JP3057645U - 活魚輸送用ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デッドスペースを少なくして、より多くの活
魚を収容することができ、さらに、把持しやすい活魚輸
送用ケースを提供する。 【解決手段】 上面が開口し、側壁及び底壁が通水性を
有する横長の箱状容器と前記上面に開閉自在に設けた通
水性を有する蓋部とからなる収容ケースであって、前記
箱状容器の相対する一対の長辺側側壁の上方を凹設して
いる一方、前記箱状容器の相対する一対の短辺側側壁に
前記短辺側側壁外面より外方に向けて突出する指掛け縁
部を設け、この指掛け縁部をさらに下向きに屈曲させて
構成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、活魚を水槽内で生体のまま輸送する手段に関し、より具体的には活 魚をその種類あるいは大きさ等により仕分けて収容する通い函で、複数個を一度 に輸送用水槽内に浸漬して搭載する活魚収容ケースの構造に係わる。

【０００２】

【従来の技術】

流通市場では大量の活魚を短期に輸送することが要求されるので、予め大きさ の画定された水槽内には一度に可能な限り多数の活魚収容ケースが収納できるこ とが好ましい。

【０００３】 そこで、公知の活魚収納ケースは、上面が開口し、側面及び底面が通水性を有 する横長の箱状容器と上面に開閉自在に設けた通水性を有する蓋部とからなり、 箱状容器の相対する第１の一対の側面又は／及び第２の一対の側面に開口に沿っ て側面より外方に向けて突出する指掛け縁部を設けていた（特開平１０−１２７ ２０４号公報参照）。

【０００４】 具体的には、図９に示すように、箱状容器５１の開口に短辺側周縁部５３及び 長辺側周縁部５６は連続して一体になっており、短辺側周縁部５３は短辺側側壁 ５２外面より外方に突出するように設けている。一方、デッドスペースを排除す るために、長辺側周縁部５６の下方には凹設した凹部側壁５８を形成し、長辺側 周縁部５６は長辺側側壁５７より内方に位置するように設けている。

【０００５】 また、短辺側側壁５２の断面形状は、図１０で示すように、短辺側周縁部５３ の下方に指掛け縁部５４を、短辺側側壁５２外面より外方に突出するように連接 して設けており、短辺側周縁部５３及び指掛け縁部５４を補強するために、短辺 側側壁５２外面より外方に突出するリブ５５を複数設けている。一方、長辺側側 壁５７の断面形状は、図９で示すように、長辺側周縁部５６の下方に指掛け縁部 ５９を設けており、凹部側壁５８に連設させ、凹部側壁５８外面より外方に向け て突出し、長辺側側壁５７より内方に位置するように連設して設けている。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

公知の活魚収容ケースによりデッドスペースを排除することはできるようにな った。しかし、前記した通り、公知の活魚収納ケースに設けた短辺側の指掛け縁 部を短辺側側壁より外方に突出するように、また長辺側の指掛け縁部を長辺側側 壁より内方に位置するように、夫々設けていた。即ち、公知の活魚収納ケースに 設けた指掛け縁部は単に突出し水平なリブ状に形成されていた。そのため、指を 掛けることが困難であり、また、この活魚収納ケースは軽量化を図るため、プラ スチック成形により構成されている場合が多く、さらに、活魚収納ケースは水槽 の中に入れられているため、手を滑らせやすかった。その結果、活魚収容ケース を落下させやすく、活魚収容ケースを破損させるばかりか、活魚そのものにも大 変大きなダメージを与えるという問題点があった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案活魚収容ケースは、上面が開口し、側壁 及び底壁が通水性を有する横長の箱状容器と前記上面に開閉自在に設けた通水性 を有する蓋部とからなる収容ケースであって、前記箱状容器の相対する一対の長 辺側側壁の上方を凹設している一方、前記箱状容器の相対する一対の短辺側側壁 に前記短辺側側壁外面より外方に向けて突出する指掛け縁部を設け、この指掛け 縁部をさらに下向きに屈曲させて構成していることを特徴とする。

