JP3061748U - エアゾ―ル容器の内容物排出用具 - Google Patents

エアゾ―ル容器の内容物排出用具

Info

Publication number
JP3061748U
JP3061748U JP1999001062U JP106299U JP3061748U JP 3061748 U JP3061748 U JP 3061748U JP 1999001062 U JP1999001062 U JP 1999001062U JP 106299 U JP106299 U JP 106299U JP 3061748 U JP3061748 U JP 3061748U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
contents
tube
cover
aerosol container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999001062U
Other languages
English (en)
Inventor
元彦 立花
秀明 田中
隆太郎 日高
Original Assignee
株式会社ソフト九九コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソフト九九コーポレーション filed Critical 株式会社ソフト九九コーポレーション
Priority to JP1999001062U priority Critical patent/JP3061748U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061748U publication Critical patent/JP3061748U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアゾール容器の内容物の抜取り作業を周囲
を汚さずに行い、しかも、塗料などの有効成分を回収す
る。 【解決手段】 中空のカバー4に、可動ステム3の先端
を差込み可能なステム挿入口41と、ステム挿入口41
に挿入した可動ステム3の先端外周部に突き当たる段付
状の当り部42と、接続口部45とを設ける。接続口部
45に差込み接続したチューブ6によってステム挿入口
41と回収容器5とを連通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エアゾール容器の内容物排出用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアゾール容器は、塗料や洗浄剤、潤滑油、薬剤、芳香剤などを噴射すること に汎用されている。この種のエアゾール容器の内容物には、上掲した塗料などの 有効成分やその有効成分を加圧するためのガス(加圧用ガス)などが含まれる。 そして、塗料などの有効成分の殆どを消費した後でも、内部圧力は残留する加圧 用ガスによって高圧に保たれていることが多いので、その加圧用ガスを抜き取っ てからエアゾール容器を廃棄処分することが望まれている。また、不要になった エアゾール容器において、塗料などの有効成分が多少にかかわらず残っている場 合には、残留している有効成分が必ずしも無害であるとは限らないことを勘案す ると、加圧用ガスを抜き取ることは勿論、有効成分を可能な限り回収した上でそ のエアゾール容器を廃棄処分することが好ましいこともある。
【0003】 残留している加圧用ガスや有効成分を抜き取る手段には、エアゾール容器を穿 孔して開口を形成し、その開口から加圧用ガスや有効成分を噴出させて抜き取る 方法がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、エアゾール容器を穿孔する従来の方法は安全性に問題があり、 また、塗料などの有効成分がガスと共に噴出して周囲の人や場所を汚すおそれが 大きいという問題や、有効成分を回収することが困難であるという問題があった 。
【0005】 本考案は以上の状況の下でなされたものであり、エアゾール容器の内容物の抜 取りを安全にかつ周囲を汚さずに行うことができ、しかも、エアゾール容器から 排出された塗料などの有効成分を回収することができるようになるエアゾール容 器の内容物排出用具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具は、エアゾール容器のステムが 差し込まれるステム挿入口を備えた中空のカバーと、エアゾール容器の内容物を 回収するための回収容器と、上記ステム挿入口の出口と上記回収容器の内部空間 とを連通させるためのチューブとを備えている。この排出用具によると、エアゾ ール容器のステムをステム挿入口に差し込んでそのステムからエアゾール容器の 内容物を噴射させると、噴射した内容物がチューブによって回収容器の中に排出 される。そして、内容物のうち、塗料などの有効成分は回収容器に回収され、加 圧用ガスは回収容器やカバーの外に逸散する。
