JP3057074U - ジャガイモ菓子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】小玉ジャガイモが需要者に好まれるデザートに
加工したジャガイモ菓子を提供し、資源の有効活用を図
る。 【解決手段】サイズが２Ｓ又は３Ｓの剥皮した小玉ジャ
ガイモがα化されかつ均一な糖度で甘味付けしてあり、
その表面に砂糖がまぶされていることを特徴とするジャ
ガイモ菓子。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、これまで活用されていなかった小玉ジャガイモを食用に供するよう に処理したジャガイモ菓子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、２Ｓ、３Ｓの小玉ジャガイモは食用に加工するのにコストがかかる 上、たとえ加工したとしても小さ過ぎて需要者に好まれず、堀取り機で収穫の際 収穫の対象とならずに畑に捨てられていた。 ところで、このような小玉ジャガイモは市販のＬ、Ｍタイプのジャガイモと栄 養価に差異がないことから、その有効利用が期待されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、小玉ジャガイモを需要者に好まれるデザートに加工したジャガイモ 菓子を提供し、資源の有効活用を図らんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記課題は、サイズが２Ｓ又は３Ｓの剥皮した小玉ジャガイモがα化 されかつ均一な糖度で甘味付けしてあり、その表面に砂糖がまぶされていること を特徴とするジャガイモ菓子によって達成される。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案のジャガイモ菓子１の形態を示すものであり、ジャガイモ菓子 １の主要部を構成する小玉ジャガイモ２は、２Ｓ又は３Ｓのサイズからなり、剥 皮されている。また菓子の風味を付与するためα化されかつ均一な糖度に甘味付 けされている。

【０００６】 サイズ２Ｓとは３０ｇ〜４０ｇのものを、３Ｓとは３０ｇ以下（通常１０ｇ〜 ３０ｇ、望ましくは２０〜３０ｇ）のものをいう。２Ｓ又は３Ｓとするのは、こ のサイズであれば大人でも子供でもそのまま一口で食べやすいからである。

【０００７】 また、小玉ジャガイモ２の表面には砂糖３がまぶされている。このまぶされた 砂糖３により、小玉ジャガイモ２が外観上も食感上も菓子として仕上がる。

【０００８】 以上述べた本考案のジャガイモ菓子１は、図２のように包装袋に詰めて市販す ることができる。

【０００９】 本考案のジャガイモ菓子を製造するには、まず小玉ジャガイモを剥皮する。手 剥きでは著しく能率が劣るので、機械剥きにするのがよい。 次に、剥皮した小玉ジャガイモを冷凍（−１０℃で一昼夜）した後解凍する。 冷凍をするのは糖液が均一に浸透するようにするためである。 次に、解凍した小玉ジャガイモを等量の糖溶液中で３回煮込んだ後とり出し風 乾する。 最後に、甘味付けした小玉ジャガイモに砂糖をふりかければ本考案のジャガイ モ菓子を得ることができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のジャガイモ菓子は、大変美味であるから需要が期待でき、今まで畑に 捨てられていた小玉ジャガイモを有効利用することができる。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のジャガイモ菓子の形態を示す断面図で
ある。

【図２】本考案のジャガイモ菓子を包装した側面図であ
る。

【符号の説明】

１ ジャガイモ菓子 ２ 小玉ジャガイモ ３ まぶされた砂糖 ４ 包装袋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サイズが２Ｓ又は３Ｓの剥皮した小玉ジ
   ャガイモがα化されかつ均一な糖度で甘味付けしてあ
   り、その表面に砂糖がまぶされていることを特徴とする
   ジャガイモ菓子。