JP3061148B2 - データ転送可能な自動縫製システム - Google Patents

データ転送可能な自動縫製システム

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JP3061148B2
JP3061148B2 JP3135824A JP13582491A JP3061148B2 JP 3061148 B2 JP3061148 B2 JP 3061148B2 JP 3135824 A JP3135824 A JP 3135824A JP 13582491 A JP13582491 A JP 13582491A JP 3061148 B2 JP3061148 B2 JP 3061148B2
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sewing machine
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動縫製ミシンと、コ
ンピュータ等の外部装置との間で、縫目データ等のデー
タ転送可能な自動縫製システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、加工布上に文字や図形な
どの種々の縫目模様を形成する自動縫製ミシンと複数種
類の縫目模様を形成する為の複数の縫目データを格納し
たコンピュータとを通信用のインターフェースを介して
接続したデータ転送可憶な自動縫製装置が知られてい
る。
【0003】例えば、特公平1−45393号公報に
は、加工布を保持したXYテーブルを移動させる移動手
段とこの加工布上に縫目を形成する縫目形成装置とを備
えた自動縫いミシンと、キーボードやCRTディスプレ
イ及びフロッピィーディスクドライブ装置を備えたパー
ソナルコンピュータとをインターフェースを介して接続
し、キーボードから入力したタイトル名の縫目データを
フロッピィーディスクドライブ装置に装着したフロッピ
ィーディスクから読み出して自動縫いミシンのメモリに
転送して格納し、このメモリに格納された縫目データに
基いて縫目形成装置及び移動手段を駆動することによ
り、加工布上に種々の縫目模様を形成するようにした自
動縫いミシン装置が記載されている。
【0004】ところで、本願出願人は、加工布を直交す
る2方向に夫々移動させる加工布移動手段とこの加工布
上に縫目を形成する縫目形成装置とアルファベットキー
や数字キーや指令キーなどを有する操作パネルとを備え
た自動縫製ミシンと、キーボードやCRTディスプレイ
及びフロッピィーディスクドライブ装置を備えたパーソ
ナルコンピュータとをインターフェースにより接続し、
操作パネルでタイトル名を入力するだけで、そのタイト
ル名に対応する縫目データがフロッピィーディスクドラ
イブ装置に装着したフロッピィーディスクから読み出さ
れてインターフェースを介してミシンのメモリに転送に
より格納され、このメモリに格納した縫目データに基い
て縫目形成装置及び加工布移動手段を駆動することによ
り加工布に種々の縫目模様を形成するようにしたデータ
転送可能な自動縫製装置を実用化した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特公平1−453
93号公報に記載の自動縫いミシン装置においては、タ
イトル名の選択操作とその縫目データの転送指令操作と
をパーソナルコンピュータ側で行なう一方、ミシン側に
移動して縫製作業に携わるので、縫製作業の操作性に劣
ること、自動縫いミシン1台に対して専用のパーソナル
コンピュータを接続しているので、ミシン装置が大型化
且つ高価になること、この自動縫いミシン装置が複数設
けられている場合には、縫目データの変更や追加を全て
のフロッピィーディスクに対して行なわなければなら
ず、縫目データを統一化させる為のデータ管理が煩雑化
すること、などの問題がある。
【0006】本願出願人が実用化した自動縫製装置にお
いては、操作パネルで入力操作する所望のタイトル名
を、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示した
