JP2019148241A5 - - Google Patents
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Description
室内空間の快適性を向上させるために、送風装置を用いた風と香りの曝露が様々検討されている。例えばユーザーに快適感を感じさせるために、送風気流に強弱をつけた自然の風のようなゆらぎ気流を曝露し、さらに気流と共に濃度を調整した香りを曝露する空気調和機および制御プログラムが知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、その空気調和機および制御プログラムについて図12を用いて説明する。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る送風装置は、気流を送風する送風ファンと、送風ファンにおいて、小風量を送風する弱気流と、小風量よりも大きな大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、弱気流及び強気流の風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを実行する送風制御部と、異なる複数の香料から複数の香りを生成する香り発生手段と、香り発生手段において生成される香りを制御する香り制御部とを備え、香り制御部は、複数の送風アルゴリズムのそれぞれに対して、それぞれ異なる香りを発生させることを特徴とする送風装置であり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明に係る送風装置は、気流を送風する送風ファンと、送風ファンにおいて、小風量を送風する弱気流と、小風量よりも大きな大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、弱気流及び強気流の風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを実行する送風制御部と、異なる複数の香料から複数の香りを生成する香り発生手段と、香り発生手段において生成される香りを制御する香り制御部とを備え、香り制御部は、複数の送風アルゴリズムのそれぞれに対して、それぞれ異なる香りを発生させるという構成を有する。これにより、様々なゆらぎ気流パターンの送風変化に対応し、香料の種類を切替えることが可能になる。したがって、ユーザーの香料に対する順化を抑制し、ユーザーの覚醒効果及びリラックス効果の向上を促進することができる。
図7は、図2におけるA−B断面のうち動力部11の拡大図であり、実施の形態1に係る送風装置3に香りを提供する手段を設けた構成を示している。
図8は、実施の形態1に係る送風装置3の回転体8、翼9、ガード10を取り外し、動力部11を正面側から見た場合の正面図である。
以下、図9を用いて温度センサ54の動作を説明する。はじめに温度センサ54が温度を判定し、例えば23度を超えるならば、送風制御部13は前述の強ゆらぎ30Cを送風し、連動して香り制御部53は涼感香料40Dを曝露する制御としてもよい。例えば23度以下ならば、送風制御部13は前述の弱ゆらぎ30Dを送風し、連動して香り制御部53は暖感香料40Cを曝露する制御としてもよい。ここで、温度センサ54の判定値を23度としたが、これの限りではない。
さらに、ユーザーの状態を検知する生体センサ57を設置してもよい。生体センサ57は、ユーザーの体温や心拍、呼吸、発汗量、血圧、脳波などの生理量を検知できるものである。そして、検知した数値は、無線受信部56に送信され、送風制御部13および香り制御部53は、無線受信部56によって受信した数値に基づいて、ゆらぎ気流パターン及び香りを選択することができる構成としてもよい。図11では例えば心拍数の数値からゆらぎ気流パターン及び香りを選択する制御の構成を説明する。まず生体センサ57はユーザー5の心拍数を測定する。例えば心拍数が70bpm未満ならば、ユーザー5は漫然状態と判断され、送風制御部13は前述の覚醒気流30Aを送風し、連動して香り制御部53は覚醒香料40Aを曝露する制御としてもよい。例えば70bpm以上ならば、ユーザー5は興奮状態と判断され、送風制御部13は前述の鎮静気流30Bを送風し、連動して香り制御部53は鎮静香料40Bを曝露する制御としてもよい。ここで、生体センサ57の判定値を70bpmとしたが、これの限りではない。ただし、一般的に人間の正常時の心拍数は男性が60bpm〜70bpm、女性が65bpm〜75bpmと言われている。
Claims (5)
- 気流を送風する送風ファンと、
前記送風ファンにおいて、小風量を送風する弱気流と、前記小風量よりも大きな大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、前記弱気流及び前記強気流の風量又は前記弱気流及び前記強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを実行する送風制御部と、
異なる複数の香料から複数の香りを生成する香り発生手段と、
前記香り発生手段において生成される前記香りを制御する香り制御部と、
を備え、
前記香り制御部は、複数の前記送風アルゴリズムのそれぞれに対して、それぞれ異なる前記香りを発生させることを特徴とする送風装置。 - 前記香り制御部は、前記送風アルゴリズムに応じた前記香りをユーザーが選択することができることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
- 前記香り制御部は、外部環境の変化に応じて前記送風アルゴリズムおよび複数の前記香料を変更することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
- 前記香り制御部は、生体情報の数値に応じて前記送風アルゴリズムおよび複数の前記香料を変更することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
- 小風量を送風する弱気流と、前記小風量よりも大きな大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、前記弱気流及び前記強気流の風量又は前記弱気流及び前記強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを制御する送風制御と、異なる複数の香料から複数の香りを発生させる香り発生制御とをコンピュータに実行させる送風制御プログラムにおいて、
前記送風制御プログラムは、複数の前記送風アルゴリズムのそれぞれに対して、それぞれ異なる前記香りを発生させる制御を実行させることを特徴とする送風制御プログラム。
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