JP3361377B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP3361377B2
JP3361377B2 JP01522694A JP1522694A JP3361377B2 JP 3361377 B2 JP3361377 B2 JP 3361377B2 JP 01522694 A JP01522694 A JP 01522694A JP 1522694 A JP1522694 A JP 1522694A JP 3361377 B2 JP3361377 B2 JP 3361377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
insulating film
semiconductor device
source
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01522694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06295995A (ja
Inventor
朋文 庄野
明 浅井
正紀 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP01522694A priority Critical patent/JP3361377B2/ja
Publication of JPH06295995A publication Critical patent/JPH06295995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361377B2 publication Critical patent/JP3361377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAMメモリセル等
の半導体素子を備えた半導体装置及びその製造方法に係
り、特に、容量蓄積電極コンタクト,ビット線コンタク
ト等のコンタクト抵抗の増大防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置には高密度化が要求さ
れてきており、搭載される半導体素子の寸法もごく微細
なものになっている。このため、半導体素子に配線を接
続するコンタクト部材の寸法やコンタクト部材と素子の
重ね合わせ寸法は非常に小さくなる傾向にある。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の半導体
装置の例について説明する。図14(a)は、従来のス
タック型キャパシタセルを用いたDRAMのメモリセル
アレイの平面図であり、図14(b)はその一部を拡大
した平面図である。図15は、図14(a)のXV−XV線
における断面図である。図14(a)及び図15に示す
ように、P型半導体基板1の表面領域は、素子分離4に
より複数の活性領域Racに区画されている。各活性領域
Racには、DRAMメモリセルを構成するスイッチング
トランジスタ8が形成されている。各スイッチングトラ
ンジスタ8には、不純物がドープされた2つの拡散領域
つまりドレイン領域2とソース領域3とが形成されてい
る。そして、各スイッチングトランジスタ8のソース−
ドレイン間つまりチャネル領域の上方には、チャネル電
流を制御するためのゲート電極7がゲート酸化膜6を介
して設けられている。また、素子分離4上と活性領域R
ac上とに跨って、各スイッチングトランジスタ8のゲー
ト電極7を接続するワード線5が形成されている。ワー
ド線5は、図14(a)の平面図の縦方向に隣接するス
イッチングトランジスタ8を接続する線状に形成されて
いる。
【0004】図15の断面図において、上記ワード線5
は、便宜上、素子分離4の上ではワード線5として表示
され、活性領域Racの上ではゲート電極7として表示さ
れている。各ゲート電極7の側部及び上面は、サイドウ
ォール9a及び上面保護膜9bからなる第1絶縁膜9で
被覆されており、いわゆるLDD構造となっている。し
たがって、詳細は省略するが、ドレイン領域2及びソー
ス領域3は、いずれも高濃度領域と低濃度領域とを有し
ている。ドレイン領域2の上には第2絶縁膜12が形成
されており、この第2絶縁膜12は、メモリセルアレイ
部の全面に堆積された後、パターニングされたものであ
り、図14(b)に拡大して示すように、各スイッチン
グトランジスタ8のソース領域3に該当する部分が除去
されている。つまり、図15の断面図に示すように、第
2絶縁膜12は、素子分離4に隣接する部分を除くソー
ス領域3の一部の直上領域とその周辺の第1絶縁膜9の
直上領域とを含む領域が除去されており、以下ではこの
領域を除去領域Retということにする。上記第2絶縁膜
12の上には容量蓄積電極13が形成されている。さら
に、この容量蓄積電極13を被覆する容量絶縁膜14が
形成され、容量絶縁膜14の上にプレート電極15が形
成されている。図14(b)に示すように、ドットを施
した領域が容量蓄積電極13とソース領域3とを接続す
る容量蓄積電極コンタクト11の形成領域であり、通
常、この容量蓄積電極コンタクト11の寸法とソース領
域3の寸法との間には、フォトマスクのずれを考慮し
て、マージン16が設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような半導体装置では下記のような問題があった。
図16は、フォトリソグラフィー工程におけるずれを説
明する図であって、図14(b)に相当する部分におい
て、スイッチングトランジスタ8の各部を形成するため
のマスクと第2絶縁膜12をパターニングするマスクと
の位置ずれが生じたときの状態を示す図である。すなわ
ち、除去領域Retの端部とソース領域3の端部とのマー
ジン16は0.05[μm]と非常に小さいが、現在の
フォトリソグラフィー技術における上下のパターン重ね
合わせ精度では、除去領域Retを正確な位置に形成する