複数のタイトル名からメモ書きしたり、或いはタイトル
名リストを予めプリントアウトしなければならず、縫製
作業の操作性に劣ること、更にタイトル名の入力時にタ
イトル名の誤入力の可能性があること、自動縫製ミシン
1台に対して専用のパーソナルコンピュータを接続して
いるので、自動縫製装置が大型化且つ高価になること、
などの問題がある。
【0007】本発明の目的は、自動縫製ミシン側でタイ
トル名の選択操作及びコンピュータに対する縫目データ
転送指令操作に関する全ての操作を行なえるとともに、
自動縫製ミシンをコンピュータに対して端末機と同様の
扱いができるようなデータ転送可能な自動縫製システム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ転送
可能な自動縫製システムは、加工布上に縫目を形成する
為の縫目形成装置と、この加工布を平面内の直交する2
方向に夫々独立に移動させる為の加工布移動手段と、縫
目データを格納する為の縫目データ記憶手段と、この縫
目データ記憶手段に格納された縫目データを順次読み出
して縫目形成装置及び加工布移動手段を駆動制御する縫
製制御手段とを有する自動縫製ミシンと、その自動縫製
ミシンの縫目データ記憶手段に対して縫目データを転送
するための装置であって、文字や図形を縫製する為の複
数の縫目データとその縫目データのタイトル名データと
を対応づけて格納した格納手段と、前記自動縫製ミシン
側からの指令に応動して、縫目データを前記格納手段か
ら読み出して前記自動縫製ミシンの縫目データ記憶手段
に出力する転送制御手段とを少なくとも備えた外部装置
と、前記自動縫製ミシンと外部装置との間でデータ転送
を行うためのインターフェース手段とを備えたデータ転
送可能な自動縫製システムにおいて、前記自動縫製ミシ
ンは、前記外部装置に対して、その格納手段に格納され
ている縫目データに対応づけられたタイトル名データの
転送を指令する指令信号を出力する為のタイトル名デー
タ転送指令手段と、前記外部装置側より転送されたタイ
トル名データを格納するタイトル記憶手段と、そのタイ
トル記憶手段に格納されたタイトル名データに基づき、
前記外部装置の格納手段に格納された縫目データに対応
するタイトル名を少なくとも1つ表示する表示手段と、
その表示手段に表示されたタイトル名に基づいて選択操
作することにより、所望の縫目データに対応するタイト
ル名データの選択を行うための選択手段と、その選択手
段により選択されたタイトル名データを前記外部装置の
転送制御手段に出力し、当該転送制御手段に対して、そ
の選択されたタイトル名データに対応する縫目データの
送信を指令する為のタイトル名選択信号出力手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】尚、上記構成において、前記インターフェ
ース手段は、前記外部装置と、少なくとも一の前記自動
縫製ミシンとを、信号の送受信及びデータ転送が可能に
接続できるように構成されていてもよい。
【0010】また、上記構成において、前記外部装置
は、縫目データやタイトル名のデータを入力或いは編集
するための入力手段を備え、前記格納手段は、前記入力
手段により入力され或いは編集されたデータを格納する
為の記憶媒体を備えていてもよい。
【0011】
【作用】本発明に係るデータ転送可能な自動縫製システ
ムにおいては、自動縫製ミシンのタイトル名データ転送
指令手段より外部装置対して、タイトル名のデータの
転送を指令する指令信号が出力されると、外部装置
その指令信号に応動して、当該外部装置に備えられた格
納手段から、タイトル名データを読み出して自動縫製ミ
シン側に出力する。その結果、このタイトル名データ
インターフェース手段を介して転送されてタイトル記憶
手段に格納され、表示手段は、このタイトル記憶手段に
格納されたタイトル名のうち少なくとも1つを表示す
る。一方、その表示手段に表示されたものから、所望の
縫目データに対応するタイトル名を選択することによ
り、その選択されたタイトル名に相当するタイトル名選
択信号がタイトル名選択信号出力手段により外部装置の
