JP3060976B2 - Mosfetおよびその製造方法 - Google Patents

Mosfetおよびその製造方法

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JP3060976B2 JP9008653A JP865397A JP3060976B2 JP 3060976 B2 JP3060976 B2 JP 3060976B2 JP 9008653 A JP9008653 A JP 9008653A JP 865397 A JP865397 A JP 865397A JP 3060976 B2 JP3060976 B2 JP 3060976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSFETおよ
びその製造方法に関し、特にソース領域およびドレイン
領域が浅く形成された構造のMOSFETおよびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSFETのゲート長を0.1μm以
下に微細化する上で問題となる現象として、しきい値が
ゲート長の微細化とともに減少する短チャネル効果があ
る。この短チャネル効果を抑制するためには、ソース領
域およびドレイン領域構造において、その拡散層の接合
深さ、特にゲート端付近の拡散層を浅くする方法が有効
である。
【0003】拡散層の接合深さを浅く形成する従来の方
法として、図10に示すような低エネルギーイオン注入
法がある。この方法は、基板101表面のゲート電極1
03脇のソース領域105およびドレイン領域106
に、例えば10keV程度のできるだけ小さい値の注入
エネルギーで不純物イオンを注入する方法であり、不純
物イオン注入層104の深さを数十nm程度に浅くする
ことができる。
【0004】拡散層の接合深さをさらに浅くする従来の
方法として、図11に示すような固層拡散法が例えば特
開平7−312422号公報において提案されている。
この方法は、ゲート電極103の横に例えばリンシリケ
イトガラス(PSG)またはボロンシリケイトガラス
(BSG)からなる不純物を含んだ絶縁膜として側壁1
07をまず形成し、次いで熱処理により側壁107中の
不純物を基板101中に拡散する。これにより、拡散層
の深さを10nmから40nm程度にでき、イオン注入
法に比べてより浅い拡散層を得ることができる。
【0005】また、ソース領域・ドレイン領域の接合深
さをさらに浅くする方法として、図12に示すような方
法が例えば特開平1−125977号公報において提案
されている。この方法は、ゲート電極103の横に絶縁
膜108を介してポリシリコンからなる導電性のあるサ
ブゲート109を設け、それに電圧を印加するものであ
り、この方法によれば、サブゲート109下の基板10
1上にキャリヤが誘起され反転層となったキャリヤ誘起
層111が形成されきわめて浅い導伝層が形成される。
【0006】また、反転層を形成した浅い接合をもった
MOSFETの他の構造として、例えば特開平1−23
2765号公報には、第1ゲート電極の横に第2ゲート
電極として仕事関数の異なる材料、例えば第1ゲート電
極がp型シリコンにより形成されている場合には第2ゲ
ート電極にn型シリコンを用いたり、第1ゲート電極が
n型シリコンにより形成されている場合には第2ゲート
電極に白金を用いるなどして、第2ゲート電極の下に反
転層を形成したものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のMOS
FETでは、下記のような問題点があった。 (1)低エネルギーイオン注入法や固相拡散法において
は、拡散層の接合深さを10nm以下とすることができ
ず、ゲート長0.1μm以下のMOSFETにおいて十
分短チャネル効果を抑制することができない。 (2)サブゲートを設けて電圧を印加して反転層を形成
した構造においては、接合深さは浅いものの、動作時に
サブゲートに電圧を印加しつづけなければならないこと
と、サブゲートとゲート電極およびサブゲートとドレイ
ン領域の間に寄生容量が形成されるために、スイッチン
グ速度の低下を招く。 (3)仕事関数の異なる第2ゲート電極を設けた構造に
おいては、第2ゲート電極がゲート電極と接続してお
