JPH09293215A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH09293215A
JPH09293215A JP10667796A JP10667796A JPH09293215A JP H09293215 A JPH09293215 A JP H09293215A JP 10667796 A JP10667796 A JP 10667796A JP 10667796 A JP10667796 A JP 10667796A JP H09293215 A JPH09293215 A JP H09293215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
thermal asperity
bias current
signal
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10667796A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Masuda
英司 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10667796A priority Critical patent/JPH09293215A/ja
Publication of JPH09293215A publication Critical patent/JPH09293215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRヘッドを用いた磁気記録再生装置に関
し、MRヘッドと記録媒体とが接触することによるサー
マルアスペリティを補償する回路を、より簡単なものに
する。 【解決手段】 MRヘッド2にはバイアス電流Ibが流
され、磁化の変化に伴う電気抵抗の変化を、電圧の変化
として検出する。MRヘッド2と磁気ディスク3との接
触によって、再生出力aにサーマルアスペリティが発生
すると、ローパスフィルタ8ではサーマルアスペリティ
成分信号bを抽出する。これをバイアス電流設定抵抗1
3に加算器9を通して加え、サーマルアスペリティが発
生したときに、バイアス電流Ibを小さくして補償を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRヘッド(磁気
抵抗効果型再生ヘッド)を用いた磁気記録再生装置に関
するものであり、特にMRヘッドと記録媒体とが接触す
ることにより発生するサーマルアスペリティを補償する
回路に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】MRヘッドは、バイアス電流を流すこと
によって、磁気ディスクにアクセスした時の磁化の変化
による電気抵抗の変化を、電圧の変化として検出し、再
生信号を得ることができる。
【0003】磁気記録装置の記録密度を向上させるため
に、ヘッドと磁気ディスクとの間隔を小さくすると、磁
気ディスク表面の微小な突起にMRヘッドが接触し、こ
のときの摩擦熱により、MRヘッドの温度が瞬間的に上
昇して、電気抵抗が変化するため再生出力が変化する。
これはサーマルアスペリティとして知られており、従来
このサーマルアスペリティを補償するものとして、米国
特許4914398号が知られている。
【0004】これは再生出力のエンベロープ波形を検出
し、エンベロープ信号から中心電圧を求め、その後非線
形のアダプティブフィルタにより、中心電圧波形の平滑
化を行う。但しサーマルアスペリティによる中心電圧波
形の変化に対しては、平滑化を行わないような特性を持
たせている。再生出力から上記のようにして求めた中心
電圧波形を差し引くことにより、サーマルアスペリティ
を補償することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、エンベロープディテクタ、アダプティブフ
ィルタ、遅延エレメント、加算器などが必要であり、電
気回路を構成する回路部品が多く複雑であり、コストが
高くなるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の磁気記録再生装置は、MRヘッドにバイアス
電流を流して、MRヘッドの磁化の変化にともなう電気
抵抗の変化を電圧の変化として検出することによって、
磁気ディスクに記録された情報を読み取る磁気記録再生
装置において、サーマルアスペリティが発生したとき
に、MRヘッドからの再生出力を増幅するアンプの出力
から、磁気ディスクに記録された情報信号を抜き取った
サーマルアスペリティ成分を示す信号を抽出し、前記抽
出した信号の大きさに応じて、MRヘッドに加えるバイ
アス電流を小さくするようにしたことを特徴とするもの
である。
【0007】これにより、サーマルアスペリティによる
MRヘッドの再生出力の急激な変動を補償する回路を、
より簡単で低コストに提供することを目的とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、MRヘッドにバイアス電流を流して、MRヘッドの
磁化の変化にともなう電気抵抗の変化を電圧の変化とし
て検出することによって、磁気ディスクに記録された情
報を読み取る磁気記録再生装置において、サーマルアス
ペリティが発生したときに、MRヘッドからの再生出力
を増幅するアンプの出力から、磁気ディスクに記録され
た情報信号を抜き取ったサーマルアスペリティ成分を示
す信号を抽出し、前記抽出した信号の大きさに応じて、
MRヘッドに加えるバイアス電流を小さくすることを特
徴としたものであり、これにより簡単な回路構成で、サ
ーマルアスペリティによるMRヘッドの再生出力の急激
な変動を抑制する。
【0009】また本発明の請求項2に記載の発明は、抽
出したサーマルアスペリティ成分を示す信号を、コンパ
レータに通して矩形波を形成し、それをさらに微分回路
に通すことにより形成した、サーマルアスペリティの発
生とともに急峻に立ち上がる信号により、バイアス電流
を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載
の磁気記録再生装置にあり、これによりサーマルアスペ
リティの発生に対してより応答性よく補償することがで
きる。
【0010】以下に、本発明の請求項1に記載された発
明の実施の形態について、図1,図2を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施の形態の磁気記録再生装置に