転送制御手段に出力される。ここで、外部装置に備えら
れた格納手段には文字や図形を縫製する為の複数の縫目
データをタイトル名に対応づけて格納されているので、
転送制御手段は、自動縫製ミシン側からのタイトル名選
択信号に応動して、この選択されたタイトル名の縫目デ
ータを格納手段から読み出して順次縫製制御手段に出力
する。その結果、この縫目データはインターフェース手
段及び縫製制御手段を経て縫目データ記憶手段に転送・
格納されるので、縫製制御手段はこの縫目データ記憶手
段に格納された縫目データを順次読み出して縫目形成装
置及び加工布移動手段を駆動制御する。これにより、加
工布は、加工布移動手段により平面内の直交する2方向
に夫々独立に移動されながら縫目形成装置により縫目形
成される。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るデータ転送可能な自動縫製
システムによれば、自動縫製ミシン本体側に、縫目デー
タに対応するタイトルを表示するための表示手段と、こ
の表示手段に表示すべきタイトルを当該自動縫製ミシン
本体側に転送するよう指令する指令手段と、その表示手
段に表示されたものから所望の縫目データに対応するタ
イトル名の選択を行うタイトル選択手段とを設ける一
方、外部装置側では、自動縫製ミシン本体側からのタイ
トル名データの転送指令に応動して、格納手段からタイ
トル名のデータを読み出して自動縫製ミシン側に転送
し、また、自動縫製ミシン本体側からのタイトル名選択
信号に応動して、そのタイトル名選択信号に係るタイト
ル名に対応する縫目データを格納手段から読み出して自
動縫製ミシン側に転送するように構成されているので、
タイトル名表示のための操作及び縫製作業開始の為のタ
イトル名の選択操作をすべて自動縫製ミシン本体側で行
なうことができるとともに、入力するタイトル名を予め
メモ書きするなどの準備作業を一切必要とせず、縫製作
業の操作性を大幅に向上できることができ、また表示手
段におけるタイトル名の表示に基づいてタイトル名の選
択を行うだけで所望の縫目データを正確に指定すること
ができるという効果がある。
【0013】また、上記構成において、前記インターフ
ェース手段は、前記外部装置と、少なくとも一の前記自
動縫製ミシンとを、信号の送受信及びデータ転送が可能
に接続できるように構成すれば、自動縫製ミシンをコン
ピュータに対して端末機と同様に扱うことができ、これ
により複数台の自動縫製ミシンを1台のコンピュータに
接続可能となり、自動縫製システムを小型化且つ抵コス
ト化することができる上、コンピュータの記憶手段に格
納した縫目データをデータベースとして汎用化すること
ができるという効果がある。
【0014】さらに、上記構成において、前記外部装置
は、縫目データやタイトル名のデータを入力或いは編集
するための入力手段を備え、前記格納手段は、前記入力
手段により入力され或いは編集されたデータを格納する
為の記憶媒体を備えるように構成すれば、縫目データの
変更や追加等のデータ管理が容易に行えるという効果が
ある。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。
【0016】本実施例は、基本的に自動縫製ミシンとバ
ーソナルコンピュータとを通信用のインターフェースで
接続したデータ転送可能な自動縫製システムに本発明を
適用した場合のものである。
【0017】自動縫製システム1の自動縫製ミシンとし
ての刺繍縫ミシン2について、図1に基いて説明する
と、ミシンテーブル3上にミシンアーム4が配置され、
その前端部には5本の針棒6を上下動可能に支持した針
棒支持ケース5が左右方向移動可能に装着されている。
これら針棒6の下端には縫針7が夫々取付けられ、糸供
給源(図示略)から供給される上糸は各糸調子器8及び
天秤9を経て縫針7に夫々供給される。
【0018】この針棒支持ケース5は針棒変更モータ3
0の駆動により左右方向に移動され、駆動位置に移動し
て選択された何れかの針棒6がミシンモータ27の駆動
により上下に往復駆動される。前記ミシンテーブル3の
前端部にはミシンベッド10が前方に延設され、このミ
