JP3060680B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JP3060680B2
JP3060680B2 JP03337636A JP33763691A JP3060680B2 JP 3060680 B2 JP3060680 B2 JP 3060680B2 JP 03337636 A JP03337636 A JP 03337636A JP 33763691 A JP33763691 A JP 33763691A JP 3060680 B2 JP3060680 B2 JP 3060680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
memory
gate electrode
insulating film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03337636A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0536989A (ja
Inventor
昌司 小山
達朗 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to US07/978,899 priority Critical patent/US5321286A/en
Priority to EP92119897A priority patent/EP0544204B1/en
Priority to DE69229467T priority patent/DE69229467T2/de
Publication of JPH0536989A publication Critical patent/JPH0536989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3060680B2 publication Critical patent/JP3060680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/788Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0483Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells having several storage transistors connected in series

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に、紫外線消去型プログラマブロム(以下、EPRO
M)及び電気的消去可能プログラマブルロム(以下、E
EPROM)等の不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置にはEPRO
M,EEPROM等があり、それら不揮発性半導体記憶
装置を構成するメモリトランジスタは基板上に絶縁膜を
介して設けられた浮遊ゲート電極を有する構造が一般的
である。
【0003】図21,図22は浮遊ゲート構造を示す断
面図である。ここで図2はチャンネル長方向に、図22
はチャンネル幅方向に切断した断面を示す。図におい
て、1は半導体基板、2a,2bはそれぞれドレイン,
ソース領域となる不純物拡散層、3は第1のゲート絶縁
膜、4は浮遊ゲート電極、5は第2のゲート絶縁膜、6
は制御ゲート電極、7は層間絶縁膜、8はフィールド絶
縁膜である。
【0004】このメモリトランジスタは浮遊ゲート電極
に蓄積する電荷に応じてしきい値の変化を生じる。記憶
はこの電荷によって行われ、記憶内容の判別はしきい値
変化をチャンネル電流量の変化として検出する。プログ
ラムは主にチャンネル領域からのホットエレクトロン注
入(以下、HEプログラムという)や第1ゲート絶縁膜
を通してF−Nトンネリング現象(以下、FNプログラ
ムという)及びアバランシェブレークダウンによるホッ
トホール注入(以下、HHプログラムという)等で行
う。
【0005】図23はEPROMや一括消去型EEPR
OM(以下、フラッシュEPROMと総称する)で使わ
れる一般的なメモリアレイの等価回路図である。ここで
Mi,j(i=1,2、j=1,2)はメモリトランジスタ
を示しており、X1,X2はワード線でメモリトランジス
タの制御ゲート電極6を行毎に接続している。Y1,Y2
はビット線であり、ドレイン2aを列毎に接続してい
る。Sはソース線であり、ソース2bを共通して接続し
ている。
【0006】以下にこの従来例の動作について述べる。
まず読み出し動作では、選択したワード線X1(X2)
を、例えば5Vなどの高電圧に、他のワード線X2(X
1)を例えば0V等の低電圧にバイアスする。また、選
択したビット線を1V等の電圧に、また他のビット線を
オープン状態にする。この選択したビット線Y1(Y2)
はセンスアンプ(不図示)に接続される。この結果、選
択ワード線X1(X2)と選択ビット線Y1(Y2)の交点
に位置するメモリトランジスタのしきい値がビット線を
流れる電流の有無となる。つまり、メモリトランジスタ
のしきい値が5V以下であれば、チャンネル電流が生
じ、5V以上であれば電流は流れない。この電流の有無
により生じる電位変化をセンスアンプがリファレンス電
源と比較してその出力を決定する。
【0007】次に書き込み動作では、選択したワード線
X1(X2)を例えば5V等の高電圧に、他のワード線
X2(X1)を例えば0Vなどの低電圧にバイアスする。
また選択したビット線Y1(Y2)を7V等の電圧に、ま
た他のビット線Y2(Y1)をオープン状態にする。この
結果、選択ワード線X1と選択ビット線Y1の交点に位置
するメモリトランジスタにのみチャンネル電流が生じホ
ットエレクトロンが発生し、電子が浮遊ゲート電極に注
入される。この動作を電子注入を行うメモリトランジス
タを逐次選択して選択的に実行する。
【0008】消去動作では、EPROMは紫外線をメモ
リトランジスタのアレイに照射して行う。一方、フラッ
シュEPROMの場合は、全てのワード線X1,X2を例
えば0Vの低電圧に、全てのビット線Y1,Y2をオープ
ンにし、ソース線Sに、例えば12Vの高電圧を印加す
る。この結果、ソース−浮遊ゲート電極間の電界が強く
なり、浮遊ゲート電極4からソース電極へ電子の放出が
生じ消去が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの動作に対して
従来の構造では、以下に述べる構造的な特徴とそれに伴
う欠点がある。まず従来例の構造的特徴を略述すると、
第1の構造的特徴は基板上にソース・ドレイン領域2
a,2bが形成されていることがあり、第2の構造的特
徴は半導体基板表面をチャンネルとしていることであ
り、第3の構造的特徴は素子間分離が基板表面に形成さ
れた厚いフィールド絶縁膜8と絶縁膜下の不純物(チャ
ンネルストッパ)によって行われていることである。
【0010】かかる第1〜第3の構造的特徴は以下の問
題点となる。先ず、第1の構造的特徴はドレイン2aと
固定電位に接続された基板1との間に空乏層が発生し、
寄生容量が生じる。この寄生容量はドレイン2aの総面
積及び基板不純物濃度に依存する。基板濃度を7×10
16cm-3とするとドレイン電圧VD=1Vで容量は1μm2
当り約1×10-3pFになる。実際の製品ではビット線
Y1,Y2に多数のメモリトランジスタが接続されている
ため、このビット線に結合している総寄生容量は数pF
になる。ところがこの寄生容量は、ビット線電位の変化
スピードを阻害する。すなわち、ドレイン電圧のチャー
ジアップに要する時間はバイアストランジスタ抵抗とこ
の容量の積による時定数に比例し、ディスチャージに要
する時間はセルトランジスタの抵抗と寄生容量の積によ
る時定数に比例することになる。このため、この構造で
は大容量化したときに読み出し速度の低下が問題にな
る。
【0011】構造的特徴1に関する第2の問題点は、ド
レイン2aが基板1内に形成されているため、ドレイン
空乏層内に欠陥があった場合、接合リークが生じる。こ
のリーク電流がセル読み出し電流に比べて無視できない
程度に大きい場合、書き込みセルの読み出しができな
い。特に、この構造では素子分離の厚い絶縁膜領域に基
板結晶欠陥が生じやすく、この現象による歩留り低下が
問題になる。
【0012】構造的特徴2に関する第3の問題点3は、
ソース2bが基板上に形成されているため、ソース電極
に高電圧を印加し消去を行おうとした場合、F−Nトン
ネル電流の他にアバランシェブレークダウン電流やリー
ク電流が生じ基板に流出してしまう。このためソース電
