JP3170413U - 化粧用指入れパフ - Google Patents
化粧用指入れパフ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3170413U JP3170413U JP2011003813U JP2011003813U JP3170413U JP 3170413 U JP3170413 U JP 3170413U JP 2011003813 U JP2011003813 U JP 2011003813U JP 2011003813 U JP2011003813 U JP 2011003813U JP 3170413 U JP3170413 U JP 3170413U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- puff
- finger
- makeup
- fingertip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Gloves (AREA)
Abstract
【課題】使用者の指先にパフを被せ、当該指先に被せたパフを肌に押し付けて使用するパフとすることにより、指先の微妙な力で化粧料等を肌につけたり、引き伸ばすことができ、また、細かい部分を塗ることが極めて容易にできる化粧用指入れパフを提供する。【解決手段】弾性及びクション性を有するスポンジシートから成る略袋形状の本体1が設けられ、当該本体1の内部には、一側面に開口部2を有する袋状部3が形成された二重袋形状であり、当該二重袋の内側が相互に接合され、一体化している。【選択図】 図2
Description
この考案は、化粧用パフの一種であって、指を穴に入れて、当該指先にパフを被せ、当該指先に被せたパフで化粧料等を肌に塗りつける化粧用指入れパフに関するものである。
従来の化粧用パフは、形状が扁平な平面視円形、楕円形、卵型、円錐台形、四角形等に形成され、素材はスポンジ等の弾性体や当該弾性体を布で被ってなり、このパフを手で持って、パフの先端に化粧料をつけて、これを肌に塗りつけたり、引き伸ばしたりしてメイクアップを行っていた。
具体的には、特許文献1のように、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリル・ブタジェン・ラバー、その他の樹脂から成る発泡体や海綿体等の弾性体そのものから構成される化粧用パフや、特許文献2のように、ウレタンスポンジの表面を絹製の不織布で被ったもの等がある。
しかしながら、従来の化粧用パフは、一端を手で持ったパフの他端を肌に押し付けるため、弾性力及びクッション性を有するスポンジ等からなるパフを介して手の力をパフの先端に伝えるため、使用者の微妙な力を思うようにパフの先端に伝えることができない。また、細部箇所のポイントメイクを行うことが難しかった。
この考案は、このような従来技術を考慮したものであって、使用者の指先にパフを被せ、当該指先に被せたパフを肌に押し付けて使用するパフとすることにより、指先の微妙な力で化粧料等を肌につけたり、引き伸ばすことができ、また、細かい部分のポイントメイクが極めて容易にできる化粧用指入れパフを提供することを目的としたものである。
請求項1の考案は、指先に被せて使用できる二重袋形状であり、当該二重袋形状を形成する縫製の縫い代が二重袋の内側に位置している、化粧用パフとした。
また、請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記二重袋の内側が相互に接合され、一体化している化粧用指入れパフとした。
また、請求項3の考案は、前記請求項1の考案において、素材シートを略左右対称に形成し、塗布面及び指入れ面が内側となるよう中央部で折り曲げて二つ折りにし、折り曲げ縁を除いた周縁を、当該周縁の一部を除いて縫製し、当該縫製をしなかった一部の箇所の小開口から表裏を反転させて塗布面及び指入れ面を外側にし、前記折り曲げ縁側の素材シートを、前記折り曲げ縁と反対側の2枚の素材シートの中に入れて二重袋形状とした、化粧用指入れパフとした。
また、請求項4の考案は、前記請求項1又は2の考案において、略左右対称に形成した素材シートと、当該素材シートと略同形同大のホットメルトシートを重ね、当該ホットメルトシートが外側に来るように、二つのシートを中央部で折り曲げて二つ折りにし、折り曲げ縁を除いた周縁を、当該周縁の一部を除いて縫製し、当該縫製をしなかった一部の箇所の小開口から表裏を反転させて素材シートを外側にし、前記折り曲げ縁側の素材シートを、前記折り曲げ縁と反対側の二枚の素材シートの中に入れて二重袋形状とし、当該袋状部材を加温してホットメルトシートを溶かして内外の素材シートを内側で相互に一体に接合した、化粧用指入れパフとした。
