JP3060272B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JP3060272B2
JP3060272B2 JP5273335A JP27333593A JP3060272B2 JP 3060272 B2 JP3060272 B2 JP 3060272B2 JP 5273335 A JP5273335 A JP 5273335A JP 27333593 A JP27333593 A JP 27333593A JP 3060272 B2 JP3060272 B2 JP 3060272B2
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は半導体記憶装置の製造
方法に関し、特にスプリットゲート型のフラッシュEE
PROM(フラッシュメモリ)及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置は、電源を切っ
ても書込まれたデータが消滅しない記憶装置であり、従
来より種々の研究開発が進められている。その中で、E
PROM及びフラッシュメモリは、微細化に有利なメモ
リセル構造を有するため、半導体装置の高集積化に適し
ている。このフラッシュメモリは、電気的にデータを書
込み,電気的に(所定領域の)データを(一括して)消
去できるため、磁気媒体による記憶装置との置き換え等
という面で、最近特に注目をあびている。フラッシュメ
モリのメモリセル構造としては、多種にわたる構造が開
発されつつあるが、その中で、スタックドゲート型とス
プリットゲート型とが代表的である。
【0003】スタックドゲート型のフラッシュメモリの
メモリセル構造は、EPROMの標準的なメモリセル構
造と同じ構造を有しており、メモリセルの微細化という
点では大変優れている。しかし、スタックドゲート型の
フラッシュメモリでは、データ消去時の過剰消去がデバ
イスの特性劣化を生むという点で問題になっている。こ
れに対してスプリットゲート型のフラッシュメモリで
は、過剰消去が発生していても実用上問題にはならな
い。スプリットゲート型のフラッシュメモリの構造等
は、例えばアイ・エス・エス・シー・シー,ダイジェス
ト・オブ・テクニカル・ペーパーズ,1989(ISS
CC Digest of Technical Pa
pers,1989)の第138,139,319頁に
報告されている。
【0004】フラッシュメモリのメモリセルの平面模式
図である図9と、図9のXX線,YY線での断面模式図
である図10(a),(b)とを参照すると、上記報告
に記載されたスプリットゲート型のフラッシュメモリの
メモリセル構造は、以下のようになっている。なお、理
解を容易にするために、図9において、N+ 型ドレイン
拡散層208AおよびN+ 型ソース拡散層208Bに
は、それぞれ斜め右下りのハッチングおよび斜め左下り
のハッチングが施されている。
【0005】X方向およびこのX方向に直交するY方向
に対してそれぞれ所要の間隔を有してP型シリコン基板
201表面には、複数の島状(矩形)のN+ 型ドレイン
拡散層208Aが設けられている。P型シリコン基板2
01表面には、それぞれ1つのN+ 型ドレイン拡散層2
08Aに対してそれぞれ2つずつの空隙領域が設けられ
ている。この空隙領域は、Y方向に対して所定長(≒F
a3+Sa3≒Fb3+Sb3)を有し,N+ 型ドレイ
ン拡散層208AのX方向の幅(ゲート幅=W)と同じ
X方向の幅を有し,このN+ 型ドレイン拡散層208A
にY方向で隣接している。さらにこのP型シリコン基板
201表面には、X方向に列をなして配置された上記空
隙領域に隣接し、X方向に平行に、概略帯状の姿態を有
した複数のN+ 型ソース拡散層208Bが設けられてい
る。上記N+ 型ドレイン拡散層208Aと上記空隙領域
と上記N+ 型ソース拡散層208Bとを除いた領域のP
型シリコン基板201表面には、フィールド酸化膜20
2が設けられている。
【0006】上記空隙領域表面のN+ 型ドレイン拡散層
208Aと隣接する側には、例えば熱酸化膜からなる膜
厚d0 の第1ゲート絶縁膜204が設けられている。少
なくとも第1ゲート絶縁膜204の一端はN+ 型ドレイ
ン拡散層208Aの端部を覆い、空隙領域表面を覆う第
1ゲート絶縁膜204の概略の幅はFa3もしくはFb
3である。第1ゲート絶縁膜204の上面は、第1の導
電体膜(例えば多結晶シリコン膜)からなる浮遊ゲート
電極215a,215bにより覆われている。浮遊ゲー
ト電極215a,215bのゲート長(L1 )は、それ
ぞれFa3,Fb3である。浮遊ゲート電極215a,
215bはX方向においてそれぞれフィールド酸化膜2
02上に延在し、矩形をなす上面を有している。浮遊ゲ
ート電極215a,215bのそれぞれの4つの側面
は、概ねP型シリコン基板201表面に垂直である。
【0007】少なくとも浮遊ゲート電極215a,21
5bの上面とN+ 型ドレイン拡散層208A側の側面を
除いた浮遊ゲート電極215a,215bのそれぞれの
3つの側面と浮遊ゲート電極215a,215bに覆わ
れていない領域の空隙領域表面とは、例えば熱酸化膜か
らなる膜厚d1 の第2ゲート絶縁膜206により覆われ
ている。さらに、空隙領域に隣接するN+ 型ソース拡散
層208Bの端部は、第2ゲート絶縁膜206により覆
われている。浮遊ゲート電極215a,215bを含め
て第2ゲート絶縁膜206は、第2の導電体膜(例えば
多結晶シリコン膜)からなるワード線を兼た制御ゲート
電極217a,217bにより覆われている。制御ゲー
ト電極217a,217bは、Y方向にFa3+Sa
3,Fb3+Sb3の幅を有してX方向に平行に設けら
れいる。上記N+ 型ドレイン拡散層208A側の制御ゲ
ート電極217a,217b側面は、それぞれN+ 型ド
レイン拡散層208A側の浮遊ゲート電極215a,2
15bの側面と同一平面上にある。
【0008】制御ゲート電極217a,217b,フィ
ールド酸化膜202,N+ 型ドレイン拡散層208Aお
よびN+ 型ソース拡散層208Bの表面を含めて、P型
シリコン基板201上には、層間絶縁膜209が設けら
れている。この層間絶縁膜には、それぞれのN+ 型ドレ
イン拡散層208Aに達するビット・コンタクト孔21
0が設けられている。Y方向に1つの列をなして配置さ
れた複数のN+ 型ドレイン拡散層208Aに対して、そ
れぞれ1つのビット線211が設けられている。これら
のビット線211は、ビット・コンタクト孔210を介
して、それぞれのN+ 型ドレイン拡散層208Aに接続
される。
【0009】上述した構造から明らかなように、スプリ
ットゲート型のフラッシュメモリのメモリセルは、制御
ゲート電極217a,217bをそれぞれゲート電極と
し、それぞれSa3,Sb3のゲート長(L2 )を有す
るセレクト・トランジスタが形成されていることにな
る。そのため、例えばあるメモリセルが過剰消去されて
いる場合でも、読出し時においてそのメモリセルがセレ
クト・トランジスタにより選択されなければ、他のメモ
リセルの読出しには支障を帰たさないことになる。な
お、上記空隙領域には、このセレクト・トランジスタの
チャネル領域と、EEPROM自体のチャネル領域とが
