JP5988774B2 - 保冷容器 - Google Patents

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本発明は、上端部に開口部を有する発泡合成樹脂よりなる容器本体と、この容器本体の開口部を開閉するように該容器本体に対して着脱自在に取り付けられる発泡合成樹脂よりなる上蓋とを備えた保冷容器に関する。
上記保冷容器にあっては、容器本体に魚介類を氷と共に入れて上蓋を閉じることにより密閉された状態で運搬することで、鮮度を保つことができるようになっている。その保冷容器に種類や大きさの異なる魚介類を別々に収容することができるように、容器本体の収容空間を仕切板で仕切ることが行われている。
前記仕切板は、容器本体を構成する底壁の上面とこの底壁から立設する一対の側壁の内面とに亘って所定間隔を置いて形成された複数の凹溝のうちの特定の凹溝に嵌合固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−6099号公報
ところで、容器本体に魚介類を収容して運搬している際に、例えば牡蠣では液汁、魚ではドリップ液の他、氷が溶けた水などの液体が排出される。その排出された液体は、上記特許文献1の構成では、仕切られた底壁の上面に溜まってしまう。そのため、収容されている魚介類が溜まった液体に浸かってしまい、鮮度が落ちてしまうことがあり、改善の余地があった。
本発明の目的は、前述の問題に鑑みてなされたもので、鮮度が落ちてしまうことを抑制できる保冷容器を提供することにある。
本発明に係る保冷容器は、上端部に開口部を有する発泡合成樹脂よりなる容器本体と、この容器本体の開口部を開閉するように該容器本体に対して着脱自在に取り付けられる発泡合成樹脂よりなる上蓋とを備えた保冷容器であって、前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された左右側壁と、該底壁から立設され左右側壁と互いに連結された前後側壁とを備え、前記左右側壁の長さ方向中間部の内面又は前記前後側壁の長さ方向中間部の内面に、前記容器本体内の空間を複数の空間に仕切る発泡合成樹脂よりなる仕切板の長さ方向両側端が嵌合する上下方向の縦凹溝が形成され、該縦凹溝に嵌合した仕切板の下端が嵌合する横凹溝が前記底壁に形成され、該仕切板で仕切られた空間同士間での液体のやり取りが行えるよう、液体を案内するための液体案内用の凹溝が前記横凹溝と交差するように前記底壁に形成され、前記液体案内用の凹溝は、前後方向に延び左右方向に間隔を置いて少なくとも3つ形成され、前記液体案内用の凹溝のうち左右方向中間部に位置する凹溝は、前記前後側壁の手前まで延長され、前記液体案内用の凹溝のうち左右方向各端部に位置する2つの凹溝は、左右方向中間部に位置する前記凹溝に比べて短く形成され、前記液体案内用の凹溝同士を連結するための連結用凹溝が前記底壁に形成され、該連結用凹溝は、前記横凹溝に対して前後方向両側に配置されるとともに、該連結用凹溝の左右方向端は、左右方向両側の前記各側壁に対して離間されていることを特徴としている。
本発明の構成によれば、仕切板で仕切られた空間同士間での液体のやり取りが行えるよう、液体を案内するための液体案内用の凹溝が横凹溝と交差するように底壁に形成されているから、仕切板で仕切られた一方の空間に収容された魚介類から液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等の液体が、一方の空間にある液体案内用の凹溝と他方の空間にある液体案内用の凹溝とに広がることによって、前記液体が凹溝から溢れることがない、又は溢れることが少ない。よって、液体に魚介類が浸かることがない、又は浸かることが少なくなり、収容された魚介類の鮮度が落ちてしまうことを抑制することができる。また、左右側壁の長さ方向中間部の内面及び前記前後側壁の長さ方向中間部の内面のいずれか一方にのみ、縦凹溝を形成しているので、両方の内面に縦凹溝を形成する構成に比べて、容器本体の強度低下を抑えることができる。
