JP2002323231A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002323231A
JP2002323231A JP2001125621A JP2001125621A JP2002323231A JP 2002323231 A JP2002323231 A JP 2002323231A JP 2001125621 A JP2001125621 A JP 2001125621A JP 2001125621 A JP2001125621 A JP 2001125621A JP 2002323231 A JP2002323231 A JP 2002323231A
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air
negative ion
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ion generator
air conditioner
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Application number
JP2001125621A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kuwata
淳 桑田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低風量調和モードであってもマイナスイオン
効果を確実に得ることができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 風量を切換える切換手段6と、発生させ
たマイナスイオンを室内へ放出するマイナスイオン発生
器5とを備える。低風量調和モードであっても、マイナ
スイオン発生器5を通過する空気の風量を、マイナスイ
オン発生量が所定有効範囲となる基準風量に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機には、空気調和機能に加えて
マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器を搭
載したものがある。すなわち、自然界の森や滝、海辺等
にはマイナスイオンが多く発生しており、このマイナス
イオンを室内に発生させて、自然の中にいるのと同じ状
態とする、いわゆるマイナスイオン効果を形成するもの
である。これは、空気のビタミンと呼ばれるマイナスイ
オンにて、さわやかな空気を形成して室内をより快適空
間とするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機で
は、マイナスイオン発生器のON/OFFスイッチを設
け、マイナスイオン発生器をON状態とし、空気がこの
発生器を通過することによって、マイナスイオンを発生
させていた。ところが、空気調和運転中に、風量が切換
えられてきわめて小となる場合があった。このような場
合にマイナスイオン発生器をON状態としてマイナスイ
オンを発生ようとしても、風量が小ないため発生するマ
イナスイオンは少なく、上記のようなマイナスイオン効
果を十分に得ることができなかった。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、低風量調和モ
ードであってもマイナスイオン効果を確実に得ることが
できる空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、室内空気を吸い込んで調和した後室内に吹出す
空気調和機であって、風量を切換える切換手段6、34
と、発生させたマイナスイオンが調和空気と共に室内へ
放出されるマイナスイオン発生器5とを備え、低風量調
和モードであっても、上記マイナスイオン発生器5を通
過する調和空気の風量を、マイナスイオン発生量が所定
有効範囲となる基準風量以上に維持することを特徴とし
ている。
【0006】上記請求項1の空気調和機では、通常の空
気調和機能を有すると共に、マイナスイオン発生器5を
有するので、さわやかな空気を形成して室内をより快適
空間とすることができる。しかも、低風量調和モードで
あっても、マイナスイオン発生器5を通過する調和空気
の風量を、マイナスイオン発生量が所定有効範囲となる
基準風量を維持するものであるので、従来ではマイナス
イオン効果を得ることができなかった低風量調和モード
においても、マイナスイオン効果を得ることができる。
【0007】請求項2の空気調和機は、調和空気の吹出
方向を変更する吹出方向変更手段18、38を備え、マ
イナスイオン発生器OFF状態において、吹出方向を所
定方向に向けた際に、上記マイナスイオン発生器5をO
N状態とすることを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機では、吹出方向
