JPH05302731A - 香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機 - Google Patents

香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機

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JPH05302731A
JPH05302731A JP4107390A JP10739092A JPH05302731A JP H05302731 A JPH05302731 A JP H05302731A JP 4107390 A JP4107390 A JP 4107390A JP 10739092 A JP10739092 A JP 10739092A JP H05302731 A JPH05302731 A JP H05302731A
Authority
JP
Japan
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scent
air conditioner
air
potential level
aroma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4107390A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Iwamoto
明子 岩本
Toshinori Noda
俊典 野田
Noriko Fujita
典子 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の皮膚電位水準の変動に合わせて、適正
に香りの種類を変化させることが可能な香り供給装置付
き空気調和機を提供することを目的としている。 【構成】 人間の皮膚電位水準の変動を検出する電位差
計10と、電位差計10から発信された信号を受信する
受信部14と、空気調和機風路内に一体に組み込まれ、
受信部14からの信号を基に人間の皮膚電位水準の変動
をつかみ、それに応じて香りの種類を選択して発生させ
ることが可能な香り供給装置20とを備えた香り供給装
置付き空気調和機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル・一般住
宅等の建屋内、自動車・航空機等の乗り物内部、レジャ
ー施設、病院等において香りを供給する場合に用いられ
る香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の快適性向上の手段とし
て、香りに対する関心が高まっている中で、香りが有す
る人間に及ぼす生理学・心理学的に優れた効果について
考慮されるようになってきている。
【0003】特に最近になって、ある特定の種類の香り
が人間に覚醒・鎮静効果、生理的活性効果を持つことが
証明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果
を有効に利用することが、生活環境における快適性の向
上に役立つと考える。
【0004】そのためには、目的に合った種類の香りを
発生させるのみならず、人間の生理状態に合わせて適切
に香りの種類を変化させ、快適な状態を維持することが
望ましい。
【0005】以下、図8、図9、図10により従来の香
り供給装置付き空気調和機について説明する。特公平2
−13733号公報等に示される様に従来の香り供給装
置付き空気調和機は、空気調和機室内機1の前面グリル
6の内側に取り付けられたエアーフィルター7を通過し
た空気を加熱または冷却する熱交換器8と、この空気を
吹出しグリル2から吹き出すクロスフローファン9とが
空気調和機室内機1の内部に収納されている。また空気
調和機室内機1の前面に設けられた吹出しグリル2の下
部に芳香剤3の収納スペース4とそれらを覆うように芳
香剤3の発生量の強弱を調整することが可能な調整扉5
を設けている。
【0006】以上のように構成された香り供給装置付空
気調和機について、以下にその動作を説明する。
【0007】前面グリル6から吸い込まれた空気はエア
ーフィルター7を通過し、脱臭・集塵され、熱交換器8
で温調された後、吹出しグリル2から室内に送風される
際、吹出しグリル2の下部に設けられた芳香剤3の収納
スペース4から揮散する香りと一緒になり、それによ
り、室内全体に香りが行き渡るようになっている。この
とき香りの揮散量は調整扉5により調節する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機で
は、芳香剤3の収納スペース4に収容できる芳香剤3は
1種類であり、部屋に供給する香りの種類を変化させる
ためには、収納スペース4内の芳香剤3を入れ替える必
要があり、また、この動作を人間が目的、時間に合わせ
て手動で行わねばならず、室内に居住する人間の状態に
合わせた適正な香りの選択が困難であるという欠点を有
していた。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、人間の生理状態に合わせて適切に香りの種類を変化
させ、快適な状態を維持することが可能な香り供給方法
を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、上記従来の課題を解決す
るもので、人間の生理状態に合わせて適切に香りの種類
を変化させ、快適な状態を維持することが可能な香り供
給装置を備えた香り供給装置付き空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の香り供給方法は、予め収容しておいた複数の
