JP5415933B2 - 美容用フェイスマスク - Google Patents

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本発明は、美容用フェイスマスクに関し、詳しくは、美容液や化粧水等の化粧料を含浸させて人の顔面を被覆しうる美容用フェイスマスクに関する。
従来、美容用フェイスマスクは、平面状のものが用いられている。しかしながら、平面状のフェイスマスクは、顔面の凹凸に全面的に密着させることが困難であり、部分的に顔から浮いて密着不十分な箇所が生じたり、少しの顔面の動きによって剥離したりするという問題がある。
このような問題を解決するために、近年、顔面に密着することができる立体的なフェイスマスクが検討されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2007−330329号公報
特許文献1に記載されているような立体的なフェイスマスクは、製造コストの観点から、顔面の左半面及び右半面をそれぞれ被覆する2枚の不織布を、肌当接面同士を重ね合わせ、額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように非肌当接面から熱圧着することで製造されることが一般的である。そして、このような立体的なフェイスマスクを使用者が装着する際には、マスクの左右を引っ張りながら顔面に密着させる。
しかしながら、肌当接面同士を重ね合わせて非肌当接面から圧着しているため、肌当接側の圧着の根元部分は、顔面に密着せずに浮いてしまいやすい。特に、圧着部分は顔の中心線に沿って形成されているため、使用者が最も手入れすることを望んでいる額及び鼻筋(いわゆるTゾーン)においてマスクが浮いて密着不十分になり、Tゾーンに美容液や化粧水を十分に浸透させることができないことがある。
また、装着時にマスクの左右を引っ張ると、圧着部分を裂く方向に力がかかるため、特に美容液や化粧水を含浸させたマスクでは圧着部分から剥がれてしまい、2枚の不織布に分裂して使用性を損なうことがある。圧着部分の強度を高めるために圧着幅を大きくすることが考えられるが、圧着幅を大きくするほど肌当接側の圧着の根元部分における顔面からの浮きが顕著になる。
本発明の課題は、額及び鼻筋のいわゆるTゾーンに美容液や化粧水等の化粧料を十分に浸透させることができる美容用フェイスマスクを提供することにある。
すなわち、本発明は、顔全面を被覆し、目、鼻及び口部分に開口部を有する美容用フェイスマスクであって、左側部及び右側部の2枚のシート材からなり、該シート同士が額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように接合された接合部を有し、該接合部が前記シート材の肌当接面に重ねて固定されている、美容用フェイスマスクを提供する。
また、本発明は、前記美容用フェイスマスクの製造方法であって、顔面の側面を覆う2枚のシート材を非肌当接面同士が対向するように重ね合わせ、該シート材同士を、額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように肌当接面から接合して接合部を形成し、前記接合部を折り返して前記シート材の肌当接面に重ねて固定し、前記非肌当接面が外側になるようにシート材を裏返して前記接合部を内側に配置する、美容用フェイスマスクの製造方法を提供する。
本発明の美容用フェイスマスクは、立体的に形成され顔面に密着することができ、化粧料を十分に浸透させることができる。また、接合部が肌当接面に重ねて固定されるため、顔面への密着性を高めることができるとともに、接合部から化粧料が潤沢に供給され、化粧料の効果的な肌への浸透が可能となる。また、接合部はシート材の肌当接面に固定されているため強度が向上されており、装着時にマスクの左右を引っ張っても接合部が剥がれにくい。
図1は、本発明の美容用フェイスマスクの斜視図である。 図2は、図1の美容用フェイスマスクのA矢視端面図である。
以下、本発明の好ましい一実施態様について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の美容用フェイスマスクの斜視図であり、図2は、図1の美容用フェイスマスクのA矢視端面図である。
図1に示す美容用フェイスマスク1は、顔全面を被覆するものであり、立体的に形成されている。美容用フェイスマスク1は、目、鼻及び口部分に開口部6(61、62及び63)を有する。開口部6は、完全に開口していなくともよく、一部が結合したスリットであってもよい。特に、目の部分の開口部61は、まぶたに化粧料を浸透させる観点から、一部が結合した円弧状スリットであることが好ましい。また、鼻の部分の開口部62は、小鼻に化粧料を浸透させる観点から、一部が結合したスリットであることが好ましい。
美容用フェイスマスク1は、顔の左側部及び右側部をそれぞれ被覆する2枚のシート材2及び3からなる。シート材同士は、額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように接合され、顔面を覆うように立体的に構成されている。シート材同士を接合する手段としては特に限定されないが、熱圧着、ニードルパンチ、縫合等を例示することができる。中でも、製造コストの観点から、熱圧着が好ましい。
各シート材は、顔面に密着するように立体的に構成されていることが好ましい。そのため、各シート材において、立体形成手段が部分的に配置されていることが好ましい。立体形成手段とは例えば、シート材を折り返し重ね合わせ、部分的に接合しマチ7を形成することや、マチを筒状又は袋状の空間を有するように接合し形成すること、またシート材に切れ込み又は切り欠き部を入れることや、それらの裁断端部を部分的に重ね合わせ接合する方法等が挙げられる。また、マチ等の立体形成手段は、図示したように頬部分やこめかみ部分に形成されていてもよい。
シート材2及び3同士が接合した接合部4は保液の機能を有する。接合部4は、肌への化粧料の浸透性、マスク装着時の外観、及び肌への密着性の観点から、肌側に設けられている。また、図2に示すように、接合部4はシート材2又は3のいずれかの肌当接面に重ねて固定されており、これにより、接合部の強度が向上され、装着時にマスクの左右を引っ張っても接合部が剥がれにくい。
