JP3062498U - 紙製トレ― - Google Patents

紙製トレ―

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JP3062498U
JP3062498U JP1999001870U JP187099U JP3062498U JP 3062498 U JP3062498 U JP 3062498U JP 1999001870 U JP1999001870 U JP 1999001870U JP 187099 U JP187099 U JP 187099U JP 3062498 U JP3062498 U JP 3062498U
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山口  学
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有限会社薩摩蒸氣屋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数の区画に区分され、一枚の材料部材から折
り曲げ、組み立てるだけで簡単に作製することのできる
トレーを提供する。 【解決手段】底板部分、13、14には、トレー2、が
組み立てられた際に前記底板部分、側板部分6、7、
8、10、掛止板部分によって構成されるトレー2、内
の空間21を所望の複数区画に区分するべく、折り曲げ
て立ち上げることができる仕切り片22a、22b、2
3a、24a、が打ち抜いて形成されている紙板を、折
り曲げて組み立てると共に、前記仕切り片22a、22
b、23a、24a、24bを折り曲げて立ち上げるこ
とによって、内部の空間21が所望の複数区画に区分さ
れているトレー2、を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、複数個の物品(例えば、複数個のお菓子等)を、一個ずつ区分け して収容するのに適したトレー(盆の形をした浅い箱)に関し、特に、複数個の 物品(例えば、複数個のお菓子等)を一個ずつ収容する複数の区画に区分されて いるトレーであって、一枚の紙板を折り曲げて組み立てるだけで簡単に形成する ことができ、また廃棄処理が簡単で、廃棄処理に際して有害廃棄物を発生するこ とのない紙製トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数個の物品(例えば、複数個のお菓子等)を、一個ずつ区分けして収 容するトレー(盆の形をした浅い箱)としては、トレーを構成する底板部分と当 該底板部分の四周から立ち上がる側板部分とによって形成される空間部分を、前 記底板部分から立ち上がり、底板部分と一体的に構成されている複数の壁部材に よって区分けする合成樹脂製のトレーや、底板部分と当該底板部分の四周から立 ち上がる側板部分とで構成される合成樹脂製のトレーの上側から、当該トレーと は別体として構成されている合成樹脂製の仕切り部材を配置し、当該トレー上の 空間を所望の数の区画に区分けするのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の合成樹脂製のトレーは、廃棄処理にあたって、有害廃棄物を発生させな いように対処することが必要であり、地球環境に配慮した、いわゆる地球に優し いトレーとはいえなかった。
【0004】 そこで、本考案は、地球環境に配慮した、いわゆる地球に優しいトレーであっ て、複数個のお菓子等を一個ずつ収容する複数の区画に区分されているトレーで ありながら、一枚の材料部材から折り曲げ、組み立てるだけで簡単に作製するこ とのできるトレーを提案することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、廃棄処理にあたって有害な廃棄物を発生することのない紙板を材料 とし、一枚の紙板を折り曲げて組み立てることによって簡単にトレー(盆の形を した浅い箱)の形状にすることができると共に、組み立てられたトレー内の空間 を所望の複数区画に区分するための仕切りとなる部分を、前記一枚の紙板に含ま れるトレーの底板部分に該当する部材の所望の位置にて、折り曲げて立ち上げる ことができるように予め打ち抜いてトレーの底板部分に該当する部材に形成して おくことにより、前記課題を解決したものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
