JPH04353325A - 香り発生装置付き空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル・一般住
宅等の建屋内、自動車・航空機等の乗り物内部、レジャ
ー施設、病院等において香りを供給する場合に用いられ
る香り発生装置付き空気調和機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、生活環境の快適性向上の手段とし
て、香りに対する関心が高まっている中で、香りが有す
る人間に及ぼす生理学・心理学的に優れた効果について
考慮されるようになってきている。

【０００３】特に最近になって、ある特定の種類の香り
が人間に覚醒・鎮静効果、生理活性効果を持つことが証
明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果を
有効に利用することが、生活環境における快適性の向上
に役立つと考える。

【０００４】以下図４、図５、図６により従来の香り発
生装置付き空気調和機について説明する。特公平２−１
３７３３号公報等に示される様に従来の香り発生装置付
き空気調和機は、空気調和機室内機１の前面に設けられ
た吹出しグリル２の下部に芳香剤３の収納スペース４と
それらを覆うように芳香剤３の発生量の強弱を調整する
ことが可能な調節扉５を設けている。

【０００５】空気調和機室内機１の前面グリル６の内側
に取り付けられたエアーフィルター７を通過した空気を
加熱または冷却する熱交換器８と、この空気を吹き出し
グリル２から吹き出すクロスフローファン９とが空気調
和機室内機１の内部に収納されている。

【０００６】以上のように構成された香り発生装置付空
気調和機について、以下にその動作を説明する。

【０００７】前面グリル６から吸い込まれた空気はエア
ーフィルター７を通過し、脱臭・集塵され、熱交換器８
で温調された後、吹出しグリル２から室内に送風される
際、吹出しグリル２の下部に設けられた芳香剤３の収納
スペース４から揮散する香りと一緒になり、それにより
、室内全体に香りが行き渡るようになっている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような香発生装置付き空気調和機では、空気調和機の送
風機が香り発生装置の香りの揮散を補助しているので室
温が設定温度に達すると、空気調和機の冷暖房システム
が停止し、送風機が停止し、香発生装置から風路内に揮
散した芳香剤は、風路内に滞溜して、室内に香りを供給
することができないという欠点を有していた。

【０００９】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、冷暖房システムの停止時においても室内に香りを
供給できる香り発生装置付き空気調和機を提供すること
を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の香り発生装置付き空気調和機は、送風機と、
室内の香り濃度を検知する香り濃度センサーと、空気調
和機風路内に一体に組み込まれ前記香り濃度センサーの
出力に応じて香り発生動作をする香り発生装置と、空気
調和機の冷暖房システムが運転しているかどうかを検知
する冷暖房システム運転検知手段と、前記香り発生装置
が香り発生動作している時、もしくは前記冷暖房システ
ム運転検知手段が冷暖房システムの運転を検知している
時に前記送風機を運転するよう制御する送風機制御装置
とを備えている。

【００１１】

【作用】本発明は、上記の構成によって、冷房あるいは
暖房運転時に、室温が設定温度に達して冷暖房システム
が停止しても、香り発生装置から香りが供給されている
時は、送風機が駆動し続け、風路内に香りが滞留するこ
となく室内に芳香を付加し続けられる。

【００１２】

【実施例】以下本発明の一実施例の香り供給装置付き空
気調和機について図面を参照しながら説明する。

【００１３】本実施例の香り供給装置付き空気調和機は
、図１、図２、図３に示すように空気調和機室内機１１
前面に設けられた前面グリル１２の上方に金属酸化物半
導体センサーに代表される香り濃度センサー１３と、後
方に集塵脱臭用のエアフィルター１４と、これを通過し
た空気を加熱または冷却する熱交換器１５と、この下方
に香り発生装置１６と香り発生装置１６から揮散された
香料を含んだ空気を吹出しグリル１７から吹き出すシロ
ッコファンに代表される送風機１８を収納したものであ
る。

【００１４】香り発生装置１６は、芳香剤１９と、芳香
剤１９を収納する収納スペース２０と、収納スペース２
０を開閉でき、芳香剤１９の揮散量を調節することが可
能な調節扉２１と、香り濃度センサー１３の出力によっ
て調節扉２１の開閉をコントロールし、室内の香り濃度
を制御する香り濃度制御部２２とからなる。

【００１５】２３は送風機１８を制御する送風機制御装
置であり、２４は空気調和機の冷暖房システムの運転状
態に応じた信号を出力する冷暖房システム運転検知手段
である。