ことは難しい。このため、図16に示すように、除去領
域Retが、上記マージン16以上に上方又は下方にへシ
フトすることがある。また、このマスクの位置ずれに加
えて、除去領域Retの寸法は、例えば1.1[μm]×
0.5[μm]程度と小さいため、フォトリソグラフィ
ー工程で解像度が不足してレジストパターンのテール引
きが発生し、エッチング工程で、レジストパターンのこ
のテールを引いた部分が不規則に後退して、容量蓄積電
極コンタクト11の寸法が安定しないという傾向もあっ
た。
【0006】以上のような原因により、容量蓄積電極コ
ンタクト11の面積が減少すると、コンタクト抵抗値が
増加したり、接続不良を来たす虞れがあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、フォトリソ
グラフィー工程におけるマスクの位置ずれやレジストパ
ターンのテール引きに起因するコンタクト不良を防止す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置
は、半導体基板と、上記半導体基板上に形成され、半導
体基板の表面領域を半導体素子が形成される複数の活性
領域に区画する分離絶縁膜と、上記半導体基板の上記各
活性領域に形成され、半導体基板の表面領域に不純物が
拡散されてなるドレイン領域及びソース領域と、上記活
性領域の半導体基板上に設けられた配線部材と、上記配
線部材の表面を被覆する第1絶縁膜と、上記半導体基
板,分離絶縁膜及び第1絶縁膜の上に上記半導体基板,
分離絶縁膜及び 第1絶縁膜のすべてに接触して設けら
れ、上記ドレイン領域の直上領域が残存し、かつ、複数
のソース領域の直上領域とこれらに連続する上記分離絶
縁膜のソース領域間領域の直上領域とが除去された第2
絶縁膜と、上記ソース領域の上方に設けられた導電性部
材と、上記第2絶縁膜が除去された領域の少なくとも一
部を介し、上記導電性部材とソース領域とを接続するコ
ンタクト部材とを備えている。
【0009】請求項2の半導体装置は、上記半導体基板
の各活性領域にDRAMメモリセルを配設し、上記配線
部材を上記DRAMメモリセルのワード線とし、上記導
電性部材を容量蓄積電極とし、上記コンタクト部材を上
記容量蓄積電極とソース領域とを接続する容量蓄積電極
コンタクトとしたものである。
【0010】請求項3の半導体装置は、上記第2絶縁膜
が除去された領域が、ワード線にほぼ平行な方向に配置
された複数のソース領域の直上領域を共通に含むように
構成したものである。
【0011】請求項4の半導体装置は、上記第2絶縁膜
が除去された領域が、ワード線にほぼ直交する方向に配
置された複数のソース領域の直上領域を共通に含むよう
に構成したものである。
【0012】請求項5の半導体装置は、上記第2絶縁膜
が除去された領域が、DRAMメモリセル内のすべての
ソース領域の直上領域を共通に含むように構成したもの
である。
【0013】請求項6の半導体装置は、上記容量蓄積電
極の上方に配置されたビット線と、上記ドレイン領域の
上を被覆する第2絶縁膜の一部を貫通して、上記ビット
線とドレイン領域とを接続するビット線コンタクトとを
設ける構成としたものである。
【0014】請求項7の半導体装置は、半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、半導体基板の表面領域を
半導体素子が形成される複数の活性領域に区画する分離
絶縁膜と、上記半導体基板の上記各活性領域に形成さ
れ、基板の表面領域に不純物が拡散されてなるドレイン
領域及びソース領域と、上記活性領域の半導体基板上に
設けられた配線部材と、上記配線部材の表面を被覆する
第1絶縁膜と、上記半導体基板,第1絶縁膜及び分離絶
縁膜の上に上記半導体基板,分離絶縁膜及び第1絶 縁膜
のすべてに接触して形成され、少なくとも複数のソース
領域の直上領域とこれらに連続する上記分離絶縁膜のソ
ース領域間領域の直上領域とが除去され、かつ上記ドレ
イン領域の直上領域のうちの少なくとも一部が孤立して
残存する平面パターンを有する第2絶縁膜と、上記ソー
ス領域の上方に設けられた導電性部材と、上記第2絶縁
膜が除去された領域のうちの少なくとも一部を介し、上
記導電性部材とソース領域とを接続するコンタクト部材
とを備えている。
【0015】請求項8の半導体装置は、上記第2絶縁膜
を残存部分が各第1絶縁膜の直上領域毎に孤立した島状
の平面パターンを有するように構成したものである。
【0016】請求項9の半導体装置は、上記第2絶縁膜
の残存部分が、所定方向に配置された複数のドレイン領
域の直上領域を共通に含む線状の平面パターンを有する
ように構成したものである。
【0017】請求項10の半導体装置は、上記第2絶縁
膜が、各活性領域のドレイン領域に挟まれた分離絶縁膜
のうち最小分離幅の部分の直上領域に残存しているよう
に構成したものである。
【0018】請求項11の半導体装置の製造方法は、半
導体基板の表面領域を半導体素子が形成される複数の活
性領域に区画する分離絶縁膜を形成する工程と、少なく
とも上記半導体基板の各活性領域の一部を含む領域に、
配線部材及びその表面を被覆する第1絶縁膜を形成する
工程と、上記活性領域に不純物を導入して、ドレイン領
域及びソース領域を形成する工程と、上記各活性領域,
第1絶縁膜及び分離絶縁膜の上に 記各活性領域,分離
絶縁膜及び第1絶縁膜のすべてに接触して絶縁性膜を堆
積した後、堆積された絶縁性膜のうち、少なくとも上記
ドレイン領域の直上領域域を残し、かつ、複数のソース
領域の直上領域とこれらに連続する上記分離絶縁膜のソ
ース領域間領域の直上領域とを除去して、第2絶縁膜を
形成する工程と、上記ソース領域の上方に、導電性部材
と、上記導電性部材と上記ドレイン領域とを接続するコ
ンタクト部材とを形成する工程とを備えている。
【0019】請求項12の半導体装置の製造方法は、
記配線部材としてDRAMメモリセルのワード線を形成
し、上記ドレイン領域としてDRAMメモリセルのドレ
イン領域を形成し、上記ソース領域としてDRAMメモ
