JP2575019Y2 - 蓄冷剤運搬用コンテナー - Google Patents
蓄冷剤運搬用コンテナーInfo
- Publication number
- JP2575019Y2 JP2575019Y2 JP1992079561U JP7956192U JP2575019Y2 JP 2575019 Y2 JP2575019 Y2 JP 2575019Y2 JP 1992079561 U JP1992079561 U JP 1992079561U JP 7956192 U JP7956192 U JP 7956192U JP 2575019 Y2 JP2575019 Y2 JP 2575019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- wall
- partition wall
- cold storage
- walls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓄冷剤運搬用コンテナ
ーに関し、より詳細には、冷凍食品輸送時に冷凍食品の
保冷のために使用する蓄冷剤を多数個収納して凍結で
き、使用時の取出しが容易で、且つ使用済みの蓄冷剤を
回収再利用する際も、収納状態で洗浄が容易にでき、凍
結再使用を簡便に可能にする合成樹脂製の蓄冷剤運搬用
コンテナーに関するものである。
ーに関し、より詳細には、冷凍食品輸送時に冷凍食品の
保冷のために使用する蓄冷剤を多数個収納して凍結で
き、使用時の取出しが容易で、且つ使用済みの蓄冷剤を
回収再利用する際も、収納状態で洗浄が容易にでき、凍
結再使用を簡便に可能にする合成樹脂製の蓄冷剤運搬用
コンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍食品輸送時に使用する蓄冷剤
は、板状でコンテナーの中に平面状に並べかえて冷凍
し、使用の際は、蓄冷剤を取出して使用し、使用後は同
様に並べて洗浄し、再利用している。
は、板状でコンテナーの中に平面状に並べかえて冷凍
し、使用の際は、蓄冷剤を取出して使用し、使用後は同
様に並べて洗浄し、再利用している。
【0003】
【本考案が解決すべき課題】従来のコンテナーにおいて
は、コンテナー中に蓄冷剤を平面状に2層乃至3層並べ
て収納し凍結しているが、コンテナーと蓄冷剤或いは蓄
冷剤同士の接触部の面積が大きく、凍結固着した蓄冷剤
をコンテナーから取出す場合に、大きな力が必要で作業
性に問題があった。また、コンテナーに、蓄冷剤を平面
状に並び換えて収納するため作業効率が悪く、またコン
テナー内に蓄冷剤を多く収納できないのでコンテナーの
数が多く必要となり、冷凍庫の中に収納する場合、場所
をとることになり、冷却効率にも問題があった。また蓄
冷剤回収時の状態と凍結時の状態が異なり、並び替えの
作業が必要であった。
は、コンテナー中に蓄冷剤を平面状に2層乃至3層並べ
て収納し凍結しているが、コンテナーと蓄冷剤或いは蓄
冷剤同士の接触部の面積が大きく、凍結固着した蓄冷剤
をコンテナーから取出す場合に、大きな力が必要で作業
性に問題があった。また、コンテナーに、蓄冷剤を平面
状に並び換えて収納するため作業効率が悪く、またコン
テナー内に蓄冷剤を多く収納できないのでコンテナーの
数が多く必要となり、冷凍庫の中に収納する場合、場所
をとることになり、冷却効率にも問題があった。また蓄
冷剤回収時の状態と凍結時の状態が異なり、並び替えの
作業が必要であった。
【0004】本考案の目的は、蓄冷剤を運搬するコンテ
ナーで、多数の蓄冷剤をコンパクトに収納でき、収納、
取出しが容易であり、収納状態で効率良く冷凍でき、冷
凍した蓄冷剤の取出しが楽であり、また蓄冷剤をコンテ
ナーに回収し洗浄する際も洗浄性に優れ、更に洗浄後そ
のままの収納状態で蓄冷剤を冷凍し再利用できる蓄冷剤
運搬用コンテナーを提供するにある。
ナーで、多数の蓄冷剤をコンパクトに収納でき、収納、
取出しが容易であり、収納状態で効率良く冷凍でき、冷
凍した蓄冷剤の取出しが楽であり、また蓄冷剤をコンテ
ナーに回収し洗浄する際も洗浄性に優れ、更に洗浄後そ
のままの収納状態で蓄冷剤を冷凍し再利用できる蓄冷剤
運搬用コンテナーを提供するにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案によれば、底壁
