JPH0343031Y2 - - Google Patents

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JPH0343031Y2
JPH0343031Y2 JP1984023076U JP2307684U JPH0343031Y2 JP H0343031 Y2 JPH0343031 Y2 JP H0343031Y2 JP 1984023076 U JP1984023076 U JP 1984023076U JP 2307684 U JP2307684 U JP 2307684U JP H0343031 Y2 JPH0343031 Y2 JP H0343031Y2
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locking portion
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はルースリーフ式バインダー、ノートな
どにおけるプラスチツク製綴具、特にそのロツク
機構に関する。
〔従来技術〕
この種のプラスチツク製綴具のロツク機構には
各種のものが知られている。しかし、これらのも
のは、或るものは構造が複雑であつたり、或るも
のは掛外しに面倒な操作が必要であつたりした。
そのうち、押ボタン式のものは比較的掛外しが容
易であるので広く用いられている。この押ボタン
式のものはいずれもばね作用を利用して掛止ロツ
クの掛脱を行う点で共通な原理に基づいている。
第1〜2図は押ボタン式ロツク機構を備えた従来
の綴具の1例を示し、固定基板3、固定基板3の
他端に枢着された可動基板4のそれぞれの外縁に
沿つて多数の綴環5,6をそれぞれ一体的に形成
し、それら綴環5,6を可動基板4の水平方向へ
の操作により開閉するようにしたものである。基
板3,4の端部にはロツク機構が設けてあり、可
動基板4の端部には押ボタン7、そこから可動基
板の方へ水平に突出する十分な可撓性を有する弾
性板8、及びその上面に形成された掛止用の鉤9
が一体形成されている。固定基板3の端部には鉤
9及び弾性板8が協働する水平な上壁10が設け
られており、そこには鉤9が嵌合係止する掛止穴
11が形成されている。
使用において、第2図の綴環閉鎖状態から押ボ
タン7を押し下げると、弾性板8の弾性に抗して
鉤9は係止穴11から外れるから、次に押ボタン
7を水平に押して可動基板4を開放する(第1図
矢印)。逆に閉鎖する際には可動基板4を閉鎖方
向に閉めるだけで良く、ロツクは自然に行われ
る。
第3図は従来の他のロツク機構を示すもので固
定基板3には底面(水平またはテーパ面)13を
有する底板14が設けられ、端部には、上壁16
が一体形成されており、その下面には鉤15が形
成されている。一方、可動基板4の端部には上壁
16の幅よりやや広い溝17が形成され、その底
は十分な可撓性を有するように薄肉にされた弾性
板18となつている。弾性板18の上面には鉤1
9が形成されており、これが可動基板4の閉鎖位
置で丁度鉤15へ掛止するようになつている。弾
性板18の末端には押ボタン20が形成されてい
る。固定基板の底板14の末端縁21は可動基板
の弾性板18を働かせるために上壁16の端縁よ
りも十分に後退している。本例の作用も上例と同
様である。
〔従来技術の欠点〕
従来のロツク機構は十分な可撓性を有する弾性
板8または18を有し、その作用を利用して鉤9
または19の係脱を行つている。従つて、閉鎖状
態からロツクを外すには、第1図の矢印に示すよ
うに押ボタン7または20を指で一旦押し下げた
後、力をゆるめないでさらに水平に押さなければ
ならず、二重の操作を必要とする不便がある。若
し押ボタン7または20を単に押し下げた後力を
抜けばロツクは元に戻つてしまう。
〔考案の目的〕
本考案は綴具の押ボタンを用いる形式のロツク
機構において、ロツク解除と綴環を支持する可動
基板の開放を押ボタンの押下げ動作のみによつて
行うことができるロツク機構を提供することを目
的とする。
〔考案の概要〕
本考案の上記目的は、固定基板と、該固定基板
に一端で枢着され且つ閉鎖時に前記固定基板の底
板により支持される様に構成された可動基板と、
これら基板の外縁部に固定され上端で互いに衝接
し得る綴環とからなり、可動基板の枢動により開
閉自在とした綴具において、ロツク機構を改良す
ることにより達成される。すなわち、固定基板の
前記他端にはその外縁側にロツク用第1係止部が
設けられており、可動基板の前記他端には前記第
1係止部に係合するロツク用第2係止部と前記第
2係止部に近接して設けられた押しボタンとこれ
ら第2係止部及び押しボタンを一体に支持する基
部とが設けられており、前記基部は、前記固定基
板の底板を越えて突出した位置にあり、又前記可
動基板の他端のほぼ全縁に一体的に結合した剛性
のむくの板状体であり、そして外縁部で充分な剛
性を有する程度に厚く且つ内縁部で薄くなつてい
ることを特徴とする。
より好ましい態様によると、固定基板の底面か
ら可動基板の肉厚外縁部の底面に沿つた支承部片
が突出している。
上記構成によれば、綴環が閉鎖するように可動
基板を閉鎖するときは自動的に第2掛止部は第1
掛止部に掛止する。逆にロツクを解除するには押
ボタンを押下げるだけで良い。すなわち可動基板
のロツク部基部の内縁部は薄いため押圧力に対し
