JPH09125791A - 摺動ドアのロック機構 - Google Patents

摺動ドアのロック機構

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JPH09125791A
JPH09125791A JP28354595A JP28354595A JPH09125791A JP H09125791 A JPH09125791 A JP H09125791A JP 28354595 A JP28354595 A JP 28354595A JP 28354595 A JP28354595 A JP 28354595A JP H09125791 A JPH09125791 A JP H09125791A
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sliding door
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sliding
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Takao Noguchi
貴生 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動ドアのロックの解除を小さな力で行う。 【解決手段】 摺動ドア1のロック機構に、前記摺動ド
ア1の突起がある摺動子12と、摺動子12から延長さ
れるアーム13と、アーム13の支点間距離を小さく変
えるアンビル15と、端部とレールとを有し、前記端部
を前記摺動子12が通過するときに前記アーム13の支
点距離が最大となり、前記摺動子12が前記レール内を
摺動するときアーム13の支点距離が小さくなるガイド
レール2とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用機器及び家電
製品における樹脂形成部品としての摺動ドアのロック機
構に関し、特に摺動ドアのロックの解除を小さな力で行
うことができる摺動ドアのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の摺動ドアのロック機構を示
す図である。本図に示すように、車載用機器6のガイド
レール7内を摺動し開閉して、例えば、カセットテープ
やコンパクトディスク等の記録媒体を出し入れする摺動
ドア8が設けられている。摺動ドア8にはロック用の突
起9が設けられる。ガイドレール7には、突起9を嵌合
する嵌合凹部10が設けれる。さらに、摺動ドア8に
は、突起9が嵌合凹部10から脱出する力を緩和するた
めの弾性部11が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方では、摺動ドア8
の突起9が嵌合凹部10から脱出し、つまり、ロックを
解除した状態で、摺動途中で位置を保持する必要があ
る。このため、特に、車載用機器のように、使用環境に
振動が伴う場合には、弾性部11の曲げ剛性を大きく
し、撓みを小さくするために、弾性部11を厚肉に設定
して、摺動途中で位置を保持している。しかしながら、
ロック時に、逆に突起9が嵌合凹部10から脱出するの
に過大な力が必要になるという問題がある。
【0004】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、突起9が嵌合凹部10から適正な力で脱出でき、か
つ摺動途中の停止を保持できる摺動ドアのロック機構を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する摺動ドアのロック機
構を提供する。すなわち、摺動ドアのロック機構に、前
記摺動ドアの突起がある摺動子と、該摺動子から延長さ
れるアームと、該アームが一定弾性変形すると、アーム
の支点間距離を小さく変えるアンビルと、 端部とレー
ルとを有し、前記端部を前記摺動子が通過するときに前
記アームの支点距離が最大となり、前記摺動子が前記レ
ール内を摺動するときアームの支点距離が小さくなるガ
イドレールとが設けられる。この機構により、前記端部
を前記摺動子が通過するときに前記アームの支点距離が
最大となるため、ロックの解除に従来のような不必要な
大きな力が必要なくなり、前記摺動子が前記レール内を
摺動するときアームの支点距離が小さくなるため、摺動
途中で位置を保持するのに十分な押圧力を得ることが可
能になる。
【0006】前記摺動子の突起は、前記ガイドレールに
接する部分が半円形状に形成されるようにしてもよい。
この手段により、前記端部を通過するのが滑らかにな
る。前記ガイドレールの端部に前記アームの弾性変形量
を一時的に増加させる第1の突起を有するようにしても
よい。この手段により、端部の通過を鋭敏にすることが
可能になる。
【0007】前記アンビルは、半円形状に形成されるよ
うにしてもよい。この手段により、アームの支点距離が
徐々に変わり、押圧力の変化が滑らかになる。前記ガイ
ドレールは、前記摺動子が摺動した終点位置に第2の突
起を有するようにしてもよい。この手段により、押圧力
が増加が滑らかになる。前記摺動子及びガイドレール
が、1つの摺動ドアに、少なくとも各々一対設けられる
ようにしてもよい。この手段により、バランスのとれた
摺動子の運動が可能になる。又、ドアの停止保持に要す
る押圧力も倍増される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る摺動ドア
のロック機構を示す図である。本図に示すように、本発
明は、車載用機器において、例えば、ミニディスクを出
し入れする開閉を行う摺動ドア1と、摺動ドア1の開閉
動作を規制するガイドレール2を有する外装パネル3と
で構成される。摺動ドア1には、摺動体1aとして、ガ
イドレール2に対して摺動自在な摺動子12と、摺動子
12を自由端として片持ち梁を形成して揺動自由に摺動
子14をガイドレール2に押圧するアーム13と、アー
ム13の片持ち梁の固定端を形成するアーム支持部14
と、アーム12の揺動範囲を規制してアーム12の押圧
力を規制するアンビル15とが一体として設けられる。
【0009】摺動子12が略半円形状に形成され、その
摺接部がガイドレール2に対して線接触を成すようにし
てある。なお、摺動体1aは、摺動ドア1に対して左右
一対が対称に設けられるようにしてもよい。さらに、摺
動ドア1には、摺動ドア1の開閉のために指で引き上
げ、押圧が行われるタブ16と、摺動ドア1を閉めた際
にガイドレール2から摺動ドア1が抜け出すことを防止
しかつ摺動ドア1の位置を規制する目的で係合する係合
フック17とが設けられる。
【0010】次に、外装パネル3には、前記係合フック
17を係合するための傾向フック37が設けられる。ガ
イドレール2には、摺動体1aに対応した幅で一対に形
成されるようにしてあり、摺動体1aには、断面形状が
略コ字型の凹溝に形成され、溝の上端部には摺動ドア1
の閉状態のロック時の摺動体1aの摺動圧を規制する第
1の突起21が設けられ、そして、摺動ドア1の開状態
の摺動子12の位置に摺動体1aの摺動圧を規制する第
2の突起22が設けられる。
【0011】図2は図1の摺動体の摺動動作を説明する
図である。通常は、本図(a)に示すように、摺動ドア
1が引き上げられて全閉状態で待機する。この場合、摺
動子12はガイドレール2の上側に出て、アーム13に
は撓みが生じていない状態にある。摺動ドア1の開放の
初動では、本図(b)に示すように、摺動ドア1のタブ
16がF方向に押圧されて、摺動子12の円形部分がガ
イドレール2の端部を乗り越え、さらに、ガイドレール
2の端部の第1の突起21を乗り越えて、ガイドレール
2内に進入しつつガイドレール2の壁23を押圧する。
摺動子12の押圧はアーム12の曲げ剛性によるもの
で、次の3つの要素を有する。
【0012】第1には、摺動子12の円形形状による撓
み量の増加を発生させて、壁23の押圧力を発生させ
る。第2には、摺動子12が第1の突起21を乗り越え
る時に、最大の撓み量を発生させて、壁22に対して最
大の押圧力を発生させる。このため、摺動子12がガイ
ドレール12の端部を乗り越え、第1の突起21を乗り
越えには、大きな力が必要であり、車両の振動程度で
は、これらを乗り越えられず、摺動ドア1は閉状態にロ
ックされている。すなわち、ロック力を強くしている。
【0013】第3には、摺動子12が第1の突起21を
乗り越えた後に、アーム12とアンビル15が接触する
ことで、てこの原理による支点間距離変化を生じさせ
る。このようにして摺動子12からの支持部14までの
支点間距離が、摺動子12からアンビル15までと短く
なることで、アーム13の押圧力を増加させる。なお、
アンビル15を円形状にして、支点が徐々に移動するよ
うにして、押圧力を徐々に増大するようにする。このよ
うにして、摺動途中で位置を保つことを可能にする。
【0014】本図(c)に示すように、摺動ドア1の全
開は、摺動子12が、第2の突起22を乗り上げた状態
で、ガイドレール2に対して押圧力を与えて、保持され
る。図3は摺動ドア1の開閉を行う際の押圧変化を説明
する図である。本図(a)は、摺動ドア1を降下して開
く場合のガイドレール2にかかる押圧力を示す図であ
り、始点から、摺動ドア1の開の進行に伴い、押圧力が
急増し、図2(b)で述べた最大押圧点に達した後、押
圧力が急減すると共に加速を伴って摺動が進行する。そ
の後、摺動子12の抵抗により減速されつつ終点まで摺
動が進行する。本図(b)は、摺動ドア1を上昇して閉
じる場合のガイドレール2にかかる押圧力を示す図であ
り、終点から、摺動子12の抵抗により引き上げ負荷が
かかった状態で進行し、摺動子12がガイドレール2の
第1の突起21に乗り上げた状態から押圧力が増加し、
前記の開状態で述べた最大押圧力の過程を経て急激な押