種類の香りから、人間の皮膚電位水準の変動に合わせ目
的に応じた香りを選択し、その香りを空気と混合して供
給することを特徴とする。
【0012】また、本発明の香り供給装置付き空気調和
機は、人間の皮膚電位水準を検出する電位差計と、前記
電位差計から発信された信号を受信する室内機本体に取
り付けられた受信部と、室内機本体の風路内に一体に組
み込まれ、受信部からの信号を基に人間の皮膚電位水準
の変動をつかむ演算部と、前記演算部からの信号に応
じ、香りの種類を選択して発生させることが可能な香り
供給装置とから構成されている。
【0013】
【作用】本発明の香り供給方法は、予め収容しておいた
複数の種類の香りから、人間の皮膚電位水準の変動に合
わせ目的に応じた香りを選択し、その香りを空気と混合
して供給するので、人間の生理状態に合わせて適切に香
りの種類を変化させ、快適な状態を維持することがき
る。
【0014】また、本発明の香り供給装置付き空気調和
機は、人間の皮膚電位水準を検出する電位差計と、前記
電位差計から発信された信号を受信する室内機本体に取
り付けられた受信部と、室内機本体の風路内に一体に組
み込まれ、受信部からの信号を基に人間の皮膚電位水準
の変動をつかむ演算部と、前記演算部からの信号に応
じ、香りの種類を選択して発生させることが可能な香り
供給装置とを備え、予め収容しておいた複数の種類の香
りから、人間の皮膚電位水準の変動に合わせ目的に応じ
た香りを選択し、その香りを空気と混合して供給するの
で、人間の生理状態に合わせて適切に香りの種類を変化
させ、快適な状態を維持することがきる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例の香り供給装置付き空
気調和機について図面を参照しながら説明する。
【0016】本実施例の電位差計10は、図3に示すよ
うに、皮膚の2箇所の電位差を計測する電極11を遮蔽
材12で覆い、遮蔽材12の外部に電極11が検出した
データを信号に変換し、空気調和機室内機13の前面に
取り付けられた受信部14に信号を発信するための発信
部15と、これらを足の裏に装着するためのベルト16
よりなっている。
【0017】また、図1、図2において、13は空気調
和機室内機であり、その前面に設けられた前面グリル1
7の横に電位差計10から発信された信号を受信する受
信部14と、後方に集塵脱臭用のエアフィルター18
と、これを通過した空気を加熱または冷却する熱交換器
19と、この下方に香り供給装置20から揮散された香
料を含んだ空気を吹出しグリル21から吹き出すシロッ
コファンに代表される送風機22を収納したものであ
る。
【0018】また20は香り供給装置であり、図4に示
すように、香りセレクタ24と、電位差計10から発信
されたデータより、皮膚電位水準の変動を演算したりす
る演算部25と香りセレクタ24を制御する制御装置2
6からなる。
【0019】更に、香りセレクタ24は、図5に示すよ
うに、円筒容器状ドラム27の内部を仕切って複数の香
り収容部23を設け、そのドラム27の上部に円盤状の
パッキング28を取り付けて、香り収容部23上の開口
部を閉鎖し、その上から逆円筒状のカバー29を被せて
なるものである。ドラム27およびパッキング28に
は、それぞれ空気導入口30、空気放出口31が各香り
収容部23ごとに形成されている。
【0020】カバー29には、上部に空気導入管32が
取り付けられており、これら空気導入管32および空気
放出管33が取り外し可能となっている。そして、ドラ
ム27には、回転軸34が取り付けられ、この回転軸3
1を回転させた時にドラム27がカバー29に摺動して
回転して、特定の香り収容部23の空気導入口30およ
び空気放出口31にそれぞれ空気導入管32および空気
放出管33が連結されるようになっている。
【0021】制御装置26は、受信部14と連動してい
て、電位差計10が一定時間ごとに測定したデータ信号
を受信部14で受信し、皮膚電位水準の変動をつかみ、
その傾向に合わせ、香りセレクタ24を制御するととも
に、熱交換器19の動作を制御して熱交換量を変化させ
るものである。
【0022】以上のように構成された香り供給装置付き
空気調和機の動作について図1から図6を用いて説明す
る。心理状態により、皮膚電位水準は図6のように変動
する。図6のA領域が皮膚電位水準の日内平均値である
とすると皮膚電位水準が30%増加したB領域は、強い
緊張や興奮のためいらいらした状態を示し、皮膚電位水
準が30%減少したCの領域は、覚醒水準が低下し、眠
気を感じている状態を示している。
【0023】このB、Cの中間のA領域が覚醒水準が高
く、かつ適度にリラックスしている状態であり、Bある
いは、C領域のにする事により覚醒水準が高く、かつ適
度にリラックスしている状態を維持できる。
【0024】本実施例は、強い緊張や興奮を抑える鎮静
効果を狙いとしてジャスミンの香り、覚醒効果を狙いと
してレモンの香りをそれぞれ別の香り収容部23の空気
放出口31の下まで入れている。
【0025】次に空気調和機本体の動作について説明す
る。まず、送風機22によって前面グリル17から吸い
込まれた空気は、エアフィルター18と熱交換器19を
通過し、吹出しグリル21の直前で、香り供給装置20
から揮散された香料を含んで吹出しグリル21より空間
内に放出され空間に香りを付加する。
【0026】本実施例の香り供給装置による香り供給方
法を図7のフローチャートにより説明すると、電位差計
10から一定時間毎に測定されたデータを受信部14が
受信し(ステップ1〜3)、演算部25が皮膚電位水準
の変動を計算し(ステップ4,5)が、あらかじめ設定
された居住者の皮膚電位水準の日内平均と比較して30
%以上低い状態にある(強いストレス状態にある)と
