JP3059621U - 箱型クッション体及び箱型布団 - Google Patents
箱型クッション体及び箱型布団Info
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- JP3059621U JP3059621U JP1998009632U JP963298U JP3059621U JP 3059621 U JP3059621 U JP 3059621U JP 1998009632 U JP1998009632 U JP 1998009632U JP 963298 U JP963298 U JP 963298U JP 3059621 U JP3059621 U JP 3059621U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗濯が容易であり、中間に挿入配置するクッ
ション芯体の挿入及び取出しが容易であり、美観に優れ
るとともに安全である箱型布団を提供する。 【解決手段】 全体の平面形状が四角形である布団であ
って、表面側シート状部(中綿113を具備)11とこ
の周縁部11aを除いた内側であって且つこのシート状
部面に対して垂直方向に配設される表面側ファスナー部
12とからなる表面側シート状体1と、裏面側シート状
部(中綿213を具備)21とこの周縁部21aを除い
た内側であって且つ垂直方向に配設され、表面側ファス
ナー部に対応する位置に設けられ、表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり且つ表
面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2と、両シ
ート状体間に挿入配置されるクッション芯体(固綿ポリ
エステル体等)3とを備える。両ファスナー部はその全
周に設けられ、両シート状体1、2が脱着可能とされ
る。
ション芯体の挿入及び取出しが容易であり、美観に優れ
るとともに安全である箱型布団を提供する。 【解決手段】 全体の平面形状が四角形である布団であ
って、表面側シート状部(中綿113を具備)11とこ
の周縁部11aを除いた内側であって且つこのシート状
部面に対して垂直方向に配設される表面側ファスナー部
12とからなる表面側シート状体1と、裏面側シート状
部(中綿213を具備)21とこの周縁部21aを除い
た内側であって且つ垂直方向に配設され、表面側ファス
ナー部に対応する位置に設けられ、表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり且つ表
面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2と、両シ
ート状体間に挿入配置されるクッション芯体(固綿ポリ
エステル体等)3とを備える。両ファスナー部はその全
周に設けられ、両シート状体1、2が脱着可能とされ
る。
Description
【0001】
本考案は、箱型クッション体及び箱型布団に関し、更に詳しくは、洗濯が容易 であり、中間に挿入配置するクッション芯体の挿入及び取出しが容易であり、全 体形状が箱型であるので美観に優れ、且つ、ファスナーが突出周縁部(ヘム)で 隠されているので美観に優れるとともに安全である箱型クッション体及び箱型布 団に関する。
【0002】
従来の布団としては、図9に示すように、表面側シート状体1と、裏面側シー ト状体2と、この間に挿入配置されるクッション芯体(固綿シート状体)3とを 備えるものが知られている。しかし、この布団においては、その外周にL字状又 は一辺状にファスナー部4が設けられていたので、中のクッション芯体を取り出 すのに不便であった。また、このクッション芯体は分離できるもののそれ以外の ものは分離できず、洗濯する場合においては、それらを全部洗濯する必要があり 、洗濯機に収納しにくい又はできないという不便があった。特に、小さな洗濯容 量の洗濯機を使用できないという不具合もあった。更に、上記ファスナー部は、 図9に示すように、内側に隠されておらず、外に露出していたので、美観が悪く 、またそのファスナー部が手に触れるという不具合もあった。
【0003】
本考案は、上記問題点を解決するものであり、洗濯が容易であり、中間に挿入 配置するクッション芯体の挿入及び取出しが容易であり、全体形状が箱型である ので美観に優れ、且つ、ファスナーが突出周縁部(ヘム)で隠されているので美 観に優れるとともに安全である箱型クッション体及び箱型布団を提供することを 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本第1考案の箱型クッション体は、表面側シート状部11と、該表面側シート 状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の面に対して 垂直方向に配設される表面側ファスナー部12とを備える表面側シート状体1と 、裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部21aを除いた内側で あって且つ該表面側シート状部の面に対して垂直方向に配設され、上記表面側フ ァスナー部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部に噛合される裏 面側ファスナー部22とを備え、且つ上記表面側シート状体と対をなす裏面側シ ート状体2と、上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との間に挿入 配置されるクッション芯体3と、を備え、上記表面側ファスナー部及び上記裏面 側ファスナー部は、いずれも、上記各シート状部の全周又は一部に設けられ、こ れらのファスナー部の大きさは、その噛合部の開放により上記クッション芯体を 折り曲げずに挿入及び取出しが可能である大きさであることを特徴とする。