また、請求項5の考案は、請求項3又は4の考案において、前記素材シートが布、ベルベット布、皮革、合成皮革、スポンジシート、植毛スポンジシートのいずれか又は複数の素材を繋ぎ合わせるか又は重層したシートである、化粧用指入れパフとした。
請求項1及び5の考案によれば、使用者の指先にパフを被せ、当該指先に被せたパフを肌に押し付けて使用するパフとすることにより、指先の微妙な力が肌に伝わり、これにより化粧料等を肌につけたり、引き伸ばすことができ、より繊細な化粧をすることができる。また、従来の化粧用パフと比べ、指先に被せた大きさなので、目元や小鼻等の顔等の細かい部分に化粧料等を極めて容易に塗ったり、引き伸ばしたりすることができる。
また、縫い代が外側に出ず、肌触りがよいと共に、指先を入れる袋の中にも縫い目が現れず、当該袋の中に入れた指先に違和感がなく、また、指先を入れても袋の縫い目の糸がほつれることがない。
また、請求項2の考案によれば、請求項1の考案の効果に加え、二重袋の内側が接合され、一体化しているので、内部に空洞がなく、指による接触感覚がダイレクトにパフ外部に伝わり、微妙なタッチで化粧ができる。従って、指触り感と顔等の肌触り感が同じになり、使用者のより微妙な感覚を、パフの表面に伝えることができる。また、上述の様に、二重袋の内部に空洞がないので、全体の厚みを薄くすることが出来、従来パフ用に設計された薄型のコンパクトケースへの収納も違和感なく納めることが出来る。
また、請求項3の考案によれば、指先が接触する袋の奥部の突き当たり箇所に縫い目等の接合部がなく、一体に折り返されているので、当該袋の中に入れた指先に違和感がなく、指先とパフの一体感が生じ、使用者はより使いやすい。また、請求項1の考案の化粧用指入れパフを容易に製造することが出来る。
また、請求項4の考案によれば、指先が接触する袋の奥部の突き当たり箇所に縫い目等の接合部がなく、一体に折り返されているので、当該袋の中に入れた指先に違和感がなく、指先とパフの一体感が生じ、使用者はより使いやすい。また、ホットメルトシートを使用することで、外側の素材シートと内側の素材シートを容易に貼り合わせることができる。従って、請求項2の考案の化粧用指入れパフが極めて容易にでき、量産可能である。
また、請求項5の考案によれば、この考案の素材シートは、指に被せる二重袋形状に形成できる可とう性のものであれば、種々の素材を使用可能である。
この考案は、指先に被せて使用できる二重袋形状であり、当該二重袋形状を形成する縫製の縫い代が二重袋の内側に位置しており、また、当該二重袋の内側が相互に接合され、一体化している化粧用パフとした。
従って、使用者の指先にパフを被せ、当該指先に被せたパフを肌に押し付けて使用するパフとすることにより、指先の微妙な力が肌に伝わり、これにより化粧料等を肌につけたり、引き伸ばすことができ、より繊細な化粧をすることができる。
以下、この考案の実施例1を図に基づいて説明する。図1はこの考案の化粧用指入れパフの斜視図、図2は同縦断面図、図3は同使用状態を示す斜視図である。
この化粧用指入れパフAは、使用者の指先を被う大きさから成り、スポンジ素材から成る本体1が設けられている。この本体1内には、一側に開口部2を有する袋状部3が形成され、この袋状部3に指先4を挿入して、図3に示すように、指先4に被冠して使用するものである。
次に、この化粧用指入れパフAの製造方法の例を、図4から図13に基づいて説明する。
まず、図4に示すように、上下縁の両側にそれぞれ切り欠き部5を有し、左右の両側が湾曲した、左右が対称形状のスポンジシート6を用意し、さらに、当該スポンジシート6と略同形同大のホットメルトシート7を用意する。これらのスポンジシート6及びホットメルトシート7を重ねる(第1過程)。次に図5に示すように、左右を重ねるように中央部で折曲げる。その際、ホットメルトシート7が外側、スポンジシート6が内側に成るように折る。
そして、上記のように折曲げた状態で、折曲げ縁8及び前記切り欠き部5の箇所を除いて図5に破線で示すように縫製する(第2過程)。そこで、図6及び図7に示すように、前記各切り欠き部5の奥部に小開口9が形成される(第3過程)。この小開口9から、外側のホットメルトシート7を内側に入れ、表裏を反転させる(第4過程)。これにより図8に示す状態、すなわち、ホットメルトシート7が内側、スポンジシート6が外側となり、縫い目10は内側に位置して、外部に露出していない。
この図8の状態は、外形が図9に示す状態であり、前記折曲げ縁8から、周囲のスポンジシート6を、図10に示すように、前記切り欠き部5の反対側のスポンジシート6の内側に向かって挿入していき(第5過程)、図11の状態を経て図12の状態にする。この図12の状態では、図13に示すように、内側に位置するホットメルトシート7相互が対向しているが、接合されておらず、これらの間に間隙を有する。
その後、図12及び図13の状態から加温しながら加圧する。これにより内部のホットメルトシート7が熱で溶けて、スポンジシート6相互が接合され、図1及び図2の状態の化粧用指入れパフAとなる。
