JP3076516B2 - 使い捨てパフ - Google Patents

使い捨てパフ

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JP3076516B2
JP3076516B2 JP08012052A JP1205296A JP3076516B2 JP 3076516 B2 JP3076516 B2 JP 3076516B2 JP 08012052 A JP08012052 A JP 08012052A JP 1205296 A JP1205296 A JP 1205296A JP 3076516 B2 JP3076516 B2 JP 3076516B2
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浩樹 石川
悦子 北島
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Uni Charm Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化粧落としや洗
顔のために使用するのに好適な使い捨てのパフに関す
る。
【0002】
【従来の技術】洗顔用パフとして、実開平3−3358
6号公報には指挿入口を備えた袋状のパフが開示されて
いる。このパフは、内外面を有し、それら両面間にポリ
ウレタンフォーム製のクッション材が介在している。パ
フの外面には肌触りのよい布が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パフの素材が気泡に富
むものであると、洗顔剤を含浸させたときに泡立ちが良
くなることはよく知られている。前記公知技術のように
外面の布の内側にウレタンフォームがあると、それがな
い場合に比べて泡立ちがよくなり得る。しかしながら、
このパフには、布とウレタンフォームとを常に密着させ
ておくための手段がないから、それら両者に僅かでも隙
間が生じると、ウレタンフォームから布へと移行する空
気量が少なくなり、良好な泡立ち状態を得ることができ
ない。したがって、前記公知のパフでは、肌触りが良く
ても、泡立ちの良さが安定しないという問題を生じるこ
とがある。
【0004】そこでこの発明は、肌触りがよくて、しか
も泡立ちのよいパフを得ることを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明においては、指挿入口を備えた袋状の使い
捨てパフを前提にしている。
【0006】かかる前提において、前記パフが、互いに
接合する外側繊維層と内側繊維層とからなるシート材料
によって構成され、前記外側繊維層がレーヨン繊維、コ
ットン繊維、パルプ繊維、シルク繊維、ミルク蛋白繊維
のいずれかを50〜100重量%含み、相対的に高密度
であって、前記内側繊維層が捲縮した合成繊維を50〜
100重量%含み、相対的に低密度であることを特徴と
する前記パフ。
【0007】
【実施例】添付の図面を参照して、この発明に係る使い
捨てパフの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0008】図1,2に斜視図とそのII−II線断面
図で示されたパフ1は、指挿入口2を備えた袋状のもの
であって、挿入口2を除く袋の縁部5で重なり合って接
合する2枚のシート3,4で構成されている。縁部5の
接合は、例えば熱溶着でなされるが、その熱溶着の場合
には、縁部5の外周縁を適宜幅を残してなされることが
好ましい。挿入口2の周縁では、シート3,4が内側に
折曲されてそれぞれの内面に接合するとともに、周縁に
沿って弾性部材6を挿通するための環状孔を形成してい
る。弾性部材6は、伸張状態で挿通されており、挿通口
2は、その周り方向に伸縮性を有する。2枚のシート
3,4は同じものであって、それぞれが外側繊維層10
と内側繊維層11とによって構成され、それら両繊維層
10,11が熱エンボス加工を施され、そのときの被押
圧部位12において溶着一体化している。
【0009】外側繊維層10は、洗顔剤を含浸させたう
えで肌に当接するから、柔軟な親水性の層であって、レ
ーヨン繊維、コットン繊維、パルプ繊維、シルク繊維、
ミルク蛋白繊維のいずれかを50〜100重量%含むと
ともに、ポリエステル繊維等の合成繊維を50〜0重量
%含み、坪量10〜100g/m2,厚み0.1〜1.