と、第一の対向する対の側壁と、第二の対向する対の側
壁とを備えたコンテナー本体と、コンテナー本体に着脱
自在に組込まれた複数個の中仕切壁とから成るコンテナ
ーにおいて、前記第一の対向する対の側壁の一方の側壁
に開口部が設けられ、前記複数個の中仕切壁は、コンテ
ナー本体内に、第一の対向する対の側壁及び底壁との間
の係合機構により着脱自在に組込まれ、第二の対向する
対の側壁間に蓄冷剤を挿入し得る幅の間隔をあけてほぼ
垂直に立設されており、中仕切壁により区画された空間
内に蓄冷剤を立てて収納でき、蓄冷剤の収納及び取出し
をコンテナーの上面及び側面から可能にしていることを
特徴とする蓄冷剤運搬用コンテナーが提供される。
と、第一の対向する対の側壁と、第二の対向する対の側
壁とを備えたコンテナー本体と、コンテナー本体に着脱
自在に組込まれた複数個の中仕切壁とから成るコンテナ
ーにおいて、前記第一の対向する対の側壁の一方の側壁
に開口部が設けられ、前記複数個の中仕切壁は、コンテ
ナー本体内に、第一の対向する対の側壁及び底壁との間
の係合機構により着脱自在に組込まれ、第二の対向する
対の側壁間に蓄冷剤を挿入し得る幅の間隔をあけてほぼ
垂直に立設されており、中仕切壁により区画された空間
内に蓄冷剤を立てて収納でき、蓄冷剤の収納及び取出し
をコンテナーの上面及び側面から可能にしていることを
特徴とする蓄冷剤運搬用コンテナーが提供される。
【0006】本考案においては、該係合機構として、中
仕切壁の側縁部及び下縁部に係合用突出部を設けると共
に第一の対向する対の側壁と底壁に係合用嵌合部を設け
ることが好適である。
仕切壁の側縁部及び下縁部に係合用突出部を設けると共
に第一の対向する対の側壁と底壁に係合用嵌合部を設け
ることが好適である。
【0007】また中仕切壁が、その縁部に凹部を有する
ことが蓄冷剤の収納及び取出しを容易にする上に好適で
ある。
ことが蓄冷剤の収納及び取出しを容易にする上に好適で
ある。
【0008】また底壁、側壁及び中仕切壁が、格子状構
造または多数の透孔を有することが蓄冷剤面との接触面
を少なくし取出しを容易にし、冷却効率、洗浄効率を向
上させるのに好適である。また中央の中仕切壁が側縁近
傍にテーパ状突出部を有することが蓄冷剤の収納、取出
しを容易にする。
造または多数の透孔を有することが蓄冷剤面との接触面
を少なくし取出しを容易にし、冷却効率、洗浄効率を向
上させるのに好適である。また中央の中仕切壁が側縁近
傍にテーパ状突出部を有することが蓄冷剤の収納、取出
しを容易にする。
【0009】
【作用】本考案の蓄冷剤運搬用コンテナー(以下コンテ
ナーという)は、コンテナー本体とコンテナー本体内に
着脱可能に組込まれた複数個の中仕切壁とから成る。
ナーという)は、コンテナー本体とコンテナー本体内に
着脱可能に組込まれた複数個の中仕切壁とから成る。
【0010】該中仕切壁は側壁及び底壁との間の係合機
構により第一の対向する対の側壁と底壁に係合すること
により、第二の対向する対の側壁の間に蓄冷剤を挿入し
得る幅をあけて互に平行に立設することができ、中仕切
壁で区画された空間に夫々蓄冷剤を立てて収納させるこ
とができる。この蓄冷剤は、通常矩形の適当な厚みの板
状やパウチ状の形で市販され、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のプラスチックパッケージ内に冷却媒体が密封
されている。
構により第一の対向する対の側壁と底壁に係合すること
により、第二の対向する対の側壁の間に蓄冷剤を挿入し
得る幅をあけて互に平行に立設することができ、中仕切
壁で区画された空間に夫々蓄冷剤を立てて収納させるこ
とができる。この蓄冷剤は、通常矩形の適当な厚みの板
状やパウチ状の形で市販され、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のプラスチックパッケージ内に冷却媒体が密封
されている。
【0011】中仕切幅より僅かに幅広い間隔で蓄冷剤を
収納できるのでコンテナー内に多数個の蓄冷剤を収納で
きる。コンテナー本体は、上面が開放し、一側面に蓄冷
剤を取出し可能な開口部を設けており、これに加えて中
仕切壁には上縁及び側縁に切欠凹部を設けているので蓄
冷剤の収納、取出しが容易となっている。上面及び一側