き、鎮静効果のあるジャスミンの香りの収容された香り
収容部23の空気導入口30および空気放出口31が空
気導入管32および空気放出管33に連結する(ステッ
プ6)。
【0027】そして、空気調和機室内機13に取り入れ
た空気がその香り収容部23を通過することによってこ
の空気にジャスミンの香りが添加され、この空気が送風
機22によって吹き出しグリル21から放出される(ス
テップ7)。この結果、ジャスミンの香りが室内に漂い
居住者を鎮静させる。
【0028】また、皮膚電位水準があらかじめ設定され
た居住者の皮膚電位水準の日内平均と比較して30%以
上高い状態にあるとき(眠気があるとき)、覚醒効果の
あるレモンの香りが収容されている香り収容部23の空
気導入口30および空気放出口31が空気導入管32お
よび空気放出管33に連結され(ステップ8)、レモン
の香りが室内に漂い居住者の覚醒状態を維持させる(ス
テップ9)。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の香り供給方法は、
予め収容しておいた複数の種類の香りから、人間の皮膚
電位水準の変動に合わせ目的に応じた香りを選択し、そ
の香りを空気と混合して供給することを特徴とするもの
で、人間の生理状態に合わせて適切に香りの種類を変化
させ、快適な状態を維持することがきる。
【0030】また、本発明の香り供給装置付き空気調和
機は、人間の皮膚電位水準を検出する電位差計と、前記
電位差計から発信された信号を受信する室内機本体に取
り付けられた受信部と、室内機本体の風路内に一体に組
み込まれ、受信部からの信号を基に人間の皮膚電位水準
の変動をつかむ演算部と前記演算部からの信号に応じ香
りの種類を選択して発生させることが可能な香り供給装
置とを備えているので人間の皮膚電位水準の変動に合わ
せ、適切な時期に目的に応じた適正な種類の香りを室内
に付加することができる。
【0031】この結果、人間の生理状態に合わせて香り
を供給するため香りの持つ優れた効果を有効に利用し、
心理的・生理的に良好な効果をもたらす生活環境を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における香り供給装置付き空
気調和機の断面図
【図2】同実施例における香り供給装置付き空気調和機
の正面図
【図3】(a)同実施例における電位差計を足の裏に取
り付けた状態を示す斜視図 (b)同実施例における電位差計のA部拡大断面図
【図4】同実施例における香り供給装置のブロック図
【図5】同実施例における香りセレクタの分解斜視図
【図6】心理状態と皮膚電位水準の変動を示す特性図
【図7】同実施例における香り供給装置による香り供給
方法を示すフローチャート
【図8】従来例における香り供給装置付き空気調和機の
正面図
【図9】従来例における香り供給装置付き空気調和機の
断面図
【図10】従来例の香り供給装置付き空気調和機の吹出
しグリルの芳香剤収納状態を示す要部拡大斜視図
【符号の説明】
10 電位差計 13 空気調和機室内機 14 受信部 20 香り供給装置 25 演算部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め収容しておいた複数の種類の香りか
    ら、人間の皮膚電位水準の変動に合わせ目的に応じた香
    りを選択し、その香りを空気と混合して供給することを
    特徴とする香り供給方法。
  2. 【請求項2】 人間の皮膚電位水準を検出する電位差計
    と、前記電位差計から発信された信号を受信する室内機
    本体に取り付けられた受信部と、室内機本体の風路内に
    一体に組み込まれ、受信部からの信号を基に人間の皮膚
    電位水準の変動をつかむ演算部と、前記演算部からの信
    号に応じ、香りの種類を選択して発生させることが可能
    な香り供給装置とを備えた香り供給装置付き空気調和
    機。
JP4107390A 1992-04-27 1992-04-27 香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機 Pending JPH05302731A (ja)

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JP4107390A JPH05302731A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 香り供給方法及び香り供給装置付き空気調和機

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JP (1) JPH05302731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320621A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sharp Corp ストレスケア装置およびそれを備えてなる空調装置ならびにロボット装置
EP3779306A4 (en) * 2018-03-30 2021-05-26 Daikin Industries, Ltd. AROMA RELEASE SYSTEM

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320621A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sharp Corp ストレスケア装置およびそれを備えてなる空調装置ならびにロボット装置
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