【0005】 本第2考案の箱型クッション体は、上記第1考案に示す、表面側シート状体1 と、裏面側シート状体2と、クッション芯体3と、を備え、この表面側ファスナ ー部及びこの裏面側ファスナー部のは、いずれも、その全周に設けられており、 上記表面側シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能とされることを 特徴とする(図7(G)参照)。尚、同図において「F」はファスナー部を示す 。以下も同様に表記する。
【0006】 本第3考案の箱型クッション体は、上記第2考案に示す、表面側シート状体1 と、裏面側シート状体2と、クッション芯体3と、を備え、この表面側ファスナ ー部及び上記裏面側ファスナー部は、いずれも、その全周のうちの一部に設けら れ、その他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体とが一体的に結合 されていない非結合部(空隙部)であり、上記表面側シート状体1と上記裏面側 シート状体2とが脱着可能とされることを特徴とする(図7(J)参照)。尚、 同図において「H」は非結合部(空隙部)を示す。以下も同様に表記する。
【0007】 本第4考案の箱型クッション体は、上記第1考案に示す、表面側シート状体1 と、裏面側シート状体2と、クッション芯体3と、を備え、この表面側ファスナ ー部及び上記裏面側ファスナー部は、いずれも、その全周のうちの一部に設けら れ、その他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体とが一体的に結合 されている結合部であり、その噛合部の開放により上記クッション芯体を折り曲 げずに挿入及び取出しが可能であることを特徴とする(図7(H)及び(I)参 照)。尚、同図において「K」は結合部を示す。以下も同様に表記する。
【0008】 上記各考案における「クッション体」とは、クッション弾性を示し、この弾性 を利用して使用する形状体を広く意味し、例えば、座布団、背もたれクッション 、第7考案以降に示す布団、弾性マット等が挙げられる。また、このクッション 体の平面形状は特に問わず、種々の平面形状(例えば、四角形、円形、楕円形、 長楕円形、トラック形、動物形状等)を適用できる。更に、各ファスナー部が配 設される方向の上記「垂直方向」とは、略垂直であればよいという広い意味に用 いる。
【0009】 上記各考案において、上記表面側シート状部及び上記裏面側シート状部のいず れも、第5考案に示すように、袋状体を構成する表生地部及び裏生地部と、該袋 状体内に充填される中綿とからなるものとすることができる。 また、上記クッション芯体は、第6考案に示すように、固綿ポリエステル体で あるものとすることができる。この固綿ポリエステル体とは、ポリエステル繊維 集積体を種々の方法により固めて固めの集積体としたものである。この固綿化方 法としては、(1)高融点ポリエステル繊維(非熱溶着用繊維)に、低融点ポリ エステル繊維(熱溶着用繊維)を所定量(例えば10〜30%、特に20%程度 )配合して、加熱して溶着させるもの、(2)アクリル樹脂等の樹脂を用いて繊 維間を接着させるもの、(3)ニードルパンチングにより硬化させるもの等とす ることができる。この熱溶着性繊維としては、熱溶着作用を有するものであれば 良く、他に、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ナ イロン繊維、エチレン酢酸ビニル共重合体繊維、芯鞘型熱溶着性繊維等を用いる ことができる。上記のうちの二種以上を用いてもよい。この芯鞘型熱溶着性繊維 は、高融点型ポリエステル繊維等からなる芯と該芯を被覆し該高融点型ポリエス テル繊維等の融点よりも低い融点をもつ熱可塑性樹脂からなる被覆部とから構成 される。この芯鞘型熱溶着性繊維の場合は自ら消失することがないので容積の減 少が少なく、また、芯となる繊維が高融点型ポリエステルであるため熱特性(耐 熱性等)、機械特性等にも優れる。上記熱可塑性樹脂として、ポリエステル繊維 、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ナイロン繊維 及びエチレン酢酸ビニル共重合体繊維等のうちの一種又は二種以上を用いること ができる。