おけるサーマルアスペリティを補償する回路図を、図2
は回路各部の信号波形を示している。
【0011】図1において、ヘッド及びディスクブロッ
ク1内のMRヘッド2は、磁気ディスク3の磁束により
磁化され、その磁化の大きさにより電気抵抗が変化す
る。MRプリアンプ4内のアンプ5は、MRヘッド2の
電気抵抗の変化を検出するために、一定のバイアス電流
IbをMRヘッド2に流している。そしてその時にMR
ヘッド2の両端に発生する電圧の変化を検出することに
より得た再生出力をデータチャンネル7に送っている。
【0012】ここで本発明の特徴に係わる部分は、この
再生出力からサーマルアスペリティを検出するのと同時
に、この検出した期間のバイアス電流Ibを変化させる
ことにより、サーマルアスペリティの妨害を受けた再生
出力を補償しようとする構成にあり、以下図2を参照し
ながら具体的に説明する。
【0013】図2(a)に示すMRヘッド2の再生出力
aは、磁気ディスク3との接触によるMRヘッド2の急
激な温度上昇によって、急激な変化を生じている。この
再生出力aはアンプ5にて増幅されて、データチャンネ
ル7に送られる。これと同時にローパスフィルタ8に送
られ、ローパスフィルタ8では、高周波成分の情報信号
を除去して、サーマルアスペリティ成分信号bを抽出す
る。抽出したサーマルアスペリティ成分信号bを図2
(b)に示す。
【0014】次に抽出したサーマルアスペリティ成分信
号bは、鎖線で囲んだ加算器9に加えられ、この抵抗1
0、アッテネータ11及びコンデンサ12より構成した
加算器9は、サーマルアスペリティ成分信号bのうち、
サーマルアスペリティが発生したと判断する基準となる
電位Vrefより大きいTcの期間、図2(c)に示す
ようなバイアス電流Ibを補正するためのバイアス電流
補正信号cを作成する。
【0015】そしてバイアス電流補正信号cを、バイア
ス電流設定回路6を制御するバイアス電流設定抵抗13
に加えることにより、アンプ5からMRヘッド2に流れ
るバイアス電流Ibを図2(d)に示すように変化させ
る。これによりサーマルアスペリティが生じたときに、
再生出力が増大しないように、バイアス電流を小さくし
て再生出力aの補償を行なう。
【0016】ここでバイアス電流補正信号cの電位をV
bc、バイアス電流設定抵抗13のバイアス電流設定回
路6側の電位をVb、バイアス電流設定抵抗13の抵抗
値をR、バイアス電流のゲインをAbとすると、バイア
ス電流Ibは、Ib=Ab*(Vb−Vbc)/Rで表
される。従ってMRヘッド2に流れるバイアス電流Ib
の制御は、バイアス電流補正信号cの電位Vbcにて行
なわれ、バイアス電流補正信号cを形成するサーマルア
スペリティ成分信号bを、再生出力aのサーマルアスペ
リティと同極性で、そのレベルをアッテネータ11で最
適値に設定して加えることにより、図2(e)に示すよ
うに、急激なDCレベル変動の補償されたアンプ出力e
を得ることができる。
【0017】つぎに本発明の請求項2に記載された発明
の実施の形態について、図3及び図4を用いて説明す
る。なお、上述の実施の形態と同じ構成については同じ
符号を用い説明を省略する。図3は本実施の形態の磁気
記録再生装置におけるサーマルアスペリティを補償する
回路図を、図4は回路各部の信号波形を示している。
【0018】上述の実施の形態と異なるところは、ロー
パスフィルタ8と加算器9との間に、サーマルアスペリ
ティ成分信号bの立ち上がりを補正するサーマルアスペ
リティ補正信号生成回路14を付加した点にある。この
回路はコンパレータ15と、コンデンサ16と抵抗17
とから構成している。
【0019】このサーマルアスペリティ補正信号生成回
路14のうちコンパレータ15は、ローパスフィルタ8
より出力されたサーマルアスペリティ成分信号bが、サ
ーマルアスペリティが発生したと判断する基準となる電
位Vrefより大きいTcの期間を検出して、図4
(a)に示すようなサーマルアスペリティ検出信号fを
生成する。
【0020】そしてコンデンサ16と抵抗17よりなる
微分回路にて、図4(b)に示すように、立ち上がり時
間の改善されたサーマルアスペリティ補正信号gを得る
ことができる。このサーマルアスペリティ補正信号gの
立ち上がり時間T2は、図2(c)に示す立ち上がり時
間T1より大幅に短い。このサーマルアスペリティ補正
信号gを加算器9に加えて、図4(c)に示すバイアス
電流補正信号hを出力し、図4(d)に示すようにバイ
アス電流Ibを制御する。これにより図4(e)に示す
ようにサーマルアスペリティ妨害による再生エラーの起
こりにくい改善されたアンプ出力iを得ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、MRヘッ
ドの再生出力からサーマルアスペリティ成分を抽出する
回路と加算器を加える簡単な構成で、サーマルアスペリ
ティの発生に応じてMRヘッドに加えるバイアス電流を
変化させて補償することができる。さらに上述の抜き取
ったサーマルアスペリティ成分信号の立ち上がりを、コ
ンパレータ及び微分回路により補正することで、より応
答性のよい補償動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における磁気記録再生装
置の回路図
【図2】同回路における各部の信号波形図
【図3】本発明の他の実施の形態における磁気記録再生
装置の回路図
【図4】同回路における各部の信号波形図
【符号の説明】
1 ヘッド及びディスクブロック 2 MRヘッド 3 磁気ディスク 4 MRプリアンプ 5 アンプ 6 バイアス電流設定回路 7 データチャンネル 8 ローパスフィルタ 9 加算器 10,17 抵抗 11 アッテネータ 12,16 コンデンサ 13 バイアス電流設定抵抗 14 サーマルアスペリティ補正信号生成回路 15 コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MRヘッドにバイアス電流を流して、MR
    ヘッドの磁化の変化にともなう電気抵抗の変化を電圧の
    変化として検出することによって、磁気ディスクに記録
    された情報を読み取る磁気記録再生装置において、 サーマルアスペリティが発生したときに、MRヘッドか
    らの再生出力を増幅するアンプの出力から、磁気ディス
    クに記録された情報信号を抜き取ったサーマルアスペリ
    ティ成分を示す信号を抽出し、前記抽出した信号の大き
    さに応じて、MRヘッドに加えるバイアス電流を小さく
    するようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】抽出したサーマルアスペリティ成分を示す
    信号を、コンパレータに通して矩形波を形成し、それを
    さらに微分回路に通して形成した信号により、バイアス
    電流を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録再生装置。
JP10667796A 1996-04-26 1996-04-26 磁気記録再生装置 Pending JPH09293215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10667796A JPH09293215A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10667796A JPH09293215A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09293215A true JPH09293215A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14439709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10667796A Pending JPH09293215A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09293215A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100312106B1 (ko) * 1998-03-27 2001-11-03 윤종용 다이렉트 엑세스 저장장치에서 열 에스페러티로 인한 기록레벨시프트 보상장치 및 방법
KR100442864B1 (ko) * 2001-09-04 2004-08-02 삼성전자주식회사 데이터 저장 시스템에서의 불안정성 헤드 판단에 의한회복 방법 및 장치
KR100498427B1 (ko) * 1998-02-20 2005-09-02 삼성전자주식회사 자기 저항 헤드의 서멀 애스퍼리티 보상 장치
KR100532379B1 (ko) * 1998-04-17 2006-01-27 삼성전자주식회사 Mr 헤드의 베이스라인 원더링 보상회로 및 베이스라인 원더링 보상방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100498427B1 (ko) * 1998-02-20 2005-09-02 삼성전자주식회사 자기 저항 헤드의 서멀 애스퍼리티 보상 장치
KR100312106B1 (ko) * 1998-03-27 2001-11-03 윤종용 다이렉트 엑세스 저장장치에서 열 에스페러티로 인한 기록레벨시프트 보상장치 및 방법
KR100532379B1 (ko) * 1998-04-17 2006-01-27 삼성전자주식회사 Mr 헤드의 베이스라인 원더링 보상회로 및 베이스라인 원더링 보상방법
KR100442864B1 (ko) * 2001-09-04 2004-08-02 삼성전자주식회사 데이터 저장 시스템에서의 불안정성 헤드 판단에 의한회복 방법 및 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3175415B2 (ja) 磁気記録再生装置
US6111715A (en) Storage apparatus using a magnetoresistive head that employs a sense current selected from plural predetermined sense currents
US6104563A (en) Bias modulated MR head used to minimize or eliminate thermal signals
KR100472523B1 (ko) 디지털 비대칭 판독 신호를 정정하는 방법 및 장치
JPH09293215A (ja) 磁気記録再生装置
JPS5960722A (ja) 薄膜磁気ヘツド
JPH0676209A (ja) 光磁気記録装置及び光磁気記録方法
JPS6049969B2 (ja) 信号再生装置
US5581538A (en) Recording/reproducing apparatus with a probe to detect data recorded in pits and projections of a recording medium
Jeffers et al. Unshielded magnetoresistive heads in very high-density recording
Arnoldusse et al. A simple recording head write field rise time measurement
JPH0544089B2 (ja)
JPS5828961B2 (ja) Agc方式
JPH05182113A (ja) 磁気記録再生装置
US6201651B1 (en) Circuit for reproducing data and apparatus for reading data out of a magnetic disc based on calculated frequency cut off
JP3052858B2 (ja) ディジタル信号記録再生の自動調整方法および装置
JP4372856B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPS60124005A (ja) 磁気抵抗効果型ヘツド再生回路
JP3325403B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP3550624B2 (ja) 記録増幅回路
KR100523013B1 (ko) 클록생성장치및디스크구동장치
JPH06243404A (ja) Mrヘッドの抵抗変動補償回路
JPH10320723A (ja) Mrヘッドにおける上下振幅非対称の補償回路および上下振幅非対称の調整方法
JPH0644511A (ja) 磁気ディスク装置
JPH06203339A (ja) 磁気抵抗型薄膜磁気ヘッド