JP3059645U - パワーショベルのアタッチメント取付構造 - Google Patents

パワーショベルのアタッチメント取付構造

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JP3059645U
JP3059645U JP1998009667U JP966798U JP3059645U JP 3059645 U JP3059645 U JP 3059645U JP 1998009667 U JP1998009667 U JP 1998009667U JP 966798 U JP966798 U JP 966798U JP 3059645 U JP3059645 U JP 3059645U
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勇 藤森
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勇 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーショベルにおいて、容易に石や木材等
を把持したり、土砂をすくったりしうるようにした、簡
単かつ安価なアタッチメント取付構造を提供する。 【解決手段】 バケット13と対峙する使用位置(19
の仮想線で示す位置)と、バケット13と対峙すること
のない退避位置(19の実線で示す位置)との間を回動
しうるようにして、アタッチメント19の基端部を可動
アーム3の前端部に枢着するとともに、アタッチメント
19が使用位置または退避位置に移動した際に、固定手
段26、27により、アタッチメント19を使用位置ま
たは退避位置に選択的に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パワーショベルの可動アームの先端部に、アタッチメントを取り付 けられるためのアタッチメント取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーショベルのアームの先端部に、互いに接近するか、または離れる方向に 回動する2個のバケットやフォークを取り付け、アームの側面に取り付けた2個 の油圧シリンダのピストンロッドの先端を、各バケット(またはフォーク。以下 同じ。)に固着して、各油圧シリンダを伸縮させることにより、各バケットを開 閉しうるようにしたものは、従来より公知である。
【0003】 このパワーショベルによれば、2個のバケットを回動させて、両バケットの間 に石や木材等を挟めば、そのまま、石や木材等を運搬することができる。 また、一方のバケットを上方に跳ね上げて固定しておけば、他方のバケットで 土砂をすくったりならしたりすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のパワーショベルでは、2個の油圧シリンダを必要とするため、装置が複 雑かつ高価になるとともに、石や木材等を把持する場合には、2個の油圧シリン ダを同時に操作しなければならないため、バケットの開閉操作は容易ではない。
【0005】 本考案は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたものであ り、パワーショベルにより、簡単に石や木材等を把持したり、土砂をすくったり しうるようにした、簡単かつ安価なパワーショベルのアタッチメント取付構造を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 可動アームの前端部に、動力により回動させられるバケットが取り付け られたパワーショベルにおける前記可動アームの前端部に、前記バケットと対峙 して、バケットとの間に石や木材等を把持することができるアタッチメントを取 り付けるためのアタッチメント取付構造であって、前記バケットと対峙する使用 位置と、バケットと対峙することのない退避位置との間を回動しうるようにして 、前記アタッチメントの基端部を可動アームの前端部に枢着するとともに、アタ ッチメントが前記使用位置または退避位置に移動した際に、固定手段により、ア タッチメントを使用位置または退避位置に選択的に固定させる。
【0007】 (2) 上記(1)項において、可動アームの側面に可動アームの長手方向を向く ブラケットを固着し、前記アタッチメントの基端部をブラケットに枢着するとと もに、ブラケットにおけるアタッチメントの基端部の枢着部から上方及び下方に 離間した箇所に、アタッチメントの長手方向の中間部に穿設された通孔と整合す る2個の固定孔を穿設し、前記通孔がいずれかの固定孔と整合した際に、通孔と 固定孔とにピンを挿通することにより、アタッチメントを前記使用位置または退 避位置に固定させる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。 なお、以下の説明では、図1の左側を前方、右側を後方とする。
【0009】 図1に示すように、パワーショベル本体(1)の前部に枢着された前後の可動ア ーム(2)(3)は、油圧シリンダ(4)(5)の伸縮により屈曲可能となっている。
【0010】 前部の可動アーム(3)の先端部には、左右1対の回動片(6)(6)が、左右方向 を向く枢軸(7)をもって取り付けられている。
【0011】 両回動片(6)の前部には、中折れリンク機構(8)の前端が、左右方向を向く枢 軸(9)をもって枢着されており、中折れリンク機構(8)の後端は、可動アーム( 3)の前端部に枢着されている。
【0012】 中折れリンク機構(8)の中間部の枢軸(10)には、基端が可動アーム(3)の中間 部に枢着された油圧シリンダ(11)のピストンロッド(12)の先端が枢着されている 。 左右の回動片(6)の下面には、バケット(13)が固着されている。
【0013】 可動アーム(3)前端部の後面には、上下方向を向くブラケット(14)(14)が左右 1対固着されている。 ブラケット(14)の上下方向の中央部には、左右方向を向く取付孔(15)が穿設さ れており、ブラケット(14)の上端部及び下端部には、左右方向を向く固定孔(16) (17)がそれぞれ穿設されている。 左右のブラケット(14)の下端部同士は、金属板を折曲して側面視ほぼ三角形状 に形成された補強材(18)により結合されており、補強材(18)の前面は、可動アー ム(3)の下端部に固着されている。
【0014】 (19)は、側面視ほぼ三日月状をなす左右1対の側片(20)を、左右方向を向く連 結片(21)(22)で結合したアタッチメントであり、両側片(20)の基端部には、左右 方向を向く枢支孔(23)が穿設されており、枢支孔(23)の下方には、左右方向を向 く通孔(24)が穿設されている。 両側片(20)の枢支孔(23)及び通孔(24)の間には、左右方向を向く連結管(25)が 取り付けられており、左右の枢支孔(23)及び通孔(24)同士は、連結管(25)を介し て互いに連通している。
【0015】 アタッチメント(19)の上端部を、左右のブラケット(14)の間に挿入し、アタッ チメント(19)の枢支孔(23)をブラケット(14)の取付孔(15)に整合させて、整合し た枢支孔(23)と取付孔(15)とに左右方向を向くピン(26)を挿通することにより、 アタッチメント(19)はブラケット(14)に枢着されている。
【0016】 図1から図3に示すように、アタッチメント(19)の通孔(24)を下方の固定孔(1 7)に整合させ、整合した通孔(24)と固定孔(17)とにピン(27)を挿通すれば、アタ ッチメント(19)は、バケット(13)と対峙する使用位置に固定される。 このように、アタッチメント(19)を使用位置で固定すれば、例えば図2の仮想 線で示す石(S1)等を、バケット(13)とアタッチメント(19)の間で把持して運搬 できるようになる。
【0017】 一方、図4に示すように、アタッチメント(19)を跳ね上げて、通孔(24)を上方 の固定孔(16)に整合させ、整合した通孔(24)と固定孔(16)とにピン(27)を挿通す れば、アタッチメント(19)は、バケット(13)と対峙することのない退避位置に固 定される。 このように、アタッチメント(19)を退避位置で固定すれば、例えば図4に示す ように、油圧シリンダ(11)を伸縮してバケット(13)を回動させることにより、山 積みされた砂(S2)を、バケット(13)ですくうことができる。
【0018】 このように本実施形態では、アタッチメント(19)を使用位置から退避位置(ま たはその逆)に切り替えるだけで、バケット(13)とアタッチメント(19)の間で石 や木材等を把持したり、バケット(13)で砂をすくったりすることができる。
【0019】 また、油圧シリンダ(11)によりバケット(13)のみを回動可能とし、アタッチメ ント(19)を固定してあるので、2個のバケットを、油圧シリンダで回動させる場 合に比べて、操作が容易となる。
【0020】 アタッチメント(19)を、使用位置から退避位置に切り替える場合(その逆の場 合も)には、通孔(24)と固定孔(16)(17)からピン(27)を抜いて、アタッチメント (19)を退避位置(または使用位置)に回動させて、再び通孔(24)と固定孔(16)(1 7)とにピン(27)を挿入すればよく、その作業は非常に簡単である。
【0021】 なお、ブラケット(14)の下端部は、本来破断しやすい箇所であるが、本実施形 態では、ここに補強材(18)を固着してあるので、この箇所が破断するおそれは小 さい。
【0022】
【考案の効果】
本考案によると、次のような効果を奏することができる。 (a) 請求項1記載の考案によれば、アタッチメントを使用位置から退避位置 (またはその逆)に切り替えるだけで、バケットとアタッチメントの間で石や木 材等を把持したり、バケットで砂をすくったりすることができる。 また、バケットのみを動力により回動可能とし、アタッチメントを固定してあ るので、作業者はバケットのみを操作すればよく、操作は非常に簡単である。 なお、アタッチメント自体は、非常に簡単な構造であり、安価に得ることがで きる。
【0023】 (b) 請求項2記載の考案によれば、アタッチメントを使用位置から退避位置 に切り替える場合(その逆の場合も)には、通孔と固定孔からピンを抜いて、ア タッチメントを退避位置(または使用位置)に回動させて、再び通孔と固定孔と にピンを挿入すればよく、その作業は非常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態のアタッチメントを備える
パワーショベルの側面図である。
【図2】同じくアタッチメントを使用位置とした場合の
要部の拡大側面図である。
【図3】同じく図2のIII−III線に沿う要部の拡大背面
図である。
【図4】同じくアタッチメントを退避位置に移動した場
合の要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
(1)パワーショベル本体 (2)(3)可動アーム (4)(5)油圧シリンダ (6)回動片 (7)枢軸 (8)中折れリンク機構 (9)枢軸 (10)枢軸 (11)油圧シリンダ (12)ピストンロッド (13)バケット (14)ブラケット (15)取付孔 (16)(17)固定孔 (18)補強材 (19)アタッチメント (20)側片 (21)(22)連結片 (23)枢支孔 (24)通孔 (25)連結管 (26)(27)ピン (S1)石 (S2)砂