また、本発明に係る保冷容器は、前記横凹溝が、前記前後側壁又は左右側壁と平行に形成され、前記液体案内用の凹溝が、前記左右側壁又は前後側壁と平行で、かつ、所定間隔を置いて複数形成され、該複数の凹溝のうちの2つ以上の凹溝の両端が、前記縦凹溝が形成されていない前後側壁又は左右側壁の手前まで延出されており、前記液体案内用の凹溝の延出端部において該凹溝同士を連結するための連結用凹溝が形成されていてもよい。
かかる構成によれば、複数の凹溝のうちの2つ以上の凹溝の両端が、縦凹溝が形成されていない前後側壁又は左右側壁の手前まで延出されており、液体案内用の凹溝の延出端部において該凹溝同士を連結するための連結用凹溝が形成されていることによって、魚介類からの液汁やドリップ液等の液体を溜めておくための容積を増大させることができ、その分液体に魚介類が浸かることが少なくなり、収容された魚介類の鮮度が落ちてしまうことを更に抑制することができる。
本発明の容器によれば、魚介類から排出される液体を案内するための液体案内用の凹溝が横凹溝と交差するように底壁に形成されているから、仕切板で仕切られた一方の空間に収容された魚介類から液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等の液体が他方の空間の液体案内用の凹溝に移動することができることから、収容された魚介類の鮮度が落ちてしまうことを抑制することができる保冷容器を提供することができる。
本発明の保冷容器の斜視図である。 同保冷容器の上蓋を取り外した容器本体の平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 同保冷容器の上蓋の底面図である。 図1におけるC−C線断面図である。
以下、本発明の容器である保冷容器の一実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。この保冷容器1は、上端部に開口部2を有する発泡合成樹脂でなる箱状の容器本体3と、この容器本体3の開口部2を開閉するように容器本体3に対して着脱可能に取付けられる発泡合成樹脂でなる上蓋4とを備えている。尚、発泡合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の各種発泡合成樹脂が利用できる。また、保冷容器1内には、例えば魚介類を蓄冷材や氷とともに収容する。尚、以下の説明において、保冷容器1の短辺方向を左右方向とし、保冷容器1の長辺方向を前後方向とする。ここでは、保冷容器1の発泡倍率を60倍に設定している。
容器本体3は、図1及び図2に示すように、底壁30と本体側壁31とを備えている。
本体側壁31は、底壁30の表面30Aの外周縁部から上方に立ち上げられていることで、矩形枠状(矩形環状)に形成されている。本体側壁31は、左右側壁310,310及び前後側壁320,320から構成されている。左右側壁310,310は、底壁30の一対の長辺である左右の縁部から上方に立ち上げられ、左右方向で互いに対向している。前後側壁320,320は、底壁30の一対の短辺である前後の縁部から上方に立ち上げられ、前後方向で互いに対向している。
また、左右側壁310,310の長さ方向中間部の内面310A,310Aに、容器本体3内の空間を前後方向で複数(図では2つ)の空間3A,3Bに仕切る仕切板5の長さ方向両側端5A,5Aが嵌合する上下方向の縦凹溝310Mが形成されている。仕切板5は、発泡合成樹脂でなり、板状で長方形に構成され、発泡倍率を30倍に設定している。また、仕切板5は、ブロック状に形成された発泡樹脂ブロック体を加熱したニクロム線により溶融し切断することによって得られる。このように溶融切断することによって、切断面の発泡粒子が溶融されて発泡粒子間の隙間が小さくなり、切断面が他の部分に比べて硬くすることができる。
縦凹溝310Mは、一方の側壁310の内面310Aから外面側に凹むように形成され、一方の側壁310の長手方向に沿って所定間隔(同一間隔)を置いて複数(図2では9個)形成されている。そして、他方の側壁310の内面にも、同様に、前記縦凹溝310Mに対向するように他方の側壁310の長手方向に沿って所定間隔(同一間隔)を置いて複数(ここでは一方の側壁310に形成された縦凹溝310Mと同数)形成されている。図2では、仕切板5を前後方向前側から4番目(後側から6番目)に位置する左右一対の縦凹溝310M,310Mに嵌合している。このように嵌合することによって、容器本体3内に2つの異なる大きさの空間3A,3B(3A<3B)を形成することができる。また、前後方向前側から5番目(後側からも5番目)に位置する左右一対の縦凹溝310M,310Mに嵌合することによって、容器本体3内に2つの同一の大きさの空間3A,3B(3A=3B)を形成することができる。尚、残る7個のうちの任意の左右一対の縦凹溝310M,310Mに仕切板5を嵌合することによって、大きさの異なる2つの空間を形成することができる。