【0007】 本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具は、上記ステム挿入口に、押込 み操作が行われることによって内容物を先端開口から噴出する可動ステムが突出 されたエアゾール容器の上記可動ステムの先端外周部に突き当たる段付状の当り 部が設けられていることが望ましい。このようになっていると、カバーのステム 挿入口にエアゾール容器の可動ステムの先端を挿入してその可動ステムの先端外 周部を当り部に突き当てた後、エアゾール容器を押し付けて可動ステムを押し込 むという操作を行うと、エアゾール容器に残っている内容物が可動ステムから噴 出し、チューブによって回収容器の中に排出される。したがって、内容物のうち 、塗料などの有効成分は回収容器に回収され、加圧用ガスは回収容器やカバーの 外に逸散する。
【0008】 本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具は、操作ピンが挿入される先端 が開口されたピン挿入孔を有する固定ステムと上記ピン挿入孔に挿入された操作 ピンが押込み操作されることによって弁孔が開放される弁機構とを有し、上記弁 孔が開放されたときにその弁孔を通過した内容物が上記ピン挿入孔により形成さ れる通路を通って先端の開口から噴出するようになっているエアゾール容器の内 容物排出用具であって、上記ステム挿入口に、上記固定ステムの上記ピン挿入孔 に挿入されかつ上記弁機構を押込み操作して上記弁孔を開放するピンが付設され ていることが望ましい。このようになっていると、カバーのステム挿入口にエア ゾール容器のステムの先端を挿入すると、ピンが、固定ステムのピン挿入孔に挿 入され、弁機構を押込み操作して弁孔を開放するので、エアゾール容器に残って いる内容物がステムから噴出し、チューブによって回収容器の中に排出される。 したがって、内容物のうち、塗料などの有効成分は回収容器に回収され、加圧用 ガスは回収容器やカバーの外に逸散する。
【0009】 本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具は、上記カバーに開放口が具備 され、その開放口の口縁に、上記回収容器に設けられた縁枠部に嵌脱可能な着脱 部が設けられていることが望ましい。このようになっていると、カバーの着脱部 を回収容器の縁枠部に装着して上記した抜取り作業を行うことが可能であり、し かも、抜取り作業中に回収容器の中に一旦排出された塗料などの有効成分が何ら かの原因で回収容器からこぼれ出ても、こぼれ出た有効成分がカバーの中にとど まることになるので、その有効成分が周囲に飛び散って人や場所を汚すおそれが 殆どなくなる。なお、回収容器から逸散した加圧用ガスの逃げ道は、上記嵌合部 と上記着脱部との間に不可避的に形成される隙間によって確保されるけれども、 そのような逃げ道を確保することが困難な場合には、カバーの器壁にガス抜き口 を開設しておけばよい。
【0010】 本考案のエアゾール容器の内容物排出用具においては、上記チューブが、カバ ーとは別体のものであっても、そのカバーとともに合成樹脂で一体成形されてい ても、回収容器とともに合成樹脂で一体成形されていてもよい。チューブをカバ ーと別体に形成する場合には、カバーに、ステム挿入口に連通しかつそのカバー の内側に向かって突出された接続口部を設け、チューブの一端部にその接続口部 に接続される接続口を形成し、そのチューブの他端部に回収容器に挿入される挿 入部を形成しておく。また、チューブをカバーとともに合成樹脂で一体成形する 場合には、チューブの先端部に回収容器に挿入される挿入部を形成する。さらに 、チューブを回収容器と共に合成樹脂で一体成形する場合には、チューブの先端 部に、ステム挿入口に連通しかつそのカバーの内側に向かって突出された接続口 部に接続される接続口を形成する。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具の使用状態を示した一部 破断側面図である。この排出用具は、図8及び図9に示した操作部M1を備えた エアゾール容器の内容物を排出することに用いられる。したがって、先に、図8 及び図9に示した操作部M1について説明した後、図1の排出用具Aを説明する 。
【0012】 図8及び図9に示したエアゾール容器の操作部M1は、図示していないエアゾ ール容器の上蓋部に固着される口金1に取り付けられていて、弁機構2と可動ス テム3とを備えている。弁機構2は、口金1の円筒部11に固着された上部開放 の弁箱21と、弁箱21の上端と上記円筒部11の上端に連設された円板部12 とにより挟持されたパッキン22と、弁箱21の内部に収容された弁体23と、 弁体23に開設された弁孔25と、弁体23を上記パッキン22に押し付けるた めのばね体26と、を備えている。なお、弁箱21には、内容物を弁箱21の内 部を経て上記弁孔25に導くチューブ29が接続されている。これに対し、可動 ステム3は、上記弁体23に一体に形成されていて、円板部12の孔部12Aを 挿通してその上方へ突き出ている。この可動ステム3は、弁孔25に連通して先 端で開口された通路31を有している。
