JP3042458B2 - 情報記録再生装置及び情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生装置及び情報記録再生方法

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JP3042458B2
JP3042458B2 JP9227681A JP22768197A JP3042458B2 JP 3042458 B2 JP3042458 B2 JP 3042458B2 JP 9227681 A JP9227681 A JP 9227681A JP 22768197 A JP22768197 A JP 22768197A JP 3042458 B2 JP3042458 B2 JP 3042458B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光線等の
情報再生手段を用いて高速かつ高密度に情報を記録再生
する情報の再生方法及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを記録媒体として使用した情
報記録再生方式には、マーク位置記録再生方式とマーク
エッジ記録再生方式がある。近年、記録マークの前縁と
後縁部に情報を持たせるマークエッジ記録方式が高密度
記録を可能にする技術として注目されている。
【0003】処で、マークエッジ記録された情報を再生
するには、従来より読み出し信号を2階微分してエッジ
位置に相当する零クロス点を検出する2階微分零クロス
検出型と、読み出し信号を基準レベルでスライスして2
値化を行うDCスライス検出型とが知られている。係
る、2階微分零クロス検出型のエッジ再生方式では、欠
陥や記録消去直後のような急激な直流(DC)変動があ
っても特性に影響がないので装置を簡単な回路構成で実
現しやすいという利点があるものの、再生SN比や波形
の歪に対して非常に弱い性質を持っている。
【0004】すなわち、2階微分零クロス検出型のエッ
ジ再生方式には、読み出し時に問題となる種々のノイズ
(媒体ノイズ、LDノイズ、回路ノイズ等)を微分で強
調したり、波形の歪の影響で2階微分信号の変曲点が記
録マークのエッジ位置に対応しないといった欠点がある
ので、情報信号の検出精度が低下し再生誤り率を低減さ
せることが出来ない。
【0005】そこで、この欠点を解決する手段の一例と
して、特開平4−232659公報記載のような2階微
分零クロス検出型のエッジ再生方式に振幅制限手段を用
いることが提案されている。第5図は従来の情報記録再
生装置の構成の一例を示したもので、第6図は第5図の
情報記録再生装置の動作を説明するための図である。
【0006】即ち、情報記録媒体上に記録された記録情
報は光ヘッド1で抽出して増幅回路2で増幅する。増幅
された読み出し信号(a)は直線位相型の波形等化回路
3で分解能補正を行い、振幅制限回路5で振幅制限され
た信号(c)を得る。振幅制限された信号(c)は微分
回路7で微分され1階微分信号(d)を得て変化方向抽
出回路9で正負のスライスレベル+VT 、−VT による
レベル比較をして信号の変化方向に対する2値化信号
(f)(g)を得る。また1階微分信号(d)は微分回
路8で微分され2階微分信号(e)を得て読み出し信号
の変曲点信号(h)を零クロス比較回路10で抽出す
る。2値化信号(f)(g)と変曲点信号(h)とのタ
イミング関係から読み出しデータ信号のエッジを抽出し
て2値化を行う構成となっている。
【0007】係る従来の技術に於いては、2階微分零ク
ロス検出型のエッジ再生方式でも振幅制限手段によって
再生SN比の改善や波形の歪を除去して、読み出しデー
タ情報の再生誤り率の低減を図ることが出来るものと考
えられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2階微
分零クロス検出型のエッジ再生方式に振幅制限手段が適
用されると、もともとの2階微分零クロス検出型エッジ
生成方式の優位性である急激な直流変動に対する特性マ
ージンを削って、2階微分零クロス検出型のエッジ再生
方式の欠点である再生SN比を改善しているにすぎな
い。
【0009】そこで、記録消去直後や記録媒体欠陥など
のように信号の直流成分の変化量が大きくなると、本来
のエッジ抽出ポイントまでが振幅制限手段で削られて無
くなるために、再生SN比が向上しているにも関わらず
再生誤りが発生し易くなると言う問題が有った。本発明
の目的は、上記した従来に於ける技術上の問題点を改良
し、マークエッジ記録方式などによる高密度記録情報を