圧の供給を、例えば低電源電圧から昇圧を行うチャージ
ポンプで電源等で行うと、電流供給能力不足のために寄
生電流流出による電圧降下が生じ、所望の高電圧を印加
ができない、すなわち消去ができないという問題が生じ
る。
【0013】構造的特徴2に関する他の問題点はメモリ
トランジスタのしきい値VTMが基板電位VSUBに以下の
式に応じて変化することである。 VTM=VTMO−(4εsiεoqNAφs)1/2/COX+(2εsiεOqNA(|VSUB| +2φf)1/2/COX ここでVTMOはVSUB=0Vの時のしきい値、εSiはシリ
コンの誘電率、εOは真空の誘電率、qは電子の電荷
量、NAは基板不純物濃度、φfはフェルミレベル、COX
はゲート酸化膜容量である。このため基板電位を印加す
るとメモリトランジスタのしきい値VTMは上昇する。一
方、基板電位を印加すると拡散層容量が低下するため周
辺トランジスタの高速動作には有利になる。このため基
板バイアスの手法はダイナミックランダムアクセスメモ
リ(DRAM)等では一般的に用いられている。ところ
がEPROM、EEPROMではチャンネル部不純物濃
度が高く基板バイアス効果によるしきい値VTM上昇が大
きい。このため周辺回路部の高速化に対してのトレード
オフが大きく基板バイアスができないという問題があ
る。
【0014】構造的特徴3に関する問題点は厚いフィー
ルド絶縁膜8はLOCOS法と称される選択酸化方法で
形成されるのが一般的であるが、この方法によるとバー
ズビークと呼ばれるチャンネル領域へのフィールド絶縁
膜8の侵食が生じることである。また絶縁膜下の不純物
のチャンネル領域への侵入も生じナローチャンネル効果
が顕著になり実効的なチャンネル幅が初期パターニング
チャンネル幅よりも小さくなる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の要旨
は、半導体基板上方に形成された浮遊ゲート電極と、
浮遊ゲート電極上方に設けられた制御ゲート電極とを有
し、半導体基板の主面を被う第1絶縁膜と、該第1絶縁
膜上の半導体膜中に形成されたソース領域とチャンネル
領域とドレイン領域と、上記チャンネル領域上の第1ゲ
ート絶縁膜と、該第1ゲート絶縁膜上に設けられた上記
浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上に形成された第2ゲート
絶縁膜と、該第2ゲート絶縁膜上に設けられた上記制御
ゲート電極を含む薄膜メモリトランジスタを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、上記半導体基板の表面部
に形成されたソース領域及びドレイン領域と、該ソース
領域とドレイン領域との間に設けられたチャンネル領域
と、該チャンネル領域を被う第3ゲート絶縁膜と、該第
3ゲート絶縁膜上の浮遊ゲート電極と、該浮遊ゲート電
極を被う第4ゲート絶縁膜と、該第4ゲート絶縁膜上の
制御ゲート電極とを含む基板メモリトランジスタを更に
有し、該基板メモリトランジスタを被う第2絶縁膜上に
上記薄膜メモリトランジスタを設けたことである。
【0016】本願第2の要旨は、浮遊ゲート電極及び制
御ゲート電極を有するメモリ用電界効果トランジスタと
第1の選択用電界効果トランジスタを並列に接続した対
を1単位とし複数単位を直列に接続したトランジスタ群
の端部に少なくとも1以上の第2の選択用電界効果トラ
ンジスタを直列に接続してメモリセルアレイ構成群と
し、該メモリセルアレイ構成群を行列状に配列したメモ
リセルアレイと、前記メモリ用電界効果トランジスタの
制御ゲート電極を各行毎に接続した第1のワード線と、
前記第1の選択用電界効果トランジスタのゲート電極を
各行毎に接続した第2のワード線と、前記第2の選択用
電界効果トランジスタのゲート電極を行毎に接続した選
択線と、前記メモリセルアレイ構成群のドレイン電極を
各列毎に接続したビット線と、前記メモリセルアレイ構
成群のソース電極を共通に接続したソース線とを備えた
不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリ用電界効
果トランジスタのチャンネル部が半導体基板の所定の領
域に設けられた前記第1の選択用電界効果トランジスタ
のゲート電極の上部に積層して設けられていることであ
る。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1,図2は本発明の第1実施例のNチャン
ネルメモリトランジスタの構造を示す断面図であり、図
1はチャンネル長方向に、図2はチャンネル幅方向の断
面を示している。
【0018】図において、1は例えば不純物濃度1×1
15cm-3のP型シリコン基板、9は例えば厚さ5000
オングストロームのシリコン酸化膜(以下、SiO2)、
10a,10bは厚さ400オングストロームのアモル
ファスシリコン膜内の内のドレインとソース領域であ
り、ソース・ドレイン領域10b,10aはAS不純物
濃度1×1021cm-3である。11はB不純物濃度が5×
1016cm-3の厚さ400オングストロームの上記アモル
ファスシリコン膜に形成されたチャンネル領域であり、
3は厚さ250オングストロームの気相成長法による第
1のゲート酸化膜(SiO2)、4はP不純物濃度5×1
20cm-3の1500オングストロームの多結晶シリコン
からなる浮遊ゲート電極、5は例えば50オングストロ
ームの気相成長法によるシリコン酸化膜(SiO2)と7
0オングストロームの窒化珪素膜(以下、Si34)と
50オングストロームの気相成長法によるシリコン酸化
膜(SiO2)の三層構造からなる第2のゲート絶縁膜、
6は例えばP不純物濃度が1×1021cm-3の厚さ300
0オングストロームのポリシリコンからなる制御ゲート
電極、7は例えば厚さ7000オングストロームのBP
SGからなる層間絶縁膜、12は制御ゲート電極6下で
シリコン酸化膜9上の絶縁膜であり、本実施例では第2
ゲート絶縁膜5と同様に三層膜を使用している。
【0019】本実施例の特徴はソース,ドレイン,チャ
ンネル領域10b,10a,11が基板1上の比較的厚
い絶縁膜9上に形成した半導体薄膜内に形成されている
ことにある。このためチャンネル領域11の基板電位は
フローティング状態となる。しかしながら本願発明者に
よる実験結果では、このチャンネル領域11の半導体薄
膜の厚さが700オングストローム以下であれば、ゲー
ト電界によりチャンネル領域11薄膜電位を制御できる
ことが明らかになった。したがって、本実施例の構造に
よるメモリトランジスタは従来のメモリトランジスタと
同様の動作を実現できる上、本実施例による薄膜メモリ
トランジスタは以下に述べる利点を有する。
【0020】第1の利点はドレイン電極−基板間容量を
厚い絶縁膜9を介した電極間容量とできるので、絶縁膜
9を厚くすれば寄生容量を小さくできることである。具
体的には絶縁膜9は5000オングストロームの場合、
寄生容量は1μm2当り約1×10-4pFになり、従来の
基板上拡散層容量の約10分の1まで小さくできる。こ
のためビット線総寄生容量も顕著に軽減できる。その結
果、本実施例にかかる構造は高速読み出し動作に適して
いる。
【0021】本実施例の第2の利点は、ドレイン領域1
0a、ソース領域10bともに絶縁膜で基板1から分離
されているため、チャンネル領域とのリーク以外は接合
リークが生じない。このため製品の歩留りを向上でき
る。
【0022】本実施例の第3の利点はアモルファスシリ
コン膜に基板電極を持たないため、ソース側に高電圧を
印加する消去動作時にアバランシェブレークダウンブレ
ークダウンやチャンネルリークを起こしても、リーク電
流の流出先はビット線のみしかない。したがって、ビッ
ト線を開放電位に設定しておけば、電流はF−N電流の
みである。このためチャージポンプ等の装置内昇圧電源
による効率的な消去が可能である。
【0023】本実施例の第4の利点は薄膜メモリトラン
ジスタの基板電位はゲート電極6の電位とシリコン基板
1の基板電極電位で決定される。基板上の絶縁膜9の厚
さを第1のゲート絶縁膜3と第2のゲート絶縁膜5に比
べて十分厚くすれば、基板1の電位の影響は少ない。し
たがって、シリコン基板1を負電位にバイアスしてもメ
モリトランジスタのしきい値上昇及びオン電流の減少は
生じない。したがって、セル電流への悪影響なしで基板
上に製造した周辺回路部においての基板バイアスによる
容量低減等の効率が期待できる。
【0024】本実施例の第5の利点は能動素子を絶縁膜
9上の薄膜半導体に形成しているため、薄い絶縁膜12
で薄膜半導体を覆うことにより素子分離が容易に達成で
きる。つまり素子幅は薄膜半導体のパターニング幅だけ