形成されていることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記報告に記載された
スプリットゲート型のフラッシュメモリのメモリセルに
は、2つの問題点がある。
【0011】第1の問題点は、データの保持に関する問
題点である。上述のメモリセルのデータ保持特性は、ス
タックドゲート型のフラッシュメモリのメモリセルのデ
ータの保持特性より劣っている。スタックドゲート型の
フラッシュメモリのメモリセルにおける制御ゲート電極
は、(フィールド酸化膜上において)浮遊ゲート電極の
2つの辺を覆っている。これに対してこのスプリットゲ
ート型のフラッシュメモリのメモリセルにおける制御ゲ
ート電極は、浮遊ゲート電極の5つの辺と(フィールド
酸化膜上において)浮遊ゲート電極の2つの頂点を覆っ
ている。このため、このスタックドゲート型のフラッシ
ュメモリのメモリセルでは、浮遊ゲート電極と制御ゲー
ト電極との間に電界集中が起りやすい場所(特に2つの
頂点)が増加することになり、データの保持特性が低下
することになる。
【0012】第2の問題点は、半導体記憶装置の製造方
法に関連する問題点であるが、1つのドレイン領域を共
有する2つのメモリセルの間で、それぞれのデータの書
込み特性(書込み時間)が異なることである。これの主
なる原因は、上記の2つのメモリセルに属する2つの浮
遊ゲート電極のゲート長が異なることにある。
【0013】本発明者は、上記報告の半導体記憶装置の
作成の追試を行ない、書込み特性の測定を行なった。こ
のときのデバイス・パラメータは、以下のようにした。
P型シリコン基板201の不純物濃度は1016〜1017
cm-3,第1ゲート絶縁膜204はd0 =10nmの熱
酸化膜,第2ゲート絶縁膜206はd1 =25nmの熱
酸化膜,W=1.2μm,浮遊ゲート電極215a,2
15bは膜厚150nmの多結晶シリコン膜である。浮
遊ゲート電極215a,215bとフィールド酸化膜2
02とのオーバーラップ幅は両側にそれぞれ0.5μm
である。浮遊ゲート電極215a,215bのゲート長
1 の設計値は0.85μmであるが、アライメント精
度が±0.15μmであるため、L1 は0.7μm〜
1.0μmの範囲内の値となる。
【0014】上記の2つのメモリセルに属する浮遊ゲー
ト電極215a,215bにデータが書込まれたときの
電圧の値について述べる。浮遊ゲート電極とシリコン基
板と間の容量をC1 ,制御ゲート電極と浮遊ゲート電極
と間の容量をC21,制御ゲート電極とシリコン基板との
間の容量をC22とする。データが書込みされるメモリセ
ルには、制御ゲート電極にVPP(例えば12V)の電圧
が印加され、ビット線(ドレイン拡散層)にVCC(例え
ば6〜7V)の電圧が印加される。このとき、ソース拡
散層,他の制御ゲート電極および他のビット線は0Vに
印加されている。この結果、このメモリセルの浮遊ゲー
ト電極は、最終的にVTM=VPP×C21/(C1 +C21
の値に印加(データが書込み)される。例えばFa3=
1.0μm,Fb3=0.7μmとなっているとき、そ
れぞれのメモリセルのVTMの設計値に対する変動は、−
1%,+2%程度である。これに対して書込み時間tW
は、アライメント精度以外の加工精度を無視しても、大
幅に変動する。書込み時間の設計値をtW0とすると、L
1 =Fa3=1.0μmのメモリセルではtW =2.8
W0〜4.5tW0となり、L1 =Fb3=0.7μmの
メモリセルではtW=0.7tW0〜0.75tW0とな
る。
【0015】したがって、本発明の第1の目的は、従来
のスプリットゲート型のフラッシュメモリのメモリセル
より、優れた保持特性のメモリセルを有するスプリット
ゲート型のフラッシュメモリを提供することにある。さ
らに、従来のスタックドゲート型のフラッシュメモリの
メモリセルより、優れた保持特性のメモリセルを有する
スプリットゲート型のフラッシュメモリを提供すること
にある。また、本発明の第2の目的は、従来のスプリッ
トゲート型のフラッシュメモリのメモリセルより、優れ
た書込み特性のメモリセルを有するスプリットゲート型
のフラッシュメモリを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明による半導体記
憶装置の製造方法は、一導電型のシリコン基板表面のX
方向および該X方向に直交するY方向に対してそれぞれ
所要の間隔を有する複数の島状の領域に、フィールド酸
化膜を形成する工程と、前記X方向に列をなして配置さ
れた複数の前記島状の領域の前記フィールド酸化膜上を
横断し、該X方向に平行に、1つの該列に対して1つず
つ、所望の高さ,所定の幅,および該フィールド酸化膜
の該X方向に平行な端部から所定の間隔を有する複数の
帯状絶縁膜を前記シリコン基板上に形成する工程と、少
なくとも前記フィールド酸化膜および前記帯状絶縁膜に
覆われていない前記シリコン基板表面に第1のゲート絶
縁膜を形成する工程と、全面に第1の導電体膜を形成
し、第1のフォトレジスト膜をマスクにした等方性エッ
チングにより前記フィールド酸化膜を介さずに前記シリ
コン基板を覆う領域を外包する領域に該第1の導電体膜
を残置し、該第1のフォトレジスト膜を除去し、該第1
の導電体膜を異方性エッチングして前記帯状絶縁膜の高
さより低い所定の高さを有する該第1の導電体膜からな
る複数の浮遊ゲート電極を形成する工程と、前記浮遊ゲ
ート電極表面上と、少なくとも前記フィールド酸化膜お
よび前記帯状絶縁膜および該浮遊ゲート電極に覆われて
いない前記シリコン基板表面とに第2のゲート絶縁膜を
形成する工程と、全面に第2の導電体膜および第2のフ
ォトレジスト膜を形成し、少なくとも前記帯状絶縁膜の
上面が露出するまで該第2のフォトレジスト膜および該
第2の導電体膜をエッチバックする工程と、第3のフォ
トレジスト膜をマスクして前記第2の導電体膜のエッチ
ングを行ない、前記X方向に平行に,それぞれ1つの前
記帯状絶縁膜に対して該帯状絶縁膜の両側面にそれぞれ
一対ずつ,該第2の導電体膜からなる制御ゲート電極を
形成する工程と、前記帯状絶縁膜の上面を外包する開口
部を有する第4のフォトレジスト膜をマスクにして該帯
状絶縁膜を選択的にエッチング除去し、該第4のフォト
レジスト膜を除去し、前記フィールド酸化膜と前記制御
ゲート電極とをマスクにした逆導電型の不純物の拡散に
より、複数の逆導電型のドレイン拡散層と前記X方向に
平行な複数の逆導電型のソース拡散層とを前記シリコン
基板表面に形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
し、それぞれの前記ドレイン拡散層に達するビット・コ
ンタクト孔を 形成し、該ビット・コンタクト孔を介して
それぞれ複数の該ドレイン拡散層に接続される前記Y方
向に平行な複数のビット線を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0017】 また、本発明による半導体記憶装置の製
造方法は、一導電型のシリコン基板表面のX方向および
該X方向に直交するY方向に対してそれぞれ所要の間隔
を有する複数の島状の領域に、フィールド酸化膜を形成
する工程と、前記X方向に列をなして配置された複数の