を所定方向、例えば利用者側に向ければ、マイナスイオ
ン発生器がOFF状態であっても、ON状態に切換り、
利用者(使用者)は直接調和空気を受けることになり、
風量が小さく発生するマイナスイオンが少なくても、マ
イナスイオン効果を十分得ることができる。
【0009】請求項3の空気調和機は、室内空気を吸い
込んで清浄化した後室内に戻す空気調和機であって、空
気清浄度に応じて風量を切換える切換手段6と、発生さ
せたマイナスイオンが清浄空気と共に室内へ放出される
マイナスイオン発生器5と、上記清浄空気の吹出方向を
室内全体拡散モード又は利用者側吹出モードに変更する
吹出方向変更手段18とを備え、低風量調和モードにお
いては、上記吹出方向変更手段を利用者側吹出モードと
することを特徴としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機では、請求項1
の空気調和機と同様に、通常の清浄機能を有すると共
に、マイナスイオン発生器5を有するので、さわやかな
空気を形成して室内をより快適空間とすることができ
る。そして、低風量調和モードにおいては、吹出方向変
更手段18、38を利用者側吹出モードとすることがで
き、発生するマイナスイオンが少なくても、マイナスイ
オンを含んだ清浄空気が利用者側に向けて吹出されるこ
とになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の具
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1はこの発明の空気調和機の実施形態を示す
簡略図である。ここで、この発明の空気調和機とは、こ
の図1に示すような空気清浄機能のみを有する空気清浄
機であっても、後述する図7の温調機能を有する空気温
調機であってもよい。すなわち、この場合の空気調和に
は、空気清浄のみである場合や温度や湿度を調整する場
合も含む。
【0012】図1に示す空気調和機は、図示省略のフィ
ルタ及びファン7(図2参照)と、これらを収納するケ
ーシング1とを備え、このケーシング1には、吸込口2
と吹出口3とが開設され、ファン7が駆動することによ
って、矢印のように吸込口2から吸い込まれた室内空気
は、フィルタを通過して矢印のように吹出口3から吹出
される。この場合、ケーシング1は、直方体の箱体から
なり、その前壁に吸込口2が設けられ、その上壁に吹出
口3が設けられている、また、吸込口2には、空気通過
用のスリットが開設された前面パネル4が装着されてい
る。
【0013】すなわち、ケーシング1内に、吸込口2と
吹出口3とを連通する空気通路を形成し、この通路に上
記フィルタを介設している。そのため、吸込口2を介し
てケーシング1内に入った室内空気は、その空気に含ま
れるゴミやホコリ等がフィルタにて取り除かれ、清浄化
される。そして、その清浄空気が吹出口3から吹出され
る。
【0014】ところで、上記ケーシング1内にはマイナ
スイオン発生器5が設けられ、清浄空気がこのマイナス
イオン発生器5を通過することによって、発生するマイ
ナスイオンが清浄空気と共に室内へ放出される。すなわ
ち、空気のビタミンと呼ばれるマイナスイオンにて、さ
わやかな空気を形成して室内をより快適空間とするもの
である。
【0015】また、ケーシング1の前面には、風量を切
換える切換手段6(図2参照)の切換スイッチ6aと、
風量を表示する風量表示部8と、自動運転モードと手動
運転モードとの切換を行うためのモード切換スイッチ9
と、モード表示部10と、マイナスイオン発生器5のO
N/OFFのためのマイナスイオンスイッチ11等が設
けられている。すなわち、切換スイッチ6aを切換える
ことによって、風量表示部8に表示される種類(例え
ば、ターボ、強、標準、弱)の風量の空気清浄運転がで
き、マイナスイオン発生器5のONの状態にて、マイナ
スイオンを発生(放出)させることができる。さらに、
モード切換スイッチ9の切換操作にて、自動運転モード
又は手動運転モードに切換ることができ、その選択した
モードをモード表示部10にて表示することができる。
なお、風量の種類としては、もちろん上記の4種類に限
るものではなく、強、標準、弱等の3種類やターボ、
強、標準、弱、微小等の5種類であってもよい。すなわ
ち、3種類以下であっても、5種類以上であってもよ
い。
【0016】このため、この空気調和機の制御部は、図
2に示すように、切換手段6やモード切換スイッチ9か
らの信号を受ける判断手段12と、この判断手段12か
らの判断信号を受ける制御手段13を備え、この制御手
段13にてファン7の回転数が制御される。また、制御
手段13には、ホコリセンサ14、ニオイセンサ15等
の検出器からの各種のデータが入力される。なお、判断
手段12や制御手段13等はマイクロコンピュータの機
