JPH06137588A - 香り供給装置付き空気調和機 - Google Patents
香り供給装置付き空気調和機Info
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- JPH06137588A JPH06137588A JP4288556A JP28855692A JPH06137588A JP H06137588 A JPH06137588 A JP H06137588A JP 4288556 A JP4288556 A JP 4288556A JP 28855692 A JP28855692 A JP 28855692A JP H06137588 A JPH06137588 A JP H06137588A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scent
- air conditioner
- blood pressure
- supply device
- temperature
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 人間の末梢皮膚温の上昇下降傾向に合わせ
て、適正に香りの種類を変化させることが可能な香り供
給装置付き空気調和機を提供することを目的としてい
る。 【構成】 人間の末梢皮膚温と室温を検出する温度検出
装置11と、温度検出装置11から発信された信号を受
信する受信部17と、空気調和機風路内に一体に組み込
まれ、受信部17と連動していて末梢皮膚温の上昇下降
傾向をチェックし、そのレベルに応じて香りの種類を選
択して発生させる香り供給装置19を備えている。
て、適正に香りの種類を変化させることが可能な香り供
給装置付き空気調和機を提供することを目的としてい
る。 【構成】 人間の末梢皮膚温と室温を検出する温度検出
装置11と、温度検出装置11から発信された信号を受
信する受信部17と、空気調和機風路内に一体に組み込
まれ、受信部17と連動していて末梢皮膚温の上昇下降
傾向をチェックし、そのレベルに応じて香りの種類を選
択して発生させる香り供給装置19を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル・一般住
宅等の建屋内、自動車・航空機等の乗り物内部、レジャ
ー施設、病院等において香りを供給する場合に用いられ
る香り供給装置付き空気調和機に関するものである。
宅等の建屋内、自動車・航空機等の乗り物内部、レジャ
ー施設、病院等において香りを供給する場合に用いられ
る香り供給装置付き空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の快適性向上または人間
の活動機能の向上の一方策として、香りに対する関心が
高まっている中で、香りが有する人間に及ぼす生理学・
心理学的に優れた効果について考慮されるようになって
きている。
の活動機能の向上の一方策として、香りに対する関心が
高まっている中で、香りが有する人間に及ぼす生理学・
心理学的に優れた効果について考慮されるようになって
きている。
【0003】特に最近になって、ある特定の種類の香り
が人間に覚醒・鎮静効果、生理的活性効果を持つことが
証明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果
を有効に利用することが、生活環境における快適性の向
上に役立つと考える。
が人間に覚醒・鎮静効果、生理的活性効果を持つことが
証明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果
を有効に利用することが、生活環境における快適性の向
上に役立つと考える。
【0004】そのためには、目的に合った種類の香りを
発生させるのみならず、人間の心理状態および生理状態
に合わせて適切に香りの種類を変化させ、快適な状態を
維持することが望ましい。
発生させるのみならず、人間の心理状態および生理状態
に合わせて適切に香りの種類を変化させ、快適な状態を
維持することが望ましい。
【0005】以下、図12、図13、図14により従来
の香り供給装置付き空気調和機について説明する。特公
平2−13733号公報等に示されるように従来の香り
供給装置付き空気調和機は、空気調和機室内機1の前面