この様に製造することが出来るため、容易にスポンジシートとホットメルトシート(接着剤)の内外を反転させて外部からの加熱で内部のホットメルトシートを溶かしてスポンジシートを内部で一体に接合することが出来る。これは、接着剤を塗布するなどでは達成出来ないものである。
これにより、袋状部3内に、縫い目10がなく、さらに、袋状部3の奥部の突き当たり箇所は一体に折り返されているだけなので、使用者が指先4を入れた際、違和感がない。また、上述のように、パフの外周面のスポンジシート6と袋状部3の内周面のスポンジシート6は同じ素材であり、密着しているので、パフAに一体感があり、指触り感がダイレクトに外側に伝わり、微妙な化粧タッチで使用することができる。
また、縫い目10による縫い代は、当該化粧用指入れパフAの内部に設けられているため、糸のほつれ等の恐れがなく、耐久性があるものである。
また、上記実施例1ではパフの素材をスポンジシートとしたが、これに限らず、布帛、起毛布、皮革、合成皮革、スポンジシート等が使用できる。また、上記スポンジシートは、弾性及びクッション性がある各種素材の発泡体が使用でき、ラテックススポンジ、乾式、湿式のウレタンフォーム、発泡ゴムスポンジ、発泡熱可塑性樹脂スポンジ、その他が好ましく使用できる。また、クッション性と塗布性を両立するよう多層にすることも出来る。
スポンジシートは、化粧料の浸透を抑えて化粧料の無駄を防ぐよう浸透力を調整することも出来る。上記スポンジシートの気泡セルは微細緻密なものが使用感、化粧効果共に優れる。スポンジシートの気泡セルの平均径が20μmから200μmのものがパウダーファンデーション用途に優れた化粧効果が得られ、好ましく使用できる。
さらに、スポンジシートにナイロンパイル等を植毛したシートや、ベルベットなどの布帛を重層したシートも使用することが出来る。これらの起毛表面のシートを使用することでチーク用途に優れた化粧効果が得られる。この場合、スポンジシートの厚みは、0.5〜2mmが、化粧効果、使用感共に優れ、好ましく使用できる。
上記素材シートは、塗布部と指入れ部とで異なった素材を使用することも出来る。この場合、塗布部シート6aと指入れ部シート6bを図14に示すように予め縫合して使用し、上記実施例1と同様にホットメルトシート7を重ねて周囲を縫製し、表裏をひっくり返して、折り曲げ縁8を内部に入れて、図15に示すように、指入れ部(袋状部3)の開口部2に縫い目6c(塗布部シート6aと指入れ部シート6bの縫い目)が来るようにする。これにより、化粧効果に優れた塗布部と、しっかりとした指先接触感を持った指入れ部とを設けることが出来、また、デザイン上好ましい。この場合の前記縫い目6cやその縫い代は二重袋の内部となるように配置する。
また、この考案の化粧用指入れパフは上記実施例1の構造及び製造方法によるものに限定されるものではない。
1 本体 2 開口部
3 袋状部 4 指先
5 切り欠き部 6 スポンジシート
6a 塗布部シート 6b 指入れ部シート
6c 縫い目 7 ホットメルトシート
8 折曲げ縁 9 小開口
10 縫い目
3 袋状部 4 指先
5 切り欠き部 6 スポンジシート
6a 塗布部シート 6b 指入れ部シート
6c 縫い目 7 ホットメルトシート
8 折曲げ縁 9 小開口
10 縫い目
Claims (5)
- 指先に被せて使用できる二重袋形状であり、当該二重袋形状を形成する縫製の縫い代が二重袋の内側に位置していることを特徴とする化粧用パフ。
- 前記二重袋の内側が相互に接合され、一体化していることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用指入れパフ。
- 素材シートを略左右対称に形成し、塗布面及び指入れ面が内側となるよう中央部で折り曲げて二つ折りにし、折り曲げ縁を除いた周縁を、当該周縁の一部を除いて縫製し、当該縫製をしなかった一部の箇所の小開口から表裏を反転させて塗布面及び指入れ面を外側にし、前記折り曲げ縁側の素材シートを、前記折り曲げ縁と反対側の2枚の素材シートの中に入れて二重袋形状としたことを特徴とする、請求項1に記載の化粧用指入れパフ。
- 略左右対称に形成した素材シートと、当該素材シートと略同形同大のホットメルトシートを重ね、当該ホットメルトシートが外側に来るように、二つのシートを中央部で折り曲げて二つ折りにし、折り曲げ縁を除いた周縁を、当該周縁の一部を除いて縫製し、当該縫製をしなかった一部の箇所の小開口から表裏を反転させて素材シートを外側にし、前記折り曲げ縁側の素材シートを、前記折り曲げ縁と反対側の二枚の素材シートの中に入れて二重袋形状とし、当該袋状部材を加温してホットメルトシートを溶かして内外の素材シートを内側で相互に一体に接合したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧用指入れパフ。