【0010】 本第7考案の箱型布団は、表面側シート状部11と、該表面側シート状部の周 縁部11aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の面に対して垂直方向 に配設される表面側ファスナー部12とを備える表面側シート状体1と、裏面側 シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部21aを除いた内側であって且 つ該表面側シート状部の面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー 部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部に噛合される裏面側ファ スナー部22とを備え、且つ上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体 2と、上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との間に挿入配置され るクッション芯体3と、を備え、上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファス ナー部は、いずれも、上記各シート状部の全周又は一部に設けられ、これらのフ ァスナー部の大きさは、その噛合部の開放により上記クッション芯体を折り曲げ ずに挿入及び取出しが可能である大きさであることを特徴とする。 本考案については、布団の平面形状は特に問わず、種々の平面形状(例えば、 四角形、長楕円形、トラック形、動物形状等)を適用できる。
【0011】 本第8考案の箱型布団は、全体の平面形状が四角形である布団であって、上記 第7考案に示す、表面側シート状体1と、裏面側シート状体2と、クッション芯 体3と、を備え、上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部Fは、い ずれも、その全周に設けられており、上記表面側シート状体1と上記裏面側シー ト状体2とが脱着可能とされることを特徴とする(図5(A)参照)。
【0012】 本第9考案の箱型布団は、全体の平面形状が四角形である布団であって、上記 第8考案に示す、表面側シート状体1と、裏面側シート状体2と、クッション芯 体3と、を備え、この表面側ファスナー部及びこの裏面側ファスナー部Fは、い ずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その他部は上記表面側シート状体と 上記裏面側シート状体とが一体的に結合されていない非結合部(空隙部)Hであ り、上記表面側シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能とされるこ とを特徴とする(図5(B)参照)。
【0013】 本第10考案の箱型布団は、全体の平面形状が四角形である布団であって、上 記第7考案に示す、表面側シート状体1と、裏面側シート状体2と、クッション 芯体3と、を備え、上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部Fは、 いずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その他部は上記表面側シート状体 と上記裏面側シート状体とが一体的に結合されている結合部Kであり、その噛合 部の開放により、上記クッション芯体を折り曲げずに挿入及び取出しが可能であ ることを特徴とする(図6参照)。
【0014】 上記第10考案において、第11考案に示すように、上記表面側ファスナー部 及び上記裏面側ファスナー部Fは、上記各シート状部の全周のうちの三辺である コの字状に設けられているものとすることができる(図6(C)参照)。 上記第10考案において、第12考案に示すように、上記表面側ファスナー部 及び上記裏面側ファスナー部Fは、上記各シート状部の全周のうちの二辺である L字状に設けられているものとすることができる(図6(D)参照)。 上記第10考案において、第13考案に示すように、上記表面側ファスナー部 及び上記裏面側ファスナー部Fは、上記各シート状部の全周のうちの一辺に設け られているものとすることができる(図6(E)参照)。 更に、図6(F)に示すように、ファスナー部F及び結合部K以外に、非結合 部(空隙部)Hをも備えるものとすることもできる。
【0015】 上記箱型布団に係わる考案において、第14考案に示すように、上記表面側シ ート状部11及び上記裏面側シート状部21のいずれも、袋状体を構成する表生 地部及び裏生地部と、該袋状体内に充填される中綿113、213とからなるも のとすることができる(図2参照)。 また、第15考案に示すように、上記クッション芯体は固綿ポリエステル体で あるものとすることができる。この固綿ポリエステル体は、前記に示すものを同 様に適用できる。
【0016】
以下、本考案を具体的な実施例により詳細に説明する。 (1)布団の構成 本実施例に係わる布団は、図1〜図4及び図5(A)に示すように、全体の平 面形状が四角形(約1000mm若しくは1400mm×約2100mm)であ り、表面側シート状体(厚さ;約10mm)1と、裏面側シート状体(厚さ;約 10mm)2と、クッション芯体(厚さ;約200〜500mm、特に約300 mm)3とからなる。