グリル6の内側に取り付けられたエアーフィルター7を
通過した空気を加熱または冷却する熱交換器8と、この
空気を吹出しグリル2から吹き出すクロスフローファン
9と吹き出す方向を制御する風向ルーバ10とが空気調
和機室内機1の内部に収納されている。また空気調和機
室内機1の前面に設けられた吹き出しグリル2の下部に
固形の芳香剤3の収納スペース4とそれらを覆うように
芳香剤3の発生量の強弱を調整することが可能な手動式
の調節扉5を設けている。
の香り供給装置付き空気調和機について説明する。特公
平2−13733号公報等に示されるように従来の香り
供給装置付き空気調和機は、空気調和機室内機1の前面
グリル6の内側に取り付けられたエアーフィルター7を
通過した空気を加熱または冷却する熱交換器8と、この
空気を吹出しグリル2から吹き出すクロスフローファン
9と吹き出す方向を制御する風向ルーバ10とが空気調
和機室内機1の内部に収納されている。また空気調和機
室内機1の前面に設けられた吹き出しグリル2の下部に
固形の芳香剤3の収納スペース4とそれらを覆うように
芳香剤3の発生量の強弱を調整することが可能な手動式
の調節扉5を設けている。
【0006】以上のように構成された香り供給装置付空
気調和機について、以下にその動作を説明する。前面グ
リル6から吸い込まれた空気はエアーフィルター7を通
過し、脱臭・集塵され、熱交換器8で温調された後、吹
出しグリル2から室内に送風される際、吹き出しグリル
2の下部に設けられた芳香剤3の収納スペース4から揮
散する香りと一緒になり、それにより、室内全体に香り
が行き渡るようになっている。このとき香りの揮散量は
調節扉5により調節する。
気調和機について、以下にその動作を説明する。前面グ
リル6から吸い込まれた空気はエアーフィルター7を通
過し、脱臭・集塵され、熱交換器8で温調された後、吹
出しグリル2から室内に送風される際、吹き出しグリル
2の下部に設けられた芳香剤3の収納スペース4から揮
散する香りと一緒になり、それにより、室内全体に香り
が行き渡るようになっている。このとき香りの揮散量は
調節扉5により調節する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な香り供給装置付き空気調和機では、芳香剤の収納ス
ペース4に収納できる芳香剤3は1種類であり、部屋に
供給する香りの種類を変化させるためには、収納スペー
ス4内の芳香剤3を入れ替える必要があり、また、この
動作を人間が手動で行わねばならず、室内に居住する人
間の生理状態や心理状態に合わせた適正な香りの選択が
困難であるという欠点を有していた。
様な香り供給装置付き空気調和機では、芳香剤の収納ス
ペース4に収納できる芳香剤3は1種類であり、部屋に
供給する香りの種類を変化させるためには、収納スペー
ス4内の芳香剤3を入れ替える必要があり、また、この
動作を人間が手動で行わねばならず、室内に居住する人
間の生理状態や心理状態に合わせた適正な香りの選択が
困難であるという欠点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、人間の末梢皮膚温の変動のレベルに応じて適正に香
りの種類を変化させ、快適な状態を維持することが可能
な香り供給装置付き空気調和機を提供することを目的と
する。
で、人間の末梢皮膚温の変動のレベルに応じて適正に香
りの種類を変化させ、快適な状態を維持することが可能
な香り供給装置付き空気調和機を提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明は、血圧の変動のレベルに応
じて適正に香りの種類を変化させ、快適な状態を維持す
ることが可能な香り供給装置付き空気調和機を提供する
ことを目的とする。
じて適正に香りの種類を変化させ、快適な状態を維持す
ることが可能な香り供給装置付き空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の香り供給装置付き空気調和機は、人間の末梢
皮膚温と室温を検出する温度検出装置と、前記温度検出
装置から発信された信号を受信する室内機本体に取り付
けられた受信部と、前記受信部からの信号を基に人間の
末梢皮膚温の上昇下降傾向をつかむ演算部と、室内機本
体の風路内に一体に組み込まれ、前記演算部からの出力
に応じて香りの種類を制御装置により自動的に選択して