り、しかも導電性を持つことから、ゲート電圧印加時に
第2ゲート電極にも電圧がかかるため、第2ゲート電極
とチャネル間の寄生容量が存在してスイッチング速度の
低下をまねく。さらに、ゲート電極および第2ゲート電
極の導電性の型が異なるときは、それぞれに異なる不純
物を導入する必要があるためMOSFETの形成工程が
複雑となる。
【0008】本発明の目的は、短チャネル効果を抑制す
るのに充分な拡散層の接合深さを、寄生容量増加による
スイッチング速度の低下、製造工程の複雑化などの問題
を引き起こさず実現したMOSFETを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のMOSFETは、シリコン基板の上にゲー
ト絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記ゲート
電極の側壁部に設けられたゲート側壁と、前記シリコン
基板上に設けられたソース領域とドレイン領域とを有す
るMOSFETにおいて、前記ゲート側壁が、シリコン
よりバンドギャップが大きく非導電性の半導体層により
形成されるとともに不純物が導入されていることを特徴
とする。
【0010】本発明は、ゲート側壁にシリコンよりバン
ドギャップの大きな半導体を用いているので、ゲート側
壁にドープされた不純物がドナーの場合はその電子のエ
ネルギーはシリコン基板の伝導帯のエネルギー準位より
高くなり、アクセプタの場合はシリコン基板の価電子帯
のエネルギー準位より低くなる。そのため、ゲート側壁
にドナーがドープされていれば、そのエネルギーとシリ
コン基板の伝導帯のエネルギー差のため、ゲート側壁か
らその下のシリコン基板上に電子が移動・蓄積される。
他方、アクセプタがドープされていれば、正孔が移動・
蓄積される。この電子や正孔にはゲート側壁の方向に押
し付けられるように力が働くため、これらの蓄積層はシ
ート状に薄く形成され、その厚さは5nm以下となる。
このため、この部分をソース領域やドレイン領域のゲー
ト端として用いれば、5nm以下の極めて薄いソース領
域・ドレイン領域端を形成することができ短チャネル効
果を抑制することができる。
【0011】本発明の実施態様によれば、前記ゲート側
壁が空乏化することにより非導電性となっている。
【0012】また、本発明の実施態様によれば、前記ゲ
ート側壁と前記ゲート電極の間、または前記ゲート側壁
と前記シリコン基板の間、または前記ゲート側壁と前記
ゲート電極および前記ゲート側壁と前記シリコン基板と
の間に絶縁膜が設けられている。
【0013】本発明は、絶縁膜をゲート側壁とゲート電
極またはゲート側壁とシリコン基板の間に設けるように
したものである。したがって、ゲート側壁とゲート電極
またはゲート側壁とシリコン基板との間の絶縁性を向上
することができる。
【0014】また、本発明のMOSFETの製造方法
は、シリコン基板の上にゲート絶縁膜を介して設けられ
たゲート電極と、前記ゲート電極の側壁部に設けられ、
シリコンよりバンドギャップが大きく非導電性の半導体
層により形成されるとともに不純物が導入されているゲ
ート側壁と、前記シリコン基板上に設けられたソース領
域とドレイン領域とを有するMOSFETの製造方法に
おいて、前記ゲート側壁への不純物の導入を、前記ソー
ス領域および前記ドレイン領域への不純物イオン注入ま
たは前記ゲート電極への不純物イオン注入と同時に行う
ことを特徴とする。
【0015】本発明は、ゲート側壁への不純物導入を、
ソース領域およびドレイン領域への不純物イオン注入ま
たはゲート電極への不純物イオン注入と同時に行うよう
にしたものである。
【0016】したがって、ゲート側壁へイオン注入する
独自の工程を必要としないので、製造工程数を減らすこ
とができる。
【0017】また、本発明のMOSFETは、シリコン
基板の上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
と、前記ゲート電極の側壁部に設けられたゲート側壁
と、前記シリコン基板上に設けられたソース領域とドレ
イン領域とを有するMOSFETにおいて、前記ゲート
側壁が強誘電体材料により形成され、前記シリコン基板
がp形の場合には前記ゲート電極から前記シリコン基板
の方向に分極され、前記シリコン基板がn形の場合は前
