JP3221178U - 発泡樹脂製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取っ手部の把持面を把持した作業者の指が、取っ手部から外れ難い発泡樹脂製容器を提供する。【解決手段】向い合う側壁部23B、23Bの外側面23b、23bに、取っ手部が形成された発泡樹脂製容器であって、取っ手部は、外側面23bに対して凹んだ形状であり、取っ手部には、発泡樹脂製容器の下方に向いた把持面27aが形成されており、把持面27aには、把持面27aから突出した突条部28が形成されており、突条部28は、外側面23bと把持面27aとの境界部27cよりも内側に形成されており、境界部27cと突条部28との間には、把持面27aの一部が形成されている。【選択図】図6

Description

本考案は、水産物、農産物などを収容した状態で、良好に輸送できるようにした発泡樹脂製容器に関する。
従来から、水産物、農産物などを搬送する際には、発泡樹脂製容器が利用されている。発泡樹脂製容器は、容器本体とこれに被蓋される蓋体とを備えており、搬送時には、容器本体を把持することにより搬送される。このような発泡樹脂製容器として、たとえば特許文献1には、容器本体の向い合う側壁部の外側面に、取っ手部が形成された発泡樹脂製容器が提案されている。発泡樹脂製容器の取っ手部は、外側面に対して凹んだ形状となっており、取っ手部には、発泡樹脂製容器の下方に向いた把持面が形成されている。把持面は、発泡樹脂製容器の内側から外側に向かって下方に傾斜している。
特開2004−331185号公報
ここで、特許文献1に記載の発泡樹脂製容器によれば、確かに取っ手部の把持面が、発泡樹脂製容器の内側から外側に向かって下方に傾斜しているので、凹んだ形状の取っ手部の奥まで指を入れることができる。しかしながら、この把持面は平滑な面であるため、把持面に対して作業者の指が滑り易くなり、搬送時に取っ手部から作業者の指が外れ易く、発泡樹脂製容器が落下するおそれがある。特に、発泡樹脂製容器に収容する内容物によっては、取っ手の把持面が水に濡れることもあり、このような現象は起こりやすい。
本考案は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取っ手部の把持面を把持した作業者の指が、取っ手部から外れ難い発泡樹脂製容器を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本考案に係る発泡樹脂製容器は、向い合う側壁部の外側面に、取っ手部が形成された発泡樹脂製容器であって、前記取っ手部は、前記外側面に対して凹んだ形状であり、前記取っ手部には、前記発泡樹脂製容器の下方に向いた把持面が形成されており、前記把持面には、前記把持面から突出した指掛け用凸部が形成されており、前記指掛け用凸部は、前記外側面と前記把持面との境界部よりも内側に形成されており、前記境界部と前記指掛け用凸部との間には、前記把持面の一部が形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、作業者が発泡樹脂製容器を持ち運びする際には、取っ手部に形成された把持面を作業者の指で覆い、取っ手部を持ち上げる。この際、把持面に形成された指掛け用凸部に作業者の指が引っ掛かる。本考案では、側壁部の外側面と把持面との境界部と、指掛け用凸部との間に把持面の一部が形成されているので、作業者の指の腹部分に、指掛け用凸部が食い込み、取っ手の把持面に対する作業者の指のグリップ力を高めることができる。
このような結果、たとえ、取っ手部が直接的に濡れやすい使用環境、または、指先が濡れやすい容器の使用状況であったとしても、取っ手部から作業者の指が外れることを防止することができる。これにより、取っ手部からの指の外れに起因した容器の落下を防止することができる。なお、本考案では、発泡樹脂製容器は、容器本体とこれに被蓋される蓋体とで構成されていてもよく、容器本体のみ(すなわち蓋体が無いもの)が発泡樹脂製容器であってもよい。
ここで、指掛け用凸部は把持面に形成され、作業者の指が取っ手部から外れ難いのであれば、その形状は特に限定されるものではない。しかしながら、より好ましい態様としては、前記指掛け用凸部は、前記側壁部の外側面に沿った方向に形成された少なくとも1つの突条部である。この態様によれば、指掛け用凸部をこのような突条部とすることにより、突条部に複数の指を食い込ませることができるため、作業者の指が取っ手部に引っ掛かり易い。
