JPH11185209A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH11185209A
JPH11185209A JP35683697A JP35683697A JPH11185209A JP H11185209 A JPH11185209 A JP H11185209A JP 35683697 A JP35683697 A JP 35683697A JP 35683697 A JP35683697 A JP 35683697A JP H11185209 A JPH11185209 A JP H11185209A
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JP
Japan
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fluctuation
magnetic disk
signal
output
phase
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JP35683697A
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English (en)
Inventor
Masaki Miura
正樹 三浦
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NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトで磁気記録・再生を行ったときに
発生する異常波形を補正する。 【解決手段】 磁気ディスク媒体1と磁気ヘッド2で読
み出された読み出し信号を増幅するプリアンプ3と、プ
リアンプ3の出力からベースラインの変動成分を得るロ
ーパスフィルタ4と、ローパスフィルタ4の出力を増幅
するアンプ5と、アンプ5の出力からプリアンプ3から
の出力を差し引いてベースライン変動のない出力にする
差分器6と、差分器6の出力から位相と振幅の変動を除
去する補正回路7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンタクトで磁
気記録・再生を行ったときに発生する異常波形を補正す
る磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高記録密度化のために磁気ヘッドと磁気
ディスク媒体の間のスページングが小さくなり、コンタ
クトで記録再生する方法が使われ始めている。コンタク
ト状態で磁気記録・再生すると、読み出し波形が周波数
変調するという問題が顕著になることが知られている。
これは、磁気ヘッドと磁気媒体の間に働く力の変動が、
浮上タイプに比較して大きいために磁気ヘッドと磁気媒
体の間の相対的な周速が変動し、読み出し波形の周波数
変動が起こるためである。
【0003】また、MRヘッドを用いてコンタクトで磁
気記録・再生すると、読み出し波形に、磁気ヘッドの跳
躍による振幅変動やサーマルアスペリティによるベース
ライン変動など波形変動が発生する。このようなサーマ
ルアスペリティを補償する方法が、特開平6−2878
5号公報、特開平8−335301号公報に記載されて
いる。
【0004】一般的に大きな波形変動がある場合は、サ
ーボ機構で直接、周速ジッターを測定してそのデータを
元に波形変動の補正を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のコンタクトで記録再生する方法には、読み出し波形が
周波数変調するという問題があり、MRヘッドを用いた
場合には、読み出し波形に振幅変動やベースライン変動
など波形変動が発生するという問題があった。
【0006】この発明の目的は、コンタクトで磁気記録
・再生を行ったときに跳躍やヘッド振動で 発生する異
常波形を補正し、磁気記録信号の読み出しの信頼性を向
上させる磁気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンタクト
で磁気記録・再生する磁気ディスク装置において、磁気
ディスク媒体と磁気ヘッドで読み出された読み出し信号
を増幅するプリアンプと、プリアンプの出力からベース
ラインの変動成分を得るローパスフィルタと、ローパス
フィルタの出力を増幅するアンプと、アンプの出力から
前記プリアンプからの出力を差し引いてベースライン変
動のない出力にする差分器と、差分器の出力から位相と
振幅の変動を除去する補正回路と、を備えることを特徴
とする。
【0008】この発明は、位相を振幅の大きさの変動や
変動の速度を元に異常波形を補正するものであり、位相
の変動と振幅の変動に関連性があることを利用して、振
幅およびベースラインの変動を位相補正のデータに利用