前記島状の領域の前記フィールド酸化膜上を横断し、該
X方向に平行に、1つの該列に対して1つずつ、所望の
高さ,所定の幅,および該フィールド酸化膜の該X方向
に平行な端部から所定の間隔を有する複数の帯状絶縁膜
を前記シリコン基板上に形成する工程と、少なくとも前
記フィールド酸化膜および前記帯状絶縁膜に覆われてい
ない前記シリコン基板表面に第1のゲート絶縁膜を形成
する工程と、全面に第1の導電体膜を形成し、第1のフ
ォトレジスト膜をマスクにした等方性エッチングにより
前記フィールド酸化膜を介さずに前記シリコン基板を覆
う領域を外包する領域に該第1の導電体膜を残置し、該
第1のフォトレジスト膜を除去し、該第1の導電体膜を
異方性エッチングして前記帯状絶縁膜の高さより低い所
定の高さを有する該第1の導電体膜からなる複数の浮遊
ゲート電極を形成する工程と、前記浮遊ゲート電極表面
上と、少なくとも前記フィールド酸化膜および前記帯状
絶縁膜および該浮遊ゲート電極に覆われていない前記シ
リコン基板表面とに第2のゲート絶縁膜を形成する工程
と、全面に第2の導電体膜を形成し、少なくとも前記帯
状絶縁膜の上面が露出するまで該第2の導電体膜の異方
性エッチングを行ない、前記X方向に平行に,それぞれ
1つの前記帯状絶縁膜に対して該帯状絶縁膜の両側面に
それぞれ一対ずつ,該第2の導電体膜からなる制御ゲー
ト電極を形成する工程と、前記帯状絶縁膜の上面を外包
する開口部を有する第2のフォトレジスト膜をマスクに
して該帯状絶縁膜を選択的にエッチング除去し、該第2
のフォトレジスト膜を除去し、前記フィールド酸化膜と
前記制御ゲート電極とをマスクにした逆導電型の不純物
の拡散により、複数の逆導電型のドレイン拡散層と前記
X方向に平行な複数の逆導電型のソース拡散層とを前記
シリコン基板表面に形成する工程と、全面に層間絶縁膜
を形成し、それぞれの前記ドレイン拡散層に達するビッ
ト・コンタクト孔を形成し、該ビット・コンタクト孔を
介してそれぞれ複数の該ドレイン拡散層に接続される前
記Y方向に平行な複数のビット線を形成する工程とを有
することを特 徴とする。
【0018】 また、本発明による半導体記憶装置の製
造方法は、一導電型のシリコン基板表面のX方向に対し
て所要の間隔と所要の幅とを有し,該X方向に直交する
Y方向に平行な複数の帯状の領域に、フィールド酸化膜
を形成する工程と、複数の前記帯状の領域の前記フィー
ルド酸化膜上を横断し、所望の高さ,所定の幅および所
定の間隔を有する複数の帯状絶縁膜を前記シリコン基板
上に形成する工程と、少なくとも前記フィールド酸化膜
および前記帯状絶縁膜に覆われていない前記シリコン基
板表面に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、全面に
第1の導電体膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクに
した等方性エッチングにより前記フィールド酸化膜を介
さずに前記シリコン基板を覆う領域を外包する領域に該
第1の導電体膜を残置し、該フォトレジスト膜を除去
し、該第1の導電体膜を異方性エッチングして前記帯状
絶縁膜の高さより低い所定の高さを有する該第1の導電
体膜からなる複数の浮遊ゲート電極を形成する工程と、
前記浮遊ゲート電極表面上と、少なくとも前記フィール
ド酸化膜および前記帯状絶縁膜および該浮遊ゲート電極
に覆われていない前記シリコン基板表面とに第2のゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、全面に第2の導電体膜を形
成し、少なくとも前記帯状絶縁膜の上面が露出するまで
該第2の導電体膜の異方性エッチングを行ない、前記X
方向に平行に,それぞれ1つの前記帯状絶縁膜に対して
該帯状絶縁膜の両側面にそれぞれ一対ずつ,該第2の導
電体膜からなる制御ゲート電極を形成する工程と、前記
帯状絶縁膜と,該帯状絶縁膜および前記制御ゲート電極
に覆われていない領域の前記フィールド酸化膜とを選択
的にエッチング除去し、前記フィールド酸化膜と前記制
御ゲート電極とをマスクにした逆導電型の不純物の拡散
により、複数の逆導電型のドレイン拡散層と前記X方向
に平行な複数の逆導電型のソース拡散層とを前記シリコ
ン基板表面に形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
し、それぞれの前記ドレイン拡散層に達するビット・コ
ンタクト孔を形成し、該ビット・コンタクト孔を介して
それぞれ複数の該ドレイン拡散層に接続される前記Y方
向に平行な複数のビット線を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0019】 また、本発明による半導体記憶装置の製
造方法は、側面及び上面を有する絶縁体を半導体基板上
に形成する工程と、前記半導体基板上に第1のゲート絶
縁膜を形成する工程と、前記絶縁体の前記側面及び上面
並びに前記第1のゲート絶縁膜を少なくとも覆う第1の
導電膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜の一
部、前記絶縁体の前記上面及び前記絶縁体の前記側面の
一部が露出するまで前記第1の導電膜をエッチバックし
前記絶縁体の前記側面の他部を覆う浮遊ゲート電極を形
成する工程と、前記露出した第1のゲート絶縁膜を除去
し前記半導体基板を露出させる工程と、前記露出した半
導体基板上及び前記浮遊ゲート電極上に第2のゲート絶
縁膜を形成する工程と、前記第2のゲート絶縁膜、前記
絶縁体の前記上面及び前記絶縁体の前記側面の前記一部
を少なくとも覆う第2の導電膜を形成する工程と、前記
第2の導電膜の一部及び前記第2のゲート絶縁膜の一部
を除去し少なくとも前記絶縁体の前記上面及び前記半導
体基板を露出させ残余の前記第2の導電膜を制御ゲート
電極とする工程と、前記絶縁体を除去する工程とを含
む。
【0020】 また、本発明による半導体記憶装置の製
造方法は、一方の側面及び他方の側面を有する絶縁体を
形成する工程と、前記一方の側面の一部及び前記他方の
側面の一部に円弧状の端面を有する第1の導電膜からな
る第1の側壁を形成する工程と、前記第1の側壁を覆う
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記一方の側面の他部
及び前記他方の側面の他部に第2の導電膜からなる第2
の側壁を形成する工程と、前記絶縁体を除去する工程と
を備え、前記第1の側壁をそれぞれ浮遊ゲート電極と
し、前記第2の側壁をそれぞれ制御ゲート電極とした一
対のメモリトランジスタを形成することを特徴とする。
【0021】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0022】フラッシュメモリのメモリセルの平面模式
図である図1(a)と、図1(a)のXX線,YY線で
の断面模式図である図1(b),(c)とを参照する
と、本発明の第1の実施例によるスプリットゲート型の
フラッシュメモリは、以下のように構成されている。な
お、理解を容易にするために、図1(a)において、N
+ 型ドレイン拡散層108AおよびN+ 型ソース拡散層
108Bには、それぞれ斜め右下りのハッチングおよび