また、各縦凹溝310Mは、側壁310の内面310Aから外面側に離間し、かつ、内面310Aと平行なフラット面310mと、このフラット面310mの横側端と内面310Aとを繋ぐとともにフラット面310mと直交する横側面310n,310nとからなる平面視においてコの字状に形成されている。また、各縦凹溝310Mは、側壁310の上端から底壁30の上面30Aよりも少し下方に入り込んだ位置まで形成されている。更に、図3に示すように、各縦凹溝310Mの上端の幅Tは、仕切板5の厚みT1よりも大きく形成され、下端に向かうほど小さくなって下端では仕切板5の厚みT1より僅かに大きく形成されている。更にまた、フラット面310mは、上端ほど外側に位置するテーパー(傾斜)面に構成されている。尚、縦凹溝310Mの下端の幅は、仕切板5の厚みT1と同一であってもよい。
底壁30は、平面視略長方形に形成された平板状に形成されている。そして、底壁30の上面30Aには、縦凹溝310M,310Mに嵌合した仕切板5の下端5Bが嵌合する横凹溝(水平凹溝)30Mが形成されている。横凹溝30Mは、前後側壁320,320に平行に形成され、すべての左右の縦凹溝310M,310Mを連結するように底壁30の上面30Aに左右側壁310,310間に亘って同一幅で9個形成されている。横凹溝30Mの幅の大きさは、縦凹溝310Mの下端の幅と同一の大きさに設定されている。
また、底壁30の上面30Aには、横凹溝30Mと直交する左右側壁310,310と平行に形成され、前後方向に延びる凹溝30Nが左右方向に所定間隔(図2では一定間隔)を置いて複数(図2では5つ)形成されている。この凹溝30Nは、横凹溝30Mと同一深さを有し、仕切板5で仕切られた空間3A,3B同士間での液体のやり取りが行えるよう、液体を案内するために形成された液体案内用の凹溝である。案内される液体は、魚介類から排出される液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等である。
5つの液体案内用の凹溝30Nのうちの左右方向中間部に位置する3つの凹溝30Nの前後方向両端が、前後側壁320,320の手前まで延出されている。これに対して、残りの左右方向両端部に位置する2つの凹溝30Nの前後方向両端が、前後側壁320,320よりもかなり手前の位置で止まっている。また、液体案内用の凹溝30Nの前後方向両端に位置する横凹溝30Mから前後方向に延びる延出端部において凹溝30N,30N同士を連結するための連結用凹溝30Rが複数(図2では6つ)形成されている。具体的には、5つの凹溝30Nが、2つの左右方向に延びる連結用凹溝30Rで連結されている。また、左右方向両端に位置する凹溝30Nよりも延出されている左右方向中間部に位置する3つの凹溝30Nの延出端部である前後方向両端部(前後側壁320,320に近い両端部)が、1つの連結用凹溝30R1で連結されている。これら前後側壁320,320に近い2つの連結用凹溝30R1のそれぞれは、左右側壁310,310側に延びる補助凹溝30r,30rを備えている。尚、底壁30の上面30Aの四隅には、凹溝30N,30R,30R1,30rが形成されていない領域30Sを備えている。
上蓋4は、図5及び図6に示すように、天板部40と上蓋側壁41とを備えている。天板部40は平面視略長方形に形成されている。上蓋側壁41は、天板部40の下面の外周縁部から下方に垂下されることで、矩形枠状(矩形環状)に形成されている。上蓋側壁41は、左右方向で対向する左右側壁410,410及び前後方向で対向する前後側壁420,420から構成されている。
天板部40の上蓋側壁41よりも内側の下面には、下方に突出する3つの突出部401,402,403が形成されている。突出部401,402,403は、上蓋4の長手方向(前後方向)に沿って形成されている。
前後に位置する突出部401,403は、上蓋4の中心部に対して対称となるように突出形成されている。各突出部401又は403は、底面視において左右方向に長い略長方形状に突出形成された本体部401A又は403Aと、本体部401A又は403Aの4辺のうちの前記前後方向中央に位置する突出部402と対向する長辺を除いた3辺から下方に突出した突起部401B又は403Bと、本体部401A又は403Aから突起部401B又は403Bの下端まで緩やかに立ち下がるテーパー部401C又は403Cとを備えている。
前後方向中央に位置する突出部402は、底面視において左右方向に長い略長方形状に突出形成された本体部402Aと、本体部402Aの4辺のうちの左右側壁410,410に対向する2つの短辺から下方に突出した一対の突起部402B,402Bと、本体部402Aから一対の突起部402B,402Bの下端まで緩やかに立ち下がる一対のテーパー部402C,402Cとを備えている。突出部401,402,403の突起部401B,402B,402B,403Bと上蓋側壁41とで矩形環状の凹溝4Mが形成されている。この上蓋4の凹溝4Mに、容器本体3の本体側壁31の上端の内側に上方に突出形成されている矩形環状の凸条31Tが嵌合することによって、上蓋4が容器本体3に固定される。
前記のように構成された保冷容器1の本体容器3内を仕切板5で仕切る。このとき、縦凹溝310Mのフラット面310mが、上端ほど外側に位置するテーパー(傾斜)面に構成されているだけでなく、縦凹溝310Mの上端の幅Tが、仕切板5の厚みT1よりも大きく形成されていることから、縦凹溝310Mに仕切板5を上方から入れ易くできる。しかも、仕切板5の下端部は、縦凹溝310Mの下端部において隙間が小さくなり確実に固定できる。更に、仕切板5の発泡倍率(30倍)が容器本体3の発泡倍率(60倍)よりも低く設定されているため、仕切板5を容器本体3よりも硬くしている。そのため、縦凹溝310Mに仕切板5を押し込む際に、仕切板5が撓んだり変形することがなく、確実に縦凹溝310Mに固定できる。尚、仕切板5の上端部は、前後左右に発生している隙間によって動きやすく、仕切板5の取り外しを容易に行うことができる。
次に、仕切板5で仕切られた2つの空間3A,3B内に収容物である魚介類と共に氷をそれぞれ収容し、上蓋4をして運搬する。このように運搬している最中に、例えば一方の空間3Bに収容された魚介類から液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等の液体が排出される。すると、一方の空間3Bに位置している凹溝30M,30N,30R,30R1,30rに液体が入り込みながら、案内用凹溝30Nを介して他方の空間3Aの凹溝30M,30N,30R,30R1,30rへも移動して広がっていくことによって、液体が凹溝30M,30N,30R,30R1,30rから溢れることがない、又は溢れることが少ない。よって、液体に魚介類が浸かることがない、又は浸かることが少なくなり、収容された魚介類の鮮度が落ちてしまうことを抑制することができる。また、左右側壁310,310の内面にのみ、縦凹溝310M,310Mを形成しているので、前後側壁320,320の内面にも縦凹溝を形成する構成に比べて、容器本体3の強度低下を抑えることができる。また、連結用凹溝30Rを形成することによって、凹溝30Nに満遍なく液体が広がるように移動することができる。
尚、図3及び図4に示すように、横凹溝30Mと液体案内用の凹溝30Nとが同一深さである場合には、液体案内用の凹溝30Nの底面30nに仕切板5の下面5bが当接することになる。このような当接状態になっても、発泡合成樹脂よりなる容器本体3に形成される液体案内用の凹溝30Nの底面30n及びこの底面30nに当接する発泡合成樹脂よりなる仕切板5の下面5bは、発泡粒子の発泡により形成されていることから、完全なフラット面に形成することができず、凹凸面になっている(図3及び図4の拡大図参照)。このため、凹溝30Nの底面30nと仕切板5の下面5bとの間には、隙間Sが発生しており、その隙間Sを通して前記液体が仕切板5を挟んで一方側の凹溝30Nから他方側の凹溝30Nへ移動することができる。