JPH0232463Y2 - - Google Patents

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JPH0232463Y2
JPH0232463Y2 JP3466885U JP3466885U JPH0232463Y2 JP H0232463 Y2 JPH0232463 Y2 JP H0232463Y2 JP 3466885 U JP3466885 U JP 3466885U JP 3466885 U JP3466885 U JP 3466885U JP H0232463 Y2 JPH0232463 Y2 JP H0232463Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はバインダー綴具に関し、さらに詳しく
はバインダー綴具のロツク機構に関する。
[従来技術とその問題点] 多数の開閉自在の綴環を備えたバインダー綴具
は従来から広く用いられている。この型のバイン
ダー綴具は2種に大別でき、一方は2本の細長い
可動基板を並べて衝合させ、それらの外辺を弾性
金属さやにより拘束し、可動基板に植立した多数
の綴環を弾発的に開閉させる方式であり、他方は
多数の綴環を植立した細長い固定基板の一端に、
該綴環に組合う綴環を植立した細長い可動基板の
一端を枢着させ、可動基板を横にスライドさせて
綴環の開閉を行わせる方式である。本考案は後者
のバインダー綴具の改良に関する。この型のバイ
ンダー綴具では可動基板を固定基板に対して閉鎖
した後、その状態に保ち、またルースリーフの差
替えなどのために閉鎖状態を解くため、ロツク機
構を基板の自由端に設ける必要がある。
従来のロツク機構のうち、多用されているもの
の1つは第1〜2図に示されているように、固定
基板1の自由端にはロツク雄部材3を設け、可動
基板2の自由端には指で回動操作できるロツク雌
部材4を枢着し、バインダー綴具の閉鎖時にはこ
れらの雌雄部材3,4を掛止させる。綴環5,6
を開くには第1図においてロツク雌部材4を指で
矢印Aの方向に押してロツク雄部材3から外し、
次いで可動基板2を枢着点(図示せず)の周りに
回動させて第2図のように開く。逆に綴環5,6
を閉鎖させるには、第2図において可動基板2を
矢印Bの方向へ押し、さらにロツク雌部材4を指
で押してロツク雄部材3へ押し込んで掛止させ
る。
このように、従来のこの型のロツク機構はすべ
て指で操作しなければならない。ところが、バイ
ンダー綴具の開放状態から可動基板を固定基板へ
向けて枢動させて綴環を閉鎖させる際には、ルー
スリーフが綴環から外れないようにルースリーフ
を手で押えておく必要があるから、操作が面倒で
あり、閉鎖時にはロツクが自然に行われることが
望ましい。しかし、図示のようなロツク雌部材の
他にスプリングを用いるにはそのための場所が小
さくて設計が困難であり、また製造コストを上げ
ることになる。
[考案の目的] 本考案は、複数の綴環を有する固定基板の一端
に、複数の綴環を有する可動基板の一端を枢着し
て開閉動作させるようにしたバインダー綴具にお
いて、ロツク作用が簡便な手段で自動的に行なわ
れるようにすることを目的とする。
[考案の概要] 本考案の上記目的は、一端において固定基板に
可動基板を枢着し、他端において固定基板には固
定ロツク部材を、可動基板には可動ロツク部材を
設けて成るバインダー綴具において、可動ロツク
部材の可動基板への枢着軸を非円形断面とすると
共にスロツトにより縦に分割したバネ軸とし、一
方可動基板側の枢着孔も同様に非円形断面に構成
したことを特徴とするロツク機構により達成され
る。この場合、可動ロツク部材は強じんな弾性の
あるプラスチツク材料から製作される。
本考案によると、可動ロツク部材の枢着軸は分
割スロツトのためバネとして作用し、可動ロツク
部材を回動するとその枢着軸が異形であるため分
割スロツトが許容する範囲内で枢動軸は撓み、外
力の除去で元の軸形を復元するから、可動ロツク
部材は元の位置に自動的に戻る。
なお、固定基板側の固定ロツク部材と可動ロツ
ク部材との初期接触部はカム面として構成し、枢
着軸のバネ作用と協働して基板を閉鎖する際に自
然に相互掛止が行われるようにする必要がある。
以下、本考案の好ましい実施例について説明す
る。
[実施例] 全体構造 第3図ないし第6図は本考案のプラスチツク製
バインダー綴具の全体構造を示す。図中1は固定
基板、2は可動基板、5,6はそれぞれ固定基板
及び可動基板に一体成形で植立された綴環であ
る。
固定及び可動基板1,2は一端で軸7により枢
着されている。なお8は弾性付与のため固定基板