リセルのソース領域を形成し、上記導電性部材として容
量蓄積電極を形成し、上記コンタクト部材として、容量
蓄積電極とDRAMメモリセルのソース領域とを接続す
る容量蓄積電極コンタクトを形成する方法である。
【0020】請求項13の半導体装置の製造方法は、
記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性膜
のうち、ワード線にほぼ平行な方向に配置された複数の
ソース領域の直上領域を共通に含む領域を除去する方法
である。
【0021】請求項14の半導体装置の製造方法は、
記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性膜
のうち、ワード線にほぼ直交する方向に配置された複数
のソース領域の直上領域を共通に含む領域を除去する方
法である。
【0022】請求項15の半導体装置の製造方法は、
記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性膜
のうち、DRAMメモリセル内のすべてのソース領域の
直上領域を共通に含む領域を除去する方法である。
【0023】請求項16の半導体装置の製造方法は、
記DRAMメモリセルの周辺回路を形成する工程と、上
記容量蓄積電極の上に誘電体膜を形成する工程と、上記
誘電体膜の上に、プレート電極を形成する工程とを設
け、上記第2絶縁膜を形成する工程では、第2絶縁膜の
除去領域がプレート電極を形成しようとする領域の内部
にあるように形成する方法である。
【0024】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、導電
性部材とソース領域とを接続するコンタクト部材がソー
ス領域に接触する面積が十分広く確保される。したがっ
て、コンタクト抵抗が低く抑制される。
【0025】請求項2の発明では、DRAMメモリセル
において、容量蓄積電極とソース領域とを接続する容量
蓄積電極コンタクトの抵抗が低く抑制されることにな
る。
【0026】請求項3又は4の発明では、残存する第2
絶縁膜と除去領域とがライン&スペースの関係となるの
で、除去領域の形状が安定する。
【0027】請求項5の発明では、絶縁膜の除去領域が
最も広くなるので、コンタクト部材とソース領域とのコ
ンタクト面積が特に広く確保されることになる。
【0028】請求項6の発明では、ビット線上置き型の
DRAMメモリセル構造に対し、上記各発明の作用が得
られることになる。
【0029】請求項の発明では、第2絶縁膜の残存部
分が孤立して残存するので、従来のようにソース領域の
一部の直上となる第2絶縁膜の除去領域が孤立したパタ
ーンとなるのとは異なり、導電性部材のコンタクト部材
を形成するためのコンタクト用面積が十分確保される。
【0030】請求項の発明では、第2絶縁膜が島状と
なることで、導電性部材とソース領域とのコンタクト面
積が特に広く確保される。
【0031】請求項の発明では、残存する第2絶縁膜
と除去領域とがライン&スペースの関係となるので、除
去領域の形状が安定する。
【0032】請求項10の発明では、分離絶縁膜のうち
最小分離幅の部分が第2絶縁膜によって被覆されている
ことで、上方の部材の形成時に、オーバーエッチング等
による分離絶縁膜の損傷が防止され、各活性領域間の分
離機能が良好に維持されることになる。
【0033】請求項11の発明では、導電性部材とソー
ス領域とのコンタクト部材を形成する際に、ソース領域
全体がほとんど露出した状態でコンタクト部材が堆積さ
れるので、コンタクト部材がソース領域に自己整合的に
形成され、フォトリソグラフィーにおけるマスクの位置
合わせ制度に拘らず、広いコンタクト面積が確保される
ことになる。そして、フォトリソグラフィー工程で形成
されるコンタクト部材の形状が良好となる。また、第2
絶縁膜とソース領域との重ね合わせマージンが広くなる
ので、製造が容易となる。
【0034】請求項12の発明では、DRAMメモリセ
ルの容量蓄積コンタクトを形成する際に、上記請求項
の発明の作用が得られることになる。
【0035】請求項13又は14の発明では、DRAM
メモリセルの容量蓄積電極コンタクトを形成する際に、
残存する第2絶縁膜と除去領域とがライン&スペースの
関係となっているので、コンタクトの形成が最も安定す
る。
【0036】請求項15の発明では、DRAMメモリセ
ルの容量蓄積電極コンタクトを形成する際に、最も広い
コンタクト面積が確保され、かつ容量蓄積電極コンタク
トの形状が良好となる。
【0037】請求項16の発明では、プレート電極をパ
ターニングする際に、プレート電極を除去する領域の下
方には必ず第2絶縁膜が残存している状態となるので、
オーバーエッチングによる第2絶縁膜の下方の部材の損
傷が防止されることになる。
【0038】
【実施例】(第1実施例) 以下、本発明の第1実施例の半導体装置について、図面
を参照しながら説明する。図1(a),(b)は、第1
実施例に係るスタック型キャパシタセルを用いたDRA
Mのメモリセルアレイ部を示す平面図であり、上記図1
3(a),(b)に対応する図である。また、図2は、
図1のII−II線における断面図であって、上記図14に
対応する図である。ただし、いずれもビット線が形成さ
れていない段階における状態を示す。ここで、上記図1
3(a),(b)及び図14に示す要素と同符号のもの
は同じ要素である。ここで、上記従来例と同様に、各活
性領域には、第1拡散領域として1つのドレイン領域2
が形成され、第2拡散領域として2つのソース領域3が
形成されている。図1(a),(b)において、ハッチ
ングを施した領域が第2絶縁膜12の残存領域であり、
それ以外の領域が第2絶縁膜12が除去された除去領域
Retとなっている。この除去領域Retは、各スイッチン
グトランジスタ8の各ソース領域3つまり複数の拡散領
域の直上領域に亘っており、第2絶縁膜12はドレイン
領域2及びその周囲の素子分離4及び第1絶縁膜9の直
上となる領域に限られている。そして、ドットが施され