- 前記素材シートが布、ベルベット布、皮革、合成皮革、スポンジシート、植毛スポンジシートのいずれか又は複数の素材を繋ぎ合わせるか又は重層したシートであることを特徴とする、請求項3又は4に記載の化粧用指入れパフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003813U JP3170413U (ja) | 2011-07-04 | 2011-07-04 | 化粧用指入れパフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003813U JP3170413U (ja) | 2011-07-04 | 2011-07-04 | 化粧用指入れパフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170413U true JP3170413U (ja) | 2011-09-15 |
Family
ID=54880876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011003813U Expired - Fee Related JP3170413U (ja) | 2011-07-04 | 2011-07-04 | 化粧用指入れパフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170413U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104824960A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-08-12 | 闫胜男 | 一种新型粉扑 |
CN114232228A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-03-25 | 深圳市宝吉丰自动装备有限公司 | 一种粉扑丝带缝切机及粉扑丝带缝切机的缝切工艺 |
-
2011
- 2011-07-04 JP JP2011003813U patent/JP3170413U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104824960A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-08-12 | 闫胜男 | 一种新型粉扑 |
CN114232228A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-03-25 | 深圳市宝吉丰自动装备有限公司 | 一种粉扑丝带缝切机及粉扑丝带缝切机的缝切工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5311723B2 (ja) | 立体フェイスマスク | |
JP5704594B2 (ja) | 化粧料入りパフ | |
JP2011194932A (ja) | 車両用内装品 | |
JP3170413U (ja) | 化粧用指入れパフ | |
JP5583799B2 (ja) | 立体フェイスマスク | |
JP5819597B2 (ja) | 化粧パフ及びその製造方法 | |
JP6944676B2 (ja) | フットカバー | |
KR200446876Y1 (ko) | 점착식 브래지어 | |
TW200840903A (en) | Bonded elastic | |
JP2006043227A (ja) | 立体マスク | |
JP3203492U (ja) | 立体衿 | |
JP5415933B2 (ja) | 美容用フェイスマスク | |
JP3157599U (ja) | 化粧用パフ | |
JP5415934B2 (ja) | 美容用フェイスマスク | |
CN114533396A (zh) | 双折角乳垫 | |
JP5415932B2 (ja) | 美容用フェイスマスク | |
JP4825930B2 (ja) | アイマスク | |
JP3152793U (ja) | 折畳み式立体マスク | |
JP6749667B1 (ja) | 背負い鞄 | |
JP6309484B2 (ja) | 襟芯及びそれを用いてなるシャツ | |
JP6860647B1 (ja) | アイマスク | |
JP7286308B2 (ja) | 温熱具 | |
JP3180066U (ja) | 皺模様を有する縫製品 | |
JP3198444U (ja) | 枕具 | |
JP2021133122A (ja) | シーツ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140824 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |