JP2007170761A - 空気調和システム及び空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の人が存在可能な所定空間に所定の香りを放出する空気調和システム及び空気調和装置を提供することを目的とする。
【解決手段】空気調和システム1は、所定空間9における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段7A、7B、7Cと、環境情報取得手段7A、7B、7Cにより取得された環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段2と、制御手段2により出力された所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段5と、香り発生手段5により発生される香りを所定空間9に放出可能であると共に、所定空間9の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段8A、8B、8Cと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和システム及び空気調和装置に関する。
従来、空気調和システム又は装置は、室内機又はこの室内機の運転を制御するリモートコントローラにそれぞれ内蔵された温度センサによって室内温度を検出し、この室内温度が、上記リモートコントローラ等を用いて設定された設定温度と一致するように、室外機の圧縮機や室内機のファン等の運転を制御して、室内の空気調和を実施している。
また、室内の消臭や室内を積極的に芳香で満たすことを目的として室内に香りを放出する香り発生装置が知られている。
しかし、上述の空気調和システム又は装置では、室内の空気調和が必ずしも室内にいる人の温熱的な快適感や不快適感を反映したものとはなっていないという課題があった。また、上述の香り発生装置は、室内に居る人の感覚に応じて香りを放出しているわけではないという課題があった。
そこで、室内に居る人の感覚を自律神経系の生理量である発汗量や脈拍数により測定し、その測定結果に応じて香りを放出する空気調和システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−38630号公報
特許文献1の空気調和システムは、室内に居る人の感覚を自律神経系生理量である発汗量や脈拍数により測定し、その測定結果に応じた香りを放出することで、単に室内に香りを満たすのではなく各人の感覚に応じた香りで室内を満たすことができる。しかし、特許文献1の空気調和システムでは、複数の人が存在する室内における温度や香りの調整をする場合には適用が困難であるという課題がある。また、使用する電力量を電力会社との電力契約における電力量に応じて制御するいわゆるデマンド制御モード等において、室内の環境が個人の感覚にとって不快となる場合における調整をどのようにするかという課題がある。そして、これらが本発明の課題といってよい。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、複数の人が存在可能な所定空間に所定の香りを放出する空気調和システム及び空気調和装置を提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を達成するため、所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を測定し、この測定された環境情報に基づいて所定の香りを所定空間に放出することで、所定空間に存在する人の作業性を向上させることや不快感を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。特に、所定期間の使用電力量を所定量以下にすることを達成する等の所定の目的を達成すると共に、所定空間に存在する人の作業性を向上させることや不快感を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。更には、所定空間に存在する人の位置や各人に関する情報に応じて香りを放出することで、より細やかに所定空間に存在する人の作業性を向上させることや、不快感を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。
(1) 所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記環境情報取得手段により取得された前記環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段により出力された前記所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、前記香り発生手段により発生される前記香りを前記所定空間に放出可能であると共に、前記所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える空気調和システム。
(1)の発明における空気調和システムは、所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、環境情報取得手段により取得された環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、制御手段により出力された所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、香り発生手段により発生される香りを所定空間に放出可能であると共に、所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える。これにより、この空気調和システムは、人の感覚(快、不快)に大きな影響を与える温度情報を含む環境情報に応じた香りを所定空間に放出することで、該所定空間における環境性を向上させることができる。言い換えると、所定空間に存在する人の作業効率を向上させることや、不快感を抑制させることができる。また、所定の香りを放出すると共に、所定空間の少なくとも温度を調整することで、より好適に所定空間における環境を調整することができる。また、所定空間の温度に加えて湿度を調整することで、更に好適に所定空間における環境を調整することができる。
(2) 前記環境情報は、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む(1)に記載の空気調和システム。
(2)の発明における空気調和システムは、環境情報が、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む。それぞれの指標における測定結果に応じた香りを放出することができる。これにより、この空気調和システムは、温度では把握できない環境情状況に対応した対応をすることができる。また、空気調和システムは、複数の指標で所定空間の環境を測定し、該測定された環境情報に応じた香りを所定空間に放出することができる。これにより、空気調和システムは、より細やかな対応をすることができる。
(3) 所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(1)又は(2)に記載の空気調和システム。
(3)の発明における空気調和システムは、所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、制御手段は、記憶手段に記憶される所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。これにより、空気調和システムは、記憶手段に記憶される所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて細やかな対応をすることができる。ここで、香り情報は、例えば、香りの種類、放出量、放出時間、複数の香りから配合される場合には配合される香りの種類と配合比率等を含むことができる。香り情報は、例えば、少なくとも香りの種類と放出量の情報を含むことが好ましい。
(4) 該空気調和システムは所定のモードを有し、前記記憶手段は、前記所定のモードに応じた香り情報を有し、該空気調和システムが前記所定のモードにある場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定のモードに応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(3)に記載の空気調和システム。