【０００８】 又は、上面が開口し、側壁及び底壁が通水性を有する横長の箱状容器と前記上 面に開閉自在に設けた通水性を有する蓋部とからなる収容ケースであって、前記 箱状容器の短辺側側壁及び長辺側側壁の上方を凹設し、相対する一対の短辺側側 壁の上方に凹設した凹設側壁外面より外方に向けて突出する指掛け縁部を設け、 この指掛け縁部をさらに下向きに屈曲させて構成していることを特徴とする。

【０００９】 前記短辺側側壁を前後方向に３区分し、３区分した短辺側側壁のうち外側に位 置する両短辺側側壁を通水性を有するように構成していることを特徴とする。 また、前記３区分した短辺側側壁のうち中央に位置する短辺側側壁の上側に有 する前記指掛け縁部のみが、下向きに屈曲していることを特徴とする。 さらに、前記３区分した短辺側側壁の区分境界線に沿って、底壁から上面に向 けて内側に傾斜するようにリブを設け、前記リブは前記指掛け縁部と交差し、上 面に設けた短辺側周縁部と連続して、一体に構成していることを特徴とする。 加えて、前記箱状容器内に複数の仕切板を着脱自在に設けるようにしたことを 特徴とする。

【００１０】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。 図１は本考案に係わる活魚輸送用ケースの箱状容器１の平面図である。箱状容 器１は横長の直方体で、箱状容器１はプラスチック成形により構成している。ま た、箱状容器１の上面は開口５し、底壁３には通水性を良好にし、かつ軽量化を 図るために、角形の透孔４を多数形成してある。さらに、開口５の短辺側周縁部 ６及び長辺側周縁部８は連続して一体になっている。

【００１１】 図２は、図１のＢ−Ｂ線に沿って示した側面図である。箱状容器１の開口５に 短辺側周縁部６を設けており、その下側には指掛け縁部１０，１１を設けており 、さらに、箱状容器１の底壁３に補強突出縁部１３を設けている。また、補強用 のリブ１２を４つ設けており、そのうちの内側に有する２つのリブ１２を短辺側 側壁７を３区分する境界線に沿って設けている。これらリブ１２は短辺側周縁部 ６及び補強突出縁部１３と連続し、指掛け縁部１０，１１に交差して、短辺側周 縁部６、指掛け縁部１０，１１及び補強突出縁部１３とリブ１２とを一体にして いる。さらに、外側に有する２つの前記リブ１２は短辺側周縁部６、指掛け縁部 １０，１１及び補強突出縁部１３と直交するように設けてあるのに対し、内側に 有する２つの前記リブ１２は底壁３から短辺側周縁部６に向けて内側に傾斜して おり、台形構造にしてある。

【００１２】 また、内側に有する前記リブ１２と外側に有する前記リブ１２との間に位置す る短辺側側壁７は、通水性を良好にし、かつ軽量化を図るために、角形の透孔４ を多数形成してある。これに対して、内側に有する前記リブ１２に挟まれた短辺 側側壁７は、活魚輸送用ケースの構造的強化を図るため、特に活魚収容ケースを 複数段積み重ねた際に効果を発揮させるために、透孔４を形成せず、全体が壁に なっている。

【００１３】 図３は、図２のＤ−Ｄ線に沿って示した断面図、即ち、内側に有する前記リブ １２に挟まれた短辺側側壁７の断面形状を示した図であり、図４は、図２のＥ− Ｅ線に沿って示した断面図、即ち、内側に位置する前記リブ１２と外側に有する 前記リブ１２との間に位置する短辺側側壁７の断面形状を示した図である。先ず 、図３で示す断面形状と図４で示す断面形状とは以下の点で共通する。

