JP2019148241A - 送風装置および送風制御プログラム - Google Patents

送風装置および送風制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ゆらぎ気流と芳香を同時に提供する送風装置において、香料が変化しないため、ユーザーが覚醒効果及びリラックス効果を促し難いという課題を有していた。【解決手段】小風量を送風する弱気流と、大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、弱気流及び強気流の風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを備えた送風制御部13と香りを生成する香り発生手段と、生成される香りを制御する香り制御部53とを備え、前記香り発生手段は、異なる複数の香料から複数の香りを発生させ、前記香り制御部53は、各前記送風アルゴリズムに対して、それぞれ異なる香りを発生させる構成にしたことにより、ゆらぎ気流パターンと香りをそれぞれ切替えることができるので、ユーザー5の好みや外部環境に合った送風を提供でき、より自然感を感じやすく快適感を向上させる効果を得られる。【選択図】図7

Description

本発明は、送風量が時系列で変化するゆらぎ気流と香りを放出する送風装置およびゆらぎ気流パターンと香りの種類を選択する送風制御プログラムに関する。
室内空間の快適性を向上させるために、送風装置を用いた風と香りの曝露が様々検討されている。例えばユーザーに快適感を感じさせるために、送風気流に強弱をつけた自然の風のようなゆらぎ気流を曝露し、さらに気流と共に濃度を調整した香りを曝露する空気調和機および制御プログラムが知られている。(例えば、特許文献1参照)。以下、その空気調和機および制御プログラムについて図12を用いて説明する。
図12に示す空気調和機101は建物内や乗り物内、公共施設等に設置され、風量制御装置102による1/fゆらぎ気流と香りの濃度制御部103により調整された濃度の香りを曝露することができ、その空間内にいるユーザーに自然のような気流と香りを提供し、ユーザーの快適性を向上させることができる。
特開平5−215357号公報
このような従来の送風装置および制御プログラムにおいては、同一種類の香料を用いる構成となっている。そのため、気温や送風する時間帯等の外部環境に応じて気流のゆらぎが異なる複数のゆらぎ気流パターンを送風した場合であっても、香料が変化しないため、ユーザーの香料に対する順化を引き起こすという課題を有していた。また、ゆらぎ気流が変化した場合であっても、香料が変化しないため、ユーザーが感知する環境変化が限定的となり、覚醒効果及びリラックス効果を促し難いという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、外部環境に合わせた様々なゆらぎ気流パターンのゆらぎ気流の変化に対応し、香料の種類を切替えることで、ユーザーの香料に対する順化を抑制し、ユーザーの覚醒効果及びリラックス効果の向上を促進することを可能とした送風装置および送風制御プログラムを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る送風装置は、気流を送風する送風ファンと、
小風量を送風する弱気流と大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを備えた送風制御部と、香りを生成する香り発生手段と、生成される香りを制御する香り制御部とを備え、香り発生手段は、異なる複数の香料から複数の香りを発生させ、香り制御部は、各送風アルゴリズムに対して、それぞれ異なる香りを発生させることを特徴とする送風装置であり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明の送風装置及び送風制御プログラムによれば、外部環境に合わせた様々なゆらぎ気流パターンを提供することができる。さらに、様々なゆらぎ気流パターンの送風変化に対応し、香料の種類を切替えることが可能になる。したがって、ユーザーの香料に対する順化を抑制し、ユーザーの覚醒効果及びリラックス効果の向上を促進することができる。
