JP2944388B2 - 直立搬送コンベア - Google Patents

直立搬送コンベア

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JP2944388B2
JP2944388B2 JP5281588A JP28158893A JP2944388B2 JP 2944388 B2 JP2944388 B2 JP 2944388B2 JP 5281588 A JP5281588 A JP 5281588A JP 28158893 A JP28158893 A JP 28158893A JP 2944388 B2 JP2944388 B2 JP 2944388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパチンコの基板
等の板状のワ−クを直立させて搬送し、ワ−クの表面及
び裏面の検査を容易にするとともにワ−クの通電試験も
容易に行えるようにした直立搬送コンベアに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、さまざまな製品はその製造工程の
うちに何度も検査を受ける。パチンコ機等の遊技台も例
外でなく、釘打ち状態、あるいは部品取付状態の検査が
製造工程上で何度も行われる。そのうち、最終的な検査
になると基板の表裏に多数の部品が取り付けられている
ために、コンベアライン上を移動させて検査を行う場
合、基板を直立させてコンベアライン上を移動する方法
が用いられている。この検査に使用されるコンベアライ
ンは各種開発されているが、図11に示すコンベア10
0が一般的である。このコンベア100はコンベア10
0の外周を一周するレ−ル101を有しており、このレ
−ル101には多数のパレット102がレ−ル101に
沿って移動可能に嵌入されている。このパレット102
には治具103が取り付けられており、ワ−クとなる遊
技台等の基板を直立に保持するように構成されている。
また、レ−ル101全長に渡ってケ−ブルが配されてお
り、このケ−ブルはレ−ル101上の各ステ−ションに
設けられたコンセント104に接続されて、検査時にワ
−クから延びる電源コ−ドを作業者が接続して通電試験
を行えるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコンベア1
00では作業者により、コンベア100の一端からワ−
クが搬入されると、搬入されたワ−クはパレット102
上の治具103に移載され、パレット102とともにレ
−ル101上を移動する。そして、検査を行う作業者が
待機するステ−ションにパレット102が到達すると、
パレット102側とレ−ル101側に設けられたストッ
パによりパレット102及びワ−クは作業者の前で停止
する。停止した後作業者によってレバ−が操作されると
治具103は回転自在となり、ワ−クの表裏をくまなく
検査することが可能となる。検査終了後、治具103は
再び固定されるとともにワ−クは次のステ−ションへと
移動し、コンベア100上での全ての検査終了後、ワ−
クはコンベア100他端から取り出され次の工程へ移さ
れる。このとき、ワ−クが搬出されて空となったパレッ
トはレ−ルに沿って移動を続け、ワ−ク搬入側へ復帰す
る。また、このコンベアにおいて通電試験が必要なステ
−ションについては、作業者がワ−クのコ−ドをステ−
ションごとに取り付けられたコンセント104に接続す
ることによって通電状態を確認することが可能である。
ところが、このコンベア100においてはワ−クの下辺
のみを支持して搬送するように構成されているためワ−
クが不安定に支持され、時にはワ−クが治具から脱落し
てしまい検査が遅れてしまう等の問題が生じている。し
かも、各ステ−ション位置での検査においては治具10
3が回転自在となるためにさらにワ−クが不安定とな
り、検査時には作業者が片手でワ−クの上辺を支え、も
う一方の手で作業を行わなければならず、非常に検査が
行いにくくなる等の問題が生じている。また、各ステ−