発生させる香り供給装置とを備えている。
に本発明の香り供給装置付き空気調和機は、人間の末梢
皮膚温と室温を検出する温度検出装置と、前記温度検出
装置から発信された信号を受信する室内機本体に取り付
けられた受信部と、前記受信部からの信号を基に人間の
末梢皮膚温の上昇下降傾向をつかむ演算部と、室内機本
体の風路内に一体に組み込まれ、前記演算部からの出力
に応じて香りの種類を制御装置により自動的に選択して
発生させる香り供給装置とを備えている。
【0011】また、本発明の香り供給装置付き空気調和
機は、人間の血圧を検出する血圧センサーと、前記血圧
センサーから発信された信号を受信する室内機本体に取
り付けられた受信部と、前記受信部からの信号を基に血
圧の増減傾向をつかむ演算部と、室内機本体の風路内に
一体に組み込まれ、前記演算部からの出力に応じて香り
の種類を制御装置により自動的に選択して発生させる香
り供給装置を備えている。
機は、人間の血圧を検出する血圧センサーと、前記血圧
センサーから発信された信号を受信する室内機本体に取
り付けられた受信部と、前記受信部からの信号を基に血
圧の増減傾向をつかむ演算部と、室内機本体の風路内に
一体に組み込まれ、前記演算部からの出力に応じて香り
の種類を制御装置により自動的に選択して発生させる香
り供給装置を備えている。
【0012】
【作用】本発明は、上記の構成によって、人間の末梢皮
膚温の上昇下降傾向に応じて適切な香りの種類を選択
し、人間の心理状態および生理状態に合わせた最適な香
りを室内に付加し続けられるので、快適な状態を維持で
きる。
膚温の上昇下降傾向に応じて適切な香りの種類を選択
し、人間の心理状態および生理状態に合わせた最適な香
りを室内に付加し続けられるので、快適な状態を維持で
きる。
【0013】また、血圧の増減傾向に応じて適切な香り
の種類を選択し、人間の心理状態および生理状態に合わ
せた最適な香りを室内に付加し続けられるので、快適な
状態を維持できる。
の種類を選択し、人間の心理状態および生理状態に合わ
せた最適な香りを室内に付加し続けられるので、快適な
状態を維持できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の香り供給装置付
き空気調和機について図面を参照しながら説明する。従
来例と同一の構成要素については、同一符号を付して詳
細な説明を省略し、異なるところのみ説明する。
き空気調和機について図面を参照しながら説明する。従
来例と同一の構成要素については、同一符号を付して詳
細な説明を省略し、異なるところのみ説明する。
【0015】温度検出装置11は、図2に示すように、
末梢皮膚温センサー12および室温センサー13を断熱
材14で覆い、この外部に、末梢皮膚温センサー12が
検出した末梢皮膚温および室温センサー13が検出した
室温を信号に変換し、空気調和機室内機1の前面に取り
付けられた受信部17に信号を発信するための発信部1
5と、これらを指等の人体に装着するためのベルト16
よりなっている。
末梢皮膚温センサー12および室温センサー13を断熱
材14で覆い、この外部に、末梢皮膚温センサー12が
検出した末梢皮膚温および室温センサー13が検出した
室温を信号に変換し、空気調和機室内機1の前面に取り
付けられた受信部17に信号を発信するための発信部1
5と、これらを指等の人体に装着するためのベルト16
よりなっている。
【0016】また、図3において空気調和機室内機1の
前面に設けられた吹出しグリル2の下方に温度検出装置
11から発信された信号を受信する受信部17と、前面
グリル6の後方に集塵脱臭用のエアフィルター7と、こ
れを通過した空気を加熱または冷却する熱交換器8と、
この下方に香り供給装置19から揮散された香料を含ん
だ空気を吹き出しグリル2から吹き出すクロスフローフ
ァンに代表される送風機9を収納したものである。
前面に設けられた吹出しグリル2の下方に温度検出装置
11から発信された信号を受信する受信部17と、前面
グリル6の後方に集塵脱臭用のエアフィルター7と、こ
れを通過した空気を加熱または冷却する熱交換器8と、
この下方に香り供給装置19から揮散された香料を含ん
だ空気を吹き出しグリル2から吹き出すクロスフローフ
ァンに代表される送風機9を収納したものである。
【0017】また19は香り供給装置であり、図1に示