能を含む集積回路等にて構成される。また、ホコリセン
サ14とは、空気中のホコリやゴミ等の含有量を検出
し、ニオイセンサ15とはタバコの煙等の臭いを検出す
るものである。
【0017】ところで、上記制御手段13は、マイナス
イオン発生器5を通過する清浄空気の風量を、マイナス
イオン発生量が所定有効範囲となる基準風量を維持する
制御を行う。すなわち、マイナスイオン発生器5を通過
する清浄空気が小であれば、つまり低風量調和モードで
あれば、マイナスイオン効果を発揮することができるの
に十分な量のマイナスイオンを発生(放出)させること
ができない。そのため、このような低風量調和モードで
あっても、マイナスイオン効果を発揮することができる
範囲の風量とするものであり、この風量を「所定有効範
囲となる基準風量」と呼んでいる。そして、「マイナス
イオン効果を発揮することができる」ためには、吹出口
3から約1.5mの地点で10万個/cc以上のマイナ
スイオンが存在する必要があり、この場合の風量は、
3.5m3/分以上となる。風量とマイナスイオン量と
の関係を次の表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】この表1からわかるように、風量がこの空
気調和機の「標準」モードよりも小さければ、所定有効
範囲よりもイオン量が少ないことがわかる。そのため、
通常の空気清浄運転において、その風量が標準よりも小
さくなるようなモード(低風量調和モード)であって
も、この発明の空気調和機では、マイナスイオン発生器
5を通過する空気の風量を3.5m3/分以上となるよ
うに設定して、発生するマイナスイオンを増加させてい
る。
【0020】上記のように構成された空気調和機によれ
ば、モード切換スイッチ9にて、自動運転モードが選択
されれば、自動運転モードであることが判断手段12に
て判断され、制御手段13による自動運転が行われる。
すなわち、ホコリセンサ14、ニオイセンサ15等の検
出器から各種のデータが制御手段13に入力され、この
データに基づいてファン7の回転数を制御して風量を調
整する。この際、低風量調和モードにおいて、マイナス
イオン発生器5がON状態とされれば、清浄運転とは関
係なく、風量を増加させて、3.5m3/分以上とす
る。これによって、マイナスイオン効果を発揮すること
ができる量のマイナスイオンを発生(放出)させること
ができる。また、マイナスイオン発生器5がOFF状態
とされれば、通常の清浄運転となる。つまり、マイナス
イオン発生器5がOFF状態であれば、低風量調和モー
ドの運転が行われる場合もある。
【0021】また、手動運転モードである場合、マイナ
スイオン発生器5がOFF状態であれば、使用者が切換
スイッチ6aを操作して、風量を上記各種のモードに切
換えることが可能である。そして、この手動の際に、マ
イナスイオン発生器5をON状態とすれば、使用者が切
換スイッチ6aを操作して、風量を「弱」以下に設定し
ようとしても、この切換スイッチ6aの操作にかかわら
ず、3.5m3/分以上となる風量を維持する。すなわ
ち、この場合であっても、マイナスイオン効果を発揮す
ることができる量のマイナスイオンを発生(放出)させ
る。そして、マイナスイオン発生器5をOFF状態とす
れば、通常の手動による清浄運転に戻る。
【0022】このように、上記空気調和機によれば、従
来のこの種においてマイナスイオン効果を得ることのな
かった運転モードであっても、使用者は十分にマイナス
イオン効果を得ることができ、健康的で爽快な気分にて
過ごすことができる。しかも通常の空気清浄運転も可能
であって、これによって、室内を快適空間に維持するこ
とができる。
【0023】ところで、この空気調和機には、ブザー等
の警報音を発生する警報器16が付設され、マイナスイ
オン発生器5がON状態で、空気清浄運転による風量が
上記の「標準」よりも小さいモード(低風量調和モー
ド)に切換った際に、つまり「弱」か「静か」に切換っ
た際に、この警報器16にて警報音を発生するようにす
ることもできる。これによって、使用者は、このことを
把握することになる。そして、一定時間鳴り終った後、
上記「基準風量を維持する制御」を行うことによって、
マイナスイオン効果を得るようにすることができる。ま
た、マイナスイオン発生器5がON状態で、空気清浄運
転による風量が上記の「標準」よりも小さいモードに切
換った際に、空気清浄運転を優先させて、警告音を発生
させることなく、マイナスイオン発生器5をOFF状態
とするようにしてもよい。さらに、風量が「弱」か「静
か」である場合において、マイナスイオン発生器5をO
FF状態からON状態に切換えた際に、「基準風量を維
持する制御」をさせない、又は上記のように警報音を発
生させた後「基準風量を維持する制御」を行うようにし
てもよい。
【0024】次に、図3は他の空気調和機を示し、この
場合、清浄空気の吹出方向を変更する吹出方向変更手段
