JP3445071B2 - 自動車用チェックリンク装置 - Google Patents

自動車用チェックリンク装置

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JP3445071B2 JP23799296A JP23799296A JP3445071B2 JP 3445071 B2 JP3445071 B2 JP 3445071B2 JP 23799296 A JP23799296 A JP 23799296A JP 23799296 A JP23799296 A JP 23799296A JP 3445071 B2 JP3445071 B2 JP 3445071B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ドアを所望の開
閉位置で保持する自動車用チェックリンク装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車用チェックリンク装置
は、例えば、実開昭61−52057号公報に示す如
く、ヒンジを支点として開閉可能なドア側に取付けら
れ、内部にチェック機構を内装したケース体と、ケース
体に挿通され、一端が車体に対して水平方向に揺動自在
に枢支されたチェックリンクアームとから成り、チェッ
クリンクアームの他端となる遊端側には、ドアの全開時
に前記ケース体と当接し合うストッパーが設けられてい
る。前記チェック機構は、チェックリンクアームのアー
ム上面とアーム下面とそれぞれ接触作用する水平接触面
と、水平接触面の両サイドに設けられたほぼ垂直な規制
面とを有する上下一対のガイド体と、ガイド体の上下の
動きに対応して弾性変形する弾性部材とから成る構造と
なっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】チェックリンク装置の
チェック機構は、チェックリンクアームのアーム上面と
アーム下面に設けられた隆起する制御面とにガイド体が
乗り上がる時に、弾性部材によって強い接触圧の状態に
なると共に、制御面に設けられた凹部溝内にガイド体が
係合し合うことでドアは位置決めされ、例えばドアが半
分開いた位置、あるいは、全開位置でそれぞれ支持され
るようになっている。 【0004】ところで、チェック機構が内装されたケー
ス体はドア側に、チェックリンクアームの一端は車体側
にそれぞれ取付けられるために、例えば、図8に示す如
くケース体101は、ドア103のヒンジ105を支点
としてチェックリンクアーム107に沿って摺動する動
きとなる。 【0005】一方、チェックリンクアーム107は、ド
ア103の開閉に対応して車体側に取付けられるアーム
軸109を支点とする動きとなり、ケース体101のヒ
ンジ105とチェックリンクアーム107のアーム軸1
09がそれぞれ異なる支持点の関係で、ドア103が開
いた時にチェックリンクアーム107のアーム軸109
を通る中心線Lに対して、チェックリンクアーム107
のアーム上面とアーム下面に設けられた幅方向の凹部溝
111は所定角度偏位するようになる。と同時に凹部溝
111内に落ち込み係合し合う時にガイド体113によ
って、チェックリンクアーム107はガイド体113の
軸線Xと平行になろうとする作用が働く。この作用は凹
部溝111が全幅Dにわたって設けられているため、接
触作用域が多いために、大きい戻り量となって働く結
果、図9に示す如くチェックリンクアーム107の移動
を規制するガイド体113の規制面115と当接し、当
接時の打音によって品質感を損なう問題があった。 【0006】そこで、この発明は、ドアの開閉動作に伴
いガイド体に対してチェックリンクの相対移動によって
生ずるチェックリンクアームとガイド体との打音をなく
すようにした自動車用チェックリンク装置を提供するこ
とを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ヒンジを支点として開閉可能なドア側
に取付けられ、内部にチェック機構を内装したケース体
に、アーム表面の巾方向に凹部溝を有するチェックリン
クアームを挿通し、チェックリンクアームの一端を車体
に揺動自在に枢支し、チェックリンクアームの他端とな
る遊端側に、前記ドアの全開時にケース体と当接し合う
ストッパーを設けた自動車用チェックリンク装置におい
て、前記チェック機構を、チェックリンクアームのアー
ム表面と略平行に形成され、チェックリンクアームに接
触作用する接触面と、該接触面における前記アーム巾方
向の両サイドに設けられた規制面とを有するガイド体
と、該ガイド体を前記アームの表面側へ押圧する弾性部
材とで構成し、前記両サイドの規制面を接触面へ続く円
弧面に形成する。 【0008】これにより、ドアの開扉時に、ガイド体と
凹部溝との係合により、チェックリンクアームは、ガイ
ド体の軸線に対して平行になろうとする作用が働き、そ
の時の戻り量によって規制面側へ移動するようになる。
この時、チェックリンクアームは、接触面から規制面の
領域において円弧面に沿って移動するため当接音は発生
しない。 【0009】 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態を説明する。 【0012】図2において、1はチェックリンク装置3
のケース体、5はケース体1を貫通したチェックリンク
アームをそれぞれ示している。 【0013】ケース体1は、ヒンジPを支点として開閉
可能なドア6側に取付けられると共に、チェック機構7
が内装されたケース本体9と、ケース本体9の前面開放
側を閉塞するカバー部材11とから成っている。カバー
部材11はケース本体9に対して一体に取付けられ、図
3に示す如くカバー部材11及びケース本体9の上下に
は、ボルト13,13が螺合されることで、シール部材
15を挟んで、ドア6側のドアパネルに取付けられる取
付孔19,19が設けられている。 【0014】ケース本体9内に内装されたチェック機構