で決定され、その後、素子幅の変動はない。また分離の
ための不純物導入(チャンネルストッパ)もなく従来例
で問題になったナローチャンネル効果は生じない。むし
ろ半導体薄膜の側壁部もチャンネルとして利用できる。
このため素子幅の縮小にともなう制限が少ない。
【0025】図3,図4はそれぞれ本発明の第2実施例
に係るNチャンネルメモリトランジスタの構造を示す断
面図であり、図3はチャンネル長方向の、図4はチャン
ネル方向の断面を示している。以下第1実施例と異なる
部分のみ説明する。13は制御ゲート電極6と、浮遊ゲ
ート電極4とを覆うゲート電極保護用シリコン酸化層で
あり、気相成長法によるSiO2デポジションと異方性エ
ッチングによるエッチバックにより形成される。14は
厚さ1000オングストロームのTiSi2層であり、薄
膜半導体ソース・ドレイン用不純物領域の形成及びゲー
ト電極保護用シリコン酸化膜13を形成後に、Tiター
ゲットをスパッタし、アニールによるシリサイド化と、
アルカリ系溶液による未反応Tiの選択的除去により形
成される。15は幅0.3μmの浮遊ゲート電極4と薄
膜チャンネル11の側面を覆うSiO215は制御ゲート
電極6の電界による半導体薄膜の寄生側部チャンネルリ
ークを防止するために設けられている。
【0026】この第2実施例の第1の特徴はソース・ド
レイン領域10b,10aがシリサイデーションされて
いることにある。このため半導体薄膜拡散層寄生抵抗に
よるチャンネル電流減少が防止できる。特に半導体薄膜
チャンネル11の厚さは、ショートチャンネル効果抑制
のために、例えば、0.5μmのチャンネル長であれば
400オングストローム以下の薄さに設定する必要があ
る。このような場合には寄生抵抗効果が大きく、ソース
・ドレインシリサイデーションが抵抗軽減に有効であ
る。
【0027】第2実施例の第2の特徴は、浮遊ゲート電
極幅とチャンネル幅が自己整合的に形成されてることで
ある。この構造は絶縁膜9上にアモルファスシリコン薄
膜材料、第1のゲート絶縁膜3、浮遊ゲート電極材料
4、及びマスク材を積層形成した後、同一のマスクパタ
ーンで順次エッチングし、その後側壁用SiO215を形
成し、マスク材を除去した後に第2のゲート絶縁膜を形
成して実現できる。この第2の特徴により第2の実施例
では第1実施例に比べ半導体薄膜11と浮遊ゲート電極
4との合わせマージンのためのオーバーラップを設定す
る必要がなく、より微細化・高集積化に適している。
【0028】図5〜図7は本発明の実施例である薄膜メ
モリトランジスタをセルアレイとしてレイアウトした例
である。ここで10aは薄膜メモリトランジスタのドレ
インであり、隣接したメモリトランジスタと共有されて
いる。10bは薄膜メモリトランジスタのソースであ
り、隣接したメモリトランジスタと共有されている。ソ
ース電極10bはソース配線を介してチャンネル幅方向
に接続されている。
【0029】このソース配線は例えばリン(P)をドー
ピングした1000オングストロームのポリシリコン膜
16と、厚さ1000オングストロームのTiSi2膜1
4の積層構造になっている。浮遊ゲート電極4及び制御
ゲート電極6とポリシリコン膜16はゲート電極保護膜
13によって絶縁される。Tiのスパッタ前にドレイン
領域10a上のSiO2を除去した後にソース配線のポリ
シリコン16上とドレイン領域10a上に同時にTiSi
2層14を第2実施例と同様の方法で形成する。このた
めソース配線の低抵抗比、ドレイン領域抵抗の低抵抗化
が同時に実現できる。
【0030】次に、例えば厚さ8000オングストロー
ムのBPSGからなる層間絶縁膜7にコンタクト孔17
を開孔し、ビット線となる例えば1.0μmのAl等から
なる金属配線とドレイン領域10aとの接続をとってい
る。本実施例の等価回路は従来例と同じで図23に示さ
れる。そのため動作そのものは従来例と同じである。し
かしながら第1実施例で述べた利点はそのまま保存され
ている。
【0031】図8は本発明の第3実施例に係る構造を示
す断面図であり、図6と同じくチャンネル長方向の断面
を示している。この実施例の特徴は従来例の基板上のメ
モリトランジスタの上に本発明の薄膜メモリトランジス
タを積層して形成していることである。下層は例えばA
Sを5×1015cm-2イオン注入して形成したドレイン領
域2a及びソース領域2bと、例えば250オングスト
ロームのSiO2からなる第1のゲート絶縁膜3aと、例
えばPを含む1500オングストロームのPを含むポリ
シリコン膜からなる浮遊ゲート電極4aと、例えば50
オングストロームのSiO2、70オングストロームのS
iN4、50オングストロームのSiO2の三層膜からなる
第2の絶縁膜5aと、例えば、1500オングストロー
ムのPを含むポリシリコン膜と1500オングストロー
ムのWSiの二層膜からなる制御ゲート電極6aとから
なる基板メモリトランジスタである。上層は例えば30
0オングストロームのアモルファスシリコン膜内にAS
を1×1015cm-2イオン注入して形成したドレイン領域
10a及びソース領域10bと、アモルファスシリコン
膜内にBを1×1012cm-2イオン注入してP型にドーピ
ングしたチャンネル領域11と、例えば250オングス
トロームの高温気相成長法による第1のゲート絶縁膜3
bと、下層のメモリトランジスタと同様の材料からなる
浮遊ゲート電極4b、第2のゲート絶縁膜5b、制御ゲ
ート電極6bとからなる薄膜メモリトランジスタであ
る。
【0032】この上層の薄膜メモリトランジスタは、ア
モルファスシリコン膜中のドレイン領域10a及びソー
ス領域10bが、それぞれ下層の基板メモリトランジス
タのドレイン領域2a及びソース領域2bに接続されて
おり、上層,下層のメモリトランジスタは例えば厚さ3
00オングストロームのゲート電極保護用SiO213a
により絶縁されている。また上層の薄膜メモリトランジ
スタの浮遊ゲート電極・制御ゲート電極は、例えば厚さ
2000オングストロームのゲート電極保護用SiO2
3bにくるまれており、TiSi2膜14形成時にゲート
電極がシリサイデーション化されないようになってい
る。更に、例えば厚さ10000オングストロームのB
PSGで平坦化された層間膜7内にはコンタクト孔16
が開孔され、例えば選択気相成長法によるWからなるコ
ンタクト埋め込み材料19により金属配線18とドレイ
ン領域10a及び2aとの接続がとられている。
【0033】この第3実施例の等価回路も図23と同様
になる。単に下層の制御ゲート電極からなるワード線
と、上層の制御ゲート電極からなるワード線を独立に選
択することにより、従来と同様の動作が可能である。こ
の第3実施例の利点は、薄膜メモリトランジスタを積層
することによる高集積化が可能であることである。これ
が本実施例の利点である。なお本実施例では積層数は二
層のみであるが、これは原理的には何層でも積層してい
くことが可能である。したがって多層化により、大容量
不揮発性メモリが製造することが可能である。
【0034】図9は本発明の不揮発性半導体記憶装置の
第4実施例の平坦図、図10,図11は構造断面図で、
それぞれ図9の縦方向断面A−A’,B−B’面に沿っ
て切断された断面としている。さらに図12〜図15も
同様に構造断面図で、それぞれ図9の横方向断面C−
C’,D−D’,E−E’,F−F’面に沿って切断さ
れた断面である。ここで101は例えば13ΩcmのP型
半導体基板、102a,102b,102cは例えばA
S等のN型不純物からなる第1の不純物拡散層、103
は例えば厚さ300オングストロームのシリコン酸化膜
からなる第1の選択用MOS型トランジスタのゲート絶
縁膜、104は例えばP等の不純物を含む多結晶シリコ
ンからなる厚さ3000オングストロームの第1の選択
用の基板トランジスタのゲート電極、105は例えば厚
さ300オングストロームのシリコンからなる第2の選
択用の基板トランジスタのゲート絶縁膜、106は例え
ばP等の不純物を含む多結晶シリコンからなる厚さ30
00オングストロームの第2の選択用の基板トランジス
タのゲート電極、107は例えば化学的気相成長法によ
って形成された2500オングストロームのシリコン酸
化膜からなるトランジスタ層間絶縁膜、108aは例え
ばAS等を高濃度に含むN型多結晶シリコンからなる厚
さ500オングストロームの薄膜メモリトランジスタの
不純物拡散層、108bは例えばB等を3×10-16cm
-3の高濃度に含むP型多結晶シリコンからなる厚さ50
0オングストロームの薄膜メモリトランジスタのチャン
ネル領域、109は例えば厚さ120オングストローム
のシリコン酸化膜からなる薄膜メモリトランジスタの第
1ゲート絶縁膜、110は例えばP等の不純物を含む多
結晶シリコンからなる厚さ2000オングストロームの
