JP3557107B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運搬用容器、詳しくは、2つの運搬用容器がネスティング状態にある場合において、上方の運搬用容器を下方の運搬用容器から極めて簡単に脱出させることが可能な運搬用容器容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタッキング及びネスティングが可能な運搬用容器は、箱状の容器本体の側壁外面にそれぞれ2本づつ突設した支脚部を下方の運搬用容器の上部開口縁に設けたフランジ部の上面に載置させた状態でスタッキングでき、また運搬用容器を逆方向に向けて支脚部を下方の運搬用容器のフランジ部に設けたポケット部内に進入させることでネスティングできるように形成されており、前記支脚部や凹部の位置、大きさがそれぞれ特定の関係になるように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなネスティング及びスタッキングが可能な運搬用容器において、ネスティング状態の容器を一つづつ取り出す際には、上方の容器を両手で持って垂直方向に持ち上げ、支持部をポケット部から引き抜くようにしなければならなかった。このため、実開平7−13737号公報に記載されているように、ポケット部を幅広に形成し、容器の一端を片手で持ち上げることによって支持部をポケット部から引き抜けるようにすることも提案されているが、従来の運搬用容器では、図4に示すように、上方の容器11Aの一端11aを大きな角度αまで持ち上げなければ支脚部32Aを下方の容器11のポケット部25から引き抜くことができなかった。しかも、結果的に支脚部が納まるポケット部の幅が広くなってしまうという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、ネスティング状態にある上方の運搬用容器の一端を僅かに持ち上げて、ポケット部の内壁の引掛かり部を支点として、簡単に引き抜いて脱出させることが可能な運搬用容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、箱状容器の周壁外面に支脚部を突設するとともに、上部開口縁に前記支脚部を載置可能なフランジ部と前記支脚部が進入可能なポケット部とを設け、容器を所定方向に積み重ねた際に上方の容器の前記支脚部が下方の容器の前記フランジ部上面に載置されてスタッキング状態となり、一方の容器を水平方向に180度回転させて積み重ねたときには、上方の容器の前記支脚部が下方の容器の前記ポケット部に進入してネスティング状態となるスタッキング及びネスティングが可能な運搬用容器において、
前記ポケット部の内壁には凸状あるいは凹状の引掛かり部を設けて、ネスティング状態にある上方の容器の一端を持ち上げたときに、持ち上げた側の支脚部が前記引掛かり部に係止しつつ、該引掛かり部を中心に回動して容器他端部側の支脚部が下方の容器のポケット部より脱出するようにしたことを特徴とする運搬用容器である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面に基いて説明する。図1は本発明の運搬用容器11の一例を示す斜視図、図2は支脚部が引掛かり部Fに係止される状態を示す長手方向における側面図、図3(a)〜(d)は引掛かり部Fの形状を例示する斜視図、図4は従来の運搬用容器11の、ネスティング状態において上方の運搬容器11Aの長手方向の一端11aを持ち上げた状態を示す側面図である。
【0007】
スタッキング及びネスティングが可能な運搬用容器11は、方形状の底板12と、該底板12の四周に立設した長手方向の側壁20, 30及び短手方向の側壁40, 50とにより上方が開口した箱状容器を形成し、各側壁20,30,40,50の外面に、それぞれ2本づつの支脚部21,22,31,32,41,42,51,52を突設するとともに、箱状容器の上部開口縁に、前記支脚部を載置可能なフランジ部23,33,43,53と、各支脚部がそれぞれ進入可能なポケット部24,25,34,35,44,45,54,55とを設けたものである。
【0008】
運搬用容器11の材質は、特に限定されるものではない。例えば、合成樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート等の射出成形により一体化して製造し得る。
【0009】
前記支脚部21,22,31,32,41,42,51,52及びポケット部24,25,34,35,44,45,54,55は、運搬用容器11の高さ方向の約半分の高さ(深さ)に形成されており、この運搬用容器11を同じ方向に向けて積み重ねると、各支脚部の下端が各フランジ部の上面に載置されたスタッキング状態になり、一方の運搬用容器11を水平方向に180度回転させて積み重ねると、各支脚部と各ポケット部とが対応し、支脚部21,22がポケット部34,35に、支脚部31,32がポケット部24,25に、支脚部41,42がポケット部54,55に、支脚部51,52がポケット部44,45に、それぞれ進入してネスティング状態となる。このネスティング状態では、上方の容器の約半分が下方の容器内に入り込んだ状態になる。