18を備える。すなわち、ケーシング1の上面19に、
吹出方向変更手段18を構成する風向き調整枠20を付
設し、この風向き調整枠20を揺動させることによって
吹出方向を変更するものである。風向き調整枠20は、
例えば、ガイド壁21と、側壁22、22とを備え、ア
クチュエータ等にて揺動し、図3に示す状態と、図4に
示す状態とに切換る。ここで、図3に示す状態とは、室
内全体拡散モードであり、ガイド壁21が鉛直状に配置
された状態であって、空気が矢印のように上方に向けて
吹出されるものである。また、図4に示す状態とは、利
用者側吹出モードであり、ガイド壁21が斜め方向に傾
斜(水平面に対して略20°の角度でもって傾斜)し
て、空気が矢印のように前方側上方に向かって吹出され
るものである。
【0025】この際、マイナスイオン発生器OFF状態
において、吹出方向を、例えば利用者側に向けた際に、
上記マイナスイオン発生器5をON状態とするものであ
る。このため、図5に示すように、その制御部におい
て、吹出方向変更手段18と制御手段13とが電気的に
接続され、マイナスイオン発生器5がOFF状態である
場合において、図示省略の方向変換用のスイッチを操作
して図4に示す状態(利用者側吹出モード)に切換えれ
ば、上記制御手段13に信号が送られ、この制御手段1
3からさらにマイナスイオン発生器5に信号が送られ、
マイナスイオン発生器5がON状態となる。また、吹出
方向を図3に示す室内全体拡散モードに切換れば、マイ
ナスイオン発生器5がOFF状態状態に戻る。なお、風
向き調整枠20の向きを変える場合、上記のようにスイ
ッチの切換によって行っても、手動によって直接風向き
調整枠20を揺動させてもよい。
【0026】このため、使用者が利用者側吹出モードに
切換えた場合、マイナスイオン発生器5がOFF状態で
あれば、マイナスイオン発生器5がON状態となって、
マイナスイオンを発生させる。これにより、利用者(使
用者)はマイナスイオンを含んだ清浄空気を直接受ける
ことになって、発生するマイマスイオンが少量であって
も、マイナスイオン効果を享受することができる。
【0027】ところで、吹出方向変換手段18の風向き
調整枠20として、図6に示すように着脱自在とされる
ものであってもよい。すなわち、風向き調整枠20の側
壁22、22に係止片23、23を設け、風量が基準風
量よりも低下する運転である場合に、この係止片23、
23を吹出口3の周縁に係脱自在に係止させて、吹出方
向を変更するようにしてもよい。この場合、この図6に
示すように、風向き調整枠20を検知する検知手段24
を付設するのが好ましい。従って、風向き調整枠20を
取付けない状態では、清浄空気は上方へ吹出され、風向
き調整枠20を取付けた状態では、図4に示す状態と同
じ状態となって、前方側上方に向かって吹出される。
【0028】このため、マイナスイオン発生器5がOF
F状態である場合において、この着脱式の風向き調整枠
20を取付ければ、上記検知手段24がそのことを検知
して、マイナスイオン発生器5をON状態として、マイ
ナスイオンを発生させることができる。すなわち、通常
の清浄運転を行う場合や風量が大である場合には、風向
き調整枠20を外した状態として清浄空気を上方へ向け
て吹出させ、室内全体にこの清浄空気を拡散させる。ま
た、利用者が直接マイナスイオン効果を得たい場合に
は、風向き調整枠20を取付け、使用者に直接的にマイ
ナスイオンを含んだ清浄空気を当てるようにすることが
できる。
【0029】また、上記制御手段13には、低風量調和
モードにおいては、吹出方向変更手段18を利用者側吹
出モードとする制御も行うことができる。すなわち、上
記の空気調和機の「基準風量を維持する制御」に代えて
吹出方向を変更するものである。具体的には、モード切
換スイッチ9にて、自動運転モードが選択されれば、こ
の自動運転モードであることが判断手段12にて判断さ
れ、制御手段13による自動運転が行われる。この際、
低風量調和モードにおいて、マイナスイオン発生器5が
ON状態とされれば、清浄運転とは関係なく、図4に示
す状態に変更して、空気が前方側上方に向かって吹出さ
れる状態とする。これによって、利用者側吹出モードと
なって、マイナスイオンを含む清浄空気が利用者(使用
者)に向けて吹出口3から吹出され、少量のマイナスイ
オンであっても使用者はマイナスイオン効果を得ること
ができる。そして、この状態からマイナスイオン発生器
5のスイッチ11がOFF状態とされれば、通常の清浄
運転となる。
【0030】そして、手動運転モードである場合におい
ては、マイナスイオン発生器5がOFF状態であれば、
使用者が切換スイッチ6aを操作して、風量を上記各種
のモードに切換えることが可能である。そして、この手
動の際に、マイナスイオン発生器5をON状態とすれ
ば、使用者が切換スイッチ6aを操作して、風量を
「弱」以下に設定した場合、上記吹出方向変換手段18