浮遊ゲート電極、111は例えば厚さ200オングスト
ロームのシリコン酸化膜からなる薄膜メモリトランジス
タの第2ゲート絶縁膜、112は例えばP等の不純物を
含む多結晶シリコンからなる厚さ3000オングストロ
ームの制御ゲート電極、113は金属配線と各部の絶縁
膜を行う例えば厚さ1.0μmのBPSG等からなる金
属配線層間膜、114はコンタクト孔、115は例えば
厚さ1.0μmのAl等からなる金属配線、116は例え
ば厚さ6000オングストロームのシリコン酸化膜から
なるフィールド絶縁膜である。
【0035】第2の選択用の基板トランジスタのゲート
電極106は、セルアレイ内では図9に示すように行毎
に接続されていて選択線となる。また、第1の選択用の
基板トランジスタのゲート電極4はセルアレイ内では図
9に示すように行毎に接続されていて第2のワード線と
なる。更に、制御ゲート電極112はセルアレイ内では
図9に示すように行毎に接続されていて第1のワード線
となる。またフィールド絶縁膜16は各トランジスタの
不純物拡散102a,102cを列毎に分離している。
【0036】本実施例は半導体基板101上に設けられ
た第2の選択用の基板型トランジスタと、この第2の選
択用の基板型トランジスタに直列に接続された本発明に
よる複数の薄膜メモリ型トランジスタに加えて、この薄
膜メモリ型トランジスタのそれぞれに並列に第1の選択
用の基板型トランジスタを接続している。しかも薄膜メ
モリ型トランジスタを平面的なセル占有面積の増加を防
ぐために、第1の選択用の基板型トランジスタの上部に
積層して設けたことが特徴である。そのために、薄膜メ
モリ型トランジスタは本実施例では、例えば絶縁膜上の
多結晶シリコンによるソース・ドレイン電極、チャンネ
ル領域およびその上部の第1ゲート絶縁膜109、浮遊
ゲート電極110、第2ゲート絶縁膜111、制御ゲー
ト電極112から構成されている。また、ソース・ドレ
イン電極、チャンネル領域は列毎に絶縁分離されてい
る。この直列トランジスタ群のドレイン電極には、コン
タクト孔114が開孔されていて、ビット線となる金属
配線115が接続されている。また、直列トランジスタ
群のソース電極は各群で共通に接続されていて、ソース
拡散層配線を構成している。
【0037】次に本実施例の動作について図16の等価
回路図を用いて説明する。符号QSi,j(i=1〜2,j
=1〜6)は第1の選択用トランジスタであり、符号Q
Mi,j(i=1〜2,j=1〜6)はメモリトランジスタ
である。メモリトランジスタQMi,jと第1の選択用ト
ランジスタQSi,jはそれぞれ対をなし、これらの対が
3対直列に接続されていて、例えばQM1,1,QM1,2,
M1,3とQS1,1,QS1,2,QS1,3からなる1つの群
をなす。メモリセルアレイはこの群を行列状に配置して
得られる。ただし図9の平面図ではソース拡散層配線お
よびビット線コンタクト114を2つの群で共有するよ
うに折り返しにレイアウト配置したようになっている。
メモリトランジスタの制御ゲート電極112は各行毎に
第1のワード線Xi(i=1〜6)に、また第1の選択用
トランジスタのゲート電極104は各行毎に第2のワー
ド線Zi(i=1〜6)に接続されている。直列に接続さ
れたトランジスタ群のドレイン電極102aは列毎にビ
ット線Yi(i=1〜2)に接続されており、一方、ソー
ス電極102bは共通にソース線Sに接続されている。
さらに、第2の選択用トランジスタのゲート電極106
は行毎に接続していて選択線Ci(i=1〜2)を構成し
ている。表1は書き込みモードにおける代表的なメモリ
トランジスタを選択した場合の各ワード線,各ビット
線,各選択線,ソース線のバイアス電位を示す。ここで
表中の数値の単位はいずれもボルト(V)である。
【0038】
【表1】
【0039】ただし、本発明での書き込みとは浮遊ゲー
ト電極に電子を注入することによって、メモリトランジ
スタのしきい値電圧を増大させることをいう。この例で
の書き込みはチャンネル電流によるホットエレクトロン
注入を利用している。例えば、QM1,1を書き込む場合
には、このメモリトランジスタQM1,1のドレイン電極
にはビット線Y1より第2の選択用トランジスタQc1を
介して6V、制御ゲート電極には第1のワード線X1よ
り10Vが供給される。一方、このメモリトランジスタ
と対をなし並列に接続された第1の選択用トランジスタ
のゲート電極には、第2のワード線より0Vが供給され
てこのトランジスタはオフする。したがって、このビッ
ト線Y1よりドレイン電極に供給された電圧による電流
の経路は、メモリトランジスタQM1,1を通る経路のみ
となる。
【0040】一方、このメモリトランジスタQM1,1が
属する群の他の直列に接続されたメモリトランジスタQ
M1,2,QM1,3の制御ゲート電極は、第1のワード線X
2,X3によりすべて0Vに固定される。また他の第1の
選択用トランジスタQS1,2,QS1,3のゲート電極には
第2のワード線Z2,Z3より10Vが供給され、このト
ランジスタはオンする。よって、選択されたメモリトラ
ンジスタQM1,1のソース電極はこの選択トランジスタ
S1,2,QS1,3を介して、接地電位のソース線に接続
される。こうしてビット線Y1からソース線にチャンネ
ル電流が流れて、メモリトランジスタQM1,1のチャン
ネル部にホットエレクトロンが生じて浮遊ゲート電極に
電子が注入される。選択された同一群内のメモリトラン
ジスタQM1,2,QM1,3は制御ゲート電極に供給されて
いる電圧が0Vであり、ソース・ドレイン電極間に電位
差がわずかしか生じないため書き込まれない。同様にメ
モリトランジスタQM1,2を書き込むときは、第2の選
択用トランジスタのゲート電極に選択線C1より10V
を供給し、ドレイン電極にビット線Y1より6Vを供給
し、同一群内の他のメモリトランジスタQM1,1,Q
M1,3の制御ゲート電極に第1のワード線X1,X3より
0Vを供給し、他の第1の選択用トランジスタQS1,
1,QS1,3のゲート電極に第2のワード線Z1,Z3より
10Vを供給し、選択されたメモリトランジスタQM1,2
の制御ゲートに第1のワード線より10Vを供給し、こ
の選択されたメモリトランジスタQM1,2と対をなして
いる第1の選択用トランジスタのゲート電極に、第2の
ワード線Z2より0Vを供給する。このようにすれば、
選択されたメモリトランジスタQM1,2と対をなす第1
の選択用トランジスタQS1,2は、このメモリトランジ
スタをバイパスする径路を遮断し、他の第1の選択用ト
ランジスタQS1,1,QS1,1は非選択メモリトランジス
タQM1,1,QM1,3をバイパスする径路を形成するの
で、選択されたメモリトランジスタQM1,2のみにソー
ス・ドレイン間にチャンネル電流が流れる。こうして、
チャンネル部にホットエレクトロンが生じ、選択された
メモリトランジスタQM1,2の浮遊ゲートに電子か注入
される。このとき、第1の選択用トランジスタQS1,
1,QS1,3はビット線Y1〜ソース線S間のトランスフ
ァーゲートとして働く。
【0041】QM1,5で代表される同一ビット線Y1に接
続されている他のメモリトランジスタ群の誤書き込み・
誤消去を防止するために、他のトランジスタ群に接続さ
れている第1のワード線X4〜X6、第2のワード線Z4
〜Z6および選択線C2はすべて0Vに固定される。この
ためメモリトランジスタQM1,4,QM1,5,QM1,6を
通るチャンネル電流は生じず書き込みが起きない。同一
ワード線に接続されているメモリトランジスタ、例えば
M1,1とQM2,1の選択書き込みは、ビット線電圧によ
って実現される。すなわちQM2,1の書き込み時はビッ
ト線Y1を0VにすることによってQM1,1のソース・ド
レイン間電位差を0Vにすれば書き込みは行われない。
またビット線Y1を開放状態にしても同様にチャンネル
電流は流れないので書き込みは行われない。
【0042】続いて消去モードについて説明する。表
2,表3に消去状態の各ビット線,各ワード線,ソース
線の電位の例を示す。表中の単位はいずれもボルト
(V)である。ここで本発明の消去とは浮遊ゲート電極
から電子を放出し、メモリトランジスタのしきい値電圧
を減少させることをいう。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】この例での消去はF−N電子トンネリング
を利用している。これは、ソース・ドレイン領域もしく
はどちらか一方に、例えば20V等の高電圧を制御ゲー
ト電極に例えば0V等の低電圧を印加した場合、浮遊ゲ
ート電極からソースまたはドレイン領域に向かう第1ゲ
ート絶縁膜中の電界が強くなり、第1ゲート絶縁膜を介
してF−Nトンネリング現象が起こり電子の放出が起こ
る性質を利用している。消去については表2,表3に示
すようにビット線側からもソース線側からも可能であ
る。まず最初にソース側から消去を行う場合について説
明する。
【0046】一括消去の場合は、メモリトランジスタの
選択性がなく、全ての第1のワード線X1〜X6を0V
に、全ての第2のワード線Z1〜Z6を20Vに、全ての
選択線C1,C2を0Vにする。このとき、全てのメモリ
トランジスタQMi,j(i=1〜2,j=1〜6)のソー
ス線側の、付随的にはドレイン側の不純物拡散層電位
は、高電位になるので浮遊ゲート電極電子が放出され消
去される。ワード線を選択して消去する場合は、選択し
た第1のワード線のみを0Vにして、他の全ての第1の
ワード線および全ての第2のワード線を20Vにする。
また、選択線C1,C2は0Vにし、ビット線Y1,Y2か
ら各トランジスタ群を切り離す。ソース線には20Vの
高電圧を印加してあるので、この結果、選択されたワー
ド線以外では浮遊ゲート電極とソース・ドレイン電極間
での電界が小さくなるのでF−N電子トンネリング現象
が起きないので消去されない。このようにして選択され
た第1のワード線に接続されたメモリトランジスタのみ
が消去される。ビット線側から消去する場合は、その電
圧が印加される不純物拡散層がソース領域からドレイン
領域に入れかわるだけで、その他の前述した動作と同様
になる。
【0047】図17と図18はこれらの書き込み・消去
モードにおけるメモリトランジスタのしきい値電圧の変
化を示している。書き込みが行われた場合、しきい値電
圧は浮遊ゲート電極に電子が注入されることにより上昇
する。これより例えば制御ゲート電極に0Vが印加され
てもチャンネル電流は流れない。反対に消去が行われた
場合、しきい値電圧は浮遊ゲート電極から電子が放出さ
れることにより減少する。これにより例えば制御ゲート
電極に0Vが印加されてもチャンネル電流が流れる。図
18はメモリトランジスタのしきい値電圧の時間に対す
る変動を示している。尚、ここで消去とは電気的に行う
方法のみ説明しているが、例えば紫外線照射による一括
消去でもよい。続いて読み出しモードの説明を表4を参
照して行う。表中の単位はいずれもボルト(V)であ
る。
【0048】
【表4】
【0049】QM2,1を選択されたメモリトランジスタ
として説明する。選択されたメモリトランジスタQM2,
1の制御ゲート電極に第1のワード線より0Vを、また
M2,1と対をなしている第1の選択用トランジスタQS
2,1のゲート電極に第2のワード線より0Vを印加して
S2,1のチャンネルをオフし、QM2,1のチャンネル部
のみを電流径路とする。この選択されたメモリトランジ
スタQM2,1が属するトランジスタ群の他の第1の選択
用トランジスタQS2,2,QS2,3のゲート電極をすべて
5Vにしてオン状態にし、トランスファーゲートとして
ビット線Y2から選択されたメモリトランジスタQM2,1
のドレイン電極までの電流径路および選択されたメモリ
トランジスタQM2,1からソース線Sまでの電流径路を
つくる。この結果、選択されたメモリトランジスタQ
M2,1が書き込み状態でしきい値電圧が0V以上であれ
ば、選択されたメモリトランジスタQM2,1の制御ゲー
ト電極の電位は0Vとなっているので、このメモリトラ
ンジスタQM2,1によって、ビット線Y2からソース線S
への電流径路は遮断され電流が流れない。反対に選択さ
れたメモリトランジスタQM2,1が消去状態でしきい値
電圧が0V以下であれば、QM2,1を介してビット線Y2
からソース線Sに電流が流れる。このように、選択した
メモリトランジスタの消去,書き込みの状態がビット線
からの電流のそれぞれ“有”,“無”に対応していて、
この電流をビット線に接続したセンスアンプ等で検出す
ることによって、データの“0”,“1”に対応させて
情報を記憶する。
【0050】さて、ここで非選択メモリトランジスタの
制御ゲート電極は0Vでも5Vでもよい。なぜなら、こ
のメモリトランジスタは対になっている第1の選択用ト
ランジスタの存在によって、トランスファーゲートとし
ての働きをする必要がないからである。また本発明では
読み出し時の非選択メモリトランジスタのしきい値電圧
も同様の意味から、どの様な値であってもよい。要する
に、第1の選択用トランジスタのしきい値電圧が、第2
のワード線に印加された電圧よりも低ければ、この第1
の選択用トランジスタがトランスファーゲートとして働
き、本装置の読み出し機能が動作するのである。選択さ
れたメモリトランジスタが属していないトランジスタ群
の第1のワード線と第2のワード線および選択線はすべ
て0Vに固定される。このため、ビット線からこのトラ
ンジスタ群を通る電流径路は遮断される。このため他の
トランジスタ群の全てのメモリトランジスタのしきい値
電圧が0V以下であっても動作に影響がない。
【0051】前述した読み出しモードの他に、同一の第
1のワード線に接続されるメモリトランジスタを並列に
読み出すことも可能である。例えばQM1,1とQM2,1を
同時に読み出すことで代表される。つまりビット線Y1
とビット線Y2を別々のセンスアンプに接続して、それ
ぞれの電流に応じてデータを出力すればよい。ところで
選択線の存在は次のような効果を与える。第1に書き込
み時に非選択メモリトランジスタを通して流れる寄生リ
ーク電流が第2の選択用トランジスタによって遮断でき
るために、効率的な書き込みが可能になる。この結果、
書き込み時と消去時のメモリトランジスタのしきい値電
圧の変動幅を広く設定できる。第2にビット線に接続さ
れる不純物拡散層を各トランジスタ群の第2の選択用ト
ランジスタのドレイン拡散層のみとすることができるの
で、ビット線容量を小さくすることができる。
【0052】以上説明したように本実施例は、本発明に
よる薄膜メモリトランジスタと第1の選択用トランジス
タが並列に接続されて1つの対を構成し、さらにこの対
が複数直列に接続されていて、かつこのメモリトランジ
スタおよび第1の選択用トランジスタの対とビット線間
に第2の選択用トランジスタが設けられている。さらに
メモリトランジスタが第1の選択用トランジスタ上部に
積層して設けられている。これらのことより以下に述べ
るような効果がある。 (1)選択的書き込み時において中間電位を設定する必
要がなく、2つの値の電圧設定でよい。したがって、周
辺回路、制御回路の設計が容易である。 (2)過書き込み・過消去の問題を起こさない。これは
メモリトランジスタのしきい値電圧の変動に上限・下限
の制限がないということを意味する。このため、書き込
み・消去時のメモリトランジスタのしきい値電圧の変動
差が大きくとれる。したがって、周辺回路、特に書き込
み系の制御回路の設計が単純でかつ容易である。また、
メモリトランジスタ製造時の変動要因による書き込み特
性の差が生じても、許容範囲が広いので高い製造歩留ま
りを有する。 (3)書き込みにホットエレクトロン注入を使用するこ
とができる。このため消去時に比べ、書き込み時の非選
択メモリトランジスタの第1ゲート絶縁膜中の電界を小
さくすることができる。このため書き込み時に同一ワー
ド線に接続された非選択メモリトランジスタの誤書き込
みを容易に防止することができる。また書き込み後のメ
モリトランジスタのしきい値電圧も制御ゲート電極の電
圧を例えば0V等の低電圧で行うことができるため、書
き込み時の制御ゲート電極の電圧が低く、第1のワード
線を駆動するデコーダには高耐圧の接合を有する高耐圧
トランジスタを使用する必要がなくなり、デコーダの設
計が容易になる。 (4)書き込みをF−N電子トンネリングで行う必要が
なく、かつ消去をF−N電子トンネリングで行うこと以
外、アバランシェ・ブレークダウンや紫外線照射で行う
ことも可能であることから、メモリトランジスタの第1
ゲート絶縁膜に例えば130⌒などの比較的厚いシリコ
ン酸化膜を使用することも可能である。このためメモリ
トランジスタの第1ゲート絶縁膜の製造時の制御が容易
でかつ製造歩留まりも高い。 (5)書き込み時のドレイン電圧が低く、第1ゲート絶
縁膜中の電界が弱いので、既書き込みデータに対する書
き込み時の誤消去も起きにくい。このため、直列に接続
されたメモリトランジスタ群のうちの書き込み順序に制
限がない。このため周辺回路の設計が容易である。 (6)ワード消去、ワード書き込みが可能である。つま
り特定のワード線の情報のみを書き換えることができ
る。そのため全ビット消去、全ビット書き込みを行わな
いで記憶データの更新が可能である。これは、プログラ
ム時間の大幅な短縮ができ、随時蓄積データのプログラ
ム記憶に対し適している。 (7)各第1の選択用トランジスタの上部にそれと対を
なしている薄膜メモリトランジスタが積層して設けられ
ているために、セル面積はトランジスタ1個分ですむ。
また対になったセルトランジスタが直列に接続されてい
るため、セルに対するビット線コンタクトの数が少なく
てよい。このため同一設計ルールでも実質的なセル面積
が、図5〜図7に示した例より小さくすることができ
る。このように本実施例は本発明によるメモリトランジ
スタを使ってより大きな効果を発揮することができてい
る。
【0053】図19は第5実施例の構造を示す断面図で
ある。図19は図10に対応する構造断面図である。こ
の実施例の特徴は第4実施例の上に直列接続された薄膜
メモリトランジスタ及び選択用薄膜トランジスタからな
るトランジスタ群を積層して高集積化したことにある。
従って上層の選択用トランジスタは薄膜トランジスタと
なる。等価回路図を図20に示す。動作原理は第4実施
例と同様であり、上層及び下層のワード線、選択線が独
立に選択される。ここで117は上層,下層のメモリト
ランジスタ群を絶縁する層間絶縁膜、108cは上層部
薄膜トランジスタ及び薄膜メモリトランジスタの不純物
拡散層、118は上層選択用薄膜トランジスタのチャン
ネル領域、103aは上層薄膜トランジスタのゲート絶
縁膜、104aは上層薄膜トランジスタのゲート電極、
107bは上層トランジスタ層間絶縁膜である。以下は
上層薄膜メモリトランジスタを構成するチャンネル領域
108b、第1のゲート絶縁膜109a、浮遊ゲート電
極110a、第2のゲート絶縁膜111a、制御ゲート
電極112aであり、これは下層薄膜メモリトランジス
タの構成材料と同様にして形成できる。113は金属配
線115との絶縁を行う層間膜、114はコンタクト
孔、116はコンタクト孔に埋め込まれた導電材料でビ
ット線である金属配線113とメモリアレイ構成単位群
のドレイン電極102a及び108aとの接続をとる。
なおこの例ではトランジスタ群は2層しか積層されてい
ないが原理的には何層でも積層することは可能である。
このように、本実施例はトランジスタ群の積層化により
第4実施例の特徴を生かしながらさらに高集積化できる
という利点を有している。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、浮遊ゲー
ト電極を有するメモリトランジスタを半導体薄膜上に形
成することにより、種々の装置へ応用することができ、
それぞれにおいて効果を発揮することができる。この効
果をまとめると以下のようになる。 1.不純物拡散層容量を小さくできる。 2.基板電極への接合リーク電流流出がない。 3.高電圧印加によるブレークダウン電流、チャンネル
リーク電流の基板電極への電流流出がない。 4.基板をバイアスしてもメモリトランジスタのしきい
値変動が少ない。 5.能動領域をチャンネル部パターニング幅そのもので
決定でき、素子分離が容易である。 6.メモリトランジスタを積層して形成することが可能
で容易に高集積化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第1実施例の他の断面を示す断面図である。
【図3】第2実施例の断面図である。
【図4】第2実施例の他の断面を示す断面図である。
【図5】第1実施例で構成したメモリアレイの平面図で
ある。
【図6】図5のA−A’線断面図である。
【図7】図5のB−B’線断面図である。
【図8】第3実施例の断面図である。
【図9】第4実施例の平面図である。
【図10】図9のA−A’線断面図である。
【図11】図9のB−B’線断面図である。
【図12】第4実施例の工程を示す断面図である。
【図13】第4実施例の工程を示す断面図である。
【図14】第4実施例の工程を示す断面図である。
【図15】第4実施例の工程を示す断面図である。
【図16】第4実施例でメモリセルアレイを形成した等
価回路図である。
【図17】第4実施例のしきい値−電流特性を示すグラ
フである。
【図18】第4実施例のしきい値の経時変化を示すグラ
フである。
【図19】第5実施例を示す断面図である。
【図20】第5実施例の等価回路図である。
【図21】従来例の断面図である。
【図22】従来例の異なる断面を示す断面図である。
【図23】従来例でアレイを形成したときの等価回路図
である。
【符号の説明】
1,101 半導体基板、 2a,2b,102a,102b,102c 基板上の
不純物拡散層 3,3a,3b,109,109a メモリトランジス
タ第1のゲート絶縁膜 4,4a,4b,110,110a メモリトランジス
タ浮遊ゲート電極 5,5a,5b,111,111a メモリトランジス
タ第2のゲート絶縁膜 6,6a,6b,112,112a メモリトランジス
タ制御ゲート電極 7,113 金属配線層間絶縁膜 8,116 基板上の素子分離絶縁膜 9 基板上絶縁膜 10a,10b,108a,108c 半導体薄膜不純
物拡散層 11,108b メモリトランジスタ薄膜チャンネル領
域 12 制御ゲート下絶縁膜 13 ゲート電極保護膜 14 シリサイデーション層 15 半導体薄膜側壁チャンネル防止用側壁絶縁膜、 16 ソース配線 17,114 ビット線コンタクト孔 18,115 金属配線 19,116 コンタクト埋込導電体 104 第1の選択用基板トランジスタゲート絶縁膜 105 第2の選択用基板トランジスタのゲート絶縁膜 106 第2の選択用基板トランジスタゲート電極 107,117,117b トランジスタ層間絶縁膜 118 選択用薄膜トランジスタチャンネル領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−37872(JP,A) 特開 昭57−199265(JP,A) 特開 昭57−102072(JP,A) 特開 平2−65276(JP,A) 特開 昭61−256674(JP,A) 特開 平2−63163(JP,A) 特開 昭55−46598(JP,A) 特開 平2−97056(JP,A) 特開 昭58−56456(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792 H01L 29/786

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上方に形成された浮遊ゲート電
    極と、浮遊ゲート電極上方に設けられた制御ゲート電
    極とを有し、半導体基板の主面を被う第1絶縁膜と、該
    第1絶縁膜上の半導体膜中に形成されたソース領域とチ
    ャンネル領域とドレイン領域と、上記チャンネル領域上
    の第1ゲート絶縁膜と、該第1ゲート絶縁膜上に設けら
    れた上記浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上に形成された第
    2ゲート絶縁膜と、第2ゲート絶縁膜上に設けられた
    上記制御ゲート電極を含む薄膜メモリトランジスタを備
    えた不揮発性半導体記憶装置において、上記半導体基板
    の表面部に形成されたソース領域及びドレイン領域と、
    該ソース領域とドレイン領域との間に設けられたチャン
    ネル領域と、該チャンネル領域を被う第3ゲート絶縁膜
    と、該第3ゲート絶縁膜上の浮遊ゲート電極と、該浮遊
    ゲート電極を被う第4ゲート絶縁膜と、該第4ゲート絶
    縁膜上の制御ゲート電極とを含む基板メモリトランジス
    タを更に有し、該基板メモリトランジスタを被う第2絶
    縁膜上に上記薄膜メモリトランジスタを設けたことを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置
  2. 【請求項2】 上記薄膜メモリトランジスタの上記チャ
    ンネル領域と上記浮遊ゲート電極は自己整合的に重畳
    し、端部は実質的に一致している請求項1記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記基板メモリトランジスタ上方に設け
    られた上記薄膜メモリトランジスタ上に第3絶縁膜と薄
    膜トランジスタの積層体を更に1層または1層以上設け
    た請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置
  4. 【請求項4】 浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極を有
    するメモリ用電界効果トランジスタと第1の選択用電界
    効果トランジスタを並列に接続した対を1単位とし複数
    単位を直列に接続したトランジスタ群の端部に少なくと
    も1以上の第2の選択用電界効果トランジスタを直列に
