JP3062833B2 - 香り発生装置付き空気調和機 - Google Patents

香り発生装置付き空気調和機

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JP3062833B2
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俊典 野田
明子 岩本
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松下冷機株式会社
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  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビルや一般住
宅等の建屋内,自動車や航空機等の乗り物内部,レジャ
ー施設,病院等において香りを供給する場合に用いられ
る香り発生装置付き空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の快適性向上の手段とし
て、香りに対する関心が高まっている中で、香りが有す
る人間に及ぼす生理学,心理学的に優れた効果について
考慮されるようになってきている。
【0003】特に最近になって、ある特定の種類の香り
が人間に覚醒・鎮静効果,生理活性効果をもたらすこと
が証明されてきている。そこで、これらの香りが有する
効果を有効に利用することが、生活環境における快適性
の向上に役立つと考える。
【0004】以下、従来の香り発生装置付き空気調和機
を、図4の正面図、図5の断面図、図6の要部の斜視図
に基づいて説明する。特公平2−13733号公報等に示さ
れるように、従来の香り発生装置付き空気調和機は、空
気調和機室内機1の前面に設けられた吹出しグリル2の
下部に芳香剤3の収納スペース4と、それらを覆うよう
に芳香剤3の発生量の強弱を調整することが可能な調節
扉5と、空気調和機室内機1の前面グリル6の内側に取
り付けられたエアフィルタ7を通過した空気を加熱また
は冷却する熱交換器8と、この空気を吹出しグリル2か
ら吹き出すクロスフローファン9とが内部に収納されて
いる。また、前記吹出しグリル2の略中央部に風向変更
羽根10aと、その羽根角度を制御する吹出角度調整手段1
0bが設けられている。
【0005】次に、上記の香り発生装置付き空気調和機
の動作を説明する。
【0006】前面グリル6から吸い込まれた空気は、エ
アフィルタ7を通過し、脱臭,集塵され、熱交換器8で
温調された後、吹出しグリル2から室内に送風される
際、吹出しグリル2の下部に設けられた芳香剤3の収納
スペース4から揮散する香りと一緒になり、この送風に
より、室内全体に香りが行きわたるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような香り発生装置付き空気調和機では、空気調和機の
送風機が香り発生装置の香りの揮散を補助しているので
室温が設定温度に達すると、空気調和機の冷暖房システ
ムが停止する。従って、送風機が停止し、香り発生装置
から風路内に揮散した芳香剤は、風路内に滞留して、室
内に香りを供給することができないという問題を有して
いた。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するもので、
適正な濃度で、かつ適正な吹出し状態で効率的に空間に
香りを付加し、生活空間を常に最適な状態に保つことが
できると共に、香りの持つ優れた効果を有効に利用する
ことができ、これにより、心理的,生理的に良好な効果
をもたらす生活環境を形成できる香り発生装置付き空気
調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の香り発生装置付き空気調和機は、温調し
た空気を送風する送風機と、香り発生部と香り濃度の制
御部とからなり空気調和機風路内に一体に組み込まれた
香り発生手段と、冷暖房システムあるいは前記香り発生
手段のいずれかが駆動している時には前記送風機を運転
させるように制御する制御手段と、前記冷暖房システム
がオフしたときには温調した空気を、水平あるいは上方
に向けて吹き出すように吹出角度を調整する吹出角度制
御手段とを設ける。
【0010】
【作用】上記の構成によって、冷房あるいは暖房運転時
に、室温が設定温度に達して冷暖房システムがオフして
も、香り発生手段から香りが供給されている時は、送風
機が駆動し続け、風路内に香りが滞留することなく、室
内に芳香を付加し続けられる。また、例えば暖房時のし
かも暖房システムがオフした時は、水平あるいは上方に
向むて送風するため、使用者に気流による冷感(コール
ドドラフト)を感させることもなく、香りを供給し続け
られる。
【0011】これにより、必要に応じていかなる時で
も、室内に芳香を付加することができ、心理的,生理的
に良好な効果をもたらす生活環境を形成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例の断面図、図2は
図1の実施例の正面図であり、本実施例の香り供給装置
付き空気調和機は、図1に示すように、空気調和機室内
機11前面に設けられた前面グリル12の上方に金属酸化物
半導体センサに代表される香り濃度センサ13と、後方に
集塵脱臭用のエアフィルタ14と、エアフィルタ14を通過
した空気を加熱または冷却する熱交換器15と、熱交換器
15の下方に香り発生装置16と、香り発生手段16から揮散
された香料を含んだ空気を吹出しグリル17から吹き出す
シロッコファンに代表される送風機18を収納したもので
ある。
【0014】前記香り発生手段16は、芳香剤19と、芳香
剤19を収納する収納スペース20と、収納スペース20を開
閉でき、芳香剤19の揮散量を調節することが可能な調節
扉21とからなり、さらに、前記香り濃度センサ13の出力