ここで、突条部により作業者の指が取っ手部から外れ難いのであれば、その個数は特に限定されるものではない。しかしながら、より好ましい態様としては、前記突条部は、前記側壁部の肉厚方向に間隔をあけて、複数形成されている。本考案によれば、突条部を側壁部の肉厚方向に間隔をあけて複数形成することにより、作業者の指をより確実に取っ手部に引っ掛けることができる。
ここで、作業者の指が取っ手部から外れ難いのであれば、把持面の形成される方向は特に限定されるものではない。しかしながら、より好ましい態様としては、前記把持面は、水平方向に沿って形成されている、または、前記発泡樹脂製容器の内側から外側に向かって下方に傾斜している。
発泡樹脂製容器の内側から外側に向かって下方に傾斜している把持面を設けることにより、凹んだ形状の取っ手部の奥まで、作業者の指を入れることができ、作業者の指をより確実に取っ手部に引っ掛けることができる。
本考案によれば、取っ手部の把持面を把持した作業者の指が、取っ手部から外れ難い。
本考案の実施形態に係る発泡樹脂製容器の模式的分解斜視図である。 図1Aに示す容器本体に蓋体を被蓋した状態の発泡樹脂製容器の斜視図である。 図1Aに示す容器本体を上方から見た斜視図である。 図1Aに示す容器本体を下方の一方側から見た斜視図である。 図1Aに示す容器本体を下方の他方側から見た斜視図である。 図1Aに示す蓋体を上方から見た斜視図である。 図1Aに示す蓋体を下方から見た斜視図である。 図2Aに示す容器本体にポンプとエアチューブを取り付けた状態の平面図である。 図4に示す容器本体を上下方向に延在する切断面で切断した断面図である。 (a)は図5のB部の拡大断面図であり、(b)はその変形例に係る拡大断面図である。 (a)は図2Bに示す把持面の模式的平面図であり、(b)〜(g)はその変形例である。
以下に本考案の実施形態に係る発泡樹脂製容器を図面を参照しながら説明する。
図1Aに示すように、本実施形態に係る発泡樹脂製容器10は、魚介類を活性状態で収容し、これを輸送するための容器である。魚介類としては、タイ、ヒラメ、フグなどの魚類、クルマエビ、伊勢エビ、カニなどの甲殻類、サザエ、アワビなどの貝類等を挙げることができる。なお、本考案では、発泡樹脂製容器は、容器本体とこれに被蓋される蓋体とで構成されていてもよく、容器本体のみ(すなわち蓋体が無いもの)が発泡樹脂製容器であってもよい。
発泡樹脂製容器10は、発泡樹脂からなり、たとえば、ポリスチレン、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の各種合成樹脂の発泡体を用いることができる。スチレン改質ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸重合させて得られるものであり、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂の中でも、スチレン改質ポリエチレン樹脂が好ましく、たとえば、スチレン成分の割合は40〜90重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好ましくは55〜75重量%のものが用いられる。
中でも、発泡性樹脂粒子を予備発泡する工程、得られた発泡樹脂粒子を型内発泡成形する工程、これらの工程を経て得られた型内発泡成形体が好適に用いられる。型内発泡成形体としては、ポリスチレンまたはスチレン改質ポリオレフィン系樹脂等のポリスチレン系樹脂発泡体が好適に用いられる。
また、発泡体の発泡倍率は30〜80倍が好ましい。本実施形態の発泡樹脂製容器10で使用する発泡樹脂は、従来に比較して発泡倍率を高めに設定している。このように発泡倍率を高めることで、荷重が加わったときに従来の発泡倍率の場合と比較して、より潰れ易く緩衝効果に優れた構成となっている。
図1Aおよび図1Bに示すように、発泡樹脂製容器10は、容器本体20と、容器本体20に被蓋される蓋体30と、を備えている。なお、本実施形態では、発泡樹脂製容器10は、容器本体20とこれに被蓋される蓋体30とで構成されていてもよく、容器本体20のみ(すなわち蓋体30が無いもの)を発泡樹脂製容器としてもよい。