ション毎に通電試験用のコンセント104が配置されて
いるため、作業者がステ−ション毎にワ−クの電源コ−
ドの抜き差しを行わなくてはならず、通電試験を何回も
要求される検査においては大きな作業ロスにつながるば
かりか、電源コ−ドを抜き忘れていてそのままパレット
102が移動してしまい、電源コ−ドを破断してしまう
等の問題が生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し、板状のワ−クを直立させて安定に搬送するととも
に、ワ−クの通電試験も容易に行える直立搬送コンベア
を提供することを目的とする。この目的を達成するため
に、本体テ−ブル上にロ−ラレ−ルを本体テ−ブルの全
長に渡って敷設し、このロ−ラレ−ル垂直上方に、第一
コンベアフレ−ムをロ−ラレ−ルと平行かつ一定の間隔
を有するように設置するとともに、この第一コンベアフ
レ−ムに、第一コンベアフレ−ムの全長に渡って延び、
常時電気が通電される電力供給レ−ルを取り付ける。さ
らにこの第一コンベアフレ−ムに、複数のストッパ装置
と、第一コンベアフレ−ムに沿って移動自在な複数のパ
レット装置とを配置し、これらのストッパ装置の下方に
位置する前記ロ−ラレ−ル下面に旋回テ−ブルを取り付
ける。この旋回テ−ブルを本体テ−ブルに取り付けられ
た固定テ−ブルに旋回可能に連結するとともに、前記パ
レット装置にはストッパ装置取り付け位置で旋回自在と
なる治具を取り付け、この治具に回動自在な押圧板と、
前記電力供給レ−ルに当接する端子およびこの端子に連
結される電源部とを取り付ける。一方、前記第一コンベ
アフレ−ムの並列位置に第二コンベアフレ−ムを配置
し、この第二コンベアフレ−ムと第一コンベアフレ−ム
のそれぞれの端部を連結するパレット移載装置を第一コ
ンベアフレ−ム及び第二コンベアフレ−ムの両端位置に
連接するとともに、このパレット移載装置の一方の端面
にワ−クを外部へ所定方向に回転させて搬出する搬出部
を取り付けるように構成されている。
【0005】
【作用】ロ−ラレ−ルにワ−クが載置されると同時に、
ワ−クは上辺部を治具に、また下辺部をロ−ラレ−ルに
それぞれ支持されて、パレット装置の移動にともなって
治具の押圧板に押されつつロ−ラレ−ル上を移動する。
治具にワ−クを取り込む時点において、押圧板は回動し
てワ−クの移動路上からそれているため、ワ−クは治具
下方に侵入可能である。その後、パレット装置がストッ
パ装置により停止させられると、治具はストッパ装置に
設けられたシリンダの作動によりその下方部を旋回自在
に切り替えられる。一方で、ストッパ装置取り付け位置
下方のロ−ラレ−ルは旋回可能であるため、ワ−クは上
下支持部で旋回自在となり作業者はワ−クを回転させ
て、ワ−クの表裏をくまなく検査することが可能とな
る。このようなストッパ装置取り付け位置においては部
品確認の検査のほかに通電試験も行われるが、治具に電
源部が取り付けられている関係上、コンベアフレ−ム上
流端においてワ−クの電源ケ−ブルを接続しておけば、
常時ワ−クには電力供給レ−ルから電気が供給され、い
つでも通電試験を行える状態を得ることができる。その
後、各検査が終了してパレット装置がコンベアフレ−ム
下流端に送られるとパレット装置は、治具及びワ−クと
ともにパレット移載装置内に取り込まれる。パレット装
置がパレット移載装置内に取り込まれると、治具の押圧
板が開かれるとともに、ワ−クは搬出部に移載され次工
程に搬出される。また、パレット装置はパレット移載装
置により第二コンベアフレ−ムに移載され、上流部に搬
送されるとともに、上流部でさらにパレット移載装置に
より第一コンベアフレ−ムに移載され次のワ−クを支持
搬送する。この直立搬送コンベアにおいては、パレット
装置は複数設置されているため、次々にワ−クを搬送す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づき本発明の一実施例を説明す
る。図1乃至図3において1は直立搬送コンベアであ
り、パレット等を移動させるコンベア部2、ワ−クを支