すように、複数の香りをそれぞれ別々に収容する香り収
容部20を有する香りセレクタ21と、温度検出装置1
1から発信されたデータをもとに、末梢皮膚温の上昇下
降傾向を演算する演算部22と、香りセレクタ21を制
御する制御装置23からなる。
すように、複数の香りをそれぞれ別々に収容する香り収
容部20を有する香りセレクタ21と、温度検出装置1
1から発信されたデータをもとに、末梢皮膚温の上昇下
降傾向を演算する演算部22と、香りセレクタ21を制
御する制御装置23からなる。
【0018】更に、香りセレクタ21は、図4に示すよ
うに、円筒容器状ドラム24の内部を仕切って複数の香
り収容部20を設け、そのドラム24の上部に円盤状の
パッキング25を取り付けて、香り収容部20上の開口
部を閉鎖し、その上から逆円筒状のカバー26を被せて
なるものである。ドラム24およびパッキング25に
は、空気開口部27が各香り収容部20ごとに形成され
ている。
うに、円筒容器状ドラム24の内部を仕切って複数の香
り収容部20を設け、そのドラム24の上部に円盤状の
パッキング25を取り付けて、香り収容部20上の開口
部を閉鎖し、その上から逆円筒状のカバー26を被せて
なるものである。ドラム24およびパッキング25に
は、空気開口部27が各香り収容部20ごとに形成され
ている。
【0019】カバー26には、上部に香り放出口28が
取り付けられている。そして、ドラム24には、回転軸
29が取り付けられ、モータ30によりこの回転軸29
を回転させた時にドラム24がカバー26に摺動して回
転して、特定の香り収容部20の空気開口部27および
香り放出口28が連結されるようになっている。
取り付けられている。そして、ドラム24には、回転軸
29が取り付けられ、モータ30によりこの回転軸29
を回転させた時にドラム24がカバー26に摺動して回
転して、特定の香り収容部20の空気開口部27および
香り放出口28が連結されるようになっている。
【0020】制御装置23は、受信部17と連動してい
て、温度検出装置11が一定時間ごとに測定したデータ
信号を受信部17で受信し、末梢皮膚温の上昇下降傾向
をつかみ、その傾向に合わせ、香りの種類を選択するた
めに香りセレクタ21を制御する。
て、温度検出装置11が一定時間ごとに測定したデータ
信号を受信部17で受信し、末梢皮膚温の上昇下降傾向
をつかみ、その傾向に合わせ、香りの種類を選択するた
めに香りセレクタ21を制御する。
【0021】以上のように構成された香り供給装置付き
空気調和機の動作について図1から図5を用いて説明す
る。一般に人間の末梢皮膚温は平静な安静状態では、室
温の変動に追随して変動するが、強いストレスを受けた
り緊張すると、自律神経系の交感神経の働きによって末
梢血管の収縮が起こり、血流が抑制され、室温が一定で
あっても末梢皮膚温は下降する現象が発生する。また、
逆に眠気を感じ、意識水準が低下している状態では末梢
血管が拡張し、血流が増加し、末梢皮膚温は上昇する現
象が発生する(図5)。
空気調和機の動作について図1から図5を用いて説明す
る。一般に人間の末梢皮膚温は平静な安静状態では、室
温の変動に追随して変動するが、強いストレスを受けた
り緊張すると、自律神経系の交感神経の働きによって末
梢血管の収縮が起こり、血流が抑制され、室温が一定で
あっても末梢皮膚温は下降する現象が発生する。また、
逆に眠気を感じ、意識水準が低下している状態では末梢
血管が拡張し、血流が増加し、末梢皮膚温は上昇する現
象が発生する(図5)。
【0022】そして、末梢皮膚温の上昇下降傾向として
は、温度検出装置11から末梢皮膚温および室温のデー
タを一定時間毎に測定し、末梢皮膚温の変化量rおよび
室温の変化量Rを算出する。上記の理由から末梢皮膚温
の変化量rと室温変化量Rの差r−R《0であるA領域
のときは緊張状態、r−R》0であるC領域では意識水
準が低下したねむい状態であるといえる。このA、Cの
中間の領域、r−R≒0であるB領域がリラックスした
正常な状態であり、AあるいはC領域の末梢皮膚温の変
動をB領域の変動にすることにより適度なリラックス状
態を維持できる。
は、温度検出装置11から末梢皮膚温および室温のデー
タを一定時間毎に測定し、末梢皮膚温の変化量rおよび
室温の変化量Rを算出する。上記の理由から末梢皮膚温
の変化量rと室温変化量Rの差r−R《0であるA領域
のときは緊張状態、r−R》0であるC領域では意識水
準が低下したねむい状態であるといえる。このA、Cの
中間の領域、r−R≒0であるB領域がリラックスした
正常な状態であり、AあるいはC領域の末梢皮膚温の変
動をB領域の変動にすることにより適度なリラックス状
態を維持できる。
【0023】次に空気調和機本体の動作について説明す
る。まず、送風機9によって前面グリル6から吸い込ま
れた空気は、エアフィルター7と熱交換器8を通過し、
吹出しグリル2の直前で、香り供給装置19から揮散さ
れた香料を含んで吹出しグリル2より空間内に放出し室
内を温調かつ香りを付加するよう流れる。
る。まず、送風機9によって前面グリル6から吸い込ま
れた空気は、エアフィルター7と熱交換器8を通過し、
吹出しグリル2の直前で、香り供給装置19から揮散さ
れた香料を含んで吹出しグリル2より空間内に放出し室
内を温調かつ香りを付加するよう流れる。
【0024】本実施例は、覚醒効果を狙いとしてレモン
の香り、強い緊張を押さえる効果としてジャスミンの香
りをそれぞれ別の香り収容部20に入れている。
の香り、強い緊張を押さえる効果としてジャスミンの香
りをそれぞれ別の香り収容部20に入れている。
【0025】本実施例の香り供給装置による香り供給方
法を図6のフローチャートにより説明すると、温度検出
装置11から一定時間毎に検出されたデータを受信部1
7が受信し(ステップ1〜2)、演算部22が末梢皮膚
温の変化量rと室温の変化量Rを算出し(ステップ
3)、r−R》0であるとき(ステップ4をYES側に
分岐)、覚醒効果のあるレモンの香りを選択し、制御装
置23に連動したモータ30により香りセレクタ21の
回転軸29を回転させる(ステップ6)。
法を図6のフローチャートにより説明すると、温度検出
装置11から一定時間毎に検出されたデータを受信部1
7が受信し(ステップ1〜2)、演算部22が末梢皮膚
温の変化量rと室温の変化量Rを算出し(ステップ
3)、r−R》0であるとき(ステップ4をYES側に
分岐)、覚醒効果のあるレモンの香りを選択し、制御装
置23に連動したモータ30により香りセレクタ21の
回転軸29を回転させる(ステップ6)。
【0026】そして、空気調和機室内機1に取り入れた
空気がその香りセレクタ21を通過することによってこ
の空気にレモンの香りが添加され、この空気が送風機9
によって吹き出しグリル2から放出される。この結果、
レモンの香りが室内に漂い眠くなっていた居住者の覚醒
状態を維持することができる。
空気がその香りセレクタ21を通過することによってこ
の空気にレモンの香りが添加され、この空気が送風機9
によって吹き出しグリル2から放出される。この結果、
レモンの香りが室内に漂い眠くなっていた居住者の覚醒
状態を維持することができる。
【0027】また、r−R《0であるとき(ステップ5
をYES側に分岐)、鎮静効果のあるジャスミンの香り
の収容された香り収容部20の位置に香り放出口28を
回転させ(ステップ7)、ジャスミンの香りを放出す
る。この結果、ジャスミンの香りが室内に漂い緊張して
いた居住者は鎮静化に向かいリラックス状態に近づける
ことができる。
をYES側に分岐)、鎮静効果のあるジャスミンの香り
の収容された香り収容部20の位置に香り放出口28を
回転させ(ステップ7)、ジャスミンの香りを放出す
る。この結果、ジャスミンの香りが室内に漂い緊張して
いた居住者は鎮静化に向かいリラックス状態に近づける
ことができる。
【0028】以上のように、人間の心理状態および生理
状態に合わせて適切に香りの種類を選択し、最適な香り
を室内に付加し続けられるので、快適な状態を維持する
ことができる。
状態に合わせて適切に香りの種類を選択し、最適な香り
を室内に付加し続けられるので、快適な状態を維持する
ことができる。
【0029】次に本発明による香り供給装置付き空気調
和機の第2の実施例について、図面を参照しながら説明
する。なお、第1の実施例と同一構成については同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
和機の第2の実施例について、図面を参照しながら説明
する。なお、第1の実施例と同一構成については同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】血圧センサー31は、図9に示すように、