【0017】 この表面側シート状体1は、表面側シート状部11と、表面側ファスナー部( 幅;約8〜10mm)12との対からなる。この表面側ファスナー部12は、表 面側シート状部11の周縁部11aを除いた内側(周縁から約10〜20mm、 特に約15mmの位置)であって且つ表面側シート状部11の面に対して垂直方 向に配設されている。 上記裏面側シート状体2は、表面側シート状体1と対をなし、裏面側シート状 部21と、裏面側ファスナー部(幅;約8〜10mm)22とからなる。この裏 面側ファスナー部22は、裏面側シート状部21の周縁部21aを除いた内側で あって且つ表面側シート状部11の面に対して垂直方向に配設され、表面側ファ スナー部12に対応する位置に設けられ、表面側ファスナー部12に噛合される 。以上より、両ファスナー部の幅に相当する幅(約18〜20mm)を備えるマ チが形成され、このマチから前方に突出するヘムとしての周縁部(突出長さ;1 0〜20mm,特に約15mm)11aが形成されている。
【0018】 表面側ファスナー部12及び裏面側ファスナー部22は、いずれも、その全周 に設けられており、表面側シート状体1と裏面側シート状体2とが脱着可能(完 全分離可能)とされている(図5(A)参照)。表面側シート状部11及び裏面 側シート状部21のいずれも、袋状体を構成する表生地部111、211及び裏 生地部112、212と、この袋状体内に充填される中綿113、213とから なっている。この表生地部111、211及び裏生地部112、212は、いず れも、綿20%、ポリエステル80%からなり、糸打込み本数は縦及び横を合わ せて230本である。尚、裏生地部112、212の生地としてはナイロンタフ タを用いることもできる。中綿113、213は、ポリエステル100%であり 、その目付は200g/m2である。尚、図2中の114及び214は、縫製部 分を示す。
【0019】 上記クッション芯体3は、上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2 との間に挿入配置されている。このクッション芯体3は、芯体用袋状体32と、 この内部に充填される固綿ポリエステル体31とからなる。この固綿ポリエステ ル体31に用いられる芯綿は、ポリエステル100%であり、高融点ポリエステ ル繊維に、低融点ポリエステル繊維を所定量(例えば10〜30%、特に20% 程度)配合して、加熱して溶着させて適度に固くさせたものである。
【0020】 (2)布団の使用方法及び実施例の作用効果 図4に示すように、クッション芯体3を、表面側シート状体1と裏面側シート 状体2との間に挿置し、その後、開放されている表面側ファスナー部12と裏面 側ファスナー部22とを閉鎖して、この両シート状体1、2間にクッション体3 を挿入固定する。この場合、ファスナー部がその全周に形成されており(図5( A)参照)、その全周が開放されているので、このクッション芯体3の挿入が極 めて容易である。
【0021】 また、表面側シート状体1と裏面側シート状体2が汚れたので、これらを洗濯 するために、上記と逆の操作を行って、表面側シート状体1と裏面側シート状体 2を完全に分離するとともに、クッション芯体3を取り出した。両シート状体1 、2を完全に分離することができたので、クッション芯体3の取出しが極めて容 易であったとともに、分離された各シート状体の容積は分離されているので小さ く、このため、容易に洗濯をすることができた。即ち、分離されない場合の半分 の大きさとなるので、たとえ、洗濯容量が小さい洗濯機であっても、容易に且つ 確実に洗濯ができた。 また、クッション芯体3を収納した布団状態においては、表面側ファスナー部 12と裏面側ファスナー部22とからなる厚さ(マチ)を確保できるので、全体 として箱型形状をなし、クッション芯体3を収納しても中央等が膨らむことがな く、全体が箱状形態に賦形され、そのため、美観に優れる。特に比較的肉圧なク ッション芯体3を収納しても中央が大きく膨らむことがない。更に、同形状の他 の表面側シート状体及び/又は表面側シート状体と取り替えることができ、デザ インの変更を楽しむことができる。
【0022】 更に、表面側シート状体1の表面側シート状部11の周縁部11a、及び裏面 側シート状体2の表面側シート状部21の周縁部(ヘマ)21aは突出している ので、その内側に配置されたファスナー部が隠され、そのため、美観に優れると ともに、取扱いも安全である。 また、表生地部及び裏生地部からなる袋状体内には中綿113、213が充填 されているので、布団全体として優れて弾性を示す。また表面側シート状体1又 は表面側シート状体2のみであってもある程度の弾性を示すので、このシート状 体のみでも心地よく使用できる。更に、上記クッション芯体として固綿ポリエス テル体を使用しているので、適度な固さを有し、またこれが袋状体に収納されて いるので、たとえこの芯体が欠損しても、外部に出てくることがない。