た容量蓄積電極コンタクト11は、この図ではソース領
域3と完全に一致している。第1実施例では、パターニ
ングで残された第2絶縁膜12の寸法は、1.4[μ
m]×1.2[μm]であり、除去領域Retとソース領
域3との重ね合わせマージンは0.3[μm]と、非常
に大きくなっている。
【0039】次に、第1実施例における半導体装置の製
造工程について、図3(a)〜(e)に基づき説明す
る。
【0040】同図(a)は、半導体基板1上に素子分離
4を形成し、素子分離4で囲まれる活性領域Rac内に、
ゲート酸化膜6と、ゲート電極7(素子分離4の上では
ワード線5と表示されている)と、第1絶縁膜9と、ド
レイン領域2と、ソース領域3とを形成する各工程を終
了した状態を示す断面図である。ここまでは、LDD構
造のトランジスタを形成するための公知技術を用いて行
われる。
【0041】そして、同図(b)に示すように、減圧C
VD法でHTO膜(高温で堆積したシリコン酸化膜)を
約100[nm]の厚みで堆積する。さらに、同図
(c)に示すように、このHTO膜のうちドレイン領域
2の直上領域とドレイン領域2に隣接する素子分離4及
び第1絶縁膜9の一部の直上領域とを含む領域を残し,
他の領域を除去する。すなわち、フォトリソグラフィー
工程で、HTO膜を除去しようとする部分が開口された
フォトレジストパターンを形成し、このフォトレジスト
パターンをエッチングマスクとして、CF4 、CHF3
、Arガスを用いて第2絶縁膜12をエッチングし、
開口部にある第2絶縁膜12を除去する。すると、ドレ
イン領域2の直上領域とドレイン領域2に隣接する第1
絶縁膜9及び素子分離4の一部の直上領域とが残存し、
その他の部分つまりソース領域3,ワード線5上の第1
絶縁膜9の大部分及び素子分離4の大部分がそのまま露
出する。この露出した部分の直上領域が除去領域Retと
なる。
【0042】次に同図(d)に示すように、減圧CVD
法でpoly−Si膜を約600[nm]堆積する。次
にP+ を70[KeV]で1×1016[/cm2 ]注入
したのち、フォトリソグラフィー工程でレジストパター
ンを形成し、このレジストパターンをエッチングマスク
としてpoly−Si膜をエッチングして、容量蓄積電
極13を形成する。このとき、除去領域Ret内に含まれ
るソース領域3に、容量蓄積電極13とソース領域3と
を接続する容量蓄積電極コンタクト11が自己整合的に
形成される。
【0043】次に、同図(e)に示すように、減圧CV
D法でSi3 N4 膜を約6[nm]堆積したのち、約8
50[℃]、約15[分]のパイロ酸化で、Si3 N4
膜上にSi02 膜を形成して、容量絶縁膜14を形成す
る。そして、減圧CVD法でDPS(P+ 添加poly
−Si)膜を約150[nm]堆積したのち、フォトリ
ソグラフィー工程でレジストパターンを形成し、このレ
ジストパターンをエッチングマスクとしてDPS膜をエ
ッチングして、プレート電極15を形成する。
【0044】以上のように、本実施例では、除去領域R
etが複数のソース領域3の直上領域を共通に含んでいる
ので、容量蓄積電極13を形成するためのpoly−S
i膜を堆積する際、各ソース領域3の間の素子分離や第
1絶縁膜9が露出している。そして、poly−Si膜
を堆積すると、ソース領域3上にのみ容量蓄積電極コン
タクト11が自己整合的に形成されることとなる。ここ
で、図1(b)に示すように、上記実施例では、第2絶
縁膜12の残存部分の寸法は1.4[μm]×1.2
[μm]であり、除去領域Retの占める面積を従来より
非常に大きくすることができる。このため、フォトリソ
グラフィー工程での解像度の不足を防止することができ
る。また、容量蓄積電極コンタクト11の寸法はソース
領域3の寸法で決定され、除去領域Retには依存しな
い。したがって、除去領域Retの端部とソース領域3の
端部とのマージンは、例えば上記実施例では、従来例の
0.05[μm]より広く0.3[μm]だけ確保でき
る。このため、フォトリソグラフィー工程でのレジスト
パターンのテール引きによるエッチング工程でのレジス
トパターンの不規則な後退や、除去領域Retの端部とソ
ース領域3の端部とのシフトが発生したとしても、容量
蓄積電極コンタクト11の形状は良好となり、その寸法
や抵抗値は一定となる。つまり、接続不良やコンタクト
抵抗の増大を有効に防止することができる。
【0045】なお、上記実施例では説明を省略したが、
ドレイン領域2及びソース領域3は、いずれも高濃度に
不純物が拡散された高濃度領域と低濃度に不純物が拡散
された低濃度領域とを有する。上記実施例では、第1拡
散領域は、低濃度領域及び高濃度領域を含むドレイン領
域2であり、第2拡散領域は、低濃度領域及び高濃度領
域を含むソース領域である。
【0046】(第2実施例) 次に、第2実施例について説明する。図4(a)は第2
実施例に係る半導体装置の平面図であり、図4(b)は
図4(a)の一部を拡大した図である。本実施例におい
ても、半導体装置の活性領域Racに形成される半導体素
子は、スタック型キャパシタセルDRAMメモリセルの
スイッチングトランジスタであり、その基本的な構造
は、上記第1実施例と同じである。つまり、第1実施例
における図2に相当する断面構造は図2と同じであるの
で、図示を省略する。ただし、本実施例では、図4
(a),(b)に示すように、第2絶縁膜12はワード
線5にほぼ平行な方向に沿って線状に残存している。す
なわち、第2絶縁膜12の残存部分は、ワード線5に平
行な方向に配置されたすべてのドレイン領域2の直上領
域とその周辺の第1絶縁膜9及び素子分離4の直上領域
とを含んでいる。したがって、除去領域Retは、ワード
線5に平行な方向に配置されたすべてのソース領域3の
直上領域とソース領域3の周辺の第1絶縁膜9及び素子
分離4の直上領域とを含んでいる。
【0047】したがって、第2実施例では、上記第1実
施例と同様に、容量蓄積電極用コンタクト11を形成す
るためのスペースが十分確保され、接続不良やコンタク
