JP3057465B2 - 軸受部品 - Google Patents
軸受部品Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/364—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
-
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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- F16C33/58—Raceways; Race rings
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
しくは、ロックウェルC硬さ(以下、HRCと称する)
が64以上である異物が混入した汚れ油中で使用される
軸受に用いるのに適した軸受部品に関する。
RCが58〜63程度である異物が混入した汚れ油中で
使用すると、その寿命は計算寿命の1/5〜1/10以
下になるという問題があった。
油中で使用した場合の寿命を向上する目的で、本出願人
は、先に、浸炭鋼よりなり、表面硬さがロックウェルC
硬さで63〜66、表面残留オーステナイト量が25〜
50%で、かつ浸炭層中に二次炭化物が析出していない
ことを特徴とする軸受用鋼を提案した(特開平2−11
5344号参照)。
軸受用鋼からなる部品を用いた軸受の場合、研磨砥粒、
鋳物くずなどのHRC64以上の異物が混入している汚
れ油中で使用すると、寿命の向上効果は得られず、実際
に使用するには不都合な場合がある。特に、表面残留オ
ーステナイト量が25〜50%であると、軸受部品の表
面にHRC64以上の異物により生じる圧痕の周りの盛
り上がり部の硬さが大きくなり過ぎ、盛り上がり部での
応力集中により剥離が発生し、その結果寿命が低下す
る。
HRC64以上の異物が混入した汚れ油中でも寿命が長
い軸受部品を提供することにある。
は、浸炭鋼よりなり、最表面から50μmまでの深さの
表層部のマトリックス相中の炭素量が0.8重量%以上
であり、表面硬さがロックウェルC硬さで64〜69、
表面残留オーステナイト量が13〜20%であるもので
ある。
体のうち少なくともいずれか1つの軸受部品が上記条件
を満たしておればよい。
9に限定したのは、HRC64未満であると表面硬さが
十分ではなく、この軸受部品を用いた軸受をHRC64
以上の異物が混入した汚れ油中で使用した場合に、軸受
部品の表面に剥離起点となる異物による圧痕等の傷がつ
き易くなるとともに耐摩耗性が低下して軸受の寿命が短
くなり、HRC69を越えると靭性が低下するからであ
る。
20%と限定したのは、13%未満であると靭性が低下
するとともに亀裂進展速度が速くなって軸受の寿命が低
下し、20%を越えると表面硬さが低下するからであ
る。また、表面残留オーステナイト量が20%を越える
と、軸受部品の表面にHRC64以上の異物が押し付け
られることにより生じる圧痕の周りの盛り上がり部の硬
さが加工硬化により大きくなり過ぎ、盛り上がり部での
応力集中によって剥離が発生し、寿命が低下するからで
ある。
クス相中の炭素量を0.8重量%以上とすべきである。
0.8重量%未満であると強度が低下し、軸受の寿命が
低下するおそれがあるからである。なお、表層部とは最
表面から50μm程度の深さまでの部分をいうものとす
る。
鋼より所定の形状に形成された加工済軸受部品素材に浸
炭焼入処理を施す工程と、予備焼戻し処理を施す工程
と、サブゼロ処理を施す工程と、本焼戻し処理を施す工
程とを含む方法により製造される。
を、100〜120℃で1時間以上保持することにより
行うのがよい。この処理温度が100℃よりも低温であ
れば不安定な残留オーストナイトが多くなり、後のサブ
ゼロ処理工程で残留オーステナイトが分解し、最終的に
表面残留オーステナイト量を13%以上にできなくな
る。また、120℃よりも高温であれば残留オーステナ
イトが安定化し、後のサブゼロ処理工程において残留オ
ーステナイトが分解しにくくなり、最終的に表面残留オ
ーステナイト量を20%以下とすることができなくな
る。また、上記の製造方法において、サブゼロ処理を、
−50〜−100℃で1時間以上保持することにより行
うのがよい。この処理温度が−50℃よりも高温であれ
ば残留オーステナイトが分解、減少しにくくなり、最終
的に表面残留オーステナイト量を20%以下にすること
ができなくなる。また、−100℃よりも低温であれば
残留オーステナイトが分解、減少し易くなり、最終的に
表面残留オーステナイト量を13%以上にすることがで
きなくなる。また、本焼戻し処理を、140〜175℃
に2時間以上保持することにより行うのがよい。この処
理温度が140℃よりも低温であれば最終的な表面硬さ
がHRC69を越えてしまって靭性が低下する。また、
175℃よりも高温であれば最終的な表面硬さがHRC
64未満となり、傷が付き易くなるとともに耐摩耗性が
低下する。
形状に形成された加工済軸受部品素材に浸炭焼入処理を