斜め左下りのハッチングが施されている。
【0023】X方向およびこのX方向に直交するY方向
に対してそれぞれ所要の間隔を有して不純物濃度が10
16〜1017cm-3のP型シリコン基板101表面には、
複数の島状(矩形)のN+ 型ドレイン拡散層108Aが
設けられている。P型シリコン基板101表面には、そ
れぞれ1つのN+ 型ドレイン拡散層108Aに対してそ
れぞれ2つずつの空隙領域が設けられている。この空隙
領域は、Y方向に対して所定長(≒Fa1+Sa1≒F
b1+Sb1)を有し,N+ 型ドレイン拡散層108A
のX方向の幅(ゲート幅=W=1.2μm)と同じX方
向の幅を有し,このN+ 型ドレイン拡散層108AにY
方向で隣接している。さらにこのP型シリコン基板10
1表面には、X方向に列をなして配置された上記空隙領
域に隣接し、X方向に平行に、概略帯状の姿態を有した
複数のN+ 型ソース拡散層108Bが設けられている。
上記N+ 型ドレイン拡散層108Aと上記空隙領域と上
記N+ 型ソース拡散層108Bとを除いた領域のP型シ
リコン基板101表面には、膜厚0.5μm程度のLO
COS型のフィールド酸化膜102が設けられている。
【0024】上記空隙領域表面のN+ 型ドレイン拡散層
108Aと隣接する側には、熱酸化膜からなる膜厚d0
(例えば10nm程度)の第1ゲート絶縁膜104が設
けられている。(なお、第1ゲート絶縁膜はCVD法等
により形成された絶縁膜でもよい。この場合には、第1
ゲート絶縁膜はフィールド酸化膜102上にも延在す
る。)少なくとも第1ゲート絶縁膜104の一端はN+
型ドレイン拡散層108Aの端部を覆い、空隙領域表面
を覆う第1ゲート絶縁膜104の概略の幅はFa1(=
Fb1)である。第1ゲート絶縁膜104の上面は、第
1の導電体膜である所定膜厚(例えば200nm程度)
のN型の多結晶シリコン膜により形成された浮遊ゲート
電極115aもしくは浮遊ゲート電極115b(これら
の形成方法は後述する)により覆われている。浮遊ゲー
ト電極115a,115bのゲート長(L1 )は等し
く、L1 =Fa1(=Fb1)である。浮遊ゲート電極
115a,115bはX方向においてそれぞれフィール
ド酸化膜102上に最大0.5μm程度延在している。
これら浮遊ゲート電極115a,115bは、第1ゲー
ト絶縁膜104のN+ 型ドレイン拡散層108A側の端
部に垂直な所定の高さ(例えば200nm程度)を有す
る側面と、その一端がこの側面の上端と一致してその他
端がN+ 型ドレイン拡散層108Aとは反対側のそれぞ
れの浮遊ゲート電極115a,115bの(底面の)端
部と一致する傾斜した面とを有する。
【0025】浮遊ゲート電極115a,115bの上記
傾斜した面と浮遊ゲート電極115a,115bに覆わ
れていない領域の空隙領域表面とは、熱酸化膜からなる
膜厚d1 (例えば25nm程度)の第2ゲート絶縁膜1
06により覆われている。(なお、第2ゲート絶縁膜
は、CVD法等により形成されたシリコン酸化膜,シリ
コン窒化膜等からなる積層膜でもよい。この場合、第2
ゲート絶縁膜はフィールド酸化膜102上にも延在す
る。)さらに、空隙領域に隣接するN+ 型ソース拡散層
108Bの端部は、第2ゲート絶縁膜106により覆わ
れている。浮遊ゲート電極115a,115bを含めて
第2ゲート絶縁膜106は、第2の導電体膜(例えば多
結晶シリコン膜)からなるワード線を兼た制御ゲート電
極117aa,117abにより覆われている。制御ゲ
ート電極117aa,117abは、Y方向にFa1+
Sa1,Fb1+Sb1の幅を有してX方向に平行に設
けられいる。上記N+ 型ドレイン拡散層108A側の制
御ゲート電極117aa,117ab側面は、それぞれ
+ 型ドレイン拡散層108A側の浮遊ゲート電極11
5a,115bの側面と同一平面上にある。
【0026】制御ゲート電極117aa,117ab,
フィールド酸化膜102,N+ 型ドレイン拡散層108
AおよびN+ 型ソース拡散層108Bの表面を含めて、
P型シリコン基板101上には、層間絶縁膜109が設
けられている。この層間絶縁膜109には、それぞれの
+ 型ドレイン拡散層108Aに達するビット・コンタ
クト孔110が設けられている。Y方向に1つの列をな
して配置された複数のN+ 型ドレイン拡散層108Aに
対して、それぞれ1つのビット線111が設けられてい
る。これらのビット線111は、ビット・コンタクト孔
110を介して、それぞれのN+ 型ドレイン拡散層10
8Aに接続される。
【0027】上述した構造から明らかなように、本実施
例のメモリセルは、制御ゲート電極117aa,117
abをそれぞれゲート電極とし、それぞれSa1,Sb
1のゲート長(L2 )を有するセレクト・トランジスタ
が形成されていることになる。そのため、例えばあるメ
モリセルが過剰消去されている場合でも、読出し時にお
いてそのメモリセルがセレクト・トランジスタにより選
択されなければ、他のメモリセルの読出しには支障を帰
たさないことになる。なお、上記空隙領域には、このセ
レクト・トランジスタのチャネル領域と、EEPROM
自体のチャネル領域とが形成されていることになる。
【0028】また、本実施例のメモリセルにおける制御
ゲート電極117aa,117abは、それぞれ浮遊ゲ
ート電極115a,115bの傾斜した面のみを覆って
いる。すなわち、制御ゲート電極117aa,117a
bに覆われた浮遊ゲート電極115a,115b表面に
は、辺および頂点が存在しない。このため、本実施例の
メモリセルでは、(特定の個所での)電界集中は起りに
くくなる。このことから、本発明のメモリセルは、従来
のスプリットゲート型のフラッシュメモリのメモリセ
ル,さらには従来のスタックドゲート型のフラッシュメ
モリのメモリセルより、優れたデータ保持特性を有する
ことが可能になる。
【0029】図1とフラッシュメモリのメモリセルの製
造工程の断面模式図であり図1(a)のXX線,YY線
での断面模式図である図2,3とを併せて参照すると、
上記第1の実施例のフラッシュメモリは以下のように製
造される。
【0030】まず、不純物濃度が1016〜1017cm-3
のP型シリコン基板101表面のX方向対して間隔W
(ゲート幅)を有し,X方向に直交するY方向に対して
所要の間隔を有する複数の島状(矩形)の領域に、膜厚
0.5μm程度のLOCOS型のフィールド酸化膜10
2が形成される。全面に所定膜厚(例えば500nm程
度)のシリコン酸化膜が常圧CVD法により堆積され、
このシリコン酸化膜が異方性エッチングによりパターニ
ングされてX方向に平行な複数の帯状のシリコン酸化膜
103が残置される。なお、このパターニングでは、フ
ィールド酸化膜102までエッチングされるのをなるべ
く阻止することが必要である。これらのシリコン酸化膜
103は、X方向に列をなして配置された複数のフィー
ルド酸化膜102上を横断し、1つのこの列に対して1
つずつ形成され、所定の幅とフィールド酸化膜102の
X方向に平行な端部から所定の間隔とを有している〔図
2(a),図3(a)〕。
【0031】次に、フィールド酸化膜102およびシリ
コン酸化膜103に覆われていないP型シリコン基板1
01表面に、熱酸化により、膜厚d0 (例えば10nm
程度)の熱酸化膜からなる第1ゲート絶縁膜104が形
成される。全面に所定膜厚(例えば200nm程度)の
N型の多結晶シリコン膜からなる第1の導電体膜が堆積
される。第1のフォトレジスト膜(図示せず)をマスク
にしてこの第1の導電体膜が等方性エッチングにされ、
Y方向に平行な複数の帯状の導電体膜105が残置され
る。この導電体膜105は、X方向に対してフィールド
酸化膜102とそれぞれ0.5μm程度オーバーラップ
を有し,上記シリコン酸化膜103表面を含めて間隔が
Wであるフィールド酸化膜102の無い領域のP型シリ
コン基板101上を覆っている〔図2(b),図3
(b)〕。
【0032】上記第1のフォトレジスト膜が除去された
後、導電体膜105が異方性エッチングされ、(特に第
1ゲート絶縁膜104直上では)上記シリコン酸化膜1
03の高さより低い所定の高さを有するこの第1の導電
体膜からなる複数の浮遊ゲート電極115a,115b
が形成される。これら浮遊ゲート電極115a,115
bは、上記シリコン酸化膜103の側面と直接に接触す
る垂直な側面を有している。これら側面の上端は、フィ
ールド酸化膜102上において、曲線を描いてフィール
ド酸化膜102表面に達している。浮遊ゲート電極11
5a,115bの底面の一端はこれらの側面の下端と一
致している。第1ゲート絶縁膜104直上でのこれら浮
遊ゲート電極115a,115bの底面の幅(EEPR
OMとしてのゲート長L1 )はそれぞれFa1,Fb1
であるが、本実施例ではFa1=Fb1となる。フィー
ルド酸化膜102上での浮遊ゲート電極115a,11
5bの底面の他端は円弧を描いている。さらにこれら浮
遊ゲート電極115a,115bは、それぞれ上記側面
の上端を上端とし,上記底面の他端を下端とする傾斜し
た面を有している〔図2(c),図3(c)〕。
【0033】浮遊ゲート電極115a,115b等を形
成するための上記異方性エッチングのエッチング時間
は、導電体膜105のエッチングが進行してシリコン酸
化膜103の上面が露出する時間に所望の時間を加えた
ものである。この異方性エッチングでは、浮遊ゲート電
極115a,115b等に覆われていない部分の第1ゲ
ート絶縁膜104も除去される。Fa1,Fb1のゆら
ぎは、導電体膜105の膜厚のゆらぎとこの異方性エッ
チングによるゆらぎとの和となるが、±10%の範囲内
におさまっている。Fa1,Fb1にゆらぎは存在する
が、浮遊ゲート電極115a,115bの形成にリソグ
ラフィ工程が関与しないことから、アライメント精度に
よるゆらぎは無い。このため、近接した一対の浮遊ゲー
ト電極115a,115bの間では、常にFa1=Fb
1という状態が確保されることになる。
【0034】次に、浮遊ゲート電極115a,115b
表面と、少なくともフィールド酸化膜102およびシリ
コン酸化膜103およびこれら浮遊ゲート電極115
a,115bに覆われていないP型シリコン基板101
表面とには、熱酸化により、膜厚d1 (例えば25n
m)の第2ゲート絶縁膜106が形成される。全面に所
定膜厚(例えば600nm程度)のN型の多結晶シリコ
ン膜からなる第2の導電体膜107が堆積される〔図2
(d),図3(d)〕。
【0035】次に、全面に第2のフォトレジスト膜(図
示せず)が形成される。この第2のフォトレジスト膜が
完全に除去され,さらに少なくともシリコン酸化膜10
3の上面が完全に露出するまで、第2のフォトレジスト
膜および導電体膜107がエッチバックされる〔図2
(e),図3(e)〕。
【0036】次に、第3のフォトレジスト膜(図示せ
ず)をマスクしてこの導電体膜107のエッチングが行
なわれ、X方向に平行に,それぞれ1つのシリコン酸化
膜103に対してこのシリコン酸化膜103の両側面に
それぞれ一対ずつ,導電体膜107からなる制御ゲート
電極117aa,117abが形成される。制御ゲート
電極117aa,117abの幅は、それぞれFa1+
Sa1,Fb1+Sb1である。Sa1,Sb1はセレ
クト・トランジスタとしてのゲート長L2 であるが、ア
ライメント精度が0でないため、Sa1≒Sb1となる
〔図2(f),図3(f)〕。なお、このリソグラフィ
工程では、帯状のシリコン酸化膜103のX方向の)端
部において制御ゲート電極117aaと制御ゲート電極
117abとが分離される。さらにこの工程により、本
実施例のフラッシュメモリの周辺回路のゲート電極を形
成することもできる。
【0037】次に、露出されたフィールド酸化膜102
上面を覆い,シリコン酸化膜103の上面を外包する開
口部を有する第4のフォトレジスト膜(図示せず)をマ
スクにしたエッチングにより、シリコン酸化膜103が
選択的にエッチング除去される。この第4のフォトレジ
スト膜が除去された後、フィールド酸化膜102と制御
ゲート電極117aa,117abとをマスクにしてイ
オン注入が行なわれ、N+ 型ドレイン拡散層108Aと
X方向に平行なN+ 型ソース拡散層108BとがP型シ
リコン基板101表面に形成される〔図2(g),図3
(g)〕。
【0038】次に、全面に層間絶縁膜109が堆積さ
れ、それぞれのN+ 型ドレイン拡散層108Aに達する
ビット・コンタクト孔110が形成される。ビット・コ
ンタクト孔110を介してそれぞれ複数のN+ 型ドレイ
ン拡散層108Aに接続されるY方向に平行な複数のビ
ット線111が形成される〔図1〕。
【0039】上記第1の実施例によれば、1つのN+
ドレイン拡散層を共有する2つのメモリセルのそれぞれ
の浮遊ゲート電極のゲート長が等しくなるため、少なく
ともこれら2つのメモリセルのVTMおよび書込み時間t
W はそれぞれ等しくなる。ただし、上述したように、導
電体膜105の膜厚のゆらぎと、この導電体膜105か
ら浮遊ゲート電極115a,115bを形成するための
異方性エッチングによるゆらぎとが存在するため、十分
に間隔を持った2つのメモリセルのそれぞれのL1 には
±10%の範囲内のゆらぎがある。(この場合にも、こ
の十分に間隔を持った2つのメモリセルのそれぞれのV
TMはほぼ等しい。)第1ゲート絶縁膜104が膜厚d0
=10nm程度の熱酸化膜,第2ゲート絶縁膜106が
膜厚d1=25nm程度の熱酸化膜,導電体膜105が
膜厚200nm程度のN型の多結晶シリコン膜である場
合、L1 =(Fa1=Fb1)の設計値は200nmと
なるが、このゆらぎは±20nmの範囲内にある。書込
み時間の設計値をtW0とすると、このときの書込み時間
W は、0.9tW0〈tW 〈1.3tW0となる。本実施
例のこの書込み時間tW のゆらぎは、アライメント精度
以外の加工精度を無視した場合の従来のスプリットゲー
ト型のフラッシュメモリの1つのN+ 型ドレイン拡散層
を共有する2つのメモリセルの間の書込み時間のゆらぎ
よりも小さくなる。すなわち、本実施例のフラッシュメ
モリは、従来のスプリットゲート型のフラッシュメモリ
に比べて、大幅に書込み特性が改善される。
【0040】フラッシュメモリのメモリセルの平面模式
図である図4(a)と、図4(a)のXX線,YY線で
の断面模式図である図4(b),(c)とを参照する
と、本発明の第2の実施例のスプリットゲート型のフラ
ッシュメモリでは、上記第1の実施例に比べて、第2の
導電体膜から形成された制御ゲート電極117ba,1
17bbの形状が異なっている。(トランジスタが形成
された領域での)これらの制御ゲート電極117ba,
117bbは、その一端がN+ 型ドレイン拡散層108
A側に設けられたこれら制御ゲート電極117ba,1
17bbの側面の上端に一致し,その他端がこれら制御
ゲート電極117ba,117bbの底面のN+ 型ソー
ス拡散層108B側の端部と一致した傾斜した面を有す
る。1つのN+ 型ドレイン拡散層108Aを共有する2
つのメモリセルでは、制御ゲート電極117baおよび
制御ゲート電極117bbをゲート電極とするそれぞれ
のセレクト・トランジスタのゲート長L2 は等しくな
る。すなわち、L2 =Sa2=Sb2である。
【0041】フラッシュメモリのメモリセルの製造工程
の断面模式図であり図4(a)のYY線での断面模式図
である図5を参照すると、上記第2の実施例の制御ゲー
ト電極117ba,117bbの形成方法は、次のよう
になる。
【0042】まず、上記第1の実施例の製造方法と同様
に、シリコン酸化膜103が形成され、第1ゲート絶縁
膜104が形成される。第1のフォトレジスト膜を用い
た第1の導電体膜の等方性エッチングと、パターニング
されたこの第1の導電体膜の異方性エッチングとによ
り、浮遊ゲート電極115a,115bが形成される。
その後、上記第1の実施例と同様に、第2ゲート絶縁膜
106が形成され、さらに、第2の導電体膜107が堆
積される〔図5(a)〕。
【0043】次に、シリコン酸化膜103の上面が完全
に露出するまで、この導電体膜107が異方性エッチン
グされ、導電体膜107からなる制御ゲート電極117
ba,117bbが形成される。このエッチングによ
り、制御ゲート電極117ba,117bbに覆われて
いない部分の第2ゲート絶縁膜106も除去される〔図
5(b)〕。
【0044】図示は省略するが、続いて、露出されたフ
ィールド酸化膜102上面を覆い,シリコン酸化膜10
3の上面を外包する開口部を有する第2のフォトレジス
ト膜をマスクにしたエッチングにより、シリコン酸化膜
103が選択的にエッチング除去される。この第2のフ
ォトレジスト膜が除去された後、フィールド酸化膜10
2と制御ゲート電極117ba,117bbとをマスク
にしてイオン注入が行なわれ、N+ 型ドレイン拡散層1
08AとX方向に平行なN+ 型ソース拡散層108Bと
がP型シリコン基板101表面に形成され、図4の構造
のメモリセルが形成される。
【0045】上記第2の実施例は、上記第1の実施例の
有する保持特性および書込み特性を有する。また、上記
第1の実施例に比べて、本実施例は、1つのN+ 型ドレ
イン拡散層を共有する2つのメモリセルのセレクト・ト
ランジスタのゲート長L2 が等しくなるため、読出し特
性のばらつきが少なくなる。さらに、上記第1の実施例
に比べて、本実施例は、これの製造方法に起因して、リ
ソグラフィ工程の回数が少なくなり、Y方向の微細化が
容易になる。
【0046】フラッシュメモリのメモリセルの平面模式
図である図6(a)と、図6(a)のYY線,ZZ線で
の断面模式図である図6(b),(c)とを参照する
と、本発明の第3の実施例のメモリセルは、(上記第
1,第2の実施例と同じ形状の)浮遊ゲート電極115
a,115bと(上記第2の実施例と同じ形状の)制御
ゲート電極117ba,117bbとを有するが、フィ
ールド酸化膜122aおよびN+ 型ソース拡散層128
Bの形状(およびこれらフィールド酸化膜122aおよ
びN+ 型ソース拡散層128Bと制御ゲート電極117
ba,117bbとの位置関係)に特徴がある。N+
ソース拡散層128Bとセレクト・トランジスタのチャ
ネル領域との境界と、このチャネル領域に隣接したフィ
ールド酸化膜122aとこのN+ 型ソース拡散層128
Bとの境界とが同一直線上にある。換言すれば、N+
ソース拡散層128Bは、それぞれ異なるN+ 型ドレイ
ン拡散層128Aに属する隣接した2つの制御ゲート電
極117baと制御ゲート電極117bbとに挟まれた
領域のP型シリコン基板101表面に、これら制御ゲー
ト電極117ba,117bbに自己整合的に、形成さ
れている。
【0047】図6とフラッシュメモリのメモリセルの製
造工程の断面模式図であり図6(a)のYY線,ZZ線
での断面模式図である図7,8とを併せて参照すると、
上記第3の実施例のフラッシュメモリは以下のように製
造される。
【0048】まず、P型シリコン基板101表面のX方
向にW(=ゲート幅)を有し,このX方向と直交するY
方向に平行な複数の帯状の領域に、膜厚0.5μm程度
のLOCOS型のフィールド酸化膜122が形成され
る。その後、上記第1,第2の実施例と同様の方法によ
り、膜厚500nm程度のシリコン酸化膜103が形成
される〔図7(a),図8(a)〕。
【0049】次に、上記第1,第2の実施例と同様の方
法により、第1ゲート絶縁膜104が形成され、全面に
第1の導電体膜が形成される。この導電体膜が(上記第
1,第2の実施例と同様の方法により)フォトレジスト
膜(図示せず)をマスクに等方性エッチグされ、帯状の
導電体膜が残置される。このフォトレジスト膜が除去さ
れた後、上記第1,第2の実施例と同様の方法により、
この導電体膜が異方性エッチングされて浮遊ゲート電極
115a,115bが形成される〔図7(b),図8
(b)〕。
【0050】次に、上記第2の実施例と同様の方法によ
り、第2ゲート絶縁膜107が形成され、全面に第2の
導電体膜が形成される。その後、この第2の導電体膜が
異方性エッチングされて制御ゲート電極117ba,1
17bbが形成される〔図7(c),図8(c)〕。
【0051】続いて、制御ゲート電極117ba,11
7bbをマスクにして露出したフィールド酸化膜122
とシリコン酸化膜103とがエッチング除去され、フィ
ールド酸化膜122aが残置される。このシリコン酸化
膜103は第1,第2の導電体膜をN型化するための熱
処理等により熱酸化膜並の材質に変化しているため、露
出したフィールド酸化膜122とシリコン酸化膜103
と除去は概略同時に行なわれる。これらの除去時間の差
が大きな場合には、一方が除去された段階でその部分を
フォトレジスト膜で覆っておく方法を採用してもよい。
次に、制御ゲート電極117ba,117bbをマスク
にしたイオン注入により、N+ 型ドレイン拡散層128
AおよびN+ 型ソース拡散層128Bが形成される〔図
7(d),図8(d)〕。
【0052】次に、上記第1,第2の実施例と同様の方
法により、層間絶縁膜109,ビット・コンタクト孔1
10およびビット線111が順次形成される〔図6〕。
【0053】上記第3の実施例は、上記第2の実施例の
有する保持特性,書込み特性および読出し特性を有す
る。また、上記第2の実施例に比べて、本実施例は、リ
ソグラフィ工程の回数がさらに少なくなり、Y方向での
微細化はさに容易になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスプリット
ゲート型のフラッシュメモリは、1つのドレイン拡散層
を共有する2つのメモリセルにおいて、これらのEEP
OMとしてのゲート長が等しいため、従来のスプリット