本実施形態では、容器本体20には、魚介類を収容する魚介類収容部21Aと、魚介類収容部21Aにエアを供給するポンプP(図4参照)を収容するポンプ収容部21Bとが、隔壁24により離間形成されている。
具体的には、容器本体20は、平面視で長辺と短辺を有した矩形状であり、底部22と、底部22の周縁から立設した側壁部23A、23Bと、を備えている。図1Aおよび図2Aにおいて、側壁部23Aは、平面視で長辺方向に沿って形成されており、側壁部23Bは、短辺方向に沿って形成されている。
これらの側壁部23A、23Bにより、上方に開口した空間が形成され、この空間に隔壁24を設けることにより、魚介類収容部21Aとポンプ収容部21Bとが区画されている。なお、本実施形態では、活性状態の魚介類を搬送する発泡樹脂製容器10を例示しているが、これに限らず、非活性状態の水産物、農産物等を搬送する発泡樹脂製容器であってもよい。この場合には、本実施形態の如き隔壁24、ポンプ収容部21B等が省略される。
容器本体20の側壁部23A、23Bの端面には、開口縁部20aが形成されて、開口縁部20aには、蓋体30に嵌合する嵌合凹部20bが形成されている。一方、図2Bおよび図2Cに示すように、容器本体20の底部22の底面20cには、突出部20d、20eが形成されている。
突出部20d、20eは、発泡樹脂製容器10を上下方向に段積みした際に、下段の蓋体30の凹所31に入り込むことで、上段の発泡樹脂製容器10が下段の蓋体30に係合するように形成されている。これに加えて、突出部20d、20eは、蓋体30を被蓋せずに容器本体20を上下方向に段積みした際に、これらの間に隔壁24の端部が入り込み、かつ、これらの周りに側壁部23A、23Bの端部が配置され、上段の容器本体20が下段の容器本体20に係合するように形成されている。
さらに、一方側の側壁部23Bには、その一部と隔壁24により、ポンプ収容部21Bが形成されている。ポンプ収容部21Bを形成する側壁部23Bの一部には、開口部21aが形成されている。これにより、ポンプ収容部21Bに収容されたポンプPは、開口部21aを介して外部からの空気を吸い込むことができる。これに加えて、ポンプPが収容されているか、収容されていないかに拘わらず、ポンプ収容部21B内に流入した水を、開口部21aから外部に排水することができる。
さらに、容器本体20の対向する隅部には、指掛け用凹部29、29が形成されている。図1Bに示す状態から、蓋体30を容器本体20から取り外す際には、指掛け用凹部29、29に指を引っ掛けて、蓋体30をさらに上方に持ち上げることにより、蓋体30を容器本体20から容易に取り外すことができる。
図3Aおよび図3Bに示すように、蓋体30は、上面30aから裏面30bまで貫通した一対の貫通孔32、32が形成されている。さらに、蓋体30の上面30aには、貫通孔32の周りから蓋体30の周縁まで凹んだ通気用凹部33が形成されている。
このように、貫通孔32を設けることにより、後述するポンプPからエア拡散部Dを介して魚介類収容部21Aに供給されたエアを貫通孔32から排出することができる。さらに、通気用凹部33を設けることにより、発泡樹脂製容器10を上下方向に段積みした場合であっても、下段の貫通孔32から排出されたエアを、通気用凹部33から発泡樹脂製容器10の外部に排出することができる。
一方、図3Bに示すように、蓋体30の裏面30bには、内側突条部35a、突出部35b、外側突条部35cが形成され、これらの間に凹部36が形成されている。蓋体30を被蓋する際には、容器本体20の隔壁24の端部および側壁部23A、23Bの端部が、凹部36に入り込み、外側突条部35cが、容器本体20の嵌合凹部20bに入り込み、容器本体20に蓋体30を嵌合させることができる。
図4に示すように、本実施形態では、ポンプ収容部21BにポンプPを収容し、エアチューブTを介して、容器本体20の魚介類収容部21Aの底面22aに配置されたエア拡散部Dにより、魚介類収容部21Aにエアを供給する。
図2Aおよび図4に示すように、容器本体20の隔壁24の上面24aには、エアチューブTを案内するチューブ案内溝25が形成されている。容器本体20の隔壁24の側面24bにも、エアチューブTを案内するチューブ案内溝24cが形成されている。エアチューブTは、ポンプ収容部21Bに収容されたポンプPから魚介類収容部21Aにエアを供給するチューブである。容器本体20の魚介類収容部21Aの底面22aにもエアチューブTを案内するチューブ案内溝22bが形成されており、チューブ案内溝22bには、エアチューブTを把持する把持部22cが形成されている。
さらに、本実施形態では、容器本体20の隔壁24の上面24aには、魚介類収容部21Aからチューブ案内溝25に流入した水を排水する第1排水溝26Aと、チューブ案内溝25に向かう水を排水する第2排水溝26Bと、が形成されている。蓋体30を被蓋した状態で、第1排水溝26Aには、発泡樹脂製容器10の外側に開口する第1排水口26aが形成され、第2排水溝26Bには、発泡樹脂製容器10の外側に開口する第2排水口26bが形成されている(たとえば図1B参照)。
図4および図5に示すように、容器本体20の向い合う側壁部23B、23Bの内面には、厚肉部23a、23aが形成されている。厚肉部23a、23aに対応する側壁部23Bの外側面23bには、取っ手部27が形成されている。
具体的には、図2B、図2C、および図5に示すように、取っ手部27は、外側面23bに対して凹んだ形状であり、容器本体20の外側面23bの第1排水口26aおよび第2排水口26bの下方に形成されている。取っ手部27には、容器本体20の下方に向いた把持面27aが形成されている。
図6(a)に示すように、本実施形態では、把持面27aは、発泡樹脂製容器10の内側から外側に向かって下方に傾斜している。把持面27aには、把持面27aから突出した2つの突条部28が形成されている。この突条部28が本考案でいうところの「指掛け用凸部」に相当する。
より具体的には、2つの突条部28は、容器本体20の側壁部23Bの外側面23bと把持面27aとの境界部27cよりも内側に形成されており、各突条部28は、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に形成されている。さらに、図7(a)に示すように、2つの突条部28、28は、側壁部23Bの肉厚方向に間隔をあけて形成されており、これらのうち、外側に位置する突条部28と境界部27cとの間には、把持面27aの一部が形成されている。
本実施形態によれば、作業者が発泡樹脂製容器10を持ち運びする際には、取っ手部27に形成された把持面27aを作業者の指で覆い、取っ手部27を持ち上げる。この際、把持面27aに形成された突条部28、28に作業者の指が引っ掛かる。
本実施形態では、側壁部23Bの外側面23bと把持面27aとの境界部27cと、突条部28との間に把持面27aの一部が形成されているので、作業者の指の腹部分に、突条部28が食い込み、取っ手部27の把持面27aに対する作業者の指のグリップ力を高めることができる。
特に、突条部28を側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に形成したので、突条部28に複数の指を食い込ませることができるため、作業者の指が取っ手部27に引っ掛かり易い。これに加えて、突条部28を側壁部23Bの肉厚方向に間隔をあけて2つ形成することにより、2つの突条部28、28の間に把持面27aの一部が形成されるので、作業者の指の腹部分に、2つの突条部28、28が食い込み、作業者の指をより確実に取っ手部27に引っ掛けることができる。
このような結果、第1排水口26aおよび第2排水口26bの下方に取っ手部27を形成することにより、取っ手部27が直接的に濡れやすい使用環境であっても、さらには、魚介類等を搬送するため指先が濡れやすい容器の使用状況であったとしても、取っ手部27から作業者の指が外れることを防止することができる。これにより、取っ手部からの指の外れに起因した容器の落下を防止し、発泡樹脂製容器10を容易に持ち運びすることができる。
さらに、本実施形態では、図6(a)に示すように、取っ手部27の把持面27aは、発泡樹脂製容器10の内側から外側に向かって下方に傾斜しているので、凹んだ形状の取っ手部27の奥まで指を入れることができる。なお、作業者の指が取っ手部27から外れ難いのであれば、たとえば、図6(b)に示すように、把持面27aが、水平方向に沿って形成されていてもよい。
同様に、本実施形態では、図7(a)に示すように、把持面27aに2つの突条部28、28を設けたが、突条部28により作業者の指が取っ手部27から外れ難いのであれば、その個数および形状は特に限定されるものではない。したがって、図7(b)に示すように、把持面27aに1つの突条部28を設けてもよく、図7(c)に示すように、断続的な突条部28Aを設けてもよい。
この他にも、図7(d)に示すように、突条部28の代わりに、平面視で矩形状(具体的に正方形状)の複数の指掛け用凸部28Bを、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に一列に形成してもよい。さらに、図7(e)に示すように、平面視で円形状の複数の指掛け用凸部28Cを、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に千鳥状に形成してもよい。
この他にも、図7(f)に示すように、突条部28の代わりに、平面視でX字状の複数の指掛け用凸部28Dを、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に一列に形成してもよい。さらに、図7(g)に示すように、円形状の複数の凸部の集合体を指掛け用凸部28Dとして、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に一列に形成してもよい。なお、図7(d)、(f)、および(g)の形状の指掛け用凸部28B、28D、28Eを側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に千鳥状に形成してもよく、図7(e)に示す形状の指掛け用凸部28Cを、側壁部23Bの外側面23bに沿った方向に一列に形成してもよい。
図7(a)〜図7(g)に示した指掛け用凸部28、28A〜28Eは、把持面27aから突出して形成されている。その形成の仕方は、指掛け用凸部28、28A〜28Eを、基準となる把持面27aよりも高い位置となるように形成することが好ましい。その他の形成の仕方は、指掛け用凸部28、28A〜28Eの周囲を凹ませて、基準となる把持面27aの全部または少なくとも一部を、指掛け用凸部28、28A〜28Eよりも低い位置となるように形成してもよい。
以上、本考案のいくつかの実施形態について詳述したが、本考案は、前記の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲および明細書に記載された本考案の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
10:発泡樹脂製容器、20:容器本体、23B:側壁部、27:取っ手部、27a:把持面、27c:境界部、28、28A:突条部(指掛け用凸部)、28B〜28E:凸部(指掛け用凸部)

Claims (4)

  1. 向い合う側壁部の外側面に、取っ手部が形成された発泡樹脂製容器であって、
    前記取っ手部は、前記外側面に対して凹んだ形状であり、前記取っ手部には、前記発泡樹脂製容器の下方に向いた把持面が形成されており、
    前記把持面には、前記把持面から突出した指掛け用凸部が形成されており、
    前記指掛け用凸部は、前記外側面と前記把持面との境界部よりも内側に形成されており、
    前記境界部と前記指掛け用凸部との間には、前記把持面の一部が形成されていることを特徴とする発泡樹脂製容器。
  2. 前記指掛け用凸部は、前記側壁部の外側面に沿った方向に形成された少なくとも1つの突条部であることを特徴とする請求項1に記載の発泡樹脂製容器。
  3. 前記突条部は、前記側壁部の肉厚方向に間隔をあけて、複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の発泡樹脂製容器。
  4. 前記把持面は、水平方向に沿って形成されている、または、前記発泡樹脂製容器の内側から外側に向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の発泡樹脂製容器。
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