は利用者側吹出モードとなって、使用者はマイナスイオ
ン効果を得ることができる。
【0031】なお、この場合も、風量が基準風量よりも
低下する運転である場合に、警報器16にて警報音を発
生するようにすることができる。そして、一定時間鳴り
終った後、利用者側吹出モードとすることによって、マ
イナスイオン効果を得るようにすることができる。
【0032】図7はこの発明の空気調和機のさらに別の
実施形態を示す要部簡略図である。この空気調和機は、
室内ユニット25と図示省略の室外ユニットとを備え
る。室内ユニット25は、そのケーシング26内に、室
内側熱交換器27とファン(クロスフローファン)28
等が設けられ、また、室外ユニットに、室外側熱交換器
と圧縮機等が設けられている。すなわち、室外側熱交換
器を蒸発器として機能させると共に、室内側熱交換器2
7を凝縮器として機能させることによって、暖房運転を
行い、室外側熱交換器27を凝縮器として機能させると
共に、室内側熱交換器を蒸発器として機能させることに
よって、冷房運転を行うものである。なお、室内側熱交
換器27は、この場合、前面側熱交換器29と背面側熱
交換器30とからなっているが、もちろんこれに限るも
のではない。
【0033】そして、ケーシング26には、前面吸込口
31と天面吸込口32と吹出口33とが開設され、室内
空気が前面吸込口31及び天面吸込口32から吸い込ま
れ、温調され、その温調空気が吹出口33から吹出され
る。また、吹出口33の近傍の内部には、マイナスイオ
ン発生器5が設けられ、このマイナスイオン発生器5か
ら発生するマイナスイオンが温調空気と共に、室内に吹
出される。
【0034】この空気調和機の制御部も、図8に示すよ
うに、風量を切換える切換手段34と、自動運転モード
と手動運転モードとの切換を行うためのモード切換手段
35と、切換手段34やモード切換手段35からの信号
を受ける判断手段36と、この判断手段36からの判断
信号を受ける制御手段37を備え、この制御手段37に
てファン28の回転数等が制御される。また、吹出口3
3には、風向きを変更する吹出方向変更手段38(水平
羽根38a・・と垂直羽根38b・・とを有する)が設
けられ、この吹出方向変更手段38の上記制御手段37
にて制御することができる。なお、この場合の判断手段
36や制御手段37等も上記のように、マイクロコンピ
ュータの機能を含む集積回路等にて構成することができ
る。なお、この場合の切換られる風量の種類としては、
4種類であっても、3種類以下であっても、5種類以上
であってもよい。
【0035】従って、図7に示す空気調和機では、モー
ド切換手段35にて、自動運転モードが選択されれば、
この自動運転モードであることが判断手段36にて判断
され、制御手段37による自動運転が行われる。この
際、低風量調和モード(所定有効範囲となる基準風量よ
りも少量となるモード)において、マイナスイオン発生
器5がON状態とされれば、温調運転とは関係なく、風
量を増加させて、3.5m3/分以上とする。これによ
って、マイナスイオン効果を発揮することができる量の
マイナスイオンを発生(放出)させることができる。ま
た、マイナスイオン発生器5がOFF状態とされれば、
通常の温調運転モードの風量となる。
【0036】また、手動運転モードである場合におい
て、マイナスイオン発生器5がOFF状態であれば、使
用者が切換手段34のスイッチを操作して、風量を切換
えることが可能である。そして、この手動の際に、マイ
ナスイオン発生器5をON状態とすれば、使用者がスイ
ッチを操作して、風量を「弱」等の低風量調和モードに
設定しようとしても、このスイッチを操作にかかわら
ず、3.5m3/分以上となる風量を維持する。すなわ
ち、この場合であっても、マイナスイオン効果を発揮す
ることができる量のマイナスイオンを発生(放出)させ
る。
【0037】このように、図7の上記空気調和機によれ
ば、従来のこの種においてマイナスイオン効果を得るこ
とのなかった運転モードであっても、使用者は十分にマ
イナスイオン効果を得ることができ、健康的で爽快な気
分にて過ごすことができる。しかも、通常の温調運転モ
ードの運転も可能で、室内を快適温度に維持することが
可能である。
【0038】この場合においても、マイナスイオン発生
器5がOFF状態である場合において、吹出方向を利用
者側吹出モードに変更すれば、マイナスイオン発生器5
がONとなる制御を行うことが可能である。すなわち、
吹出方向を利用者側吹出モードに変更することによっ
て、マイナスイオン発生器5がON状態となって、利用
者(使用者)は直接マイナスイオンを含んだ調和空気
(温調空気)を受けることができ、マイナスイオン効果
を享受することが可能である。また、低風量調和モード
において、マイナスイオン発生器5がON状態とされれ
ば、清浄運転とは関係なく、羽根38a・・、38b・