ゲート型のフラッシュメモリより優れた書込み特性を有
している。さらに、本発明の浮遊ゲート電極が傾斜した
面で(第2ゲート絶縁膜を介して)制御ゲート電極に覆
われているため、本発明のフラッシュメモリは従来のス
プリットゲート型のフラッシュメモリ並びに従来のスタ
ックドゲート型のフラッシュメモリより優れた保持特性
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の平面模式図および断面
模式図である。
【図2】上記第1の実施例の製造工程の断面模式図であ
り、図1(a)のXX線での断面模式図である。
【図3】上記第1の実施例の製造工程の断面模式図であ
り、図1(a)のYY線での断面模式図である。
【図4】本発明の第2の実施例の平面模式図および断面
模式図である。
【図5】上記第2の実施例の製造工程の断面模式図であ
り、図4(a)のYY線での断面模式図である。
【図6】本発明の第3の実施例の平面模式図および断面
模式図である。
【図7】上記第3の実施例の製造工程の断面模式図であ
り、図6(a)のYY線での断面模式図である。
【図8】上記第3の実施例の製造工程の断面模式図であ
り、図6(a)のZZ線での断面模式図である。
【図9】従来のスプリットゲート型のフラッシュメモリ
のメモリセルの平面模式図である。
【図10】従来のスプリットゲート型のフラッシュメモ
リのメモリセルの断面模式図であり、図9のXX線およ
びYY線での断面模式図である。
【符号の説明】
101,201 P型シリコン基板 102,122,122a,202 フィールド酸化
膜 103 シリコン酸化膜 104,204 第1ゲート絶縁膜 105,107 導電体膜 106,206 第2ゲート絶縁膜 108A,128A,208A N+ 型ドレイン拡散
層 108B,128B,208B N+ 型ソース拡散層 109,209 層間絶縁膜 110,210 ビット・コンタクト孔 111,211 ビット線 115a,115b,215a,215b 浮遊ゲー
ト電極 117aa,117ab,117ba,117bb,2
17a,217b制御ゲート電極 Fa1,Fa3,Fb1,Fb3,Sa1,Sa2,S
a3,Sb1,Sb2,Sb3 ゲート長 W ゲート幅

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のシリコン基板表面のX方向お
    よび該X方向に直交するY方向に対してそれぞれ所要の
    間隔を有する複数の島状の領域に、フィールド酸化膜を
    形成する工程と、 前記X方向に列をなして配置された複数の前記島状の領
    域の前記フィールド酸化膜上を横断し、該X方向に平行
    に、1つの該列に対して1つずつ、所望の高さ,所定の
    幅,および該フィールド酸化膜の該X方向に平行な端部
    から所定の間隔を有する複数の帯状絶縁膜を前記シリコ
    ン基板上に形成する工程と、 少なくとも前記フィールド酸化膜および前記帯状絶縁膜
    に覆われていない前記シリコン基板表面に第1のゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 全面に第1の導電体膜を形成し、第1のフォトレジスト
    膜をマスクにした等方性エッチングにより前記フィール
    ド酸化膜を介さずに前記シリコン基板を覆う領域を外包
    する領域に該第1の導電体膜を残置し、該第1のフォト
    レジスト膜を除去し、該第1の導電体膜を異方性エッチ
    ングして前記帯状絶縁膜の高さより低い所定の高さを有
    する該第1の導電体膜からなる複数の浮遊ゲート電極を
    形成する工程と、 前記浮遊ゲート電極表面上と、少なくとも前記フィール
    ド酸化膜および前記帯状絶縁膜および該浮遊ゲート電極
    に覆われていない前記シリコン基板表面とに第2のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 全面に第2の導電体膜および第2のフォトレジスト膜を
    形成し、少なくとも前記帯状絶縁膜の上面が露出するま
    で該第2のフォトレジスト膜および該第2の導電体膜を
    エッチバックする工程と、 第3のフォトレジスト膜をマスクして前記第2の導電体
    膜のエッチングを行ない、前記X方向に平行に,それぞ
    れ1つの前記帯状絶縁膜に対して該帯状絶縁膜の両側面
    にそれぞれ一対ずつ,該第2の導電体膜からなる制御ゲ
    ート電極を形成する工程と、 前記帯状絶縁膜の上面を外包する開口部を有する第4の
    フォトレジスト膜をマスクにして該帯状絶縁膜を選択的
    にエッチング除去し、該第4のフォトレジスト膜を除去
    し、前記フィールド酸化膜と前記制御ゲート電極とをマ
    スクにした逆導電型の不純物の拡散により、複数の逆導
    電型のドレイン拡散層と前記X方向に平行な複数の逆導
    電型のソース拡散層とを前記シリコン基板表面に形成す
    る工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、それぞれの前記
    ドレイン拡散層に達するビット・コンタクト孔を形成
    し、該ビット・コンタクト孔を介してそれぞれ複数の該
    ドレイン拡散層に接続される前記Y方向に平行な複数の
    ビット線を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一導電型のシリコン基板表面のX方向お
    よび該X方向に直交するY方向に対してそれぞれ所要の
    間隔を有する複数の島状の領域に、フィールド酸化膜を
    形成する工程と、 前記X方向に列をなして配置された複数の前記島状の領
    域の前記フィールド酸化膜上を横断し、該X方向に平行
    に、1つの該列に対して1つずつ、所望の高さ,所定の
    幅,および該フィールド酸化膜の該X方向に平行な端部
    から所定の間隔を有する複数の帯状絶縁膜を前記シリコ
    ン基板上に形成する工程と、 少なくとも前記フィールド酸化膜および前記帯状絶縁膜
    に覆われていない前記シリコン基板表面に第1のゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 全面に第1の導電体膜を形成し、第1のフォトレジスト
    膜をマスクにした等方性エッチングにより前記フィール
    ド酸化膜を介さずに前記シリコン基板を覆う領域を外包
    する領域に該第1の導電体膜を残置し、該第1のフォト
    レジスト膜を除去し、該第1の導電体膜を異方性エッチ
    ングして前記帯状絶縁膜の高さより低い所定の高さを有
    する該第1の導電体膜からなる複数の浮遊ゲート電極を
    形成する工程と、 前記浮遊ゲート電極表面上と、少なくとも前記フィール
    ド酸化膜および前記帯状絶縁膜および該浮遊ゲート電極
    に覆われていない前記シリコン基板表面とに第2のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、少なくとも前記帯状絶
    縁膜の上面が露出するまで該第2の導電体膜の異方性エ
    ッチングを行ない、前記X方向に平行に,それぞれ1つ
