JP2007097858A - 表面シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ヨレや皺が発生し難く、表面の滑らかさが高い表面シート及び該表面シートを備えた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】少なくとも第1繊維層21と第2繊維層22とが接合部23により部分的に接合された積層構造を有する、吸収性物品用の表面シート2であって、第1繊維層21は、接合部23以外の部位において、第2繊維層22から第1繊維層21に向けて隆起した多数の隆起部3を形成している。縦断面視において隆起部3における第2繊維層22との接合基端部31と頂部32との間には、平面視において接合部23を部分的に被覆するように平面方向に張り出した張り出し部33が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンティライナー、脇パッド、母乳パッド、軽失禁パッド等の吸収性物品用の表面シート及び該表面シートを備えた吸収性物品に関する。
パンティライナー(おりもの対策用シート)や脇パッド等の比較的少量の体液を吸収することを主目的とする吸収性物品においては、大きな吸収容量を確保することよりも、心地よい装着感を得るために厚みが薄いことが特に重要となっている。そのため、高い液保持性を有する吸収体を具備させず、表面シートに、液保持性、平面方向へ伸張させた場合の回復性、厚み方向へ圧縮させたときの圧縮変形性等を具備させることが望まれている。
本出願人は、先に、前述の液保持性、平面方向へ伸張させた場合の回復性、厚み方向へ圧縮させたときの圧縮変形性を有する表面シートに適した立体シート材料として、「第1層とこれに隣接する第2層とを有し、第1層と第2層とが所定パターンの接合部によって部分的に接合されており、該接合部間で第1層が三次元的立体形状をなし、第2層がエラストマー的挙動を示す材料で構成されており、シート全体がエラストマー的挙動を示すと共に通気性を有する立体シート材料」を提案した(特許文献1参照)。
また、出願人は、先に、一旦吸収された液の逆戻り防止性や、着用者の動きに対する高い追従性を有する表面シートに適した立体シート材料として、「エンボス加工によって形成された多数の熱融着部を有する不織布からなり、該熱融着部間において該不織布を構成する繊維が、該不織布の厚み方向に突出して、該不織布の上下面それぞれに多数の隆起部を形成しており、該不織布の下面側に形成されている該隆起部はその基部が、該不織布の平面方向に張り出した形状となっているシート材料」を提案した(特許文献2参照)。
特開2002−187228号公報 特開2004−166849号公報
しかし、吸収性物品に求められる要求はますます厳しくなっており、その表面シートとしても一層性能の高いもの、例えば、更にヨレや皺が発生し難く、表面の滑らかさの高いものが求められている。
従って、本発明の目的は、ヨレや皺が発生し難く、表面の滑らかさが高い表面シート及び該表面シートを備えた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、少なくとも第1繊維層と第2繊維層とが接合部により部分的に接合された積層構造を有する、吸収性物品用の表面シートであって、前記第1繊維層は、前記接合部以外の部位において、前記第2繊維層から該第1繊維層に向けて隆起した多数の隆起部を形成しており、縦断面視において前記隆起部における前記第2繊維層との接合基端部と頂部との間には、平面視において前記接合部を部分的に被覆するように平面方向に張り出した張り出し部が形成されている吸収性物品用の表面シートを提供することにより、上記の目的を達成したものである。
また、本発明は、少なくとも前記表面シート及び裏面シートからなる積層構造を有する吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の表面シート及びそれを備えた吸収性物品によれば、ヨレや皺が発生し難く、表面の滑らかさが高い。
以下、本発明の表面シート及びそれを備えた吸収性物品について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンティライナー1は、図1に示すように、表面シート2及び裏面シート4からなる積層(2層)構造を有している。この積層構造の厚みは、2mm以下であることが装着時に違和感を感じ難い点から好ましい。
