JP3069109U - 小物入れの仕切り構造 - Google Patents

小物入れの仕切り構造

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JP3069109U JP1999008839U JP883999U JP3069109U JP 3069109 U JP3069109 U JP 3069109U JP 1999008839 U JP1999008839 U JP 1999008839U JP 883999 U JP883999 U JP 883999U JP 3069109 U JP3069109 U JP 3069109U
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JP1999008839U
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昭次郎 唐金
重次 唐金
吉弘 唐金
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株式会社リングスター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】身容器の内部を着脱自在の仕切り板によって複
数の収容部に区画する小物入れに関し、収容部に入れた
小さな収容物の取り扱いが容易なものとする。 【解決手段】身容器1の壁間に装着する仕切り板2の側
面及び及び底面に鍔2aを突出形成し、鍔2aは外周縁の厚
みがごく薄く形成されるように主体部2bとをアール面で
連続させる。身容器1の壁と仕切り板とはアリ嵌合によ
って密嵌合させ、仕切り板2が身容器1の底面に接する
装着状態で安定させる。これにより、仕切り板2によっ
て区画される収容部に入れた小さな収容物が、収容部の
隅に入り込んで取り出しにくいといった欠点を解消する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、身容器の内部を仕切り板によって複数の収容部に区画する小物入れ、 例えば釣り具の小物やビスやナットといった小物を整理して収容することができ る小物入れに関し、特に小さな収容物の取り扱いが容易な小物入れの仕切り構造 に係る考案である。
【0002】
【従来の技術】
身容器の内部を仕切り板によって複数の収容部に区画する小物入れは広く利用さ れている。従来の仕切り構造は、平板状の仕切り板によってその内部を複数の空 間に区画している。身容器の内部を仕切り板によって複数の収容部に区画するに 際し、身容器の内部の一定方向に仕切り壁を設けておき、身容器の外周と区画壁 の間及び区画壁と区画壁の間を仕切り板で区画し、より多くの収容部を形成する 仕切り構造も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の仕切り構造は、平板状の仕切り板によって複数の収容部に区画しているた め、収容した小物が釣り針,擬似餌その他の釣り用小物、ワッシャやビスのよう に特に小さいものである場合、収容部の隅に入り込んで取り出しにくい場合があ った。また、収容した小物の一部が仕切り板の下にもぐり込んでしまう場合や、 仕切り板そのものがガタついたり外れる場合が少なくなかった。このような従来 技術の欠点に鑑み、本考案は収容した小物の取り扱いが容易な仕切り構造を実現 することを目的とするものである。また、本考案の別の目的は仕切り構造そのも のをより丈夫なものとし、仕切り板がガタついたり外れたりすることがないもの を実現することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では身容器の内部に装着する仕切り板の形状を 工夫した。すなわち、身容器1の壁間に装着する仕切り板2の側面及び底面に鍔 2aを突出形成する。突出形成した鍔2aは外周縁の厚みがごく薄く形成されるよう に鍔2aと仕切り板主体部2bとをアール面で連続させる。これにより、仕切り板2 を装着したときに、ごく薄く形成された仕切り板2の鍔2aの外周縁と身容器2の 底面及び内側面との間に段部形成されることなく装着される。したがって、収容 した小物が収容部の隅に入り込んで取り出せないという事態を避けることができ る。
【0005】 身容器の壁間に装着する仕切り板は、仕切り板の側面に形成したアリもしくはア リ溝と、身容器の内壁面に形成したアリ溝もしくはアリとによって密嵌合させる ことによってしっかりと安定した状態で装着することができ、仕切り板が浮き上 がってその下に収容物が入り込むようなことを防ぐことができ、仕切り構造その ものを丈夫なものとすることができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の小物入れの仕切り構造の好ましい実施の形態を添付の図面に基づ いて説明する。 図1は開蓋した状態の小物入れ全体の平面図、図2は一部分のみの拡大平面図、 図3,図4はそれぞれ図2の III−III 線及びIV−IV線断面図である。
【0007】 図1に示す小物入れは、ポリプロピレンやポリエチレンといった合成樹脂材で成 型し、釣り具入れとして擬似餌やルアーなどを収容して携行するもの、あるいは ビスやナット、ワッシャといった工具の小物入れとして利用することができるも のである。比較的偏平に成型した身容器1はヒンジ4,4によって開閉自在の蓋 3を装着し、係止具5,5によって密閉状態に閉蓋することができる。
