JP3061036U - ラジエ―タのシュラウド取付構造 - Google Patents

ラジエ―タのシュラウド取付構造

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JP3061036U
JP3061036U JP1999000296U JP29699U JP3061036U JP 3061036 U JP3061036 U JP 3061036U JP 1999000296 U JP1999000296 U JP 1999000296U JP 29699 U JP29699 U JP 29699U JP 3061036 U JP3061036 U JP 3061036U
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JP
Japan
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locking
shroud
radiator
hole
shaft
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Application number
JP1999000296U
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Inventor
多加司 伊神
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用のラジエータに取付けられるシュラ
ウドであって、その部品点数が少なく且つ取付けが容易
な取扱い易いものの提供。 【解決手段】 樹脂製のシュラウド本体1の周縁部に孔
2を設け、その孔2に係止部材6の軸部3が移動自在に
配置され、その軸部3の両端に係止用凸部4とロック用
操作片部5が突設される。そして、その係止部材6がシ
ュラウド本体1の射出成形時に同時に成形されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として自動車用エンジン冷却水冷却用のラジエータのコアに取付け られるシュラウドであって、その中心部にファンが配置されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジエータのシュランドは通常、合成樹脂の成形体からなり、その周縁部にボ ルト挿通孔が形成されている。そしてそのボルト孔に整合する位置で、ラジエー タ周縁部にもボルト螺着孔が設けられ、両者間がボルトにより締結固定されてい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のシュラウド取付構造は、部品点数が多くなると共に、その取 付けが面倒である欠点があった。 そこで本考案は部品点数が少なく且つ、取付けの容易なものを提供することを 課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案は、ラジエータコア7に対向してシュラウドが配置さ れ、そのシュラウドの周縁部がラジエータの周縁部に固定されるラジエータのシ ュラウド取付構造において、 樹脂製のシュラウド本体1の周縁部に設けた孔2と、 その孔2に移動自在に配置された軸部3の先端にその軸部3の半径方向へ前記 孔2の半径より長く一体に突設された係止用凸部4および、軸部3の後端に、そ の軸部3の半径方向に前記孔2の半径より長く一体に突設されたロック用操作片 部5からなる樹脂製の係止部材6と、 前記ラジエータコア7の周縁に設けられ、前記係止部材6の軸部3および係止 用凸部4が挿通可能なようにそれらに整合する異形孔8と、その異形孔8の先端 の周縁部に形成された係合空間8aと、 を具備し、 前記係止部材6が、前記シュラウド本体1の射出成形時に同時に成形されてな り、 前記軸部3および係止用凸部4が前記異形孔8に挿通され、前記ロック用操作 片部5が回転されることにより、その係止用凸部4が前記係合空間8a内で異形 孔8の周縁に係合されるように構成されたラジエータのシュラウド取付構造であ る。
【0005】 請求項2に記載の本考案は、請求項1において、 前記係止用凸部4および前記ロック用操作部5が、前記軸部3に対してT字状 に形成されると共に、両者が互いに周方向に90°位置を異にして突設されてな るラジエータのシュラウド取付構造である。 請求項3に記載の本考案は、請求項1または請求項2において、 前記ラジエータコア7の周縁に樹脂製のタンク9が配置され、そのタンク9の 側面に断面コ字状の係合部10が一体に突設され、その係合部10の端面に前記異形 孔8が形成されたラジエータのシュラウド取付構造である。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態につき説明する。 図1は本考案のシュラウド取付構造の取付け説明図であり、図2はその要部斜 視図である。 このラジエータはフィンとチューブとからなるラジエータコア7の上下両端に チューブプレート14を介して樹脂製のタンク9が固定されているものである。そ してこのラジエータコア7の背面にシュラウドが取付けられる。そのシュラウド 本体1は、中心にファン挿入用の円形の開口部13が形成された浅い漏斗状を有し 、その下部に一対の下部係止部11が設けられ、上部に一対の係止部材6が設けら れている。そしてこれらが合成樹脂の射出成形体として一体に成形されてなる。
【0007】 その係止部材6は図2に示す如くシュラウド本体1の上縁部に突設された上部 突出片部15の孔2に配置されている。すなわち、係止部材6の軸部3が孔2にそ の軸方向へ移動自在に配置され、軸部3の先端に係止用凸部4がT字状に設けら れ、後端にロック用操作片部5がT字状に一体に突出され、両者は互いに90° 周方向に位置ずれされている。その係止部材6はシュラウド本体1と同一の合成 樹脂成形体からなり、シュラウド本体1の射出成形と同時に係止部材6も成形さ れるものである。すなわちシュラウド本体1の金型内に係止部材6形成用の金型 が配置されるものである。その係止部材6用金型はその技術分野における通常の 金型製作方法によって形成され、シュラウド本体1の表面側と裏面側との金型の 他にそれに直交する方向に開閉する金型も必要とされる。この時ロック用操作片 部5と係止用凸部4が互いに90°位置ずれしているため、孔2内にシュラウド 本体1の表面側と裏面側との両方から金型の孔形成用突出部の挿入が可能となり 、それらにより係止部材6自体が孔2内で軸方向に移動自在に成形しうる。この ような係止部材6は図1に示す如くシュラウド本体1の上端両側位置に配置され ている。
【0008】 次に、係止部材6が嵌着固定される係合部10は、図2に示す如く合成樹脂製の タンク9の一側面に一体に突設されている。この係合部10は断面コ字状に突設さ れ、その先端面とタンク9の表面との間に係合空間8aが存在し、その先端面に 異形孔8が形成されている。異形孔8は、この例では円形孔とその直径方向に形 成された一対のスリットからなり、その一対のスリット間の長さが係止用凸部4 の長さより僅かに大に形成されている。また、異形孔8の軸方向長さは係止部材 6の軸部の長さに整合する。また異形孔8の係合空間8a側の孔縁部は係止面に 形成され、軸部3の回転によりその係止面と係止用凸部とが圧接保持される。 次に、下側のタンク9の側面には同様に断面コ字状に下部係合部12が突設形成 されている。この下部係合部12の係合空間12aはシュランドの下部係止部11の外 周に整合する。
【0009】
【取付方法】 このようなシュラウド本体1をラジエータに取付けるには次のようにして行う 。先ず、シュラウド本体1の下部係止部11を下部側タンク9の下部係合部12の係 合空間12aに挿入する。このとき、シュランド本体1の上部は上タンク9から離 間させておく。次いで、シュラウド本体1の上縁を係合部10に近づけ、その係止 部材6の係止用凸部4を異形孔8に挿入する。次いで、係止部材6のロック用操 作片部5を回転する。すると、その係止用凸部4が異形孔8内で回転し、異形孔 8の裏面側周縁に形成された図示しない係止面に圧接して締結固定される。
【0010】
【考案の作用・効果】
本考案のラジエータのシュラウド取付構造によれば、係止部材6がシュラウド 本体1の射出成形時に同時に成形されてなり、その係止部材6がシュラウド本体 1の孔2に移動自在に配置されたものであるから、シュラウド取付構造の部品点 数を少なくして、取付け容易でかつ安価なものを提供できる。また、係止部材6 の係止用凸部4およびロック用操作片部5は孔2の半径よりも長く突設されたも のであるから、その係止部材6がシュラウド本体1に常に保持される。そのため シュラウドの着脱時に係止部材6がシュラウド本体1から抜け落ちる虞れがなく 、取扱い易い取付構造となる。 請求項2に記載の本構造は、係止用凸部4およびロック用操作片部5が軸部3 に対してT字状に形成されると共に、両者が互いに周方向に90°位置を異にし て突設されたものであるから、係止部材6およびシュラウド本体1の金型の型取 りが比較的容易となり両者の一体成形が比較的容易に行われ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシュラウド取付構造の取付け説明図。
【図2】図1の要部斜視図。
【符号の説明】
1 シュラウド本体 2 孔 3 軸部 4 係止用凸部 5 ロック用操作片部 6 係止部材 7 ラジエータコア 8 異形孔 8a 係合空間 9 タンク 10 係合部 11 下部係止部 12 下部係合部 12a 係合空間 13 開口部 14 チューブプレート 15 上部突出片部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータコア7に対向してシュラウド
    が配置され、そのシュラウドの周縁部がラジエータの周
    縁部に固定されるラジエータのシュラウド取付構造にお
    いて、 樹脂製のシュラウド本体1の周縁部に設けた孔2と、 その孔2に移動自在に配置された軸部3の先端に、その
    軸部3の半径方向へ前記孔2の半径より長く一体に突設
    された係止用凸部4および、軸部3の後端に、その軸部
    3の半径方向に前記孔2の半径より長く一体に突設され
    たロック用操作片部5からなる樹脂製の係止部材6と、 前記ラジエータコア7の周縁に設けられ、前記係止部材
    6の軸部3および係止用凸部4が挿通可能なようにそれ
    らに整合する異形孔8と、その異形孔8の先端の周縁部
    に形成された係合空間8aと、 を具備し、 前記係止部材6が、前記シュラウド本体1の射出成形時
    に同時に成形されてなり、 前記軸部3および係止用凸部4が前記異形孔8に挿通さ
    れ、前記ロック用操作片部5が回転されることにより、
    その係止用凸部4が前記係合空間8a内で異形孔8の周
    縁に係合されるように構成されたラジエータのシュラウ
    ド取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記係止用凸部4および前記ロック用操作部5が、前記
    軸部3に対してT字状に形成されると共に、両者が互い
    に周方向に90°位置を異にして突設されてなるラジエ
    ータのシュラウド取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記ラジエータコア7の周縁に樹脂製のタンク9が配置
    され、そのタンク9の側面に断面コ字状の係合部10が一
    体に突設され、その係合部10の端面に前記異形孔8が形
    成されたラジエータのシュラウド取付構造。
JP1999000296U 1999-01-26 1999-01-26 ラジエ―タのシュラウド取付構造 Expired - Lifetime JP3061036U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001324252A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 陸上輸送用冷凍装置のパワーパック
KR101145120B1 (ko) * 2005-06-10 2012-05-14 한라공조주식회사 팬 쉬라우드 고정구조
KR101284894B1 (ko) * 2007-05-25 2013-07-10 한라비스테온공조 주식회사 라디에이터

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