【0023】 尚、本考案においては、上記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途 に応じて本考案の範囲内で種々変更したものとすることができる。即ち、上記ク ッション体及び布団の全体形状、大きさ(縦横の大きさ、厚さ)、上記各袋状体 を構成する生地の種類、並びに芯綿の種類及び目付数等は、上記実施例に示すも のに限らず、目的・用途により種々選択でき、更に、もキルティング縫製の有無 も問わない。
【0024】 また、上記実施例において用いた表面側シート状体1及び裏面側シート状体2 のいずれも、その袋状体の中に中綿が充填されているが、図8に示すように、中 綿が使用されず、表生地111、211と裏生地112、212のみからなるも のでもよい。また、クッション芯体としては、これを覆う袋状体32がなく、ク ッション芯体31のみであってもよい(図8参照)。この場合は、繰り返しの使 用によってクッション芯体を構成する繊維等が脱落しにくいように、十分に溶着 又は接着固定されているものが必要である。また、袋状体に収納される上記クッ ション芯体の素材としては、固綿ポリエステルの代わりに、羽毛、羽根、羊毛、 ポリエステル繊維、綿、ラクダ毛等としてもよいし、更に、活性炭、ポリプロピ レンビーズ等を充填してもよい。
【0025】
本考案の箱型クッション体及び箱型布団によれば、クッション芯体の挿入及び 取出しが大変容易であり、且つ、ファスナー部が突出周縁部(ヘム)で隠されて いるので美観に優れるとともに安全である。また、全体として箱型形状をしてい るので、クッション芯体を収納しても膨らむことが少なく、美観に優れ、特に比 較的肉圧なクッション芯体3を収納しても中央が大きく膨らむことがない。 また、ファスナー部が全周に設けられている箱型クッション体及び箱型布団に おいては、クッション芯体の挿入及び取出しが極めて容易であるとともに、表面 側シート状体と裏面側シート状体とを完全に分離できるので、容易に洗濯をする ことができ、たとえ、洗濯容量が小さい洗濯機であっても、容易に且つ確実に洗 濯ができる。更に、使用している表面側シート状体及び/又は表面側シート状体 を、同形状の他の表面側シート状体及び/又は表面側シート状体と取り替えるこ とができ、デザインの変更を楽しむことができる。
【0026】 更に、表生地部及び裏生地部からなる袋状体内には中綿が充填されている考案 では、布団全体として優れて弾性を示し、また表面側シート状体又は表面側シー ト状体のみであっても、弾性材料として心地よく使用できる。 また、クッション芯体として固綿ポリエステル体を使用している考案では、適 度な固さを有し、使い心地に優れる。
【図1】実施例に係る布団の一部斜視図である。
【図2】実施例に係る布団の一部縦断面図である。
【図3】実施例に係る布団の一部正面図である。
【図4】実施例に係る布団の組付け状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】(A)は実施例に係わる完全分離型布団におい
て、その全周にファスナー部が設けられている状態を示
す説明図である。(B)は完全分離型布団において、全
周の一部に非結合部である空隙部が設けられている状態
を示す説明図である。
て、その全周にファスナー部が設けられている状態を示
す説明図である。(B)は完全分離型布団において、全
周の一部に非結合部である空隙部が設けられている状態
を示す説明図である。
【図6】(C)は全周(四角形)のうち、コの字形状に
ファスナー部が設けられている状態を示す説明図であ
る。(D)は全周(四角形)のうち、L字形状にファス
ナー部が設けられている状態を示す説明図である。
(E)は全周(四角形)の一辺にファスナー部が設けら
れている状態を示す説明図である。(F)は全周(四角
形)のうち、L字形状にファスナー部が設けられ、且つ
一部に非結合部である空隙部を備える状態を示す説明図
である。
ファスナー部が設けられている状態を示す説明図であ
る。(D)は全周(四角形)のうち、L字形状にファス
ナー部が設けられている状態を示す説明図である。
(E)は全周(四角形)の一辺にファスナー部が設けら
れている状態を示す説明図である。(F)は全周(四角
形)のうち、L字形状にファスナー部が設けられ、且つ
一部に非結合部である空隙部を備える状態を示す説明図
である。
【図7】(G)は全周(円形)にファスナー部が設けら
れている状態を示す説明図である。(H)は全周(円
形)の3/4にファスナー部が設けられている状態を示
す説明図である。(I)は全周(円形)の半分にファス
ナー部が設けられている状態を示す説明図である。
(J)はファスナー部と非結合部(空隙部)とが設けら
れている状態を示す説明図である。
れている状態を示す説明図である。(H)は全周(円
形)の3/4にファスナー部が設けられている状態を示
す説明図である。(I)は全周(円形)の半分にファス
ナー部が設けられている状態を示す説明図である。
(J)はファスナー部と非結合部(空隙部)とが設けら
れている状態を示す説明図である。
【図8】他の態様に係る布団の一部縦断面図である。
【図9】従来の布団の説明縦断面図である。
1;表面側シート状体、11;表面側シート状部、11
1;表生地部、112;裏生地部、113;中綿、11
a;周縁部、12;表面側ファスナー部、2;裏面側シ