実施の形態1に係る送風装置の設置例を示す概念図。 実施の形態1に係る送風装置の構成例を示す正面図。 実施の形態1に係る送風装置のA−B断面を示す断面図。 実施の形態1に係るモーターの制御系の構成を示す機能ブロック図。 実施の形態1に係る自然の風の風速変化を示すグラフ。 図5の一部を拡大したグラフ。 実施の形態1に係る送風装置に香りを提供する手段を設けた場合の構成例を示す断面図。 実施の形態1に係る送風装置に香りを提供する手段を設けた場合の構成例を示す正面図。 実施の形態1に係る温度センサの動作の構成を示す機能ブロック図。 実施の形態1に係る時計機能の動作の構成を示す機能ブロック図。 実施の形態1に係る生体センサの動作の構成を示す機能ブロック図。 従来の空気調和機の構成を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための送風装置を例示するものであって、本発明は送風装置を以下のものに特定しない。また、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
本発明に係る送風装置および送風制御プログラムは、気流を送風する送風ファンと、小風量を送風する弱気流と大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを備えた送風制御部と、香りを生成する香り発生手段と、生成される香りを制御する香り制御部とを備え、香り発生手段は、異なる複数の香料から複数の香りを発生させ、香り制御部は、各送風アルゴリズムに対して、それぞれ異なる香りを発生させるという構成を有する。これにより、様々なゆらぎ気流パターンの送風変化に対応し、香料の種類を切替えることが可能になる。したがって、ユーザーの香料に対する順化を抑制し、ユーザーの覚醒効果及びリラックス効果の向上を促進することができる。
また、香り制御部は、送風アルゴリズムに応じた香りをユーザーが選択することができる構成にしてもよい。これにより、ユーザーが複数のゆらぎ気流パターンのうちそれぞれに応じた香りを好みに応じて適宜選択できるという効果を備えている。したがって、複数のゆらぎ気流パターンのそれぞれに、ユーザーの嗜好にあった好みの香りを選択することができ、快適性を向上させることができる。
また、香り制御部は、外部環境に応じて送風アルゴリズムおよび複数の香料を変更することができる構成にしてもよい。これにより、例えば周囲の温度や湿度、二酸化炭素濃度、照度、人感、粉塵、臭気、時間帯、任意で設定できるタイマー等の外部環境に合ったゆらぎ気流パターンと香りに自動で切替えることができるので、ユーザーに常に快適な送風を提供することができる上、ユーザー自らがゆらぎ気流パターンおよび香りの切替えを行う必要がなく、操作の煩わしさを回避できる効果を奏する。
また、香り制御部は、生体情報の数値に応じて送風アルゴリズムおよび複数の香料を変更することができる構成にしてもよい。これにより、例えばユーザーの心拍等の生理量の数値から判断したユーザーの心理状態等に合ったゆらぎ気流パターンと香りに切替えることができるので、ユーザーに快適な送風を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る送風装置3の設置例を示す概念図である。図1に示すように、部屋1の床2上には、送風装置3とソファ4が設置されている。また、送風装置3の正面にソファ4が配置されており、ソファ4上にユーザー5が座っている。送風装置3は、部屋1内の空気をユーザー5に向けて、自然風のようなゆらぎ風を送風し、ユーザー5に自然の風から得られる爽快感を提供する。
図2は、送風装置3の構成例を示す正面図である。送風装置3は、風を送風するためのプロペラファン6と、プロペラファン6を一定の高さに固定する支持体7とから構成されている。
図3は、送風装置3のA―B断面を示す断面図である。プロペラファン6は、回転軸である回転体8と、回転体8に複数接続された回転することで空気中に圧力差を発生させる部材である翼9と、翼9とユーザー5が接触することを防止する部材であるガード10と、回転体に動力を供給する動力部11とから構成されている。また、動力部11は回転体8に動力を供給するモーター12と、モーター12の回転数を制御する送風制御部13と、送風制御部13とモーター12との間で信号の受け渡しを行う信号線14とで構成されている。これらの構成により、送風装置3は送風制御部13から送信される信号に基づいて、モーター12の回転数を変化させることで、ユーザー5に送風する風量を変化させている。
図4は、送風制御部13内部におけるモーター12の制御系の構成を示すブロック図である。送風制御部13は、予め設定された時系列でモーター12の回転数を変化させるプログラムである送風制御プログラム15を記憶するマイコン16と、マイコン16に記憶された送風制御プログラム15をモーター12に出力する信号出力部17とから構成されている。つまり、送風制御部13は、信号線14を介して送風制御プログラム15に基づいた信号をモーター12に送ることで、モーター12の回転数を時系列で変化させ、ユーザー5に送風する風量を変化させることができる。