記シリコン基板からゲート電極の方向に分極されている
ことを特徴とする。
【0018】本発明は、ゲート側壁に分極された強誘電
体を用いているので、その分極方向により電子または正
孔がゲート側壁とシリコン基板の界面のシリコン基板側
に誘起され、その単位面積当たりの濃度は1×1014
-2程度となる。そして、この電子や正孔にはゲート側
壁の方向に押し付けられるように力が働くため、これら
の層はシート状に薄く形成され、その厚さは5nm以下
となる。このため、この部分をソース領域領域やドレイ
ン領域のゲート端として用いれば、5nm以下の極めて
薄いソース領域・ドレイン領域端を形成することができ
短チャネル効果を抑制することができる。
【0019】また、本発明の実施態様によれば、前記ゲ
ート側壁と前記ゲート電極の間、または前記ゲート側壁
と前記シリコン基板の間、または前記ゲート側壁と前記
ゲート電極および前記ゲート側壁と前記シリコン基板と
の間に絶縁膜が設けられている。
【0020】本発明は、絶縁膜をゲート側壁とゲート電
極またはゲート側壁とシリコン基板の間に設けるように
したものである。したがって、ゲート側壁とゲート電極
またはゲート側壁とシリコン基板との間の絶縁性を向上
することができる。
【0021】また、本発明のMOSFETは、シリコン
基板の上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
と、前記ゲート電極の側壁部に設けられ強誘電体材料に
より形成されたゲート側壁と、前記シリコン基板上に設
けられたソース領域とドレイン領域とを有するMOSF
ETの製造方法において、層間絶縁膜を前記シリコン基
板の上に形成し、前記層間絶縁膜に前記シリコン基板へ
通ずるコンタクト穴を形成し、前記コンタクト穴を金属
で埋め込みコンタクト埋め込みとする工程と、前記ゲー
ト側壁上部に前記層間絶縁膜を介して第1の電極を形成
し、前記コンタクト埋め込みの上部に第2の電極を形成
する工程と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に
電圧を印加し、前記ゲート側壁を分極する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0022】本発明は、シリコン基板上に層間絶縁膜を
形成し、その層間絶縁膜にシリコン基板と電気的に接続
するためのコンタクト埋め込みを設けるとともに層間絶
縁膜を介したゲート電極上部とコンタクト埋め込み上に
それぞれ電極を設けるようにしたものである。
【0023】したがって、その設けられた2つの電極間
に電圧を印加することにより、ゲート側壁を分極するこ
とができる。
【0024】また、本発明のMOSFETは、シリコン
基板の上に複数のウェルが設けられ、前記各ウェル上に
複数のゲート絶縁膜を介して設けられた複数のゲート電
極と、前記各ゲート電極の側壁部に設けられ強誘電体材
料により形成された複数のゲート側壁と、前記各ウェル
上に設けられた複数のソース領域と複数のドレイン領域
とを有するMOSFETの製造方法において、層間絶縁
膜を前記シリコン基板の上に形成し、前記層間絶縁膜に
前記各ウェルへ通ずる複数のコンタクト穴を形成し、前
記各コンタクト穴を金属で埋め込みコンタクト埋め込み
とする工程と、前記各ゲート側壁上部に前記層間絶縁膜
を介して複数の第1の電極を形成し、前記各コンタクト
埋め込みの上部に複数の第2の電極を形成する工程と、
前記各第1の電極どうしと前記各第2の電極どうしをそ
れぞれ配線により接続し、接続された前記各配線の間に
電圧を印加し、前記各ゲート側壁を分極する工程とを有
することを特徴とする。
【0025】本発明は、1つのシリコン基板の複数のウ
ェル上に設けられた複数のMOSFETに対して、シリ
コン基板上に層間絶縁膜を形成し、その層間絶縁膜に各
ウェルと電気的に接続するためのコンタクト埋め込みを
設けるとともに層間絶縁膜を介したゲート電極上部とコ
ンタクト埋め込み上にそれぞれ第1と第2の電極を設
け、第1の電極どうしと第2の電極どうしを配線により
接続したものである。
【0026】したがって、その接続された2つの電極間
に電圧を印加することにより、複数のMOSFETの強
誘電体側壁を同時に分極することができる。
【0027】また、本発明の実施態様によれば、第1と