低SN比の再生環境下や急激な直流変動がある状態にお
いても正確に情報再生することが出来る情報記録再生装
置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用する
ものである。即ち、本発明に係る第1の態様としては、
情報記録媒体上に記録されたデータを再生するマークエ
ッジ方式による情報記録再生装置において、当該記録情
報を抽出する情報検出手段と、当該情報検出手段の分解
能低下に対する補正を行う波形等化手段と、当該波形等
化手段の出力波形のトランジェントを補正するサグキャ
ンセル手段と、当該サグキャンセル手段の出力信号振幅
をリミットする振幅制限手段と、当該振幅制限手段の出
力信号の高域ノイズ成分を除去するフィルタ手段と、当
該フィルタ手段の出力信号を微分して1階微分信号を得
る第1の波形微分手段と、当該1階微分信号を微分して
2階微分信号を得る第2の波形微分手段と、当該1階微
分信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号を得る
イネーブル信号生成手段と、当該2階微分信号からエッ
ジ情報信号を得る零クロス信号生成手段と、当該変化方
向信号と当該エッジ情報信号から読み出しデータ信号を
得るエッジパルス生成手段とで構成されている情報記録
再生装置であり、又本発明に係る第2の態様としては、
情報記録媒体上に記録されたデータを再生する情報記録
再生装置において、当該記録情報を抽出する情報検出手
段と、当該情報検出手段の分解能低下に対する補正を行
う波形等化手段と、当該波形等化手段の出力波形のトラ
ンジェントに追随する可変スライスレベル設定手段、当
該可変スライスレベル設定手段の出力と該波形等化手段
の出力が入力される振幅制限手段と、当該振幅制御手段
の出力信号の高域ノイズ成分を除去するフィルタ手段
と、当該フィルタ手段の出力信号を微分して1階微分信
号を得る第1の波形微分手段と、当該1階微分信号を微
分して2階微分信号を得る第2の波形微分手段と、当該
1階微分信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号
を得るイネーブル信号生成手段と、当該2階微分信号か
らエッジ情報信号を得る零クロス信号生成手段と、当該
変化方向信号と当該エッジ情報信号から読み出しデータ
信号を得るエッジパルス生成手段とで構成されている情
報記録再生装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録再生装置は、上
記した様な基本的な技術構成を採用しているので、例え
ば、読み出し信号振幅の振幅制限を行う直前や振幅制限
時にサグキャンセル手段や基準スライスレベル追従手段
を具備してトランジェント補正を実現させる事が可能と
なる事から、2階微分零クロス検出型エッジ再生方式本
来の優位性である急激な直流変動に伴うトランジェント
に対するマージンを振幅制限手段で低下させることなく
低SNな再生環境下においても正確に情報が再生できる
ようになる。
【0012】
【具体例】以下、本発明に係る情報記録再生装置の具体
例を図面を参照しながら説明する。即ち、図1は、本発
明に係る情報記録再生装置30に於ける1具体例の構成
を説明するブロックダイアグルムであり、図中、情報記
録媒体上に記録されたデータを再生するマークエッジ方
式による情報記録再生装置30において、当該記録情報
を抽出する情報検出手段1と、適宜の増幅手段2を介し
て、当該情報検出手段1の分解能低下に対する補正を行
う波形等化手段3と、当該波形等化手段3の出力波形の
トランジェントを補正するサグキャンセル手段4と、当
該サグキャンセル手段4の出力信号振幅をリミットする
振幅制限手段5と、当該振幅制限手段5の出力信号の高
域ノイズ成分を除去するフィルタ手段6と、当該フィル
タ手段6の出力信号を微分して1階微分信号を得る第1
の波形微分手段7と、当該1階微分信号を微分して2階
微分信号を得る第2の波形微分手段8と、当該1階微分
信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号を得るイ
ネーブル信号生成手段9と、当該2階微分信号からエッ
ジ情報信号を得る零クロス信号生成手段10と、当該変
化方向信号と当該エッジ情報信号から読み出しデータ信
号を得るエッジパルス生成手段11とで構成されている
情報記録再生装置30が示されている。
【0013】更に、本発明に於いては、当該振幅制御手
段5に、基準スライスレベル回路12が付加されている
事が好ましい。ここで、本発明に係る当該情報記録再生