ト抵抗の増大を防止することができる。特に、第1実施
例と比較して、残存する第2絶縁膜12と除去領域Ret
とが大きなライン&スペースの関係となっているので、
除去領域Retのパターンが安定する。また、除去領域R
etの占める面積が第1実施例よりも減小するので、フォ
トリソグラフィー工程で、除去領域Retの下方の部材か
らの光の反射に起因する第2絶縁膜12の残部における
フォトレジストパターンの変形を抑制することができ
る。
【0048】(第3実施例) 次に、第3実施例について説明する。図5(a)は第3
実施例に係る半導体装置の平面図、図5(b)は図5
(a)の一部を拡大した図、図6は図5(a)のVI−VI
線における断面図である。本実施例においても、半導体
装置の活性領域Racには、DRAMメモリセルのスイッ
チングトランジスタが配設されており、DRAMメモリ
セル自体の基本的な構造は上記第1,第2実施例とほぼ
同様である。
【0049】ここで、第3実施例の特徴として、第2絶
縁膜12は、ワード線5に直交する方向に配置された2
つのソース領域3の直上領域を共通に含む領域(周辺の
第1絶縁膜9及び素子分離4の直上領域も含む)が除去
されている。したがって、上記第1,第2実施例と同様
に、容量蓄積コンタクト11の形状が改善され、コンタ
クト面積も広く確保されて、コンタクト抵抗の増大を抑
制しうる。
【0050】また、本実施例では、図6に示すように、
第2絶縁膜12の残存部分が素子分離4の最小分離幅と
なる領域22を含む構造となっている。これに対し、図
7に示すように、素子分離4の最小分離幅となる領域2
2で第2絶縁膜12が除去されている場合には、第2絶
縁膜12のパターニングの際に、第2絶縁膜12のオー
バーエッチングにより、ワード線5と平行な方向で相隣
接するソース領域3間を電気的に絶縁分離する素子分離
4の膜厚が減小し、素子分離4の分離機能の低下を生じ
る虞れがある。本実施例では、このような素子分離4の
素子分離機能の低下を有効に防止することができる。
【0051】なお、図8に示すように、複数のDRAM
メモリセルのソース領域3間を折線状に接続する領域の
直上となる領域が除去領域Retとなるように構成しても
よい。この場合、ワード線5の方向にほぼ直交する方向
に配置された複数のソース領域3の直上領域を共通に含
む領域が除去領域Retとなっている。
【0052】(第4実施例) 次に、第4実施例について説明する。図9は第4実施例
に係る半導体装置の平面図、図10は図9のX −X 線に
おける断面図である。同図において、領域RmemoにはD
RAMメモリセルが配設され、領域Rperiには周辺回路
のトランジスタが配設されている。DRAMメモリセル
アレイ部の構造は、上記第1実施例と同じである。一
方、周辺回路において、第2絶縁膜12は、トランジス
タのゲート電極を構成する配線部材19を被覆する第1
絶縁膜9と、素子分離4と、活性領域Racとを含む領域
の直上領域で残存している。ただし、同図の状態は、D
RAMメモリセルのビット線及び周辺回路のトランジス
タのビット線及びワード線が形成されていない状態を示
す。
【0053】また、図10に示すように、本実施例で
は、第2絶縁膜12が形成された後プレート電極を形成
した時点で、第2絶縁膜12の除去領域Retがプレート
電極15を形成しようとする領域に完全に含まれるよう
にしている。したがって、プレート電極15を構成する
膜を堆積した後エッチングしてパターニングする際に、
エッチング下地には、常に第2絶縁膜12が存在しする
ことになる。これに対し、第2絶縁膜12の除去領域R
etがプレート電極15を形成しようとする領域の外方に
はみ出た構造となっている場合には、図11に示すよう
に、プレート電極15をパターニングする際に、オーバ
ーエッチングによって、領域20のように素子分離4の
膜厚が減小したり、領域21のように第1絶縁膜9の膜
厚が減小してゲート電極7が破損を受ける虞れがある。
本実施例では、このような不具合を有効に防止すること
ができる。
【0054】(第5実施例) 次に、第5実施例について説明する。図12は第5実施
例に係る半導体装置の平面図、図13はそのXIII−XIII
線における断面図であり、ビット線下置き型DRAMメ
モリセルの構造を示す。本実施例では、上記各実施例と
同様に、ゲート電極7(ワード線5)の上に第1絶縁膜
9が形成され、ソース領域3,ドレイン領域2,第1絶
縁膜9及び素子分離4の上に第2絶縁膜12が堆積され
ている。そして、この第2絶縁膜12の上に、ドレイン
領域3に接続されるビット線30が設けられる。その
際、第2絶縁膜12が、少なくとも各DRAMメモリセ
ルのソース領域3の直上領域とその周囲の第1絶縁膜9
及び素子分離4の直上領域とで残存し、ワード線5に直
交する方向に配置された各ドレイン領域2の直上領域と
その周囲の第1絶縁膜9及び素子分離4の直上領域とで
除去されている。そして、この除去領域Retを介して、
ビット線コンタクト31を設けるようにしている。ま
た、ビット線30の上に層間絶縁膜32を設け、さらに
その上に容量蓄積電極13を形成した後、ソース領域3
上の第2絶縁膜12を貫通して容量蓄積電極コンタクト
11を形成するようにしている。
【0055】したがって、上記第5実施例では、ビット
線30のコンタクト面積が十分確保され、接続不良や断
線等の虞れを防止することができる。
【0056】なお、上記各実施例では、半導体素子とし
てDRAMメモリセルを配設した半導体装置について説
明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものでは
なく、他の半導体素子についても適用し得るものであ
る。
【0057】また、上記各実施例では、第2絶縁膜12
の除去領域Retが、複数の活性領域Racの各ドレイン領
域2の直上領域又はソース領域3の直上領域を共通に含
む場合について説明したが、本発明はかかる実施例に限
定されるものではない。一つの活性領域Rac内に3つ以
