JPH10195912A - 油圧ショベル用の簡易型把持装置 - Google Patents

油圧ショベル用の簡易型把持装置

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JPH10195912A
JPH10195912A JP381597A JP381597A JPH10195912A JP H10195912 A JPH10195912 A JP H10195912A JP 381597 A JP381597 A JP 381597A JP 381597 A JP381597 A JP 381597A JP H10195912 A JPH10195912 A JP H10195912A
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arm
bucket
gripping
work
gripping arm
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Takeshi Nagai
武 永井
Jiro Nagai
二郎 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例え砂のようにさらさらしたものであっても
効率良く掘削することができ、しかも各種建設資材、伐
採材を含む巻く材等を移送することのできる低コストの
油圧ショベル用の簡易型把持装置を提供する。 【解決手段】 掘削バケット2をアタッチメント連結ピ
ンP5 を介して支持するアーム12の腹部に把持アーム
取付ブラケット4を設け、この把持アーム取付ブラケッ
ト4に連結ピン6,7により固定把持アーム5を取付け
ると共に、この把持アーム取付ブラケット4の反掘削バ
ケット側に、連結ピン7を支点として回動させた固定把
持アーム5を連結ピン6を用いて固定して格納するため
の把持アーム格納用ブラケット8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にバケットと共
に把持装置を形成する油圧ショベル用の簡易型把持装置
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、油圧ショベルの本体は、
運転室およびエンジンルームを有すると共に、油圧源を
有する旋回体を垂直軸心回りに旋回自在に支持する履帯
式、あるいはタイヤ走行式の走行台車と、この走行台車
の前記旋回体に一端が枢着されたブームシリンダで起伏
されるブームと、このブームの先端に回動自在に支持さ
れ、このブームに一端側が枢着されてなるアームシリン
ダにより回動されるアームとを備えている。そして、こ
のアームの先端には、このアームに一端が枢着されたア
タッチメント作動シリンダで作動される種々の作業アタ
ッチメントが装着される。種々の作業アタッチメントの
中に、例えば土砂等の掘削作業、各種建設資材、伐採材
を含む木材等を把持して移送し得るようにした掘削・把
持機能を兼ね備えた特殊な作業アタッチメントがある。
【0003】このような掘削・把持機能を備えた典型的
な作業アタッチメント(従来例1)は、例えば土砂等を
掘削するバケットの相対する側に把持アームを設けて、
木材等の移送作業をする場合にはシリンダのロッドの伸
縮によりバケットと把持アームとを開閉させる一方、土
砂等の掘削作業を行う場合にはこの把持アームを取外す
構成になっている。この場合は、特殊なアタッチメント
に変えるまでもなく、通常のバケットに把持アームを追
加するだけで把持機能が付加され、土砂等の掘削作業、
各種建設資材、伐採材を含む木材等の移送作業とを行う
ことができるので有用である。しかしながら、このよう
に把持アームの着脱作業を必要とする作業アタッチメン
トでは、掘削作業から把持・移送作業に、あるいは把持
・移送作業から掘削作業に変更するに際して長時間を要
するだけでなく、それなりに重い把持アームの横持ち作
業をしなければならず、大変な労力が必要である。
【0004】ところで、把持アームの着脱作業を必要と
しない作業アタッチメントが、例えば実公昭58−38
049号公報で提案されている。以下、この従来例2に
係る作業アタッチメントである両掴みバケットを、土砂
等の掘削作業ができる状態の両掴みバケットを土木掘削
機のアームに取付けた図の図5と、木材等を把持した状
態の両掴みバケットを土木掘削機のアームに取付けた図
の図6とを参照しながら、同明細書に記載されている同
一名称および同一符号を以て説明すると、図5,6に示
す符号12は、図示しない土木掘削機本体である油圧シ
ョベル本体の旋回体によって起伏自在に支持されてなる
ブームで、このブーム12の先端にピンを介してアーム
11が連結されている。このアーム11は、ブーム12
に一端側が枢着されてなる図示しないアームシリンダの
ロッドの伸縮によって前記ピンを支点として回動される
ように構成されている。アーム11には主リンク14の
一端側が連結される主リンクピン14′が設けられてお
り、主リンク14の他端側にはこのアーム11の背部に
一端側が枢着されてなるシリンダ13のロッドの先端が
ピン13′を介して連結されている。
【0005】また、前記主リンク14の他端側には上リ
ンク16が連結されており、その先端が、アーム11の
先端にセンターピン5′を介して装着されてなるバケッ
ト本体1のステー4に上リンクピン6′(図5)または
上リンクピン7′(図6)を介して連結されている。さ
らに、センターピン5′にはサブバケット2が連結され
ている。そして、これらバケット本体1とサブバケット
2(作業アタッチメント)とはプレート9の両端部に設
けられたボルト孔にボルト9′,9′が通されると共
に、これらバケット本体1とサブバケット2との側面に
設けられた図示しないねじ孔に螺着されることにより一
体的に構成されている。従って、この状態(図5参照)
において土砂等を掘削することができる。
【0006】一方、木材等17の移送作業を行う場合に
は、図6に示すように、バケット本体1とサブバケット
2とを開閉し得るように前記ボルト9′,9′とプレー
ト9を取外し、下リンク15の一端側をピン8′により
サブバケット2に設けられたピン孔に、また他端側を下
リンクピン15′により主リンク14の長手方向の中間
付近に設けられたピン孔に連結すると共に、上リンク1
6の先端側をバケット本体1のステー4に設けられた他
のピン孔に上リンクピン7′により付換える。従って、
この状態(図6参照)では、シリンダ13のロッドの伸
縮によりバケット本体1とサブバケット2とが開閉する
ので、木材等17を把持して移送することができる。な
お、バケット本体1とサブバケット2との相対する側に
設けられた鋸歯状のものは、木材等17を確実に把持す
るための落下防止手段である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、実公昭
58−38049号公報に開示されてなる従来例2に係
るバケットを2分割したバケット本体とサブバケットと
からなる構成の作業アタッチメントによれば、従来例1
に係る作業アタッチメントのように把持アームの着脱作
業をする必要がない。そして、下リンク15の着脱作業
と上リンク16のバケット本体1側への連結位置の変更
作業だけで、土砂等の掘削作業、各種建設資材、伐採材
を含む木材等の移送作業が行えるので、従来例1に係る
典型的な作業アタッチメントに比較して、作業切換えに
際しての作業時間と労力とが削減されるという点におい
て優れている。しかしながら、バケット本体とサブバケ
ットとを一体的にしたときには、鋸歯状の落下防止手段
が設けられていて、これらの相対する側の間の隙間を無
くすることができないので、被掘削物が例えば砂のよう
にさらさらしている場合にはこの隙間から脱落し、掘削
効率が低下するという解決すべき課題があり、またその
構造が複雑でコスト的に不利になるという経済上の解決
すべき課題もある。
【0008】従って、本発明は、被掘削物が例え砂のよ
うにさらさらしたものであっても掘削効率に優れると共
に、各種建設資材、伐採材を含む木材等を移送すること
のできる低コストの油圧ショベル用の簡易型把持装置の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って上記課題を解決する
ために、本発明の請求項1に係る油圧ショベル用の簡易
型把持装置が採用した手段は、先端に設けたアタッチメ
ント連結ピンを介して土砂等を掘削するバケットが装着
されてなるアームの先端側の腹部に、連結部材を介して
前記バケットとにより被把持体を把持する固定把持アー
ムを取付けたことを特徴とする。
【0010】また、記課題を解決するために、本発明の
請求項2に係る油圧ショベル用の簡易型把持装置が採用
した手段は、先端に設けたアタッチメント連結ピンを介
して土砂等を掘削するバケットが装着されてなるアーム
の先端側の腹部に、連結部材を介して前記バケットとに
より被把持体を把持する固定把持アームを取付けると共
に、この固定把持アームを連結部材を支点として回動さ
せて前記アームの腹部に格納し得るようにしたことを特
徴とする。
【0011】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項3に係る油圧ショベル用の簡易型把持装置が採
用した手段は、先端に設けたアタッチメント連結ピンを
介して土砂等を掘削するバケットが装着されてなるアー
ムの先端側の腹部に設けた把持アーム取付ブラケットに
連結部材を介して、前記バケットとにより被把持体を把
持する固定把持アームを取付けると共に、前記アームの
腹部に突設され、前記固定把持アームをアームに沿うよ
うにバケットから最も離れた連結部材を支点として回動
させた時に、この固定把持アームを他の連結部材により
固定し得る把持アーム格納用取付部材を設けたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る油圧ショベル用の簡易型把持装置(以下、把持装置と
いう。)を、各種建設資材、伐採材を含む木材等の把持
・移送作業を行うことができる状態の把持装置を油圧シ
ョベル本体のアームに取付けた図の図1を参照しながら
説明する。
【0013】図に示す符号11(二点鎖線で示してい
る。)は、図示しない油圧ショベル本体の旋回体により
支持されると共に、図示しないブームシリンダで起伏さ
れるブームであって、このブーム11の先端にアーム連
結ピンP1 を介してアーム12が連結されている。この
アーム12の背部に設けられたブラケットにシリンダ連
結ピンP2 を介してバケットシリンダ13のボトム側が
連結されており、このバケットシリンダ13のロッドの
先端は、アーム12の先端付近で一端側がアイドラリン
ク連結ピンP4 で連結されてなるアイドラリンク14の
先端にロッド連結ピンP3 を介して連結されている。ア
ーム12の先端には、アタッチメント連結ピンP5 を介
して把持装置1の一方を構成する土砂等を掘削する正規
のバケット2が回動可能に連結されており、このバケッ
ト2は、前記アイドラリンク14の先端のロッド連結ピ
ンP3 に一端が連結されてなる他端側がこのバケット2
の背面に設けられたバケットリブ3にバケット連結ピン
6 を介して連結されてなるバケットリンク15により
回動されるようになっている。
【0014】また、前記アーム12の先端側の腹部には
把持アーム取付ブラケット4が突設されており、この把
持アーム取付ブラケット4には、連結部材である前側
(バケット側)の連結ピン6と後側(ブーム側)の連結
ピン7との2本の連結ピン6,7により下端部に前記バ
ケット2の方向に突出する突起5aが設けられると共
に、背面側に固定用ブラケット5bが突設されてなる把
持装置1の他方を構成する固定把持アーム5が取付けら
れている。さらに、前記アーム12の前記把持アーム取
付ブラケット4の反バケット2側の腹部には、把持アー
ム格納用取付部材である把持アーム格納用ブラケット8
が突設されている。
【0015】つまり、この把持アーム格納用ブラケット
8に、前側の連結ピン6を抜取ると共に、同図において
二点鎖線で示すように、アーム12の腹部に沿うように
後側の連結ピン7を支点として固定把持アーム5を反時
計回り方向の矢印10の向きに回動させると、固定用ブ
ラケット5bが前側の連結ピン6により固定されて格納
されるように構成されている。なお、これら連結ピン
6,7は、ボルトに変更することができる。また、連結
ピンの数は3以上にすることもできるが、2本の連結ピ
ン6,7を用いたのは強度的に十分であるからに過ぎな
い。
【0016】以下、本実施の形態1に係る把持装置1の
使用態様を説明すると、図1に示す状態においては、バ
ケットシリンダ13のロッドの伸縮によるバケット2の
回動により、バケット2と固定把持アーム5とで各種建
設資材、伐採材を含む木材等を把持して容易に移送する
ことができる。ところで、本実施の形態1では、従来例
と異なり固定把持アーム5が回動するように構成されて
いないので、各種建設資材、伐採材を含む木材等の把持
作業に際して支障があるのではないかと考えられる。し
かしながら、ブーム11の起伏動作と、アーム12の回
動動作との複合動作により、把持作業に実用上の支障が
ないことを確認した。
【0017】そして、二点鎖線で示すように、後側の連
結ピン7を支点としてこの固定把持アーム5を反時計回
り方向の矢印10の向きに回動させて把持アーム格納用
ブラケット8に固定すれば、従来例2のように、バケッ
ト本体とサブバケットとの間の鋸歯状の落下防止手段に
基づく隙間のあるバケットでなく、隙間の無い正規のバ
ケット2を用いるので、さらさらした土砂等の掘削作業
を高能率で行うことができ、また従来例1または2との
比較においてその構造も簡単であるから、低コストで把
持装置1を製造し得るというコスト低減効果がある。
【0018】勿論、本実施の形態1に係る把持装置1に
よれば、固定把持アーム5の回動作業と、前側の連結ピ
ン6の着脱作業とを行うだけで、掘削作業から把持・移
送作業を行う得る状態に変更することができ、逆に把持
・移送作業から掘削作業を行い得る状態に変更すること
ができる。従って、従来例1に係る掘削・把持機能を備
えた典型的な作業アタッチメントのように把持アームの
着脱作業を行う必要がないので、従来例1よりも少労力
で、しかも短時間の間に作業状態の変更作業を終了する
ことができる。
【0019】また、本実施の形態1に係る把持装置1に
よれば、アーム12の腹部に把持アーム取付ブラケット
4と、把持アーム格納用ブラケット8とを溶接付けする
だけで良く、例えば従来例2のように、特別のアイドラ
リンクを用いる必要がないから、極く一般的な構成の既
納機(標準仕様機)に対しても極めて容易に適用するこ
とができるという効果がある。ところで、図1に示す状
態であっても、特に深い穴や溝を掘削する場合でない限
り固定把持アーム5が土砂等の掘削作業の支障になるこ
とがなく、十分の掘削機能を発揮し得ることを確認し
た。つまり、掘削作業の分野によっては、この固定把持
アーム5を格納する必要がない。
【0020】なお、把持アーム取付ブラケット4に、例
えば前側の連結ピン6を中心とし、この連結ピン6と後
側の連結ピン7までの距離を半径とする円線上に複数の
ピン孔を設けるか、あるいは後側の連結ピン7を中心と
し、この連結ピン7と前側の連結ピン6までの距離を半
径とする円線上に複数のピン孔を設けて、必要に応じて
固定把持アーム5の取付角度を調整する構成にすること
もできる。
【0021】本発明の実施の形態2に係る把持装置を、
各種建設資材、伐採材を含む木材等の把持・移送作業を
行うことができる状態の把持装置を油圧ショベル本体の
アームに取付けた図の図2を参照しながら、実施の形態
1と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号
を付して同一名称を以て説明すると、この実施の形態2
が上記実施の形態1と相違するところは、同図から良く
理解されるように、固定把持アームの構成の相違にあ
る。より詳しくは、固定把持アーム5のバケット2に相
対する側に、鋸歯状部5cを設けたもので、これ以外は
全く上記実施の形態1と同構成になるものである。
【0022】従って、図2に示す状態においては、バケ
ットシリンダ13のロッドの伸縮によりバケット2を回
動させることにより、バケット2と固定把持アーム5と
により各種建設資材、伐採材を含む木材等を把持して移
送することができ、また、二点鎖線で示すように、この
固定把持アーム5を把持アーム格納用ブラケット8に固
定すれば、正規のバケット2により土砂等の掘削作業を
高能率で行うことができるので、本実施の形態2は上記
実施の形態1と同効である。
【0023】本発明の実施の形態3に係る把持装置を、
各種建設資材、伐採材を含む木材等の把持・移送作業を
行うことができる状態の把持装置を油圧ショベル本体の
アームに取付けた図の図3を参照しながら、実施の形態
1と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号
を付して同一名称を以て説明すると、この実施の形態3
が上記実施の形態1と相違するところは、実施の形態1
と同構成になる固定把持アーム5の固定用ブラケット5
bと把持アーム格納ブラケット8との間にステー9を介
装したところにある。従って、上記実施の形態1と同様
の作用があり、そしてステー9の着脱と、固定把持アー
ム5の張出し、格納作業だけで作業状態を変更すること
ができる。
【0024】この実施の形態3の場合には、上記のとお
り、ステー9の着脱作業が必要であるが、このステー9
は固定把持アーム5に比較して軽量であるため、把持ア
ームの着脱作業を必要とする従来例1に比較して、少労
力、かつ短時間のうちに作業状態の変更作業を終了する
ことができる。ところで、アーム12の腹部あるいは側
面にステー格納用ブラケットまたはステー格納用ブロッ
クを設け、固定把持アーム5を格納したときに、これら
にステー9を固定して格納する構成にすることもでき