面の開口部、底壁、側壁、中仕切壁が通気性良好、排水
性良好に格子状、或いは多数の透孔を有することによ
り、蓄冷剤を収納したコンテナーを冷凍室乃至冷凍庫内
で冷却するとき、一様に迅速に冷却することができる。
またこれら壁体の構造のために蓄冷剤は、これら壁体と
の接触面積が僅かな状態で冷却されるので、十分に冷却
させた蓄冷剤をコンテナーから取出すとき力を要せず容
易に上面及び側面から取出すことができる。またコンテ
ナー自体の洗浄性、水切り性を非常に良好にし、使用済
み蓄冷剤をコンテナーに回収して収納した状態において
も洗浄性、水切性を良好にする。また洗浄後冷却して再
利用する場合にも、入れ替えすることなく、そのまま冷
却して再利用できる。
収納できるのでコンテナー内に多数個の蓄冷剤を収納で
きる。コンテナー本体は、上面が開放し、一側面に蓄冷
剤を取出し可能な開口部を設けており、これに加えて中
仕切壁には上縁及び側縁に切欠凹部を設けているので蓄
冷剤の収納、取出しが容易となっている。上面及び一側
面の開口部、底壁、側壁、中仕切壁が通気性良好、排水
性良好に格子状、或いは多数の透孔を有することによ
り、蓄冷剤を収納したコンテナーを冷凍室乃至冷凍庫内
で冷却するとき、一様に迅速に冷却することができる。
またこれら壁体の構造のために蓄冷剤は、これら壁体と
の接触面積が僅かな状態で冷却されるので、十分に冷却
させた蓄冷剤をコンテナーから取出すとき力を要せず容
易に上面及び側面から取出すことができる。またコンテ
ナー自体の洗浄性、水切り性を非常に良好にし、使用済
み蓄冷剤をコンテナーに回収して収納した状態において
も洗浄性、水切性を良好にする。また洗浄後冷却して再
利用する場合にも、入れ替えすることなく、そのまま冷
却して再利用できる。
【0012】
【実施例】本考案のコンテナーを図に基いて説明する。
図1は、本考案のコンテナーの一実施例を示す斜視図で
あり、図2はコンテナー本体の平面図であり、図3は、
コンテナー本体の正面側面図(左半分)及び図2のA−
A断面図(右半分)であり、図4は、コンテナー本体の
背面側面図の左半分を示す。図5は、コンテナー本体の
右側面図(右半分)と図2のB−B断面図(左半分)を
示す。図6は中仕切壁の一例で図6のAは正面図であ
り、図6のBは平面図(右半分)であり、図6のCは右
側面図である。図7はコンテナーの中央の位置に立設さ
れる他の中仕切壁の一例で、図7のAは正面図右半分で
あり、図7のBは平面図右半分であり、図8は図7の中
仕切壁とコンテナー本体との係合状態を示す断面図であ
る。
図1は、本考案のコンテナーの一実施例を示す斜視図で
あり、図2はコンテナー本体の平面図であり、図3は、
コンテナー本体の正面側面図(左半分)及び図2のA−
A断面図(右半分)であり、図4は、コンテナー本体の
背面側面図の左半分を示す。図5は、コンテナー本体の
右側面図(右半分)と図2のB−B断面図(左半分)を
示す。図6は中仕切壁の一例で図6のAは正面図であ
り、図6のBは平面図(右半分)であり、図6のCは右
側面図である。図7はコンテナーの中央の位置に立設さ
れる他の中仕切壁の一例で、図7のAは正面図右半分で
あり、図7のBは平面図右半分であり、図8は図7の中
仕切壁とコンテナー本体との係合状態を示す断面図であ
る。
【0013】図1に示すように、コンテナー本体2は、
第一の対向する対の側壁(長側壁)5,6と、第二の対
向する対の側壁(短側壁)7,8とを備え、一方の長側
壁5に開口部9(9A及び9B)を設けている、上面を
開放し一側面を開口した箱形状のコンテナーである。各
側壁は底壁から上方へ僅かに拡がっている。
第一の対向する対の側壁(長側壁)5,6と、第二の対
向する対の側壁(短側壁)7,8とを備え、一方の長側
壁5に開口部9(9A及び9B)を設けている、上面を
開放し一側面を開口した箱形状のコンテナーである。各
側壁は底壁から上方へ僅かに拡がっている。
【0014】底壁4は、図2の平面図に示すように、格
子状によって構成され、多数の透孔11を有する。格子
状構造による構成のため洗浄時の排水、水切れがよく、
またコンテナー上方及び下方からの洗浄を可能にする。
また冷却時の冷流の流れをスムースにする。底壁4は、
排水、通気を良くするように多数の透孔を設けた板状の
ものでもよい。また底壁強化のため適宜リブ等で補強さ
れる。