装置30の構成とその作動を図1及び図2を参照しなが
ら更に詳細に説明する。即ち、本具体例の情報記録再生
装置30は、記録媒体上に記録されている情報の抽出す
る例えば、光ヘッド1と、読み出し信号を増幅する増幅
回路2と、光学系の分解能低下に伴う符号間干渉を補正
する直線位相型の波形等化回路3と、回路系のAC結合
性に伴うトランジェントを補正するサグキャンセル回路
4と、波形等化回路3とサグキャンセル回路4で周波数
特性補償を行った出力信号に対して振幅にリミットをか
ける振幅制限回路5と、信号の高域周波数ノイズを除去
するノイズフィルタ回路6と、ノイズフィルタ回路6通
過後の出力信号を微分して1階微分信号を得る第1の微
分回路7と、1階微分信号を微分して2階微分信号を得
る第2の微分回路8と、1階微分信号をレベル比較して
変化方向信号を得る変化方向抽出回路9と、2階微分信
号からエッジ情報となる変曲点信号を得る零クロス比較
回路10と、変化方向信号と変曲点信号とのタイミング
制御手段とを含み読み出しデータ信号を得るエッジパル
ス生成回路11とから構成されている。
【0014】係る具体例において、当該光ヘッド1で検
出された記録媒体上の情報信号は、例えば交流結合の増
幅回路2で増幅される。この読み出し信号(a)は符号
間干渉による分解能低下を生じており、例えばトランス
バーサルフィルタのような直線位相型の波形等化回路3
を用いて分解能改善を行う。
【0015】更に、情報信号が増幅回路2のような交流
結合回路を通過することで発生する波形トランジェント
には、例えば直線位相型の低域ゲイン増強機能のあるサ
グキャンセル回路4を用いて補正を行う。このように、
波形等化回路3とサグキャンセル回路4で周波数特性補
償の行われた読み出し信号(b)は、例えば歪の少ない
ダイナミックレンジの大きい振幅制限回路5に入力さ
れ、正負の両側をクリップして振幅制限を行う。
【0016】当該振幅制限回路5には振幅をクリップす
るための基準スライスレベル回路12を設けて、入力信
号波形を正負の固定電圧+VC 、−VC でリミットする
構成となっている。この正負の固定電圧+VC 、−VC
は増幅のリミット量によって任意に設定できるものであ
る。
【0017】当該振幅制限された信号(c)は高域ノイ
ズ成分を除去するためにノイズフィルタ回路6を通過し
て微分回路7で微分されて1階微分信号(d)を得る。
このときの1階微分信号(d)は振幅制限された急峻な
立ち上がり立ち下がり特性を持つ信号(c)を微分して
いるため、単純に読み出し信号(a)を微分する時に比
べて信号波形の半値幅が狭くなっている。
【0018】また、微分回路8では1階微分信号(d)
を微分して2階微分信号(e)を得る。係る1階微分信
号(d)は変化方向抽出回路9で正負のスライスレベル
+VT、−VT によるレベル比較をして信号の変化方向
に対する2値化信号(f)(g)を得る。
【0019】また2階微分信号(e)の差動零クロスを
零クロス比較回路10でとって、エッジ情報となる変曲
点信号(h)を得る。この2値化信号(f)(g)と変
曲点信号(h)は、エッジパルス生成回路11で回路デ
ィレイを考慮してタイミング制御を行い、読み出しデー
タ信号(i)に変換されることになる。次に、本発明に
係る当該情報記録再生装置30の他の具体例に付いて図
3及び図4を参照しながら説明する。
【0020】即ち、本発明に係る当該情報記録再生装置
30は、図3に示す様に、基本構成は、前記の具体例と
同一であるが、サグキャンセル手段5の替わりに、後述
する様な可変スライスレベル設定手段20を有するもの
である。即ち、本発明に係る第2の具体例は、記録媒体
上に記録されている情報の抽出する例えば、光ヘッド1
と、読み出し信号を増幅する増幅回路2と、光学系の分
解能低下に伴う符号間干渉を補正する直線位相型の波形
等化回路3と、当該波形等化手段3の出力波形のトラン
ジェントに追随する可変スライスレベル設定手段20、
当該可変スライスレベル設定手段20の出力と該波形等
化手段の出力が入力される振幅制限手段5と、当該振幅
制限手段5の出力信号の高域ノイズ成分を除去するフィ
ルタ手段6と、当該フィルタ手段6の出力信号を微分し
て1階微分信号を得る第1の波形微分手段7と、当該1
階微分信号を微分して2階微分信号を得る第2の波形微
分手段8と、当該1階微分信号をレベル比較して微分信
号の変化方向信号を得るイネーブル信号生成手段9と、
当該2階微分信号からエッジ情報信号を得る零クロス信
号生成手段10と、当該変化方向信号と当該エッジ情報
信号から読み出しデータ信号を得るエッジパルス生成手
段11とで構成されている情報記録再生装置30が示さ