本実施形態における表面シート2は、図1(b)及び図2に示すように、少なくとも第1繊維層21と第2繊維層22とが接合部23により部分的に接合された積層構造を有している。第1繊維層21は、接合部23以外の部位において、第2繊維層22から第1繊維層21に向けて隆起した多数の隆起部3を形成している。また、図1(b)及び図3に示すように、縦断面視において隆起部3における第2繊維層22との接合基端部31と頂部32との間には、平面視において接合部23を部分的に被覆するように平面方向に張り出した張り出し部33が形成されている。表面シート2の詳細については、パンティライナー1の全体構成を説明した後に説明する。
本実施形態のパンティライナー1においては、裏面シート4は、液不透過性又は撥水性の材料が用いられ、例えば、熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性を有する不織布や、該フィルムと該不織布とのラミネートが用いられる。本実施形態においては、透湿性を有する熱可塑性樹脂のフィルムからなる裏面シート4を用いている。
表面シート2の非肌当接面側と裏面シート4の肌当接面側とは、接着剤、ヒートシール等により接合されている。パンティライナー1の周縁部1Aにおいては強い接合力が要求されるため、連続的な(非連続的ではない)ヒートシールにより接合されている。それ以外の領域については、接着剤による接着部(図示せず)により接合されている。接着部は、巨視的にみて裏面シート4の肌当接面側に全面的に設けることもできるが、表面シート2と裏面シート4とを直接当接させて、透湿性の裏面シート4からの通気性を確保するために、非連続的であることが好ましい。
非連続的な接着部は、例えば、ホットメルト接着剤を、スパイラルパターンで塗工することにより形成することができる。ホットメルト接着剤の塗工パターンとしては、スパイラルパターン以外にも、例えば、ドットパターン、Ω状パターン、直線状パターンが挙げられる。これらのパターンは、ホットメルト接着剤のスパイラルスプレー塗工、スロットスプレー塗工、コントロールウィーブ塗工、グラビア塗工等で形成可能である。特に、コントロールの容易さ、防漏層へのダメージの小ささ等の観点から、スパイラルスプレー塗工やコントロールウィーブ塗工が好適に用いられる。
裏面シート4の非肌当接面41側には、下着への止着用の止着用粘着剤(図示せず)を設けることができる。
次に、本実施形態のパンティライナー1における表面シート2について詳述する。表面シート2は、平面方向に伸縮性を有していることが好ましい。このような表面シート2として、本実施形態においては、図1(b)及び図2に示す凹凸シートを用いている。
本実施形態における表面シート2は、図1(b)及び図2に示すように、第1繊維層である上層繊維層21と、これに隣接する第2繊維層である下層繊維層22とが接合部23により部分的に接合されてなる積層(2層)構造を有する不織布からなる。尚、図2においては、接合部23を明確に示すために、張り出し部33の張り出し幅W1(後述)を仮想的になくした状態で示してある。
上層繊維層21は、繊維の集合体から構成されている。一方、下層繊維層22は、上層繊維層21を構成する繊維と異なる種類及び/又は配合の繊維の集合体から構成されている。上層繊維層21と下層繊維層22とは、多数の接合部23によって部分的に接合されており、従って、上層繊維層21と下層繊維層22とは全面的には接合されていない。
表面シート2の上層とは、表面シート2が吸収性物品に組み込まれる場合に着用者に対向する層を意味し、下層とは、その反対側の層を意味する。
接合部23は、小円形で離散的に不連続に形成されており、全体として千鳥格子状の配置パターンを形成している。接合部23は、圧密化されており、表面シート2における他の部分に比して厚みが薄く且つ密度が大きくなっている。上層繊維層21と下層繊維層22とは、接合部23によって厚み方向に一体化されている。本実施形態における接合部23は、円形のものであるが、その形状は、例えば、楕円形、三角形若しくは矩形又はこれらの組み合わせであってもよい。また、接合部23は、連続した形状、例えば直線や曲線等の線状とすることができる。
表面シート2の面積に対する接合部23の面積率(表面シート2単位面積あたりの接合部23の面積)は、表面シート2の具体的な用途等にもよるが、上層繊維層21と下層繊維層22との接合力を十分に高くする点、及び凸状の立体的形状を十分に形成して隆起部3の嵩高さを発現させる点から、4〜35%、特に5〜30%であることが好ましい。また、後述する製造方法に従い表面シート2を製造する場合には、収縮前における前記面積率は2〜15%、特に5〜10%であることが好ましい。