接合部4の幅(接合部4の根元41から接合部4の端部42までの幅の広さ)は、肌への密着性及び接合部の強度の観点から、7mm以上が好ましく、1cm以上がより好ましく、製造コストの観点から、3cm以下が好ましく、2cm以下がより好ましい。
シート材2及び3の材質は、塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン等の化学繊維、綿、毛等の自然繊維、樹脂、ゴム等により構成される編地、織り地、不織布、フィルム、樹脂形成体等、特に限定されないが、成形容易性、薬液の含浸性及びコストの観点から、不織布が好ましい。シート材2及び3はそれぞれ、顔の左側部又は右側部に相当する部分及び接合部4に相当する部分を有する形状である。
本発明のフェイスマスクは、美容液、乳液、化粧水等の化粧料が含浸されていることが好ましい。
本発明の美容用フェイスマスクの製造方法について説明する。
まず、顔の左側部及び右側部をそれぞれ被覆する2枚のシート材2及び3を非肌当接面同士が対向するように重ね合わせる。次いで、該シート材同士を、額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように肌当接面から接合して接合部4を形成する。なお、接合部4の幅(接合部4の根元41から接合部4の端部42までの幅の広さ)は任意に設定することができる。そして、接合部4を折り返して、接合部4の端部42がシート材2又は3の肌当接面に当たるように接合部4をシート材2又は3の肌当接面に重ねて固定する。最後に、非肌当接面が外側、肌当接面が内側となるようにシート材を裏返すことにより、接合部4が内側(肌当接面側)に配置された立体状フェイスマスクを得ることができる。
接合手段としては熱圧着が好ましい。また、縫合、ニードルパンチ等により補強を行ってもよい。
本発明の美容用フェイスマスクは、立体的に形成されているため、顔面の凹凸に全面的に密着させることができる。
また、接合部において肌側に接合部が設けられているため、顔面への密着性を高めることができるとともに、接合部から化粧料が潤沢に供給され、化粧料の効果的な肌への浸透が可能となる。したがって、使用者が最も手入れすることを望んでいる額及び鼻筋のいわゆるTゾーンにおいてマスクが浮かず美容液等の化粧料を十分に浸透させることが可能である。
また、接合部がシート材の肌当接面に重ねて固定されているため強度が向上されており、装着時にマスクの左右を引っ張っても接合部が剥がれにくい。
従来の立体状フェイスマスクでは、肌当接面同士を重ね合わせて非肌当接面から圧着しているため、圧着部分の剥がれを防止する目的で圧着幅を大きくすると顔面からの浮きが顕著になるという問題がある。これに対して、本発明の美容用フェイスマスクにおいて圧着幅(接合部の幅)を大きくすることは、接合部がシート材の肌当接面に重ねて固定されているため顔面から浮くという問題が生じないだけでなく、より多くの化粧料を供給できるのでかえって好ましい。
なお、従来の平面状フェイスマスクの中には、シート材の特定部位を厚くして化粧料の供給量を多くさせるものも知られている(例えば、特開2004−262901号公報、特開2006−15049号公報等を参照)。しかしながら、これらの平面状フェイスマスクは、立体状フェイスマスクにおける圧着部分の浮き及び剥がれという問題に対する解決手段を示唆するものではない。本発明の立体状フェイスマスクは、特定部位における化粧料の供給量を増加させると同時に、圧着部分の浮き及び剥がれという問題を併せて解決したものである。
本発明のフェイスマスクは、従来と同様に2枚のシート材を接合することで製造できるので、従来の装置を利用することができ、製造コストが低い。しかも接合部を保液部として利用しているため、保液部を形成するために別部材を接合する等の工程が不要で効率よく製造することができる。
以上、本発明をその好ましい一実施態様に基づき説明したが、本発明は前記一実施態様に制限されるものではない。例えば、図1に示した態様では接合部の幅はそれほど広くないが、接合部の幅が鼻幅程度のものでもよい。
本発明のフェイスマスクは、美容液や化粧水等の薬液を含浸させて人の顔面を被覆しうる美容用フェイスマスクとして好適に用いられる。
1 美容用フェイスマスク
2 シート材(顔の左側部)
3 シート材(顔の右側部)
4 接合部
41 接合部の根元
42 接合部の端部
6 開口部
61 目の開口部
62 鼻の開口部
63 口の開口部
7 マチ

Claims (5)

  1. 顔全面を被覆し、目、鼻及び口部分に開口部を有する美容用フェイスマスクであって、左側部及び右側部の2枚のシート材からなり、該シート同士が額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように接合された接合部を有し、該接合部が前記シート材の肌当接面に重ねて固定されている、美容用フェイスマスク。
  2. 前記接合部が熱圧着により形成されている、請求項1に記載の美容用フェイスマスク。
  3. 前記シート材に、立体形成手段が部分的に配置され、それによりシート材全体が顔面を覆うように立体的に構成されている、請求項1又は2に記載の美容用フェイスマスク。
  4. 化粧料が前記シート材に含浸されている、請求項1〜3のいずれかに記載の美容用フェイスマスク。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の美容用フェイスマスクの製造方法であって、顔面の側面を覆う2枚のシート材を非肌当接面同士が対向するように重ね合わせ、該シート材同士を、額部分から鼻先部分を経て顎先部分に至る形状に沿うように肌当接面から接合して接合部を形成し、前記接合部を折り返して前記シート材の肌当接面に重ねて固定し、前記非肌当接面が外側になるようにシート材を裏返して前記接合部を内側に配置する、美容用フェイスマスクの製造方法。
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