(4)の発明における空気調和システムは、空気調和システムは所定のモードを有し、記憶手段は、所定のモードに応じた香り情報を有し、空気調和システムが前記所定のモードにある場合には、制御手段は、記憶手段に記憶される所定のモードに応じた香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。例えば、空気調和システムは、所定の目的を達成するために設定される所定のモード中においては、該所定の目的を達成させることを優先した温度制御等を行うと共に、所定空間における不快感等を抑制することができる香りを該所定空間に放出する。これにより、所定モードの目的を達成する過程における所定空間における人の不快等を抑制することで、所定の目的を好適に達成することができる。更には、所定の香りが所定のモードであることを知らせる役目を果たすことで、該所定のモードの目的を所定空間における各人が認識させることができる。ここで、所定のモードとして、例えば、省エネモード、デマンド制御モード、リラックスモード、集中モード、眠気覚ましモード等をあげることができる。
(5) 所定時刻を報知する報知手段と、更に備え、前記記憶手段は、前記所定時刻に応じた香り情報を有し、前記報知手段により前記所定時刻が報知された場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記所定時刻に応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(3)又は(4)に記載の空気調和システム。
(5)の発明における空気調和システムは、所定時刻を報知する報知手段と、を更に備え、記憶手段は、所定時刻に応じた香り情報を有し、報知手段により所定時刻が報知された場合には、制御手段は、記憶手段に記憶された所定時刻に応じた香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。これにより、所定空間に存在する人は、所定の香りにより時刻を認識することができる。また、時刻に基づくバイオリズム(例えば、朝:眠い、午前中:集中できる、昼前:空腹、午後:眠い、夕方:疲労)上の悪影響を抑制し、好影響を助長するような香りを放出することで、作業性等を向上させることができる。
(6) 前記記憶手段は、前記所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、前記座席の利用者情報と、を有し、前記制御手段は、前記レイアウト情報及び前記利用者情報に基づいて前記香り制御信号を出力する(3)から(5)のいずれかに記載の空気調和システム。
(6)の発明における空気調和システムは、記憶手段が、所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、座席の利用者情報と、を有し、制御手段は、レイアウト情報及び利用者情報に基づいて香り制御信号を出力する。これにより、空気調和システムは、所定空間における各人の位置及び各人に関する情報に基づいて所定の香りを放出するので、細やかな対応が可能となる。更には、所定の利用者及び該所定の利用者に隣接する利用者の情報に基づいて所定の香りを放出するので、より細やかな対応が可能となる。具体的には、喫煙に関する情報を利用者情報に含ませることができ、例えば、喫煙者と嫌煙者との席が隣同士である場合には、所定の香りに煙草の匂いを消臭可能な香りを含ませることができる。ここで、利用者情報として、例えば、在席情報、職種情報、喫煙情報、嫌煙情報、隣席者情報等をあげることができる。
(7) 前記空気調和手段は、1又は複数の送風口を備え、前記記憶手段は、前記1又は複数の送風口の位置情報を有し、前記制御手段は、前記位置情報に基づいて前記1又は複数の送風口それぞれから放出される香りに関する香り制御信号を出力し、前記香り発生手段は、前記制御手段により出力された前記香り制御信号に基づいて前記1又は複数の送風口それぞれから放出される香りを発生させる(3)から(6)のいずれかに記載の空気調和システム。
(7)の発明における空気調和システムは、空気調和手段が、1又は複数の送風口を備え、記憶手段が、1又は複数の送風口の位置情報を有し、制御手段が、位置情報に基づいて1又は複数の送風口それぞれから放出される香りに関する香り制御信号を出力し、香り発生手段が、前記制御手段により出力された香り制御信号に基づいて1又は複数の送風口それぞれから放出される香りを発生させる。これにより、空気調和システムは、更に細やかに対応することができる。特に、上述したレイアウト情報及び利用者情報を踏まえることで、より各利用者の実情に対応した香りの放出等をすることができる。
(8) 前記香り発生手段は、複数の香りから前記所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である(1)から(7)のいずれかに記載の空気調和システム。
(8)の発明における空気調和システムは、香り発生手段は、複数の香りから所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である。これにより、基本となる数種類の香りから多数の香りを調合することができると共に、該空気調和システムに必要な香料及び香料を収容する容器等を少なくすることができる。また、例えば、環境情報に対応する香り情報に該香りを調合するための配合比率等を含ませることができる。
(9) 所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記環境情報取得手段により取得された前記環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段により出力された前記所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、前記香り発生手段により発生される前記香りを前記所定空間に放出可能であると共に、前記所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える空気調和装置。
(9)の発明における空気調和装置は所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、環境情報取得手段により取得された環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、制御手段により出力された所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、香り発生手段により発生される香りを所定空間に放出可能であると共に、所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える。これにより、この空気調和装置は、人の感覚(快、不快)に大きな影響を与える温度情報を含む環境情報に応じた香りを所定空間に放出することで、該所定空間における環境性を向上させることができる。言い換えると、所定空間に存在する人の作業効率を向上させることや、不快感を抑制させることができる。また、所定の香りを放出すると共に、所定空間の少なくとも温度を調整することで、より好適に所定空間における環境を調整することができる。また、所定空間の温度に加えて湿度を調整することで、更に好適に所定空間における環境を調整することができる。
(10) 前記環境情報は、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む(9)に記載の空気調和装置。
(10)の発明における空気調和装置は、環境情報が、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む。それぞれの指標における測定結果に応じた香りを放出することができる。これより、この空気調和装置は、温度では把握できない環境情状況に対応した対応をすることができる。また、空気調和装置は、複数の指標で所定空間の環境を測定し、該測定された環境情報に応じた香りを所定空間に放出することができる。これにより、空気調和装置は、より細やかな対応をすることができる。
(11) 所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記環境情報に対応する香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(9)又は(10)に記載の空気調和装置。
(11)の発明における空気調和装置は、所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、制御手段は、記憶手段に記憶される所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。これにより、空気調和装置は、記憶手段に記憶される所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて細やかな対応をすることができる。ここで、香り情報は、例えば、香りの種類、放出量、放出時間、複数の香りから配合される場合には配合される香りの種類と配合比率等を含むことができる。香り情報は、例えば、少なくとも香りの種類と放出量の情報を含むことが好ましい。