る。勿論、バケット2は正規のものであるから、さらさ
らした土砂等の掘削作業能率は従来例2よりも優れてい
る。
【0025】ところで、この実施の形態3では、前側の
連結ピン6と後側の連結ピン7とによって固定把持アー
ム5を把持アーム取付ブラケット4に取付けているが、
この場合にはステー9があるために、強度上の問題がな
ければ後側の連結ピン7だけで良く、必ずしも前側の連
結ピン6を用いる必要がないものである。また、このス
テー9は長さが一定であるが、これを2部材からなる連
結式とし、かつ長手方向に複数の連結孔を設けて長さ調
整自在にし、固定把持アーム5の角度を調整し得る構成
にすることもできる。さらに、この固定把持アーム5
は、実施の形態2のように、鋸歯状部が形成されてなる
ものであっても良い。
【0026】本発明の実施の形態4に係る把持装置を、
各種建設資材、伐採材を含む木材等の把持・移送作業を
行うことができる状態の把持装置を油圧ショベル本体の
アームに取付けた図の図4を参照しながら、上記実施の
形態1と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一
符号を付して同一名称を以て説明すると、前側の連結ピ
ン6と後側の連結ピン7とにより、アーム12の先端側
の腹部に突設されている把持アーム取付ブラケット4に
固定把持アーム5が取付けられている。
【0027】この固定把持アーム5の反バケット側の内
幅は、アーム12幅方向の両側に設けられているアイド
ラリンク14同志の外幅よりも広く設定されると共に、
格納するに際して用いる固定用孔5bが幅方向の両側面
(図4では1側面側だけが示されている。)に設けられ
ている。また、アーム12の把持アーム取付ブラケット
4よりブーム11側の両側面(図4では1側面側だけが
示されている。)にはねじ孔を有する把持アーム格納用
取付部材である把持アーム格納用ブロック8が付設され
ている。
【0028】従って、バケット2と固定把持アーム5と
で各種建設資材、伐採材を含む木材等を把持して移送す
ることができ、そして固定把持アーム5を格納するに際
しては、後側の連結ピン7を抜取ると共に、この固定把
持アーム5を前側の連結ピン6を支点として矢印10の
向きに回転させて、固定用孔5bを把持アーム格納用ブ
ロック8のねじ孔に合わせてボルトをねじ孔に螺着する
ことにより、二点鎖線で示すように、この固定把持アー
ム5をアーム12の腹部に沿う状態で格納することがで
きるので、本実施の形態4は上記実施の形態と同効であ
る。
【0029】以上では、本実施の形態1,2,3または
4に係る把持装置1を、土砂等の掘削作業、各種建設資
材、伐採材を含む木材等の把持・移送作業に適用した場
合を例として説明したが、例えば木造住宅等の解体作業
や軽度のドーザ作業等にも使用し得るので、上記用途に
限定されるものではない。また、本実施の形態1,2,
3または4に係る把持装置1を、油圧ショベル本体の旋
回体に起伏自在に支持されたブームにより支持されてな
るアームに適用した場合を例として説明したが、スイン
グ式のブームにより支持されてなるアームに適用するこ
ともできる。
【0030】なお、上記実施の形態1,2,3または4
に係る把持装置1は、本発明の具体例に過ぎず、従って
上記実施の形態1,2,3または4に係る記載によっ
て、本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではな
く、また本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内におけ
る設計変更等は自由自在である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1,
2または3に係る作業アタッチメントによれば、従来例
1に係る作業アタッチメントのように把持アームの着脱
作業が不必要であるから、作業切換えに際しての作業時
間と労力とを削減し得るのは勿論のこと、従来例2に係
るバケット本体とサブバケットとからなる作業アタッチ
メントのように隙間がない正規のバケットを用いて土砂
等の掘削作業を行うので、被掘削物が例えさらさらした
砂であっても高能率で掘削することができ、またその構
造が簡単であるため低コストで製造し得るというコスト
低減効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、各種建設資材、
伐採材を含む木材等の把持・移送作業を行うことができ
る状態の把持装置を油圧ショベル本体のアームに取付け