【００１４】 先ず、箱状容器１の開口５に設けている短辺側周縁部６は、短辺側側壁７外面 より外方に突出するように構成しており、短辺側周縁部６の下側に設けている指 掛け縁部１０も短辺側側壁７外面より外方に突出するように構成している。また 、箱状容器１の底壁３に設けた補強突出縁部１３及び補強用のリブ１２も短辺側 側壁７外面より外方に突出するように設けており、短辺側周縁部６、指掛け縁部 １０及び補強突出縁部１３とリブ１２を一体にしている。

【００１５】 しかし、内側に有する前記リブ１２に挟まれた短辺側側壁７は、活魚輸送用ケ ースを把持する場合、もっとも安定する位置にあるため、内側に有する前記リブ １２と外側に有する前記リブ１２との間に位置する短辺側側壁７と以下の点で断 面形状が異なる。

【００１６】 内側に有する前記リブ１２に挟まれた短辺側側壁７及び内側に有する前記リブ １２と外側に有する前記リブ１２との間に位置する短辺側側壁７には指掛け縁部 １０，１１を設けているが、内側に有する前記リブ１２に挟まれた短辺側側壁７ に設けている指掛け縁部１０は、内側に有する前記リブ１２と外側に有する前記 リブ１２との間に位置する短辺側側壁７に設けている指掛け縁部１１に比べて、 短辺側側壁７外面より外方に突出している長さが短くなっており、指掛け縁部 １０は鉛直方向下向きに屈曲しており、さらに、屈曲して外方に突出している。 これに対して、指掛け縁部１１は単に短辺側側壁７外面より外方に突出している 構成になっており、鉛直方向下向きに屈曲していない。

【００１７】 なお、指掛け縁部１０は、短辺側側壁７外面より外方に突出し、鉛直方向下向 きに屈曲して、さらに、屈曲して外方に突出しているが、把持しやすい構成にし てあればよく、短辺側側壁７外面より外方に突出し、下向きに屈曲しているだけ でもよい。また、指掛け縁部１０は、必ずしも鉛直方向下向きに屈曲している必 要はなく、傾斜をつけて下向きに屈曲していてもよい。

【００１８】 図５は、図３とは異なる断面形状を有する実施例の図２のＤ−Ｄ線に沿って示 した断面図である。この実施例では活魚輸送用ケース搭載時の輸送用水槽からデ ッドスペースを排除してより多くの活魚を輸送用水槽内に収容することができる ように考慮した断面形状を有する。

【００１９】 先ず、短辺側周縁部６は短辺側側壁７より内側に位置しており、短辺側周縁部 ６と短辺側側壁７とを凹設している凹部側壁１４により連続している。従って、 短辺側周縁部６の下側に設けられている指掛け縁部１０は凹部側壁１４外面より 外方へ突出しているが、結果的には短辺側側壁７より内側に位置している構成と なる。また、凹部側壁１４は短辺側周縁部６と直角に連続するようにしており、 凹部側壁１４の下端に水平部１４Ａを設けて、短辺側側壁７と連続している。さ らに、本実施例も補強用のリブ１２を複数設けているが、本実施例では凹設して 形成した凹部側壁１４を有するため、リブ１２は短辺側周縁部６から水平部 １４Ａまでしか有していないが、本実施例のリブ１２は、短辺側周縁部６及び凹 部側壁１４の水平部１４Ａと連続し、指掛け縁部１０と交差させて一体にしてい るから、充分に構造上強化を図ることができる構成になっている。なお、指掛け 縁部１０の構成は図３図示実施例と同様の構成をしている。即ち、指掛け縁部１ ０は鉛直方向下向きに屈曲しており、さらに、屈曲して外方に突出している。

【００２０】 図６は、図１のＡ−Ａ線に沿って示した正面図である。箱状容器１の開口５に 長辺側周縁部８を設けており、その下側には指掛け縁部１５を設けている。指掛 け縁部１５は、短辺側側壁７における内側に有する前記リブ１２と外側に有する 前記リブ１２との間に位置する指掛け縁部１１と、略同形状になっている。即ち 、指掛け縁部１５は単に短辺側側壁７外面より外方に突出している構成になって いる。なお、活魚輸送用ケース搭載時の輸送用水槽からデッドスペースを排除し てより多くの活魚を輸送用水槽内に収容することができるようにするために、側 壁７の上方は凹設している。そのため、以下の断面形状となっている。

【００２１】 図７は、図６のＣ−Ｃ線に沿って示した断面形状を示した図である。箱状容器 １の長辺の上面に設けている長辺側周縁部８は、長辺側側壁９より内側に位置し ており、長辺側周縁部８と長辺側側壁９とを凹設している凹部側壁１４により連 設している。よって、長辺側周縁部８の下側に設けられている指掛け縁部１５は 凹部側壁１４外面より外方へ突出しているが、結果的には長辺側側壁９より内側 に位置している構成となる。また、指掛け縁部１５と長辺側側壁９の間は傾斜し ている凹部側壁１４によって連続している。さらに、長辺側にも補強用のリブ １２を複数設けているが、長辺側には長辺側側壁９を凹設して形成した凹部側壁 １４を有するため、リブ１２は長辺側周縁部８から凹部側壁１４の下端までしか 有していない。なお、本発明では、構造上強化を図るとともに、通水性を良好に し、かつ軽量化を図るため、凹部側壁１４の下方は角形の透孔４を多数形成して ある。

【００２２】 図８は、本考案に係わる実施例の活魚輸送用ケースの全体斜視図で、蓋部２を 開いた状態の箱状容器１を示す。箱状容器１内部には、箱状容器１の深さより幾 分短く、閉鎖した蓋部２と干渉しない程度の適当な幅で、長さの等しい同一形状 の仕切板１６が複数個装入されている。仕切板１６はプラスチック板あるいはス テンレス板で形成している薄板であり、活魚の個体同士の接触による魚体の損傷 を阻止し、また活魚の運動を制限することで、徒らに魚体が消耗するのを防止す る構成にしている。

【００２３】 また、仕切板１６は、平目や鰈のような扁平な魚体を収容する等、活魚の種類 や大きさ等に応じて着脱自在であり、装着したときは仕切板１６の縁辺１７， １８を箱状容器１の長辺側側壁９に係合させるようになっている。この仕切板 １６の長さは、箱状容器１の相対する長辺側側壁９内面の間隔より数％だけ大き く、箱状容器１内には短辺側側壁７の面に対してある傾斜角度をもたせた状態で 挿入でき、長手方向両端の短縁１７を箱状容器１０両側の長辺側側壁９の内面に 密着させたとき短辺側側壁７に対して所定の傾斜をもって位置設定される。なお 、リブ１２の内側に位置する短辺側側壁７は活魚輸送用ケースの構造的強化を図 るために、透孔４を形成しておらず、この部分は他の部分より通水性が悪い。そ のため、上記悪影響を最小限に抑えるため、仕切板１６を上記のように仕切って いる。

【００２４】 複数の仕切板１６は傾斜方向を交互に変えて挿入し、隣り合う傾斜板１６の短 縁１７同士を当接させるようにジグザグ配列し、長手方向下側の長縁１８を箱状 容器１０の底壁３に密接させている。また、隣接する一組の仕切板１６の当接す る二つの短縁１７の近傍を、少なくとも２個の着脱自在の環状クリップ１９を用 いて一緒に咬持しているとともに、透孔４を利用して長辺側側壁９に係止してい る。

【００２５】 一方、蓋部２は、腐食に強いステンレス鋼材で構成されており、長方形の枠 ２０で外形の輪郭が形成され、枠２０の外周は箱状容器１の上面開口５の内側に 落とし込み、遊嵌状態で嵌入可能な寸法に成形されている。枠２０において一方 の長縁２１近傍の両短縁２２より外方に長縁２１と平行な短い円柱状突起（図示 しない）を同軸線上に突出させて、箱状容器１の上面開口５の内側で対応する位 置に穿設した凹部に回動自在に係合させ、開口５のほぼ全面が開閉できるように ヒンジを構成する。