シンベッド10の内部には、縫針7の上下動と協働して
加工布Wに縫目を形成する為の糸輪捕捉器(図示略)が
設けられている。
【0019】前記ミシンテーブル3の内部において、1
対のY方向移動アーム11がY方向送りモータ(図3参
照)29によりXY平面内のY方向(前後方向)に移動
可能に設けられ、これらY方向移動アーム11の上端部
はミシンテーブル3の左右両端部の上面に夫々臨むよう
に上方に突出している。
【0020】Y方向移動アーム11の1対の上端部間に
は左右に延びる支持部材12が固着され、この支持部材
12にはX方向移動アーム13がX方向送りモータ(図
3参照)28によりXY平面内のX方向(左右方向)に
移動可能に設けられている。更に、X方向移動アーム1
3の前端部には加工布Wを着脱可能に装着する為の刺繍
枠14が取付けられている。従って、この刺繍枠14に
装着された加工布Wは、Y方向送りモータ29で駆動さ
れるY方向移動アーム11によりY方向に移動されると
ともに、X方向送りモータ28で駆動されるX方向移動
アーム13によりX方向に移動され、加工布W上に文字
や図形などの種々の縫目模様が形成される。
【0021】前記ミシンテーブル3の後端部の上側に臨
むように操作パネル15が設けられ、この操作パネル1
5には図2に示すように、縫目模様のタイトル名を1つ
分表示可能な液晶ディスプレイ25、このディスプレイ
25にタイトル名を表示するようにパーソナルコンピュ
ータ50に指令する為のタイトル名表示キー16、複数
のタイトル名を順方向に順次ディスプレイ25に表示す
る為の順方向表示キー17及び逆方向に順次ディスプレ
イ25に表示する為の逆方向表示キー18、ディスプレ
イ25に表示されたタイトル名を選択する為のタイトル
名選択キー19、縫製作業を開始する為の縫製開始キー
20及び終了する為の終了キー21などが設けられてい
る。
【0022】次に、加工布W上に文字や図形などの縫目
模様を形成する為の縫目データを作成及び編集可能なパ
ーソナルコンピュータ50は基本的には、図1に示すよ
うに、図形や各種のデータを表示する為のCRTディス
プレイ52、アルファベットキーや数字キー及びリター
ンキーなどの複数の機能キーを有するキーボード51、
フロッピィーディスクドライブ装置FMや制御装置C2
(図4参照)などを内蔵した制御ボックスCSからなっ
ている。
【0023】次に、刺繍縫ミシン2の制御系は図3のブ
ロック図に示すように構成されている。液晶ディスプレ
イ(LCD)25はディスプレイコントローラ(D.
C)26で表示制御され、各モータ27〜30は夫々対
応する駆動回路31〜34により駆動される。操作パネ
ル15、ディスプレイコントローラ26、駆動回路31
〜34は夫々縫製制御装置C1の入出力インターフェー
ス(I/Oインターフェース)35に接続されている。
【0024】縫製制御装置C1は、CPU37とCPU
37にデータバスなどのバス36を介して接続された入
出力インターフェース35とROM38とRAM40と
から構成されている。ROM38には、各モータ27〜
30を駆動する為の駆動制御プログラム、パーソナルコ
ンピュータ50の制御装置C2に対してデータ転送を行
なう為の通信制御のプログラム、後述の縫製制御の制御
プログラムなどが格納されている。RAM40のタイト
ル名メモリ41には、パーソナルコンピュータ50から
転送された複数のタイトル名のデータが格納される。縫
目データメモリ42には、パーソナルコンピュータ50
から転送された縫目データが格納される。更に、RAM
40には、刺繍縫ミシン2の駆動制御に必要な各種のポ
インタやカウンタやバッファなどが設けられている。更
に、CPU37には、パーソナルコンピュータ50側の
通信用のインターフェースIF2に接続ケーブルCBを
介して接続された通信用のインターフェ−スIF1が接
続されている。
【0025】次に、パーソナルコンピュータ50の制御
系は図4のブロック図に示すように構成されている。C
RTディスプレイ(CRTD)52はCRTコントロー
ラ(CRT.C)53で表示制御され、フロッピィーデ
ィスクドライブ装置FMはフロッピィーディスクドライ