このような構成により、本実施の形態において、送風制御部13は送風装置3から吹き出される風が、自然のゆらぎの風のようにユーザーが感じられるようにモーター12を制御する。
ここで、自然の風の特徴について図5および図6を用いて説明する。図5は、ある地点において、時系列に従い自然の風を風速計により測定した結果を示すグラフである。また、図6は図5に示したB区間の拡大図である。
(特徴1)図5に示すように、自然の風の風速は、時系列で常に変化しており、その変化範囲は0.1m/sから1.8m/sである。
(特徴2)図5に示すように、風速が1.0m/sを超えて大きい風速の波形である大波形18が観測された周期は、10sから300sの範囲である。図6を用いて、さらに自然の風の詳細について述べる。
(特徴3)図6に示すように、自然の風の風速は、大波形18と風速が1.0m/s以下の風速の波形である小波形19とが交互に発生する構成となっている。
(特徴4)図6に示すように、小波形19から大波形18が発生する際の風速の変化量である風速変化幅20は、0.4m/sから1.2m/sの範囲である。
本実施の形態において、送風制御プログラム15は、前述した自然の風の(特徴1)から(特徴4)に基づいた風速の変化をユーザー5に与えられるように、モーター12の回転数を変化させ、プロペラファン6から送風する風量を制御する。以下に本実施の形態に係る送風装置のゆらぎ制御について述べる。
本実施の形態において、複数の異なるゆらぎ気流パターンは、送風制御プログラム15としてそれぞれメモリに記憶される。したがって送風装置3は、複数の異なるゆらぎ気流パターンを提供することができる。例えば、送風装置3は、前述した自然の風の(特徴1)から(特徴4)に基づいた風速の範囲内で大波形18は風速が大きく、小波形19は大波形18よりも風速が小さく、風速変化幅20を大きくすることで、ユーザー5がメリハリのあるゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを送風できる。このようなユーザー5がメリハリのあるゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを覚醒気流30Aとしてもよい。
また、送風装置3は、例えば、前述した自然の風の(特徴1)から(特徴4)に基づいた風速の範囲内で大波形18は風速が小さく、小波形19は大波形18よりも風速が大きく、風速変化幅20を小さくすることで、ユーザー5が緩やかなゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを送風できる。このようなユーザー5が緩やかなゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを鎮静気流30Bとしてもよい。
また、送風装置3は、例えば、前述した自然の風の(特徴1)から(特徴4)に基づいた風速の範囲内で大波形18は風速が大きく、小波形19もは風速が大きく、かつ風速変化幅20を(特徴4)に準じた値とすることで、ユーザー5に比較的強めの自然風のゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを強ゆらぎ30Cとしてもよい。
また、送風装置3は、例えば、前述した自然の風の(特徴1)から(特徴4)に基づいた風速の範囲内で大波形18は比較的小さく、小波形19も比較的小さくし、かつ風速変化幅20を(特徴4)に準じた値とすることで、ユーザー5に比較的弱めな自然風のゆらぎを感じることができるゆらぎ気流パターンを弱ゆらぎ30Dとしてもよい。
次に、ゆらぎ気流を提供する際に、複数の香りも併せて提供する構成について説明する。
図7は、図2におけるA−B断面のうち動力部11の拡大図であり、実施の形態1に係る送風装置に香りを提供する手段を設けた構成を示している。
図8は、実施の形態1に係る送風装置の回転体8、翼9、ガード10を取り外し、動力部11を正面側から見た場合の正面図である。