ート状体、21;裏面側シート状部、211;表生地
部、212;裏生地部、213;中綿、21a;周縁
部、22;裏面側ファスナー部、3;クッション芯体。
1;表生地部、112;裏生地部、113;中綿、11
a;周縁部、12;表面側ファスナー部、2;裏面側シ
ート状体、21;裏面側シート状部、211;表生地
部、212;裏生地部、213;中綿、21a;周縁
部、22;裏面側ファスナー部、3;クッション芯体。
Claims (15)
- 【請求項1】 表面側シート状部11と、該表面側シー
ト状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面
側シート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側
ファスナー部12とを備える表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とを備え、且つ上
記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、上記各シート状部の全周又は一部に設け
られ、これらのファスナー部の大きさは、その噛合部の
開放により上記クッション芯体を折り曲げずに挿入及び
取出しが可能である大きさであることを特徴とする箱型
クッション体。 - 【請求項2】 表面側シート状部11と、該表面側シー
ト状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面
側シート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側
ファスナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周に設けられており、上記表面側
シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能と
されることを特徴とする箱型クッション体。 - 【請求項3】 表面側シート状部11と、該表面側シー
ト状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面
側シート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側
ファスナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その
他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体と
が一体的に結合されていない非結合部であり、上記表面
側シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能
とされることを特徴とする箱型クッション体。 - 【請求項4】 表面側シート状部11と、該表面側シー
ト状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面
側シート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側
ファスナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その
他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体と
が一体的に結合されている結合部であり、その噛合部の
開放により上記クッション芯体を折り曲げずに挿入及び
取出しが可能であることを特徴とする箱型クッション
体。 - 【請求項5】 上記表面側シート状部及び上記裏面側シ
ート状部のいずれも、袋状体を構成する表生地部及び裏
生地部と、該袋状体内に充填される中綿とからなる請求
項1乃至4にうちのいずれかに記載の箱型クッション
体。 - 【請求項6】 上記クッション芯体は固綿ポリエステル
体である請求項1乃至5のうちのいずれかに記載の箱型
クッション体。 - 【請求項7】 表面側シート状部11と、該表面側シー
ト状部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面
側シート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側
ファスナー部12とを備える表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とを備え、且つ上
記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、上記各シート状部の全周又は一部に設け
られ、これらのファスナー部の大きさは、その噛合部の
開放により上記クッション芯体を折り曲げずに挿入及び
取出しが可能である大きさであることを特徴とする箱型
布団。 - 【請求項8】 全体の平面形状が四角形である布団であ
って、 該布団は、表面側シート状部11と、該表面側シート状
部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面側シ