【００１６】なお、送風機制御装置２３は、冷暖房シス
テム運転検知手段２４からの信号によってもしくは香り
濃度制御部２２の出力によって送風機１８の回転数を制
御できるよう構成されている。

【００１７】以上のように構成された香り供給装置付き
空気調和機の動作について図１、図３を用いて説明する
。まず、送風機１８によって前面グリル１２から吸い込
まれた空気は、エアフィルター１４と熱交換器１５を通
過し、吹出しグリル１７の直前で、香り発生装置１６か
ら揮散された香料を含んで吹出しグリル１７より空間内
に放出され空間に香りを付加する。

【００１８】更に、香り濃度センサー１３が室内の香り
濃度を検知し、香り濃度が低い時、香り濃度制御部２２
からの信号によって調節扉２１が開かれ、風路内に芳香
剤１９が揮散される。同時に香り濃度制御部２２の出力
を検出した送風機制御装置２３によって送風機１８の回
転数がコントロールされ、風路内に揮散した芳香剤１９
が室内の香り濃度に合わせて、室内に供給される。

【００１９】次に、図４のタイミングチャートを用いて
、説明するまず、室温が設定温度に達し、冷暖房システ
ムが停止しても、香り濃度センサー１３で検知された室
内の香り濃度が設定値以下の時、香り濃度制御部２２の
出力に応じた送風機制御装置２３の制御により送風機１
８の回転数がコントロールされながら駆動し続け、風路
内に揮発した芳香剤１９が室内の香り濃度に合わせて室
内に供給され続ける（図３　　ａ−ｂ）。そして、香り
濃度センサー１３で検知された室内の香り濃度が設定値
以上になると香り濃度制御部２２が香り発生装置１６の
香り発生動作を停止し、送風機１８も停止する（図３　
　ｂ−ｃ）。

【００２０】次に、室温が設定温度からはずれ、冷暖房
システムが起動し始めると、それと連動して送風機１８
も駆動するようになる（図３　　ｃ−ｄ）。そして、室
温が設定温度に達すると、冷暖房システムは停止するが
、香り濃度センサー１３で検知された室内の香り濃度が
設定値以下である場合、香り濃度が設定値に合うように
送風機１８も回転数をコントロールしながら駆動し続け
、風路内に揮散した芳香剤１９が室内の香り濃度に合わ
せて、室内に供給され続ける（図３　　ｄ−ｅ）。

【００２１】

【発明の効果】以上のように本発明の香り発生装置付き
空気調和機は、送風機と、室内の香り濃度を検知する香
り濃度センサーと、空気調和機風路内に一体に組み込ま
れ前記香り濃度センサーの出力に応じて香り発生動作を
する香り発生装置と、空気調和機の冷暖房システムが運
転しているかどうかを検知する冷暖房システム運転検知
手段と、前記香り発生装置が香り発生動作をしている時
、あるいは前記冷暖房システムが冷暖房システムの運転
を検知している時に前記送風機を運転するよう制御する
制御装置とを備えているので、必要な時に、適正な濃度
の香りを室内に付加することができる。

【００２２】この結果、香りの持つ優れた効果を有効に
利用し、心理的・生理的に良好な効果をもたらす生活環
境を形成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における香り発生装置付き空
気調和機の断面図

【図２】同実施例における香り発生装置付き空気調和機
の正面図

【図３】同実施例における香り発生装置付き空気調和機
のブロク図

【図４】同実施例における香り発生装置付き空気調和機
のタイミングチャート

【図５】従来例の香り発生装置付き空気調和機本体の正
面図

【図６】従来例の香り発生装置付き空気調和機本体の断
面図

【図７】従来例の香り発生装置付き空気調和機吹出しグ
リルの芳香剤収納状態を示す要部拡大斜視図

【符号の説明】

１１　　空気調和機室内機 １３　　香り濃度センサー １６　　香り発生装置 １８　　送風機 ２３　　送風機制御装置 ２４　　冷暖房システム運転検知手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　送風機と、室内の香り濃度を検知する
   香り濃度センサーと、空気調和機風路内に一体に組み込
   まれ前記香り濃度センサーの出力に応じて香り発生動作
   をする香り発生装置と、空気調和機の冷暖房システムが
   運転しているかどうかを検知する冷暖房システム運転検
   知手段と、前記香り発生装置が香り発生動作をしている
   時、あるいは前記冷暖房システム運転検知手段が冷暖房
   システムの運転を検知している時に前記送風機を運転す
   るよう制御する送風機制御装置とを備えた香り発声装置
   付き空気調和機。