持するガイドレ−ル部3及びワ−クを次工程に搬出する
搬出部4から構成されている。前記コンベア部2は、本
体テ−ブル5より延びるT字様の本体フレ−ム5aに並
列に設置された同一形状の第一及び第二コンベアフレ−
ム6,7を有しており、この二本のコンベアフレ−ムは
それぞれパレット移送フレ−ム8とその上面に位置する
ストッパ設置フレ−ム9とから構成されている。前記パ
レット移送フレ−ム8にはそのほぼ全長に渡って延びる
無端チェ−ン10が循環移動するように配置されてお
り、この無端チェ−ン10の内向する面には幅広の板材
より成るアタッチメント10aが取り付けられている。
また、このパレット移送フレ−ム8の内向面にはその全
長に渡って電力供給用レ−ル11が敷設されており、こ
こには常時電気が通電されている。さらに、このパレッ
ト移送フレ−ム8にはその全長に渡ってガイド溝8aが
形成されており、後記するパレット装置23の移動路と
なるように構成されている。しかも、このガイド溝には
パレット装置との接触によってガイド溝底部が磨耗しな
いよう、磨耗防止部材がその全長に渡って敷設されてい
る。
【0007】また前記ストッパ設置フレ−ム9は前述の
ようにパレット移送フレ−ム8の上面に設置されてお
り、その断面形状はパレット移送フレ−ム8を反転させ
た形状と同一であり、当然の如くガイド溝9aも反転し
ている。このストッパ設置フレ−ム9には作業者が位置
してワ−クの検査を行うステ−ション毎にストッパ装置
12が取り付けられており、このストッパ装置12は図
6に示すように後記するパレットテ−ブル23a上面の
前後に設けられた二つのカムフォロア23d,23eを
それぞれ抑制する前部ストッパ13と後部ストッパ14
とから構成されている。前記前部ストッパ13はストッ
パテ−ブル12aに固定された支持ア−ム13aに回転
自在に取り付けられたシリンダ13bを有しており、こ
のシリンダ13bのシリンダロッド先端には、シリンダ
13bの作動によりパレットテ−ブル23aの前部カム
フォロア23dを押圧するストッパブロック13cが固
定されている。このストッパブロック13cには前記支
持ア−ム13aに回転自在に取り付けられたリンク13
dが連結されて、シリンダ13bの作動により移動する
ストッパブロック13cの動作とともに支持ア−ム13
a側、ストッパブロック13c側のそれぞれの取り付け
部で回動するように構成されている。また、前記後部ス
トッパ14はストッパテ−ブル12aに固定された固定
リンク14aを有しており、この固定リンク14aには
第一リンク14b及び第二リンク14cがそれぞれ回動
自在に取り付けられている。この第一リンク14bには
長穴が形成されており、ここに第二リンク14cが回動
自在かつ長穴に沿って移動自在に連結されるとともに、
第一リンク14b先端には第一リンク14bの延びる方
向と同一方向に軸線を有するダンパ14dが固定されて
いる。また前記固定リンク14aの後部には取付板を介
してシリンダ14eが固定されており、このシリンダ1
4eにより前記第一リンク14b及び第二リンク14c
が動作し、ダンパ14dが回動するように構成されてい
る。さらに、前記前部ストッパ13と後部ストッパ14
の間にはシリンダ15がシリンダロッドを下方に垂下す
るように取り付けられており、そのシリンダロッド先端
は後記する治具24のスライドシャフト35上端に当接
するよう構成されている。しかも、このシリンダ15の
後部ストッパ14側隣接位置には、パレット通過センサ
14gが取り付けられており、このパレット通過センサ
14gの信号により、後部ストッパ14のシリンダ14
eが作動するように構成されている。
【0008】また、前記第一、第二コンベアフレ−ム
6,7の両端には並列に置かれた第一コンベア6と第二
コンベアフレ−ム7相互に後記するパレット装置23を
移載するパレット移載装置16が連接されている。この
パレット移載装置16は図8に示すように、各コンベア
フレ−ムの上面に取り付けられたL型鋼に固定されるフ
レ−ム16aを有しており、このフレ−ム16aにおけ