図7および図8において、図3に示した符号と同様の符号を付したものは、前述と同様の動作を行なう。図7および図8では、動力部11に、香り発生手段である、複数の香料を設置している香料設置部50と、香料設置部50から外部へ香りを導出するためのシャッター51とシャッター52を設けている構成を示している。また、動力部11内に設けられた送風制御部13と香り制御部53とは、信号線14を電気信号の送受信が可能である。また、香り制御部53とシャッター51及び香り制御部53とシャッター52とは、信号線14を電気信号の送受信が可能である。この構成によって、送風制御部13は、香り制御部53に特定のゆらぎ気流であることを通知し、そして、香り制御部53は、特定のゆらぎ気流に対応した香りを発生させるため、シャッター51及びシャッター52の開閉を制御する。なお、香料設置部50は、複数の香料が混ざり合うことがないように、複数の香料をそれぞれ個別に仕切った区画内に格納している構造としてもよい。また、香料は香り成分を含有する液体状、精油状、固体状、気体状、ゲル状、ペースト状等から成り、各香料はそれぞれカセットやカートリッジ等に収容されていてもよい。さらに、動力部11の外装であるカバー部は取り外しができる構成としてもよい。カバーの下に香料設置部50があり、香料設置部50は香料を収容したカセットやカートリッジ等を挿入できるようにすることができる。これらの構成により、香料を収容したカセットやカートリッジ等は簡単に交換することができるので、適宜ユーザー5の好みの香りを放出することができる。
香料は、例えば常温で香り成分が揮発するものがよいが、これに限られるものではなく、加温するなどによって香り成分が揮発するものを使用してもよい。例えば、香料設置部50内部にヒーター等を設けて、香料を加温できる構成としてもよい。また、前述の香料を収容したカセットやカートリッジ等の内部にヒーター等を設置することもできる。
香料の種類は、例えば覚醒を促すレモンやライム等の覚醒香料40Aや、鎮静を促すラベンダーやフィトンチッド等の鎮静香料40Bを用いてもよい。その他の例として、暖かみを感じるジンジャーやシナモン等の暖感香料40Cや、涼しさを感じるペパーミント等の涼感香料40Dを用いてもよい。
ここで図8では、香料を二つ格納しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
これらの構成により、送風制御部13は、香り制御部53に特定のゆらぎ気流であることを通知し、そして、香り制御部53は、特定のゆらぎ気流に対応した香りを発生させるため、シャッター51及びシャッター52の開閉を制御する。したがって、送風装置3は、様々なゆらぎ気流パターンの送風変化に対応し、香料の種類を切替えることが可能になる。
例えば、香り制御部53は、送風制御部13から前述した覚醒気流30Aを送風する信号を受信した場合、覚醒香料40Aが格納された側のシャッター51を開き、鎮静香料40Bが格納された側のシャッター52を閉じる信号を発する。このような構成によって、ユーザーに覚醒気流30Aと覚醒香料40Aの香りを提供することができる。同様に、香り制御部53は、送風制御部13から前述した鎮静気流30Bを送風する信号を受信した場合、覚醒香料40Aが格納された側のシャッター51を閉じ、鎮静香料40Bが格納された側のシャッター52を開く信号を発する。このような構成によって、ユーザーに鎮静気流30Bと鎮静香料40Bの香りを提供することができる。
ここで、送風制御部13および香り制御部53から発せられる信号は、送風装置3の外部に搭載されたスイッチにより、ユーザー5が自由に切替えることができる構成としてもよい。また、送風制御部13および香り制御部53は、Wi−Fi等の無線受信部56を設けることで、ユーザー5が送風装置3から離れた位置からでもリモートコントローラや移動式端末等を使用して、送風制御部13および香り制御部53の設定を変更することができる構成としてもよい。
このような構成により、ユーザー5が集中力を必要とする作業時、勉強時、運転時等のときは、適宜ユーザー5が覚醒気流30Aおよび覚醒香料40Aを送風する制御を選択することができる。一方、ユーザー5がリラックスを必要とする休憩時、入眠時、くつろぎ時等のときは、適宜ユーザー5が鎮静気流30Bおよび鎮静香料40Bを送風する制御を選択することができる。
さらに、送風制御部13および香り制御部53に搭載の無線受信部56では各種センサの受信機能を備える。各種センサは例えば、温度を検知するサーミスタ等の温度センサ54であり送風装置3や室内の壁面等に設置してもよく、その動作は図9に示す通りである。
以下、図9を用いて温度センサ54の動作を説明する。はじめに温度センサ54が温度を判定し、例えば23度以上ならば、送風制御部13は前述の強ゆらぎ30Cを送風し、連動して香り制御部53は涼感香料40Dを曝露する制御としてもよい。例えば23度以下ならば、送風制御部13は前述の弱ゆらぎ30Dを送風し、連動して香り制御部53は暖感香料40Cを曝露する制御としてもよい。ここで、温度センサ54の判定値を23度としたが、これの限りではない。