子状によって構成され、多数の透孔11を有する。格子
状構造による構成のため洗浄時の排水、水切れがよく、
またコンテナー上方及び下方からの洗浄を可能にする。
また冷却時の冷流の流れをスムースにする。底壁4は、
排水、通気を良くするように多数の透孔を設けた板状の
ものでもよい。また底壁強化のため適宜リブ等で補強さ
れる。
【0015】側壁5,6,7,8の上縁には、コンテナ
ー外方に水平に一様な幅で突出した上部フランジ12が
設けられ、下縁には上部フランジ12に対応して外方に
水平に一様な幅で突出した下部フランジ13が設けられ
ている。この下部フランジ13の上面は、底壁4の上面
より僅かに上の位置にある。各側壁には、上部フランジ
12のやや下方に外方に突出す横リブ14が設けられて
いる。
ー外方に水平に一様な幅で突出した上部フランジ12が
設けられ、下縁には上部フランジ12に対応して外方に
水平に一様な幅で突出した下部フランジ13が設けられ
ている。この下部フランジ13の上面は、底壁4の上面
より僅かに上の位置にある。各側壁には、上部フランジ
12のやや下方に外方に突出す横リブ14が設けられて
いる。
【0016】各側壁のコーナー近傍及び長側壁6、短側
壁7,8には、上部フランジ12と下部フランジ13と
を結ぶ複数の縦リブ15が設けられ、更にそれらを横に
結ぶ横リブ16が横リブ14と下部フランジ13との間
に設けられている。またそれらのリブ間に副となる縦リ
ブ、横リブが設けられている。そしてこれらのリブ構造
が格子状に壁体の骨格を構成しており、そのリブの格子
の間にほぼ一ぱいに透孔17を設けている。(図3、図
4及び図5)側壁もまた格子状桟構造にしてもよい。透
孔17は通気性を良くし冷却効率を良くしまた洗浄性を
良好にする。
壁7,8には、上部フランジ12と下部フランジ13と
を結ぶ複数の縦リブ15が設けられ、更にそれらを横に
結ぶ横リブ16が横リブ14と下部フランジ13との間
に設けられている。またそれらのリブ間に副となる縦リ
ブ、横リブが設けられている。そしてこれらのリブ構造
が格子状に壁体の骨格を構成しており、そのリブの格子
の間にほぼ一ぱいに透孔17を設けている。(図3、図
4及び図5)側壁もまた格子状桟構造にしてもよい。透
孔17は通気性を良くし冷却効率を良くしまた洗浄性を
良好にする。
【0017】図1及び図3に示すように、長側壁5は、
上部フランジ12から横リブ14に及ぶ横にのびる横桁
状壁部18と中央を上下にのびる両側に縦リブ15を有
する柱状壁部19とを残し開口し開口部9を設けてい
る。この開口部9は横リブ14と下部フランジ13とコ
ーナー近傍の縦リブ15と柱状壁部19とに囲まれた二
つの開口部9A,9Bよりなる。また側壁(5,6,
7,8)の下端部には、底壁4よりやや下方に突出した
リブ状脚部20が設けられている。なお図では長側壁6
の透孔17を省略している。
上部フランジ12から横リブ14に及ぶ横にのびる横桁
状壁部18と中央を上下にのびる両側に縦リブ15を有
する柱状壁部19とを残し開口し開口部9を設けてい
る。この開口部9は横リブ14と下部フランジ13とコ
ーナー近傍の縦リブ15と柱状壁部19とに囲まれた二
つの開口部9A,9Bよりなる。また側壁(5,6,
7,8)の下端部には、底壁4よりやや下方に突出した
リブ状脚部20が設けられている。なお図では長側壁6
の透孔17を省略している。
【0018】図3、図4に示すように長側壁5の横桁状
壁部18とこれに対応する長側壁6の上部フランジ12
と横リブ14との間の壁部に、コンテナー本体内に蓄冷
剤を間隔をおいて立てて挿入できるように中仕切壁の側
縁係合耳28を嵌合するための係合用嵌合部として、縦
長の係合用スリット21が複数個設けられている。図示
ではスリットが設けられているが、壁体内側にスリット
にかえて平行する縦長の二本の突条を設けてその間を嵌
合溝としてもよい。
壁部18とこれに対応する長側壁6の上部フランジ12
と横リブ14との間の壁部に、コンテナー本体内に蓄冷
剤を間隔をおいて立てて挿入できるように中仕切壁の側
縁係合耳28を嵌合するための係合用嵌合部として、縦
長の係合用スリット21が複数個設けられている。図示
ではスリットが設けられているが、壁体内側にスリット
にかえて平行する縦長の二本の突条を設けてその間を嵌
合溝としてもよい。