第2の電極を除去する工程をさらに有する。
【0028】本発明は、ゲート側壁の分極を行った後に
第1と第2の電極を除去するようにして、以後のプロセ
スを進める上で障害とならないようにしたものである。
したがて、MOSFETの製作が容易になる。
【0029】また、本発明の実施態様によれば、前記ゲ
ート側壁より外側のソース領域およびドレイン領域部が
金属材料により形成されていることを特徴とする。
【0030】本発明は、ソース領域およびドレイン領域
を金属材料により形成するようにしたものである。した
がって、イオン注入の工程が不要となりMOSFETを
製造するための工程数を減らすことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態のM
OSFETの製造方法を示す断面摸式図、図2は図1の
MOSFETの構造を示す断面摸式図である。
【0032】本実施形態のMOSFETの製造方法を図
1を用いて説明する。
【0033】本実施形態は、不純物濃度が1×1014
-3程度のp型シリコンの基板1上に酸化シリコンでで
きた5nm厚のゲート絶縁膜2を形成し、絶縁膜2の上
にn型ポリシリコン膜を200nm形成した後、レジス
ト塗布、露光、現像工程をへてエッチングによりゲート
電極3を形成する(図1(a))。
【0034】次に、基板1上にノンドープのシリコンカ
ーバイドを50nm形成した後、異方性エッチングによ
りゲート側壁4を形成する(図1(b))。
【0035】この後、MOSFET全面に砒素または燐
をイオン注入することにより、ゲート電極3、ゲート側
壁4への不純物導入と、基板1表面上にソース領域5お
よびドレイン領域6の形成を同時に行う(図1
(c))。この後、1000℃、30秒間の熱処理を行
い不純物を活性化させる。
【0036】上記の方法によれば、ゲート側壁4への不
純物導入をソース領域5・ドレイン領域6へのイオン注
入と同時に行うことができるので、工程数の増加を回避
することができる。
【0037】本実施形態のMOSFETの構造を図2を
用いて説明する。
【0038】本実施形態のMOSFETは、ゲート側壁
4がシリコンよりバンドギャップの大きなシリコンカー
バイドであるため、その中の電子はエネルギーの低いシ
リコンにより形成された基板1の表面に移動し、キャリ
ヤ誘起層7が形成される。このキャリヤ誘起層7は電子
の波動関数程度の広がりしか持たないために、その厚さ
は5nm以下と薄くなり短チャネル効果を抑制すること
ができる。
【0039】また、ゲート側壁4は半導体で形成されて
いるため、伝導性をもつ可能性があり、その場合にはゲ
ート側壁4はゲート電極3の一部となって実質上ゲート
長が大きくなったり、ドレイン領域6との容量増加の原
因となるため、ゲート側壁4は導電性をもたなくする必
要がある。そのためには、ドナーやアクセプタが空乏化
する程度にゲート側壁4の厚さを薄くする必要がある。
【0040】しかし本実施形態では、ゲート側壁4の膜
厚は50nmと薄いため、電子はすべて基板1に移動
し、ゲート側壁4は空乏化し伝導性を持たなくなる。そ
のため、寄生容量の増加などによりMOSFETの特性
を劣化させることはない。
【0041】本実施形態では、不純物をn型MOSFE
Tの場合の導伝型として記述したが、p型MOSFET
の場合には、導伝型を逆にした不純物を用いればよい。
【0042】また、ここではゲート側壁4の材料とし
て、シリコンカーバイドを用いたが、ダイヤモンドやガ
リウムヒソ、インジウムリンなどシリコンよりバンドギ
ャップの大きい材料を用いれば同様な効果が得られる。
ただし、そのなかの元素がシリコン中に拡散しないよう
なプロセスや材料にする必要がある。 (第2の実施形態)図3は本発明の第2の実施形態のM
OSFETの構造を示す断面摸式図である。図2中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0043】本実施形態は、図2の第1の実施形態に対
して、ゲート電極3の形成後にキャリヤが通過できない
厚さ5nm程度の酸化シリコン膜を絶縁膜8として、ゲ
ート側壁4とゲート電極3およびゲート側壁4と基板1
との間に形成したものである。
【0044】本実施形態は、絶縁膜8、ゲート側壁4を