(12) 該空気調和装置は所定のモードを有し、前記記憶手段は、前記所定のモードに応じた香り情報を有し、該空気調和装置が前記所定のモードにある場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定のモードに応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(11)に記載の空気調和装置。
(12)の発明における空気調和装置は、空気調和装置は所定のモードを有し、記憶手段は、所定のモードに応じた香り情報を有し、空気調和装置が前記所定のモードにある場合には、制御手段は、記憶手段に記憶される所定のモードに応じた香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。例えば、空気調和装置は、所定の目的を達成するために設定される所定のモード中においては、該所定の目的を達成させることを優先した温度制御等を行うと共に、所定空間における不快感等を抑制することができる香りを該所定空間に放出する。これにより、所定モードの目的を達成する過程における所定空気における人の不快等を抑制することで、所定の目的を好適に達成することができる。更には、所定の香りが所定のモードであることを知らせる役目を果たすことで、該所定のモードの目的を所定空間における各人が認識させることができる。ここで、所定のモードとして、例えば、省エネモード、デマンド制御モード、リラックスモード、集中モード、眠気覚ましモード等をあげることができる。
(13) 所定時刻を報知する報知手段と、更に備え、前記記憶手段は、前記所定時刻に応じた香り情報を有し、前記報知手段により前記所定時刻であることが報知された場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記所定時刻に応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する(11)又は(12)に記載の空気調和装置。
(13)の発明における空気調和装置は、所定時刻を報知する報知手段と、を更に備え、記憶手段は、所定時刻に応じた香り情報を有し、報知手段により所定時刻が報知された場合には、制御手段は、記憶手段に記憶された所定時刻に応じた香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する。これにより、所定空間に存在する人は、所定の香りにより時刻を認識することができる。また、時刻に基づくバイオリズム(例えば、朝:眠い、午前中:集中できる、昼前:空腹、午後:眠い、夕方:疲労)上の悪影響を抑制し、好影響を助長するような香りを放出することで、作業性等を向上させることができる。
(14) 前記記憶手段は、前記所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、前記座席の利用者情報と、を有し、前記制御手段は、前記レイアウト情報及び前記利用者情報に基づいて前記香り制御信号を出力する(11)から(13)のいずれかに記載の空気調和装置。
(14)の発明における空気調和装置は、記憶手段が、所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、座席の利用者情報と、を有し、制御手段は、レイアウト情報及び利用者情報に基づいて香り制御信号を出力する。これにより、空気調和装置は、所定空間における各人の位置及び各人に関する情報に基づいて所定の香りを放出するので、細やかな対応が可能となる。更には、所定の利用者及び該所定の利用者に隣接する利用者の情報に基づいて所定の香りを放出するので、より細やかな対応が可能となる。具体的には、喫煙に関する情報を利用者情報に含ませることができ、例えば、喫煙者と嫌煙者との席が隣同士である場合には、所定の香りに煙草の匂いを消臭可能な香りを含ませることができる。ここで、利用者情報として、例えば、在席情報、職種情報、喫煙情報、嫌煙情報、隣席者情報等をあげることができる。
(15) 前記香り発生手段は、複数の香りから前記所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である(11)から(14)のいずれかに記載の空気調和装置。
(15)の発明における空気調和装置は、香り発生手段は、複数の香りから所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である。これにより、基本となる数種類の香りから多数の香りを調合することができると共に、該空気調和装置に必要な香料及び香料を収容する容器等を少なくすることができる。
本発明によれば、複数の人が存在可能な所定空間に所定の香りを放出する空気調和システム及び空気調和装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の空気調和システムを示す概略図である。図2は、本発明の空気調和システムを示すブロック図である。図3は、本発明の空気調和システムにおける空気調和手段の一例を示すブロック図である。図4は、本発明の空気調和システムの実施例を示す平面図である。図5は、本発明の空気調和装置を示すブロック図である。図6は、本発明の空気調和装置の実施例を示す斜視図である。図7は、温度―香りDBの一例である。図8は、湿度―香りDBの一例である。図9は、音―香りDBの一例である。図10は、CO―香りDBの一例である。図11は、匂い―香りDBの一例である。図12は、モード基本DBの一例である。図13は、デマンド制御モードにおける温度―香りDBの一例である。図14は、時刻―香りDBの一例である。図15は、レイアウト情報DBの一例である。図16は、利用者情報DBの一例である。図17は、位置情報DBの一例である。図18は、環境情報として温度情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。図19は、環境情報として温度情報及び湿度情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。図20は、環境情報として温度情報、音情報及び匂い情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。図21は、空気調和システムが所定モードにある場合における該空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。図22は、所定時刻に応じた空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。図23は、環境情報として温度情報を取得した場合における空気調和システムの図1とは異なる動作を説明するためのフローチャートである。
「1」空気調和システム
「1.1」全体構成
図1及び図2により、本発明の空気調和システムの全体構成を説明する。図1において、本実施形態における空気調和システム1は、環境情報取得手段であるセンサ7A、7B、7Cと、制御手段であるCPU2と、記憶手段であるメモリ3と、情報入力部4と、香り発生手段を構成する香料収容部6A、6B、6C、6D及び香り調合部5と、空気調和手段を構成する室内機8A、8B、8C及び室外機80と、を備える。
図1に示すように、センサ7A、7B、7Cは、所定空間9に配置され、該所定空間9の環境情報を取得する。センサ7A、7B、7Cは、少なくとも温度情報を取得し、更に、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を取得することができる。例えば、温度情報を取得する場合には、所定の温度測定用センサを用いることができる。例えば、湿度を測定する場合には、所定の湿度測定用センサを用いることができる。例えば、音を測定するには、所定の音の大きさを測定するセンサや、所定の周波数領域における音の大きさを測定センサを用いることができる。例えば、二酸化炭素量を測定するには、所定の二酸化炭素測定用センサを用いることができる。例えば、匂い情報を取得する場合には、所定の揮発性物質等の量を測定するセンサ等を用いることができる。また、いわゆる公知の匂いセンサを用いることができる。
図2に示すように、センサ7A、7B、7Cは、所定空間9における環境情報の測定結果を、CPU2に出力する。