0mmを有する。その具体的一例としては、レーヨン繊
維80重量%とポリエステル繊維20重量%とからなる
坪量26g/m2,厚み0.2mmのスパンレース不織
布が好ましい。
【0010】内側繊維層11は、厚み方向に圧縮された
ときの弾性回復率が高く、圧縮されるたびに繊維間隙の
空気を外側繊維層10に移行させることができる層であ
って、捲縮した合成繊維を50〜100重量%含み、外
側繊維層10よりも低密度である。その具体的一例とし
ては、ポリプロピレンとポリエステルとの複合繊維が捲
縮した坪量50g/m2,厚み0.8mmの不織布が好
ましい。
【0011】このように構成されたパフ1に洗顔石けん
や洗顔フォーム等の洗顔剤を含浸し、挿入口2から指を
入れて使用すると、捲縮繊維の存在によって弾性を有す
る内側繊維層11では、その厚み方向に圧縮力が加わる
たびに収縮して繊維間の空気が外側繊維層10に移行
し、洗顔剤を泡立てるように作用する。このパフ1は、
挿入口2が伸縮性であるから挿入した指に密着し、洗顔
中に指から抜け落ちることがなく、使い易い。
【0012】この発明において、外側繊維層10を得る
には、例えば所要の繊維からなるカードウエブを高圧噴
射水流で処理して構成繊維を交絡させたり、熱処理によ
って構成繊維を互いに溶着すればよいが、前者の処理だ
けで得られるいわゆるノーバインダー不織布は、肌触り
が極めて良好であって、外側繊維層10として好適であ
る。また、内側繊維層11を得るには、例えば複合繊維
のカードウエブを高圧噴射水流で交絡処理した後に、繊
維を捲縮させるための熱処理を施せばよい。外側繊維層
10に合成繊維を50重量%を限度として加えること
は、層10の強度向上に役立つとともに、層10に熱溶
着性を付与することに役立つ。内側繊維層11の捲縮繊
維は、熱捲縮したものでも機械的に捲縮したものでもよ
い。外内側繊維層10,11は、図示例のように熱エン
ボス処理によって接合一体化する他に、高圧噴射水流に
よって互いの構成繊維が交絡し、一体化していてもよ
い。後者の場合にあっては、外側繊維層10に未捲縮の
内側繊維層11を交絡させた後、層11に対する熱捲縮
処理を施せばよい。
【0013】パフ1の袋を形成するシート3,4は、そ
の一方が外内側繊維層10,11を有する構成であれ
ば、この発明の目的を達成することが可能である。
【0014】
【発明の効果】この発明にかかる使い捨てパフは、指挿
入口の周縁が伸縮性を有する袋であるから、使用中に指
から抜け落ちることがない。パフは外側繊維層と、それ
に接合する内側繊維層とで構成され、内側繊維層は外側
繊維層よりも低密度であって、厚み方向に弾性を有する
から、使用中に内側から外側へ空気が移行して、パフの
泡立ちをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パフの斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【符号の説明】
1 パフ 2 指挿入口 3,4 シート材料 10 外側繊維層 11 内側繊維層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 33/00 - 40/30 A47K 7/00 - 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指挿入口を備えた袋状の使い捨てのパフで
    あって、 前記パフが、互いに接合する外側繊維層と内側繊維層と
    からなるシート材料によって構成され、前記外側繊維層
    がレーヨン繊維、コットン繊維、パルプ繊維、シルク繊
    維、ミルク蛋白繊維のいずれかを50〜100重量%含
    み、相対的に高密度であって、前記内側繊維層が捲縮し
    た合成繊維を50〜100重量%含み、相対的に低密度
    であることを特徴とする前記パフ。
  2. 【請求項2】前記内外側繊維層は、それぞれ構成繊維が
    互いに機械的に交絡して層を形成している請求項1記載
    のパフ。
  3. 【請求項3】前記内外側繊維層は、構成繊維が互いに機
    械的に交絡することにより前記接合がなされている請求
    項1記載のパフ。
  4. 【請求項4】前記外側繊維層が、合成繊維を含み、その
    合成繊維が前記内側繊維層の合成繊維と溶着することに
    より前記接合がなされている請求項1記載のパフ。
  5. 【請求項5】前記パフの指挿入口周縁部が周り方向に伸
    縮性を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のパ
    フ。
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