下層繊維層22の非肌当接面側には、図1(b)に示すように、上層繊維層21に向けて凹んだ多数の上向き凹部24が形成されている。上向き凹部24は、接合部23の位置に対応して形成されている。上向き凹部24は、表面シート2の非肌当接面側が裏面シート4に接合されると、下側の開口部が裏面シート4により封鎖されて空隙部が形成される。この空隙部は、表面シート2の肌当接面側に大量の体液が流入して上層繊維層21では吸収し切れないときや、一旦吸収された体液が逆戻り(いわゆるウエットバック)しそうになったときにおいて、体液の一時ストック領域として働く。
上層繊維層21においては、その構成繊維が接合部23間において厚み方向に突出している。これによって、上層繊維層21には、接合部23以外の部位において、下層繊維層22から上層繊維層21に向けて隆起した多数の隆起部3が形成されている。本実施形態においては、表面シート2が、千鳥格子状の配列パターンからなる接合部23によって取り囲まれて形成された閉じた領域を多数有しており、この閉じた領域において、上層繊維層21が突出して、隆起部3が形成されている。隆起部3の内部は、上層繊維層21の構成繊維で満たされている。接合部23は、隆起部3に対して相対的に凹部となっている。従って、表面シート2は、その全体として、上層繊維層21に多数の凹凸部を有している嵩高な構造となっている。
各接合部23を結ぶ面を基準面とした場合、隆起部3の高さH1〔図3(b)参照〕は、下層繊維層22の高さH2〔図1(b)参照〕よりも高くなっている。具体的には、隆起部3の高さH1は、好ましくは0.3〜5mmであり、より好ましくは0.5〜2mmであり、下層繊維層22の高さH2は、好ましくは0.1〜3mmである。このような高さに設定されていると、表面シート2を備えた吸収性物品の装着感が良好になる。これらの高さは、表面シート2の任意の断面において、顕微鏡等を用いて拡大観察することで測定できる。
図1(b)及び図3に示すように、縦断面視において、隆起部3における下層繊維層22との接合基端部31と頂部32との間には、張り出し部33が形成されている。下層繊維層22との接合基端部31は、隆起部3と下層繊維層22とが接合する基部における平面方向端部であり、本実施形態においては、平面視で円形状を有している。頂部32は、隆起部3における最高部であり、本実施形態においては、平面方向中心部である。
張り出し部33は、平面視において接合部23を部分的に被覆するように平面方向に張り出している部分である。張り出し部33は、平面視で、接合基端部31の全周に亘って形成されている。従って、隆起部3は、縦断面視において、略Ω字形を有している。張り出し部33の構成繊維は、主として隆起部3の外形に沿って厚み方向へ配向している。このことは、張り出し部33を拡大観察することで確認できる。
張り出し部33は、図3に示すように、平面視において、張り出し幅W1(接合基端部31から平面方向最外端部34までの幅)の大きい方向D1と張り出し幅W1の小さい方向D2とが直交する形状を有している。本実施形態においては、略楕円形状を有している。接合基端部31は、平面視で円形状を有しているため、張り出し部33の張り出し幅W1は、場所によって異なることになる。1個の張り出し部33に着目した場合において、張り出し幅W1の差(最大値と最小値との差)は、好ましくは0〜1.5mmであり、更に好ましくは0.2〜1mmである。
本実施形態のパンティライナー1においては、張り出し部33における張り出し幅W1の大きい方向D1は、吸収性物品(パンティライナー)1の幅方向を向いている。
張り出し部33の平面方向最外端部34の高さと頂部32の高さとの差H3〔図3(b)参照〕は、好ましくは0.05〜2mmであり、更に好ましくは0.1〜1mmである。高さの差H3がこのような範囲に設定されていると、表面シート2の上層繊維層21の肌触りが滑らかになる。
縦断面視において、張り出し部33における平面方向最外端部34から頂部32に至る外形曲線35の曲率は、好ましくは0.025〜0.5mm-1であり、更に好ましくは0.05〜0.4mm-1である。外形曲線35の曲率がこのような範囲に設定されていると、表面シート2の上層繊維層21の肌触りが滑らかになる。
外形曲線35の曲率は、以下のようにして測定される。
任意の断面観察より、平面方向最外端部34の高さと頂部32の高さとの差H3、及び一方の平面方向最外端部34と他方の平面方向最外端部34の間の距離W2を計測する(高さの差H3の計測の際、両端部にある平面方向最外端部34と頂部32との距離が異なる場合は、両者の平均値を高さの差H3とする)。得られた高さの差H3と距離W2より曲率半径を求め、曲率半径の逆数より曲率を算出する。なお、距離W2は、滑らかな肌触りとする観点から、2〜8mmが好ましく、3〜5mmがより好ましい。
次に、表面シート2の構成繊維について詳述する。
本実施形態の表面シート2における下層繊維層22は、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維を含んでいる。捲縮が発現した潜在捲縮性繊維はコイル状の捲縮状態となっている。潜在捲縮性繊維としては、その繊度が1〜7dtex程度であることが好適である。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。
収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えば、エチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。捲縮が発現した潜在捲縮性繊維は、下層繊維層22中に50重量%以上、特に70〜90重量%含まれていることが、隆起部3の形成性の点から好ましい。下層繊維層22は、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維100%から構成されていてもよい。
下層繊維層22に、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維以外の繊維が含まれている場合においては、当該繊維としては、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維が挙げられる。具体的には、熱収縮性を有するが、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維や、熱収縮性を実質的に有さない熱融着繊維が挙げられる(以下、これらの繊維を総称して非熱収縮性融着繊維という)。
上層繊維層21は、非熱収縮性融着繊維を含んでいる。具体的には、上層繊維層21は、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の熱融着複合繊維から構成されていることが好ましい。また、上層繊維層21には、下層繊維層22に含まれる潜在捲縮性繊維が含まれていてもよい。これによって上層繊維層21から形成される隆起部3を圧縮したときの回復性が高くなる。しかも上層繊維層21を平面方向へ伸張させたときの回復性も高くなる。これらの観点から、上層繊維層21に含まれる潜在捲縮性繊維の量は、3〜50重量%、特に10〜30重量%であることが好ましい。
隆起部3は、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維同士が熱融着していないことが好ましい。また、潜在捲縮性繊維は、上層繊維層21に含まれている他の繊維とも熱融着していないことが好ましい。これによって上層繊維層21における繊維の自由度が高まり、上層繊維層21は、平面方向の動きに対する自由度が一層高くなる。
下層繊維層22は、親水化処理されていることが円滑な体液の透過の観点から好ましい。同様に、上層繊維層21も親水化処理されていることが好ましい。この場合には、下層繊維層22は、その親水化の程度が上層繊維層21のそれよりも大きいことが好ましい。親水化処理としては、例えば繊維の表面に親水化剤を付与したり、繊維に親水化剤を練り込む方法が挙げられる。また上層繊維層21よりも下層繊維層22の親水度を高める手段として、下層繊維層22に吸水性を有する繊維(セルロースファイバー、コットン、レーヨン等)を混綿してもよい。
上層繊維層21の坪量は、10〜100g/m2、特に20〜60g/m2であることが好ましい。下層繊維層22の坪量は、10〜100g/m2、特に20〜60g/m2であることが好ましい。後述する製造方法によって表面シート2を製造する場合には、収縮前の上層繊維層21の坪量は、5〜50g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。一方、下層繊維層22の坪量は、上層繊維層21の坪量よりも大きくすることが好ましく、具体的には5〜50g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。
表面シート2は、繊維密度が比較的低い隆起部3を有していることから、厚み方向に圧縮させたときの圧縮変形性が十分に大きい。更に詳しくは、表面シート2は、0.5cN/cm2圧力下での見掛け密度が0.005〜0.05g/cm3、特に0.01〜0.05g/cm3であることが、表面シート2に嵩高感を付与し、圧縮変形性、ひいては柔軟性を高くする点から好ましい。更に、表面シート2は、50cN/cm2圧力下での表面シート2全体の見掛け密度が0.04〜0.1g/cm3、特に0.05〜0.08g/cm3であることが、表面シート2に十分な強度が付与されて三次元的な立体形状の隆起部3の保形性が高まる点から好ましい。0.5cN/cm2の圧力は、吸収性物品の装着中の圧力にほぼ等しく、50cN/cm2の圧力は、吸収性物品の装着中に体圧が掛かった場合の圧力にほぼ等しい。