【0010】
図1,2に示すとおり、ポケット部24,25,34,35の内壁には凸状の引掛かり部Fが設けられている。引掛かり部Fは、ポケット部24,25,34,35において、運搬用容器11の角部側の内壁に設けられる。引掛かり部Fの上下方向における位置は、通常、内壁の上下方向の中央域より上方であるが、支脚部及びポケット部の形状、大きさ等により適宜設定し得るものである。
【0011】
上記のように構成されているため、図2に示すように、ネスティング状態にある上方の容器11Aの一端11aを持ち上げてやや手前側(図面左側)に引いたとき(矢印▲1▼)、持ち上げた側の支脚部31(22)が引掛かり部Fに係止され得る。その係止された状態で、該引掛かり部Fを中心(支点)として、容器11Aを持ち上げた側において、下向きに回動する(矢印▲2▼)ことにより、容器他端部11b側の支脚部32(21)が下方の容器11のポケット部25(34)より脱出する。その後は、上方の容器11Aをやや持ち上げ気味に手前側(図面左側)へ引くことにより、上方の容器11Aを下方の容器11から完全に脱出させることができる。逆側(図面右側)に引く場合も上記と同様の動作により、容器他端部側の支脚部を下方の容器のポケット部より脱出させることができる。
【0012】
引掛かり部Fは、ネスティング状態にある上方の容器の一端を持ち上げて引いたときに、持ち上げた側の支脚部が係止し得るものであればよく、その形状は特に限定されるものではない。図1,2に示すような凸状に限られるものではなく、例えば図3に示すように、凹状に形成してもよい。図3(a)(b)は凹状に形成した例であり、(c)(d)は凹状の一種ではあるが段状に形成した例である。また、引掛かり部Fの大きさ(高さ、深さ等)は、支脚部及びポケット部の形状、大きさ等により適宜設定され得る。
【0013】
引掛かり部Fが形成されるポケット部24,25,34,35の内壁においては、各図に示すとおり、少なくとも引掛かり部Fよりも上方の内壁Gをやや容器角部側へ傾斜するように形成すると、容器の回動及び脱出がし易い。
【0014】
また、ポケット部24,25,34,35の内壁の上端部容器角部側(内壁Gの上端部)にアールR1を形成すると、容器の脱出がし易い(図3(d)に代表的に例示する)。
【0015】
なお、図示の容器11では、容器の長手方向に位置するポケット部24,25,34,35について引掛かり部Fを設けた例を示したが、短手方向のポケット部44,45,54,55に引掛かり部Fを設けてもよい。また、長手方向及び短手方向のポケット部の両者に引掛かり部Fを設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の運搬用容器によれば、ネスティング状態からの運搬用容器の取り出しを簡単に行なうことができ、作業性の大幅な改善が図られ、作業者の労力を軽減できるとともに、作業効率の向上による作業時間の短縮も図られるため、極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運搬用容器11の一例を示す斜視図である。
【図2】支脚部が引掛かり部Fに係止される状態を示す長手方向における側面図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は引掛かり部Fの形状を例示する斜視図である。
【図4】従来の運搬用容器11の、ネスティング状態において上方の運搬容器11Aの長手方向の一端11aを持ち上げた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
11 運搬用容器
21,22 支脚部
31,32 支脚部
41,42 支脚部
51,52 支脚部
24,25 ポケット部
34,35 ポケット部
44,45 ポケット部
54,55 ポケット部
23,33,43,53 フランジ部
F 引掛かり部

Claims (1)

  1. 箱状容器の周壁外面に支脚部を突設するとともに、上部開口縁に前記支脚部を載置可能なフランジ部と前記支脚部が進入可能なポケット部とを設け、容器を所定方向に積み重ねた際に上方の容器の前記支脚部が下方の容器の前記フランジ部上面に載置されてスタッキング状態となり、一方の容器を水平方向に180度回転させて積み重ねたときには、上方の容器の前記支脚部が下方の容器の前記ポケット部に進入してネスティング状態となるスタッキング及びネスティングが可能な運搬用容器において、
    前記ポケット部の内壁には凸状あるいは凹状の引掛かり部を設けて、ネスティング状態にある上方の容器の一端を持ち上げたときに、持ち上げた側の支脚部が前記引掛かり部に係止しつつ、該引掛かり部を中心に回動して容器他端部側の支脚部が下方の容器のポケット部より脱出するようにしたことを特徴とする運搬用容器。
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