ート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側ファ
スナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周に設けられており、上記表面側
シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能と
されることを特徴とする箱型布団。 - 【請求項9】 全体の平面形状が四角形である布団であ
って、 該布団は、表面側シート状部11と、該表面側シート状
部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面側シ
ート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側ファ
スナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その
他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体と
が一体的に結合されていない非結合部であり、上記表面
側シート状体1と上記裏面側シート状体2とが脱着可能
とされることを特徴とする箱型布団。 - 【請求項10】 全体の平面形状が四角形である布団で
あって、 該布団は、表面側シート状部11と、該表面側シート状
部の周縁部11aを除いた内側であって且つ該表面側シ
ート状部の面に対して垂直方向に配設される表面側ファ
スナー部12とからなる表面側シート状体1と、 裏面側シート状部21と、該裏面側シート状部の周縁部
21aを除いた内側であって且つ該表面側シート状部の
面に対して垂直方向に配設され、上記表面側ファスナー
部に対応する位置に設けられ、上記表面側ファスナー部
に噛合される裏面側ファスナー部22とからなり、且つ
上記表面側シート状体と対をなす裏面側シート状体2
と、 上記表面側シート状体2と上記裏面側シート状体2との
間に挿入配置されるクッション芯体3と、を備え、 上記表面側ファスナー部及び上記裏面側ファスナー部
は、いずれも、その全周のうちの一部に設けられ、その
他部は上記表面側シート状体と上記裏面側シート状体と
が一体的に結合されている結合部であり、その噛合部の
開放により、上記クッション芯体を折り曲げずに挿入及
び取出しが可能であることを特徴とする箱型布団。 - 【請求項11】 上記表面側ファスナー部及び上記裏面
側ファスナー部は、上記各シート状部の全周のうちの三
辺であるコの字状に設けられている請求項10に記載の
箱型布団。 - 【請求項12】 上記表面側ファスナー部及び上記裏面
側ファスナー部は、上記各シート状部の全周のうちの二
辺であるL字状に設けられている請求項10に記載の箱
型布団。 - 【請求項13】 上記表面側ファスナー部及び上記裏面
側ファスナー部は、上記各シート状部の全周のうちの一
辺に設けられている請求項10に記載の箱型布団。 - 【請求項14】 上記表面側シート状部及び上記裏面側
シート状部のいずれも、袋状体を構成する表生地部及び
裏生地部と、該袋状体内に充填される中綿とからなる請
求項7乃至13のうちのいずれかに記載の箱型布団。 - 【請求項15】 上記クッション芯体は固綿ポリエステ
ル体である請求項7乃至14のうちのいずれかに記載の
箱型布団。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009632U JP3059621U (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 箱型クッション体及び箱型布団 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009632U JP3059621U (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 箱型クッション体及び箱型布団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059621U true JP3059621U (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=43193471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009632U Expired - Lifetime JP3059621U (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 箱型クッション体及び箱型布団 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059621U (ja) |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP1998009632U patent/JP3059621U/ja not_active Expired - Lifetime
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