て撓んで掛止部が外れるが、ロツク機構の基部は
肉厚であるため撓まない。このため基部は肉厚部
を中心として捩られる。しかし綴環は衝合端で突
張つているから、その反力としてこの基部は固定
基板から離れる方向水平方向に強く押されて可動
基板は開放する。また肉厚部の下面が固定基板の
支承部片とによつて支えられている場合には、バ
インダー表紙などとちがつてしつかりした支持が
与えられるために上記の捩り作用は一層大きくな
り、また可動基板が水平方向に移動するときに滑
動案内面となり、水平方向への移動がスムーズに
なる。これらの作用は従来の弾性板8,18では
得られなかつた作用である。このようにして、横
方向への力を加える必要はなく、単に押圧するだ
けでロツクが外れる。
以下実施例を詳しく説明する。
〔実施例 1〕 第4図ないし第7図を参照する。これらの図は
いずれもプラスチツク成形で作られた固定基板2
0及び可動基板23の端部に設けられるロツク機
構を示す。可動基板20の底壁21の上面22は
可動基板23が侵入するのを案内する水平面とな
つているが下向きのテーパ面となつていても良
い。またこれに対応して可動基板23の底面24
も同様に水平面であるが、固定基板に対応してテ
ーパ面となつていても良い。
固定基板20の端部は、綴環25のある側の側
壁27の上部から水平に可動基板23の方へ水平
に延び出した案内板28を有する。案内板の隅は
切欠かれて、ここに可動基板23の鉤29を掛止
する掛止部30が形成されている。第6図に示す
ように、案内板28は底壁21の端部31よりも
固定基板の自由端側に存在する部分が必要であ
る。若しそうでなければ鉤29を外すことが困難
となる。
案内板28に対応して、可動基板23の端部に
は基部33が一体形成され、その上面側には凹溝
32が形成されている。溝32の底の面は固定基
板の案内板28の底面とはほぼ同じ高さにあり、
また溝32は可動基板内縁側の隅に固定基板の掛
止部30に掛止される鉤29を具備している。基
部33の末端には押ボタン34が設けられてい
る。この押ボタンは可動基板の内縁側に形成され
る。押ボタンのこの位置は本考案の意図したロツ
ク解除作用を得るのに必要である。可動基板23
の基部33の下面は綴環26のある側へと下方へ
傾斜した傾斜面35を有する。この傾斜面は少く
とも溝32の底面33のところに形成されていな
ければならない。第6図から分るように、傾斜面
35が存在するために、可動基板端部の厚さは片
側で厚さt、他側でtよりもずつと厚い厚さTと
なつており、全体的にこの端部に十分な剛性を与
えると共に、厚さtの側に鉤29を外すのに必要
な限度の可撓性を与えている。従つて、押ボタン
34を押下げると、基部33は押ボタンの部分で
最も大きく撓むが、厚さTの側はほとんど撓まな
いし、また長手方向にも撓まない。
〔作用効果〕
以上の構成であるから、可動基板23を固定基
板20の方へ水平移動させると、図示しない端部
の軸を中心として可動基板の底面24は固定基板
の底壁21に案内され、またロツク機構の部分で
は鉤29が案内板28をその弾性に抗して押上げ
ながら滑動し、そして最後に両基板は合体すると
同時に鉤29は掛止部30へ弾発的に嵌合する。
この状態から可動基板23を水平に開放するに
は、先ずロツクを外さなければならない。押ボタ
ン34を押下げると前述のように押ボタンのある
側が下方へ撓むから鉤29は掛止部30から下方
へ外れる。しかし、このとき可動基板23の端部
の他の部分は十分な剛性を有するから、加えた押
圧力の大きな部分は可動基板のロツク機構を全体
的に長手方向に撓ませることはできず、厚さTの
部分を軸にして厚さtの部分に回動力(第6図で
左回り)を生じる。ところが綴環25,26は互
に衝合しているからその反力として基部33は綴
環25,26の衝合端を支点として固定基板から
水平に強く押される。このとき、厚さTの底が表
紙などにより支えられていれば、この作用は助長
される。その後は弱い力で可動基板を水平方向に
移動すれば可動基板の完全解放が達成される。
〔実施例 2〕 第8図及び第9図は本考案のロツク機構の他の
実施例を示す。図中第4〜7図に示した部分に相
当する部分は同一の参照記号で示し、詳細な説明
を省略する。本例のロツク機構の基部33は前例
の溝32に相当する部分を持たない。基部33の
底面35は内縁側から外縁側へ向けて下方にテー
パしており、外縁側には下方へ突出した突縁36
が設けられている。この突縁の底面は固定基板2
3の底面と同じ面内にある。
以上の構成によると、ロツク状態から押ボタン
34を押下げたときのロツク解除作用が前例より
も一層強調される。すなわち、押ボタン34を押
下げると、バインダー表紙の面から矢印37の点
で突縁36が下から支承される。このため基部3
3の外縁は全く下降しないで基部の捩れを生じ、
この捩り力が綴環25,26の強いつつ張りの反
力として働いて基部33を右方へ強く押す。従つ
て、単に押ボタン34の押下げだけで鉤29は外
れ、直ちに右方へ移動して完全なロツク解除とな
る。
〔実施例 3〕 第10〜11図は本考案のさらに他の例を示
す。本例は最も好ましい例である。図中第1及び
第2実施例と共通な点は同一の参照数字で示し、
説明を省略し、前例と異る点のみ説明する。先
ず、固定基板20の底壁21の端部から、閉鎖状
態における可動基板23の肉厚外縁部40の底に