7は、チェックリンクアーム5のアーム上面5aとアー
ム下面5bとに作用する上下一対のガイド体21,21
とガイド体21の上下動に対応して弾性変形する弾性部
材23,23とで構成されている。この場合、ガイド体
21と弾性部材23は、必ずしも上下一対設ける必要は
なく、チェックリンクアーム5の一方のアーム表面に作
用するよう片側のみに設ける構造としてもよい。 【0015】図1に示す如くガイド体21は、チェック
リンクアーム5のアーム上面5a及びアーム下面5bと
接触し合う水平方向の接触面25と、接触面25の両サ
イドに設けられた規制面27とを有し、規制面27は水
平方向の接触面25へ続く円弧面に形成されている。 【0016】チェックリンクアーム5は、アーム上面5
aとアーム下面5bが一般面から立上がる隆起部によっ
て形成され途中に巾方向にわたって凹部溝29を有する
制御面となっていて、一端は、前記車体31に設けられ
るブラケット33にアーム軸35を介して回動自在に結
合されている。また、自由端側となるチェックリンクア
ーム5の他端には、全開時にケース体1と当接して全開
扉位置を規制するストッパー37が設けられている。 【0017】ストッパー37は、ゴム又は合成樹脂材か
らなる弾性変形可能な弾性部材39と、当接面となる内
側垂直面39aを残して弾性部材39を保持する金属製
のブラケット41と、ブラケット41の動きを拘束する
金属製のピン43とから成っている。 【0018】このように構成されたチェックリンク装置
3によれば、ドア6の開扉時に、ケース体1はチェック
リンクアーム5に沿って摺動する。この動作時におい
て、チェック機構7のガイド体21は、例えばドア6が
半分開いた位置で凹部溝29内へ落ち込み係合し合うよ
うになる。この時、ガイド体21の軸線Xに対して、角
度の異なる凹部溝29との接触によりチェックリンクア
ーム5は平行になろうとする作用が働き、その時の戻り
量によって図4,図5に示す如く、チェックリンクアー
ム5は、弾性部材23に抗してガイド体21を押し上げ
ながら円弧面に形成された規制面27に沿って移動する
際に摺動抵抗によって停止する。したがって、当接音は
発生せず、品質感を損なうことはない。 【0019】図6はガイド体21の別の実施形態を示し
たものである。 【0020】即ち、ガイド体21を、チェックリンクア
ーム5のアーム上面5aとアーム下面5bとに接触作用
する接触面45と、ガイド体21に対するチェックリン
クアーム5の摺動をガイドする接触面45の両サイドに
設けられたほぼ垂直な規制面47,47とを有する構成
とする。 【0021】そして、前記水平方向の接触面45から両
サイドの規制面47に移るコーナ部を、前記チェックリ
ンクアーム5の規制面47側への移動時に、チェックリ
ンクアーム5の摺動抵抗が順次大きくなる半径の大きな
円弧面49に形成するものである。 【0022】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0023】かかる実施形態によれば、例えば、ドア6
が半分開いた位置で凹部溝29内へガイド体21が落ち
込み係合し合う時に、ガイド体21の軸線Xに対して、
角度の異なる凹部溝29との接触によりチェックリンク
アーム5は平行になろうとする作用が働き、その時の戻
り量によって規制面47側へ移動する。この時、チェッ
クリンクアーム5は、円弧面49に沿って移動する時
に、図7に示す如く弾性部材23に抗してガイド体21
を上方へ押し上げるために大きな摺動抵抗が働き停止す
る。このため、規制面47とは当接しない。この場合、
当接しても当接音は小さく抑えられ、品質感を損なうこ
とはない。 【0024】 【発明の効果】以上、説明したように、この発明の自動
車用チェックリンク装置によれば、円弧面とした規制面
によってドアの開閉動作に伴いガイド体に対してチェッ
クリンクアームの相対移動によって生ずるチェックリン
クアームとガイド体との当接音を防ぐことができるよう
になり品質感を損なうことがなくなる。また、円弧面を
形成する簡単な構造によって達成できるメリットが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明にかかるチェックリンク装置の図3の
A−A線断面図。 【図2】チェックリンク装置の概要平面図。 【図3】図2のB−B線断面図。 【図4】チェックリンクアームとガイド体の動作図。 【図5】チェックリンクアームとガイド体の動作図。 【図6】ガイド体の別の実施形態を示した図1と同様の
断面図。 【図7】図6のガイド体の動作図。 【図8】従来例の説明図。 【図9】従来例の説明図。 【符号の説明】 1 ケース体 5 チェックリンクアーム 5a アーム上面(アーム表面) 7 チェック機構 21 ガイド体 25 接触面 27 規制面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヒンジを支点として開閉可能なドア側に
    取付けられ、内部にチェック機構を内装したケース体
    に、アーム表面の巾方向に凹部溝を有するチェックリン
    クアームを挿通し、チェックリンクアームの一端を車体
    に揺動自在に枢支し、チェックリンクアームの他端とな
    る遊端側に、前記ドアの全開時にケース体と当接し合う
    ストッパーを設けた自動車用チェックリンク装置におい
    て、前記チェック機構を、チェックリンクアームのアー
    ム表面と略平行に形成され、チェックリンクアームに接
    触作用する接触面と、該接触面における前記アーム巾方
    向の両サイドに設けられた規制面とを有するガイド体
    と、該ガイド体を前記アームの表面側へ押圧する弾性部
    材とで構成し、前記両サイドの規制面を接触面へ続く円
    弧面に形成することを特徴とする自動車用チェックリン
    ク装置。
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