JP3058826U - 無端搬送装置における被加工物の脱荷装置 - Google Patents

無端搬送装置における被加工物の脱荷装置

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進 後藤
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有限会社後藤製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は無端搬送装置を利用しての塗装作
業において、被加工物を人力によらず脱荷させる。 【解決手段】無端搬送装置に上端部を固定され、回転部
材3を介する事によって回転自在に設けられた板状材2
に送りローラ4と、回転調整バー5とフック6を配した
連結具1と、舌部11を有する中間フック10と、搬送
側回転調整バー21と、ガイド20とシリンダー31,
32による脱荷機30を有することによる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は支持部材を利用して加工ラインを搬送し、静電気等を利用してする塗 装手段において、被加工物を支持部材ごと加工ラインより取外す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無端搬送装置を利用してスプリングのごとき被加工物を支持部材に支持させ塗 装処理を施す装置においては、無端搬送装置に固定されたフックに始端において 支持部材を懸吊し、加工後は終端において取外すといった作業は手動によって行 われていた。無端搬送装置より対象物を移送及び脱荷させる装置は、クリーニン グ関係の分野では既に知られているが、当該対象物が軽量であるのに対し、本考 案の対象物は支持部材を介する事から重量であること、また塗装関係ではその搬 送中、作業の必要性から対象物を回転自在に吊設しなければならない等、対象物 の特性が大きく違っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の加工装置においては上述のようにスプリング等を介した支持部材の取付 け及び取外しは手動のため常に移動している支持部材の取外しに失敗した場合、 再度加工ラインを巡回することとなりトラブルを招くおそれがあった。 また、手動による取外しの作業は通過するそれぞれの支持部材を対象としている ため、一つのまとまった作業に伴う複数の支持部材を全て取外すまで作業者は当 該作業にかかりきりになると言った点で非効率であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による上記課題の解決手段は、無端搬送装置にフックを介して吊り下げ 、加工ラインに沿って搬送しながら処理する塗装装置において、無端搬送装置に 上端部を固定され、回転部材を介することによって回転自在に設けられた板状材 に送りローラと回転調整バーとフックを配した連結具と、任意の位置に舌部を有 し、下端部に支持部材を懸吊し、上端部を連結具に懸吊される中間フックと、加 工ライン終端部上流に等間隔に設けられた複数の搬送側回転調整バー及びガイド と、終端部下流に設けられた2本のシリンダーによって搬送方向と垂直方向斜め 上方に押出部材を突出し、前記中間フックの舌部と嵌合して支持部材を搬送装置 より脱荷させる脱荷機をもって問題点を解決している。
【0005】
【考案の実施の形態】
無端搬送装置に吊り下げられた被加工物を支持する支持部材は、搬送に伴う連 結具の回転調整バーと搬送側回転調整バーとの作用により正方向に導きられる連 結具に中間フックを介して懸吊されている。ガイドの下面を連結具の送りローラ が転動することによって中間フックが受けていた搬送による細かい振動も回避さ れる。このような連結具の移動をリミットスイッチが感知することにより脱荷機 のシリンダーが駆動し、支持部材を懸吊している中間フックの舌部と嵌合するこ とにより被加工物へ振動を与える事無く中間フックごと無端搬送装置から脱荷さ せ、脱荷用スクリュコンベアへと着荷させる。
【0006】
【実施例】
以下に、添付図面を用いて一実施例を説明する。 本考案による被加工物の脱荷装置は加工ライン終端部分に立設された複数の無端 搬送側回転調整バー21と、ガイド20と、リミットスイッチ36、及び脱荷機 30、これに無端搬送装置に吊着され回転部材3を介した板状材2、当該板状材 に立設された送りローラ4、回転調整バー5、フック6よりなる連結具1と、当 該連結具のフック6に、被加工物aを支持する支持部材15を懸吊する任意の位 置に舌部11を有する中間フック10によって構成されている。
【0007】 任意のスピードで搬送されている無端搬送装置を利用しての塗装手段は第2図 に示すごとく塗装ブース22と乾燥炉23から形成される加工ラインに沿ってそ の上方に設けられたコンベアの駆動を利用して実施される。
【0008】 この時、被加工物aは支持部材15を介して無端搬送装置bに吊着されたフッ ク6に更に中間フック10を介して吊設されている。 支持部材15の形状は、被加工物の形状によって相違するがフックを介して無端 搬送装置に吊設可能であれば特に限定されるものではない。第4図は支持部材の 形状を表わしている。
【0009】 本考案において加工ラインに被加工物が搬入されるには、まず着荷用のスクリ ュコンベア51上に等間隔に中間フック10が懸吊される。当該中間フックには 被加工物aを支持した支持部材15が懸吊されている。次に前記スクリュコンベ アの駆動により着荷機50へと中間フック10は支持部材15ごと搬送される( 第3図参照)。
【0010】 この時、無端搬送装置と共に移動している連結具1の位置をリミットスイッチ が感知し、連結具のフック6に中間フック10が懸吊されるべくタイミングが計 られ、着荷機側シリンダが駆動する。よって着荷機50によって係止されていた 中間フック10は開放され連結具のフック6へと滑り落ち懸吊される。
【0011】 これによって、被加工物aは支持部材15及び中間フック10を介して加工ラ インを搬送される。第3図は無端搬送装置に沿って着荷用スクリュコンベア51 と着荷機50よりなる着荷装置を並行に複数設けることによって加工ラインへの 搬送を順次、大量に行う事ができるものを表わしている。これは図表していない が脱荷側においても同じ事がいえる。
【0012】 多数の被加工物aが挟着している支持部材15は、中間フック10を介して連 結具1のフック6に懸吊されている。このとき、連結具1は上端を無端搬送装置 に水平方向の回転を自在に吊着されている。これによって加工ライン間での36 0度方向からの塗装が可能となり、むらのない塗装を施すことができる。
【0013】 第2図のごとき加工ラインを通過し、加工済みとなった被加工物aはライン終 端部上流において複数本が立設された搬送側回転調整バー21と連結具側回転調 整バー5との接触により回転部材3を利用して回動し正位置Eを得る事ができる (第6図参照)。これは連結具1の回転調整バー5の長さを板状材2の半分とし て板状材2の中心に立設することにより板状材2は回転調整バー5の立設面と反 対面7を除き、立設点を中心としてそれぞれに直角に同じ長さの突出部を有する 事になる。
【0014】 これによって当該板状材2と回転調整バー5よりなる突出部に接触すべく設け られた搬送側回転調整バー21の存在により無端搬送装置bの移送力が接触時に 互いの回転調整バー5,21に伝わり、連結具側が受ける力によって連結具1に 設けられた回転部材3が回動するのである。
【0015】 これは仮に搬送速度が著しく遅い場合、または著しく速い場合などは両方の回 転調整バー5,21の接触面を調整することによって任意の回動を得る事が出来 るものである。この時、連結具1の回転調整バー立設面の反対面7が搬送側回転 調整バー21に沿って搬送されるのが被加工物脱荷のための連結具1の正位置E である(第6図参照)。
【0016】 無端搬送装置の搬送中は、作業によってたとえ連結具1が正位置Eになくても 、上記のように搬送側回転調整バー21と連結具側回転調整バー5との接触によ って連結具1は任意の回動を得、最終的には正位置Eを得ることとなる。 どの位置からでも正位置Eを得るには、無端搬送装置側の回転調整バー21は最 低3本必要である。第6図によって当該回動の動きを時間を追って説明する。
【0017】 第6図は、搬送に伴う連結具側の回動を表わしたものである。Aは、正位置E に対し最も回動距離を必要とする位置である。ガイド20に向かって連結具1が 搬送されることによって最初の搬送側回転調整バー21と連結具側回転調整バー 5が接触し、当該接触による作用が回転部材3に伝わる事になる。 これによって、連結具1はB、Cのごとくその位置を回動させる。それぞれの連 結具に付されている矢印は回動の方向を表わしている。
【0018】 Dに至るまでに回転調整バー5、21は2度接触している、Dの位置より更に 3回目の回転調整バー5、21同士の接触が連結具1を正位置Eへと導く事にな る。Fは、3回目の接触によっても理想の回動が得られなかった場合を表わして いる。たとえこの様な場合となっても、搬送側回転調整バー21の後方などにバ イブレータ等を設ける事によって十分な回動を現出させることができる。
【0019】 また、加工ライン終端部中流には左右段違いのガイド20が設けられている。 これによっても連結具1はその方向を調整される。これはガイド20aを20b より100ミリほど長く設ける事によってFのごとく十分な回動が得られなかっ た場合でも突出しているガイドの先端箇所が連結具1の回動を補助し、正位置E に連結具1を導くのである。
【0020】 この時、連結具1の回動は潤滑である必要はない。そのために回転部材3には 回転を補うためのものは一切設けられていない。第1図を見ても解るように板状 材2は回転部材3に2本のバーをもって溶接されているだけであり、また、回転 部材3は中心にあけられた穴に無端搬送装置に吊設されたフック下端部分が適宜 な隙間をもって貫入され、その貫入されたフック下端部分の先端が回転部材3に あけられた穴の表面積より広げられる事によって回転部材3の離脱を防ぐと共に 回転可能に吊設されているに過ぎない。
【0021】 次にガイド20によって送りローラ4が転動し、懸吊している中間フック10 などがもたらすの揺動を吸収することによって、一つの物体のように搬送されて いく脱荷対象物は、加工ライン終端部下流部分に設けられたリミットスイッチ3 6によって任意の位置が判別され、これによって脱荷機30に設けられた2本の シリンダー31,32の水平と上下の同時駆動によって押出部材34をその突出 始点より斜め上方に移動させる。
【0022】 これによって、押出部材34の突出軌道上に送りローラ4によって揺動なく搬 送されてきた中間フック10の舌部11は脱荷機30の押出部材34に下から押 し上げられる事によって嵌合を確実なものとする。 前記シリンダー31、32による更なる突出駆動は中間フック10の舌部11を 嵌合したまま、それまで懸吊されていた連結具1から中間フック10を脱荷させ 、斜め上方に押し上げる事になる。
【0023】 この押し上げは、第7図に表わしたように押出部材34の突出終点位置上段に 交わるよう設けられた脱荷用スクリュコンベア35の先端部分に中間フック10 の上端フック10aを係合させることになる。
【0024】 その後押出部材34は、突出終点位置を頂点としてシリンダー31、32の復 路駆動により軌道をそのまま戻る事になるため中間フック10の舌部11と押出 部材34との嵌合は解かれ中間フック10は前記脱荷用スクリュコンベア35に 載荷され、その駆動によって任意のストック位置まで支持部材15ごと被加工物 aを回収することができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上述の構成によって、塗装作業に不可欠な回転自在に無端搬送装置に 懸吊されるという特色はそのままに、支持部材に挟着しているにすぎない被加工 物を落下させることなく加工ラインより自動的に脱荷させることが出来ると共に 従来の人力による作業を廃して作業の効率化を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結具及び脱荷機の正面図である。
【図2】本考案における塗装加工ラインの平面図であ
る。
【図3】本考案における被加工物の着荷の状態を表わす
斜視図である。
【図4】本考案の支持部材及び中間フックの斜視図であ
る。
【図5】本考案の脱荷装置の配置を表わす平面図であ
る。
【図6】本考案の連結具の回動の様子を表わす平面図で
ある。
【図7】本考案の脱荷の様子を表わす正面図である。
【符号の説明】 a 被加工物 b 搬送装置 1 連結具 2 板状材 3 回転部材 4 送りローラ 5 回転調整バー 6 フック 7 反対面 10 中間フック 11 舌部 15 支持部材 20 ガイド 21 搬送側回転調整バー 22 塗装ブース 23 乾燥炉 30 脱荷機 31 シリンダー 32 シリンダー 34 押出部材 35 脱荷用スクリュコンベア 36 脱荷用リミットスイッチ 50 着荷機 51 着荷用スクリュコンベア 52 着荷用リミットスイッチ E 連結具の正位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物が支持部材を介して無端搬送装置
    に吊着され、加工ラインに沿って搬送しながら加工処理
    を施す塗装装置において、無端搬送装置にその上端部を
    回転部材を介して吊設された板状材に、送りローラと回
    転調整バーとフックを配した連結具と、任意の位置に舌
    部を有し下端部に支持部材を懸吊し、上端部を連結具に
    懸吊される中間フックと、加工ライン終端部上流に等間
    隔に設けられた複数の搬送側回転調整バー及びガイド
    と、加工ライン終端部下流に設けらシリンダーと押出部
    材からなる脱荷機を有することを特徴とする無端搬送装
    置における被加工物の脱荷装置。
JP1998009690U 1998-10-30 1998-10-30 無端搬送装置における被加工物の脱荷装置 Expired - Lifetime JP3058826U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021511209A (ja) * 2018-01-12 2021-05-06 太倉▲カ▼蘭平汽車零部件有限公司 バネ表面の植毛加工装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021511209A (ja) * 2018-01-12 2021-05-06 太倉▲カ▼蘭平汽車零部件有限公司 バネ表面の植毛加工装置
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