【００２６】 また、ヒンジ側の長縁２１と相対する長縁２１のほぼ中央から外方に短い突起 ２３を設けて箱状容器１の上面開口５の内縁部の対応位置に設けた係合部材（図 示しない）で係止するように構成して、蓋部２を閉鎖したときのロック手段とす る。さらに、蓋部２には、長方形の枠２０内に仕切板１６の配列方向に準じて、 短縁２２と平行な格子２４が等間隔で配列され枠２０に固定されている。また、 枠２０の長縁２３に沿って枠２０の内側に平行に配設された符号２５で示される 桟は格子２４を配列する工作上の補助桟である。

【００２７】 本実施例活魚輸送用ケースは前記した通り構成しており、蓋部２を閉鎖して、 指掛け縁部１０の屈曲部分に指を掛けて把持すれば、容易に活魚輸送用ケースを 運ぶことができる。また、リブ１２を設けることにより箱状容器１は補強されて いる。また、このリブ１２は底壁３から短辺側周縁部６に向けて、内側に傾斜し ているので構造的にも強化される。さらに、内側に有する前記リブ１２に挟まれ た短辺側側壁７は、全体が壁になっている。以上のように活魚輸送用ケースの構 造的強化を図っているので、周縁部６，７は底壁３に設けた補強突出縁１３と略 形状になっているので、周縁部６，７と補強突出縁１３とを合わせて積めば、活 魚輸送用ケースを複数段積み重ねることができる。

【００２８】

【考案の効果】

本考案活魚輸送用ケースは、箱状容器の相対する一対の短辺側側壁に前記短辺 側側壁外面より外方に向けて突出する指掛け縁部を設け、この指掛け縁部をさら に下向きに屈曲させて構成しているから、活魚輸送用ケースを把持しやすく、手 を滑らせて、活魚収容ケースを落下させるおそれが少なくなるという効果を有す る。よって、落下による活魚収容ケースの破損や、活魚に与えるダメージを防ぐ ことができるという効果を有する。また、箱状容器の長辺側側壁の上方を凹設し ているから、上記の効果に加えて、デッドスペースを少なくし、より多くの活魚 を収容することができるという効果を有する。

【００２９】 また、前記箱状容器の短辺側側壁及び長辺側側壁の上方を凹設し、相対する一 対の短辺側側壁の上方に凹設した凹設側壁外面より外方に向けて突出する指掛け 縁部を設け、この指掛け縁部をさらに下向きに屈曲させて構成すると、長辺側の みならず短辺側もデッドスペースを少なくし、より多くの活魚を収容することが できるとともに、活魚輸送用ケースを把持しやすく、手を滑らせて、活魚収容ケ ースを落下させるおそれが少なくなるという効果を有する。

【００３０】 また、前記短辺側側壁を前後方向に３区分し、３区分した短辺側側壁のうち外 側に位置する両短辺側側壁を通水性を有するように構成しているから、通気性を よく、軽量化を図ることができるとともに、活魚輸送用ケースの補強をすること もできるという効果を有する。

【００３１】 また、前記３区分した短辺側側壁の区分境界線に沿って、底壁から上面に向け て内側に傾斜するようにリブを設けているから、リブの構造による活魚輸送ケー ス全体の構造上強化を図ることができるという効果を有する。さらに、前記リブ は前記指掛け縁部と交差し、上面に設けた短辺側周縁部と連続して、一体に構成 しているから、周縁部や指掛け縁部にかかる負担を抑えることができる。この結 果、活魚輸送用ケースを複数段積み重ねた際に、重力により活魚輸送用ケースが 押しつぶされることを防止することができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案活魚輸送用ケースの一実施例の箱状容器
の平面図である。

【図２】図１のＢ−Ｂ線に沿って示した箱状容器の側面
図である。

【図３】図２のＤ−Ｄ線に沿って示した拡大断面図であ
る。

【図４】図２のＥ−Ｅ線に沿って示した拡大断面図であ
る。

【図５】図２のＤ−Ｄ線に沿って示した図３図示実施例
とは別の実施例の拡大断面図である。

【図６】図１のＡ−Ａ線に沿って示した箱状容器の正面
図である。

【図７】図６のＣ−Ｃ線に沿って示した拡大断面図であ
る。

【図８】本実施例の斜視図である。

【図９】従来の活魚輸送用ケースにおける箱状容器の側
面図である。

【図１０】従来の活魚輸送用ケースにおける箱状容器側
面の拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 箱状容器 ２ 蓋部 ３ 底壁 ４ 透孔 ５ 開口 ６ 短辺側周縁部 ７ 短辺側側壁 ８ 長辺側周縁部 ９ 長辺側側壁 １０，１１ 指掛け縁部 １２ リブ １３ 補強突出縁部 １４ 凹部側壁 １４Ａ 水平部 １５ 指掛け縁部 １６ 仕切板 １７ 仕切板１６の短縁 １８ 仕切板１６の長縁 １９ 環状クリップ ２０ 枠 ２１ 枠２０の長縁 ２２ 枠２０の短縁 ２３ 突起 ２４ 格子 ２５ 符号 ５１ 箱状容器 ５２ 短辺側側壁 ５３ 短辺側周縁部 ５４ 指掛け縁部 ５５ リブ ５６ 長辺側周縁部 ５７ 長辺側側壁 ５８ 凹部側壁 ５９ 指掛け縁部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面が開口し、側壁及び底壁が通水性を
   有する横長の箱状容器と前記上面に開閉自在に設けた通
   水性を有する蓋部とからなる収容ケースであって、前記
   箱状容器の相対する一対の長辺側側壁の上方を凹設して
   いる一方、前記箱状容器の相対する一対の短辺側側壁に
   前記短辺側側壁外面より外方に向けて突出する指掛け縁
   部を設け、この指掛け縁部をさらに下向きに屈曲させて
   構成していることを特徴とする活魚輸送用ケース。
2. 【請求項２】 上面が開口し、側壁及び底壁が通水性を
   有する横長の箱状容器と前記上面に開閉自在に設けた通
   水性を有する蓋部とからなる収容ケースであって、前記
   箱状容器の短辺側側壁及び長辺側側壁の上方を凹設し、
   相対する一対の短辺側側壁の上方に凹設した凹部側壁外
   面より外方に向けて突出する指掛け縁部を設け、この指
   掛け縁部をさらに下向きに屈曲させて構成していること
   を特徴とする活魚輸送用ケース。
3. 【請求項３】 前記短辺側側壁を前後方向に３区分し、
   ３区分した短辺側側壁のうち外側に位置する両短辺側側
   壁を通水性を有するように構成していることを特徴とす
   る請求項１又は２記載の活魚輸送用ケース。
4. 【請求項４】 前記３区分した短辺側側壁のうち中央に
   位置する短辺側側壁の上側に有する前記指掛け縁部のみ
   が、下向きに屈曲していることを特徴とする請求項３記
   載の活魚輸送用ケース。
5. 【請求項５】 前記３区分した短辺側側壁の区分境界線
   に沿って、底壁から上面に向けて内側に傾斜するように
   リブを設け、前記リブは前記指掛け縁部と交差し、上面
   に設けた短辺側周縁部と連続して、一体に構成している
   ことを特徴とする請求項３又は４記載の活魚輸送用ケー
   ス。
6. 【請求項６】 前記箱状容器内に複数の仕切板を着脱自
   在に設けるようにしたことを特徴とする請求項１乃至５
   のいずれかに記載の活魚輸送用ケース。