JP3059868B2 - 光学式情報再生装置 - Google Patents

光学式情報再生装置

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JP3059868B2 JP5208923A JP20892393A JP3059868B2 JP 3059868 B2 JP3059868 B2 JP 3059868B2 JP 5208923 A JP5208923 A JP 5208923A JP 20892393 A JP20892393 A JP 20892393A JP 3059868 B2 JP3059868 B2 JP 3059868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の情報記
録媒体に記録されている情報を再生する装置に関し、詳
しくは、光学系の伝達特性に起因して生ずる再生信号の
劣化を補償する、波形等化回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式情報再生装置では、光ピックアッ
プから光ディスクの情報記録面にレ−ザ光を照射し、そ
の反射光を光ピックアップで検出して再生信号を生成
し、この再生信号に、波形整形・同期信号発生・復調等
の所定の処理を施すことで、光ディスクの情報をデジタ
ルデ−タとして再生している。
【0003】光ピックアップの光学系には、伝達特性
(OTF;Optical Transfer Function )が有る。この
伝達特性が平坦で無いと、再生信号に波形歪が生じて符
号間干渉が増加し、その結果、エラ−率が増加する。こ
のため、波形等化回路により波形歪を補償して符号間干
渉を低減させている。
【0004】上記伝達特性は、次の理由により平坦で無
くなる。 (1)CAV(角速度一定)ディスクでは、内周部のト
ラックほど再生信号の周波数が高くなるため、内周部ほ
ど平坦で無くなる。 (2)フォ−カスサ−ボ系に乱れが生ずると、光ディス
クの情報記録面に照射されるレ−ザスポット径が変動す
るため、平坦で無くなる。
【0005】横河技報Vol.34,No.1(1990) には、情報再
生中のトラックの半径に応じて余弦等化器(波形等化
器)の等化係数を変化させることで、上記伝達特性を補
償する技術が開示されている。即ち、前記(1)のよう
に、CAVディスクでは、内周部ほど振幅の低下等の波
形歪が大きくなるため、これを補償するべく、トラック
の半径に応じて等化係数を変化させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】横河技報Vol.34,No.1
(1990) では、前記(1)の原因の波形歪には対応でき
るが、前記(2)の原因の波形歪には対応できない。本
発明は、前記(2)の原因による波形歪を補償すること
で、より一層、再生信号のエラ−率を低減することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ピックアッ
プから照射されるレ−ザ光が光ディスクの情報記録面に
於いて合焦されるようにフォ−カス誤差信号に基づいて
光ピックアップの対物レンズを駆動制御する手段を備
え、光ディスクの情報記録面からのレ−ザ反射光を光ピ
ックアップで検出して再生信号を生成し、波形等化回路
に於いて前記再生信号に波形等化処理を施した後、所定
の処理を施すことで光ディスクの情報をデジタルデ−タ
として再生する光学式情報再生装置に於いて;前記フォ
−カス誤差信号に基づいて波形等化係数信号を生成する
等化係数発生手段を備え、前記波形等化回路が前記等化
係数発生手段からの波形等化係数信号を取り入れて波形
等化処理を行うようにしたことを特徴とする光学式情報
再生装置である。
【0008】
【作用】光ディスクの情報記録面からのレ−ザ反射光に
基づいて生成されるフォ−カス誤差信号は、従来と同様
にフォ−カスサ−ボ系で用いられるとともに、等化係数
発生手段にも入力される。等化係数発生手段では、フォ
−カス誤差信号に基づいて波形等化係数信号が生成され
る。波形等化回路では、波形等化係数信号を参照して波
形等化処理が行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
実施例装置の回路構成を示すブロック図である。なお、
図1では、トラッキングサ−ボ系や光ピックアップ1の
サ−ボ系、或いは、スピンドルモ−タの駆動回路等のよ
うに、本発明のポイントに直接関連しない部分について
の図示は省略されている。また、図2はフォ−カス誤差
量とフォ−カス誤差信号の関係を示す図、図3はレ−ザ
スポットが情報記録面に合焦されている場合(a)と合
焦されていない場合(b)に於ける再生信号の波形図、
図4はフォ−カス誤差信号と等化係数との関係を示す図
である。
【0010】図1のように、光ピックアップ1から照射
されたレ−ザ光2は、不図示のスピンドルモ−タで回転
制御されている光ディスク3の情報記録面で合焦され、
その反射光が、光ピックアップ1で検出される。この検
出信号は、フォ−カスサ−ボ系と、信号処理系へ送られ
る。
【0011】フォ−カスサ−ボ系は、フォ−カス誤差信
号検出回路4、位相補償回路5、及び、駆動回路6から
構成される。フォ−カス誤差信号検出回路4では、非点
収差法,臨界角検出法,ウェッジプリズム法等の公知の
方式でフォ−カス誤差が検出され、フォ−カス誤差信号
として出力される。このフォ−カス誤差信号は、図2の
ように、合焦点状態(フォ−カス誤差の無い状態)で
「0」となり、合焦点状態から外れるにつれて絶対値が
大きくなる特性を示す。
【0012】このフォ−カス誤差信号は、フォ−カス制
