JP3063819B2 - 摺動ドアのロック機構 - Google Patents

摺動ドアのロック機構

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JP3063819B2 JP7283545A JP28354595A JP3063819B2 JP 3063819 B2 JP3063819 B2 JP 3063819B2 JP 7283545 A JP7283545 A JP 7283545A JP 28354595 A JP28354595 A JP 28354595A JP 3063819 B2 JP3063819 B2 JP 3063819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用機器及び家電
製品における樹脂形成部品としての摺動ドアのロック機
構に関し、特に摺動ドアのロックの解除を小さな力で行
うことができる摺動ドアのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の摺動ドアのロック機構を示
す図である。本図に示すように、車載用機器6のガイド
レール7内を摺動し開閉して、例えば、カセットテープ
やコンパクトディスク等の記録媒体を出し入れする摺動
ドア8が設けられている。摺動ドア8にはロック用の突
起9が設けられる。ガイドレール7には、突起9を嵌合
する嵌合凹部10が設けれる。さらに、摺動ドア8に
は、突起9が嵌合凹部10から脱出する力を緩和するた
めの弾性部11が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方では、摺動ドア8
の突起9が嵌合凹部10から脱出し、つまり、ロックを
解除した状態で、摺動途中で位置を保持する必要があ
る。このため、特に、車載用機器のように、使用環境に
振動が伴う場合には、弾性部11の曲げ剛性を大きく
し、撓みを小さくするために、弾性部11を厚肉に設定
して、摺動途中で位置を保持している。しかしながら、
ロック時に、逆に突起9が嵌合凹部10から脱出するの
に過大な力が必要になるという問題がある。
【0004】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、突起9が嵌合凹部10から適正な力で脱出でき、か
つ摺動途中の停止を保持できる摺動ドアのロック機構を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する摺動ドアのロック機
構を提供する。すなわち、本発明の摺動ドアのロック機
構は、機器の外装パネルの開口部を開閉する摺動ドアの
ロック機構において、前記外装パネルに設けられたガイ
ドレールと、前記摺動ドアに設けられ、その曲げ剛性に
より前記ガイドレールの方向への押圧力を生じるアーム
と、前記アームの先端に突設され、前記摺動ドアの開時
には該アームの押圧力により前記ガイドレールに当接さ
れると共に、前記摺動ドアの全閉時には前記ガイドレー
ルの端部に係合する摺動子とを備え、前記摺動ドアに
は、前記摺動子が前記ガイドレールに当接した状態で前
記アームの中腹部に接触し、前記アームの弾性変形を規
制するアンビルが設けられたことを特徴としている。
の構成により全閉時には、摺動子とガイドレールの端部
との係合によりドアがロックされ、ドア開時には摺動子
のガイドレールに対する弾性押圧力による摩擦力によっ
てドアが軽く保持されると共に、摺動子のガイドレール
への押圧力が増加し、摺動途中におけるドアの位置を安
定に保つことができる。
【0006】前記ガイドレールの端部には、前記摺動ド
アの全閉状態から開状態への移行の際に、前記アームの
変形量を一時的に増加させる第1の突起が設けることが
できる。この構成により、ドアの全閉時のロック力が増
する。
【0007】更に、前記ガイドレールには、前記摺動ド
アの全時に前記摺動子と係合する第2の突起を設ける
ことができる。この構成により、全開時に摺動子と第2
の突起の係合によってドアがロックされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る摺動ドア
のロック機構を示す図である。本図に示すように、本発
明は、車載用機器において、例えば、ミニディスクを出
し入れする開閉を行う摺動ドア1と、摺動ドア1の開閉
動作を規制するガイドレール2を有する外装パネル3と
で構成される。摺動ドア1には、摺動体1aとして、ガ
イドレール2に対して摺動自在な摺動子12と、摺動子
12を自由端として片持ち梁を形成して揺動自由に摺動
子1をガイドレール2に押圧するアーム13と、アー
ム13の片持ち梁の固定端を形成するアーム支持部14
と、アーム1の揺動範囲を規制してアーム1の押圧
力を規制するアンビル15とが一体として設けられる。
【0009】摺動子12略半円形状に形成され、その
摺接部がガイドレール2に対して線接触を成すようにし
てある。なお、摺動体1aは、摺動ドア1に対して左右
一対が対称に設けられるようにしてもよい。さらに、
摺動ドア1には、摺動ドア1の開閉のために指で引き上
げ、押圧が行われるタブ16と、摺動ドア1を閉めた際
にガイドレール2から摺動ドア1が抜け出すことを防止
しかつ摺動ドア1の位置を規制する目的で係合する係合
フック17とが設けられる。
【0010】次に、外装パネル3には、前記係合フック
17を係合するための係合フック37が設けられる。ガ
イドレール2は、摺動体1aに対応した幅で一対に形成
されるようにしてあり、断面形状が略コ字型の凹溝に形
成され、溝の上端部には摺動ドア1の閉状態のロック時
の摺動体1aの摺動圧を規制する第1の突起21が設け
られ、そして、摺動ドア1の開状態の摺動子12の位置
に摺動体1aの摺動圧を規制する第2の突起22が設け
られる。
【0011】図2は図1の摺動体の摺動動作を説明する
図である。通常は、本図(a)に示すように、摺動ドア
1が引き上げられて全閉状態で待機する。この場合、摺
動子12はガイドレール2の上側に出て、アーム13に
は撓みが生じていない状態にある。摺動ドア1の開放の
