JP2524190Y2 - 空調ダクトの接続部構造 - Google Patents

空調ダクトの接続部構造

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JP2524190Y2
JP2524190Y2 JP4738591U JP4738591U JP2524190Y2 JP 2524190 Y2 JP2524190 Y2 JP 2524190Y2 JP 4738591 U JP4738591 U JP 4738591U JP 4738591 U JP4738591 U JP 4738591U JP 2524190 Y2 JP2524190 Y2 JP 2524190Y2
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duct
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bulging
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寿彦 小桜
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブロー成形により形成
された車両用空調ダクトの接続部の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9、図10は従来技術による空調ダク
トdの接続口1の斜視図であり、図9はハーネス挟持用
の鉄板ブラケット2を有し、図10はダクト取付用の鉄
板ブラケット3を有している。これらのダクトは、雌側
ダクトであり、スリット4を設けている。それはブロー
成形ダクトの場合、表面が金型により規制される基準面
となったため、パリソンの肉厚に変動があると、ブロー
成形によりそのまま内面の径に変動を生じ雄雌嵌合に隙
間を生じたり、雄側接続部が雌側接続部に入らなくなっ
たりするおそれがあるからである。そこで従来は図9、
図10に示すように、雌側接続部1に対し、プレス加工
でスリット4を形成していた。また挟持用嵌込孔を形成
した鉄板ブラケット2若しくは、ダクト取付用孔を形成
した鉄板ブラケット3を必要に応じ、リベット5で取付
けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の空調ダクトdの
接続部は、以上のように構成されているので、スリット
加工のための打抜き工程が必要となり、各種ブラケット
をリベットで取付けるため部品点数と組付け工数が増大
するばかりでなく、挟持用切込孔の入口に弾性がないた
め、ハーネスを強く押し込むことが出来ず、そのため外
れ易かった。
【0004】この考案は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、合成樹脂のブロー成形により
拡大し得る雌側ダクトと共に各種ブラケットを一体成形
することのできる空調ダクトの接続部構造を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る空調ダク
トの接続部構造は、上記目的を達成するために、合成樹
脂のブロー成形により一定の厚さを保ち、一端に雌側接
続部を有する空調ダクトにおいて、この接続部の開口側
より、少くとも1個の膨出突条を軸方向に延設し、この
膨出突条が、ダクトの中心より離れる程薄肉化され、そ
の中心線に沿って、ブラケットを一体に立設したもので
あって、請求項1では、ブラケットに挟持用切込孔を形
成し、請求項2では、ブラケットにダクト取付用孔を形
成している。
【0006】
【作用】この考案に係る空調ダクトの接続部構造は、膨
出突条がダクトの中心より離れる程薄肉化されているか
ら、雌側接続部の開口部を容易に拡大することができ、
従って雄側接続部は、シール性を保ちながら密着して嵌
合される。また、挟持用嵌込孔にあっては、入口に弾性
があるため、ハーネスを押し込んで、使用中の外れを防
止する。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図について説明す
る。図1ないし図5は請求項1に係る実施例図である。
図において、11は合成樹脂のブロー成形により形成さ
れた空調ダクトdの雌側接続部で、雄側接続部12をき
つく差し込んでシール性の向上を図っている。この雌側
接続部11には開口側より少くとも1個の膨出突条13
が軸方向に形成されている。この膨出突条13はダクト
の中心より離れる程薄肉化され、最外側部13aが最も
薄肉化されている。更に膨出突条13は図1、図2のよ
うに雌側接続部11の中間部11aより外方に形成さ
れ、側面から見てテーパ状に立上っている。また外側縁
部11bは径を拡大し、雄側接続部12の挿入を行い易
くしている。14は膨出突条13の中心線に沿って、金
型のパーティングライン上に形成したブラケットで、挟
持用の嵌込孔15を形成している。この嵌込孔15の入
口には案内のためのテーパガイド15aとくびれ部15
bが形成されている。
【0008】上記実施例の作用について説明すると、図
3の二点鎖線で示すように、雄側接続部12の外径を若
干雌側接続部11の内径よりも大きめに設定しておき、
これを雌側接続部11に無理に圧入すると、膨出突条1
3がダクトの中心より離れる程薄肉化されているため
に、2点鎖線で示すように膨出突条13は容易に変形す
るから、従来のプレス打抜きによりスリットを形成した
雌側接続部と殆ど同じ位の力で押し拡げられる。またハ
ーネス16をテーパガイド15aに沿って押し込むと、
くびれ部15bの間隔を押し拡げながら嵌込孔15に嵌
め込むことができる。
【0009】図4(イ),(ロ)は変形実施例を示すも
ので、ブラケット14の嵌込孔18をスリット状に形成
し、折曲鉄板19を挟持させることにより、位置決め又
は引掛けを行わしめるものである。
【0010】図5(イ),(ロ)は他の変形実施例を示
すもので、膨出突条を2個所設け、1個所に図1と同様
のブラケット14、他の個所に図4と同様のブラケット
14を設けたものである。
【0011】図6ないし図8は請求項2に係る実施例図
である。この実施例は、請求項1に係る実施例と基本的
には共通であるので共通な部分については同一符号を付
し、ここでは説明を省略する。図6のブラケット14に
は、ダクト取付用孔20が形成され、ボルトを挿通し、
車体フレームの取付孔(図示省略)と共にナットで止着
するものである。
【0012】図8は他の実施例を示すもので、膨出突条
13を四方に設け、上方にダクト取付用孔20を有する
ブラケット14、下方にハーネス挟持用嵌込孔15を有
するブラケット14を形成したものである。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、合成
樹脂のブロー成形により一定の厚さを保ち、一端に雌側
接続部を有する空調ダクトにおいて、この接続部の開口
側より、少くとも1個の膨出突条を軸方向に延設し、こ
の膨出突条が、ダクトの中心より離れる程薄肉化され、
その中心線に沿って、挟持用切込孔若しくはダクト取付
用孔を形成したブラケットを一体に立設したものである
ので、次のような効果がある。
【0014】すなわち、合成樹脂のブロー成形のため、
内径の変動の大きい雌側接続部に対し、従来はプレス打
抜工程によるスリット形成を行っていたが、本考案では
プレス打抜を行うことなく、ブロー成形のみで、接続部
を有する空調ダクトが得られ、膨出突条のダクトの中心
より離れる程薄肉化したことにより、雌側接続口の拡大
が容易となり、空調ダクトの組付作業が容易となり、雌
側接続部の内径の変動を充分吸収し、シール性を向上す
ることができる。
【0015】本考案によれば、さらに、膨出突条成形の
際外方をつまんで圧着すれば簡単にブラケットが形成さ
れるから、部品点数が少なく組付工数も低減できるばか
りでなく、膨出突条の中心線にブラケットが立設される
ので、ダクトの拡大作用に影響することはない。また、
挟持用嵌込孔の入口が樹脂のため弾性があるので、ハー
ネスを圧入することができ、使用中外れるおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は挟持用嵌込孔を有する空調ダクトの接
続部構造の一部切断の側面図である。 (ロ)は同正面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】(イ)はスリット状挟持用嵌込孔を有する空調
ダクトの一部切断側面図である。 (ロ)は同正面図である。
【図5】(イ)は図1及び図4のブラケットを併用した
空調ダクトの一部切断側面図である。 (ロ)は同正面図である。
【図6】(イ)はダクト取付用孔を有する空調ダクトの
一部切断側面図である。 (ロ)は同正面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【図8】(イ)は挟持用嵌込孔とダクト取付用孔を有す
る空調ダクトの一部切断側面図である。 (ロ)は同正面図である。
【図9】従来の挟持用嵌込孔を有する鉄板ブラケットを
取付けた空調ダクトの斜視図である。
【図10】従来のダクト取付用孔を有する鉄板ブラケッ
トを取付けた空調ダクトの斜視図である。
【符号の説明】
d 空調ダクト 11 雌側接続部 13 膨出突条 14 ブラケット 15,18 挟持用嵌込孔 20 ダクト取付用孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂のブロー成形により一定の厚さ
    を保ち、一端に雌側接続部を有する空調ダクトにおい
    て、この接続部の開口側より、少くとも1個の膨出突条
    を軸方向に延設し、この膨出突条が、ダクトの中心より
    離れる程薄肉化され、その中心線に沿って、挟持用嵌込
    孔を形成したブラケットを一体に立設したことを特徴と
    する空調ダクトの接続部構造。
  2. 【請求項2】 合成樹脂のブロー成形により一定の厚さ
    を保ち、一端に雌側接続部を有する空調ダクトにおい
    て、この接続部の開口側より、少くとも1個の膨出突条
    を軸方向に延設し、この膨出突条が、ダクトの中心より
    離れる程薄肉化され、その中心線に沿って、ダクト取付
    用孔を形成したブラケットを一体に立設したことを特徴
    とする空調ダクトの接続部構造。
JP4738591U 1991-05-28 1991-05-28 空調ダクトの接続部構造 Expired - Lifetime JP2524190Y2 (ja)

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JPH04132345U JPH04132345U (ja) 1992-12-08
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