図1に示すように、CPU2は、センサ7A、7B、7Cにより取得された所定空間9における環境情報に応じて、所定の香り制御信号を香り発生手段を構成する香料収容部6A、6B、6C、6D及び香り調合部5に出力する。更には、図2に示すように、香り放出部51を制御する室内機側CPU20にも所定の香り制御信号を出力する。ここで、本実施形態において、制御手段としてCPUを例示しているがこれに限定されない。
香り情報は、少なくとも香りの種類に関する情報を含み、好ましくは香りの種類と放出量に関する情報を含む。また、香り情報は、例えば、香りの種類又は放出量に加えて、放出時間(連続、間欠の場合の双方を含む)、複数の香りから配合される場合には配合される香りの種類と配合比率等の情報を含むことができる。
ここで、CPU2は、所定の電気信号を送受信可能に接続されるメモリ3において記憶される環境情報に対応する香り情報に基づいて、所定の香り制御信号を出力することができる。
図1に示すように、メモリ3は、CPU2と所定の電気信号を送受信可能に接続される。ここで、メモリ3は、例えば、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成される。
メモリ3は、所定の環境情報に応じた香り情報を有するDBを有する。例えば、図2に示すように、温度情報に対応する香り情報を有する温度―香りDB311、湿度情報に対応する香り情報を有する湿度―香りDB313、音情報に対応する香り情報を有する音―香り情報DB315、二酸化炭素量情報に対応する香り情報を有するCO―香りDB317、匂い情報に対応する香り情報を有する匂い―香りDB319等を有する。各種DBの詳細については、後述の通りである。
CPU2は、センサ7A、7B、7Cから取得した環境情報を、メモリ3に記憶される上述のDBに適用して所定の香り情報を抽出すると共に、該抽出された香り情報に基づいて所定の香り制御信号を香り発生手段等に出力する。環境情報が複数の場合には、複数のDBに適用すると共に所定の規則に基づいて所定の香り情報を抽出し、該抽出された香り情報に基づいて所定の香り制御信号を香り発生手段等に出力する。
また、メモリ3は、後述する所定のモードに対応する香り情報を有するモード―香りDB320、時刻に対応する香り情報を有する時刻―香りDB330、座席のレイアウトを含むレイアウト情報を有するレイアウト情報DB340、各座席を利用する利用者の情報を有する利用者情報DB350、送風口83A、83B、83Cの位置情報を有する位置情報DB360を有する。各種DBの詳細については、後述の通りである。
また、メモリ3に記憶される各種DBは、メモリ3に所定の電位信号を送受信可能に接続される情報入力部4により適宜修正等することができる。
香料収容部6A、6B、6C、6Dは、例えば、液体状の香料を収容することができる。香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料は、それぞれ単独で使用しても、また、香り調合部5により所定の香りに調合して使用しても良い。これは、CPU2から出力される所定の香り制御信号に応じて決められる。
例えば、CPU2からの所定の香り制御信号に香りの種類と配合比率に関する制御情報が含まれる場合、香料収容部6A、6B、6C、6Dから、所定の香料が所定の配合比率で配合されるよう香り調合部5に滴下される。そして、CPU2からの香り制御信号に香りの放出量や放出時間に関する制御情報が含まれる場合、香り調合部5から該放出量や放出時間に対応可能な所定量の香料が室内機8A、8B、8Cに収容される香り放出部51に送液等されると共に、所定空間9に放出される。
香り放出部51において、例えば、液体状の香料は所定の粒径で噴霧される。そして、噴霧された香料は、室外機80から吸気され温度調整部81において所定の温度に調整された外気と共に送風口83A、83B、83Cから室内等の所定空間9に放出される。
図1に示すように、室内機8A、8B、8Cは、室内等の所定空間9に配置される。図2に示すように、室内機8A、8B、8Cは、室外機80から吸気された外気を所定温度の調整可能な温度調整部81と、香り調合部5から送られる香料を噴霧可能な香り放出部51と、温度調整部81及び香り放出部51を制御可能な室内機側CPU20と、を備える。
室内機側CPU20は、CPU2と所定の電気信号を送受信可能に接続される。室内機側CPU20は、CPU2からの所定の情報を伝える電気信号により、温度調整部81及び香り放出部51を制御する。ここで、室外機側CPU20は、例えば、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成される。
「1.2」変形形態
図3により、本発明の空気調和システムにおける香り発生手段の変形形態を説明する。図3に示すように、変形形態における空気調和システムの香り発生手段は、各香料を直接室内等の所定空間9に放出して該所定空間9において香りを混合させる。
具体的には、該香り発生手段は、液体状の香料を収容可能な香料収容部60A、60B、60Cと、各香料収容部60A、60B、60Cから香料を吸引するポンプ61A、61B、61Cと、各ポンプ61A、61B、61Cにより吸引された香料の放出量を調整可能な香料側弁63A、63B、63Cと、各香料側弁63A、63B、63Cを通過した香料を室内等の所定空間9に所定粒径で噴霧可能な香り放出部65A、65B、65Cと、各香り放出部65A、65B、65Cにおいて香料を噴霧するため送風する送風口83と、送風口83における送風量を調整可能な送風側弁85A、85B、85Cと、を備える。
香料収容部60A、60B、60Cにはそれぞれ液状の香料が収容される。香料は、不図示のCPU2から出力される香り制御信号に応じてポンプ61A、61B、61Cが駆動し、香料収容部60A、60B、60Cの全部又は一部から香り放出部65A、65B、65C側に吸引される。ここで、ポンプ61A、61B、61Cは、所定の押し出しポンプ又は吸引ポンプを用いることができる。
各香料側弁63A、63B、63Cは、香り放出部65A、65B、65Cから所定空間9に放出される香料の量を調整する。香料側弁63A、63B、63Cは、所定の流体用の弁を用いることができるが、不図示のCPU2からの所定の香り制御信号を受信することで開閉動作をするためには、例えば、電磁弁等が好ましい。
香り放出部65A、65B、65Cは、香料を室内等の所定空間9に所定粒径で噴霧可能に構成される。香り放出部65A、65B、65Cにおいて、各香料側弁63A、63B、63Cを通過した香料と、各送風側弁85A、85B、85Cで送風量が調整された送風口83からの送風とが合流し、香料が所定の粒径で噴霧される。
本変形形態の空気調和システムにおける香り発生手段は、上述の通り、香料収容部6A、6B、6C、6Dからの香料を調合する所定の香り調合部を有しない。つまり、香料収容部6A、6B、6C、6Dから香り放出部65A、65B、65Cを介して直接所定空間9に放出される。そして、所定空間9に直接放出された複数の香料は該所定空間9で混合され、例えば、図1又は図2における香り調合部5において調合されたのと同様に所定の香りを発生させることができる。
「2」空気調和装置
図5により、本発明の空気調和装置の全体構成を説明する。図1において、本実施形態における空気調和装置10は、筐体85と、該筐体85に収納されるCPU2と、メモリ3と、センサ7と、香料収容部6A、6B、6C、6Dと、香り放出部51と、筐体85に形成される送風口83と、を備える。
CPU2、メモリ3、センサ7、香料収容部6A、6B、6C、6D、香り放出部51については、空気調和システム1において説明した内容と同様である。
空気調和装置10は、空気調和システム1における所定の要素が筐体85に収納され、一の空気調和装置を構成する装置である。該空気調和装置10の動作においても、上述の空気調和システム1における動作と同様である。つまり、環境情報取得手段であるセンサ7により所定空間9における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得し、制御手段であるCPU2は取得された環境情報を取得すると共に記憶手段であるメモリ3に記憶される所定のDBから該取得された環境情報に応じた香り情報を抽出する。そして、該抽出された香り情報に基づいた所定の香り制御信号を、香り発生手段を構成する不図示の香り調合部等に出力する。香り制御信号を受信した不図示の香り調合部等は、香り制御信号に含まれる香りの放出量や配合比に関する制御情報に基づいて、香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料を、香り放出部51側に送液等させる。この送液等された香料は香り放出部51において所定の粒径で噴霧され、不図示の室外機から送られる空気等と共に、送風口83から所定空間9に放出される。