表面シート2における0.5cN/cm2圧力下及び50cN/cm2圧力下の見掛け密度は、その坪量を、後述する0.5cN/cm2圧力下及び50cN/cm2圧力下の厚みでそれぞれ除すことで算出される。
表面シート2の厚みは、その具体的な用途にもよるが、0.5cN/cm2圧力下の厚みが、0.5〜5mm、特に1〜3mmであることが好ましく、50cN/cm2圧力下の厚みが、0.2〜3mm、特に0.5〜2mmであることが、嵩高性及び圧縮変形性の点から好ましい。
0.5cN/cm2圧力下及び50cN/cm2圧力下での厚みは、カトーテック株式会社製、KES−FB3圧縮試験機を用いて測定する。この試験機は、面積2cm2の円形の圧縮面を持つ加圧部を下降−上昇させることにより、布やフィルム状の試料に圧縮−回復荷重を与え、その圧縮及び回復過程の1サイクルの圧縮荷重−圧縮変形量のヒステリシス曲線を得、そこから、試料厚み、圧縮仕事量、回復性等を求めることができるものである。表面シートを、2.5cm×2.5cmの正方形に切り取り、これを試料として、圧縮試験機にセットする。そして、加圧速度0.02mm/秒で加圧部を下降させて、シートを0.5cN/cm2及び50cN/cm2の圧力が加わるまで加圧する。そのときの厚みを測定し、0.5cN/cm2圧力下及び50cN/cm2圧力下での厚みとする。
表面シート2は、前述した0.5cN/cm2圧力下の厚みT1及び50cN/cm2圧力下の厚みT2に関し、以下の式(1)で定義される圧縮率が30〜85%、特に40〜70%であることが、表面シートを備えた吸収性物品が着用者の体形や動きに対して追従し易くなり、また表面シート2の感触が向上する点から好ましい。
圧縮率(%)=(T1−T2)/T1×100 (1)
表面シート2に十分な圧縮変形性及び嵩高感を発現させる観点から、表面シート2の坪量は、20〜200g/m2、特に40〜150g/m2であることが好ましい。坪量は、表面シート2を50mm×50mm以上の大きさに裁断して測定片を採取し、この測定片の重量を最小表示1mgの電子天秤を用いて測定し、坪量に換算することで求める。
次に、本実施形態の表面シート2の一製造方法について説明する。この製造方法は、張り出し部33が形成されていないドーム状の隆起部30を有する表面シート2を形成した後、この表面シート2に厚み方向にプレス加工を施して、隆起部3に張り出し部33を形成するものである。
まず、上層繊維層21及び下層繊維層22をそれぞれ製造する。上層繊維層21は、例えば非熱収縮性融着繊維を含むウエブ又は不織布の形態とする。具体的には、非熱収縮性融着繊維及び必要に応じて潜在捲縮性繊維を原料としてカードウエブを形成し、このウエブをそのまま又はエアスルー方式で熱処理されたエアスルー不織布の形態で、上層繊維層21として用いる。一方、下層繊維層22としては、潜在捲縮性繊維を50重量%以上含むウエブを用いることが好ましい。
上層繊維層21と下層繊維層22とを積層してエンボス加工を行い、両繊維層が接合部23において部分的に一体化された不織布を得る。エンボス加工としては、所定温度に加熱された一対のロール装置や超音波エンボス装置を用いることができる。何れの装置を用いる場合にも、潜在捲縮性繊維を含む下層繊維層22の側からエンボス加工を行うことが好ましい。「下層繊維層22の側からエンボス加工を行う」とは、一対のロール装置を用いる場合には、彫刻ロールが下層繊維層22に当接するようにエンボス加工を行うことを意味し(従って、平滑ロールが上層繊維層21に当接する)、超音波エンボス装置を用いる場合には、ホーンが下層繊維層22に当接するようにエンボス加工を行うことを意味する。
下層繊維層22の側からエンボス加工を行うことで、下層繊維層22に含まれている潜在捲縮性繊維のうち、接合部23の周囲に位置するものが予備的に捲縮し、接合部23の周囲に寄り集まる。潜在捲縮性繊維の予備的な捲縮を効果的に行うために、エンボス加工の温度、つまり、下層繊維層22に当接するエンボス装置の温度は十分に高いものとする。具体的には潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度よりも5〜30℃、特に5〜20℃高い温度でエンボス加工することが好ましい。予備捲縮させることは、後述する下層繊維層22の熱収縮によって上向き凹部24を形成させる点からも重要である。
一方、上層繊維層21に当接するエンボス装置の温度はこのように高温にする必要はなく、接合部23の形成を補助する程度の温度で十分である。具体的には上層繊維層21に含まれる非熱収縮性融着繊維の融点又は該融点よりも10〜20℃程度高い温度であればよい。
次いで、得られた不織布を潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度以上の温度で熱処理する。熱処理には、例えば熱風の吹き付け(エアスルー加工)や赤外線の照射などが用いられる。熱処理によって下層繊維層22は、接合部23間において収縮する。しかし、上層繊維層21には全く又はほとんど収縮が起こらない。従って、下層繊維層22の収縮に見合う分だけ上層繊維層21が不織布の厚み方向に突出して、隆起部3が多数形成される。
また、上層繊維層21と下層繊維層22とをエンボス加工によって部分的に接合する場合に、下層繊維層22の側からエンボス加工を行うと、接合部23の周囲に位置するものが予備的に捲縮し、接合部23の周囲に寄り集まる。この状態下に、下層繊維層22が収縮すると、上向き凹部24が形成される。
下層繊維層22の収縮に際しては、その収縮の程度を制御して上向き凹部24を首尾良く形成させるために、不織布をピンテンター等の拘束手段に取り付けてもよい。下層繊維層22はその面内においてほぼ等方的に収縮することから、不織布を拘束手段に取り付ける場合には、その周囲全体を拘束手段に取り付けることが好ましい。不織布の収縮の程度は、面積収縮率で表して30〜80%、特に30〜60%であることが好ましい。面積収縮率は、収縮前の基準面積をS0とし、基準面積の収縮後の面積をS1とすると、以下の式(2)で表される。
面積収縮率(%)=(S0−S1)/S0×100 (2)
尚、上記においては、下層繊維層22の側からエンボス加工を行って、隆起部3及び上向き凹部24を備えた表面シート2を形成する方法について詳述したが、このような形態の表面シート2は、上層繊維層21の側からエンボス加工を行って形成することもできる。
前述のエンボス加工行程を経ることで、図4に示すように、張り出し部33が形成されていないドーム状の隆起部30を有する表面シート2が形成される。
次いで、この張り出し部33が形成されていない隆起部30を有する表面シート2を、図5に示すように、上下一対のフラットロールR1,R2間を挿通して厚み方向にプレス加工を行う。隆起部3(30)は、厚み方向にプレスされると、平面視形状が相似形状のまま平面方向に押し拡げられる。その結果、隆起部3は、接合基端部31よりも平面方向外方に延出し、その延出した部分から張り出し部33が形成される。
尚、プレス加工による押圧力が開放されると、通常、隆起部3は、高さが高くなると共に平面視形状の面積が小さくなるように復元するため、隆起部3(30)には、得ようとする張り出し部33の張り出し幅W1よりも大きく張り出すようにプレス加工を施す必要がある。
また、プレス加工後に張り出し部33が残存するように、プレス加工時の加熱温度は、上層繊維層21に含まれる非熱収縮性融着繊維よりも10〜20℃程度高い温度(例えば80〜90℃)とすることが好ましい。
表面シート2には、その素材の長尺方向に張力を付しながらプレス加工を行うため、プレス加工後、厚み方向に押圧された隆起部3においては、表面シート2の素材の長尺方向の収縮幅が、該素材の幅方向(長尺方向に直交する方向)の収縮幅よりも小さくなる。そのため、隆起部3の平面視形状は、図3に示すように、張り出し幅W1の大きい方向D1と張り出し幅W1の小さい方向D2とが直交する形状を有する略楕円形状となる。
その後、必要に応じてダンサーロールにより表面シート2に残留している張力を開放する。また、プレス加工後の表面シート2は、ロール状に巻回されて保管されるが、ロール状に巻回されると隆起部3が押し潰されるので、ロール状態から表面シート2を引き出した際に、隆起部3の高さが十分に確保されるように、熱風回復処理(エアスルー処理)を施して隆起部3の高さを極力回復させておくことが好ましい。
このように構成された本実施形態の表面シート2によれば、縦断面視において隆起部3における下層繊維層22との接合基端部31と頂部32との間には、平面視において接合部23を部分的に被覆するように平面方向に張り出した張り出し部33が形成されているため、該表面シート2を備えたパンティライナー1において、張り出し部33のない場合と比較して張り出し部33が形成されていることから、隆起部3同士の接触(緩衝)が早く起こる。このため、局所的に作用した外力は、隆起部3の緩衝が早く起こることから、その局所部のみに力が加わるよりも周囲に力を伝播させるため、ヨレや皺が発生し難い。また、上層繊維層21の隆起部3の上面の面積が大きいので、表面の滑らかさが高くなっている。
また、張り出し部33が、前述の製造方法のように、隆起部3を厚み方向にプレス加工することにより形成されていると、隆起部3の高さのバラツキが小さくなり、品質が安定する。