た図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係り、各種建設資材、
伐採材を含む木材等の把持・移送作業を行うことができ
る状態の把持装置を油圧ショベル本体のアームに取付け
た図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係り、各種建設資材、
伐採材を含む木材等の把持・移送作業を行うことができ
る状態の把持装置を油圧ショベル本体のアームに取付け
た図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係り、各種建設資材、
伐採材を含む木材等の把持・移送作業を行うことができ
る状態の把持装置を油圧ショベル本体のアームに取付け
た図である。
【図5】従来例2に係り、土砂等の掘削作業ができる状
態の両掴みバケットを土木掘削機のアームに取付けた図
である。
【図6】従来例2に係り、木材等を把持した状態の両掴
みバケットを土木掘削機のアームに取付けた図である。
【符号の説明】
1…把持装置,2…バケット,3…バケットリブ,4…
把持アーム取付ブラケット,5…固定把持アーム,5a
…突起,5b…固定用ブラケットまたは固定用孔,5c
…鋸歯状部,6…前側の連結ピン,7…後側の連結ピ
ン,8…把持アーム格納用ブラケットまたは把持アーム
格納用ブロック,9…ステー,10…矢印,11…ブー
ム,12…アーム,13…バケットシリンダ,14…ア
イドラリンク,15…バケットリンク,P1 …アーム連
結ピン,P2 …シリンダ連結ピン,P3 …ロッド連結ピ
ン,P4 …アイドラリンク連結ピン,P5 …アタッチメ
ント連結ピン,P6 …バケット連結ピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に設けたアタッチメント連結ピンを
    介して土砂等を掘削するバケットが装着されてなるアー
    ムの先端側の腹部に、連結部材を介して前記バケットと
    により被把持体を把持する固定把持アームを取付けたこ
    とを特徴とする油圧ショベル用の簡易型把持装置。
  2. 【請求項2】 先端に設けたアタッチメント連結ピンを
    介して土砂等を掘削するバケットが装着されてなるアー
    ムの先端側の腹部に、連結部材を介して前記バケットと
    により被把持体を把持する固定把持アームを取付けると
    共に、この固定把持アームを連結部材を支点として回動
    させて前記アームの腹部に格納し得るようにしたことを
    特徴とする油圧ショベル用の簡易型把持装置。
  3. 【請求項3】 先端に設けたアタッチメント連結ピンを
    介して土砂等を掘削するバケットが装着されてなるアー
    ムの先端側の腹部に設けた把持アーム取付ブラケットに
    連結部材を介して、前記バケットとにより被把持体を把
    持する固定把持アームを取付けると共に、前記アームの
    腹部に突設され、前記固定把持アームをアームに沿うよ
    うにバケットから最も離れた連結部材を支点として回動
    させた時に、この固定把持アームを他の連結部材により
    固定し得る把持アーム格納用取付部材を設けたことを特
    徴とする油圧ショベル用の簡易型把持装置。
JP381597A 1997-01-13 1997-01-13 油圧ショベル用の簡易型把持装置 Withdrawn JPH10195912A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324182A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Minoru Imanishi パワーショベル、ユンボなどのバケットに多機能を付与するアタッチメント
JP2013133699A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Kuniharu Shishime アタッチメント装着専用ピンホール付きアーム
JP2019035315A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 邦治 志々目 受け機具収納型アーム
CN110886333A (zh) * 2019-09-22 2020-03-17 郑伟生 一种建筑垃圾清理铲斗

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