圧力センサー32を保護材33で覆い、圧力センサー3
2が検出した血圧を信号に変換し、空気調和機室内機1
の前面に取り付けられた受信部36に信号を発信するた
めの発信部34と、これらを指等の人体に装着するため
のベルト35よりなっている。
圧力センサー32を保護材33で覆い、圧力センサー3
2が検出した血圧を信号に変換し、空気調和機室内機1
の前面に取り付けられた受信部36に信号を発信するた
めの発信部34と、これらを指等の人体に装着するため
のベルト35よりなっている。
【0031】一般に人間の血圧は平静な安静状態では、
最高血圧120mmHg最低血圧80mmHgで一定で
あるが、心理状態により、強いストレスを受けると、自
律神経系の交感神経の働きによって末梢血管の収縮が起
こり、血圧は上昇する。また、眠気を感じ、意識水準が
低下している状態では末梢血管が拡張し、血圧は下降す
る(図10)。
最高血圧120mmHg最低血圧80mmHgで一定で
あるが、心理状態により、強いストレスを受けると、自
律神経系の交感神経の働きによって末梢血管の収縮が起
こり、血圧は上昇する。また、眠気を感じ、意識水準が
低下している状態では末梢血管が拡張し、血圧は下降す
る(図10)。
【0032】そして、血圧の増減傾向としては、血圧の
データを一定時間毎に測定し、血圧の変化量dを算出す
る。このとき、血圧の変化量d》0であるA領域のとき
は緊張、d《0であるC領域ではねむい状態であるとい
える。このA、Cの中間の領域、d≒0であるB領域が
リラックスしている状態である。
データを一定時間毎に測定し、血圧の変化量dを算出す
る。このとき、血圧の変化量d》0であるA領域のとき
は緊張、d《0であるC領域ではねむい状態であるとい
える。このA、Cの中間の領域、d≒0であるB領域が
リラックスしている状態である。
【0033】本実施例は、強い緊張を押さえる効果とし
てジャスミンの香り、覚醒効果を狙いとしてレモンの香
りをそれぞれ別の香り収容部20に入れている。
てジャスミンの香り、覚醒効果を狙いとしてレモンの香
りをそれぞれ別の香り収容部20に入れている。
【0034】本実施例の香り供給装置による香り供給方
法を図11のフローチャートにより説明すると、血圧セ
ンサー31から一定時間毎に検出されたデータを受信部
36が受信し(ステップ11〜12)、演算部38が血
圧の変化量dを算出し(ステップ13)、d》0である
とき(ステップ14をYES側に分岐)、鎮静効果のあ
るジャスミンの香りを選択し、制御装置39に連動した
モータ30により香りセレクタ21の回転軸29を回転
させる(ステップ16)。
法を図11のフローチャートにより説明すると、血圧セ
ンサー31から一定時間毎に検出されたデータを受信部
36が受信し(ステップ11〜12)、演算部38が血
圧の変化量dを算出し(ステップ13)、d》0である
とき(ステップ14をYES側に分岐)、鎮静効果のあ
るジャスミンの香りを選択し、制御装置39に連動した
モータ30により香りセレクタ21の回転軸29を回転
させる(ステップ16)。
【0035】そして、空気調和機室内機1に取り入れた
空気がその香りセレクタ21を通過することによってこ
の空気にジャスミンの香りが添加され、この空気が送風
機9によって吹き出しグリル2から放出される。この結
果、ジャスミンの香りが室内に漂い緊張していた居住者
は鎮静化に向かいリラックス状態に近づけることができ
る。
空気がその香りセレクタ21を通過することによってこ
の空気にジャスミンの香りが添加され、この空気が送風
機9によって吹き出しグリル2から放出される。この結
果、ジャスミンの香りが室内に漂い緊張していた居住者
は鎮静化に向かいリラックス状態に近づけることができ
る。
【0036】また、d《0であるとき(ステップ15を
YES側に分岐)、覚醒効果のあるレモンの香りの収容
された香り収容部20の位置に香り放出口28を回転さ
せ(ステップ17)、レモンの香りを放出する。この結
果、レモンの香りが室内に漂い眠くなっていた居住者の
覚醒状態を維持することができる。
YES側に分岐)、覚醒効果のあるレモンの香りの収容
された香り収容部20の位置に香り放出口28を回転さ
せ(ステップ17)、レモンの香りを放出する。この結
果、レモンの香りが室内に漂い眠くなっていた居住者の
覚醒状態を維持することができる。