本実施形態のパンティライナー1によれば、張り出し部33における張り出し幅W1の大きい方向D1が、吸収性物品(パンティライナー)1の幅方向により大きくあるいは発生頻度が高く形成されているため、幅方向にヨレそうになると、幅方向に隣接する隆起部3,3において、対向する張り出し部33が干渉し合う。そのためヨレや皺が一層生じ難い。
以上の諸効果に加えて、本実施形態の表面シート2は、多数の隆起部3が形成されているので、極めて嵩高な構造を有し、また圧縮に対する変形性及び回復性が高いという効果も奏する。また、下層繊維層22が、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維を含んでいる場合には、少なくとも下層繊維層22は伸縮性を有する結果、下層繊維層22は、着用者の動きに対して自在に伸縮して該動きに追随できると共に、上層繊維層21の変形を起こさせ難いという効果も奏する。従って、表面シート2の風合いは極めて良好であり、これを備えたパンティライナー1は快適な装着感を呈する。
本発明の表面シート及び吸収性物品は、上記の実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、脇パッド、母乳パッド、軽失禁パッド等にも適用することができる。表面シートと裏面シートとの間には、液保持性の吸収体(図示せず)を介在配置させることができる。
表面シートは、3層以上の多層構造を有しているものでもよい。隆起部の平面視形状は、円形(つまり、張り出し幅に方向性ない形状)でもよい。
隆起部の張り出し部は、第1繊維層、第2繊維層等における物性、それらの接合方法、接合条件等を工夫して、第1繊維層と第2繊維層との接合時に(プレス加工を用いずに)形成することができる。また、隆起部の張り出し部は、表面シートの単体状態では形成せずに、表面シートを裏面シート等と接合してパンティライナー等の吸収性物品の状態にしてから、プレス加工や熱処理等を施すことにより形成することもできる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンティライナーを示す図で、(a)は斜視図、(b)は部分拡大縦断面図である。 図2は、図1に示すパンティライナーにおける表面シートを示す斜視図である。 図3は、図2に示す表面シートにおける隆起部を模式的に示す図で、(a)は表面シートの素材の長尺方向を横向きにして視た平面図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図4は、プレス加工が施される前の隆起部を示す図で、(a)は縦断面図〔図1(b)対応図〕、(b)は模式的平面図〔図3(a)対応図〕である。 図5は、図2に示す表面シートの製造方法を模式的に示す図である。
符号の説明
1 パンティライナー(吸収性物品)
2 表面シート
21 第1繊維層(上層繊維層)
22 第2繊維層(下層繊維層)
23 接合部
24 上向き凹部
3 隆起部
31 接合基端部
32 頂部
33 張り出し部
34 平面方向最外端部
35 外形曲線
4 裏面シート
D1 張り出し幅の大きい方向
D2 張り出し幅の小さい方向

Claims (6)

  1. 少なくとも第1繊維層と第2繊維層とが接合部により部分的に接合された積層構造を有する、吸収性物品用の表面シートであって、
    前記第1繊維層は、前記接合部以外の部位において、前記第2繊維層から該第1繊維層に向けて隆起した多数の隆起部を形成しており、
    縦断面視において前記隆起部における前記第2繊維層との接合基端部と頂部との間には、平面視において前記接合部を部分的に被覆するように平面方向に張り出した張り出し部が形成されている吸収性物品用の表面シート。
  2. 前記張り出し部の平面方向最外端部の高さと、前記頂部の高さとの差が0.05〜2mmである請求項1記載の吸収性物品用の表面シート。
  3. 縦断面視において、前記張り出し部における平面方向最外端部から前記頂部に至る外形曲線は、曲率0.025〜0.5mm-1である請求項1又は2に記載の吸収性物品用の表面シート。
  4. 少なくとも請求項1〜3の何れかに記載の表面シート、及び裏面シートからなる積層構造を有する吸収性物品。
  5. 前記張り出し部は、平面視において、その張り出し幅の大きい方向とその張り出し幅の小さい方向とが直交する形状を有しており、該張り出し部における該張り出し幅の大きい方向が、前記吸収性物品の幅方向を向いている請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記表面シートは、平面方向に伸縮性を有している請求項4又は5に記載の吸収性物品。
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