形成した後、MOSFET全面に不純物をイオン注入す
ることにより、第1の実施形態と同様にゲート側壁4に
不純物を導入することができる。
【0045】本実施形態のMOSFETは、第1の実施
形態と同様に短チャネル効果を抑制することができ、さ
らに絶縁膜8が存在するために、ゲート側壁4とゲート
電極3およびゲート側壁4と基板1間の絶縁性を向上す
ることができる。
【0046】本実施形態ではゲート側壁4とゲート電極
3およびゲート側壁4と基板1との間に絶縁膜8が設け
られていたが、ゲート側壁4とゲート電極3の間または
ゲート側壁4と基板1の間のみに絶縁膜8が設けられて
いてもよい。 (第3の実施形態)図4は本発明の第3の実施形態のM
OSFETの製造方法を示す断面摸式図、図5は図4の
MOSFETの強誘電体側壁44の分極方法を示す断面
模式図、図6は図4のMOSFETの強誘電体側壁44
の分極方向を示す断面模式図、図7は図4のMOSFE
Tの構造を示す断面模式図である。
【0047】本実施形態のMOSFETの製造方法を図
4を用いて説明する。
【0048】本実施形態は、不純物濃度が1×1014
-3程度のp型シリコンの基板41上に酸化シリコンで
できた5nm厚のゲート絶縁膜42、n型ポリシリコン
膜を200nm形成した後、レジスト塗布、露光、現像
工程をへてエッチングによりゲート電極43を形成する
(図4(a))。
【0049】次に、PZTなどの強誘電体膜40をゲー
ト電極43と基板41の上に厚さ50nmで形成し(図
4(b))、異方性エッチングにより強誘電体側壁44
を形成する(図4(c))。
【0050】この後、基板41の表面上に不純物をイオ
ン注入することにより、ソース領域45およびドレイン
領域46を形成することができる。このあと、1000
℃、30秒間の熱処理を行い不純物を活性化させる。
【0051】次に本実施形態のMOSFETの強誘電体
側壁44の分極方法を図5を用いて説明する。図4中と
同番号は同じ構成要素を示す。
【0052】MOSFETを素子分離93およびコンタ
クト層94とともに基板41に形成したあと、層間絶縁
膜99を形成し、基板41へ通ずるコンタクト穴を形成
し、それをタングステンなどで埋め込み、コンタクト埋
め込み100を形成する。
【0053】素子分離93は、SiO2等により形成さ
れ、1つのチップ上に複数のMOSFETを形成する場
合等に、それぞれのMOSFETどうしを電気的に分離
するためのものである。
【0054】コンタクト層94は、コンタクト埋め込み
100と基板41との間を電気的に低抵抗で接続するた
めに、基板41と同じ不純物を高濃度で導入した層であ
る。
【0055】その後、コンタクト埋め込み100の上に
電極113を形成し、層間絶縁膜99を挟んだゲート電
極95上に電極112を形成する。
【0056】そして、電極112と電極113の間に電
圧を印加し、強誘電体側壁44を分極する。電圧の印加
の仕方は、n型MOSFETでは基板41に対して電極
112を正にし、p型MOSFETでは基板41に対し
て電極112を負にすればよい。
【0057】強誘電体側壁44の分極は、図5の状態で
行うか、または、さらにプロセスを進めた状態で行う。
図5の状態で行う場合は、分極後に層間絶縁膜99上に
形成された電極112、113をエッチングにより除去
しても、残しておいてもよい。しかし、電極112、1
13は除去したほうが以後のプロセスを進める上で障害
とならずMOSFETの製作が容易になる。
【0058】本実施形態では、1つのMOSFETに対
する分極方法を示したが、1つの半導体の基板上に複数
のMOSFETが形成されている場合は、複数のMOS
FETの強誘電体側壁を同時に分極することが可能であ
る。この場合、基板上に複数のウェルを形成し、そのそ
れぞれのウェル上に図5のようなMOSFETを形成
し、複数のMOSFETのゲート電極の上に形成された
電極どうしを配線で接続し、コンタクト埋め込みの上に
形成された電極どうしを配線で接続し、それぞれの配線
の間に電圧を印加すれば複数のMOSFETの強誘電体
側壁を同時に分極することができる。
【0059】次に、本実施形態のMOSFETにおける
強誘電体側壁44の分極の方向を図6を用いて説明す
る。図6において、強誘電体44の中の矢印は分極方向
を示している。図4中と同番号は同じ構成要素を示す。