れている。
【0021】尚、本具体例に係る当該情報記録再生装置
30に於いては、当該可変スライスレベル設定手段20
は、当該波形等化回路3の出力から振幅ピーク電圧と振
幅ボトム電圧を検出する振幅ピークボトム電圧検出回路
13と、当該電圧から振幅のリミット量を決定するレベ
ル加算回路14を含んでいる事が望ましい。本具体例の
情報記録再生装置30の基本的な構成は、上記具体例に
係る情報記録再生装置30と同じであるが、上記説明し
た様に、振幅をクリップするための基準スライスレベル
は正負の固定された電圧では無く、トランジェントに追
従する可変スライスレベルとしたことが前記具体例の情
報記録再生装置30とは異なるものである。
【0022】すなわち、前記の具体例に於いては、当該
情報記録再生装置30に於ける振幅制限回路5に入力さ
れる読み出し信号波形自身を変化させているのに対し、
本具体例に於ける情報記録再生装置30に於いては、読
み出し信号は変化させずに振幅のリミット量を決定する
スライスレベルを変化させて、振幅リミットをかけてい
る点で異なっている。
【0023】本具体例に於いては、例えば波形等化回路
3で周波数特性補償の行われた読み出し信号(b)の振
幅ピーク電圧Vpと振幅ボトム電圧Vbを振幅ピークボ
トム電圧検出回路13で検出して、その電圧から振幅の
リミット量を決定する任意の電圧+Vk 、−Vk のレベ
ル加算をレベル加算回路14で行い、そのレベル加算後
の電圧で振幅をクリップする。
【0024】この回路以降の読み出しデータ信号検出は
先の具体例と同様に行われる。本具体例によれば、読み
出し信号(a)のトランジェントに対する補償が行われ
ているため、記録消去直後や媒体欠陥などで急激なトラ
ンジェントが存在しても振幅制限回路5による振幅のリ
ミット動作で本来のエッジ抽出ポイントまでが失われる
ようなことが無くなり、従って、従来の方法で問題とな
っていたエッジ部分に於けるパルス抜けが発生する心配
がなく、正確で高精度のエッジ検出が可能となる。
【0025】上記した様に、本発明に係る情報記録再生
装置30を使用して情報の再生を行う方法としては、例
えば以下の様な構成を有するものである。即ち、情報記
録媒体上に記録されたデータを再生する情報記録再生方
法において、当該記録情報を抽出する情報検出する工
程、検出された当該情報に対して当該情報検出が検出さ
れる際に発生する出力信号の符号間干渉による分解能低
下を波形等化手段に於いて補正する工程、当該波形等化
手段が出力した出力波形の持つトランジェントをサグキ
ャンセル手段に於いて補正する工程、当該サグキャンセ
ル手段からの出力信号の振幅を振幅制限手段に於いて制
限する工程、当該振幅制限手段からの出力信号の高域ノ
イズ成分を除去する工程、当該高域ノイズ成分が除去さ
れた出力信号を微分して1階微分信号を得る工程、当該
1階微分信号を微分して2階微分信号を得る工程、当該
1階微分信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号
を得る工程、当該2階微分信号からエッジ情報信号を得
る工程、当該微分信号の変化方向信号と当該エッジ情報
信号とから読み出しデータ信号を得る工程、とで構成さ
れている情報記録再生方法である。
【0026】又、本発明に於ける他の情報記録再生方法
としては、例えば、情報記録媒体上に記録されたデータ
を再生する情報記録再生方法において、当該記録情報を
抽出する情報検出する工程、検出された当該情報に対し
て当該情報検出が検出される際に発生する出力信号の符
号間干渉による分解能低下を波形等化手段に於いて補正
する工程、当該波形等化手段の出力波形のトランジェン
トに追随する可変スライスレベルを設定する工程、当該
設定された可変スライスレベルを使用して、当該波形等
化手段からの出力波形の振幅を振幅制限手段に於いて制
限する工程、当該振幅制限手段からの出力信号の高域ノ
イズ成分を除去する工程、当該高域ノイズ成分が除去さ
れた出力信号を微分して1階微分信号を得る工程、当該
1階微分信号を微分して2階微分信号を得る工程、当該
1階微分信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号
を得る工程、当該2階微分信号からエッジ情報信号を得
る工程、当該微分信号の変化方向信号と当該エッジ情報
信号とから読み出しデータ信号を得る工程、とで構成さ
れている情報記録再生方法である。
【0027】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置によれば、当
該装置のSN比の向上と波形歪の影響を除去することが
出来ると同時に、振幅制限回路の直前や振幅制限回路自
身にトランジェント補正機能を持たせることで急激な直
流変動によるトランジェントが発生しても正確にエッジ
情報を抽出することが可能である。
【0028】更に、基本的には2階微分零クロス検出型
再生方式でエッジ情報を抽出することで、完全にトラン
ジェントをキャンセルすることが出来なくても振幅制限
された信号振幅内にエッジ抽出ポイントが存在すれば良
いという利点があり、トランジェント補正機能は簡単な
回路制御で実現することが出来る。また、読み出し信号
の持つノイズ成分を減少させた上で2階微分零クロス検
出型再生方式の優位性が生かせるため、簡単な回路構成
で装置の高密度及び高速化を図ることができ、光ディス
クの応用範囲を拡大することが可能となる。
【0029】更に、本発明に係る当該情報記録再生装置
30に於いては、特に最近一般的になりつつある、
(1.7)変調方式に対しても有効である事が判明し
た。即ち、図7に示す様な、(1.7)変調方式による
ヘッド出力波形状信号に於いては、リシンク部を境にし
て直流成分の変化が大きくなっているものがある。例え
ば、1セクタ(1024バイト)内に当該リシンクが3
3個存在して、回路系の交流結合によって数KHzのト
ランジェントが発生しているものとした場合、従来の技
術に於いては、本来抽出すべきエッジまで振幅制限回路
で削除してしまうのでECC訂正のみで救うことが出来
ずに、リードエラー(80バイト以上のエラー訂正)を
生じる事になる。
【0030】これに対し、本発明に於ける該情報記録再
生装置を使用する事によって、リードエラーは生じなく
なり、ECC訂正が殆ど入らずにリード出来るようにな
る。つまり、本発明に於いては、ECC訂正は数バイト
以下となるのである。つまり、従来の方法に於ける上記
のパターンリード時のエラーレートは、1×10-3以上
であるのに対し、本発明に於いては、1×10-5以下と
なるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る情報記録再生装置の一具
体例に於ける構成を説明する為のブロックダイアグラム
である。
【図2】図2は、本発明に係る1の具体例に於ける動作
を説明する為の波形図である。
【図3】図3は、本発明に係る情報記録再生装置の他の
具体例に於ける構成を説明する為のブロックダイアグラ
ムである。
【図4】図4は、本発明に係る他の具体例に於ける動作
を説明する為の波形図である。
【図5】図5は、従来の情報記録再生装置の一例を示す
ブロックダイアグラムである。
【図6】図6は、従来の情報記録再生装置の動作を説明
するための波形図である。
【図7】図7は、(1.7)変調方式によるヘッド出力
波形状信号の例を示す図である。
【符号の説明】
1…情報再生ヘッド、光ヘッド 2…増幅回路 3…波形等化回路 4…サグキャンセル回路 5…振幅制限回路 6…ノイズフィルタ回路 7、8…微分回路 9…変化方向抽出回路 10…零クロス比較回路 11…エッジパルス生成回路 12…基準スライスレベル回路 13…振幅ピークボトム電圧検出回路 14…レベル加算回路 20…可変スライスレベル設定手段 30…情報記録再生装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体上に記録されたデータを再
    生するマークエッジ方式による情報記録再生装置におい
    て、当該記録情報を抽出する情報検出手段と、当該情報
    検出手段の分解能低下に対する補正を行う波形等化手段
    と、低域ゲイン増強機能があり当該波形等化手段の出力
    波形のトランジェントを補正するサグキャンセル手段
    と、当該サグキャンセル手段の出力信号振幅をリミット
    する振幅制限手段と、当該振幅制限手段の出力信号の高
    域ノイズ成分を除去するフィルタ手段と、当該フィルタ
    手段の出力信号を微分して1階微分信号を得る第1の波
    形微分手段と、当該1階微分信号を微分して2階微分信
    号を得る第2の波形微分手段と、当該1階微分信号をレ
    ベル比較して微分信号の変化方向信号を得るイネーブル
    信号生成手段と、当該2階微分信号からエッジ情報信号
    を得る零クロス信号生成手段と、当該変化方向信号と当
    該エッジ情報信号から読み出しデータ信号を得るエッジ
    パルス生成手段とで構成されている事を特徴とする情報
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 当該振幅制御手段に、基準スライスレベ