【0019】また底壁4の格子10には、図2に示すよ
うに中仕切壁の下縁係合耳29を嵌合するための係合用
嵌合部22が対応して設けられている。図示では格子1
0に突部23を設けて嵌合部を設けている。また図では
一部を示し大半は図示を省略している。
うに中仕切壁の下縁係合耳29を嵌合するための係合用
嵌合部22が対応して設けられている。図示では格子1
0に突部23を設けて嵌合部を設けている。また図では
一部を示し大半は図示を省略している。
【0020】中仕切壁3は、図6(図6のA、図6の
B、図6のC)に示すように格子24で構成され多数の
透孔25を有する。この格子は方形状格子でも綾状格子
でもよい。また突条、突起を設け透孔を有する板状のも
のでもよい。繰返し冷却して使用しても変形しにくいも
の、表面が平面部がないかあっても少なくて蓄冷剤との
接触面が少なく且つ透孔を有するものが良い。
B、図6のC)に示すように格子24で構成され多数の
透孔25を有する。この格子は方形状格子でも綾状格子
でもよい。また突条、突起を設け透孔を有する板状のも
のでもよい。繰返し冷却して使用しても変形しにくいも
の、表面が平面部がないかあっても少なくて蓄冷剤との
接触面が少なく且つ透孔を有するものが良い。
【0021】中仕切壁3の上縁の中央部及び側縁の中央
部は縁部を内方に後退させた逆梯形状に外が幅広く内が
狹い切欠凹部26,27を設けている。中仕切壁3の両
側縁上部に外方に突出す側縁係合耳28を、また下縁に
下方に突出す下縁係合耳29を設けている。中仕切壁3
をコンテナー本体2に組込むときは、コンテナー本体2
の上方から順に挿入し夫々の中仕切壁3の側縁係合耳2
8及び下縁係合耳29をコンテナー本体の係合用嵌合部
21及び22に夫々嵌合して係合させて立設する。図6
のA左半分に嵌合状態を示す。
部は縁部を内方に後退させた逆梯形状に外が幅広く内が
狹い切欠凹部26,27を設けている。中仕切壁3の両
側縁上部に外方に突出す側縁係合耳28を、また下縁に
下方に突出す下縁係合耳29を設けている。中仕切壁3
をコンテナー本体2に組込むときは、コンテナー本体2
の上方から順に挿入し夫々の中仕切壁3の側縁係合耳2
8及び下縁係合耳29をコンテナー本体の係合用嵌合部
21及び22に夫々嵌合して係合させて立設する。図6
のA左半分に嵌合状態を示す。
【0022】中仕切壁3のうち、コンテナー本体の中央
(長側壁5の柱状壁部の場所)に入る中仕切壁3Aには
側壁部の中央部に切欠凹部を設けないものが用いられ
る。また中仕切壁3Aでは、図7のA、図7のBに示す
ように厚みが長側壁5の柱状壁部19の幅よりもややう
すいので、側縁近傍に厚み方向に突出させたテーパー状
突出部30を設けている。また側壁中央にも係合用耳3
1を設け対応する長側壁の位置に係合用嵌合部(スリッ
ト)を設けてもよい。テーパー状突出部30によりこの
中仕切壁3Aの両側に挿入される蓄冷剤の収納、取出し
が支障なくできる。図8は、長側壁5の柱状壁部19の
ある中央に入る中仕切壁3Aの係合状態を示している。
(長側壁5の柱状壁部の場所)に入る中仕切壁3Aには
側壁部の中央部に切欠凹部を設けないものが用いられ
る。また中仕切壁3Aでは、図7のA、図7のBに示す
ように厚みが長側壁5の柱状壁部19の幅よりもややう
すいので、側縁近傍に厚み方向に突出させたテーパー状
突出部30を設けている。また側壁中央にも係合用耳3
1を設け対応する長側壁の位置に係合用嵌合部(スリッ
ト)を設けてもよい。テーパー状突出部30によりこの
中仕切壁3Aの両側に挿入される蓄冷剤の収納、取出し
が支障なくできる。図8は、長側壁5の柱状壁部19の
ある中央に入る中仕切壁3Aの係合状態を示している。
【0023】図1に示すように、中仕切壁3を組込んだ
コンテナー1において、各中仕切壁3の上縁が上部フラ
ンジ12よりやや下方にまた横リブ14より上方に位置
し、中仕切壁3,3Aが区分する区分空間32の幅は蓄
冷剤の幅よりもやや広くつくられている。蓄冷剤を各区
分空間32に挿入したとき蓄冷剤は、その上端が中仕切
壁3の上縁よりやや低い位置にあり、中仕切壁3の上縁
の切欠凹部26の逆梯形の底辺よりも高い位置にある。
また開口部9(9A,9B)の側の蓄冷剤の側端はコン
テナー内で中仕切壁3の側縁の切欠凹部27の逆梯形の
底辺よりも外方に出ている位置にある。かくして切欠凹