添付図面を用いて本考案を説明すると、本考案が提案する紙製トレーは、一枚 の紙板1(図1)、31(図4)を折り曲げ、組み立ててなる紙製トレー2(図 3)、32(図6)であって、当該一枚の紙板1、31は、図1、図4に示すよ うに、以下のように構成されている。
【0007】 すなわち、方形の第一の底板部分3の一方の対向辺4a、4bを折目として第 一の底板部分3に所定高さの第一、第二の側板部分5、6がそれぞれ連設されて いると共に、第一の底板部分3の他方の対向辺6a、6bを折目として、第一、 第二の側板部分5、6の高さ以下の高さを有する、第三、第四の側板部分7、8 が第一の底板部分3にそれぞれ連設されている。第一、第二の側板部分5、6に は、第一、第二の側板部分5、6の第一の底板部分3の一方の対向辺4a、4b に対向する辺9a、9bを折目として、それぞれ、第一、第二の側板部分5、6 と同一の高さを有する、第五、第六の側板部分10、11が連設されている。第 五、第六の側板部分10、11には、第五、第六の側板部分10、11の第一、 第二の側板部分5、6に連設する折目となっている辺9a、9bの対向辺12a 、12bを折目として、第二、第三の底板部分13、14が連設されている。第 三の側板部分7には、第三の側板部分7の第一の底板部分3との折目となってい る辺6aに隣接する対向辺15a、15bを折目として、第一、第二の側板部分 5、6の高さ以下の高さを有する、第一、第二の掛止板部分16、17が、それ ぞれ連設されている。第四の側板部分8には、第四の側板部分8の第一の底板部 分3との折目となっている辺6bに隣接する対向辺18a、18bを折目として 、第一、第二の側板部分5、6の高さ以下の高さを有する、第三、第四の掛止板 部分19、20が、それぞれ連設されている。
【0008】 以上のように構成されている一枚の紙板において、本考案においては、更に、 第一の底板部分3には、紙製トレー2、32を組み立てた時に、第三、第四の側 板部分7、8、第一、第二の側板部分5、6の内側で互いに掛止される第一と第 三の掛止板部分16、19及び第二、第四の掛止板部分17、20の内側にそれ ぞれ折り曲げられている第五、第六の側板部分10、11、及び、第一の底板部 分3の上に折り重ねられている第二、第三の底板部分13、14とで構成される 紙製トレー2、32の内部空間21を、複数の区画に区分するように折り曲げて 立ち上げられる複数の仕切片22a、22b、22cが打ち抜かれていると共に 、前記第二、第三の底板部分13、14には、紙製トレー2、32を組み立てた 時に構成される前記紙製トレー2、32の内部空間21を、複数の区画に区分す るように折り曲げて立ち上げられる少なくとも一個の仕切片23a、23b、2 4a、24bがそれぞれ打ち抜かれている、という構成が採用されている。
【0009】 そして、本考案が提案する紙製トレーは、前記のように構成されている一枚の 紙板1、31を折り曲げて、組み立て、前記第一の底板部分3に打ち抜かれてい る複数の仕切片22a、22b、22c及び、前記第二、第三の底板部分13、 14に打ち抜かれている少なくとも一個の仕切片23a、23b、24a、24 bを折り曲げて立ち上げ、前記紙製トレー2、32の内部空間21を当該複数の 仕切片22a、22b、22c、23a、23b、24a、24bによって複数 の区画に区分したことを特徴とする紙製トレーである。
【0010】 本考案においては、前記のように構成した一枚の紙板1、31を折り曲げて、 組み立てるのみで、第三、第四の側板部分7、8、第一、第二の側板部分5、6 の内側で互いに掛止される第一と第三の掛止板部分16、19及び第二、第四の 掛止板部分17、20の内側にそれぞれ折り曲げられている第五、第六の側板部 分10、11、及び、第一の底板部分3の上に折り重ねられている第二、第三の 底板部分13、14とで構成される内部空間21を有する紙製トレー2、32を 、極めて簡単に組み立てることができる。そして、ここで更に、第一の底板部分 3に打ち抜かれている複数の仕切片22a、22b、22c及び、前記第二、第 三の底板部分13、14に打ち抜かれている少なくとも一個の仕切片23a、2 3b、24a、24bを折り曲げて立ち上げるだけで、前記紙製トレー2、32 の内部空間21を、当該複数の仕切片22a、22b、22c、23a、23b 、24a、24bによって簡単に複数の区画に区分することができるのである。 このように区分された一個一個の区画に、お菓子等の1個ずつを収容して商品と して陳列したり、顧客に提供することができる。
【0011】 なお、前記において、添付した図1、図4に示したように、第一の底板部分3 に打ち抜かれて設けられている複数の仕切片22a、22b、22cは、第一、 第二の側板部分5、6が連設されている第一の底板部分3の一方の対向辺4a、 4bの間を複数の区画に区分するように、第三、第四の側板部分7、8が連設さ れている第一の底板部分3の他方の対向辺6a、6bに平行に設けることができ 、第二、第三の底板部分13、14に打ち抜かれて設けられている少なくとも一 個の仕切片23a、23b、24a、24bは、第二、第三の底板部分13、1 4を、第三、第四の側板部分7、8が連設されている第一の底板部分3の他方の 対向辺6a、6bの間を複数の区画に区分するように設けることができる。
【0012】 このようにすれば、前記紙製トレー2、32の内部空間21を、複数の仕切片 22a、22b、22cによって、第五、第六の側板部分10、11の間で(す なわち、第一、第二の側板部分5、6が連設されている第一の底板部分3の一方 の対向辺4a、4bの間で)、少なくとも2区分以上に区画することができ、同 じく、内部空間21を、複数の仕切片23a、23b、24a、24bによって 第三、第四の側板部分7、8の間で(すなわち、第三、第四の側板部分7、8が 連設されている第一の底板部分3の他方の対向辺6a、6bの間で)、少なくと も2区分以上に区画することができるので、前記紙製トレー2、32の内部空間 21を、少なくとも4個以上の区分に、例えば、希望に応じて6個、8個、10 個、12個等の複数の区分に区画することができる。
【0013】 なお、前記の構成からなる紙板1、31は、1枚の紙板を打ち抜き加工するこ とによって簡単に製造することができる。
【0014】 本考案によれば、内部空間が複数の区分に区画されているにもかかわらず、1 枚の紙板のみからで製造することができ、しかも前記のように極めて簡単に組み 立てることができる紙製のトレーを提供できる。
【0015】 また、この紙製のトレーを廃棄処理する際には、通常に燃焼処理するのみでよ く、廃棄処理に際して有害な廃棄物が発生することのない、地球環境に優しいト レーを提供することができる。
【0016】
【実施例1】 以下、図1乃至図3を用いて本考案の好ましい実施例を説明する。
【0017】 紙板を打ち抜いて、図1図示のような一枚の紙板1を作製する。この打ち抜い て作製する際に、第一、第二、第三、第四の掛止板部分16、17、19、20 に掛止溝16a、17a、19a、20aを打ち抜くと共に、折目4a、4b、 6a、6b、9a、9b、12a、12b、15a、15b、18a、18b及 び仕切片22a、22b、23a、24aの基端側折り目22d、22e、23 c、24cを設ければ、一工程にて、本考案の紙製トレー2の製造に用いる紙板 1を作製することができる。
【0018】 このようにして作製した紙板1を用いての紙製トレー2の組み立ては以下のよ うに行われる。
【0019】 第一、第二の側板部分5、6と同一の高さを有する第三、第四の側板部分7、 8を図1中、矢示25a、25bのように折り曲げて立ち上げ、第一、第二の側 板部分5、6と同一の高さを有する第一の掛止板部分16と第三の掛止板部分1 9とをそれぞれ矢示26a、26bのように折り曲げて、掛止溝16a、19a を掛け合わせる。次に、第一、第二の側板部分5、6と同一の高さを有する第二 の掛止板部分17と第四の掛止板部分20とをそれぞれ矢示27a、27bのよ うに折り曲げて、掛止溝17a、20aを掛け合わせる。
【0020】 次に、第一、第二の側板部分5、6を、前記のように互いに掛止された第一、 第三の掛止板部分16、19及び第二、第四の掛止板部分17、20を内側にし てこれらに外側から当接するように、図2中、矢示28b、28aの方向に、折 り曲げて立ち上げる。
【0021】 ここで、第一、第三の掛止板部分16、19は第一の側板部分5と同一の高さ であるので、折目9aを第一、第三の掛止板部分16、19の上端辺に当てつつ 第五の側板部分10を、図2中、矢示28bの方向に、折り曲げ、第一、第三の 掛止板部分16、19の内側に当接させる(すなわち、折目9aで折り曲げられ た第一の側板部分5と第五の側板部分10との間に第一、第三の掛止板部分16 、19が挟まれることになる)。
【0022】 第五の側板部分10は第一の側板部分5と同一の高さであるので、折り目12 aは、第一、第三の掛止板部分16、19の下端辺が当接している第一の底板部 分3と第一の側板部分5との間の折り目4aに接触することになり、この折り目 12aで折り曲げて、第二の底板部分13を図3図示のように、第一の底板部分 3の上に重ねる。
【0023】 また、第二、第四の掛止板部分17、20も第二の側板部分6と同一の高さで あるので、折目9bを第二、第四の掛止板部分17、20の上端辺に当てつつ第 六の側板部分11を、図2中、矢示28aの方向に、折り曲げ、第二、第四の掛 止板部分17、20の内側に当接させる(すなわち、折目9bで折り曲げられた 第二の側板部分6と第六の側板部分11との間に第二、第四の掛止板部分17、 20が挟まれることになる)。
【0024】 第六の側板部分11も第二の側板部分6と同一の高さであるので、折り目12 bは、第二、第四の掛止板部分17、20の下端辺が当接している第一の底板部 分3と第二の側板部分6との間の折り目4bに接触することになり、この折り目 12bで折り曲げて、第三の底板部分14を図3図示のように、第一の底板部分 3の上に重ねる。
【0025】 以上のようにして、第三、第四の側板部分7、8、第一、第二の側板部分5、 6の内側で互いに掛止される第一と第三の掛止板部分16、19及び第二、第四 の掛止板部分17、20の内側にそれぞれ折り曲げられている第五、第六の側板 部分10、11、及び、第一の底板部分3の上に折り重ねられている第二、第三 の底板部分13、14とで構成される内部空間21を有する紙製トレーが組み立 てられる。
【0026】 ここで、本考案においては、仕切片22a、22b、23a、24aが、第一 の底板部分3、第二、第三の底板部分13、14にそれぞれ打ち抜かれていたの で、これらをそれぞれの基端側折り目22d、22e、23c、24cにて、そ れぞれ、矢示29a、29b、30a、30b(図2)のように折り曲げて立ち 上げれば、図3図示のように、これらの仕切片22a、22b、23a、24a によって内部空間21が4つに区分されている本考案の紙製トレー2が成形され る。
【0027】 この実施例においては、仕切片22a、22bの基端側折り目22d、22e を、双方とも、第一の底板部分3の対向辺4a、4bの中間に位置させ、仕切片 23a、24aの基端側折り目23c、24cを、双方とも、第一の底板部分3 の対向辺6a、6bの中間に位置させるように構成した。このようにすれば、図 3図示のように、紙製トレー2の内部空間21を均等な4つの区画に区分するこ とができる。この場合、第二、第三の底板部分13、14は、第一の底板部分3 の対向辺4a、4bの間の幅の半分の幅を有するように構成しておけば、紙製ト レー2の強度の点で有利である。
【0028】 ただし、仕切片22a、22b、23a、24aを設ける位置はこの実施例で 説明した位置に限られない。紙製トレー2内に収容される物品の大きさを考慮し て、仕切片22a、22bを図1図示のように両者とも第一の底板部分3の対向 辺6a、6bに平行であるが、図1図示とは異なって第一の底板部分3の対向辺 4a、4bに対する距離はそれぞれ異なるように構成することもできる。この場 合も、仕切片22a、22bの第一の底板部分3の対向辺4a、4bに対する距 離に対応させて、第二、第三の底板部分13、14の幅を定め、紙製トレー2が 組み立てられた状態では、常に、第一の底板部分3の全体の上に第二、第三の底 板部分13、14が重なるようにすれば、紙製トレー2の強度を高めておくこと ができる。
【0029】 また、この実施例においては、第三、第四の側板部分7、8、第一、第二、第 三、第四の掛止板部分16、17、19、20の高さをいずれも第一、第二の側 板部分5、6の高さと同一にしていたが、このようにすれば、折り曲げて組み立 てる際の成形が容易であり、また、組み立てられた紙製トレー2の強度も高くな る。ただし、第三、第四の側板部分7、8、第一、第二、第三、第四の掛止板部 分16、17、19、20の高さは、第一、第二の側板部分5、6の高さ以下で あれば、本考案の紙製トレー2を成形する上で問題はないので、材料とする紙板 の量に応じて、あるいは、紙製トレー2を成形した際に、第三、第四の側板部分 7、8を他の側板部分より低くくしてデザイン的配慮を加えようとするような場 合には、第三、第四の側板部分7、8、第一、第二、第三、第四の掛止板部分1 6、17、19、20の高さは、第一、第二の側板部分5、6の高さより小さい ものにすることもできる。
【0030】 なお、この実施例においては、第一、第二、第三、第四の掛止板部分16、1 7、19、20にそれぞれ掛止溝16a、17a、19a、20aを設け、第一 の掛止板部分16の掛止溝16aと第三の掛止板部分19の掛止溝19a、第二 の掛止板部分17の掛止溝17aと第四の掛止板部分20の掛止溝20aとを互 いに掛止する構成を採用している。しかし、掛止板部分の基本的役割は、紙板1 を用いて紙製トレー2を組み立てた際に、第三の側板部分7と第四の側板部分8 とが互いに平行に、すなわち、第一の底板部分3、第一、第二の側板部分5、6 に対してそれぞれ互いに直角になるように、第三の側板部分7と第四の側板部分 8とを互いに連結し、立設させて、その状態を維持させるものである。そこで、 第三の側板部分7と第四の側板部分8とを互いに連結させるために第一の掛止板 部分16と第三の掛止板部分19、第二の掛止板部分17と第四の掛止板部分2 0とを掛止する、あるいは連結する構造、形状は、この実施例で使用している掛 止溝を用いる構造に限られず、また掛止板部分の互いの幅も添付図面に現してい るものに限られず、前述した基本的役割を達成し得る形状、構造、サイズのもの はすべて使用可能である。
【0031】
【実施例2】 以下、図4乃至図6を用いて本考案の他の好ましい実施例を説明する。
【0032】 この実施例においては、第一の底板部分3に3個の仕切片22a、22b、2 2cが打ち抜かれており、第二、第三の底板部分13、14にそれぞれ2個の仕 切片23a、23b、24a、24bが打ち抜かれている以外は、前記実施例1 と同一であるので、共通する部材には共通する符号をつけてある。
【0033】 図4に図示されている紙板31を前記実施例1で説明したように折り曲げて組 み立てると、実施例1の図2図示の工程に対応する図5図示の工程を経て、図6 図示の紙製トレー32が組み立てられる。
【0034】 この実施例の紙製トレー32では、前記のように第一の底板部分3に3個の仕 切片22a、22b、22c、第二、第三の底板部分13、14にそれぞれ2個 の仕切片23a、23b、24a、24bが打ち抜かれていたので、図6図示の ように紙製トレー32の内部空間21が6つに区分されることになる。
【0035】
【考案の効果】
本考案によれば、内部空間が複数の区分に区画されているにもかかわらず、1 枚の紙板のみからで製造することができ、しかも極めて簡単に組み立てることの できる紙製のトレーを提供できる。
【0036】 また、この紙製のトレーを廃棄処理する際には、通常に燃焼処理するのみでよ く、廃棄処理に際して有害な廃棄物が発生することのない、地球環境に優しいト レーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施例に用いられる紙板の平
面図。
【図2】本考案の好ましい実施例の組み立ての途中を現
す斜視図。
【図3】本考案の好ましい実施例の斜視図。
【図4】本考案の他の好ましい実施例に用いられる紙板
の平面図。
【図5】本考案の他の好ましい実施例の組み立ての途中
を現す斜視図。
【図6】本考案の他の好ましい実施例の斜視図。
【符号の説明】
2、32 紙製トレー 1、31 紙板 3 第一の底板部分 4a、4b 折目(第一の底板部分の一方の対向辺) 5 第一の側板部分 6 第二の側板部分 6a、6b 折目(第一の底板部分の他方の対向辺) 7 第三の側板部分 8 第四の側板部分 9a、9b 折目 10 第五の側板部分 11 第六の側板部分 12a、12b 折目 13 第二の底板部分 14 第三の底板部分 15a、15b 折目 16 第一の掛止板部分 17 第二の掛止板部分 18a、18b 折目 19 第三の掛止板部分 20 第四の掛止板部分 21 紙製トレーの内部空間 22a、22b、22c 仕切片 23a、23b、24a、24b 仕切片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の紙板を折り曲げ、組み立ててなる
    紙製トレーであって、 当該一枚の紙板は、方形の第一の底板部分と、当該第一
    の底板部分の四周にそれぞれ連設された第一、第二、第
    三、第四の側板部分とで構成され、 対向する第一の側板部分と第二の側板部分とは、それぞ
    れの先端側に、前記一枚の紙板を折り曲げ、組み立てて
    紙製トレーとした際に、前記第一の底板部分の上に積み
    重ねられる第二の底板部分と第三の底板部分とをそれぞ
    れの先端側に第五、第六の側板部分を介して備えてお
    り、 対向する第三の側板部分と第四の側板部分とは、それぞ
    れの両側端側に、前記一枚の紙板を折り曲げ、組み立て
    て紙製トレーとした際に、互いを連結する第一、第二の
    掛止板部分と、第三、第四の掛止板部分とをそれぞれ有
    し、 前記第一の底板部分は、前記一枚の紙板を折り曲げ、組
    み立てて紙製トレーとした際に、折り曲げて上方に立ち
    上げられる複数の打ち抜かれた仕切片を備えていると共
    に、 前記第二、第三の底板部分は、前記一枚の紙板を折り曲
    げ、組み立てて紙製トレーとした際に、折り曲げて上方
    に立ち上げられる少なくとも1個の打ち抜かれた仕切片
    をそれぞれ備えており、 前記一枚の紙板を折り曲げて、組み立てると共に、前記
    第一の底板部分に打ち抜かれている複数の仕切片及び、
    前記第二、第三の底板部分にそれぞれ打ち抜かれている
    少なくとも一個の仕切片を折り曲げて立ち上げることに
    より、底板部分と側板部分とによって構成される紙製ト
    レーの内部空間が、当該複数の仕切片によって複数の区
    画に区分されていることを特徴とする紙製トレー。
  2. 【請求項2】 一枚の紙板を折り曲げ、組み立ててなる
    紙製トレーであって、 方形の第一の底板部分と、 第一の底板部分の一方の対向辺を折目として当該第一の
    底板部分にそれぞれ連設されている所定高さの第一、第
    二の側板部分と、 第一の底板部分の他方の対向辺を折目として当該第一の
    底板部分にそれぞれ連設されている、第一、第二の側板
    部分の高さ以下の高さを有する、第三、第四の側板部分
    と、 第一、第二の側板部分の第一の底板部分の一方の対向辺
    に対向する辺を折目として第一、第二の側板部分にそれ
    ぞれ連設されている、第一、第二の側板部分と同一の高
    さを有する、第五、第六の側板部分と、 第五、第六の側板部分の第一、第二の側板部分に連設す
    る折目となっている辺の対向辺を折目として第五、第六
    の側板部分に連設されている第二、第三の底板部分と第
    三の側板部分の第一の底板部分との折目となっている辺
    に隣接する対向辺を折目として第三の側板部分にそれぞ
    れ連設されている、第一、第二の側板部分の高さ以下の
    高さを有する、第一、第二の掛止板部分と、 第四の側板部分の第一の底板部分との折目となっている
    辺に隣接する対向辺を折目として第四の側板部分にそれ
    ぞれ連設されている、第一、第二の側板部分の高さ以下
    の高さを有する、第三、第四の掛止板部分、 とで一枚の紙板が構成されており、 前記第一の底板部分には、前記一枚の紙板を折り曲げて
    紙製トレーを組み立てた時に、第三、第四の側板部分、
    第一、第二の側板部分の内側で互いに掛止される第一と
    第三の掛止板部分及び第二、第四の掛止板部分の内側に
    それぞれ折り曲げられている第五、第六の側板部分、及
    び、第一の底板部分の上に折り重ねられている第二、第
    三の底板部分とで構成される紙製トレーの内部空間を、
    複数の区画に区分するように折り曲げて立ち上げられる
    複数の仕切片が打ち抜かれていると共に、 前記第二、第三の底板部分には、前記一枚の紙板を折り
    曲げて紙製トレーを組み立てた時に構成される前記紙製
    トレーの内部空間を、複数の区画に区分するように折り
    曲げて立ち上げられる少なくとも一個の仕切片がそれぞ
    れ打ち抜かれていて、 前記一枚の紙板を折り曲げて、組み立てると共に、前記
    第一の底板部分に打ち抜かれている複数の仕切片及び、
    前記第二、第三の底板部分に打ち抜かれている少なくと
    も一個の仕切片を折り曲げて立ち上げることにより、前
    記紙製トレーの内部空間が当該複数の仕切片によって複
    数の区画に区分されていることを特徴とする紙製トレ
    ー。
  3. 【請求項3】 第一の底板部分に打ち抜かれて設けられ
    ている複数の仕切片は、第一、第二の側板部分が連設さ
    れている第一の底板部分の一方の対向辺の間を複数の区
    画に区分するように、第三、第四の側板部分が連設され
    ている第一の底板部分の他方の対向辺に平行に設けられ
    ており、第二、第三の底板部分に打ち抜かれて設けられ
    ている少なくとも一個の仕切片は、第二、第三の底板部
    分を、第三、第四の側板部分が連設されている第一の底
    板部分の他方の対向辺の間を複数の区画に区分するよう
    に設けられていることを特徴とする請求項2記載の紙製
    トレー。
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