上の拡散領域を有する場合、例えば第1拡散領域が2つ
で第2拡散領域が一つの場合、同じ活性領域内の2つの
第1拡散領域の直上領域を共通に含む領域で第2絶縁膜
12を除去するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6の発
明によれば、半導体装置の構成として、半導体基板上に
分離絶縁膜を設け、分離絶縁膜で囲まれる各活性領域
に、ドレイン領域及びソース領域と配線部材とを設ける
とともに、配線部材の表面を第1絶縁膜で被覆し、少な
くとも2つのソース領域の直上領域を共通に含む領域が
除去された第2絶縁膜を設け、その上に導電性部材とそ
のコンタクト部材とを設ける構成としたので、コンタク
ト部材がソース領域に接触する面積を十分広く確保する
ことができ、よって、コンタクト抵抗の増大や接続不良
を有効に防止することができる。
【0059】請求項7〜10の発明によれば、半導体装
置の構成として、半導体基板上に分離絶縁膜を設け、分
離絶縁膜で囲まれる各活性領域に、ドレイン領域及びソ
ース領域と配線部材とを設けるとともに、配線部材の表
面を第1絶縁膜で被覆し、孤立して残存する平面パター
ンを有する第2絶縁膜を設け、その上に導電性部材とそ
のコンタクト部材とを設ける構成としたので、導電性部
材のコンタクト部材を形成するためのコンタクト用面積
を十分確保することができ、よって、コンタクト抵抗の
増大や接続不良を有効に防止することができる。
【0060】請求項11〜16の発明によれば、半導体
装置の製造方法として、半導体基板上に分離絶縁膜と第
1絶縁膜とドレイン領域及びソース領域とを形成した
後、上記各活性領域,第1絶縁膜及び分離絶縁膜の上に
絶縁性膜を堆積し、少なくとも2つのソース領域の直上
領域を共通に含む領域を除去して第2絶縁膜を形成し、
さらに、ソース領域の上方に導電性部材とコンタクト部
材とを形成するようにしたので、コンタクト部材をソー
ス領域に自己整合的に形成することができ、よって、広
いコンタクト面積の確保と製造の容易化とを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るビット線上置き型DRAMの
メモリセルアレイ部の平面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】第1実施例に係るDRAMメモリセルアレイ部
の製造工程における変化を示す断面図である。
【図4】第2実施例に係るビット線上置き型DRAMの
メモリセルアレイ部の平面図である。
【図5】第3実施例に係るビット線上置き型DRAMの
メモリセルアレイ部の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】素子分離の最小分離幅の部分に第2絶縁膜が形
成されていない場合の図6と同じ部位における断面図で
ある。
【図8】第3実施例の変形例に係るDRAMのメモリセ
ルアレイ部の平面図である。
【図9】第4実施例に係るビット線上置き型DRAMの
メモリセルアレイ部の平面図である。
【図10】図9のX −X 線における断面図である。
【図11】第2絶縁膜の除去部領域がプレート電極を形
成しようとする領域の外方にはみ出している場合におけ
る図10と同じ部位における断面図である。
【図12】第5実施例に係るビット線下置き型DRAM
のメモリセルアレイ部の平面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線における断面図であ
る。
【図14】従来のビット線上置き型DRAMのメモリセ
ルアレイ部の平面図である。
【図15】図14のXV−XV線における断面図である。
【図16】フォトリソグラフィー工程におけるマスクず
れが生じた場合における第2絶縁膜の除去領域Retの状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ドレイン領域(拡散領域) 3 ソース領域(拡散領域) 4 素子分離(分離絶縁膜) 5 ワード線(配線部材) 6 ゲート酸化膜 7 ゲート電極 8 スイッチングトランジスタ(半導体素子) 9a サイドウォール 9b 上面保護膜 9 第1絶縁膜 11 容量蓄積電極コンタクト(コンタクト部材) 12 第2絶縁膜 13 容量蓄積電極(導電性部材) 14 容量絶縁膜(誘電体膜) 15 プレート電極 30 ビット線(導電性部材) 31 ビット線コンタクト(コンタクト部材) 32 層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−229651(JP,A) 特開 平4−266060(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/28 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 27/108

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、半導体基板の表面領域を
    半導体素子が形成される複数の活性領域に区画する分離
    絶縁膜と、 上記半導体基板の上記各活性領域に形成され、半導体基
    板の表面領域に不純物が拡散されてなるドレイン領域及
    びソース領域と、 上記活性領域の半導体基板上に設けられた配線部材と、 上記配線部材の表面を被覆する第1絶縁膜と、 上記半導体基板,分離絶縁膜及び第1絶縁膜の上に上記
    半導体基板 ,分離絶縁膜及び第1絶縁膜のすべてに接触
    して設けられ、上記ドレイン領域の直上領域が残存し、
    かつ、複数のソース領域の直上領域とこれらに連続する
    上記分離絶縁膜のソース領域間領域の直上領域とが除去
    された第2絶縁膜と、 上記ソース領域の上方に設けられた導電性部材と、 上記第2絶縁膜が除去された領域の少なくとも一部を介
    し、上記導電性部材とソース領域とを接続するコンタク