[3]各種データベースの構成
図7からから図17により、メモリ3に記憶される所定の環境情報に応じた香り情報を有する各種DBについて説明する。
上述の通り、記憶手段であるメモリ3は、所定の環境情報に応じた香り情報を有するDBを有する。例えば、図2に示すように、温度情報に対応する香り情報を有する温度―香りDB311、湿度情報に対応する香り情報を有する湿度―香りDB313、音情報に対応する香り情報を有する音―香り情報DB315、二酸化炭素量情報に対応する香り情報を有するCO―香りDB317、匂い情報に対応する香り情報を有する匂い―香りDB319等を有する。また、メモリ3は、所定のモードに対応する香り情報を有するモード―香りDB320、時刻に対応する香り情報を有する時刻―香りDB330、座席のレイアウトを含むレイアウト情報を有するレイアウト情報DB340、各座席を利用する利用者の情報を有する利用者情報DB350、送風口83A、83B、83Cの位置情報を有する位置情報DB360を有する。
「3.1」環境情報
図7から図11より、所定の環境情報に応じた香り情報を有するDBについて説明する。図7は、温度―香りDB311の一例である温度―香り情報テーブル900である。温度―香り情報テーブル900は、温度901と、香り情報902とを含む。香り情報902は、温度901に応じて規定される。香り情報902は、香りの種類に関する種類903と、一定時間における香りの放出量に関する放出量904と、香料の配合に関する配合905とを含む。
種類903は香りの種類又は名称であり、種類903に示される香りは、香料収容部6A、6B、6C、6Dのいずれかに収容される。種類903における香りが、香料収容部A、6B、6C、6Dに収容されていない場合には、例えば、香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料を、配合905に示す比率に従って配合することで調合される。
放出量904は、所定時間における香りの放出量を規定する。放出量904は、例えば、液体状の香料における質量により規定される。
図8は、湿度―香りDB313の一例である湿度―香り情報テーブル910である。湿度―香り情報テーブル910は、湿度911と、香り情報912とを含む。香り情報912は、湿度911に応じて規定される。香り情報912は、香りの種類に関する種類913と、一定時間における香りの放出量に関する放出量914と、香料の配合に関する配合915とを含む。種類913、放出量914、配合915は上述の温度―香り情報テーブル900と同様である。
図9は、音―香り情報DB315の一例である音―香り情報テーブル920である。音―香り情報テーブル920は、音921と、香り情報922とを含む。香り情報922は、音921に応じて規定される。香り情報922は、香りの種類に関する種類923と、一定時間における香りの放出量に関する放出量924と、香料の配合に関する配合925とを含む。種類923、放出量924、配合925は上述の温度―香り情報テーブル900と同様である。
図10は、CO―香り情報DB317の一例であるCO―香り情報テーブル930である。CO―香り情報テーブル930は、CO931と、香り情報932とを含む。香り情報932は、CO931に応じて規定される。香り情報932は、香りの種類に関する種類933と、一定時間における香りの放出量に関する放出量934と、香料の配合に関する配合935とを含む。種類933、放出量934、配合935は上述の温度―香り情報テーブル900と同様である。
図11は、匂い―香り情報DB319の一例である匂い―香り情報テーブル940である。匂い―香り情報テーブル940は、匂い941と、香り情報942とを含む。香り情報942は、匂い941に応じて規定される。香り情報942は、香りの種類に関する種類943と、一定時間における香りの放出量に関する放出量944と、香料の配合に関する配合945とを含む。種類943、放出量944、配合945は上述の温度―香り情報テーブル900と同様である。
「3.2」所定モード
図12及び図13により、所定モードに対応する香り情報を有するDBについて説明する。図12は、所定モードの基本情報を含むモード基本情報テーブル950である。モード基本情報テーブル950は、モード951と、条件952と、優先953とを含む。
モード951は、所定モードの名称又は内容を示す。図12において、所定のモードとして、例えば、省エネモード、デマンド制御モード、リラックスモード、集中モード、眠気覚ましモード等を例示できる。
条件952は、所定モードにおける動作条件や所定の目的を示す。例えば、デマンド制御モードでは、電力会社との電力契約における契約電力の範囲内とすることを目的とし又は指標として空気調和システム1又は空気調和装置10を動作させることを規定することができる。
優先953は、所定のモードを優先適用するか否かを規定する。優先953において、該所定モードを優先することが規定されている場合には、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにある場合には、該所定モードにおける条件952に示されるような所定の目的や運転条件が優先される。
つまり、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定のモードにある場合には、所定空間への香りの放出は、所定モードにおける所定の目的を達成するため又は所定の目的達成までの課程において生じる不快感等を抑制するためになされる。空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにある場合には、所定空間9における人の感覚が優先ではなく、所定モードにおける所定の目的達成が優先される。
例えば、空気調和システム1又は空気調和装置10がデマンド制御モードにある場合は、所定の目的である使用電力等を電力会社との電力契約における契約電力の範囲内とする、ということが優先される。これにより、所定空間9における人の感覚よりも使用電力を抑制等することが優先されるので、人が作業等するには暑すぎたり、寒すぎたりすることになり、不快に感じる場合がある。この不快さを抑制するために、例えば、図13に示すように、デマンド制御モードにおいては、不快に感じる所定の温度領域における香りの放出量904Aを、通常の状態よりも多くしている。
ここで、上述のように、所定モードにおいて香り放出量904Aを多くすることや、通常の場合とは異なる香りを放出させることで、所定空間9にいる人に、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにあることを認識させることができる。所定のモードであることを認識させることで、例えば、上述する快適でない状態を我慢する動機となることも期待される。
「3.3」時刻
図14により、所定時刻に対応する香り情報を有するDBについて説明する。図14は、所定時刻に対応する香り情報を有する時刻‐香りDB330の一例である時刻‐香り情報テーブル960である。時刻‐香り情報テーブル960は、時刻961と、香り情報962とを含む。香り情報962は、時刻961に応じて規定される。香り情報962は、香りの種類に関する種類963と、一定時間における香りの放出量に関する放出量964と、香料の配合に関する配合965とを含む。
時刻961は所定時刻を規定する。香りの種類963は、時刻961に応じて規定される。例えば、時刻に応じた人間のバイオリズムに対応するように規定することができる。具体的には、朝:眠い→眠気覚ましになる香り、午前中:集中できる→快適な状態を続かせる香り、昼前:空腹→イライラ等を抑制する香り、午後:眠い→眠気覚ましになる強い香り、夕方:疲労→リラックスする香り、というように香りの種類を選択することができる。これにより、時刻に応じた人間のバイオリズムにより生じる悪影響を抑制し、好影響を助長させることができる。
また、所定時刻において特定の作業等を集中して行う場合等には、その所定時刻において該特定の作業が効率的になるような香りの種類963を規定することができる。また、所定時刻であることを所定空間に存在する人に知らせるために、所定時刻961ごとに異なる種類の香りの種類963を規定することもできる。
「3.4」レイアウト情報、利用者情報、位置情報
図15により、座席のレイアウトを含むレイアウト情報を有するDBについて説明する。図15は、座席のレイアウトを含むレイアウト情報DB340の一例である座席NO.―レイアウト情報テーブル970である。座席NO.―レイアウト情報テーブル970は、座席NO.971と、レイアウト情報972とを含む。レイアウト情報972は、所定空間における座席NO.971の座標973により規定される。