した形成されたスリツトである。また9は表紙
(図示せず)へ鋲止めするための孔である。両基
板の反対側にはロツク機構が設けてあり、このロ
ツク機構は固定基板側の固定ロツク部材3及びこ
れに掛止する可動ロツク部材4より成る。可動ロ
ツク部材4は第5図(底面図)に示したように可
動基板2に形成された異形軸孔に嵌合された枢着
軸10を有する。従つて、可動ロツク部材4を矢
印Aの方向へ枢動させてロツクを外し、或いは逆
方向に回動させてロツクを行うことができる。
ロツク機構の構成 第3〜6図の要部を拡大して第7図ないし第1
0図に示す。第7図は平面図、第8図は第7図の
A−A断面図、第9図は底面図及び第10図は可
動ロツク部材を枢動させたときの底面図である。
可動ロツク部材4は枢着軸10を有し、可動板
2の自由端11に形成された孔12に嵌合されて
おり、矢印Aの方向及び逆方向に回動できる。第
7及び9図は可動基板2を固定基板1に対してロ
ツクした状態を示すもので、固定基板1の端部の
固定ロツク部材3に可動ロツク部材4の掛止爪1
3を掛止させることによりロツクを行つている。
また第7及び9図の状態から指で矢印の方向に可
動ロツク部材4を移動させると、第10図に示す
ように可動ロツク部材4のストツパ14により可
動ロツク部材の移動範囲が制御される。このスト
ツパ14は枢着軸10に対する安全手段となつて
いることは後で述べる。第10図の開ロツク状態
から指を放すと、可動ロツク部材4は以下で述べ
る軸10のバネ作用で第9図の位置へ復帰する。
第10図のように可動ロツク部材4を開き、次い
でさらに矢印Aの方向へ押し続けると、可動基板
2は軸7(第5図)の周りに枢動して綴環5,6
を開く。このように開環した状態から閉環状態に
戻すには可動基板2を図示の位置へ戻す。このと
き可動ロツク4はバネ作用で第7、9図の水平状
態に戻つているからその掛止爪13の外面は固定
ロツク部材3の縁部に当る。従つて、図示のよう
に掛止爪13の外面はテーパ面とし、同時に固定
ロツク部材3の縁部15もテーパ面とし、カム作
用により掛止爪13が縁部15に沿つてスライド
しながら案内されるようにする。
可動ロツク部材4はアセタール樹脂などの強じ
んで弾性を有するプラスチツクから成形されてい
る。第13〜14図から分るように、枢着軸10
は片側が平坦面20となつており、また平坦面2
0に平行なスロツト18により分割されてバネ片
19を形成している。平坦面20の反対側は円筒
面16となつており、また同じ側の軸端は突起部
17を有する。
第11〜12図から分るように、可動基板2の
自由端11に形成された枢着孔12は、可動ロツ
ク部材4の枢着軸10の円筒面16と接触するよ
うに入口側に円形孔21を有し、また出口側に
は、枢着軸10の平坦面20と接触する平坦面2
3と、枢着軸10の突起部17に係合してその脱
落を防止するように円形拡大段部22とを有す
る。第13〜14図に示した可動ロツク部材4を
第11〜12図に示した可動基板2の端部11へ
組込むには単に枢着軸10を孔12へ押込むだけ
で良く、バネ片19は屈撓し、突記部17が段部
22へ係合し、また平坦面20が平坦面23へ係
合して組込みが終る。
動作と作用効果 底面図を示す第9〜10図及び平面図を示す第
7及び15図を参照して動作を説明する。可動基
板2が閉鎖して綴環5,6が閉じ、ロツク機構が
図示のロツク状態にあるものとする。先ず矢印A
の方向に指で可動ロツク部材4を回動させると掛
止爪13が固定ロツク部材3から外れ、ストツパ
14が可動基板2へ当るまで可動ロツク部材4は
枢動する。この間に枢着軸10の平坦面20は孔
12の平坦面23に対して無理に押付けられるこ
とになるから、バネ片19はスロツト18へ向け
て撓み、復元方向への力を生じる。しかし、枢着
軸10の基部側は可撓性がないから平坦面23は
出口側だけに設け、入口側には円形逃げ24を形
成しておけば良いことが分る。またストツパ14
は軸10が極端に回転して復元力を失わないよう
にする。
第10図のように可動ロツク部材4を開いたら
そのまま横に押せば可動基板2は軸7(第5図)
の周りに回動して開き、綴環5,6を開く。可動
ロツク部材4から指を離すと、バネ片19の復元
力でロツク部材4は第15図の姿勢に戻る。
綴環5,6を閉じるには、第15図のように可
動基板2を固定基板1へ向けて枢動させる。そう
すると、可動ロツク部材4の掛止爪13の外側テ
ーパ面が固定ロツク部材3のテーパ面15に接触
し、掛止爪はバネ作用に抗してテーパ面15に沿
つて滑り、最後に爪13が固定ロツク部材3の先
端を越えると、バネ作用により第7図及び第9図
に示す位置へ嵌り込みロツクする。
上の例では可動ロツク部材4は固定及び可動基
板の下端にかさぶる形をしている。この構造によ
ると、可動基板の閉鎖時に可動ロツク部材の右端
(第7図、第15図)に指を掛けて押す。このと
き指はばね片19の作用を或る程度拘束すること
になり、可動ロツク部材4の爪部外面が固定ロツ
ク部材のテーパ面15に沿つて円滑に移動するこ
とを若干阻害する。第16、17及び18図はこ
の点を改良する。すなわち、固定基板端部11は
第17〜18図のようにほぼ四角形状をなし、そ
の表側(第16図)の右辺にマージン11′を有
する。また可動ロツク部材4は幅が先きの例より
も狭くなつており、また可動ロツク部材4の端板
の端14′は基板端部11の端面14″と係合する
ことによつてストツパーの役目をし、これにより
可動ロツク部が開きすぎた場合(第18図)にバ
ネ片19を保護している。通常は第18図のよう
に開くことはない。以上の構成であるから、可動
ロツク部材の閉鎖時に指が可動ロツク部材の右辺
(第16図)に触れることがないので、円滑な閉
鎖ロツクが達成できる。
以上のように、本考案のロツク機構によると、
可動ロツク部材の枢着軸をバネ体として構成した
から、バインダー綴具の閉鎖時に可動ロツク部材
はカム作用面に沿つて自然に案内されて固定ロツ
ク部材に掛止することができる。従つて、従来の
ように一々指で掛け止めを行なう必要もなく、ま
た別個にバネを用いる必要もなく、製造工程上も
操作上もすぐれた効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロツク機構を有するバインダー
綴具の部分斜視図、第2図はロツク解除状態の同
バインダー綴具の部分斜視図、第3図は本考案の
バインダー綴具の平面図、第4図は同側面図、第
5図は同底面図、第6図は同正面図、第7図は本
考案のバインダー綴具の要部拡大平面図、第8図
は第7図の線A−Aから見た部分断面側面図、第
9図は同底面図、第10図はロツク解除状態の同
底面図、第11図は可動基板の第8図と同様な断
面図、第12図は同底面図、第13図は可動ロツ
ク部材の底面図、第14図は第13図の線B−B
から見た断面図、及び第15図は閉鎖操作時のロ
ツク機構の状態を示す平面図、第16図は本考案
の他の実施例の平面図、第17図は同底面図、及
び第18図はロツク解除時の同底面図である。 1……固定基板、2……可動基板、3……固定
ロツク部材、4……可動ロツク部材、5,6……
綴環、10……枢着軸、11……可動基板端部、
12……枢着孔、13……掛止爪、14……スト
ツパ、15……テーパ面、16……円筒状面、1
7……突起部、18……分割スロツト、19……
バネ片、20……平坦面、21……円形面、22
……円形段部、23……平坦面、24……逃げ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の綴環を有する固定基板と、前記固定基板
    の一端に枢着され閉鎖時に前記綴環と組合う複数
    の綴環を有する可動基板と、前記可動基板の他端
    に形成された固定ロツク部材と、前記可動基板の
    他端に形成された枢着孔へ嵌合する枢動軸を有し
    且つ前記固定ロツク部材へ掛止されるロツク位置
    と前記ロツク位置から開放された離れた開放位置
    の間で枢動自在な可動ロツク部材とを有するバイ
    ンダー綴具において、前記可動基板の前記枢着孔
    は、円弧状部分と残りの平坦面部分とからなり、
    前記可動ロツク部材の前記枢動軸は、前記可動ロ
    ツク部材のロツク位置で前記平坦面部分に対接す
    る平坦面を有するばね片と前記円弧状部分に摺動
    接触する弧状面を有する軸部とよりなり、以て前
    記可動ロツク部材がロツク位置から開放位置に外
    れたときに、前記ばね片の平坦面の端部が前記可
    動基板の前記枢着軸の平坦部分に係合するために
    前記ばね片が撓み前記ロツク方向への前記可動ロ
    ツク部材の復元作用を生じるようになつている、
    バインダー綴具。
JP3466885U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0232463Y2 (ja)

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JPS61152481U JPS61152481U (ja) 1986-09-20
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