・が揺動して、マイナスイオンを含む温調空気が利用者
に向けて吹出口3から吹出される利用者側吹出モードと
なるように制御することも可能である。
【0039】以上にこの発明の空気調和機の具体的な実
施の形態について説明したが、この発明の空気調和機は
上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更し
て実施することが可能である。例えば、基準風量の変更
は自由であるが、小であれば、発生するイオン量が少な
く、マイナスイオン効果をあまり得ることができず、逆
に大きすぎれば、騒音となったり、吹出す風が強すぎた
り、使用者にとって不快となるおそれがある。そのた
め、3.5m3/分位が好ましい。また、図3等に示す
空気調和機における利用者側モードにおける吹出方向と
しても、マイナスイオンが含まれた空気が利用者に直接
的に当たる範囲において変更自由である。さらに、ケー
シング1の内部に、臭気を取る活性炭フィルタと、花粉
等の極めて細かい粒子を取る静電集塵器等が搭載されて
いるのもであってもよい。すなわち、集塵、脱臭、除菌
作用を有するものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1の空気調和機によれば、さわや
かな空気を有する快適温度空間を形成することができ、
使用者は、常時快適温度の森林の中にいる気分となり、
健康的な生活を快適に営むことができる。しかも、低風
量調和モードであっても、マイナスイオン効果を得るこ
とができ、マイナスイオン発生器を有効に使用すること
ができる。
【0041】請求項2の空気調和機によれば、吹出方向
を、例えば利用者側に向ければ、利用者(使用者)は直
接マイナスイオンを含んだ調和空気を受けることにな
り、マイナスイオン効果を十分得ることができる。これ
により、使用者は気分爽快となる。
【0042】請求項3の空気調和機によれば、上記請求
項1の空気調和機と同様に、使用者は、常時快適温度の
森林の中にいる気分となり、健康的な生活を快適に営む
ことができる。そして、低風量調和モードにおいては、
吹出方向変更手段を利用者側吹出モードとすれば、発生
するマイナスイオンが少なくても、マイナスイオンを含
んだ調和空気が利用者側に向けて吹出されることになっ
て、使用者はマイナスイオン効果を味合うことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の実施形態を示す空気調
和機の簡略図である。
【図2】上記空気調和機の制御部の簡略ブロック図であ
る。
【図3】この発明の空気調和機の他の実施形態を示す簡
略図である。
【図4】上記空気調和機の要部斜視図である。
【図5】上記空気調和機の制御部の簡略ブロック図であ
る。
【図6】上記空気調和機の別の空気清浄の簡略斜視図で
ある。
【図7】この発明の空気調和機のさらに別の実施形態を
示す簡略図である。
【図8】上記発明の空気調和機の制御部の簡略ブロック
図である。
【符号の説明】
5 マイナスイオン発生器 6 切換手段 18 吹出方向変更手段 34 切換手段 38 吹出方向変更手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を吸い込んで調和した後室内に
    吹出す空気調和機であって、風量を切換える切換手段
    (6)(34)と、発生させたマイナスイオンが調和空
    気と共に室内へ放出されるマイナスイオン発生器(5)
    とを備え、低風量調和モードであっても、上記マイナス
    イオン発生器(5)を通過する調和空気の風量を、マイ
    ナスイオン発生量が所定有効範囲となる基準風量以上に
    維持することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 調和空気の吹出方向を変更する吹出方向
    変更手段(18)(38)を備え、マイナスイオン発生
    器OFF状態において、吹出方向を所定方向に向けた際
    に、上記マイナスイオン発生器(5)をON状態とする
    ことを特徴とする請求項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内空気を吸い込んで調和した後室内に
    吹出す空気調和機であって、風量を切換える切換手段
    (6)(34)と、発生させたマイナスイオンが調和空
    気と共に室内へ放出されるマイナスイオン発生器(5)
    と、上記調和空気の吹出方向を室内全体拡散モード又は
    利用者側吹出モードに変更する吹出方向変更手段とを備
    え、低風量調和モードにおいては、上記吹出方向変更手
    段(18)(38)を利用者側吹出モードとすることを
    特徴とする空気調和機。
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