レイアウト情報972は、主に座席の利用者における位置情報として利用される。また、座席以外の物のレイアウト情報972は、例えば、放出された香りの流れを把握することに役立てることができる。また、後述する送風口の位置情報と共に利用することで、より細やかな室内空間への香りの放出と空気調和に役立てることができる。
図16により、座席を利用する利用者の情報を有するDBについて説明する。図16は、各座席を利用する利用者の情報を有する利用者情報DB350の一例である利用者情報テーブル980である。利用者情報テーブル980は、ID981と、座席982と、職種983と、喫煙984と、嫌煙985と、隣席者986と、その他987とを含む。
ID981は、利用者を識別する識別番号等である。座席982は、座席を識別する識別記号等である。この座席のレイアウト情報は、上述のレイアウト情報DB340から適宜抽出することができる。職種983は、利用者の職種を示す。職種983により、例えば、内勤か外勤かにより、所定空間で作業等する時間や仕事の種類も異なるため、同じ環境情報の所定空間にいても快適・不快の感じ方が異なる。このため、利用者の職種に鑑みながら香りの放出を調整等することで、より細やかな対応が可能となる。
喫煙984は、各利用者が喫煙をするか否かを示す。嫌煙985は、各利用者が嫌煙か否かを示す。隣席者986は、各利用者の隣に座る利用者を識別できる座席情報やID情報を示す。隣席者986の情報により、隣席者からの各種影響を考慮した香りの放出や空気調和をすることができる。例えば、所定の利用者が嫌煙者であり、この利用者の隣席者が喫煙者である場合には、煙草の匂いを抑制する香りを放出する等の対応が可能である。
図17により、送風口の位置情報を有するDBについて説明する。図17は、各送風口の位置情報を有する位置情報DB360の一例である位置情報テーブル990である。位置情報テーブル990は、送風口NO.991と、位置情報992とを含む。位置情報992は、所定空間における送風口NO.991の座標993により規定される。
位置情報992は、レイアウト情報DB340や利用者情報DB350における所定の情報と共に利用される。具体的には、レイアウト情報DB340と、利用者情報DBと、位置情報DBとにおける所定の情報から各送風口から放出される香りが直接的に影響を与える範囲の利用者及び利用者の情報を取得することができるので細やかな対応が可能となる。
[4]実施例
[4.1]
図18から図20に示すフローチャートにより、空気調和システム1又は空気調和装置10における動作を説明する。
図18は、環境情報として温度情報を取得した場合における空気調和システム1又は空気調和装置10の動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報を取得する(ST110)。このセンサ7により取得された温度情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST120)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される温度―香りDB311から取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST130)。CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST140)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST150)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST160、ST170)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST180)。
図19は、環境情報として温度情報及び湿度情報を取得した場合における空気調和システム1又は空気調和装置10の動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報及び湿度情報を取得する(ST210)。このセンサ7により取得された温度情報及び湿度情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST220)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される温度―香りDB311及び湿度―香りDB313から取得した温度情報及び湿度情報に応じた香り情報を抽出する(ST230)。CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST240)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST250)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置0が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST260、ST270)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST280)。
図20は、環境情報として温度情報、音情報及び匂い情報を取得した場合における空気調和システム1又は空気調和装置10の動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報、音情報及び匂い情報を取得する(ST310)。このセンサ7により取得された温度情報、音情報及び匂い情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST320)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される温度―香りDB311、温度―音情報DB315及び匂い―香りDB319から取得した温度情報、音情報及び匂い情報に応じた香り情報を抽出する(ST330)。CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST340)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST350)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST360、ST370)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST380)。
[4.2]
図21に示すフローチャートにより、所定モードにおける空気調和システム1又は空気調和装置10における動作を説明する。
図21は、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにある場合における動作を示す動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報を取得する(ST410)。このセンサ7により取得された温度情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST420)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される所定のDBから取得した香り情報を抽出する。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにある場合には、メモリ3に記憶されるモード―香りDBから取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST430、ST440)。空気調和システム1又は空気調和装置10が所定モードにない場合には、メモリ3に記憶される温度―香りDBから取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST430、ST445)。CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST450)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST460)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST470、ST480)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST490)。
