JP3059681U - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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直人 香山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ溝などが形成されたブッシュを内蔵する
反応射出成形体を作製する射出成形用金型装置において
溶融樹脂が前記ブッシュのネジ溝などに入りこむことが
ない射出成形用金型装置を提供する。 【解決手段】 固定型5に設けられた凹部6に保持した
可動型3側に嵌合部15を有する筒状体8と、筒状体8
の嵌合部15に嵌合し、内周面にネジ切り溝9を刻設し
たブッシュ7と、該筒状体8とブッシュ7を一体化して
固定型5に係止する係止手段と、上記係止手段により筒
状体8とブッシュ7とを固定型5に係止した時に上記可
動型3方向に付勢力を付与する可動機構13と、を有し
た射出成形用金型装置1である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はネジ溝などが形成されたブッシュを有する反応射出成形体を成形する 射出成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネジ溝などが形成されたブッシュを内蔵する反応射出成形体を成形する 射出成形用金型装置では、図6のように固定型27をブッシュ29の内周面に嵌 合する突部25を有する雄型とし、可動型23を上記固定型27の突部25と突 き合わせる雌型としていた。そして、上記可動型23と固定型27を突き合せる ことで、溶融樹脂がブッシュ29の内周に入りこみ、ネジ溝31を塞がないよう にしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし溶融樹脂の射出圧が大き過ぎたり、樹脂量が多くなる(過充填)場合に 、金型が若干開き、図7のように突合せ部分に隙間が生じ溶融樹脂が矢印35の ように流れネジ溝31に侵入しブッシュがネジ穴の役目を果たさなくなっていた 。
【0004】 本考案はこのような問題を解決し、ネジ溝などが形成されたブッシュを有する 反応射出成形体において溶融樹脂がネジ溝などに入りこむことがない射出成形用 金型装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本考案はこのような課題を達成する為に請求項1としては、固定型と可動型よ りなる射出成形用金型装置において、固定型内に設けられた凹部に保持した可動 型側に嵌合部を有する筒状体と、筒状体の嵌合部に嵌合し、内周面にネジ溝を有 する嵌合部の長さよりも長いブッシュと、該筒状体とブッシュを一体化して固定 型に係止する係止手段と、上記係止手段により筒状体とブッシュとを固定型に係 止した時に上記可動型方向に付勢力を付与する可動機構と、を有した射出成形用 金型装置にある。
【0006】 上記の構成によれば、係止手段によって筒状体を固定型に係止したときに可動 機構が可動型方向へ付勢力を付与することで、溶融樹脂の射出圧が大き過ぎたり 樹脂量が多くなり金型が若干開く方向に力が働いても可動機構の付勢力が働き金 型が開くことがない。 さらに、ブッシュの長さが嵌合部よりも長いことからブッシュの上面が常に可 動型と面接触することにより溶融樹脂がブッシュ内のネジ溝に流れ込むことはな い。
【0007】 請求項2の考案は、上記可動機構が筒状体底面に設置したバネである請求項1 に記載の射出成形用金型装置にある。
【0008】 請求項2に記載の考案によれば、バネを筒状体底面に伸縮方向を可動型の移動 方向と合致して設置することで、バネの付勢力で確実にブッシュの上面と可動型 の下面が射出成形時に常に圧接する。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1から図3 は本考案の射出成形用金型装置であって、図1は固定型と可動型が開いた状態を 示す図である。図2は固定型と可動型を閉じた状態を示す図で、図3は溶融樹脂 が射出され、射出圧が大きい場合に型が開く方向に力が加わった時の図である。 図1において、固定型5の凹部6に可動機構13を可動型方向に付勢力を付与 する様に設置し、つぎにその上に筒状体8を可動型3と固定型5との間に形成さ れるキャビティ4に突出するように載置した。 次にブッシュ7を筒状体8の嵌合部15に嵌合し、さらに係止手段11にて一 体化したブッシュ7と筒状体8を固定型5に係止した。
【0010】 そして、上記のように設置した後図2の様に射出成形用金型装置を閉じた。こ のとき可動機構13に付勢力が付与される。 そして、図3は上記射出成形用金型装置1に溶融樹脂を射出し、さらにその溶 融樹脂の射出圧が型締め力を越えた場合の概略図である。 上記溶融樹脂の射出圧によって可動型3が開こうとするが、可動機構13に掛 けられた付勢力が開放され可動機構13によって筒状体8とそれに嵌合したブッ シュ7が上昇し可動型3とブッシュ7との間に隙間を生じさせない。 このとき、ブッシュ7の底面と固定型5の間にammの隙間が生じる。