【0037】以上のように、第1の実施例と同様にリラ
ックスさせる、つまりd≒0の状態になるよう、人間の
心理状態および生理状態に合わせて適切に香りの種類を
選択し、適正な香りを室内に付加することができ、快適
な状態を維持することができる。
ックスさせる、つまりd≒0の状態になるよう、人間の
心理状態および生理状態に合わせて適切に香りの種類を
選択し、適正な香りを室内に付加することができ、快適
な状態を維持することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の香り供給装
置付き空気調和機は、人間の末梢皮膚温および室温を検
出する温度検出装置と、前記温度検出装置から発信され
た温度の信号を受信する受信部と、受信部と連動してい
て人間の末梢皮膚温の上昇下降傾向に応じて香りを供給
させることが可能な香り供給装置を空気調和機風路内に
一体に組み込んでいるので、人間の末梢皮膚温の上昇下
降傾向を判定することにより人間の心理状態および生理
状態を検出した上で適正な香りを室内に付加することが
できる。
置付き空気調和機は、人間の末梢皮膚温および室温を検
出する温度検出装置と、前記温度検出装置から発信され
た温度の信号を受信する受信部と、受信部と連動してい
て人間の末梢皮膚温の上昇下降傾向に応じて香りを供給
させることが可能な香り供給装置を空気調和機風路内に
一体に組み込んでいるので、人間の末梢皮膚温の上昇下
降傾向を判定することにより人間の心理状態および生理
状態を検出した上で適正な香りを室内に付加することが
できる。
【0039】また、人間の血圧を検出する血圧センサー
からの信号をもとに血圧の変化量を演算し、血圧の増減
傾向から居住者の心理状態および生理状態を判定した上
で適正なる香りを供給させることが可能な香り供給装置
とを備えているので居住者をリラックスさせた快適な状
態に維持できる。
からの信号をもとに血圧の変化量を演算し、血圧の増減
傾向から居住者の心理状態および生理状態を判定した上
で適正なる香りを供給させることが可能な香り供給装置
とを備えているので居住者をリラックスさせた快適な状
態に維持できる。
【0040】この結果、人間の心理状態や生理状態に合
わせて香りを供給するため香りの持つ優れた効果を有効
に利用し、心理的・生理的に良好な効果をもたらす生活
環境を形成することができる。
わせて香りを供給するため香りの持つ優れた効果を有効
に利用し、心理的・生理的に良好な効果をもたらす生活
環境を形成することができる。
【図1】本発明第1の実施例における香り供給装置の制
御ブロック図
御ブロック図
【図2】(a)同実施例における温度検出装置を指に取
り付けた状態を示す斜視図 (b)同実施例における温度検出装置の断面図
り付けた状態を示す斜視図 (b)同実施例における温度検出装置の断面図
【図3】同実施例における香り供給装置付き空気調和機
の断面斜視図
の断面斜視図
【図4】同実施例における香りセレクタの分解斜視図
【図5】末梢皮膚温の変化量と室温変化量の差と心理状
態および生理状態を示す特性図
態および生理状態を示す特性図
【図6】同実施例における香り供給装置による香り供給
方法を示すフローチャート
方法を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例における香り供給装置の
制御ブロック図
制御ブロック図
【図8】同実施例における香り供給装置付き空気調和機
の断面斜視図
の断面斜視図
【図9】(a)同実施例における血圧センサーを指に取
り付けた状態を示す斜視図 (b)同実施例における血圧センサーの断面図
り付けた状態を示す斜視図 (b)同実施例における血圧センサーの断面図
【図10】血圧の変化量と心理状態および生理状態を示
す特性図
す特性図
【図11】同実施例における香り供給装置による香り供
給方法を示すフローチャート
給方法を示すフローチャート
【図12】従来例における香り供給装置付き空気調和機
の正面図
の正面図
【図13】従来例における香り供給装置付き空気調和機
の縦断面図
の縦断面図
【図14】従来例の香り供給装置付き空気調和機の吹き
出しグリルの芳香剤収納状態を示す要部拡大斜視図
出しグリルの芳香剤収納状態を示す要部拡大斜視図