[4.3]
図22に示すフローチャートにより、所定時刻における空気調和システム1又は空気調和装置10における動作を説明する。
図22は、所定時刻における空気調和システム1又は空気調和装置10の動作を示す動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報を取得する(ST510)。このセンサ7により取得された温度情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST520)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される所定のDBから取得した香り情報を抽出する。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が所定時刻報知手段を備える場合において該時刻報知手段から所定時刻が報知されている場合には、メモリ3に記憶される時刻―香りDBから取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST530、ST540)。ここで、所定時刻には、例えば、A時刻からB時刻までという指定も含む。また、例えば、A時刻から1時間という指定も含む。そして、所定時刻が報知されていない(報知されたがその時刻にない場合も含む)場合には、メモリ3に記憶される温度―香りDBから取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST530、ST545)。CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST550)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST560)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST570、ST580)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST590)。
[4.4]
図23に示すフローチャートにより、レイアウト情報、利用者情報、位置情報を利用した空気調和システム1又は空気調和装置10における動作を説明する。
図23は、環境情報として温度情報を取得した場合におけるレイアウト情報、利用者情報、位置情報を利用した空気調和システム1又は空気調和装置10の動作を示すフローチャートである。空気調和システム1又は空気調和装置10は、環境情報取得手段であるセンサ7により、所定空間9である室内の温度情報を取得する(ST610)。このセンサ7により取得された温度情報は、制御手段であるCPU2に出力される(ST620)。CPU2は、記憶手段であるメモリ3にアクセスし、該メモリ3に記憶される温度―香りDB311から取得した温度情報に応じた香り情報を抽出する(ST630)。
ここで、CPU2が香り情報を抽出する際には、レイアウト情報DB340、利用者情報DB350、位置情報DB360に含まれる所定の情報が利用される。例えば、レイアウト情報DB340に含まれるレイアウト情報から座席の位置情報を取得し、利用者情報DB350に含まれる利用者情報から所定の座席を利用する利用者の職種や喫煙の有無等の情報を取得し、位置情報DB360に含まれる送風口83の位置情報を取得し、これらの情報に基づいて所定の送風口から放出される香りが及ぶ範囲と、この範囲における座席を利用する利用者の感覚を予測して所定の香りを放出することができる。
CPU2は、抽出した香り情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する(ST640)。具体的には、放出する香りの種類に応じた香料収容部6A、6B、6C、6Dに収容される香料の指定及びそれぞれにおける放出量を指定する情報を含む信号を出力する。そして、CPU2から出力された香り制御信号を取得した香り発生手段は、該香り制御信号に基づいて香りを発生させる(ST650)。ここで、空気調和システム1又は空気調和装置10が室内の温度・湿度を調整するよう設定されている場合には、例えば、温度調整部81により設定条件に応じた温度調整を行うと共に、不図示の湿度調整部により設定条件に応じた湿度調整を行う(ST660、ST670)。そして、香り発生手段で発生された香りは、常温又は温度調整部81で室内を所定温度に調整するために調整され不図示の湿度調整部により所定湿度に調整された冷風若しくは温風と共に空気調和手段における送風口から室内に放出される(ST680)。
[4.5]
図4により、空気調和システム1の実施例について説明する。
図4は、所定空間9であるオフィスにおける空気調和システム1の実施例を示す。所定空間9であるオフィスには、空気調和システム1における室内機8Dから8Lが該オフィスにおける壁に配置される。室内機8Dから8Lは、それぞれ送風口83Dから83Lを備える。これら送風口83Dから83Lの位置情報は、位置情報DB360に含まれる。
所定空間9であるオフィスには、座席90から99が配置される。座席90から92は、それぞれaからjの座席を有する。これら座席のレイアウト情報は、レイアウト情報DB340に含まれる。更に、これらの座席を利用する利用者の情報は、利用者情報DB350に含まれる。
所定空間9であるオフィスは、所定の壁等で小さく区切られた所定空間9Gから9Lを有する。所定空間9Gには、座席93と、送風口83Gを備える室内機8Gが配置される。所定空間9Hには、座席94と、送風口83Hを備える室内機8Hが配置される。所定空間9Iには、座席95と、送風口83Iを備える室内機8Iが配置される。所定空間9Lには、座席99と、送風口83Lを備える室内機8Lが配置される。
室内機8Dは、主に座席90に含まれる座席90aから90jが配置される範囲における空気を調和させる。言い換えると、室内機8Dは、主に座席90aから90jを利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。同様に、室内機8Eは、主に座席91aから91jを利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。また、同様に、室内機8Fは、主に座席92aから92jを利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。
室内機8Gは、所定空間9Gに配置される座席93を利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。また、室内機8Hは、所定空間9Hに配置される座席94を利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。また、室内機8Iは、所定空間9Iに配置される座席95を利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。また、室内機8Lは、所定空間9Lに配置される座席99を利用する利用者に対して所定の香りを含む冷風又は温風を送風する。
上述のように、レイアウト情報DB340、利用者情報DB350、位置情報DB360に含まれる所定の情報を利用することで、各室内機8Dから8Lにおける送風口83Dから83Lから放出される香りが主に影響を与える対象を把握することができる。これにより、対象である各利用者の実情に応じた細やかな対応が可能となる。
具体的には、図16における利用者情報テーブル980から、座席90fの利用者は喫煙者であり、座席90fに隣接する座席90gの利用者は嫌煙者である情報から、例えば、室内機8Dは、煙草の匂いを抑制する香りを放出することができる。
また、利用者情報テーブル980から、座席90aから90jの利用者における職務は主に室内で静的な作業を行う事務であり、座席91aから91jの利用者における職務は主に室外で動的な活動を行う営業であるという情報が得られる。この情報から、例えば、室内機8Dは、作業に集中できるような香りを放出すると共に温度は所定温度に保つように調整し、室内機8Eは、リラックスするような香りを放出すると共に温度は外気の温度を参照して調整するようにするこができる。
[4.6]
図6により、空気調和装置10の実施例について説明する。
図6は、所定空間9における空気調和装置10の実施例を示す。所定空間9は、パーテーション等により区切られる所定空間9M、9N、9Pを含む。所定空間9M、9N、9Pには、それぞれ座席90M、90N、90Pが配置される。そして、座席90M、90N、90Pの近傍には、空気調和装置10A、10B、10Cが配置される。また、座席90M、90N、90Pには、それぞれ情報入力部4A、4B、4Cが配置される。