初動では、本図(b)に示すように、摺動ドア1のタブ
16がF方向に押圧されて、摺動子12の円形部分がガ
イドレール2の端部を乗り越え、さらに、ガイドレール
2の端部の第1の突起21を乗り越えて、ガイドレール
2内に進入しつつガイドレール2の壁23を押圧する。
摺動子12の押圧はアーム12の曲げ剛性によるもの
で、次の3つの要素を有する。
【0012】第1には、摺動子12の円形形状による撓
み量の増加を発生させて、壁23の押圧力を発生させ
る。第2には、摺動子12が第1の突起21を乗り越え
る時に、最大の撓み量を発生させて、壁22に対して最
大の押圧力を発生させる。このため、摺動子12がガイ
ドレール2の端部を乗り越え、第1の突起21を乗り越
には、大きな力が必要であり、車両の振動程度で
は、これらを乗り越えられず、摺動ドア1は閉状態にロ
ックされている。すなわち、ロック力を強くしている。
【0013】第3には、摺動子12が第1の突起21を
乗り越えた後に、アーム12とアンビル15が接触する
ことで、てこの原理による支点間距離変化を生じさせ
る。このようにして摺動子12からの支持部14までの
支点間距離が、摺動子12からアンビル15までと短く
なることで、アーム13の押圧力を増加させる。なお、
アンビル15を円形状にして、支点が徐々に移動するよ
うにして、押圧力を徐々に増大するようにする。このよ
うにして、摺動途中で位置を保つことを可能にする。
【0014】本図(c)に示すように、摺動ドア1の全
開は、摺動子12が、第2の突起22を乗り上げた状態
で、ガイドレール2に対して押圧力を与えて、保持され
る。図3は摺動ドア1の開閉を行う際のガイドレール2
にかかる押圧変化を説明する図である。本図(a)は、
摺動ドア1を降下して開く場合のガイドレール2にかか
る押圧力を示す図であり、始点から、摺動ドア1の開の
進行に伴い、押圧力が急増し、図2(b)で述べた最大
押圧点に達した後、押圧力が急減すると共に加速を伴っ
て摺動が進行する。その後、摺動子12の抵抗により減
速されつつ終点まで摺動が進行する。本図(b)は、摺
動ドア1を上昇して閉じる場合のガイドレール2にかか
る押圧力を示す図であり、終点から、摺動子12の抵抗
により引き上げ負荷がかかった状態で進行し、摺動子1
2がガイドレール2の第1の突起21に乗り上げた状態
から押圧力が増加し、前記の開状態で述べた最大押圧力
の過程を経て急激な押圧力の減少の後始点に至る。
【0015】したがって、従来ではガイドレールに対し
て、摺動子の摩擦や押圧力を付与することで、摺動子の
滑らかさを規制する構造にし摺動開始時に嵌合状態の脱
出に要する力が大きくなっていたが、本発明によれば、
摺動子の押圧力なしに、ガイドレール2の第1の突起2
1を乗り越えればよいので、極めて小さな力で初動でき
る。
【0016】また、上記初動に際してガイドレール2の
第1の突起21により、一時的に摺動子12のアーム1
3の撓みと共に押圧力が増加して、第1の突起21の鋭
敏な通過と同時にはずみ力が生じて、ロックからの脱出
がさらに容易となり、その後に大きなアーム13の戻り
抵抗が生じて摺動も滑らかになる。さらに、アーム13
に接するアンビル15が半円形状に形成されているの
で、初動より摺動子12がガイドレール2に導入される
際に、徐々に支点間が短くなると共に押圧力が増加する
ため、力の加わり方が滑らかになる。
【0017】摺動子12とガイドレール2を各々一対で
構成することで、バランスのとれた運動が可能になる。
また、アーム13が揺動することで自由度が大きくなる
ため、揺動中に力の集中がなくなるため、ロックするこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る摺動ドアのロック機構を示す図で
ある。
【図2】図1の摺動体の摺動動作を説明する図である。
【図3】摺動ドア1の開閉を行う際のガイドレール2に
かかる押圧変化を説明する図である。
【図4】従来の摺動ドアのロック機構を示す図である。
【符号の説明】
1…摺動ドア 2…ガイドレール 12…摺動子 13…アーム 15…アンビル 21…第1の突起 22…第2の突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の外装パネル(3) の開口部を開閉す
    る摺動ドア(1) のロック機構において、 前記外装パネル(3) に設けられたガイドレール(2) と、 前記摺動ドア(1) に設けられ、その曲げ剛性により前記
    ガイドレール(2) の方向への押圧力を生じるアーム(13)
    と、 前記アーム(13)の先端に突設され、前記摺動ドア(1) の
    開時には該アーム(13)の押圧力により前記ガイドレール
    (2) に当接されると共に、前記摺動ドア(1) の全閉時に
    は前記ガイドレール(2) の端部に係合する摺動子(12)と
    を備え、 前記摺動ドア(1) には、前記摺動子(12)が前記ガイドレ
    ール(2) に当接した状態で前記アーム(13)の中腹部に接
    触し、前記アーム(13)の弾性変形を規制するアンビル(1
    5)が設けられたことを特徴とする摺動ドアのロック機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレール(2) の端部には、前記
    摺動ドア(1) の全閉状態から開状態への移行の際に、前
    記アーム(13)の変形量を一時的に増加させる第1の突起
    (21)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の摺
    動ドアのロック機構。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレール(2) には、前記摺動ド
    ア(1) の全開時に前記摺動子(12)と係合する第2の突起
    (22)が設けられたことを特徴とする請求項1または2
    記載の摺動ドアのロック機構。
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