【0011】 さらに図5に示すブッシュの長さbmmが嵌合部15の長さcmmよりも長く するとブッシュの溝9に樹脂が入りこむのを防ぐことができる。
【0012】 可動機構13としては、コイルバネ、板ばね、渦巻ばね、トーションバー等の 復元力を有するものであれば限定しないが、特にコイルバネが好適に使用される 。
【0013】 係止手段11としてはボルト、六角穴付ボルト、平小ネジ等が好適に使用され る。
【0014】 射出される溶融樹脂としては、ポリスチレン、アクリロニトリルーブタジエン ースチレン共重合体、アクリロニトリルースチレン共重合体、変性ポリフェニレ ンオキサイド(スチレングラフト又はスチレンブレンドポリフェニレンオキサイ ド樹脂)、ポリカーボネイト樹脂、ナイロン樹脂、アクリロニトリルーエチレン プロピレンーブタジエン共重合体、イオン架橋ポリエチレン等の樹脂が好適であ るが、一般に熱可塑性樹脂であれば適用可能である。
【0015】
【考案の効果】
本考案によると、請求項1においては、係止手段によって筒状体を固定型に係 止したときに可動機構が可動型方向へ付勢力を付与することで、溶融樹脂の射出 圧が大き過ぎたり樹脂量が多くなり金型が若干開く方向に力が働いても可動機構 の付勢力が働き金型が開くことがないという効果が有る。 また、ブッシュの長さが該筒状体の嵌合部の長さよりも長いことにより、ブッ シュの上面が常に可動型と面接触することにより溶融樹脂がブッシュの内周面に 流れ込むようなことはないという効果もある。
【0016】 請求項2に記載の考案によると、バネを筒状体底面に伸縮方向を可動型の移動 方向と合致して設置することで、バネの付勢力で確実にブッシュの上面と可動型 の下面が射出成形時に常に圧接するという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形用金型の断面図であり可動型
と固定型が開いた状態で筒状体とブッシュを嵌合して固
定型に設置した状態を示す。
【図2】本考案の射出成形用金型装置の断面図であり前
記射出成形用金型装置の可動型と固定型を閉じた状態を
示す。
【図3】本考案の射出成形用金型装置の断面図であり射
出圧によって可動型が開きかけたときに可動機構が作動
した状態の図である。
【図4】本考案の射出成形用金型装置で筒状体とブッシ
ュを嵌合したときの概略斜視図である。
【図5】本考案の射出成形用金型装置で筒状体の嵌合部
の断面図である。
【図6】従来の射出成形用金型装置の断面図である。
【図7】従来の射出成形用金型装置で可動型が開き樹脂
が流れ込んだときの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 射出成形用金型装置 3 可動側金型 4 キャビティ 5 固定側金型 6 凹部 7 ブッシュ 8 筒状体 9 ネジ溝 11 係止手段 13 可動機構 15 嵌合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型よりなる射出成形用金型
    装置において、 固定型内に設けられた凹部に保持した可動型側に嵌合部
    を有する筒状体と、 筒状体の嵌合部に嵌合し、内周面にネジ溝を有する嵌合
    部の長さよりも長いブッシュと、 該筒状体とブッシュを一体化して固定型に係止する係止
    手段と、 上記係止手段により筒状体とブッシュとを固定型に係止
    した時に上記可動型方向に付勢力を付与する可動機構と
    を有したことを特徴とする射出成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 上記可動機構が筒状体底面に伸縮方向を
    可動金型の移動方向と同じに設置したバネである請求項
    1に記載の射出成形用金型装置。
JP1998009698U 1998-12-08 1998-12-08 射出成形用金型装置 Expired - Fee Related JP3059681U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06185509A (ja) * 1992-04-15 1994-07-05 Nippon Plast Co Ltd 二部品間の連結構造
CN110561690A (zh) * 2019-08-22 2019-12-13 珠海格力精密模具有限公司 一种消除塑料模具热膨胀间隙的方法、结构及设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06185509A (ja) * 1992-04-15 1994-07-05 Nippon Plast Co Ltd 二部品間の連結構造
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