【0008】 身容器1は、一体に成型した横方向(長手方向)の三つの区画壁6,6によって その内部を四つの横長の収容部7,7に区画し、四つの収容部7,7は仕切り板 2によってより小さな収容部に区画して利用することができるようにしている。 四つの横長の収容部7,7を仕切り板2によって小さな区画するには、身容器1 の外周壁のうち長手方向の外周壁内面と、区画壁6,6の側面に等ピッチで多数 のアリ溝8,8を形成しておき、側面にアリ9を突出させた仕切り板2を装着す るようにしている。
【0009】 身容器1の壁間に装着する仕切り板2は、図2,3及び図5に示すように、側面 及び底面に鍔2aを突出させている。この鍔2aは、外周縁の厚みがごく薄く形成さ れるように鍔2aと仕切り板主体部2bをアール面で連続させている。具体的には、 鍔2aと仕切り板主体部2bを連続させているアール面が鍔2aの外周縁に達するよう にし、外周縁が鋭角的な断面形状に形成されるようにしている。これにより、仕 切り板2を装着したときに、身容器1の底面や壁面と仕切り板2の表面とが連続 的に接する。
【0010】 仕切り板を装着する方法として、身容器1の外周壁内面及び区画壁6,6の側面 にアリ溝8,8を形成し、側面にアリ9を突出させた仕切り板2を装着すること は先に述べた通りであるが、身容器1の外周壁内面及び区画壁6,6の側面にア リを突出形成し、側面にアリ溝を形成した仕切り板2を装着するものであっても よい。また、図面上アリ溝8は、区画壁6,6の側面に小さなピッチで連続的に 多数形成しているが、1以上の比較的少数のアリ溝を形成するものであってもよ い。しかしながら、図示例のように多くのアリ溝8を設けておけば、仕切り板に よって区画する収容部の大きさを、なるべく必要最小限の任意大きさに区画する ことができ、効率的に多くの小物を収容することができる。
【0011】 さらに、身容器1の大きさそのものが比較的小さなものである場合や、収容しよ うとする小物が比較的大きなものである場合は、区画壁6を設けずに身容器1の 内部を仕切り板2のみで複数の収容部に区画するようにすることもできる。この 場合、仕切り板2を装着するためのアリ溝8(又はアリ)は、身容器1の外周壁 のうち縦又は横の対向する内壁面にのみ形成しておけばよい。
【0012】 アリ溝8は、図3に示すようにアリの挿入口となる上端部の幅W1を下端部の幅W2 よりも広いテーパ状に形成し、側面にアリ9を形成した仕切り板2を装着すると き、アリ9とアリ溝8が遊びのある状態で位置決めし、仕切り板2を押し込むこ とによってしっかりと密嵌合させることができるようにしている。仕切り板2を 押し込んだ状態で仕切り板2下辺の外鍔が身容器の底面に密接し、収容部の底面 と仕切り板2の下面との間に隙間が発生することを防止することができる。
【0013】 図示実施形態では図5に示すように、仕切り板2の側面に形成するアリ9を側面 の上半部にのみ設けるとともに、アリ9の上端部の幅W3を下端部の幅W4よりも広 いテーパ状に形成している。これにより、アリ嵌合をより確実なものとするとと もに仕切り板2の装着操作を行い易いものとしている。すなわち、仕切り板2の 上部を手指で持って、アリ9が形成されていない仕切り板の下半部だけを仕切り 板を装着するべき収容部に挿入すると、鍔を形成することによって幅広となった 仕切り板の側面がアリ溝を形成した壁面に沿うガイドとして機能し、仕切り板を 装着する正しい姿勢で所望の位置に案内される。所望の位置において、仕切り板 2を下に移動させると、最も幅の広い幅W1のアリ溝上部に、最も狭い幅W4のアリ 9下端部を比較的容易に入れ込むことができる。
【0014】 なお、身容器1は、外周壁の内面下端部全周及び区画壁6の側面下端部をアール 面で形成している。したがって、区画壁6によって区画形成される収容部7,7 の下隅部には角が形成されないため、小さな収容物が角に入り込むようなことが ない。収容部7を仕切り板2によってより小さな収容部に区画したときにも、仕 切り板2の形状によっていずれの小さく区画された収容部の下隅部にも角が形成 されず、すべての収容部が小さな収容物の出し入れに支障をきたさないアール形 状に形成される。
【0015】 アリ嵌合によって仕切り板2を装着したとき、アリ嵌合の密着性によって仕切り 板2がガタつかないように保持される。したがって、本発明の仕切り構造はポリ プロピレン樹脂のように多少柔軟性を備えた合成樹脂材による小物入れに応用す るとより効果的である。 図面上、仕切り板2の鍔2a上端は手に当たったときに安全なように丸みをつけて いる。また図示していないが、身容器の区画壁6上端の稜線は、安全のためアー ルもしくは傾斜面に面取りしておくのが好ましい。
【0016】 本考案に係る仕切り板は、身容器の壁間にしっかりと嵌合されるため、仕切り板 が外れて収容物が混同するような虞がないと同時に、仕切り壁や区画壁が身容器 の補強壁としても機能し、全体として非常に丈夫なものとなる。また、アリ溝も しくはアリを区画壁6のほぼ全長にわたって細かい間隔で連続的に設けたもので は、アリもしくはアリ溝を設けるための両側の肉厚部分が区画壁6の補強リブと して機能する。そのため、頑丈な区画壁となるため、小物入れとして使用する場 合に安心して携行その他厳しい使用条件にも耐えるものとなる。 なお、小物入れ全体の平面形状を、例えばA4,A5,A6の大きさのように相 似形に品ぞろえし、身容器の厚みを一定としておくと、釣行などに携行するに際 してバッグ,カバン内に纏まりよく収容することができる。
【0017】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の小物入れの仕切り構造によれば、仕切り板によって区画 される収容部において、仕切り板と身容器の底面との間に角が形成されず、かつ 仕切り板と身容器の底面との間に隙間を発生させないため、小さな収容部が収容 部の隅に入り込んだり仕切り板に引っ掛かることがなく極めて取り扱い易いもの となる。
【0018】 請求項2記載の考案によれば、仕切り板がアリ嵌合によってしっかりと装着され るため、仕切り板のガタつきや外れ、妄動を防止することができる。そして、仕 切り板が強制的に嵌合する結果、仕切り板そのものが身容器の補強的機能を発揮 し、全体として形態の安定した小物入れとなり、身容器の補強効果がある
【0019】 請求項3記載の考案によれば、仕切り板をより強固にアリ嵌合させて装着するこ とができるとともに、仕切り板の着脱を容易に行うことができる。
【0020】 請求項4記載の考案によれば、比較的平面積の大きな身容器の小物入れをより多 くの小さな収容部に区画することができる。
【0021】 請求項5記載の考案によれば、仕切り板によって形成される全ての収容部の、内 面下端部の全周にわたって角張った部分ができることを防止することができ、収 容物がより小さいものであっても、その取り扱いが容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開蓋した状態の小物入れ全体の平面図、
【図2】小物入れの身容器の、一部分のみの拡大平面
図、
【図3】図2の III−III 線断面図、
【図4】図2のIV−IV線断面図、
【図5】二つの区画壁の間に仕切り板を装着した状態で
あって、仕切り板を拡大して示すの斜視図。
【符号の説明】
1…身容器、 2…仕切り板、 2a…鍔、 2b…仕切り
板主体部、 3…蓋、4…ヒンジ、 5…係止具、 6
…区画壁、 7…収容部、 8…アリ溝、 9…アリ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】身容器の内部を着脱自在の仕切り板によっ
    て複数の収容部に区画する小物入れにおいて、身容器の
    壁間に装着する仕切り板の側面及び底面に鍔を突出形成
    し、該鍔は外周縁の厚みがごく薄く形成されるように鍔
    と仕切り板主体部とをアール面で連続させたことを特徴
    とする小物入れの仕切り構造。
  2. 【請求項2】身容器の壁間に装着する仕切り板は、仕切
    り板の側面に形成したアリもしくはアリ溝と、身容器の
    内壁面に形成したアリ溝もしくはアリとによって密嵌合
    させることを特徴とする請求項1記載の小物入れの仕切
    り構造。
  3. 【請求項3】身容器の壁間に装着する仕切り板は、身容
    器の内壁面に形成したアリ溝と仕切り板の側面に突出形
    成したアリによるアリ嵌合とし、身容器の内壁面に形成
    するアリ溝は下方に向けて狭まるテーパ状に形成すると
    ともに、仕切り板の側面に突出形成するアリは側面の上
    半部にのみ形成し、仕切り板をアリ嵌合の下端まで挿入
    した位置で身容器の内壁面に形成したアリ溝と仕切り板
    の側面に形成したアリを密嵌合させることを特徴とする
    請求項1記載の小物入れの仕切り構造。
  4. 【請求項4】身容器の内部を縦方向もしくは横方向の仕
    切り壁によって区画し、該区画壁の左右両側面及び身容
    器の外周壁を身容器の壁とし、区画壁間及び/又は外周
    壁と区画壁の壁間に仕切り板を装着することを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の小物入れの仕切
    り構造。
  5. 【請求項5】身容器は、外周壁の内面下端部及び区画壁
    の側面下端部をアール面で形成し、区画壁の側面に形成
    するアリ溝もしくはアリを小さなピッチで連続的に形成
    したことを特徴とする請求項4記載の小物入れの仕切り
    構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324015A (ja) * 2002-05-07 2003-11-14 Aichi Electric Co Ltd 再生油使用変圧器の処理装置
CN103648919A (zh) * 2011-07-19 2014-03-19 松下电器产业株式会社 托盘
JP2014184969A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Hitachi Systems Ltd 記憶媒体用収納容器
JP2017065687A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社リングスター 中皿付収納容器

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