御系を安定にするための位相補償回路5を経て、駆動回
路6に入力される。この駆動回路6は、光ピックアップ
1の対物レンズを変位させるための回路である。つま
り、この駆動回路6によってフォ−カス誤差信号が
「0」となるように対物レンズが変位され、これによ
り、レ−ザ光2が、光ディスク3の情報記録面に合焦点
される。
【0013】信号処理系は、再生信号検出回路7、波形
等化器9、及び、波形等化器9の後段に設けられる2値
化回路,PLL回路,復調回路等から構成される。な
お、波形等化器9の後段の回路については、本発明の要
旨に直接関連しないため、その説明は省略する。
【0014】再生信号検出回路7では、光ディスク3の
記録情報に応じたアナログ信号が生成されて、増幅され
る。ここで、レ−ザスポットSが、光ディスク3の情報
記録面で合焦点状態にある場合であれば、図3の(a)
のように、情報ピットPに対応して十分な振幅の再生信
号が得られる。この場合には、後段の2値化回路に於い
て破線で示す2値化レベルで2値化処理を行うことによ
り、情報ピットPの有無に対応するデジタルデ−タを得
ることができる。
【0015】しかし、光ディスクの面振れ、光ディスク
面の反り、或いは、外部からの振動等のために、レ−ザ
スポットSが合焦点状態から外れて図3の(b)のよう
に大きくなっている場合には、再生信号の振幅が小さく
なる等の波形歪が生ずる。このため、2値化処理に於い
て情報ピットPの有無に正確に対応するデジタルデ−タ
を得ることが困難となって、エラ−率が増大する。
【0016】上記の波形歪に対処するために、光学式情
報再生装置では、再生信号検出回路7の次段に波形等化
器9が設けられている。なお、本実施例では、波形等化
器9として余弦等化器9を用いている。
【0017】この余弦等化器(波形等化器)9は、遅延
回路10(遅延時間τ)、遅延回路10の次段に設けら
れた遅延回路11(遅延時間τ)、再生信号検出回路7
の出力と遅延回路11の出力を加算する加算器12、加
算器12の出力に等化係数Kを乗算する乗算器13、及
び、遅延回路10の出力と乗算器13の出力の差を取る
差分増幅器14、によって構成される。即ち、この余弦
等化器9では、入力される再生信号F(t)が、 F(t)−K(F(t−τ)+F(t+τ)) のように変換されて出力される。つまり、等化係数Kを
変化させることで、位相特性を変えることなく、ゲイン
特性を補償することができる。
【0018】本装置では、上記等化係数Kとして、等化
係数発生器8の出力信号Kを与えている。これは、フォ
−カス誤差信号検出回路4から出力されるフォ−カス誤
差信号の大きさに応じて等化係数発生器8で生成された
信号である。
【0019】例えば、フォ−カス誤差(フォ−カス誤差
信号)が小さく、このため、再生信号の振幅が大きい場
合(図3の(a)参照)は、等化係数Kは小さくて足り
るため、比較的小さな等化係数信号Kが与えられる。一
方、フォ−カス誤差(フォ−カス誤差信号)が大きくな
り、このため、再生信号の振幅が不十分になると(図3
の(b)参照)、再生周波数が高くなるほど波形歪が増
大するため、比較的大きな等化係数信号Kが与えられ
る。なお、図4は、フォ−カス誤差信号と等化係数の一
例を示すものである。
【0020】このように、本装置では、フォ−カス誤差
信号の大きさに応じて、波形等化器9の等化係数の大き
さを変化させることで、フォ−カスサ−ボ系の乱れに起
因する波形歪を補償して、エラ−率を低減させている。
なお、上記実施例は、光ディスクの場合について述べて
いるが、本発明は、光テ−プ等の光学的な情報を再生す
る装置にも適用できる。また、上記実施例では、波形等
化器が余弦等化器である場合を述べているが、他の方式
の波形等化器についても適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明では、フォ−カス誤差信号
に応じて波形等化回路の等化係数を変化させているた
め、フォ−カスサ−ボ系で制御誤差が発生して、再生信
号に波形歪が生じた場合でも、該波形歪を補償すること
ができる。したがって、フォ−カスサ−ボ系の乱れに起
因する再生情報のエラ−率を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の主要部の回路構成を示すブロック
図。
【図2】フォ−カス誤差量とフォ−カス誤差信号の関係
を示すグラフ。
【図3】レ−ザスポットが情報記録面に合焦されている
場合(a)と、合焦されていない場合(b)に於ける再
生信号の波形を示すグラフ。
【図4】フォ−カス誤差信号と等化係数との関係の一例
を示すグラフ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップから照射されるレ−ザ光
    が光ディスクの情報記録面に於いて合焦されるようにフ
    ォ−カス誤差信号に基づいて光ピックアップの対物レン
    ズを駆動制御する手段を備え、光ディスクの情報記録面
    からのレ−ザ反射光を光ピックアップで検出して再生信
    号を生成し、波形等化回路に於いて前記再生信号に波形
    等化処理を施した後、所定の処理を施すことで光ディス
    クの情報をデジタルデ−タとして再生する光学式情報再
    生装置に於いて、 前記フォ−カス誤差信号に基づいて波形等化係数信号を
    生成する等化係数発生手段を備え、 前記波形等化回路は、前記等化係数発生手段からの波形
    等化係数信号を取り入れて波形等化処理を行う、 光学式情報再生装置。
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