また、送風制御部13および香り制御部53には、時計機能55を搭載してもよい。図10に示す時計機能55の動作は、起床時間を検知すると送風制御部13から前述の覚醒気流30Aを送風し、香り制御部53は、覚醒香料40Aを曝露するようにシャッター51、シャッター52を制御する構成としてもよい。また、時計機能55は入眠時間を検知すると送風制御部13から前述の鎮静気流30Bを送風し、香り制御部53は、鎮静香料40Bを曝露するようにシャッター51、シャッター52を制御する構成としてもよい。
さらに、ユーザーの状態を検知する生体センサ57を設置してもよい。生体センサ57は、ユーザーの体温や心拍、呼吸、発汗量、血圧、脳波などの生理量を検知できるものである。そして、検知した数値は、無線受信部56に送信され、送風制御部13および香り制御部53は、無線受信部56によって受信した数値に基づいて、ゆらぎ気流パターン及び香りを選択することができる構成としてもよい。図11では例えば心拍数の数値からゆらぎ気流パターン及び香りを選択する制御の構成を説明する。まず生体センサ57はユーザー5の心拍数を測定する。例えば心拍数が70bpm以下ならば、ユーザー5は漫然状態と判断され、送風制御部13は前述の覚醒気流30Aを送風し、連動して香り制御部53は覚醒香料40Aを曝露する制御としてもよい。例えば70bpm以上ならば、ユーザー5は興奮状態と判断され、送風制御部13は前述の鎮静気流30Bを送風し、連動して香り制御部53は鎮静香料40Bを曝露する制御としてもよい。ここで、生体センサ57の判定値を70bpmとしたが、これの限りではない。ただし、一般的に人間の正常時の心拍数は男性が60bpm〜70bpm、女性が65bpm〜75bpmと言われている。
なお、図3、図7に記載の信号線14は、有線のコードを用いた接続のほか、無線通信を行ってもよい。
なお、送風制御部13と香り制御部53はそれぞれ分けて記載したが、これに限ったことではなく、それぞれの機能を統合した一つの制御部としてもよい。
以上のように本発明に係る送風装置および送風制御プログラムは、より自然なゆらぎを感じる風と香りをユーザーに提供することを可能とするものであると同時に、覚醒や鎮静を促す効果を提供することも可能なので、空気調和機や送風装置、天井扇等の送風機器だけでなく、効果的な睡眠や起床を促す機器や作業や勉強時に有効な集中力向上を促進する機器等、さらに車の運転中に必要な集中力を向上させる車載機器等、幅広い分野にて有用である。
1 部屋
2 床
3 送風装置
4 ソファ
5 ユーザー
6 プロペラファン
7 支持体
8 回転体
9 翼
10 ガード
11 動力部
12 モーター
13 送風制御部
14 信号線
15 送風制御プログラム
16 マイコン
17 信号出力部
18 大波形
19 小波形
20 風速変化幅
30A 覚醒気流
30B 鎮静気流
30C 強ゆらぎ
30D 弱ゆらぎ
40A 覚醒香料
40B 鎮静香料
40C 暖感香料
40D 涼感香料
50 香料設置部
51 シャッター
52 シャッター
53 香り制御部
54 温度センサ
55 時計機能
56 無線受信部
57 生体センサ

Claims (5)

  1. 気流を送風する送風ファンと、小風量を送風する弱気流と大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを備えた送風制御部と、香りを生成する香り発生手段と、生成される香りを制御する香り制御部とを備え、前記香り発生手段は、異なる複数の香料から複数の香りを発生させ、前記香り制御部は、各前記送風アルゴリズムに対して、それぞれ異なる香りを発生させることを特徴とする送風装置。
  2. 前記香り制御部は、前記送風アルゴリズムに応じた香りをユーザーが選択することができることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記香り制御部は、外部環境の変化に応じて前記送風アルゴリズムおよび前記複数の香料を変更することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  4. 前記香り制御部は、生体情報の数値に応じて前記送風アルゴリズムおよび前記複数の香料を変更することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  5. 小風量を送風する弱気流と、大風量を送風する強気流とを交互に発生させ、弱気流及び強気流の風量又は弱気流及び強気流の送風時間が異なる複数の送風アルゴリズムを制御する送風制御と、異なる複数の香料から複数の香りを発生させる香り発生制御とを行う送風制御プログラムにおいて、送風制御プログラムは、各前記送風アルゴリズムに対して、それぞれ異なる香りを発生させる制御を備えていることを特徴とする送風制御プログラム。
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