沿つて支承部片39が突出している。この支承部
片39の上面は面22と同一の面内にありうる。
一方、可動基板23のロツク部基部における肉厚
外縁部40は、可動基板の本体の底面を延長した
底面を有し、このため固定基板の支承部片39に
支持され且つ滑合関係にある。また、押ボタン3
4は可動基板の幅と同じ幅に形成された上面右端
部38が上に突出する構成になつている。このた
め押ボタン34の上面を指で押すとき、指が自然
に左側へ片寄り、力が左半分に強く作用すること
になる。
以上の構成であるから、第11図のロツク状態
から押ボタン34を下へ押下げると、鉤29が外
れると共に厚肉外縁部40を中心とする捩れが生
じ、これが綴環25,26の衝合面での強い反力
により可動基板の開放方向の水平力へ変換されて
ロツクの完全開放を生じる。このとき外縁部40
は固い支承部片39により支持されるので沈みが
なく水平力への変換が大きくなり、しかも可動基
板が水平に移動する際の摩擦が少ないのでスムー
ズな開放となる。第1、2実施例では表紙の特性
に依存して作用が落ちる場合があるのに対して、
本例はこの点ですぐれた点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の綴具ロツク機構の斜視図、第2
図は同端面断面図、第3図は従来の他のロツク機
構の斜視図、第4図は本考案の第1実施例のロツ
ク機構の斜視図、第5図は同端面図、第6図は第
5図の線B−Bから見た図、第7図は第5図の線
C−Cから見た図、第8図は本考案の第2実施例
のロツク機構の斜視図、第9図は第8図のA−A
断面図、第10図は本考案の第3実施例のロツク
機構の斜視図、及び第11図は第10図のB−B
断面図である。 20:固定基板、21:底壁、22:上面、2
3:可動基板、24:下面、25,26:綴環、
27:側壁、28:案内板、29:鉤、30:掛
止部、32:溝、33:底面、34:押ボタン、
35:傾斜底面、36:突縁、39:支承部片、
40:厚肉外縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定基板と、該固定基板に一端で枢着され且
    つ閉鎖時に前記固定基板の底板により支持され
    る様に構成された可動基板と、これら基板の外
    縁部に固定され上端で互いに衝接し得る綴環と
    からなり、可動基板の枢動により開閉自在とし
    た綴具の他端に用いるロツク機構において、固
    定基板の前記他端にはその外縁側にロツク用第
    1係止部が設けられており、可動基板の前記他
    端には前記第1係止部に係合するロツク用第2
    係止部と前記第2係止部に近接して設けられた
    押しボタンとこれら第2係止部及び押しボタン
    を一体に支持する基部とが設けられており、前
    記基部は、前記固定基板の底板を越えて突出し
    た位置にあり、又前記可動基板の他端のほぼ全
    縁に一体的に結合した剛性のむくの板状体であ
    り、そして外縁部で充分な剛性を有する程度に
    厚く且つ内縁部で薄くなつていることを特徴と
    する綴具のロツク機構。 (2) 固定基板の底部は可動基板の基部の外縁部下
    面に沿つて延びている前記第1項記載のロツク
    機構。
JP2307684U 1984-02-22 1984-02-22 綴具のロツク機構 Granted JPS60137579U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2307684U JPS60137579U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 綴具のロツク機構

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JP2307684U JPS60137579U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 綴具のロツク機構

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JPS60137579U JPS60137579U (ja) 1985-09-12
JPH0343031Y2 true JPH0343031Y2 (ja) 1991-09-09

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20030087214A (ko) * 2002-05-08 2003-11-14 카네다 콕키 루스리프바인더부재

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5391729U (ja) * 1976-12-24 1978-07-27
JPS5894568U (ja) * 1981-12-18 1983-06-27 株式会社学習研究社 フアイルバインダ−における係着装置

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JPS60137579U (ja) 1985-09-12

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