【符号の説明】 1 空気調和機室内機 11 温度検出装置 12 末梢皮膚温センサー 13 室温センサー 17 受信部 19 香り供給装置 22 演算部 23 制御装置 31 血圧センサー 36 受信部 37 香り供給装置 38 演算部 39 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 人間の末梢皮膚温と室温を検出する温度
検出装置と、前記温度検出装置から発信された信号を受
信する室内機本体に取り付けられた受信部と、前記受信
部からの信号を基に人間の末梢皮膚温の上昇下降傾向を
つかむ演算部と、室内機本体の風路内に一体に組み込ま
れ、前記演算部からの出力に応じて香りの種類を制御装
置により自動的に選択して発生させる供給装置とを備え
た香り供給装置付き空気調和機。 - 【請求項2】 人間の血圧を検出する血圧センサーと、
前記血圧センサーから発信された信号を受信する室内機
本体に取り付けられた受信部と、前記受信部からの信号
を基に血圧の増減傾向をつかむ演算部と、室内機本体の
風路内に一体に組み込まれ、前記演算部からの出力に応
じて香りの種類を制御装置により自動的に選択して発生
させる供給装置とを備えた香り供給装置付き空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288556A JPH06137588A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 香り供給装置付き空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288556A JPH06137588A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 香り供給装置付き空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137588A true JPH06137588A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17731781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4288556A Pending JPH06137588A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 香り供給装置付き空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06137588A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001316256A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 血流改善用組成物 |
JP2008209077A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tokyo Institute Of Technology | 空気調和装置及び空気調和方法 |
CN108592329A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-28 | 深圳春沐源控股有限公司 | 封闭空间环境控制系统 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP4288556A patent/JPH06137588A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001316256A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 血流改善用組成物 |
JP2008209077A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tokyo Institute Of Technology | 空気調和装置及び空気調和方法 |
CN108592329A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-28 | 深圳春沐源控股有限公司 | 封闭空间环境控制系统 |
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