る長辺部にはその全長に渡ってリニアガイド16bが取
り付けられるとともに、短辺部の中間位置には長辺部と
平行して、スライド台とシリンダ機構より成るロッドレ
スシリンダ16cが取り付けられている。これらリニア
ガイド16b及びロッドレスシリンダ16cのスライド
台のそれぞれの下面にはパレット収納フレ−ム17が取
り付けられている。このパレット収納フレ−ム17はコ
ンベアフレ−ムと同幅を有し、その端面側にはダンパ1
8とパレット到達センサ17aとが取り付けられてお
り、またコンベアフレ−ム側にはシリンダ19aと屈曲
リンク19bより成るストッパ19とパレット取り込み
センサ17bとが取り付けられている。さらにパレット
収納フレ−ム17の端面側上面にはモ−タ20が固定さ
れており、このモ−タ20はパレット収納フレ−ム17
内に設けられたプ−リ21に連結されている。このプ−
リ21は同形状のものがコンベアフレ−ム側にも回転自
在に設置されており、この二つのプ−リ21には無端ベ
ルト22が巻回される。
【0009】前記パレット移送フレ−ム8とストッパ設
置フレ−ム9との連結部には図4及び図5に示すパレッ
ト装置23が位置しており、このパレット装置23は治
具等を取り付けるパレットテ−ブル23aを有してい
る。このパレットテ−ブル23aの下面四隅には下面ロ
−ラ23bが回転自在に取り付けられており、この下面
ロ−ラ23bは前記パレット移送フレ−ム8の全長に渡
って形成されたガイド溝8aに接地している。また、パ
レットテ−ブル23a上面の四隅にも上面ロ−ラ23c
が回転自在に取り付けられており、この上面ロ−ラ23
cはストッパ設置フレ−ム9のガイド溝9aに当接して
いる。さらに、パレットテ−ブル23a上面の前部と後
部には前部カムフォロア23dと後部カムフォロア23
eとがそれぞれ取り付けられており、これらのカムフォ
ロア23d,23eはパレットテ−ブル23aの長手方
向中心線を挟んで互い違いとなるように取り付けられて
いる。また、パレットテ−ブル23aの前記無端チェ−
ンと平行する二つの辺にはそれぞれ樹脂性の摩擦板23
fが取り付けられており、一方の摩擦板23fはばねに
よりパレットテ−ブル23a外方向へ常時付勢されてい
る。この摩擦板23fは無端チェ−ン10のアタッチメ
ント10aに当接しており、無端チェ−ン10が駆動す
るとそれとの摩擦抵抗によってパレット装置23をパレ
ット移送フレ−ム8及びストッパ設置フレ−ム9のそれ
ぞれのガイド溝8a,9aに沿って移動させるように構
成されている。
【0010】前記パレット装置23のパレットテ−ブル
23a下面には治具24が取り付けられており、ワ−ク
の上端を案内するように構成されている。この治具24
はパレットテ−ブル23a下面に固定される基台25を
有しており、この基台25の下方には、下面全長に渡っ
て角溝状の案内溝26aの形成されたワ−ク案内具26
が軸受を介して回転自在に取り付けられている。このワ
−ク案内具26の両端には下方に垂下してブロック27
が固定されており、このブロック27に挿通する回転自
在な軸28の外方へ向く一端には台形状の押圧板29が
取り付けられている。また軸28の他端にはそれぞれア
−ム30が固定されており、このア−ム30の先端には
カムフォロア31が取り付けられて、ワ−ク搬入時と搬
出時、即ち前記パレット移載装置16内にパレット装置
23が位置している場合には、このカムフォロア31が
押し上げられるように構成されている。さらに前記基台
25には前面部に通電端子32が二個取り付けられてお
り、この通電端子32先端は前記パレット移送フレ−ム
8の電力供給レ−ル11に接している。その上この基台
25には電源部33が設置されており、通電端子32よ
り延びるケ−ブルはこの電源部33に接続されている。
【0011】また、前記治具24におけるワ−ク案内具
26にはその中間位置に形成される貫通穴にブッシュ3
4が挿通されており、このブッシュ34は一端が前記パ
レットテ−ブル23aの上方に突出し、上下移動が自在
であるスライドシャフト35の他端に固定されている。
このスライドシャフト35のパレットテ−ブル23a下
面側の外周にはスライドシャフト35の軸線に対して直
角をなす方向に延びる直角リンク35aが取り付けられ
ており、この直角リンク35aは先端部が下方へ直角に
屈曲する形状を成している。この直角リンク35aの先
端には台形状の伝達板35bが回動自在に取り付けられ
ている。また、この伝達板35bは前記基台25に空け
られた角穴25a部より、先端を外部へ突出させるとと
もに、角穴25a内で回転自在に支持される。さらに、
この伝達板35bの突出先端部には伝達板35bに対し
て直角に取り付けられたブラケット35cを介して円柱
状のストッパ35dが取り付けられており、このストッ
パ35dは常時前記ワ−ク案内具26の上面に固定され
た溝付きブロック36の断面がU字様のU字溝36aに
嵌合している。このように構成されたコンベア部2にお
けるパレット装置23及び治具24は一台の直立搬送コ
ンベア1に複数台設置されて、第一コンベアフレ−ム6
と第二コンベアフレ−ム7及びパレット移載装置16と
を循環移動するように構成されている。
【0012】上記コンベア部2の第一コンベアフレ−ム
6下方位置の本体テ−ブル5上面には前記ガイドレ−ル
部3が位置しており、コンベア部2の治具24によって
上端を支持されるワ−クの下端を載置、移送するように
構成されている。このガイドレ−ル部3は直立搬送コン
ベア1の上流端から下流端、すなわち前記二台のパレッ
ト移載装置16の端面から端面の長さのレ−ル台37を
本体テ−ブル5上に有しており、このレ−ル台37上に
は、ワ−クの横方向長さと同等もしくはそれ以上の長さ
を有するロ−ラレ−ル38がレ−ル台37全長に渡って
複数敷設されている。このロ−ラレ−ル38は側板38
a間に複数のロ−ラ軸38bを固定し、このロ−ラ軸3
8bそれぞれにロ−ラ38cを回転自在に嵌入したもの
であり、このロ−ラレ−ル38の側板38a上にはワ−
クがロ−ラ38c上から万一それた場合にワ−クの脱落
を防止するための角棒状の脱落防止部材39がロ−ラレ
−ル38全長に渡って敷設されている。また、各ステ−
ションには、図7に示すようにロ−ラレ−ル38とレ−
ル台37との間に旋回ユニット40が設けられている。
この旋回ユニット40はレ−ル台37上に固定される固
定テ−ブル40aと、この固定テ−ブル40aの上方に
軸受を介して回転自在に取り付けられるとともにロ−ラ
レ−ル38下面に連結される旋回テ−ブル40bとで構
成され、旋回テ−ブル40bの円周付近には旋回テ−ブ
ル40bの直径に対して線対称である二つの貫通穴40
cが穿設されている。この貫通穴40cの一方には前記
固定テ−ブル40aに固定されたシリンダ40dのシリ
ンダロッドが常時挿通しており、ステ−ションにワ−ク
が到着したときのみシリンダロッドが貫通穴40c内よ
り抜出し、旋回ユニット40が回転できるように構成さ
れている。また、前記レ−ル台37の上流端及び下流端
にそれぞれ位置するロ−ラレ−ル38の側板には図9に
示すようにモ−タ41が取り付けられており、このモ−
タ41のモ−タ軸(図示せず)及び各ロ−ラ軸38bに
はプ−リ(図示せず)が取り付けられるとともに、これ
らのプ−リには無端チェ−ン42が巻回されて、ロ−ラ
38cはモ−タ駆動により自己回転する構成となってい
る。
【0013】また、前記ガイドレ−ル部3の下流端には
搬出部4が位置しており、この搬出部4は、前記コンベ
ア部2のワ−ク案内具26の移動路延長上に位置する上
部回転部4aと、前記ガイドレ−ル部3の延長上に位置
する下部回転部4bとから構成されている。この内、上
部回転部4aはワ−ク案内具26と同様の形状を成して
おり、その上部には反転装置が連結されて、上部回転部
4aを回転可能に構成している。また、下部回転部4b
はガイドレ−ル上流端及び下流端のロ−ラレ−ル38と
同様の形状であり、ロ−ラは自己回転が可能であるとと
もに、この下部回転部4bの下面には上部回転部4a同
様、下部回転部4bを回転させる反転装置が連結されて
いる。
【0014】次に実施例の作用を説明する。上記構成の
直立搬送コンベア1は遊技台等の生産組立てラインに連
結されるものであり、前工程で直立に起こされたワ−ク
を取り込み、移送、排出する装置である。この直立搬送
コンベア1の上流にワ−クが移送されてくると、ガイド
レ−ル部3上流端のロ−ラレ−ル38におけるロ−ラ3
8cがモ−タ41の駆動にともなって回転し、ワ−クを
直立搬送コンベア1内に取り込むとともに、ワ−ク下辺
はロ−ラレ−ル38のロ−ラ38c上に載置される。こ
のとき、コンベア部2の押圧板29はコンベア部2前面
側に回動しているため、ワ−クの上辺はワ−ク案内具2
6の案内溝26a内に進入するとともに、これを受けて
押圧板29が回動し、ワ−ク案内具26の両端を閉鎖す
る。ワ−ク取り込み終了後、治具24の電源部33にワ
−クの電源ケ−ブルを接続すれば、パレット移送フレ−
ム8の電力供給レ−ル11には常時電気が通電されてい
るため、ワ−クには通電端子32から電源部33を介し
て搬送中常に電力が供給されることとなる。その後、コ
ンベア部2における無端チェ−ン10が駆動されると、
無端チェ−ン10と無端チェ−ン10のアタッチメント
10aに当接するパレット装置23の摩擦板23fとの
間に摩擦力が生じ、その摩擦力によりパレット装置23
が移動する。このときワ−クには、その端面に治具24
の押圧板29が当接し、よってワークは押圧板29によ
り押圧されつつロ−ラレ−ル38上を移動する。このよ
うに、ワ−クの上辺側を押圧搬送するようにしているた
め、搬送装置を簡略化でき、効率の良い搬送を行うこと
ができる。
【0015】パレット装置23がステ−ション位置に到
着すると、図10に示すようにまず、ストッパ設置フレ
−ム9のストッパ装置12における後部ストッパ14の
ダンパ14dがパレット装置23の後部カムフォロア2
3eの移動路上に位置しているため、そこに移動してく
るパレット装置23の後部カムフォロア23eが当接す
る。それと同時に前部ストッパ13のシリンダ13bが
作動し、ストッパブロック13cをパレット装置23の
前部カムフォロア23dの移動路上に降下させ、前部カ
ムフォロア23dを押圧固定する。このとき、前部カム
フォロア23dは前部ストッパ13より前方に位置して
いるため、ストッパブロック13cは前部カムフォロア
23dを後方から押圧する状態となる。また、ダンパ1
4dはパレット装置23到着前に後部カムフォロア23
eの移動路上に降下して後部カムフォロア23eを前方
より押圧している。この二つのストッパ13,14の作
用によりパレット装置23は前進後退双方を抑制され、
その場で停止する。
【0016】パレット装置23がステ−ションに停止す
ると、図10に示すようにステ−ション毎にストッパテ
−ブル12a上に設けられたシリンダ15が作動し、こ
れによってスライドシャフト35がパレット装置23に
対して下方へ移動する。これにより、直角リンク35a
は治具24の基台25の取り付け部及びスライドシャフ
ト35の連結部をそれぞれ支点として回動し、その先端
のストッパ35bを溝付きブロック36から離脱させる
よう動作する一方で、ロ−ラレ−ル38下方の旋回ユニ
ット40におけるシリンダ40dのシリンダロッドが旋
回テ−ブル40bの貫通穴40cから抜出する。このこ
とでワ−ク案内具26及び旋回テ−ブル40bは回転自
在となるとともに、スライドシャフト35の下降にとも
なって、スライドシャフト35先端のブッシュ34はワ
−ク上辺に当接しワ−クを押圧しているため、ワ−クを
回転させてもワ−クが不安定となることはなく、作業者
はワ−クの表裏をくまなく検査することができる。その
上ワ−ク取り込み時に治具24の電源部33にワ−クの
電源ケ−ブルを接続しているため、ステ−ション毎に電
源ケ−ブルを接続せずとも通電検査を容易に行うことが
できる。ワ−クの検査が終了して後、作業者によりロッ
ク解除スイッチ(図示せず)が押されると、前部ストッ
パ13のシリンダ13bが作動し、ズトッパブロック1
3を回動させて前部カムフォロア23dの移動路を開放
するとともに、後部ストッパ14のシリンダ14eが作
動し、ダンパ14dは引張りばね14fのばね力に逆ら
って、後部カムフォロア23eの移動路上から回動離脱
する。このことによりパレット装置23は移動可能とな
り無端チェ−ン10により、次のステ−ションに移動さ
せられる。パレット装置23がパレット通過センサ14
gの下面から外れると、後部ストッパ14のシリンダ1
4dからエアが排出され、ダンパ14dは引張りばね1
4fのばね力により、再び後部カムフォロア23eの移
動路上に回動復帰する。
【0017】その後、各ステ−ションで検査を受けたワ
−クがパレット装置23の移動にともなってコンベア部
2下流端に到達すると、パレット装置23の摩擦板23
fは徐々に無端チェ−ン10から離脱し、代わってパレ
ット移載装置16の無端ベルト22に当接するととも
に、無端ベルト22がモ−タ20により駆動されるにと
もなって、パレット移載装置16のパレット収納フレ−
ム17内に取り込まれる。パレット装置23収納完了
後、押圧板29は直立搬送コンベア1前面側に回動し、
直後にロ−ラレ−ル38のロ−ラ38cが自己回転し、
ワ−クは連接する搬出部4に移載される。このとき、搬
出部4の下方回転部4bのロ−ラも自己回転するため、
搬出部4へのワ−クの移載は非常に円滑に行われる。搬
出部4に移載されたワ−クはその上辺を上方回転部4a
に、また下辺を下方回転部4bにそれぞれ支持されて、
反転ユニットにより一定方向に回転させられた後、再度
下方回転部4bのロ−ラが回転することによって次工程
に搬出される。
【0018】一方、ワ−クを搬出部4に移載した後のパ
レット装置23は、ロッドレスシリンダ16cの作動に
ともなって、パレット収納フレ−ム17共第二コンベア
フレ−ム7の端部に移動するとともに、パレット収納フ
レ−ム17にパレット装置23を取り込む際とは逆回転
に無端ベルト22が駆動され、パレット装置23は第二
コンベアフレ−ム7に移載される。そして、第一コンベ
アフレ−ム6同様無端ベルトにより上流側のパレット移
載装置16へと搬送されるとともに、パレット移載装置
16により第一コンベアフレ−ム6上流端面に移動させ
られ、ここで次のワ−クを取り込み、前述の動作を繰り
返しワ−クの直立搬送を行う。
【0019】尚、本実施例ではパレット装置搬送の手段
として、無端チェ−ンを例に揚げたが必ずしもこの限り
ではなく、ベルトコンベア、またその他周知のコンベア
装置であっても同様の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明の直立搬送コンベアでは、ワーク
の上辺を治具で、また下辺をローラレールでそれぞれ案
内するため、ワークが移送路から脱落するような不具合
を解消し、ワークを直立させた状態で安定して搬送する
ことができるとともに、ワークを治具により固定せずと
も搬送することができる。また、治具に配置したブッシ
ュによりワークを停止位置において保持し、その状態で
治具とローラレールとがそれぞれ回転可能になるため、
ワークの表裏検査が非常に行い易くなり、確実かつ綿密
な検査が可能になる。さらに、パレット装置に電力供給
レールから電力の供給を受ける電源部を設けているた
め、検査時にワークの電源ケーブルを抜き差しせずとも
ワークを搬送でき、通電検査を迅速化できるとともに、
電源ケーブルの抜き忘れによる破損も防止することがで
きる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正面図である。
【図2】 本発明の平面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 図3のB部拡大図である。
【図5】 本発明の直立搬送コンベアにおけるパレット
装置、治具及びロ−ラレ−ルの拡大要部切欠正面図であ
る。
【図6】 本発明の直立搬送コンベアにおけるストッパ
装置の拡大要部切欠正面図である。
【図7】 ステ−ション位置におけるロ−ラレ−ルの要
部切欠横断面図である。
【図8】 パレット搬送装置の要部切欠正面図である。
【図9】 本発明の直立搬送コンベアにおける上流端及
び下流端のロ−ラレ−ルをあらわす要部切欠平面図であ
る。
【図10】パレット装置、ストッパ装置及び治具のステ
−ション位置における動作説明断面図である。
【図11】従来技術の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
1 直立搬送コンベア 2 コンベア部 3 ガイドレ−ル部 4 搬出部 5 本体テ−ブル 6 第一コンベアフレ−ム 7 第二コンベアフレ−ム 8 パレット移送フレ−ム 9 ストッパ設置フレ−ム 10 無端チェ−ン 11 電力供給レ−ル 12 ストッパ装置 13 前部ストッパ 14 後部ストッパ 16 パレット移載装置 17 パレット収納フレ−ム 18 ダンパ 19 ストッパ 20 モ−タ 21 プ−リ 22 無端ベルト 23 パレット装置 23a パレットテ−ブル 23b 下面ロ−ラ 23c 上面ロ−ラ 23d 前部カムフォロア 23e 後部カムフォロア 23f 摩擦板 24 治具 25 基台 26 ワ−ク案内具 27 ブロック 28 軸 29 押圧板 30 ア−ム 31 カムフォロア 32 通電端子 33 電源部 34 ブッシュ 35 スライドシャフト 36 溝付きブロック 37 レ−ル台 38 ロ−ラレ−ル 38a 側板 38b ロ−ラ軸 38c ロ−ラ 39 脱落防止部材 40 旋回ユニット 41 モ−タ 42 無端チェ−ン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−132131(JP,A) 特開 平4−213512(JP,A) 特開 平3−166025(JP,A) 特開 昭61−76180(JP,A) 実開 平4−107166(JP,U) 実開 平2−107434(JP,U) 実開 平2−90016(JP,U) 実開 昭60−190718(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/00 303 A63F 7/02 310 G01R 31/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体テーブルの全長に渡って複数敷設され
    るローラレール38と、 このローラレール38の上方に位置しかつローラレール
    と一定の間隔を有して平行に設置される第一コンベアフ
    レーム6と、 この第1コンベアフレームに沿って移動自在な複数のパ
    レット装置23と、 前記第1コンベアフレームの所定位置で前記パレット装
    置23を一旦停止させるべく配置される複数のストッパ
    装置と、 各ストッパ装置の下方に位置する前記ローラレールを支
    持しかつ前記本体テーブルに対して回転可能な旋回テー
    ブルと、 前記パレット装置に取り付けられ前記ストッパ装置取り
    付け位置において回転自在になるとともにワークを搬送
    可能に構成される治具24とを備える ことを特徴とする
    直立搬送コンベア。
  2. 【請求項2】治具24は、 パレット装置に対して回転可能に配置されかつワークの
    上辺側が進入可能なワーク案内具と、 このワーク案内具に固定される溝付きブロックと、 前記ワーク案内具に対して上下移動可能に配置されるブ
    ッシュと、 このブッシュの上下移動にともなって前記溝付きブロッ
    クと嵌合、離脱するストッパとを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の直立搬送コンベア。
  3. 【請求項3】第一コンベアフレームに常時電気が通電さ
    れる電力供給レールを全長に渡って配置し、また治具に
    は前記電力供給レールに接する端子とこの端子に連結さ
    れる電源部とを設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の直立搬送コンベア。
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