JP2514339Y2 - 魚介類の運搬容器 - Google Patents

魚介類の運搬容器

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JP2514339Y2
JP2514339Y2 JP1989068990U JP6899089U JP2514339Y2 JP 2514339 Y2 JP2514339 Y2 JP 2514339Y2 JP 1989068990 U JP1989068990 U JP 1989068990U JP 6899089 U JP6899089 U JP 6899089U JP 2514339 Y2 JP2514339 Y2 JP 2514339Y2
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JP1989068990U
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Inventor
昭彦 長谷川
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ハセガワ化成 株式会社
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、魚介類を新鮮なままの状態で運搬するため
の魚介類の運搬容器に関し、特に生牡蠣の運搬に好適な
運搬容器に関する。
[従来の技術] 魚介類の運搬にあたっては、鮮度を保持するために低
温状態で運搬することが必要である。そこで、従来の魚
介類の運搬は、保冷効果の高い発泡樹脂製の容器を用
い、当該容器にドライアイス等の蓄冷剤を収納して低温
状態を維持するようになっていた。
また、収容した魚介類が運搬中の振動により容器内を
動きまわったり、互いに衝突したりすることを防止する
ため、第6図(a),(b)に示すように、格子状の仕
切り壁100を組み込んで容器本体101内に装着する構造と
なっていた。特に、被収容物が生牡蠣の場合、貝殻に多
数の鋭利な突出片を有するため、容器内で衝突すると互
いに傷付きやすく、そこで上述の仕切り壁100が非常に
重要な役割を果たしていた。
[解決すべき課題] しかしながら、上述した従来の魚介類の運搬容器は、
容器内に装着する仕切り壁100が、第6図(a)に示す
ごとく、各仕切り板102にあらかじめ一定間隔で設けた
スリット103をそれぞれ係合させることによって格子状
としていたので、仕切り壁100内の部屋の広さをその後
に変更することができなかった。そのため、収容する魚
介類(例えば、生牡蠣)に大きさ,形状のばらつきがあ
るような場合、その大きさ,形状に応じて仕切り壁100
内の部屋の広さを変更して使用することができず柔軟性
に欠けていた。
また、魚介類の運搬中には、魚介類から液汁が漏れ出
たり解凍して水が生じたりして容器内の底に溜るため、
底部に置かれた内容物はそれらの液体から悪影響を受け
ることがある。このようなことから運搬中に収容物(魚
介類)の鮮度が落ち、腐食の進行を早めるという問題が
あった。
さらに、仕切り壁によって容器内の部屋と部屋の間が
完全に遮断されてしまうため通気性が悪く、容器内を均
等に冷却することができなかった。
本考案は、このような問題点にかんがみてなされたも
ので、仕切り壁の嵌合位置を任意に調整して収容物の大
きさに合わせた部屋を形成することができるとともに、
底部に溜った液体によって収容物が悪影響を受けること
がく、かつ、仕切板を嵌めるだけで通気孔を形成でき容
器内全体を均等に冷却することのできる魚介類の運搬容
器の提供を目的とする。
[課題の解決手段] 上記目的を達成するために、発泡樹脂製の箱形容器本
体と、この容器本体に着脱自在に嵌合する蓋体とを備え
た魚介類の運搬容器において、上記容器本体の内部側壁
の高さ方向にそれぞれ対向して複数本設けられた側溝
と、上記側壁に設けた側溝とずらした状態で、上記容器
本体の内部底壁に格子状に設けられた底溝と、上記側壁
の対向する側溝のみに嵌合して容器本体内部を縦方向ま
たは横方向に仕切る第一仕切り板と、上記側壁と第一仕
切り板との間または対向する第一仕切り板の間を任意の
大きさの部屋に仕切る第二仕切り板とを具備した構成と
してある。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す図面であ
り、第1図は全体的な外観構成を示す斜視図、第2図は
容器本体を一部切欠いて示す斜視図である。
なお、本実施例は、生牡蠣を被収容物とする運搬容器
を示している。
これらの図面において、10は容器本体であり、保冷性
を有する発泡樹脂により、上面が開口した箱状に形成さ
れている。この容器本体10は、生牡蠣を積重ねることな
く任意個数だけ収容し、かつ上部に蓄冷剤を収容できる
大きさに設定してある。20は同じく発泡樹脂により形成
された蓋体で、容器本体10の上面開口部の周縁11に嵌合
して、当該開口部を閉塞する。
容器本体10の内部側壁10a,10b,10c,10dには、それぞ
れ高さ方向に延びる側溝12が等間隔で複数本形成されて
いる。これらの側溝12のうち、向かい合う側壁10aと10
c、また10bと10dに形成された側溝12は、互いに対向す
る位置に形成されている。側溝12の形状は角溝状となっ
ており、側壁10a〜10dに形成する間隔および本数は、後
述する仕切りの間隔および数に対応して任意に設定す
る。
容器本体10の内部底壁10eには、縦横に交差する底溝1
3,14が複数本形成されている。これら底溝13,14は、側
溝12と互いにずらした位置、すなわち側溝12の下端が底
溝13,14と重ならない位置に形成してある。
30,31は仕切り用の長板,短板で、耐衝撃性を有する
プラスチック材等で形成されている、長板30は、容器本
体10の互いに対面する側壁10a,10cまたは10b,10dの上の
側溝12,12間に対応した長さを有し、両端が任意の側溝1
2,12に嵌合する。このとき、長板30の下端縁は底溝13,1
4には嵌合せず、内部底壁10eに当接する。すなわち、第
2図に示すごとく、容器本体10内を長板30で仕切ったと
きにも、その仕切られた部屋の間は底溝13,14により連
通するようになっている。
このようにすると、蓄冷剤の位置が片寄っていたり、
あるいは魚介類が沢山収納されているときに生じる容器
内における冷却のばらつき(偏冷却)を解消して容器内
を均等に冷却することができる。
なお、本実施例の長板30は、第2図に示すように容器
本体10内を縦方向に仕切るようになっているが、必要に
応じて横方向に仕切るようにしてもよい。
短板31は、容器本体10内を縦方向(または横方向)に
仕切る長板30の間を直角方向に仕切るもので、これら長
板30と短板31とにより生牡蠣を一個づつ収容できる多数
の部屋を容器本体10内に形成する。
この短板31は、第2図に示すように、接着剤等を用い
て長板30の間の任意の位置に、収容物の大きさに合せて
接着する。この短板31の下端縁は、底溝13,14に嵌合さ
せてもよく、また、第2図に示すように、長板30と同様
底溝13,14に嵌合させることなく底壁10eに当接させても
よい。
なお、短板31の下端縁を底壁10eと当接させた場合に
は、通気性がより良くなる。
上述した実施例の運搬容器によれば、容器本体10内が
長板30および短板31により個々の生牡蠣の大きさに合せ
て空間が仕切られているので、生牡蠣を各部屋に一個づ
つ収容すれば運搬中に揺れ動くこともなく傷付きを防止
できる。
また、長板30及び短板31によって容器本体内に部屋を
形成しても、長板30(及び短板31)が底溝13とは嵌合し
ないので、底溝13が冷気の通気路となって、長板30,短
板31に切欠きを形成することなく、冷気を均等かつまん
べんなく送ることができるので保冷性が高い。
さらに、運搬中に漏れ出た液体は底溝13,14に溜るた
め、底壁10eの上面に収容した生牡蠣が当該液体になる
悪影響を受けることがない。なお、底溝10cは、本数を
増やしたり、溝を少し深くしておけば、通気孔及び液体
収容の両機能を十分果すことができる。
なお、底溝13の配置を縦横整列させた状態とする必要
はなく、斜めに交差させる等種々の態様で設けることが
できる。
第3図は上記実施例に対する変形例を示す図である。
同図は、長板30に短板31を支持するための仕切り溝41
を形成した変形例を示すものである。上記の実施例にあ
っては、接着剤等により短板31を長板30に接着していた
が、本例においては、容器本体10の側溝12と対向する仕
切り溝41を長板30に形成し、相対向する側溝12と当該溝
41の間、または対向する当該溝41の間に短板31を差し込
むことにより、仕切り空間を形成するようにした。この
ように構成すれば、一層容易に収容物の大きさに対応し
て長板30および短板31に仕切り位置を設定することがで
きる。
また、第3図,第4図及び第5図に示すように、通気
状態をさらに向上させるため、長板30及び又は短板31に
切欠き32及び/又は33を形成してもよく、また、この切
欠きを第5図に示すような半円状の切欠き42,43として
もよい。
なお、冷気送りのための手段としては、上記のような
切欠き32,33や42,43以外にも長板30,短板31をそれぞれ
網目状に形成したプラスチック板を用いて製作するな
ど、種々の構成とすることができる。本考案では、これ
らを総称して切欠きと称する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の魚介類の運搬容器は、
仕切り板の嵌合位置を任意に調整して収容物の大きさに
合った収容空間(部屋)に形成することができるので、
運搬中に収容物が揺れ動くことがなく、また、底部に溜
った液体により収容物が悪影響を受けることがないの
で、収容物の新鮮さを長時間保て、さらに、仕切り板に
よって底溝が塞がれないので、この底溝を通って冷気が
通気し、各部屋間を均等に冷却できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示す図面であり、第
1図は全体的な外観構成を示す斜視図、第2図は容器本
体を一部切欠いて示す斜視図、第3図は仕切り板の斜視
図、第4図,第5図はそれぞれ仕切り板に対する変形例
を示す斜視図、第6図(a),(b)は従来の魚介類運
搬容器を示す斜視図である。 10:容器本体 12:側溝 13,14:底溝 20:蓋体 30:長板 31:短板 32,33:切欠き 41:仕切り溝 42,43:凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂製の箱形容器本体と、この容器本
    体に着脱自在に嵌合する蓋体とを備えた魚介類の運搬容
    器において、 上記容器本体の内部側壁の高さ方向にそれぞれ対向して
    複数本設けられた側溝と、 上記側壁に設けた側溝とずらした状態で、上記容器本体
    の内部底壁に格子状に設けられた底溝と、 上記側壁の対向する側溝にのみ嵌合して容器本体内部を
    縦方向または横方向に仕切る第一仕切り板と、 上記側壁と第一仕切り板との間または対向する第一仕切
    り板の間を任意の大きさの部屋に仕切る第二仕切り板
    と、 を具備したことを特徴とする魚介類の運搬容器。
JP1989068990U 1989-06-15 1989-06-15 魚介類の運搬容器 Expired - Lifetime JP2514339Y2 (ja)

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