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0010】図1は、この発明の磁気ディスク装置の実
施の形態を示す概略ブロック図である。図1に示す磁気
ディスク装置は、磁気ヘッド2、プリアンプ3、LPF
(ローパスフィルタ)4、アンプ5、差分器(低周波成
分の除去、ベースライン変動除去)6、補正回路(位相
変動、振幅変動の除去)7とにより構成されている。
【0011】磁気ディスク媒体1と磁気ヘッド2で読み
出された読み出し信号をプリアンプ1で増幅した後に、
LPF4、アンプ5を通してベースラインの変動成分を
得る。これとプリアンプ3からの出力を差分器6で差し
引いて、ベースライン変動のない出力にする。この出力
を補正回路7を通して位相と振幅の変動を除去する。
【0012】図2および図3により、この発明で除去す
る異常波形が発生する状態を説明する。図2は、磁気デ
ィスク媒体1と磁気ヘッド2が安定しているときの状態
を示す図であり、図3は、磁気ヘッド2が跳躍や振動を
生じたときの図2のAの部分を拡大した図である。
【0013】磁気ディスク媒体1と磁気ヘッド2は通
常、図2で示すように安定して磁気ディスク媒体1と磁
気ヘッド2の間隔を保っている。
【0014】しかしながら、異常な潤滑剤や異物が磁気
ディスク媒体1の表面にあって、磁気ヘッド2がこれに
接触すると、図3(a)や図3(b)のように磁気ヘッ
ド2が跳躍および振動する現象が発生する。これによっ
て、磁気ディスク媒体1と磁気ヘッド2の間隔はdおよ
びd’のように変動する。これにより出力は変動する。
【0015】また、この跳躍および振動のきっかけとな
る磁気ディスク媒体1と磁気ヘッド2の接触が起こる
と、磁気ヘッド2のMR素子部に、この接触によって発
生した熱が到達して、MR素子が熱せられて徐々に元の
温度に戻ると電気抵抗が増減し、サーマルアスペリティ
と呼ばれる波形異常が発生する。サーマルアスペリティ
は、ベースラインの大きな変動を示す。
【0016】このように磁気ヘッド2が振動すると、周
速方向の変動も発生する。この周波数変動と振幅変動が
同時に発生する特性を利用して補正を行うものである。
【0017】次に、この実施の形態の動作を図4および
図5を参照して詳細に説明する。
【0018】図4および図5は、この磁気ディスク装置
で除去する異常波形の周波数変調の無い場合を示す波形
図である。
【0019】波形aは、プリアンプ3からの出力を表し
ている。波形bは、LPF4を透過後の波形である。こ
の波形bは、読み出し波形aのベースラインの変動を表
している。これを読み出し波形aに合わせてアンプ5で
増幅した後、読み出し波形aとの差分をとると、差分器
6からの出力として波形cを得る。波形cを得る方法と
して、読み出しの波形aをHPF(ハイパスフィルタ)
に透過させる方法もある。
【0020】波形cには振幅変動が残っているので、波
形cのエンベロープをとり波形eを得る。波形cの振幅
変動を除去するためにAGC(オートゲインコントロー
ラー)を通すと振幅変動分を除去した波形fが得られ
る。
【0021】図6は、この磁気ディスク装置で除去する
異常波形の周波数変調のある場合を示す波形図である。
【0022】波形gは、図5に示す周波数変調のない場
合の波形cに相当する。差分器6からの出力波形gのエ
ンベロープをとり、波形hを得る。この波形hは、波形
gの振幅の変動を示す。波形gの振幅変動を除去するた
めにAGC(オートゲインコントローラー)を通すと、
振幅変動分を除去した波形jが得られる。しかし、この
波形jには位相の変動成分が残っている。これに振幅変
動成分の波形hを用いて位相補正すると、周波数変動を
除去した波形kが得られる。
【0023】上の例では位相補正を行う元のデータとし
て、振幅変動成分の波形hを使用したが、ヘッドの個体
差によって、位相変動と関連性のある情報が変わるの
で、ベースライン変動成分の波形bや波形hを微分した
ものとの関連性を 位相補正量=A×波形h+B×波形h’+C×波形b A,B,Cは、ヘッドの個体差によって決まる定数 波形h’は、波形hを微分したもの の式でヘッド毎に調整する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、サー
ボ機構を使って周速ジッターを計測する必要がないの
で、周速ジッターを測定する複雑な機構を用意すること
なく、周速ジッターによる周波数変動を容易に低減する
ことができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気ディスク装置の実施の形態を示
す概略ブロック図である。
【図2】磁気ディスク媒体と磁気ヘッドが安定している
ときの状態を示す図である。
【図3】磁気ヘッドが跳躍や振動を生じたときの図2の
Aの部分を拡大した図である。
【図4】この磁気ディスク装置で除去する異常波形の周
波数変調の無い場合を示す波形図である。