圧力の減少の後始点に至る。
【0015】したがって、従来ではガイドレールに対し
て、摺動子の摩擦や押圧力を付与することで、摺動子の
滑らかさを規制する構造にし摺動開始時に嵌合状態の脱
出に要する力が大きくなっていたが、本発明によれば、
摺動子の押圧力なしに、ガイドレール2の第1の突起2
1を乗り越えればよいので、極めて小さな力で初動でき
る。
【0016】また、上記初動に際してガイドレール2の
第1の突起21により、一時的に摺動子12のアーム1
3の撓みと共に押圧力が増加して、第1の突起21の鋭
敏な通過と同時にはずみ力が生じて、ロックからの脱出
がさらに容易となり、その後に大きなアーム13の戻り
抵抗が生じて摺動も滑らかになる。さらに、アーム13
に接するアンビル15が半円形状に形成されているの
で、初動より摺動子12がガイドレール2に導入される
際に、徐々に支点間が短くなると共に押圧力が増加する
ため、力の加わり方が滑らかになる。
【0017】摺動子12とガイドレール2を各々一対で
構成することで、バランスのとれた運動が可能になる。
また、アーム13が揺動することで自由度が大きくなる
ため、揺動中に力の集中がなくなるため、ロックするこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る摺動ドアのロック機構を示す図で
ある。
【図2】図1の摺動体の摺動動作を説明する図である。
【図3】摺動ドア1の開閉を行う際の押圧変化を説明す
る図である。
【図4】従来の摺動ドアのロック機構を示す図である。
【符号の説明】
1…摺動ドア 2…ガイドレール 12…摺動子 13…アーム 15…アンビル 21…第1の突起 22…第2の突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動ドアのロック機構において、 前記摺動ドアの突起がある摺動子と、 該摺動子から延長されるアームと、 該アームの支点間距離を小さく変えるアンビルと、 端部とレールとを有し、前記端部を前記摺動子が通過す
    るときに前記アームの支点距離が最大となり、前記摺動
    子が前記レール内を摺動するときアームの支点距離が小
    さくなるガイドレールとを備えることを特徴とする摺動
    ドアのロック機構。
  2. 【請求項2】 前記摺動子の突起は、前記ガイドレール
    に接する部分が半円形状に形成されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の摺動ドアのロック機構。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールの端部に前記アームの
    弾性変形量を一時的に増加させる第1の突起を有するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の摺動ドアのロック機
    構。
  4. 【請求項4】 前記アンビルは、半円形状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の摺動ドアのロック
    機構。
  5. 【請求項5】 前記ガイドレールは、前記摺動子が摺動
    した終点位置に第2の突起を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の摺動ドアのロック機構。
  6. 【請求項6】 前記摺動子及びガイドレールが、1つの
    摺動ドアに、少なくとも各々一対設けられることを特徴
    とする、請求項1に記載の摺動ドアのロック機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7529569B2 (en) 2003-03-25 2009-05-05 Lg Electronics Inc. Locking mechanism
JP2010165784A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Yazaki Corp アース接続ユニット
JP2011139763A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Sammy Corp 遊技機枠ユニット

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JP2010165784A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Yazaki Corp アース接続ユニット
JP2011139763A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Sammy Corp 遊技機枠ユニット

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