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動アームの前端部に、動力により回動
    させられるバケットが取り付けられたパワーショベルに
    おける前記可動アームの前端部に、前記バケットと対峙
    して、バケットとの間に石や木材等を把持することがで
    きるアタッチメントを取り付けるためのアタッチメント
    取付構造であって、 前記バケットと対峙する使用位置と、バケットと対峙す
    ることのない退避位置との間を回動しうるようにして、
    前記アタッチメントの基端部を可動アームの前端部に枢
    着するとともに、アタッチメントが前記使用位置または
    退避位置に移動した際に、固定手段により、アタッチメ
    ントを、使用位置または退避位置に選択的に固定させる
    ようにしたことを特徴とするパワーショベルのアタッチ
    メント取付構造。
  2. 【請求項2】 可動アームの側面に可動アームの長手方
    向を向くブラケットを固着し、前記アタッチメントの基
    端部をブラケットに枢着するとともに、ブラケットにお
    けるアタッチメントの基端部の枢着部から上方及び下方
    に離間した箇所に、アタッチメントの長手方向の中間部
    に穿設された通孔と整合する2個の固定孔を穿設し、前
    記通孔がいずれかの固定孔と整合した際に、通孔と固定
    孔とにピンを挿通することにより、アタッチメントを前
    記使用位置または退避位置に固定するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のパワーショベルのアタッチメ
    ント取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013133699A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Kuniharu Shishime アタッチメント装着専用ピンホール付きアーム
JP2022191876A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 キーエンジニアリング株式会社 作業装置

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JP2013133699A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Kuniharu Shishime アタッチメント装着専用ピンホール付きアーム
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