    の前記帯状絶縁膜に対して該帯状絶縁膜の両側面にそれ
    ぞれ一対ずつ,該第2の導電体膜からなる制御ゲート電
    極を形成する工程と、 前記帯状絶縁膜の上面を外包する開口部を有する第2の
    フォトレジスト膜をマスクにして該帯状絶縁膜を選択的
    にエッチング除去し、該第2のフォトレジスト膜を除去
    し、前記フィールド酸化膜と前記制御ゲート電極とをマ
    スクにした逆導電型の不純物の拡散により、複数の逆導
    電型のドレイン拡散層と前記X方向に平行な複数の逆導
    電型のソース拡散層とを前記シリコン基板表面に形成す
    る工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、それぞれの前記
    ドレイン拡散層に達するビット・コンタクト孔を形成
    し、該ビット・コンタクト孔を介してそれぞれ複数の該
    ドレイン拡散層に接続される前記Y方向に平行な複数の
    ビット線を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 一導電型のシリコン基板表面のX方向に
    対して所要の間隔と所要の幅とを有し,該X方向に直交
    するY方向に平行な複数の帯状の領域に、フィールド酸
    化膜を形成する工程と、 複数の前記帯状の領域の前記フィールド酸化膜上を横断
    し、所望の高さ,所定の幅および所定の間隔を有する複
    数の帯状絶縁膜を前記シリコン基板上に形成する工程
    と、 少なくとも前記フィールド酸化膜および前記帯状絶縁膜
    に覆われていない前記シリコン基板表面に第1のゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 全面に第1の導電体膜を形成し、フォトレジスト膜をマ
    スクにした等方性エッチングにより前記フィールド酸化
    膜を介さずに前記シリコン基板を覆う領域を外包する領
    域に該第1の導電体膜を残置し、該フォトレジスト膜を
    除去し、該第1の導電体膜を異方性エッチングして前記
    帯状絶縁膜の高さより低い所定の高さを有する該第1の
    導電体膜からなる複数の浮遊ゲート電極を形成する工程
    と、 前記浮遊ゲート電極表面上と、少なくとも前記フィール
    ド酸化膜および前記帯状絶縁膜および該浮遊ゲート電極
    に覆われていない前記シリコン基板表面とに第2のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、少なくとも前記帯状絶
    縁膜の上面が露出するまで該第2の導電体膜の異方性エ
    ッチングを行ない、前記X方向に平行に,それぞれ1つ
    の前記帯状絶縁膜に対して該帯状絶縁膜の両側面にそれ
    ぞれ一対ずつ,該第2の導電体膜からなる制御ゲート電
    極を形成する工程と、 前記帯状絶縁膜と,該帯状絶縁膜および前記制御ゲート
    電極に覆われていない領域の前記フィールド酸化膜とを
    選択的にエッチング除去し、前記フィールド酸化膜と前
    記制御ゲート電極とをマスクにした逆導電型の不純物の
    拡散により、複数の逆導電型のドレイン拡散層と前記X
    方向に平行な複数の逆導電型のソース拡散層とを前記シ
    リコン基板表面に形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成し、それぞれの前記ドレイン拡
    散層に達するビット・コンタクト孔を形成し、該ビット
    ・コンタクト孔を介してそれぞれ複数の該ドレイン拡散
    層に接続される前記Y方向に平行な複数のビット線を形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 側面及び上面を有する絶縁体を半導体基
    板上に形成する工程と、前記半導体基板上に第1のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁体の前記側面及び
    上面並びに前記第1のゲート絶縁膜を少なくとも覆う第
    1の導電膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜
    の一部、前記絶縁体の前記上面及び前記絶縁体の前記側
    面の一部が露出するまで前記第1の導電膜をエッチバッ
    クし前記絶縁体の前記側面の他部を覆う浮遊ゲート電極
    を形成する工程と、前記露出した第1のゲート絶縁膜を
    除去し前記半導体基板を露出させる工程と、前記露出し
    た半導体基板上及び前記浮遊ゲート電極上に第2のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、前記第2のゲート絶縁膜、
    前記絶縁体の前記上面及び前記絶縁体の前記側面の前記
    一部を少なくとも覆う第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜の一部及び前記第2のゲート絶縁膜の
    一部を除去し少なくとも前記絶縁体の前記上面及び前記
    半導体基板を露出させ残余の前記第2の導電膜を制御ゲ
    ート電極とする工程と、前記絶縁体を除去する工程とを
    含む半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の導電膜の一部及び前記第2の
    ゲート絶縁膜の一部を除去する工程は、リソグラフィを
    行うことなく少なくとも前記絶縁体の前記上面及び前記
    半導体基板が露出するまで前記第2の導電膜及び前記第
    2のゲート絶縁膜をエッチバックすることにより残余の
    前記第2の導電膜を前記制御ゲート電極とする工程であ
    ることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の導電膜の膜厚は前記絶縁体の
    前記側面の高さよりも低く、前記第2の導電膜の膜厚は
    前記絶縁体の前記側面の高さよりも高いことを特徴とす
    請求項4又は5記載の半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 一方の側面及び他方の側面を有する絶縁
    体を形成する工程と、前記一方の側面の一部及び前記他
    方の側面の一部に円弧状の端面を有する第1の導電膜か
    らなる第1の側壁を形成する工程と、前記第1の側壁を
    覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、前記一方の側面の
    他部及び前記他方の側面の他部に第2の導電膜からなる
    第2の側壁を形成する工程と、前記絶縁体を除去する工
    程とを備え、前記第1の側壁をそれぞれ浮遊ゲート電極
    とし、前記第2の側壁をそれぞれ制御ゲート電極とした
    一対のメモリトランジスタを形成することを特徴とする
    半導体記憶装置の製造方法。
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