部26,27があるため、蓄冷剤の収納、取出しが上面
と一側面の開口部9A,9Bから容易に行なうことがで
きる。
コンテナー1において、各中仕切壁3の上縁が上部フラ
ンジ12よりやや下方にまた横リブ14より上方に位置
し、中仕切壁3,3Aが区分する区分空間32の幅は蓄
冷剤の幅よりもやや広くつくられている。蓄冷剤を各区
分空間32に挿入したとき蓄冷剤は、その上端が中仕切
壁3の上縁よりやや低い位置にあり、中仕切壁3の上縁
の切欠凹部26の逆梯形の底辺よりも高い位置にある。
また開口部9(9A,9B)の側の蓄冷剤の側端はコン
テナー内で中仕切壁3の側縁の切欠凹部27の逆梯形の
底辺よりも外方に出ている位置にある。かくして切欠凹
部26,27があるため、蓄冷剤の収納、取出しが上面
と一側面の開口部9A,9Bから容易に行なうことがで
きる。
【0024】このコンテナー本体2の短側壁7,8の上
部中央に把持用孔部33を設けている。このコンテナー
1は、空箱の状態でも、蓄冷剤を収納した状態でもコン
テナー同士を段積みすることができる。段積みの際は、
上段コンテナーの下部フランジ13が下段コンテナーの
上部フランジ12にのり、上段コンテナーの下部フラン
ジ13の下面より下方の部分が下段コンテナー上部内側
に嵌合して段積みされる。
部中央に把持用孔部33を設けている。このコンテナー
1は、空箱の状態でも、蓄冷剤を収納した状態でもコン
テナー同士を段積みすることができる。段積みの際は、
上段コンテナーの下部フランジ13が下段コンテナーの
上部フランジ12にのり、上段コンテナーの下部フラン
ジ13の下面より下方の部分が下段コンテナー上部内側
に嵌合して段積みされる。
【0025】本考案のコンテナーは、コンテナー本体と
中仕切壁は別個に成形される。使用される合成樹脂とし
ては、汎用の公知の樹脂を用いることができるが、一般
には熱可塑性の合成樹脂即ちプラスチックが主に用いら
れる。通常ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合
体等オレフィン系樹脂が用いられるが、そのほか塩化ビ
ニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポリスチ
レン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミド等を用いることができる。
中仕切壁は別個に成形される。使用される合成樹脂とし
ては、汎用の公知の樹脂を用いることができるが、一般
には熱可塑性の合成樹脂即ちプラスチックが主に用いら
れる。通常ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合
体等オレフィン系樹脂が用いられるが、そのほか塩化ビ
ニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポリスチ
レン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミド等を用いることができる。
【0026】
【考案の効果】コンテナーには、以上のように蓄冷剤を
中仕切壁3の厚みより僅かに広い幅の間隔を置いて立て
て収納できるので、コンパクトに多数の蓄冷剤を収納す
ることができる。蓄冷剤の冷却は、このコンパクトに多
数の蓄冷剤を収納した状態で、冷凍室乃至冷凍庫内に入
れて冷却できる。このコンテナーは、底壁、各側壁、各
中仕切壁の何れもが通気性良く、しかも上面及び一側面
が開口しているので冷却が一様に迅速にできる。冷却さ
れた蓄冷剤を使用するとき、コンテナーから取出して使
用するが、冷却状態で蓄冷剤表面と底壁、中仕切壁、側
壁等との接触面積が僅かなので、冷却で氷つく力も弱く
簡単にはなすことができ更に上方と側方開口部から簡単
に取出すことができる。使用済み蓄冷剤を回収するとき
も、コンテナーの空箱に蓄冷剤を立ててコンパクトに多
数収納できる。
中仕切壁3の厚みより僅かに広い幅の間隔を置いて立て
て収納できるので、コンパクトに多数の蓄冷剤を収納す
ることができる。蓄冷剤の冷却は、このコンパクトに多
数の蓄冷剤を収納した状態で、冷凍室乃至冷凍庫内に入
れて冷却できる。このコンテナーは、底壁、各側壁、各
中仕切壁の何れもが通気性良く、しかも上面及び一側面