ブ(FDD)54とフロッピィーディスクコントローラ
(FD.C)56とから構成されている。前記キーボー
ド51、CRTコントローラ53、フロッピィーディス
クコントローラ55は制御装置C2の入出力インターフ
ェース(I/Oインターフェース)56に夫々接続され
ている。このフロッピィーディスクドライブ54に着脱
可能に装着されたフロッピィーディスク(図示略)に
は、キーボード51から入力され或いは編集された文字
や図形を縫製する為の複数種類の縫目データがディレク
トリ毎に格納されるとともに、これら縫目データの夫々
に付与されたタイトル名のデータが縫目データに対応づ
けて専用のディレクトリに一括して格納されている。
【0026】制御装置C2は、CPU58とCPU58
にデータバスなどのバス57を介して接続された入出力
インターフェース56とROM59とRAM60とから
構成されている。ROM59には、パーソナルコンピュ
ータ50を制御する種々の制御プログラム、縫製制御装
置C1に対してデータ転送を行なう為の通信制御のプロ
グラム、割り込み処理により実行される後述のタイトル
名データ出力制御プログラム及び縫目データ出力制御プ
ログラムなどが格納されている。RAM60には、パー
ソナルコンピュータ50の制御上必要な各種メモリなど
が設けられている。更に、CPU58には、インターフ
ェースIF1に接続ケーブルCBを介して接続された通
信用のインターフェースIF2が接続されている。尚、
インターフェースIF1・IF2は夫々RS−232−
C対応のものである。
【0027】次に、縫製制御装置C1で実行される縫製
制御のルーチンについて、図5のフローチャートに基い
て説明するが、この縫製制御と平行して制御装置C2で
実行されるタイトル名データ出力制御のルーチンについ
て図6のフローチャートに基いて、また縫目データ出力
制御のルーチンについて図7のフローチャートに基いて
説明する。尚、図中符号Si(i=1、2、3・・・)
は各ステップである。また、パーソナルコンピュータ5
0の制御装置C2においては、電源投入後ROM59に
格納された制御プログラムのメインルーチンや種々のサ
ブルーチンが実行されている。刺繍縫ミシン2に電額が
投入されるとこの制御が開始され、先ず各種メモリ41
〜42などをクリアするなどの初期設定が実行され(S
1)、タイトル名表示キー16が操作されたときには
(S2・S3:Yes)、タイトル名メモリ41と縫目
データメモリ42とが夫々クリアされ(S4)、タイト
ル名データの転送を指令する指令信号が制御装置C2に
対して出力される(S5)。その結果、この指令信号は
インターフェースIF1、接続ケーブルCB及びインタ
ーフェースIF2を介して制御装置C2のCPU58に
対して割り込み要求され、この割り込みが受け付けられ
ると指令信号に基いてタイトル名データ出力制御が実行
される。
【0028】この制御が開始されると、先ずフロッピィ
ーディスク内の専用のディレクトリに一括して格納され
ている複数のタイトル名のデータが読み出されてバッフ
ァに一時的に格納され(S30)、これら複数のタイト
ル名データが両インターフェースIF2・IF1を介し
て縫製制御装置C1にプロトコルで規定された所定バイ
ト長毎に分割して転送される(S31)。
【0029】従って、転送された所定バイト長毎のタイ
トル名データが順次RAM40のタイトル名メモリ41
に格納され(S6)、転送柊了でなければ(S7:N
o)、S6・S7が繰り返される。そして、タイトル名
データの転送が終了したとき(S7:Yes)、タイト
ル名メモリ41に格納された複数のタイトル名データの
うち先頭のタイトル名データが読み出されてそのタイト
ル名がディスプレイ25に表示され(S8)、S2に戻
る。
【0030】次に、順方向表示キー17が操作されたと
きには(S2:Yes、S3:No、S9:Yes)、
タイトル名メモリ41に表示中のタイトル名の次に格納
されているタイトル名が表示される(S10)。しか
し、逆方向表示キー18が操作されたときには(S2:
Yes、S3・S9:No、S11:Yes)、タイト
ル名メモリ41に表示中のタイトル名より1つ前に格納