【0060】図6(a)はn型MOSFETにおける分
極方向を示した図であり、強誘電体側壁44の分極方向
は下向きである。この場合、強誘電体側壁44中の下側
は正に帯電するため、それを打ち消すように基板に負の
電荷(電子)が蓄積され、電子誘起層49が形成され
る。
【0061】図6(b)はp型MOSFETにおける分
極方向を示した図であり、強誘電体側壁44の分極方向
は上向きである。この場合、強誘電体側壁44中の下側
は負に帯電するため、それを打ち消すように基板に正の
電荷(正孔)が蓄積され、正孔誘起層50が形成され
る。
【0062】また、上記の分極方向は基板41に対し垂
直な方向を向いているが、必ずしもその必要はなく、垂
直から60度程度傾いてもキャリヤは誘起することがで
きるため問題はない。
【0063】本実施形態のMOSFETの構造を図7を
用いて説明する。図4中と同番号は同じ構成要素を示
す。
【0064】本実施形態は、強誘電体側壁44をゲート
電極43の側面に形成しているため、それをゲート電極
43から基板41方向に平行に分極することにより基板
41の表面に電子が誘起され、キャリヤ誘起層47が形
成される。このキャリヤ誘起層47は電子の波動関数程
度の広がりしか持たないために、その厚さは5nm以下
と薄く、短チャネル効果を抑制することができる。強誘
電体側壁44は伝導性をもたない絶縁体であるため、そ
の形成による寄生容量の増加などのMOSFET特性を
劣化することはない。
【0065】ここでは、不純物はn型MOSFETを仮
定して導伝型を記述したが、p型MOSFETにおいて
は、導伝性が逆のものを用いればよい。 (第4の実施形態)図8は本発明の第4の実施形態のM
OSFETの構造を示す断面摸式図である。図7中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0066】本実施形態は、図7の第3の実施形態の構
造に追加して、ゲート電極43の形成後にキャリヤが通
過できない5nm程度の厚さの酸化シリコン膜を絶縁膜
48として、強誘電体側壁44とゲート電極43および
強誘電体側壁44と基板41の間に形成したものであ
る。本実施形態のMOSFETは、第4の実施形態のよ
うに短チャネル効果を抑制し、さらに絶縁膜48が存在
するために、強誘電体側壁44とゲート電極43や強誘
電体側壁44と基板41間の絶縁性を向上することがで
きる。
【0067】本実施形態ではゲート側壁44とゲート電
極43およびゲート側壁44と基板41との間に絶縁膜
48が設けられていたが、ゲート側壁44とゲート電極
43の間またはゲート側壁44と基板41の間のみに絶
縁膜48が設けられていてもよい。 (第5の実施形態)図9は本発明の第5の実施形態のM
OSFETの構造を示す断面摸式図である。 本実施形
態は、不純物濃度が1×1014cm-3程度のp型シリコ
ンの基板71上に酸化シリコンでできた5nm厚のゲー
ト絶縁膜72、n型ポリシリコン膜を200nm形成し
た後、それをレジスト塗布、露光、現像工程をへてエッ
チングによりゲート電極73を形成し、強誘電体のPZ
T膜100nmを形成したあと異方性エッチングにより
強誘電体側壁74を形成、その後チタンを全面に形成
し、800℃の熱処理により基板71とチタンを反応さ
せ、その後強誘電体側壁74上のチタンの反応物および
チタンをフッ酸系のエッチング液により剥離し、チタン
シリサイドでできた金属層のソース領域75と金属層の
ドレイン領域76を形成する。
【0068】また、強誘電体側壁74の下の基板71の
表面にはキャリヤ誘起層77が形成され、その濃度は1
×1014cm-2程度である。
【0069】本実施形態の構造では、キャリヤ誘起層7
7の外側に金属層でできたソース領域75とドレイン領
域76が形成されている。通常は金属とシリコンが接触
している場合には、その間にショットキーバリヤという
ポテンシャル障壁が存在し、接触抵抗が生ずる。そし
て、この接触抵抗によりMOSFETの特性が劣化す
る。但し、半導体側の不純物濃度が高い場合には、この
ポテンシャル障壁厚が薄くなるため、小さな接触抵抗に
なる。
【0070】本実施形態の場合には、キャリヤ誘起層7
7の濃度は非常に高く、単位体積当たりの濃度に換算す
ると1×1020cm-3程度のため、接触抵抗はMOSF
ETのチャネル抵抗に比べるとほとんどゼロに近く、M
OSFETの特性には問題とならない。そして、短チャ
ネル効果については、第4の実施形態と同じく抑制する
ことができる。そのため、ソース領域75、ドレイン領
域76を金属層により形成すると、短チャネル効果を抑
制できるとともに、イオン注入の工程を不要とすること
ができMOSFETを製造するための工程数を減らすこ
とができる。
【0071】本実施形態では、ゲート側壁として強誘電
体を用いた場合について述べたが、第1の実施形態のよ
うにシリコンよりバンドギャップが大きく、不純物をド
ープした半導体を用いた場合でも同様な効果がある。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ゲート
端の基板上部に浅いソース領域、ドレイン領域の一部を
形成することができ、0.1μm以下のゲート長をもつ
MOSFETにおいて、寄生抵抗を増加することなく短
チャネル効果を抑制することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のMOSFETの製造
方法を示す断面模式図である。
【図2】図1のMOSFETの構造を示す断面模式図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態のMOSFETの構造
を示す断面模式図である。
【図4】本発明の第3の実施形態のMOSFETの製造
方法を示す断面模式図である。
【図5】図4のMOSFETの強誘電体側壁44の分極
方法を示す断面模式図である。
【図6】図4のMOSFETの強誘電体側壁44の分極
方向を示す断面模式図である。
【図7】図4のMOSFETの構造を示す断面模式図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施形態のMOSFETの構造
を示す断面模式図である。
【図9】本発明の第5の実施形態のMOSFETの構造
を示す断面模式図である。
【図10】従来のMOSFETの構造を示す断面模式図
である。
【図11】従来のMOSFETの構造を示す断面模式図
である。
【図12】従来のMOSFETの構造を示す断面模式図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 ゲート絶縁膜 3 ゲート電極 4 ゲート側壁 5 ソース領域 6 ドレイン領域 7 キャリヤ誘起層 8 絶縁膜 40 強誘電体膜 41 基板 42 ゲート絶縁膜 43 ゲート電極 44 強誘電体側壁 45 ソース領域 46 ドレイン領域 47 キャリヤ誘起層 48 絶縁膜 49 電子誘起層 50 正孔誘起層 71 基板 72 ゲート絶縁膜 73 ゲート電極 74 強誘電体側壁 75 ソース領域 76 ドレイン領域 77 キャリヤ誘起層 93 素子分離 94 コンタクト層 99 層間絶縁膜 100 コンタクト埋め込み 101 基板 102 ゲート絶縁膜 103 ゲート電極 104 不純物イオン注入層 105 ソース領域 106 ドレイン領域 107 側壁 108 絶縁膜 109 サブゲート 110 不純物拡散層 111 キャリア誘起層 112、113 電極

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁部に設けられたゲート側壁と、 前記シリコン基板上に設けられたソース領域とドレイン
    領域とを有するMOSFETにおいて、 前記ゲート側壁が、シリコンよりバンドギャップが大き
    く非導電性の半導体層により形成されるとともに不純物
    が導入されていることを特徴とするMOSFET。
  2. 【請求項2】 前記ゲート側壁が空乏化することにより
    非導電性となっている請求項1記載のMOSFET。
  3. 【請求項3】 前記ゲート側壁と前記ゲート電極の間、
    または前記ゲート側壁と前記シリコン基板の間、または
    前記ゲート側壁と前記ゲート電極および前記ゲート側壁
    と前記シリコン基板との間に絶縁膜が設けられている請
    求項1または2記載のMOSFET。
  4. 【請求項4】 シリコン基板の上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁部に設けられ、シリコンよりバン
    ドギャップが大きく非導電性の半導体層により形成され
    るとともに不純物が導入されているゲート側壁と、 前記シリコン基板上に設けられたソース領域とドレイン
    領域とを有するMOSFETの製造方法において、 前記ゲート側壁への不純物の導入を、前記ソース領域お
    よび前記ドレイン領域への不純物イオン注入または前記
    ゲート電極への不純物イオン注入と同時に行うことを特
    徴とするMOSFETの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板の上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁部に設けられたゲート側壁と、 前記シリコン基板上に設けられたソース領域とドレイン
    領域とを有するMOSFETにおいて、 前記ゲート側壁が強誘電体材料により形成され、前記シ
    リコン基板がp形の場合には前記ゲート電極から前記シ
    リコン基板の方向に分極され、前記シリコン基板がn形
    の場合は前記シリコン基板からゲート電極の方向に分極
    されていることを特徴とするMOSFET。
  6. 【請求項6】 前記ゲート側壁と前記ゲート電極の間、
    または前記ゲート側壁と前記シリコン基板の間、または
    前記ゲート側壁と前記ゲート電極および前記ゲート側壁
    と前記シリコン基板との間に絶縁膜が設けられている請
    求項5記載のMOSFET。
  7. 【請求項7】 シリコン基板の上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁部に設けられ強誘電体材料により
    形成されたゲート側壁と、 前記シリコン基板上に設けられたソース領域とドレイン
    領域とを有するMOSFETの製造方法において、 層間絶縁膜を前記シリコン基板の上に形成し、前記層間
    絶縁膜に前記シリコン基板へ通ずるコンタクト穴を形成
    し、前記コンタクト穴を金属で埋め込みコンタクト埋め
    込みとする工程と、 前記ゲート側壁上部に前記層間絶縁膜を介して第1の電
    極を形成し、前記コンタクト埋め込みの上部に第2の電
    極を形成する工程と、 前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加
    し、前記ゲート側壁を分極する工程とを有することを特
    徴とするMOSFETの製造成方法。
  8. 【請求項8】 シリコン基板の上に複数のウェルが設け
    られ、前記各ウェル上に複数のゲート絶縁膜を介して設
    けられた複数のゲート電極と、 前記各ゲート電極の側壁部に設けられ強誘電体材料によ
    り形成された複数のゲート側壁と、 前記各ウェル上に設けられた複数のソース領域と複数の
    ドレイン領域とを有するMOSFETの製造方法におい
    て、 層間絶縁膜を前記シリコン基板の上に形成し、前記層間
    絶縁膜に前記各ウェルへ通ずる複数のコンタクト穴を形
    成し、前記各コンタクト穴を金属で埋め込みコンタクト
    埋め込みとする工程と、 前記各ゲート側壁上部に前記層間絶縁膜を介して複数の
    第1の電極を形成し、前記各コンタクト埋め込みの上部
    に複数の第2の電極を形成する工程と、 前記各第1の電極どうしと前記各第2の電極どうしをそ
    れぞれ配線により接続し、接続された前記各配線の間に
    電圧を印加し、前記各ゲート側壁を分極する工程とを有
    することを特徴とするMOSFETの製造成方法。
  9. 【請求項9】前記第1と第2の電極を除去する工程をさ
    らに有する請求項7または8記載のMOSFETの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ゲート側壁より外側のソース領域
    およびドレイン領域部が金属材料により形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、5、6のいずれか
    1項記載のMOSFET。
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