が開口しているので冷却が一様に迅速にできる。冷却さ
れた蓄冷剤を使用するとき、コンテナーから取出して使
用するが、冷却状態で蓄冷剤表面と底壁、中仕切壁、側
壁等との接触面積が僅かなので、冷却で氷つく力も弱く
簡単にはなすことができ更に上方と側方開口部から簡単
に取出すことができる。使用済み蓄冷剤を回収するとき
も、コンテナーの空箱に蓄冷剤を立ててコンパクトに多
数収納できる。
【0027】コンテナー単独でも蓄冷剤収納した状態で
も洗浄ができる。上面と一側面が開口していること、底
壁、側壁、中仕切壁が多数の透孔を有し通気性、通水
性、排水性良好に造られているため、洗浄水、洗浄液等
への浸漬或いは洗浄水、洗浄液等の散布、スプレー等に
より効率良く洗浄できる。また洗浄後の水切り或いは乾
燥も早い。洗浄後の水切り後或いは乾燥後、またこの収
納状態でそのまま冷却再利用できる。
も洗浄ができる。上面と一側面が開口していること、底
壁、側壁、中仕切壁が多数の透孔を有し通気性、通水
性、排水性良好に造られているため、洗浄水、洗浄液等
への浸漬或いは洗浄水、洗浄液等の散布、スプレー等に
より効率良く洗浄できる。また洗浄後の水切り或いは乾
燥も早い。洗浄後の水切り後或いは乾燥後、またこの収
納状態でそのまま冷却再利用できる。
【図1】 本考案のコンテナーの一実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】 本考案のコンテナー本体の平面図。
【図3】 本考案のコンテナー本体の正面側面図(左半
分)及び図2のA−A断面図(右半分)。
分)及び図2のA−A断面図(右半分)。
【図4】 本考案のコンテナー本体の背面側面図(左半
分)。
分)。
【図5】 本考案のコンテナー本体の右側面図(右半
分)及び図2のB−B断面図(左半分)。
分)及び図2のB−B断面図(左半分)。
【図6】 Aは中仕切壁の一例の正面図、Bは同上中仕
切壁の平面図(右半分)、Cは同上中仕切壁の右側面図
を示す。
切壁の平面図(右半分)、Cは同上中仕切壁の右側面図
を示す。
【図7】 Aは中仕切壁の他の一例の正面図(右半
分)、Bは同上中仕切壁の平面図(右半分)を示す。
分)、Bは同上中仕切壁の平面図(右半分)を示す。
【図8】 図7の中仕切壁とコンテナー本体との係合状
態を示す断面図。
態を示す断面図。
1 コンテナー 2 コンテナー本体 3 中仕切壁 4 底壁 5,6 長側壁 7,8 短側壁 9A,9B 開口部 10 格子 11 透孔 12 上部フランジ 13 下部フランジ 14,16 横リブ 15 縦リブ 17 透孔 18 横桁状壁部 19 柱状壁部 20 リブ状脚部 21 係合用スリット 22 係合用嵌合部 23 突部 24 格子 25 透孔 26,27 切欠凹部 28,31 側縁係合耳 29 下縁係合耳 30 テーパー状突出部 32 区分空間 33 把持用孔部
Claims (5)
- 【請求項1】 底壁と、第一の対向する対の側壁と、第
二の対向する対の側壁とを備えたコンテナー本体と、コ
ンテナー本体に着脱可能に組込まれた複数個の中仕切壁
とから成るコンテナーにおいて、 前記第一の対向する対の側壁の一方の側壁に開口部が設
けられ、前記複数個の中仕切壁は、コンテナー本体内
に、第一の対向する対の側壁及び底壁との間の係合機構
により着脱自在に組込まれ、第二の対向する対の側壁間
に蓄冷剤を挿入し得る幅の間隔をあけてほぼ垂直に立設
されており、中仕切壁により区画された空間内に蓄冷剤
を立てて収納でき、蓄冷剤の収納及び取出しをコンテナ
ーの上面及び側面から可能にしていることを特徴とする
蓄冷剤運搬用コンテナー。 - 【請求項2】 該係合機構が、中仕切壁の側縁部及び下
縁部に設けた係合用突出部と、コンテナー本体の第一の
対向する対の側壁及び底壁に設けた係合用嵌合部とから
なる請求項1記載のコンテナー。 - 【請求項3】 該中仕切壁が、その縁部に凹部を有する
請求項1記載のコンテナー。 - 【請求項4】 該底壁、側壁及び該中仕切壁が格子状構
造、または多数の透孔を有する請求項1記載のコンテナ
ー。 - 【請求項5】 中央の中仕切壁が側縁近傍にテーパー状