されているタイトル名が表示される(S12)。
【0031】そして、所望のタイトル名がディスプレイ
25に表示されているときに、タイトル名選択キー19
が操作されたときには(S2:Yes、S3・S9・S
11:No、S13:Yes)、ディスプレイ25に表
示中のタイトル名データが制御装置C2に対して出力さ
れる(S14)。その結果、前述と同様にインターフェ
ースIF1、接続ケーブルCB及びインターフェースI
F2を介して制御装置C2のCPU58に対して割り込
みが要求され、この割り込みが受付られると縫目データ
出力制御が実行される。
【0032】この制御が実行されると、先ず転送された
タイトル名データに基いて、フロッピィーディスク内の
ディレクトリに格納されているこのタイトル名に対応す
る縫目データが読み出されてバッファに一時的に格納さ
れ(S50)、この縫目データが両インターフェースI
F2・IF1を介して縫製制御装置C1に所定バイト長
毎に分割して転送される(S61)。
【0033】従って、転送された所定バイト長毎の縫目
データが順次RAM40の縫目データメモリ41に格納
され(S15)、転送終了でなければ(S16:N
o)、転送終了になるまでS15・S16が繰り返され
る。
【0034】そして、縫製開始キー20が操作されたと
き(S2:Yes、S3・S9・S11・S13:N
o、S17:Yes)、この縫目データに基いてミシン
モータ27が駆動されるとともに、各モータ28〜30
が駆動されて縫製処理が実行され(S18)、選択した
タイトル名の縫目模様が加工布W上に形成される。尚、
これら説明したキー16〜20以外のキーが操作された
ときには(S2:Yes、S3・S9・S11・S13
・S17:No)、操作されたキーに対応する処理が実
行される(S19)。
【0035】以上説明したように、刺繍縫ミシン2に液
晶ディスプレイ25やタイトル名表示キー16や順方向
表示キー17や逆方向表示キー18及びタイトル名選択
キー19を有する操作パネル15を設け、ディスプレイ
25に複数のタイトル名が表示できるとともに、この表
示を介して選択した所望のタイトル名の縫目データが縫
目データメモリ42に格納され、この縫目データに基づ
いて加工布Wに縫目模様が形成されるので、タイトル名
の選択操作及びパーソナルコンピュ一夕50に対するタ
イトル名の縫目データ転送指令操作を刺繍縫ミシン2側
で行なうことができるので、入力するタイトル名を予め
メモ書きするなどの準備作業を一切必要とせず、縫製作
業の操作性を大幅に向上できる。更に、ディスプレイ2
5に表示されたタイトル名をタイトル名選択キー19の
操作で選択するだけなので、所望のタイトル名をコンピ
ュータに対して正確に指令することができる。
【0036】加えて、パーソナルコンピュータ50のR
OM59にタイトル名データ出力制御プログラムを格納
する一方、刺繍縫ミシン2に操作パネル15を設けると
ともにRAM40にタイトル名メモリ41を設けたの
で、刺繍縫ミシン2をパーソナルコンピュータ50に対
して端末機と同様に扱うことができ、これにより複数台
の刺繍縫ミシン2を1台のパーソナルコンピュータ50
に接続可能となり、自動縫製システム1を小型化且つ低
コスト化することができる上、フロッピィーディスクド
ライブ54に着脱可能に装着されたフロッピィーディス
クに格納した縫目データをデータベースとして汎用化す
ることができる。
【0037】尚、縫目データを格納する為の記憶媒体と
して、ハードディスクやROMカードなど種々のものを
用いてもよい。
【0038】尚、ディスプレイ25を複数のタイトル名
が一度に表示可能な大型のもので構成し、カーソル移動
キーで所望のタイトル名を指示することも可能である。
【0039】尚、パーソナルコンピュータ50を大型の
ホストコンピュータで構成することも可能であり、また
自動縫製ミシン2とパーソナルコンピュータ50とを電
話回線や専用回線を介して種々のデータ転送方式を用い
てデータ転送可能に構成することも可能である。
【0040】尚、パーソナルコンピュータ50にインタ
ーフェースを介して複数台の刺繍縫ミシン(自動縫製ミ