施す工程と、サブゼロ処理を施す工程と、本焼戻し処理
を施す工程とを含む方法によっても製造される。
ける予備焼戻し処理工程を省略したものであるが、これ
はサブゼロ処理の温度を適宜調整することにより達成さ
れる。第2の製造方法におけるサブゼロ処理温度および
時間は、上記第1の製造方法におけるサブゼロ処理温度
および時間と同様である。また、第2の製造方法におけ
る本焼戻し処理温度および時間は、上記第1の製造方法
における本焼戻し処理の温度および時間と同様である。
さの表層部のマトリックス相中の炭素量が0.8重量%
以上であり、表面硬さがロックウェルC硬さで64〜6
9、表面残留オーステナイト量が13〜20%であるか
ら、この軸受部品を用いた軸受を、HRC64以上の異
物が混入した汚れ油中で使用した場合も寿命が長くな
る。すなわち、表面硬さが大きいので剥離起点となる異
物による傷がつきにくくなるとともに、残留オーステナ
イト量が13%以上であるので亀裂の進展を抑制でき
る。さらに、表面残留オーステナイト量が20%以下で
あるから、軸受部品の表面にHRC64以上の異物によ
り生じる圧痕の周りの盛り上がり部の硬さが大きくなり
すぎることはない。したがって、盛り上がり部での応力
集中による剥離の発生が防止される。
説明する。この実施例は、この発明を円すいころ軸受の
軌道輪に適用したものである。
(1a)および小つば(1b)を有する内輪(1) と、外輪(2)
と、円すい形打抜き保持器(3) と、保持器(3) に保持さ
れた複数の円すいころ(4) とよりなる。
1.0wt%程度含むJIS SCr420材や、SAE51
20材等の浸炭鋼よりなり、かつ表面硬さがHRC64
〜69、表面残留オーステナイト量が13〜20%とな
されている。円すいころ(4) は、たとえばJIS SUJ2
またはSAE52100等の軸受鋼よりなる。
C64であれば、円すいころ軸受をHRC64以上の異
物が混入した汚れ油中で使用した場合の内外両輪(1)(2)
の軌道面への圧痕の発生および耐摩耗性の低下を防止で
きる。内外両輪(1)(2)の軌道面に圧痕が発生すると、こ
れが剥離起点となるとともに、圧痕の周囲に形成される
盛り上がり部により、ころ(4) に表面剥離が発生して軸
受の寿命が短くなる。
C64とする理由は、本発明者の行った次のような実験
の結果から判明したことである。
0μmであるHRC63の異物を1.1g/l含むギア
オイル中、および平均粒径27μm、最大粒径50μm
であるHRC65の異物を1.1g/l含むギアオイル
中において、それぞれアキシアル荷重25.9kNとし
て軸受の寿命試験を行ったさいの、内外両輪(1)(2)の表
面硬さ(HRC) と寿命との関係は図2に示す通りとなっ
た。図2中実線はHRC63の異物を含むギアオイル中
での結果を示し、破線はHRC65の異物を含むギアオ
イル中での結果を示す。図2から明らかなように、異物
の表面硬さがHRC63の場合は、内外両輪(1)(2)の表
面硬さがHRC63であっても寿命は長くなるが、異物
の表面硬さがHRC65の場合は、内外両輪(1)(2)の表
面硬さをHRC64以上にする必要があることがわか
る。
ナイト量を20%以下とすると、HRC64以上の異物
が混入した汚れ油中で使用したさいの軸受の寿命が長く
なる。
量を20%以下とする上記の理由は、本発明者の行った
次のような実験の結果から判明したことである。
63の異物、およびHRC65の異物を4000MPa
の荷重をかけて押し付け、これにより図3に示すような
圧痕(10)を形成した場合、その周囲に盛り上がり部(11)
が形成されるが、その盛り上がり部(11)の表面硬さの増
加量(ビッカース硬さ:Hv)と、内外両輪(1)(2)の表
面残留オーステナイト量(γR )との関係を調べた結
果、図4に示す通りとなった。図4中破線はHRC63
の異物を押し付けた場合の結果を示し、実線はHRC6
5の異物を押し付けた場合の結果を示す。図4から明ら
かなように、表面残留オーステナイト量が20%を越え
ると、HRC65の異物を4000MPaの荷重をかけ
て押し付けて圧痕を形成したさいの盛り上がり部(11)の
表面硬さの増加量(Hv)が加工硬化により40以上に
なり、盛り上がり部での応力集中により剥離が発生す
る。なお、上記表面硬さの増加量(Hv)が40未満で
あれば、ころ(4) により盛り上がり部(11)が潰され、応
力集中は小さくなる。
表面残留オーステナイト量を20%以下とすることの理
由が理解できるであろう。
クス相中の炭素量は、0.8重量%以上にするべきであ
る。0.8重量%未満であると強度が低下し、軸受の寿
命が低下するおそれがあるからである。なお、表層部と
は最表面から50μm程度の深さまでの部分をいうもの
とし、この部分のマトリックス相中の炭素量が0.8重
量%以上であれば、強度低下を防止できる。すなわち、
寿命の低下に繋がる表層剥離は、最表面から10μm程
度の深さで起るものであるが、最表面から50μm程度
の深さまでの表層部のマトリックス相中の炭素量が0.
8重量%以上であると強度が大きくなり、表層剥離の発
生を抑制できる。
に形成した加工済軸受部品素材に、たとえば浸炭焼入処
理を施した後、予備焼戻し処理を行なった後にサブゼロ
処理を行ない、さらに本焼戻し処理を行うことにより製
造される。
時間保持することにより行われる。浸炭焼入処理後の表
面硬さは(HRC) 55〜65、残留オーステナイト量は3
0〜65%程度となる。予備焼戻し処理は、100〜1
20℃で1時間以上保持することにより行われる。サブ
ゼロ処理は、−50〜−100℃で1時間以上保持する
ことにより行われる。サブゼロ処理後の表面硬さ(HRC)
は65〜69、残留オーステナイト量は13〜20%程
度となる。
炭焼入処理を施した後、2次焼入処理を行い、さらに本
焼戻し処理を行うことによっても製造される。この2次
焼入処理は、800〜850℃に0.5時間以上加熱保
持した後、たとえば油冷により焼入することによって行
われる。
間以上保持することにより行われる。
ステナイト量が得られる。すなわち、予備焼戻し処理を
行なわないでサブゼロ処理を行なった場合、オーステナ
イトが分解してマルテンサイトになり易く、残留オース
テナイト量が少なくなるが、予備焼戻しを行なうことに
より、浸炭焼入処理後の不安定な残留オーステナイトが
安定化し、サブゼロ処理を行なってもマルテンサイトに
なりにくくなる。
処理温度を適宜調整することにより、予備焼戻し処理を
施す必要がなくなる場合もある。
SAE52100を用いて所定の形状に形成した後、8
00〜850℃に0.5時間以上保持して焼入する普通
焼入処理を行い、ついで−50〜−80℃に1時間以上
保持した後空冷するサブゼロ処理を行い、その後140
〜180℃に2時間以上保持した後空冷する焼戻し処理
を行うことにより形成される。ころ(4) の表面硬さは内
外両輪(1)(2)と同程度のHRC64〜69となっている
のがよい。
ついて、比較例とともに説明する。
材を用いて円すいころ軸受用内外両輪素材をつくり、こ
の内外両輪の素材に次の条件で熱処理を施した。すなわ
ち、930℃に5時間保持して浸炭を行なった後に85
0℃の焼入れ温度に降温して0.5時間保持し、焼入れ
する通常の浸炭焼入れ処理と、120℃に1時間保持し
た後に空冷する予備焼戻し処理と、−100℃に1時間
保持して放置するサブゼロ処理と、160℃に2時間保
持した後に空冷する本焼戻し処理を上記順序で行った。
こうして、ころ軸受用内外両輪を製造した。
の素材をつくり、この素材に、830℃に40分間保持
して焼入する普通焼入処理と、−80℃に1時間保持し
た後に放置するサブゼロ処理と、160℃に2時間保持
した後に空冷する本焼戻し処理とを上記順序で行なった
熱処理を施してころを製造した。そして、上記内外両輪
およびころを用いてころ軸受を組立てた。
材を用いて円すいころ軸受用内外両輪素材をつくり、こ
の内外両輪の素材に次の条件で熱処理を施した。すなわ
ち、930℃に5時間保持して浸炭を行なった後に85
0℃の焼入れ温度に降温して0.5時間保持し、焼入れ
する通常の浸炭焼入れ処理と、120℃に2時間保持し
た後に空冷する予備焼戻し処理と、−80℃に2時間保
持して放置するサブゼロ処理と、150℃に2時間保持
した後に空冷する本焼戻し処理を上記順序で行った。こ
うして、ころ軸受用内外両輪を製造した。
の素材をつくり、この素材に、840℃に30分間保持
して焼入する普通焼入処理と、−60℃に2時間保持し
た後に放置するサブゼロ処理と、140℃に2時間保持
した後に空冷する本焼戻し処理とを上記順序で行なった
熱処理を施してころを製造した。そして、上記内外両輪
およびころを用いてころ軸受を組立てた。
材を用いて円すいころ軸受用内外両輪素材をつくり、こ
の内外両輪の素材に次の条件で熱処理を施した。すなわ
ち、930℃に5時間保持して浸炭を行なった後に85
0℃の焼入れ温度に降温して0.5時間保持し、焼入れ
する通常の浸炭焼入れ処理と、100℃に1.5時間保
持した後に空冷する予備焼戻し処理と、−60℃に2時
間保持して放置するサブゼロ処理と、150℃に2時間
保持した後に空冷する本焼戻し処理を上記順序で行っ
た。こうして、ころ軸受用内外両輪を製造した。
の素材をつくり、この素材に、830℃に35分間保持
して焼入する普通焼入処理と、−80℃に2時間保持し
た後に放置するサブゼロ処理と、180℃に2時間保持
した後に空冷する本焼戻し処理とを上記順序で行なった
熱処理を施してころを製造した。そして、上記内外両輪
およびころを用いてころ軸受を組立てた。
材を用いて円すいころ軸受用内外両輪素材をつくり、こ
の内外両輪の素材に次の条件で熱処理を施した。すなわ
ち、930℃に5時間保持して浸炭を行なった後に85
0℃の焼入れ温度に降温して0.5時間保持し、焼入れ
する通常の浸炭焼入れ処理と、180℃に2時間保持し
た後に空冷する本焼戻し処理を上記順序で行った。こう
して、ころ軸受用内外両輪を製造した。
の素材をつくり、この素材に次の条件で熱処理を施し
た。すなわち、830℃に30分間保持して焼入する普
通焼入処理と、180℃に2時間保持した後に空冷する
本焼戻し処理とを上記順序で行なった熱処理を施した。
こうして内外両輪およびころを製造し、これらの内外両
輪およびころを用いてころ軸受を組立てた。
外両輪およびころの表面硬さ(HRC)および表面残留オー
ステナイト量(γR )を調べた。また、実施例1〜3の
内外両輪については表面炭素濃度も調べた。これらの結
果を表1に示す。
いて組立てたころ軸受を使用し、ギヤ油1リットル中に
HRC65、平均粒径27μm、最大粒径50μmの異
物を1.1g混入した汚れ油中で寿命試験を行い、比較
例の寿命を1とした場合の寿命比を調べた。その結果も
表1に示す。
ろ軸受の内外両輪に適用されているが、これに限定され
るものではない。
C64以上の異物が混入した汚れ油中において使用した
場合も軸受の寿命を向上させることができる。
品を内外両輪に適用した円すいころ軸受の部分縦断面図
である。
と寿命との関係を示すグラフである。
示す部分拡大断面図である。
と表面残留オーステナイト量との関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】浸炭鋼よりなり、最表面から50μmまで
の深さの表層部のマトリックス相中の炭素量が0.8重
量%以上であり、表面硬さがロックウェルC硬さで64
〜69、表面残留オーステナイト量が13〜20%であ
る軸受部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5224470A JP3057465B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5224470A JP3057465B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776764A JPH0776764A (ja) | 1995-03-20 |
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ID=16814305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5224470A Expired - Fee Related JP3057465B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 軸受部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3057465B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8216209B2 (en) | 2007-05-31 | 2012-07-10 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Method and apparatus for delivering an agent to a kidney |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007051714A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Jtekt Corp | 円錐ころ軸受、及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置 |
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-
1993
- 1993-09-09 JP JP5224470A patent/JP3057465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0776764A (ja) | 1995-03-20 |
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