によって調節扉21の開閉をコントロールし、室内の香り
濃度を制御する香り発生手段16の制御部22を有してい
る。
【0015】また送風機18には前記調節扉21が開放され
ている時に、送風機18を駆動させ続ける制御手段23が設
けられ、吹出しグリル17の略中央では風向変更羽根24a
と、この風向変更羽根24aを制御する吹出角度調整手段2
4bが設けられている。
【0016】次に、上記のように構成された本実施例の
動作を図1を用いて説明する。まず、送風機18によって
前記前面グリル12から吹い込まれた空気は、エアフィル
タ14と熱交換器15を通過し、吹出しグリル17の直前で、
香り発生手段16から揮散された芳香剤19を含んで吹出し
グリル17より空間内に放出され、空間に香りを付加す
る。
【0017】さらに、香り濃度センサ13が室内の香り濃
度を検知し、香り濃度が低い時、香り濃度の制御部22か
らの信号によって調節扉21が開かれ、風路内に芳香剤19
が揮散される。そして、調節扉21が開かれている時に
は、送風機18の制御手段23によって送風機18が回転し、
風路内に揮散した芳香剤19が室内に供給される。
【0018】次に、本実施例の動作を、図3のタイミン
グチャートを用いて、より具体的に説明する。
【0019】まず、冷暖房システムの駆動中は、香り濃
度センサ13で検知された室内の香り濃度が設定値以下
で、香り濃度の制御部22からの信号によって調節扉21が
開放されていると、送風機18の制御手段23からの信号に
より送風機18が駆動し続け、また風向変更羽根24aは吹
出角度調整手段24bにより下向きに吹出すので、風路内
に揮散した芳香剤19が室内に供給され続ける(図3のa
−b間)。そして、設定温度に到達し、温度センサ(図示
せず)の検知信号をもとに、この冷暖房システムが停止
すれば、吹出角度は風向変更羽根24aにより、水平ある
いは上向きとなる。この時、吹出す空気は香りが付加さ
れている分だけ重く、水平,上方に吹出しても徐々に沈
降し、居住域にいる人間に到達する(b−c間)。そして
香り濃度センサ13で検知された室内の香り濃度が設定値
以上になり、香り発生手段16の調節扉21が閉じられる
と、送風機18は停止する(c−d間)。
【0020】次に、室温が設定温度からはずれ、冷暖房
システムが起動し始めると、それと連動して送風機18も
駆動し、吹出角度も下向きなり居住域を温調し、香り濃
度センサ13で香り濃度が設定値以下になると、香りの付
加をするようになる(d−e間)。そして、室温が設定温
度に達すると、冷暖房システムは再び停止するが、香り
濃度センサ13で検知された室内の香り濃度が設定値以下
である場合、即ち、香り発生装置16で検知された室内の
香り濃度が設定値以下で調節扉21が開放している間は、
送風機18も駆動し続け、香りのついた送風空気は、天井
に対して略水平あるいは上方に吹出された後、自重で沈
降し、芳香剤19が室内に供給され続けることになる(e
−f間)。
【0021】そして以上のようなサイクルを繰り返し行
うことにより、室内を適正な温度に制御しつつ、適正な
る量の香りを付加し続け、かつ居住域内にいる人間には
気流による冷感(コールドドラフト感)を与えない空調を
実現できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、空気調
和機の冷暖房システムあるいは香り発生手段のいずれか
が駆動している時には、送風機を運転させるので、必要
な時に、適正な濃度の香りを室内に付加でき、しかも冷
暖房システムが停止した時には、水平,上方に向けて送
風するため、居住域内にいる人間に気流による寒さ(コ
ールドドラフト感)を与えない空調が可能である。
【0023】この結果、香りが有する優れた効果を有効
に利用し、心理的,生理的に良好な効果をもたらす生活
環境を形成することできる香り発生装置付き空気調和機
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の香り発生装置付き空気調和機の一実施
例の断面図である。
【図2】図1の実施例の正面図である。
【図3】本実施例におけるタイミングチャートである。
【図4】従来の香り発生装置付き空気調和機の正面図で
ある。
【図5】図4の従来例の断面図である。
【図6】従来例の香り発生装置付き空気調和機の吹出し
グリルの芳香剤収納状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
11…空気調和機室内機、 12…前面グリル、 13…香り
濃度センサ、 14…エアフィルタ、 15…熱交換器、
16…香り発生手段、 17…吹出しグリル、 18…送風
機、 19…芳香剤、 20…収納スペース、 21…調節
扉、 22…制御部、23…制御手段、 24a…風向変更羽
根、 24b…吹出角度調整手段。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 A61L 9/12 F24F 1/00 401 F24F 13/14 F24F 11/02 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温調した空気を送風する送風機と、香り
    発生部と香り濃度の制御部とからなり空気調和機風路内
    に一体に組み込まれた香り発生手段と、冷暖房システム
    あるいは前記香り発生手段のいずれかが駆動している時
    には前記送風機を運転させるように制御する制御手段
    と、前記冷暖房システムがオフしたときには温調した空
    気を、水平あるいは上方に向けて吹き出すように吹出角
    度を調整する吹出角度調整手段とを設けたことを特徴と
    する香り発生装置付き空気調和機。
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