シン)2を接続した自動縫製システムを構成できること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍縫ミシン及びパーソナルコンピュータの斜
視図である。
【図2】操作パネルの拡大平面図である。
【図3】刺繍縫ミシンの制御系のブロック図である。
【図4】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
【図5】刺繍縫ミシンの由製制御装置で行なわれる縫製
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図6】パーソナルコンピュータの制御装置で割り込み
処理により行なわれるタイトル名データ出力制御のルー
チンの概略フローチャートである。
【図7】パーソナルコンピュータの制御装置で割り込み
処理により行なわれる縫目データ出力制御のルーチンの
概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動縫製システム 2 刺繍縫ミシン 6 針棒 7 縫針 11 Y方向移動アーム 13 X方向移動アーム 15 操作パネル 16 タイトル名表示キー 17 順方向表示キー 18 逆方向表示キー 19 タイトル名選択キー 25 液晶ディスプレイ 27 ミシンモータ 28 X方向送りモータ 29 Y方向送りモータ 37 CPU 38 ROM 40 RAM 41 タイトル名メモリ 42 縫目データメモリ 50 パーソナルコンピュータ 51 キーボード 58 CPU 59 ROM 60 RAM C1 縫製制御装置 C2 制御装置 FM フロッピィーディスクドライブ装置 IF1・IF2 インターフェース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布上に縫目を形成する為の縫目形成
    装置と、この加工布を平面内の直交する2方向に夫々独
    立に移動させる為の加工布移動手段と、縫目データを格
    納する為の縫目データ記憶手段と、この縫目データ記憶
    手段に格納された縫目データを順次読み出して縫目形成
    装置及び加工布移動手段を駆動制御する縫製制御手段と
    を有する自動縫製ミシンと、 その自動縫製ミシンの縫目データ記憶手段に対して縫目
    データを転送するための装置であって、文字や図形を縫
    製する為の複数の縫目データとその縫目データのタイト
    ル名データとを対応づけて格納した格納手段と、前記自
    動縫製ミシン側からの指令に応動して、縫目データを前
    記格納手段から読み出して前記自動縫製ミシンの縫目デ
    ータ記憶手段に出力する転送制御手段とを少なくとも備
    えた外部装置と、 前記自動縫製ミシンと外部装置との間でデータ転送を行
    うためのインターフェース手段と を備えたデータ転送可能な自動縫製システムにおいて 前記自動縫製ミシンは、 前記外部装置に対して、その格納手段に格納されている
    縫目データに対応づけられたタイトル名データの転送を
    指令する指令信号を出力する為のタイトル名データ転送
    指令手段と、 前記外部装置側より転送されたタイトル名データを格納
    するタイトル記憶手段と、 そのタイトル記憶手段に格納されたタイトル名データに
    基づき、前記外部装置の格納手段に格納された縫目デー
    タに対応するタイトル名を少なくとも1つ表示する表示
    手段と、 その表示手段に表示されたタイトル名に基づいて選択操
    作することにより、所望の縫目データに対応するタイト
    ル名データの選択を行うための選択手段と、 その選択手段により選択されたタイトル名データを前記
    外部装置の転送制御手 段に出力し、当該転送制御手段に
    対して、その選択されたタイトル名データに対応する縫
    目データの送信を指令する為のタイトル名選択信号出力
    手段と、 を備えた ことを特徴とするデータ転送可能な自動縫製シ
    ステム。
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