    ル回路が付加されている事を特徴とする請求項1記載の
    情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 情報記録媒体上に記録されたデータを再
    生する情報記録再生装置において、当該記録情報を抽出
    する情報検出手段と、当該情報検出手段の分解能低下に
    対する補正を行う波形等化手段と、当該波形等化手段の
    出力波形のトランジェントに追随する可変スライスレベ
    ル設定手段、当該可変スライスレベル設定手段の出力と
    該波形等化手段の出力が入力される振幅制限手段と、当
    該振幅制御手段の出力信号の高域ノイズ成分を除去する
    フィルタ手段と、当該フィルタ手段の出力信号を微分し
    て1階微分信号を得る第1の波形微分手段と、当該1階
    微分信号を微分して2階微分信号を得る第2の波形微分
    手段と、当該1階微分信号をレベル比較して微分信号の
    変化方向信号を得るイネーブル信号生成手段と、当該2
    階微分信号からエッジ情報信号を得る零クロス信号生成
    手段と、当該変化方向信号と当該エッジ情報信号から読
    み出しデータ信号を得るエッジパルス生成手段とで構成
    されている事を特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 当該可変スライスレベル設定手段は、当
    該波形等化回路の出力から振幅ピーク電圧と振幅ボトム
    電圧を検出する振幅ピークボトム電圧検出回路と、当該
    電圧から振幅のリミット量を決定するレベル加算回路を
    含んでいる事を特徴とする請求項3記載の情報記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 当該情報記録媒体は、光ディスクである
    事を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体上に記録されたデータを再
    生するマークエッジ方式による情報記録再生方法におい
    て、当該記録情報を抽出する情報検出する工程、検出さ
    れた当該情報に対して当該情報検出が検出される際に発
    生する出力信号の符号間干渉による分解能低下を波形等
    化手段に於いて補正する工程、当該波形等化手段が出力
    した出力波形の持つトランジェントを低域ゲイン増強機
    能のあるサグキャンセル手段に於いて補正する工程、当
    該サグキャンセル手段からの出力信号の振幅を振幅制限
    手段に於いて制限する工程、当該振幅制限手段からの出
    力信号の高域ノイズ成分を除去する工程、当該高域ノイ
    ズ成分が除去された出力信号を微分して1階微分信号を
    得る工程、当該1階微分信号を微分して2階微分信号を
    得る工程、当該1階微分信号をレベル比較して微分信号
    の変化方向信号を得る工程、当該2階微分信号からエッ
    ジ情報信号を得る工程、当該微分信号の変化方向信号と
    当該エッジ情報信号とから読み出しデータ信号を得る工
    程、とで構成されている事を特徴とする情報記録再生方
    法。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体上に記録されたデータを再
    生する情報記録再生方法において、当該記録情報を抽出
    する情報検出する工程、検出された当該情報に対して当
    該情報検出が検出される際に発生する出力信号の符号間
    干渉による分解能低下を波形等化手段に於いて補正する
    工程、当該波形等化手段の出力波形のトランジェントに
    追随する可変スライスレベルを設定する工程、当該設定
    された可変スライスレベルを使用して、当該波形等化手
    段からの出力波形の振幅を振幅制限手段に於いて制限す
    る工程、当該振幅制限手段からの出力信号の高域ノイズ
    成分を除去する工程、当該高域ノイズ成分が除去された
    出力信号を微分して1階微分信号を得る工程、当該1階
    微分信号を微分して2階微分信号を得る工程、当該1階
    微分信号をレベル比較して微分信号の変化方向信号を得
    る工程、当該2階微分信号からエッジ情報信号を得る工
    程、当該微分信号の変化方向信号と当該エッジ情報信号
    とから読み出しデータ信号を得る工程、とで構成されて
    いる事を特徴とする情報記録再生方法。
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