    接続してメモリセルアレイ構成群とし、該メモリセルア
    レイ構成群を行列状に配列したメモリセルアレイと、前
    記メモリ用電界効果トランジスタの制御ゲート電極を各
    行毎に接続した第1のワード線と、前記第1の選択用電
    界効果トランジスタのゲート電極を各行毎に接続した第
    2のワード線と、前記第2の選択用電界効果トランジス
    タのゲート電極を行毎に 接続した選択線と、前記メモリ
    セルアレイ構成群のドレイン電極を各列毎に接続したビ
    ット線と、前記メモリセルアレイ構成群のソース電極を
    共通に接続したソース線とを備えた不揮発性半導体記憶
    装置において、前記メモリ用電界効果トランジスタのチ
    ャンネル部が半導体基板の所定の領域に設けられた前記
    第1の選択用電界効果トランジスタのゲート電極の上部
    に積層して設けられていることを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリセルアレイを被う層間絶縁膜
    上に設けられた半導体膜を半導体基板として上記メモリ
    セルアレイと同一構成の他のメモリセルアレイを形成
    し、該他のメモリセルアレイを上記メモリセルアレイの
    上方に積層した請求項4記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
JP03337636A 1990-11-30 1991-11-26 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Lifetime JP3060680B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/978,899 US5321286A (en) 1991-11-26 1992-11-19 Non-volatile semiconductor memory device having thin film memory transistors stacked over associated selecting transistors
EP92119897A EP0544204B1 (en) 1991-11-26 1992-11-23 Non-volatile semiconductor memory device having thin film memory transistors stacked over associated selecting transistors
DE69229467T DE69229467T2 (de) 1991-11-26 1992-11-23 Nichtflüchtige Halbleiterspeicheranordnung mit über den entsprechend verknüpften Auswahltransistoren gestapelten Dünnschichtspeichertransistoren

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-340100 1990-11-30
JP34010090 1990-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0536989A JPH0536989A (ja) 1993-02-12
JP3060680B2 true JP3060680B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=18333719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03337636A Expired - Lifetime JP3060680B2 (ja) 1990-11-30 1991-11-26 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5191551A (ja)
EP (1) EP0488804B1 (ja)
JP (1) JP3060680B2 (ja)
KR (1) KR960016106B1 (ja)
DE (1) DE69125692T2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5291440A (en) * 1990-07-30 1994-03-01 Nec Corporation Non-volatile programmable read only memory device having a plurality of memory cells each implemented by a memory transistor and a switching transistor stacked thereon
JP3114229B2 (ja) * 1991-04-05 2000-12-04 ソニー株式会社 不揮発性記憶装置
US5321286A (en) * 1991-11-26 1994-06-14 Nec Corporation Non-volatile semiconductor memory device having thin film memory transistors stacked over associated selecting transistors
US5319593A (en) * 1992-12-21 1994-06-07 National Semiconductor Corp. Memory array with field oxide islands eliminated and method
DE19526012C2 (de) * 1995-07-17 1997-09-11 Siemens Ag Elektrisch lösch- und programmierbare nicht-flüchtige Speicherzelle
JP3980178B2 (ja) 1997-08-29 2007-09-26 株式会社半導体エネルギー研究所 不揮発性メモリおよび半導体装置
JP4530464B2 (ja) * 2000-03-09 2010-08-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路
US6888750B2 (en) * 2000-04-28 2005-05-03 Matrix Semiconductor, Inc. Nonvolatile memory on SOI and compound semiconductor substrates and method of fabrication
KR100821456B1 (ko) * 2000-08-14 2008-04-11 샌디스크 쓰리디 엘엘씨 밀집한 어레이 및 전하 저장 장치와, 그 제조 방법
JP4670187B2 (ja) * 2001-06-06 2011-04-13 ソニー株式会社 不揮発性半導体メモリ装置
US6449188B1 (en) * 2001-06-19 2002-09-10 Advanced Micro Devices, Inc. Low column leakage nor flash array-double cell implementation
US6593624B2 (en) 2001-09-25 2003-07-15 Matrix Semiconductor, Inc. Thin film transistors with vertically offset drain regions
US6841813B2 (en) * 2001-08-13 2005-01-11 Matrix Semiconductor, Inc. TFT mask ROM and method for making same
KR100673019B1 (ko) 2005-12-12 2007-01-24 삼성전자주식회사 적층 구조를 가지는 낸드형 비휘발성 메모리 장치, 그 형성방법 및 동작 방법
KR100850508B1 (ko) 2006-08-04 2008-08-05 삼성전자주식회사 3차원적으로 배열된 메모리 셀 트랜지스터들을 구비하는낸드 플래시 메모리 장치
KR100802076B1 (ko) * 2006-12-27 2008-02-12 주식회사 하이닉스반도체 비휘발성 메모리 소자 및 그 제조방법
KR101430415B1 (ko) * 2012-06-09 2014-08-14 서울대학교산학협력단 게이트 다이오드 구조를 갖는 메모리 셀 스트링 및 이를 이용한 메모리 어레이
JP5952366B2 (ja) * 2014-10-02 2016-07-13 ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション 高信頼性不揮発性半導体メモリ
TWI556246B (zh) * 2015-01-29 2016-11-01 華邦電子股份有限公司 高可靠性非揮發性半導體儲存裝置及其資料抹除方法
CN105989879B (zh) * 2015-02-06 2019-10-11 华邦电子股份有限公司 高可靠性非易失性半导体存储装置及其数据抹除方法
US9627395B2 (en) 2015-02-11 2017-04-18 Sandisk Technologies Llc Enhanced channel mobility three-dimensional memory structure and method of making thereof
US9478495B1 (en) 2015-10-26 2016-10-25 Sandisk Technologies Llc Three dimensional memory device containing aluminum source contact via structure and method of making thereof

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IE55327B1 (en) * 1981-12-29 1990-08-15 Fujitsu Ltd Nonvolatile semiconductor memory circuit
DE3468592D1 (en) * 1984-05-07 1988-02-11 Itt Ind Gmbh Deutsche Semiconductor memory cell having an electrically floating memory gate
FR2610134B1 (fr) * 1987-01-27 1989-03-31 Thomson Semiconducteurs Circuit de lecture pour memoire
IT1214246B (it) * 1987-05-27 1990-01-10 Sgs Microelettronica Spa Dispositivo di memoria non volatile ad elevato numero di cicli di modifica.
JPH01137496A (ja) * 1987-11-20 1989-05-30 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置
US4855955A (en) * 1988-04-08 1989-08-08 Seeq Technology, Inc. Three transistor high endurance eeprom cell
EP0365720B1 (en) * 1988-10-24 1996-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Programmable semiconductor memory
US4996669A (en) * 1989-03-08 1991-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrically erasable programmable read-only memory with NAND memory cell structure
US5075890A (en) * 1989-05-02 1991-12-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrically erasable programmable read-only memory with nand cell

Also Published As

Publication number Publication date
US5191551A (en) 1993-03-02
DE69125692T2 (de) 1997-07-24
KR920010652A (ko) 1992-06-27
EP0488804A1 (en) 1992-06-03
JPH0536989A (ja) 1993-02-12
DE69125692D1 (de) 1997-05-22
EP0488804B1 (en) 1997-04-16
KR960016106B1 (ko) 1996-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3060680B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7816723B2 (en) Semiconductor memory array of floating gate memory cells with program/erase and select gates
JP2817500B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US5402372A (en) High density EEPROM cell array with improved access time and method of manufacture
US6531732B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device, process of manufacturing the same and method of operating the same
US5557569A (en) Low voltage flash EEPROM C-cell using fowler-nordheim tunneling
US5862082A (en) Two transistor flash EEprom cell and method of operating same
US20070290273A1 (en) Operating method of non-volatile memory device
US9048137B2 (en) Scalable gate logic non-volatile memory cells and arrays
JPH05211338A (ja) 不揮発性半導体装置
JPH1174389A (ja) スプリット・ゲート・メモリ装置
JPH0864699A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH11204763A (ja) 不揮発性メモリ装置並びにその作動方法及び製造方法
US20040213048A1 (en) Nonvolatile memory having bit line discharge, and method of operation thereof
JP2002368141A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
US11152383B2 (en) Non-volatile memory (NVM) cell structure to increase reliability
US20240107755A1 (en) Non-volatile memory (nvm) cell structure to increase reliability
US5467307A (en) Memory array utilizing low voltage Fowler-Nordheim Flash EEPROM cell
JPH0794613A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11195718A (ja) 不揮発性半導体記憶装置と、その製造方法及びその駆動方法
JPH11177070A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法
US6839278B1 (en) Highly-integrated flash memory and mask ROM array architecture
JP2724150B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3251699B2 (ja) 不揮発性記憶装置
JP3789413B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法