    ト部材とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記半導体基板の各活性領域には、DRAMメモリセル
    が配設されており、 上記配線部材は、上記DRAMメモリセルのワード線で
    あり、 上記導電性部材は、容量蓄積電極であり、 上記コンタクト部材は、上記容量蓄積電極とソース領域
    とを接続する容量蓄積電極コンタクトであることを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 上記第2絶縁膜が除去された領域は、ワード線にほぼ平
    行な方向に配置された複数のソース領域の直上領域を共
    通に含むことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置において、 上記第2絶縁膜が除去された領域は、ワード線にほぼ直
    交する方向に配置された複数のソース領域の直上領域を
    共通に含むことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体装置において、 上記第2絶縁膜が除去された領域は、DRAMメモリセ
    ル内のすべてのソース領域の直上領域を共通に含むこと
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項2,3,4又は5記載の半導体装
    置において、 上記容量蓄積電極の上方に配置されたビット線と、 上記ドレイン領域の上を被覆する第2絶縁膜の一部を貫
    通して、上記ビット線とドレイン領域とを接続するビッ
    ト線コンタクトとを備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、半導体基板の表面領域を
    半導体素子が形成される複数の活性領域に区画する分離
    絶縁膜と、 上記半導体基板の上記各活性領域に形成され、基板の表
    面領域に不純物が拡散されてなるドレイン領域及びソー
    ス領域と、 上記活性領域の半導体基板上に設けられた配線部材と、 上記配線部材の表面を被覆する第1絶縁膜と、 上記半導体基板,第1絶縁膜及び分離絶縁膜の上に上記
    半導体基板 ,分離絶縁膜及び第1絶縁膜のすべてに接触
    して形成され、少なくとも複数のソース領域の直上領域
    とこれらに連続する上記分離絶縁膜のソース領域間領域
    の直上領域とが除去され、かつ上記ドレイン領域の直上
    領域のうちの少なくとも一部が孤立して残存する平面パ
    ターンを有する第2絶縁膜と、 上記ソース領域の上方に設けられた導電性部材と、 上記第2絶縁膜が除去された領域のうちの少なくとも一
    部を介し、 上記導電性部材とソース領域とを接続するコンタクト部
    材とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置において、 上記第2絶縁膜は、残存部分が各ドレイン領域の直上領
    域毎に孤立した島状の平面パターンを有することを特徴
    とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の半導体装置において、 上記第2絶縁膜は、残存部分が所定方向に配置された複
    数のドレイン領域の直上領域を共通に含む線状の平面パ
    ターンを有することを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の半導体装置にお
    いて、 上記第2絶縁膜は、各活性領域のドレイン領域に挟まれ
    た分離絶縁膜のうち最小分離幅の部分の直上領域に残存
    していることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板の表面領域を半導体素子が
    形成される複数の活性領域に区画する分離絶縁膜を形成
    する工程と、 少なくとも上記半導体基板の各活性領域の一部を含む領
    域に、配線部材及びその表面を被覆する第1絶縁膜を形
    成する工程と、 上記活性領域に不純物を導入して、ドレイン領域及びソ
    ース領域を形成する工程と、 上記各活性領域,第1絶縁膜及び分離絶縁膜の上に上記
    各活性領域 ,分離絶縁膜及び第1絶縁膜のすべてに接触
    して絶縁性膜を堆積した後、堆積された絶縁性膜のう
    ち、少なくとも上記ドレイン領域の直上領域域を残し、
    かつ、複数のソース領域の直上領域とこれらに連続する
    上記分離絶縁膜のソース領域間領域の直上領域とを除去
    して、第2絶縁膜を形成する工程と、 上記ソース領域の上方に、導電性部材と、上記導電性部
    材と上記ドレイン領域とを接続するコンタクト部材とを
    形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記配線部材としてDRAMメモリセルのワード線を形
    成し、 上記導電性部材として容量蓄積電極を形成し、 上記コンタクト部材として、容量蓄積電極とDRAMメ
    モリセルのソース領域とを接続する容量蓄積電極コンタ
    クトを形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性
    膜のうち、ワード線にほぼ平行な方向に配置された複数
    のソース領域の直上領域を共通に含む領域を除去するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性
    膜のうち、ワード線にほぼ直交する方向に配置された複
    数のソース領域の直上領域を共通に含む領域を除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記第2絶縁膜を形成する工程では、堆積された絶縁性
    膜のうち、DRAMメモリセル内のすべてのソース領域
    の直上領域を共通に含む領域を除去することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項12、13,14又は15記載