【図5】この磁気ディスク装置で除去する異常波形の周
波数変調の無い場合を示す波形図である。
【図6】この磁気ディスク装置で除去する異常波形の周
波数変調のある場合を示す波形図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク媒体 2 磁気ヘッド 3 プリアンプ 4 LPF 5 アンプ 6 差分器 7 補正回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトで磁気記録・再生する磁気ディ
    スク装置において、 磁気ディスク媒体と磁気ヘッドで読み出された読み出し
    信号を増幅するプリアンプと、 プリアンプの出力からベースラインの変動成分を得るロ
    ーパスフィルタと、 ローパスフィルタの出力を増幅するアンプと、 アンプの出力から前記プリアンプからの出力を差し引い
    てベースライン変動のない出力にする差分器と、 差分器の出力から位相と振幅の変動を除去する補正回路
    と、を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記補正回路が、前記差分器から出力され
    た信号のエンベロープ信号を得て、オートゲインコント
    ローラーにより振幅変動を除去することを特徴とする請
    求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記補正回路が、前記差分器から出力され
    た信号のエンベロープ信号を得て、オートゲインコント
    ローラーにより振幅変動を除去し、振幅変動を除去され
    た信号に位相変動が残っている場合は、前記エンベロー
    プ信号を用いて位相補正して周波数変動を除去すること
    を特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記補正回路が、前記差分器から出力され
    た信号のエンベロープ信号を得て、オートゲインコント
    ローラーにより振幅変動を除去し、振幅変動を除去され
    た信号に位相変動が残っている場合は、前記ベースライ
    ンの変動成分と前記エンベロープ信号と前記エンベロー
    プ信号を微分した信号とを用いて位相補正して周波数変
    動を除去することを特徴とする請求項1記載の磁気ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】前記ローパスフィルタに換えてハイパスフ
    ィルタとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】コンタクトで磁気記録・再生する磁気ディ
    スク装置の異常波形補正方法において、 磁気ディスク媒体と磁気ヘッドで読み出された読み出し
    信号を増幅した後、ローパスフィルタを通してベースラ
    インの変動成分を得、 ベースラインの変動成分を増幅した後、増幅された前記
    読み出し信号との差分をとり、 差分された信号のエンベロープ信号を得、 オートゲインコントローラーにより振幅変動を除去する
    ことを特徴とする磁気ディスク装置の異常波形補正方
    法。
  7. 【請求項7】前記オートゲインコントローラーを通して
    振幅変動を除去された信号に位相変動が残っている場合
    は、前記エンベロープ信号を用いて位相補正して周波数
    変動を除去することを特徴とする請求項6記載の磁気デ
    ィスク装置の異常波形補正方法。
  8. 【請求項8】前記オートゲインコントローラーを通して
    振幅変動を除去された信号に位相変動が残っている場合
    は、前記ベースラインの変動成分と前記エンベロープ信
    号と前記エンベロープ信号を微分した信号とを用いて位
    相補正して周波数変動を除去することを特徴とする請求
    項6記載の磁気ディスク装置の異常波形補正方法。
  9. 【請求項9】前記ローパスフィルタに換えてハイパスフ
    ィルタとすることを特徴とする請求項6〜8のいずれか
    に記載の磁気ディスク装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337120A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Advantest Corp ジッター測定装置
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US7889446B2 (en) 2007-03-07 2011-02-15 Rohm Co., Ltd. Baseline correction apparatus
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