【0013】 この操作部M1を備えたエアゾール容器では、可動ステム3を押込み操作して 矢印D1のように押し込むと、その可動ステム3と共に弁体23がばね体26の 力に抗して下動するので、パッキン22と弁体23との間に隙間が形成されて弁 孔25が開放される。そして、弁孔25が開放されたときには、チューブ29に より導かれた内容物が、弁箱21の内部と上記隙間とを経て弁孔25に達し、そ の弁孔25を通過した後、可動ステム3の通路31を通って先端の開口31Aか ら噴出する。
【0014】 次に、図1に示した排出用具Aは、中空のカバー4と、回収容器5と、チュー ブ6とを備えている。カバー4は、その頂部にステム挿入口41を備えており、 そのステム挿入口41に、図8及び図9で説明した可動ステム3の先端外周部に 突き当たる段付状の当り部42が設けられている。また、カバー4は、その下端 に開放口43を備え、その開放口43の口縁に溝状の着脱部44が設けられてい る。さらに、上記ステム挿入口41には、そのステム挿入口41に連通する下向 きの接続口部45が設けられている。
【0015】 回収容器5は、リング状の縁枠部51を有しており、その縁枠部51に上記カ バー4の着脱部44が嵌脱可能である。したがって、図1のように、この縁枠部 51にカバー4の着脱部44を嵌合させると、カバー4が回収容器5に装着され 、その装着状態では、回収容器5の口部52がカバー4に収容される。なお、カ バー4を回収容器5から取り外すときには、着脱部44を縁枠部51から離脱さ せればよい。
【0016】 チューブ6は、カバー4や回収容器5とは別体に形成されている。このチュー ブ6には、所定長さのゴムチューブや柔軟なプラスチックチューブなどが用いら れている。このチューブ6は、その一端部に形成された接続口61が上記接続口 部45に差込み接続されている。また、チューブ6の他端部の挿入部62が回収 容器5に挿入される。
【0017】 エアゾール容器の内容物を抜き取る作業は、たとえば次のようにして行われる 。図1のようにチューブ6の接続口61を接続口部45に差込み接続してから、 カバー4を回収容器5に装着してチューブ6の挿入部62を回収容器5に挿入し ておく。この状態で、カバー4のステム挿入口41に、エアゾール容器の可動ス テム3の先端を差し込み、その可動ステム3の先端外周部を当り部42に突き当 てる。この場合、当り部42は可動ステム3の先端外周部に突き当たるだけであ るので、可動ステム3の先端開口が当り部42によって塞がれることはない。
【0018】 次に、矢印D1のように可動ステム3を押し込むという操作を行うと、エアゾ ール容器に残っている内容物が可動ステム3から噴出し、矢印のようにチューブ 6によって回収容器5の中に排出される。この場合、塗料などの有効成分は回収 容器5に回収され、加圧用ガスは回収容器5から逸散してカバー4の外に排出さ れる。この抜取り作業を行うと、回収容器5の中に一旦排出された塗料などの有 効成分が何らかの原因で回収容器5からこぼれ出たとしても、こぼれ出た有効成 分はカバー4の中にとどまることになる。そのため、その有効成分が周囲に飛び 散って人や場所を汚すおそれはない。また、回収容器5にスポンジやパルプチッ プ、吸湿紙や吸水、吸油性樹脂といった吸収材を入れておくと、塗料などの有効 成分がそれらに吸収されるので、回収容器5の外に飛び散りにくくなる。
【0019】 上記したような抜取り作業を行う場合、カバー4の中に放出された加圧用ガス の逃げ道は、縁枠部51と着脱部44との間に不可避的に形成される隙間によっ て確保されるけれども、そのような逃げ道を確保することが困難な場合には、カ バー4の器壁にガス抜き口を開設しておけばよい。
【0020】 図2は抜取り作業の他例を説明するための一部破断側面図である。この事例は 、回収容器5として、カバー4に全体を収容できる大きさの容器を用いた事例で ある。このような回収容器5を用いる場合には、カバー4を、地面や床面Fの上 に置いた回収容器5に図示のように被せてそのカバー4の下端縁を地面や床面F の上に置く。この状態で、上記した抜取り作業を行う。
【0021】 その他の事項は、図1で説明したところと同様であるので、同一又は相応する 部分に同一符号を付して詳細な説明を省略した。
【0022】 図3は本考案に係る他のエアゾール容器の内容物排出用具の使用状態を示した 一部破断側面図である。この排出用具は、図10及び図11に示した操作部M2 を備えたエアゾール容器の内容物を排出することに用いられる。したがって、先 に、図10及び図11に示した操作部M2について説明した後、図3の排出用具 Bを説明する。
【0023】 この操作部M2は、図示していないエアゾール容器の上蓋部に固着される口金 10に取り付けられていて、弁機構20と固定ステム30とを備えている。固定 ステム30は、その下端部が口金10に設けられた凹入部13に嵌着されている と共に、弁機構20を内蔵している径大筒部32と、その径大筒部32に先窄ま り状のテーパ面33を介して連設された先端側の径小筒部34とを有している。 径小筒部34は、先端で開口しかつ径大筒部32の内部空間に連通されたピン挿 入孔35を有し、このピン挿入孔35によって内容物の通路36が形成されてい る。弁機構20は、固定ステム30の径小筒部34の下端によって取り囲まれた 弁孔25aと、固定ステム30の径大筒部32に収容された弁体24と、この弁 体24を弁孔25aを塞ぐ方向に押し付けるためのばね体26aとを備えている 。なお、口金10には、内容物を固定ステム30の径大筒部32の内部を経て上 記弁孔25aに導くチューブ29aの上端が挿入されている。
【0024】 この操作部M2では、固定ステム30のピン挿入孔35に操作ピン71を図示 のように挿入した後、その操作ピン71を押込み操作して矢印D2のように押し 込むと、弁体24がばね体26aの力に抗して下動するので弁孔25aが開放さ れる。そして、弁孔25aが開放されたときには、チューブ29aにより導かれ た内容物が、固定ステム30の径大筒部32の内部を経て弁孔25aに達し、そ の弁孔25aを通過した後、径小筒部34の通路36を通って先端の開口から噴 出する。なお、上記操作ピン71は、固定ステム30に着脱可能なカバーノズル 7に設けられており、このカバーノズル7を固定ステム30に装着した状態で、 そのカバーノズル7の押圧部72を押圧することによって押し込まれる。また、 カバーノズル7にはノズル73が備わっている。
【0025】 次に、図3に示した排出用具Bは、中空のカバー4と、回収容器5と、チュー ブ6とを備えている点で、図1で説明したものと同様である。図1の排出用具A と異なる点は、ステム挿入口41に図1の当り部42が設けられていない点、ス テム挿入口41に連設された接続口部45に、その下端部46から上向きにピン 8が立ち上がっている点である。このピン8は、上記固定ステム30の径小筒部 34をステム挿入口41に挿入し、そのテーパ面33をステム挿入口41の開口 縁に押し当てたときに、固定ステム30のピン挿入孔35に挿入され、しかも、 その弁機構20の弁体24を押して弁孔25aを開放させ得る長さを有している 。なお、図3において、47は接続口部45の先端部に開設されたノズル孔を示 している。
【0026】 図3の排出用具Bを用いてエアゾール容器の内容物を抜き取る作業の一例を図 3を参照して説明する。
【0027】 図3のように、固定ステム30の径小筒部34をステム挿入口41に挿入し、 テーパ面33をステム挿入口41の開口縁に押し当てる。このようにすると、ピ ン8が弁機構20の弁体24を押す。そのため、図11に示した状態と同様の状 態、すなわち弁孔25aが開放された状態になる。そのため、チューブ29aに より導かれた内容物が固定ステム30の先端の開口から噴出し、チューブ6によ って回収容器5の中に排出される。その他の事項は、図1で説明したところと同 様であるので、同一又は相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略した 。
【0028】 図4は本考案に係るさらに他のエアゾール容器の内容物排出用具を形成してい るカバー4の断面図である。このカバー4は、ステム挿入口41に、図1で説明 した当り部42と、図3で説明した接続口部45及びピン8とを備えている。し たがって、このカバー4を有する排出用具は、図8及び図9で説明した操作部M 1を備えるエアゾール容器や、図10及び図11で説明した操作部M2を備える エアゾール容器に対して使用可能である。
【0029】 図5は本考案に係るさらに他のエアゾール容器の内容物排出用具を形成してい るカバー4とチューブ6とを示した断面図である。このカバー4は、ステム挿入 口41に、図1で説明した当り部42を備えていると共に、その頂部に、エアゾ ール容器Vの口金1を保持するための係合部50を有している。この係合部50 は、口金1を押し込んだときにその口金1に係合するものであればどのようなも のでもよい。たとえば、特開平10−53289号公報に記載されているような 係合部であってもよい。このものによると、ステム挿入口41に、図8及び図9 で説明した操作部M1の可動ステム3を挿入してその先端外周を当り部42に突 き当てて口金1に係合させると、その状態で可動ステム3が押し込まれた状態に 保たれるので、内容物の抜取り作業中にエアゾール容器Vを常時手で押さえてお くという必要性がなくなる。
【0030】 図6は本考案に係るさらに他のエアゾール容器の内容物排出用具を形成してい るカバー4の断面図である。このカバー4は、チューブ6がカバー4とともに合 成樹脂で一体成形されていて、そのチューブ6の先端部に回収容器(不図示)に 挿入される挿入部62が形成されている。このものによると、カバー4とチュー ブ6とを別々に準備する必要がなくなる利点がある。
【0031】 図7は本考案に係るさらに他のエアゾール容器の内容物排出用具を形成してい る回収容器5にチューブ6を設けた事例の一部破断側面図である。この回収容器 5は、その口部54に、接続口部55を備えたキャップ体56を装着し、その接 続口部55にチューブ6を差込み接続したものであり、チューブ6の一端部は、 図示していないカバー側の接続口部に差込み接続可能な接続口61として形成さ れている。また、上記キャップ体56にはガス抜き孔58が開設されている。
【0032】 図示していないけれども、本考案に係るエアゾール容器の内容物排出用具では 、チューブが回収容器とともに合成樹脂で一体成形されており、そのチューブの 先端部に、カバーのステム挿入口に連通しかつそのカバーの内側に向かって突出 された接続口部に接続される接続口が形成されているものであってもよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、エアゾール容器の内容物の抜取り作業を行って塗料などの有 効成分を回収することができるようになるという効果が奏される。また、抜取り 作業中に周囲に塗料などの有効成分が飛び散って人や場所を汚すといった事態が 生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排出用具の使用状態を示した一部
破断側面図である。
【図2】抜取り作業の他例を説明するための一部破断側
面図である。
【図3】本考案に係る他の排出用具の使用状態を示した
一部破断側面図である。
【図4】本考案に係るさらに他の排出用具のカバーの断
面図である。
【図5】本考案に係るさらに他の排出用具の使用状態を
示した一部破断側面図である。
【図6】本考案に係るさらに他の排出用具を形成してい
るカバーの断面図である。
【図7】回収容器にチューブを設けた事例の一部破断側
面図である。
【図8】エアゾール容器に設けられる操作部の断面図で
ある。
【図9】弁機構が押込み操作された状態での図8の操作
部の断面図である。
【図10】エアゾール容器に設けられる他の操作部の断
面図である。
【図11】弁機構が押込み操作された状態での図10の
操作部の断面図である。
【符号の説明】
3 可動ステム 4 カバー 5 回収容器 6 チューブ 8 ピン 20 弁機構 25a 弁孔 30 固定ステム 35 ピン挿入孔 36 通路 41 ステム挿入口 42 当り部 43 開放口 44 着脱部 45 接続口部 51 縁枠部 61 接続口 62 挿入部 71 操作ピン

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器のステムが差し込まれる
    ステム挿入口を備えた中空のカバーと、エアゾール容器
    の内容物を回収するための回収容器と、上記ステム挿入
    口の出口と上記回収容器の内部空間とを連通させるため
    のチューブとを備えることを特徴とするエアゾール容器
    の内容物排出用具。
  2. 【請求項2】 上記ステム挿入口に、押込み操作が行わ
    れることによって内容物を先端開口から噴出する可動ス
    テムが突出されたエアゾール容器の上記可動ステムの先
    端外周部に突き当たる段付状の当り部が設けられている
    請求項1に記載したエアゾール容器の内容物排出用具。
  3. 【請求項3】 操作ピンが挿入される先端が開口された
    ピン挿入孔を有する固定ステムと上記ピン挿入孔に挿入
    された操作ピンが押込み操作されることによって弁孔が
    開放される弁機構とを有し、上記弁孔が開放されたとき
    にその弁孔を通過した内容物が上記ピン挿入孔により形
    成される通路を通って先端の開口から噴出するようにな
    っているエアゾール容器の内容物排出用具であって、上
    記ステム挿入口に、上記固定ステムの上記ピン挿入孔に
    挿入されかつ上記弁機構を押込み操作して上記弁孔を開
    放するピンが付設されている請求項1又は請求項2に記
    載したエアゾール容器の内容物排出用具。
  4. 【請求項4】 上記カバーに開放口が具備され、その開
    放口の口縁に、上記回収容器に設けられた縁枠部に嵌脱
    可能な着脱部が設けられている請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載したエアゾール容器の内容物排出用
    具。
  5. 【請求項5】 上記カバーに、上記ステム挿入口に連通
    しかつそのカバーの内側に向かって突出された接続口部
    が設けられ、上記チューブが上記カバーとは別体として
    形成されて、そのチューブの一端部に上記接続口部に接
    続される接続口が形成され、かつ、そのチューブの他端
    部に上記回収容器に挿入される挿入部が形成されている
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載したエアゾー
    ル容器の内容物排出用具。
  6. 【請求項6】 上記チューブが上記カバーとともに合成
    樹脂で一体成形されており、そのチューブの先端部に上
    記回収容器に挿入される挿入部が形成されている請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載したエアゾール容器
    の内容物排出用具。
  7. 【請求項7】 上記チューブが回収容器とともに合成樹
    脂で一体成形されており、そのチューブの先端部に、上
    記ステム挿入口に連通しかつそのカバーの内側に向かっ
    て突出された接続口部に接続される接続口が形成されて
    いる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載したエア
    ゾール容器の内容物排出用具。
JP1999001062U 1999-02-26 1999-02-26 エアゾ―ル容器の内容物排出用具 Expired - Lifetime JP3061748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999001062U JP3061748U (ja) 1999-02-26 1999-02-26 エアゾ―ル容器の内容物排出用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999001062U JP3061748U (ja) 1999-02-26 1999-02-26 エアゾ―ル容器の内容物排出用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3061748U true JP3061748U (ja) 1999-09-24

Family

ID=43195510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999001062U Expired - Lifetime JP3061748U (ja) 1999-02-26 1999-02-26 エアゾ―ル容器の内容物排出用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061748U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084663A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 一郎 丸谷 缶内収容物捕集器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084663A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 一郎 丸谷 缶内収容物捕集器
JP7419640B2 (ja) 2019-11-28 2024-01-23 株式会社ファインクリエイション 缶内収容物捕集器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2269772A (en) Aerosol can waste disposal device
JP3061748U (ja) エアゾ―ル容器の内容物排出用具
US4934055A (en) Aerosol can opener
CN208264998U (zh) 喷液盖及其气雾发生器
JP4071404B2 (ja) エアーゾール容器の蓋体
JP2015044611A (ja) 付替え式吐出容器
JP3062335U (ja) エアゾ―ル容器の内容物処理具
JP3062139U (ja) エアゾ―ル容器の内容物処理具
JP3066073U (ja) エアゾ―ル容器内容物の抜取り具
JP2000161594A (ja) エアゾール缶等の残留物処理装置
JP3056237U (ja) エアゾール容器のキャップ
KR200446464Y1 (ko) 분말 세제 배출 장치
JP3061378U (ja) エアゾ―ル容器のキャップ
JP3818159B2 (ja) 容器の減容圧縮装置
JP4381919B2 (ja) バルブ開放機構、それを用いた取り替え用エアゾール容器およびエアゾール容器の取り替えシステム。
JP4034455B2 (ja) ガス抜き治具付きスプレー缶
JP2001158487A (ja) 内容物の排出に適したエアゾール容器の蓋体とそれを用いたエアゾール容器の廃棄方法
JP4062837B2 (ja) エアーゾール容器の内容物を排出する方法とその容器の蓋体
JP2001130659A (ja) エアゾール容器の蓋体
WO2003076306A1 (fr) Generateurs d'aerosols et structure de decharge pour generateurs d'aerosols
JP2007076743A (ja) スプレー缶の圧抜き構造
KR20060098568A (ko) 잔류가스제거장치가 구비된 부탄가스용기
JPH0752050Y2 (ja) 吐出容器
JPH0581227U (ja) 棒状化粧料の抜取り装置
JPS6333837Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term