】昇降ブーム7は図4に示すように角形部材
7aおよび7cによって形成され、角形部材7aの基端
に形成された軸支部7bによって吊具フレーム3に軸着
され、又角形部材7cは後述するような発条筒18の中
間に固定されたものであって、角形部材7aの開口端7
dに対して角形部材7cの先端部が挿入され、且つ角形
部材7cの先端側外面に取付けられたストッパー7eに
よって挿入深さが規定されるように成っている。軸支部
7bは筒形をなしていて吊具フレーム3に挿着されたボ
ルトで軸支されることにより昇降ブーム7の回転ねじれ
を規制し方向を固定状態としている。
【0013】前記昇降ブーム7の先端には図3と共に別
に図4において示すように発条筒18が設けられ、該発
条筒18に内装されたコイルばね8の端部は発条筒18
の両側に位置したロール吊ワイヤロープ2における連結
部材12に取付けられた端部材13の鍔部14に接合し
ており、前記のように昇降ブーム7は角管部材を伸縮可
能に嵌合したもので、その角形嵌合構造によって相互に
回動することを阻止し、その下端に固定され前記のよう
にコイルばね8をもった発条筒18が前記ワイヤロープ
2、2間に位置することによってそれらワイヤロープ2
の中間部を押し広げ、ロール1のネック部幅員より大き
な間隔を採らしめると共にワイヤロープ2の中間部が捩
れ(あるいは捻れ)るようなことを防止している。
【0014】即ち前記ワイヤロープ2の中間部ないし先
端側は略的確に図3の状態とされることとなり、従って
クレーン運転者によるクレーンの巻き上げ、巻き下し操
作と図2に示した電動ウンイチ10により昇降ブーム7
を図1に2点仮想線で示した開状態と実線で示す閉状態
のように開閉操作するだけでロール1の両端側に対し確
実にワイヤロープ2を玉掛けすることができ、又クレー
ンにてロール1を吊上げることによって昇降ブーム7は
1点鎖線のように変位し自動的に該ワイヤロープ2の上
側部分が絞られた状態となり(発条筒18のコイルばね
8はワイヤロープ2に作用する引張力で圧縮)、確実に
ロール1を吊上保持する。
【0015】又前記のような昇降ブーム7の先端部に取
付けられた操作ワイヤ4は前述したようなロール1吊上
げ時において、ロール1の荷重で該操作ワイヤ4が引張
られ、トルクリミッター9の設定トルクに抗してリミッ
ター9がスリップし、ドラム5から巻き解かれる。従っ
て昇降ブーム7やワイヤロープ2および操作ワイヤ4は
整然たる関係位置を自動的に採って操作され、クレーン
運転者1人の操作でそれらの部材に触れることなく、確
実な玉掛作業を行うことができる。
【0016】前記したように角形部材7cに固定された
ストッパー7eはボルトなどの緊締手段によって適宜に
設定位置を変更してセットし得るように成っており、ワ
イヤロープ2の発条筒18に対する結束位置と上部ワイ
ヤロープ吊下げピンとのストロークを調整し、ワイヤロ
ープに適切な張りを与え、更にワイヤロープが使用によ
って伸長したような場合においてその緊張状態の調整を
図らしめる。
【0017】なお本発明によるものは、ロール種別が数
種類に限定される場合、各ロール種別に即応させた昇降
ブーム7の開度を何段階かに予め設定し(リミットスイ
ッチや近接スイッチで簡単に可能)、クレーン運転者に
よるロール種別に合わせた開度選択が可能であり、クレ
ーン運転者の開度選択だけで対象ロールに対する適正な
開度設定が自動的に得られ、より安全で容易な吊上げ、
吊下しが可能となる。
【0018】又本発明によるものは圧延ロール以外にお
いても車軸その他の長尺物の吊上げ、吊下しに応用する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるとき
は、クレーン運転者1人の作業操作で、ロールやロール
吊ワイヤロープに作業者の触れることなく安全、確実な
玉掛作業を実施し得るものであり、又吊上げる位置が自
由に選択可能であるから吊上げ間隔の異った数種類のロ
ールに対しても適宜に採用でき、更に吊具フレームと昇
降ブームを有していて狭い場所においても玉掛作業を円
滑に実施でき、作業要員の好ましい省力化を図らしめる
ものであるから工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による玉掛吊具の全般的な操作関係を示
した正面図である。
【図2】その吊具フレームおよびワイヤドラム部分につ
いての部分的な端面図である。
【図3】図1における図面上右側部分から見た端面図で
ある。
【図4】昇降ブームおよび図3におけるIV部分の拡大断
面図である。
【図5】図3におけるV部分の拡大端面図である。
【図6】従来技術に関してロール置台にロールを収納し
た状態の端面図である。
【図7】同じく従来技術についてのロール吊上げ状態の
側面図である。
【図8】その吊り具の正面図である。
【図9】図8の吊り具についてロールの玉掛け操作を示
した正面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ワイヤロープ 3 吊り具フレーム 4 操作ワイヤ 5 ワイヤドラム 6 ワイヤシーブ 7 昇降ブーム 7a 角形部材 7b 軸支部 7c 角形部材 7d 開口端 7e ストッパー 8 コイルばね 9 トルクリミッター 10 電動ウンイチ 11 ギヤードモータ 12 連結部材 13 端部材 14 鍔部 18 発条筒 20 ロール置き台 21 吊り具 22 シャックル 23 フレーム 24 フック 25 ワイヤロープ
フロントページの続き (72)発明者 安野 達文 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 谷井 由明 広島県福山市東手城町2−14−5 スガ ナミ物産株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−147485(JP,U) 実開 平2−99886(JP,U) 実開 昭63−113084(JP,U) 実開 昭62−89277(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールを吊る1組のワイヤロープを対設
    した吊具フレームと、該吊具フレームおよび前記ワイヤ
    ロープの両端を連結する伸縮可能な1対の昇降ブームと
    を有し、該吊具フレームには、前記昇降ブームを昇降さ
    せ得るウインチと該ウインチによって駆動され前記昇降
    ブームを昇降操作する操作ワイヤとを設け、前記ワイヤ
    ロープの両端が連結される前記昇降ブームの両先端部間
    には、発条筒を配設するとともに、該発条筒内発条によ
    り常時押開き力を受けた端部材を前記昇降ブームの両先
    端部近傍に連結し、前記操作ワイヤに対しては、トルク
    リミッターを配設したことを特徴とするロール自動玉掛
    吊具。
JP3291933A 1991-10-14 1991-10-14 ロール自動玉掛吊具 Expired - Lifetime JP3064585B2 (ja)

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KR100822969B1 (ko) * 2001-12-05 2008-04-16 주식회사 포스코 고중량 롤 이송용 통 크레인
CN102515015A (zh) * 2011-12-03 2012-06-27 江苏欧玛机械有限公司 一种新型吊具
KR102125274B1 (ko) * 2018-06-26 2020-06-23 주식회사 포스코 스케일 제거장치
CN117185106B (zh) * 2023-09-22 2024-02-09 中铁五局集团第二工程有限责任公司 一种高速公路钢砼叠合梁施工方法

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