尚、横凹溝30Mよりも液体案内用の凹溝30Nが深い場合には、仕切板5の下面5bは、横凹溝30Mの底面に当接し、液体案内用の凹溝30Nの底面30nとの間に大きな隙間が発生しているため、液体は、一方側の凹溝30Nから他方側の凹溝30Nへスムーズに移動することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、液体案内用の凹溝30Nが横凹溝30Mと直交するように底壁30に形成したが、液体案内用の凹溝30Nが横凹溝30Mと交差するように底壁30に形成してもよい。
また、前記実施形態では、液体案内用の凹溝30Nの縦凹溝310Mが形成されていない延出端部において凹溝30N,30N同士を連結するための連結用凹溝30Rを形成することによって、魚介類から液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等の液体を溜めておくための容積を増大させることができる利点があるが、場合によっては、連結用凹溝30Rを省略することもできる。
また、前記実施形態では、底壁30の上面30Aの四隅に、凹溝30N,30R,30rが形成されていない領域30Sを備えることによって、底壁30の四隅の強度低下を抑えることができる構成であったが、底壁30の上面30Aの四隅にも、凹溝30N,30R,30rを形成して、魚介類から液汁やドリップ液の他、氷が溶けた水等の液体を溜めておくための容積を増大させる構成であってもよい。
また、前記実施形態では、液体案内用の凹溝30Nを所定間隔を置いて5つ形成したが、2つ以上であれば、凹溝30Nの数はいくらでもよい。尚、凹溝30Nの数を少なくする場合には、凹溝30Nの幅を広くして体積を増やすようにしてもよい。
1…保冷容器、2…開口部、3…容器本体、3A,3B…空間、3R…連結用凹溝、3r…補助凹溝、4…上蓋、4M…凹溝、5…仕切板、5A…側端、5B…下端、5b…下面、30…底壁、30A…表面、30A…上面、30M…横凹溝、30M,30N,30R,30r…凹溝、30S…領域、30n…底面、31…本体側壁、31T…凸条
40…天板部、41…上蓋側壁、310…左右側壁、310A…内面、310M…縦凹溝、320…前後側壁、401,402,403…突出部、401A,402A,403A…本体部、401B,402B,403B…突起部、401C,402C,403C…テーパー部、410…左右側壁、420…前後側壁、S…隙間、T…幅、T1…厚み

Claims (1)

  1. 上端部に開口部を有する発泡合成樹脂よりなる容器本体と、この容器本体の開口部を開閉するように該容器本体に対して着脱自在に取り付けられる発泡合成樹脂よりなる上蓋とを備えた保冷容器であって、
    前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された左右側壁と、該底壁から立設され左右側壁と互いに連結された前後側壁とを備え、前記左右側壁の長さ方向中間部の内面又は前記前後側壁の長さ方向中間部の内面に、前記容器本体内の空間を複数の空間に仕切る発泡合成樹脂よりなる仕切板の長さ方向両側端が嵌合する上下方向の縦凹溝が形成され、該縦凹溝に嵌合した仕切板の下端が嵌合する横凹溝が前記底壁に形成され、該仕切板で仕切られた空間同士間での液体のやり取りが行えるよう、液体を案内するための液体案内用の凹溝が前記横凹溝と交差するように前記底壁に形成され
    前記液体案内用の凹溝は、前後方向に延び左右方向に間隔を置いて少なくとも3つ形成され、前記液体案内用の凹溝のうち左右方向中間部に位置する凹溝は、前記前後側壁の手前まで延長され、前記液体案内用の凹溝のうち左右方向各端部に位置する2つの凹溝は、左右方向中間部に位置する前記凹溝に比べて短く形成され、
    前記液体案内用の凹溝同士を連結するための連結用凹溝が前記底壁に形成され、
    該連結用凹溝は、前記横凹溝に対して前後方向両側に配置されるとともに、該連結用凹溝の左右方向端は、左右方向両側の前記各側壁に対して離間されていることを特徴とする保冷容器。
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