突出部を有する請求項1記載のコンテナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079561U JP2575019Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 蓄冷剤運搬用コンテナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079561U JP2575019Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 蓄冷剤運搬用コンテナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642676U JPH0642676U (ja) | 1994-06-07 |
JP2575019Y2 true JP2575019Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13693428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992079561U Expired - Fee Related JP2575019Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 蓄冷剤運搬用コンテナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575019Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4672160B2 (ja) * | 2000-03-24 | 2011-04-20 | 株式会社東芝 | 蓄冷器およびそれを使用した蓄冷式冷凍機 |
KR100942801B1 (ko) * | 2008-01-21 | 2010-02-18 | 주식회사 한국마이콤 | 축냉 팩 대차 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP1992079561U patent/JP2575019Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642676U (ja) | 1994-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4190172A (en) | Beverage bottle case | |
US20160194115A1 (en) | Customizable Caddy | |
JP2575019Y2 (ja) | 蓄冷剤運搬用コンテナー | |
JPH11100069A (ja) | 合成樹脂発泡体製の容器及び該容器によるイカ運搬用包装品 | |
US3301428A (en) | Milk carton container | |
JP2003104476A (ja) | 卵収容トレー | |
JP3300276B2 (ja) | 運搬用容器 | |
JP2606092Y2 (ja) | 運搬用容器 | |
JP2001253437A (ja) | 蓄冷体容器 | |
JP2514339Y2 (ja) | 魚介類の運搬容器 | |
JP2001048178A (ja) | 多段積みトレイ | |
JP2604342Y2 (ja) | 魚ケース | |
JP2509021Y2 (ja) | 包装容器 | |
JP2001130530A (ja) | 収納ボックス | |
CN214690757U (zh) | 一种防溢托盘 | |
JPH0627582Y2 (ja) | 保温保冷用コンテナ | |
JP3812766B2 (ja) | ペットボトル用トレイ | |
JPH0623890Y2 (ja) | 蓄冷剤ケース | |
JP2005324843A (ja) | ボトル用トレー | |
JPH0714223Y2 (ja) | 容 器 | |
JPS5943261Y2 (ja) | 保冷容器 | |
JPS6216894Y2 (ja) | ||
JP2585816Y2 (ja) | 蓄冷剤収納用コンテナ | |
JPS5918315Y2 (ja) | 乾燥用かご | |
JP3029583U (ja) | 冷凍製品を収納保存するための発砲スチロール製包装容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |