JP3064459B2 - マスクの異物検査方法 - Google Patents

マスクの異物検査方法

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JP3064459B2
JP3064459B2 JP6962991A JP6962991A JP3064459B2 JP 3064459 B2 JP3064459 B2 JP 3064459B2 JP 6962991 A JP6962991 A JP 6962991A JP 6962991 A JP6962991 A JP 6962991A JP 3064459 B2 JP3064459 B2 JP 3064459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクの異物検査方法
に関し、特にレーザビームを用いたマスクの異物検査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザビームを使用したマスクの
異物検査方法は、図3に示すように、所定の波長を有す
るレーザビーム2をマスク1の検査面に対して斜め方向
から所定の角度(以下入射角と記す)θ1 で照射し、且
つレーザビーム2を左右(図面に対して、垂直な方向)
に走査し同時にレーザビーム2の走査方向に対して、垂
直な方向にマスク1を所定のピッチで移動させ、マスク
1の検査領域内を走査する。このように、マスク1の検
査面内の検査領域を均一にレーザビーム2で走査し、検
査面からの反射光をレーザビーム2の照射口付近に設け
た検出器3により検査する。
【0003】図4(a)〜(c)は従来のマスクの異物
検出方法を説明するための断面図である。
【0004】まず、図4(a)に示すように、検査面を
走査しているレーザビーム2がマスク1の上面に設けた
クロムパターン4に照射された場合には、クロムパター
ン4の膜厚が通常数10nmと非常に薄く、表面の平坦
性が非常に高いので、斜め方向より照射されたレーザビ
ーム2は、ほぼ全部が入射方向と反対方向に反射し、検
出器3には反射光が検出されない。
【0005】次に、図4(b)に示すように、マスク1
のクロムパターンの存在しない部分にレーザビーム2が
照射された場合には、マスク1が光学的に透過性が10
0%に近い石英ガラスを用いているので、斜め方向より
照射されたレーザビーム2は、ほぼ全部がマスク1内部
を斜め方向に透過するかまたは入射光と反対方向に反射
し、マスク上に異物が存在しない場合には、反射光が、
検出器3の受光部分にもどって来ることは無い。
【0006】次に、図4(c)に示すように、マスクに
付着した異物5にレーザビーム2が照射された場合に
は、マスクパターンをウェーハ上に投影露光する場合
に、共通欠陥として問題になる異物のほとんどは、光学
的に不透過な物で、かつクロムパターンの膜厚に比べる
と非常に大きく少なくとも0.5μm程度の形状を有し
ており、また、このような異物5は、表面状態が荒れて
いたり、球面に近い形状を有することが多いため、照射
されたレーザビーム2の反射光は、異物5の表面で四方
八方に散乱する。そして、散乱した反射光の一部が検出
の受光部分に入射して検出されるので、異物が存在
すると識別出来る。異物の大きさ、形状等によって、検
出器3で検出される光量は増減するので、光量の大きさ
によって付着した異物の大きさを判断することが出来
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマスク
の異物検査方法では、図5に示すように、端面12が異
物検査を行なうパターン面や、その反対のガラス面に比
べると石英ガラスの表面加工状態が非常に荒れているた
め、レーザビーム2を走査しながら、マスクを所定の順
次移動させて行った場合、マスク端面12に近い検査領
域にレーザビーム光が斜め方向から照射されると、レー
ザビーム2がマスク端面12にも照射されて、その結
果、マスク端面12からの散乱光を異物からの散乱光と
して検出器が誤検出する問題があった。特に最近では、
マスクパターンの微細化に伴なって、異物検査機が0.
5μmクラスの小さな異物でも検出出来る高感度の能力
を有するようになっており、この問題は増々深刻になっ
ている。
【0008】また、近年マスクを洗浄した後、そのマス
クに異物が再付着しない為にペリクルでマスクの表面を
保護する技術が進歩して来た。そして、ペリクルをマス
クに取り付ける際に異物が混入してマスクに付着してい
ないかを確認する手段としても異物検査方法が用いられ
る様になり、図6に示すように、マスク1の上面及び下
面に設けた光学的に透明なペリクル膜5と、マスク1の
側面に設けた光学的に不透明なペリクル枠4を備えて構
成されたペリクル付マスクの表面をレーザビーム2で走
査しながら、マスクを所定の一方向にだけ順次移動させ
て行った場合、ペリクル枠4に近い検査領域をレーザビ
ーム2で斜め方向から照射したとき、レーザビーム2が
ペリクル枠4によって遮断されてマスク面まで届かなく
なる。その結果、その検査領域部分の異物検査が出来な
くなるという問題点がある。特に、最近では、チップサ
イズの大型化に伴なって、マスク内のパターンの占有面
積も非常に広くなり、ペリクル枠のかなり近くまで異物
検査を行なう必要性が生じて来たので、この問題は増々
深刻になっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマスクの異物検
査方法は、ペリクルなしマスクの検査面に対して所定の
角度を保ちながらレーザビームを走査してその反射光を
検出器で検出し検査面の異物の有無を検知するマスクの
異物検査方法において、前記検査面のレーザビーム入射
側に位置する半分の領域を走査した後、前記マスクを同
一面内で180°回転して残りの半分の領域を前記レー
ザビーム入射側に位置させて該残りの半分の領域を走査
させることを特徴とする
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1(a),(b)は本発明の実施例を説
明するための平面図及び模式的断面図である。
【0012】図1(a),(b)に示すように、所定の
波長を有するレーザビーム2は、マスク1の一方の端面
11側より検査面に対して所定の角度θ1 で斜め方向か
ら照射し、且つレーザビーム2の入射側のマスク1の端
面11に平行な方向に走査させながらマスク1を端面1
1と垂直な方向に移動し、まず全検査領域内のうち端面
11側の半分の検査領域13を走査して反射光を検出器
3で検出し、異物検査を実施する。次に、マスク1の検
査面の中心を軸に180°回転を行なった後、端面11
と対向するマスク1の端面12側の残り半分の検査領域
14に対して、同様に所定の角度θ1 を保持しながらレ
ーザビーム2を走査し、且つ今度はマスク1を反対方向
に移動させて異物検査を実施する。従って、レーザビー
ム2が端面11,12に直接照射され異物があると認識
されることがない。
【0013】図2(a),(b)は本発明に関連する技
を説明するための平面図及び模式的断面図である。
【0014】図2(a),(b)に示すように、マスク
1の側面にペリクル枠4を設け、マスク1の上面及び下
面にペリクル5を設けたペリクル付きマスクの検査面に
対して所定の角度θ2 の斜め方向からレーザビーム2を
照射して左右に走査させながら照射し、且つペリクル付
マスクをレーザビーム2の走査方向と垂直の方向に移動
し、まずレーザビーム2の射出側より遠い側の検査領域
13を走査して反射光を検出器3,3a,3bの夫々で
検出して異物検査を実施する。次に、ペリクル付きマス
クの検査面の中心を軸に180°回転を行なった後、残
り半分の検査領域14に対して、同様に所定の角度θ2
を保持しながらレーザビーム2を走査し、且つ今度はペ
リクル付マスクを反対方向に移動させて異物検査を実施
する。従って、レーザビーム2がペリクル枠4によって
遮断されることは無い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ペリクル
なしのマスクの検査領域を2分割してレーザビーム入射
側の検査領域を走査した後、マスクの中心を軸として同
一平面内で180°回転させ残りの検査領域を走査する
ことによって、レーザビームを直接マスクの端面に照射
させることを防ぎ、マスク端面からの散乱光の影響を無
くして、誤検出を防止することができるという効果を有
する。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための平面図及び模
式的断面図である。
【図2】本発明に関連する技術を説明するための平面図
及び模式的断面図である。
【図3】従来のマスクの異物検査方法を説明するための
模式的断面図である。
【図4】従来のマスクの異物検査方法を説明するための
模式的断面図である。
【図5】従来のマスクの異物検査方法の第1の問題点を
説明するための模式的断面図である。
【図6】従来のマスクの異物検査方法の第2の問題点を
説明するための模式的断面図である。
【符号の説明】
1 マスク 2 レーザビーム 3,3a,3b 検出器 4 ペリクル枠 5 ペリクル 11,12 端面 13,14,15 検査領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリクルなしマスクの検査面に対して所
    定の角度を保ちながらレーザビームを走査してその反射
    光を検出器で検出し検査面の異物の有無を検知するマス
    クの異物検査方法において、前記検査面のレーザビーム
    入射側に位置する半分の領域を走査した後前記マスク
    を同一面内で180°回転して残りの半分の領域を前記
    レーザビーム入射側に位置させて該残りの半分の領域を
    走査させることを特徴とするマスクの異物検査方法。
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