空気調和装置10A、10B、10Cは、それぞれ所定空間9M、9N、9Pに所定の香りを放出する。レイアウト情報DB340、利用者情報DB350、位置情報DB360に含まれる所定の情報により、所定空間9M、9N、9Pに配置される座席90M、90N、90Pを利用する利用者の情報を得ることができる。空気調和装置10A、10B、10Cは、各利用者の実情に応じた香りの放出等をすることができる。
また、情報入力部4A、4B、4Cにより、座席90M、90N、90Pを利用する利用者が利用者情報DB350における利用者情報を適宜修正することができる。これにより、更に各利用者の実情に応じた対応が可能となる。
本発明の空気調和システムを示す概略図である。 本発明の空気調和システムを示すブロック図である。 本発明の空気調和システムにおける空気調和手段の一例を示すブロック図である。 本発明の空気調和システムの実施例を示す平面図である。 本発明の空気調和装置を示すブロック図である。 本発明の空気調和装置の実施例を示す斜視図である。 温度―香りDBの一例である。 湿度―香りDBの一例である。 音―香りDBの一例である。 CO―香りDBの一例である。 匂い―香りDBの一例である。 モード基本DBの一例である。 デマンド制御モードにおける温度―香りDBの一例である。 時刻―香りDBの一例である。 レイアウト情報DBの一例である。 利用者情報DBの一例である。 位置情報DBの一例である。 環境情報として温度情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。 環境情報として温度情報及び湿度情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。 環境情報として温度情報、音情報及び匂い情報を取得した場合における空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。 空気調和システムが所定モードにある場合における該空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。 所定時刻に応じた空気調和システムの動作を説明するためのフローチャートである。 環境情報として温度情報を取得した場合における空気調和システムの図1とは異なる動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 空気調和システム
2 CPU
3 メモリ
4 情報入力部
5 香り調合部
6A 香料収容部
6B 香料収容部
6C 香料収容部
6D 香料収容部
7A センサ
7B センサ
7C センサ
7D センサ
8A 室内機
8B 室内機
8C 室内機
8D 室内機
80 室外機

Claims (15)

  1. 所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報取得手段により取得された前記環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御手段により出力された前記所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、
    前記香り発生手段により発生される前記香りを前記所定空間に放出可能であると共に、前記所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える空気調和システム。
  2. 前記環境情報は、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定の環境情報に対応する香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項1又は2に記載の空気調和システム。
  4. 該空気調和システムは所定のモードを有し、
    前記記憶手段は、前記所定のモードに応じた香り情報を有し、
    該空気調和システムが前記所定のモードにある場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定のモードに応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項3に記載の空気調和システム。
  5. 所定時刻を報知する報知手段と、を更に備え、
    前記記憶手段は、前記所定時刻に応じた香り情報を有し、
    前記報知手段により前記所定時刻が報知された場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記所定時刻に応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項3又は4に記載の空気調和システム。
  6. 前記記憶手段は、前記所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、前記座席の利用者情報と、を有し、
    前記制御手段は、前記レイアウト情報及び前記利用者情報に基づいて前記香り制御信号を出力する請求項3から5のいずれかに記載の空気調和システム。
  7. 前記空気調和手段は、1又は複数の送風口を備え、
    前記記憶手段は、前記1又は複数の送風口の位置情報を有し、
    前記制御手段は、前記位置情報に基づいて前記1又は複数の送風口それぞれから放出される香りに関する香り制御信号を出力し、
    前記香り発生手段は、前記制御手段により出力された前記香り制御信号に基づいて前記1又は複数の送風口それぞれから放出される香りを発生させる請求項3から6のいずれかに記載の空気調和システム。
  8. 前記香り発生手段は、複数の香りから前記所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である請求項1から7のいずれかに記載の空気調和システム。
  9. 所定空間における少なくとも温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報取得手段により取得された前記環境情報に基づいて所定の香り制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御手段により出力された前記所定の香り制御信号に基づいて香りを発生させる香り発生手段と、
    前記香り発生手段により発生される前記香りを前記所定空間に放出可能であると共に、前記所定空間の少なくとも温度を調整可能な空気調和手段と、を備える空気調和装置。
  10. 前記環境情報は、湿度情報、音情報、匂い情報及び二酸化炭素量情報の少なくとも1以上を更に含む請求項9に記載の空気調和装置。
  11. 所定の環境情報に対応する香り情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記環境情報に対応する香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項9又は10に記載の空気調和装置。
  12. 該空気調和装置は所定のモードを有し、
    前記記憶手段は、前記所定のモードに応じた香り情報を有し、
    該空気調和装置が前記所定のモードにある場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記所定のモードに応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項11に記載の空気調和装置。
  13. 所定時刻を報知する報知手段と、を更に備え、
    前記記憶手段は、前記所定時刻に応じた香り情報を有し、
    前記報知手段により前記所定時刻であることが報知された場合には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記所定時刻に応じた香り情報に基づいて前記所定の香り制御信号を出力する請求項11又は12に記載の空気調和装置。
  14. 前記記憶手段は、前記所定空間に配置される座席のレイアウトを含むレイアウト情報と、前記座席の利用者情報と、を有し、
    前記制御手段は、前記レイアウト情報及び前記利用者情報に基づいて前記香り制御信号を出力する請求項11から13のいずれかに記載の空気調和装置。
  15. 前記香り発生手段は、複数の香りから前記所定の香り制御信号に応じた香りを調合可能である請求項11から14のいずれかに記載の空気調和装置。
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