    の半導体装置の製造方法において、 上記DRAMメモリセルの周辺回路を形成する工程と、 上記容量蓄積電極の上に誘電体膜を形成する工程と、 上記誘電体膜の上に、プレート電極を形成する工程とを
    備え、 上記第2絶縁膜を形成する工程では、第2絶縁膜の除去
    領域がプレート電極を形成しようとする領域の内部にあ
    るように形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP01522694A 1993-02-12 1994-02-09 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3361377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01522694A JP3361377B2 (ja) 1993-02-12 1994-02-09 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-23928 1993-02-12
JP2392893 1993-02-12
JP01522694A JP3361377B2 (ja) 1993-02-12 1994-02-09 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06295995A JPH06295995A (ja) 1994-10-21
JP3361377B2 true JP3361377B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=26351348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01522694A Expired - Fee Related JP3361377B2 (ja) 1993-02-12 1994-02-09 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361377B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100657087B1 (ko) * 2004-12-08 2006-12-12 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 형성 방법
CN116152252B (zh) * 2023-04-20 2023-09-08 长鑫存储技术有限公司 电镜图像处理方法、设备及计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06295995A (ja) 1994-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3075509B2 (ja) 半導体装置、dramセルおよび製造方法
US5523542A (en) Method for making dynamic random access memory cell capacitor
JP2007329489A (ja) 集積回路装置およびその製造方法
US4864464A (en) Low-profile, folded-plate dram-cell capacitor fabricated with two mask steps
KR970004922B1 (ko) 고집적 반도체 배선구조 및 그 제조방법
KR0151197B1 (ko) 반도체 메모리장치 및 그 제조방법
KR0137229B1 (ko) 반도체 기억장치 및 그 제조방법
JPH11177089A (ja) 半導体装置の製造方法
KR0161438B1 (ko) 미세 크기의 접촉창을 가지는 반도체 메모리 장치 및 그 제조 방법
JPS63281457A (ja) 半導体メモリ
JP3361377B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20010019346A (ko) 반도체 장치의 자기정렬 콘택 형성 방법
JPH0294564A (ja) 半導体装置の製造方法
US5920124A (en) Semiconductor device having misalignment resistive interconnect layers
KR100261210B1 (ko) 디커플링 커패시터의 형성방법
KR100363376B1 (ko) 반도체 디바이스
KR0135690B1 (ko) 반도체소자의 콘택 제조방법
KR100376269B1 (ko) 플래쉬 메모리 소자의 제조방법
JPH05211312A (ja) Dramセルの製造方法
JPH1050950A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH08139314A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20230343600A1 (en) Method for manufacturing semiconductor structure and semiconductor structure
KR100209223B1 (ko) 미세 콘택 형성을 위한 고집적 반도체 장치 제조방법
US6423597B1 (en) Structure of a DRAM and a manufacturing process thereof
KR100621763B1 (ko) 반도체 메모리소자의 커패시터 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021001

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees