JPH0511867Y2 - - Google Patents

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JPH0511867Y2
JPH0511867Y2 JP3525089U JP3525089U JPH0511867Y2 JP H0511867 Y2 JPH0511867 Y2 JP H0511867Y2 JP 3525089 U JP3525089 U JP 3525089U JP 3525089 U JP3525089 U JP 3525089U JP H0511867 Y2 JPH0511867 Y2 JP H0511867Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、室内や車内などで使用する芳香剤揮
散容器に関し、さらに詳しくは、平常では揮散量
の少ない芳香剤を強制手段で揮散させるタイプの
該容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、一定の限られた空間の防臭や芳香に用い
られる芳香剤は、その保管、使用時の便利さから
揮散性の香剤が多用されている。この種の揮散性
芳香剤では、使用時における所望の室内揮散濃度
をうるための工夫が必要である。たとえば、液状
香剤を吸い上げ芯で吸い上げて発散部の液量を一
定に規制しながら発散させる手段、さらには固形
香剤を形状加工してその揮散面の広さを規制する
手段など、各種の方法が採用されている。
こうした揮散性物質における物理的現象とし
て、周囲温度または飽和濃度によつて揮散量に変
化が生じる。すなわち、夏期と冬期とでは、自然
揮散量が大きく異なり、そのままの状態では周囲
温度の高い夏期に活発な揮散で過剰となり、低温
の冬期で不足するということがある。また、香剤
容器の空間容量、外気との交換率により、その揮
散量すなわち室内における芳香効果が左右され
る。
前記芯剤による香剤の吸い上げ量の調節や容器
に設けた換気窓の開閉調節など、その都度調整操
作することが望ましいが、これが面倒であるとと
もに往々にして失念しがちである。
この種の揮散量の変化を自動的に行い、常に安
定し、または好ましい状況に保つための手段とし
て、強制揮散による管理手段がある。その一例と
して、外気温度センサー付き換気手段(特開昭60
−241446号公報)、ガス濃度検知センサー付き放
散手段(実開昭61−95420号公報)などが、すで
に提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように、揮散性芳香剤における揮散量調
整手段として、各条件に対処した各種のものが提
案され、その一部が実用に供されているが、芳香
容器を実際に用いるうえで、とくに乗用車内など
比較的狭い空間に、比較的長い時間にわたつて居
続ける状態で、芳香による車内清涼感などの効果
をあげるのに、嗅覚の馴れによる鈍化が懸念され
る。たとえば、車内に配置した芳香剤揮散容器か
らの芳気発散状態で長時間そのままにしておく
と、運転者や同乗者らはそのときの車内芳香に対
して鈍感になる。しかしながら、従来、そうした
嗅覚の馴れによる鈍化に対してなんら考慮されて
いない。
本考案の目的は、こうした嗅覚馴れによる芳香
に対する鈍化に対処し、常に車内などにおける芳
香付け効果を期待しうる芳香容器を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案は、芳香剤を
強制手段で揮散させる容器において、前記芳香剤
の異種の複数個を配置し、これら芳香剤の各々に
電動送風器による換気、電気ヒーターによる加
温、およびこれらを併用した前記強制手段のいず
れかを設け、前記強制手段の供電回路中にはガス
濃度検知センサーまたはタイマーなどによつて制
御されるコントローラーを設け、このコントロー
ラーによつて前記芳香剤の各々に対する前記強制
手段の作動停止、作動強度の加減および作動の切
り替えを制御するように構成することを特徴とし
ている。
〔作用〕
前記構成を有する本考案によれば、電動送風器
または電気ヒーターなどによる強制揮散手段は、
これが作動するとき、芳香剤を収容した容器内を
換気しまたはその芳香剤を加温する。しかも、こ
の強制手段の作動(送風量または加熱量)は、供
電回路における電気量によつて調整することがで
きる。したがつて、この強制手段による芳香剤の
揮散量の制御が電気的になされる。
ガス濃度検知センサーまたはタイマーなどによ
つて制御される電力等のコントローラーは、前記
供電回路を流れる電気量を揮散域のガス濃度また
はタイマーによる時間周期に応じて増減または断
続させるように作用する。これにより、容器から
は室内などに向かつて不連続かつ不定期に芳香を
放つことができ、室内などにおける芳香濃度の変
化による嗅覚への刺激効果をあげることができ
る。殊に、前記強制手段で揮散量を制御される芳
香剤の異種の複数個を順序的にまたは不規則に切
り替えて揮散させることにより、室内などにおけ
る芳香を逐次新鮮なものに変えることができる。
〔実施例〕
図面を参照して、本考案の実施例を説明する
と、以下のとおりである。
第1図は、本考案の一実施例の断面図を示す。
容器1は、室A,B,Cを有し、それぞれには香
りが異なる芳香剤2a,2b,2cを収容してあ
る。容器1の芳香剤を収容した底部には電気ヒー
ター14a,14b,14cがそれぞれ配置して
あり、電力等のコントローラー10で規制され、
電源電池8からの供電を受けるようになしてあ
る。複数個のヒーター14a,14b,14cに
はコントローラー10を通して、予めプログラム
された順序または不規則な順序で、これらヒータ
ーへの供電切り替えや電力制御をするようにして
ある。
図示していないが、ヒーター14a,14b,
14cの電源電池8およびその他の回路素子の収
容部を容器1の一部に形成してある。この回路構
成では、第2図に示すように、ヒーター14a,
14b,14cと電源電池8との回路中に、ガス
濃度検知センサーまたはタイマー9からの情報に
よつて予め設定したメモリー条件(スイツチ開閉
または電流制御)にしたがつて作動するコントロ
ーラー10が配置してある。
第3図は、本考案において芳香剤を揮散させる
ための芳香剤揮散室の一例を示す縦断面図であ
る。第1図では加温による強制的な芳香剤揮散手
段を用いたが、第3図では送風による強制手段を
用いる。図示の室1Aは、底部を有する下筒部材
1aと、これに離脱可能に嵌合した上筒部材1b
とを有する。上筒部材1bの開口端には蓋部材3
を装着し、蓋部材3には下筒部材1aの底面に向
けてダクト4を垂設し、通気孔5を開設してあ
る。下筒部材1aには固体または流体の低揮散性
の芳香剤2aを収容してある。ダクト4は、これ
に電気モーター6によつて駆動されるフアン7を
配置し、外気を室1A内に送り込む機能を有す
る。かかる室1Aは、第1図の実施例で使用した
ヒーターに替えてフアン7による送風で、芳香剤
2aを揮散させるものであり、香りの異なる芳香
剤ごとに室1Aを用意して、それらを一つにまと
めて第1図のごとき異種の複数個の芳香剤からな
る容器1を形成する。この場合、回路の構成は、
第2図と同様であるが、ヒーターに替えてモータ
ー6を作動させる。なお、フアンとヒーターとを
併せて使用することもできる。
第4図は、第3図と異なる態様で芳香剤を揮散
させる室1Aの縦断面図である。この室1Aで
は、芳香剤2aを上筒部材1bに収容する構造に
してある。下筒部材1aにはモーター6およびフ
アン7からなる送風器を配置し、その外壁の一部
には吸気孔11を開設してある。上筒部材1bの
底部12には通気孔13を開設し、その上面に粒
状の芳香剤2aを収容してある。その他第3図に
示す構成部分と同様の機能を有する部分には、そ
れぞれ共通の符号を付してある。
このように構成した第1図の実施例によれば、
電源電池8から供電し、ガス濃度検知センサーま
たはタイマー9からの情報に基づきコントローラ
ー10により電力制御して発熱量を変えられるヒ
ーター14a,14b,14cで芳香剤2a,2
b,2cの加温状態を制御しながら、それらの揮
散量をそれぞれ変化させることができる。加え
て、各室A,B,Cごとにコントローラー10に
よりヒーター14a,14b,14cへの通電状
態を切り替え制御することにより、異種の芳香剤
を交互または順序的に揮散させることができる。
したがつて、嗅覚の馴れによる香りに対する鈍化
をより一層効果的に防ぐことができる。
なお、本考案の実施例において、容器1を乗用
車内で用いるような場合には、電源電池8に替え
てライターソケツトなどと接続する導入線を用い
て自動車バツテリーを利用するように構成しても
よい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る容器によれば、換
気または加温などによる強制手段で芳香剤を揮散
させるのに、この強制手段を作動させるための供
電回路中にガス濃度検知センサーまたはタイマー
などで制御される電力等のコントローラーを配置
してあるから、容器からの芳香を不定期かつ不連
続に放ち、室内などにおける芳香強度を常に変化
させることができる。したがつて、この香りの変
化による刺激で嗅覚の馴れによる鈍化を防ぐこと
ができる。しかも、複数個の芳香剤に対して、そ
れらを順序的または不規則に揮散させることによ
り、室内などにおける前記芳香強度に変化をもた
せるとともに香り自体を変えることにより、一層
の刺激となり、常に新鮮な香りを感じることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る芳香剤揮散容器の一実施
例を示す縦断側面図、第2図は本考案に係る容器
の制御回路の一例を示す回路図、第3図と第4図
は芳香剤揮散室を例示する縦断側面図である。 1……容器、2a,2b,2c……芳香剤、6
……電気モーター、7……フアン、8……電源電
池、9……ガス濃度センサーまたはタイマー、1
0……コントローラー、14a,14b,14c
……電気ヒーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芳香剤を強制手段で揮散させる容器において、
    前記芳香剤の異種の複数個を配置し、これら芳香
    剤の各々に電動送風器による換気、電気ヒーター
    による加温、およびこれらを併用した前記強制手
    段のいずれかを設けるとともに、前記強制手段の
    供電回路中にはガス濃度検知センサーまたはタイ
    マーなどによつて制御されるコントローラーを設
    け、該コントローラーによつて前記芳香剤の各々
    に対する前記強制手段の作動停止、作動強度の加
    減および作動の切り替えを制御するように構成し
    てあることを特徴とする前記容器。
JP3525089U 1989-03-28 1989-03-28 Expired - Lifetime JPH0511867Y2 (ja)

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